JP2020050005A - 乗物用シート - Google Patents

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【課題】シートパッドを裏側から支持する支持バネの軽量化を図ること。【解決手段】クッションパッド4(シートパッド)を裏側から面状に支持する支持バネ10を備えたシート1である。支持バネ10が、クッションフレーム5間に一対で架け渡されてクッションパッド4を裏側から支持する面方向に波状に曲げられたバネ形状を有するSバネ11と、一対のSバネ11の間に取り付けられてクッションパッド4を裏側から面で支持する布バネ12と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートパッドを裏側から面状に支持する支持バネを備えた乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、クッションパッドを裏側から支えるクッションバネが複数本のSバネにより構成されたものが知られている(特許文献1)。上記Sバネは、クッションフレームの前後のフレーム間にシート幅方向に複数本並ぶ形に架け渡されている。これらSバネにより、クッションパッドがシート幅方向の広い範囲に亘って裏側から面状に弾性支持されている。
特開2018−090011号公報
上記従来技術では、クッションバネが複数本のSバネから成るため、重量が重くなる。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートパッドを裏側から支持する支持バネの軽量化を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
すなわち、本発明の乗物用シートは、シートパッドを裏側から面状に支持する支持バネを備えた乗物用シートである。支持バネが、シートフレーム間に一対で架け渡されてシートパッドを裏側から支持する面方向に波状に曲げられたバネ形状を有するSバネと、一対のSバネの間に少なくともいずれかに取り付けられて設けられ、シートパッドを裏側から面で支持する面状の布バネと、を有する。
上記構成によれば、支持バネを合理的に軽量化することができる。すなわち、一対のSバネは、金属線材等の比較的重量が重い構成とされるが適切な支持剛性を発揮できる。また、布バネは、比較的底付きしやすいが織物等の軽量かつ広範な面支持が可能な構成とされる。したがって、これらの組み合わせにより、支持バネを、シートパッドの裏側からの安定した支持と軽量化との両立が図れる構成とすることができる。
また、本発明の乗物用シートは、更に次のように構成されていてもよい。布バネが、一対のSバネの間、或いは一対のSバネの少なくともいずれかとシートフレームとの間に、対向する2辺が架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる。
上記構成によれば、布バネによるシートパッドの裏側からの支持をより安定させることができる。
また、本発明の乗物用シートは、更に次のように構成されていてもよい。一対のSバネが、互いの間に直線状に架け渡されるワイヤ部と、シートフレームを成すパイプに樹脂製のスペーサを介して引掛けられるフック部と、有する。布バネが、ワイヤ部とスペーサとの間に対向する2辺が架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる。
上記構成によれば、布バネを、一対のSバネの間とシートフレームとの間に、各Sバネの並進方向に適切に架け渡した状態として設けることができる。
また、本発明の乗物用シートは、更に次のように構成されていてもよい。布バネが、一対のSバネの互いに接近する方向に曲げられて並進方向に延びる縦線部間に架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる。
上記構成によれば、布バネによって一対のSバネ同士を合理的に繋ぐことができる。
また、本発明の乗物用シートは、更に次のように構成されていてもよい。シートフレームが、シートクッションのフレームとして構成される。一対のSバネが、シートフレーム間に互いにシート幅方向に並んで前後に架け渡される。布バネが、一対のSバネの間における着座乗員のヒップポイントより後側の領域に設けられる。
上記構成によれば、一対のSバネによって着座乗員の身体を安定して支えつつ、布バネによって着座乗員の骨盤付近から受ける荷重を広く分散するように面支持することができる。
第1の実施形態の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 支持バネのシートフレームへの取付状態を表した拡大斜視図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 図2のV−V線断面図である。 図2のVI−VI線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図6を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1の横幅方向、すなわち左右方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るシート1は、自動車の座席として構成されている。上述したシート1は、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備える。シートクッション3は、その骨格を成す金属製のクッションフレーム5が、平面視略枠状の形に組まれた構成とされている。具体的には、クッションフレーム5は、左右一対の前後方向に長尺状に延びる立板状のサイドフレーム5Aと、各サイドフレーム5Aの前端部間に架け渡された板状のフロントパネル5B及び後端部間に架け渡された円管状のリヤパイプ5Cと、によって略枠状に組まれている。
更に、クッションフレーム5は、各サイドフレーム5Aのフロントパネル5Bより後下側の部位間に架け渡された円管状のフロントパイプ5Dを有する。同フロントパイプ5Dとリヤパイプ5Cとの間には、クッションフレーム5の上部にセットされる発泡ウレタン製のクッションパッド4を下側(裏側)から面状に支持する支持バネ10が架け渡されている。クッションパッド4は、クッションフレーム5の上部全域を覆うように上側から被せられている。そして、クッションパッド4は、その上側から被せられる不図示のクッションカバーがクッションフレーム5に引き込まれて止着されることにより、クッションフレーム5上に位置固定されている。
上記組み付けにより、クッションパッド4は、その前後左右の各周囲部が、クッションフレーム5によって下側から強く支持されている。そして、クッションパッド4は、そのクッションフレーム5の枠内に掛かる中央部が、クッションフレーム5間に架け渡された支持バネ10により下側から広く面状に弾性支持されている。上記支持バネ10は、クッションフレーム5の枠内におけるシート幅方向の中央位置に配置されている。ここで、クッションパッド4が本発明の「シートパッド」に相当し、クッションフレーム5が本発明の「シートフレーム」に相当し、リヤパイプ5Cが本発明の「パイプ」に相当する。
上記支持バネ10は、図2〜図3に示すように、上記フロントパイプ5Dとリヤパイプ5Cとの間に一対で架け渡された金属線材から成るSバネ11と、これらSバネ11の間に架け渡し状に設けられたファブリック製の布バネ12と、を有して構成される。各Sバネ11は、フロントパイプ5Dとリヤパイプ5Cとの間に横並び状に架け渡されている。各Sバネ11は、互いに左右対称な形に形成されている。
具体的には、各Sバネ11は、フロントパイプ5Dに樹脂製のフロントスペーサ6を介して上側から引っ掛けられて固定されるフロントフック部11Aを有する。また、各Sバネ11は、リヤパイプ5Cに樹脂製のリヤスペーサ7を介して上側から引っ掛けられて固定されるリヤフック部11Bを有する。上記各フロントフック部11Aは、各フロントスペーサ6を介してフロントパイプ5Dに対して回り止めされた状態に固定される。
また、各リヤフック部11Bも、リヤスペーサ7を介してリヤパイプ5Cに対して回り止めされた状態に固定される。上記リヤスペーサ7は、各リヤフック部11Bとリヤパイプ5Cとの間にひと続きに介在する横長状のハーフパイプ形状に形成されている。ここで、リヤスペーサ7が本発明の「スペーサ」に相当し、各リヤフック部11Bが本発明の「フック部」に相当する。
各Sバネ11は、それらのフロントフック部11Aとリヤフック部11Bとの間が、クッションパッド4を裏側から支持する面方向に矩形波状に曲げられた形に形成されている。それにより、各Sバネ11は、それらのフロントフック部11Aとリヤフック部11Bとを含めて、シート幅方向の外側に波状に張り出す4つの外張出し部11Cと、それらの各間でシート幅方向の内側に波状に張り出す3つの内張出し部11Dと、有する構成とされている。
上記各Sバネ11は、シートクッション3に人が座って上側から着座荷重を受けることにより、その矩形波状に曲げられた各部の屈曲形状を前後方向に押し広げながら下側に湾曲する形に押し撓まされるようになっている。それにより、各Sバネ11は、シートクッション3に掛かる着座荷重を下側から弾性的に支持するようになっている。なお、本実施形態における「弾性」とは、シートクッション3に人が座る荷重の作用により目に見える変形が生じる程度の弾性を意図している。
上記各Sバネ11の前側の内張出し部11Dの前後方向に延びる第1縦線部11G間には、樹脂製の架橋部材13が架け渡し状に取り付けられている。上記架橋部材13には、その下部に不図示のワイヤハーネス等のシート装備品が取り付けられる。上記架橋部材13の架け渡しにより、各Sバネ11間の接近・離間方向の移動が規制される。
また、各Sバネ11の真ん中の内張出し部11Dの後側の横線部11E間には、シート幅方向にストレート状に延びる金属線材から成るワイヤ部11Fが架け渡し状に固定されている。上記ワイヤ部11Fの架け渡しによっても、各Sバネ11間の接近・離間方向の移動が規制される。上記ワイヤ部11Fには、布バネ12の前側の縁部に形成された筒状の通し部12Aが通されている(図6参照)。図2〜図3に示すように、上記各Sバネ11の真ん中の内張出し部11Dは、それらの張出し形状が前側から後側に向かってシート幅方向の内側に斜めに張り出す斜め張出し部11Hとされている。
これら斜め張出部は、シートクッション3に人が座った時の股関節点として設定されるヒップポイントHPよりも前側に位置する。これら斜め張出部は、それらのシート幅方向の外側の領域に各側の坐骨結節点をそれぞれ位置させる配置とされている。上記各Sバネ11の後側の内張出し部11Dの前後方向に延びる第2縦線部11J間には、布バネ12の前後方向の中間部が架け渡し状に取り付けられている。
具体的には、上記各第2縦線部11Jには、布バネ12の左右両側の縁部に形成された筒状の通し部12Bがそれぞれ通されている(図5参照)。上記取り付けにより、図2〜図3に示すように、布バネ12の前後方向の中間部が、上記各第2縦線部11J間にシート幅方向に張られた状態に架け渡されている。ここで、各第2縦線部11Jが本発明の「縦線部」に相当する。
上記各Sバネ11は、図3〜図4に示すように、それらの斜め張出部の後側に位置する外張出し部11Cが、フロントパイプ5Dとリヤパイプ5Cとの間で最も深く沈み込む形となるように形成されている。上記各Sバネ11の外張出し部11Cは、それらの間の直上領域にヒップポイントHPが位置する領域となっている。したがって、これらSバネ11の外張出し部11Cが最も深く沈んだ形とされることで、その上部に設けられるクッションパッド4のパッド厚を厚く確保することができる。その結果、シートクッション3に人が座った時に、クッションパッド4を底付きさせにくくすることができる。
布バネ12は、図2〜図3に示すように、略矩形状にカットされた1枚の弾性織物などの弾性を有する布材により構成される。上記布バネ12は、その前側の縁部に、筒状に折り返されて縫い付けられた通し部12Aが形成されている。また、布バネ12は、その前後方向の中間部の左右両側の縁部にも、筒状に折り返されて縫い付けられた通し部12Bが形成されている。
上記布バネ12は、前述したように、その前側の縁部に形成された筒状の通し部12Aが各Sバネ11の間に架け渡されたワイヤ部11Fに通され、その後側の縁部(縫合部12C)がリヤスペーサ7の上面部に当てられてシート幅方向に長尺状に縫い付けられている(図6参照)。上記取り付けにより、図2〜図3に示すように、布バネ12が、上記ワイヤ部11Fとリヤスペーサ7との間にシート幅方向の略全域に亘って前後方向に張られた状態に架け渡されている。
また、布バネ12は、その前後方向の中間部の左右両側の縁部に形成された筒状の各通し部12Bが、各Sバネ11の第2縦線部11Jに通されている(図5参照)。上記取り付けにより、図3に示すように、布バネ12が、そのヒップポイントHPから後側に外れた領域部において、上記ワイヤ部11Fとリヤスペーサ7との間にシート幅方向の略全域に亘って前後方向に張られた状態に架け渡されている。
上記構成の支持バネ10は、各Sバネ11のフロントフック部11Aとリヤフック部とがフロントパイプ5Dとリヤパイプ5Cとにそれぞれ回り止めされた状態に固定されている。それにより、支持バネ10は、図4に示すように、シートクッション3に人が座って上側から着座荷重を受けても、各Sバネ11がフロントパイプ5D及びリヤパイプ5Cに対して回転して過大に撓まされてしまうことがないようになっている。すなわち、支持バネ10は、フロントパイプ5D及びリヤパイプ5Cに対する固定姿勢を維持した状態で、上記着座荷重を下側から安定した姿勢で受け止めることができるようになっている。
詳しくは、図3に示すように、布バネ12が各Sバネ11の第2縦線部11J間にシート前後方向に長尺状に通されて架橋されていることで、布バネ12を各Sバネ11によって左右に傾かせにくい形に安定して支持することができる。上記布バネ12の各Sバネ11の第2縦線部11J間に架橋される領域は、図4で上述した最も深く沈み込む形をした外張出し部11Cの後側から後ろ上がり状に立ち上がる形となって着座乗員の骨盤付近に下側からあてがわれる領域とされる。したがって、着座乗員の骨盤付近から受ける荷重を広く分散するように安定して面支持することができる。
上記布バネ12の各Sバネ11の第2縦線部11J間に架橋される領域は、ヒップポイントHPから後側に外れた領域部とされている。したがって、上記安定した支持を成しつつ、ヒップポイントHPの直下に入力される比較的大きな荷重に対して、布バネ12を柔軟に撓ませて底付きさせにくくすることができる。
以上をまとめると、第1の実施形態に係るシート1は次のような構成となっている。すなわち、シートパッド(4)を裏側から面状に支持する支持バネ(10)を備えた乗物用シート(1)である。支持バネ(10)が、シートフレーム(5)間に一対で架け渡されてシートパッド(4)を裏側から支持する面方向に波状に曲げられたバネ形状を有するSバネ(11)と、一対のSバネ(11)の間に少なくともいずれかに取り付けられて設けられ、シートパッド(4)を裏側から面で支持する面状の布バネ(12)と、を有する。
上記構成によれば、支持バネ(10)を合理的に軽量化することができる。すなわち、一対のSバネ(11)は、金属線材等の比較的重量が重い構成とされるが適切な支持剛性を発揮できる。また、布バネ(12)は、比較的底付きしやすいが織物等の軽量かつ広範な面支持が可能な構成とされる。したがって、これらの組み合わせにより、支持バネ(10)を、シートパッド(4)の裏側からの安定した支持と軽量化との両立が図れる構成とすることができる。
また、布バネ(12)が、一対のSバネ(11)の間、或いは一対のSバネ(11)の少なくともいずれかとシートフレーム(5)との間に、対向する2辺が架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる。上記構成によれば、布バネ(12)によるシートパッド(4)の裏側からの支持をより安定させることができる。
また、一対のSバネ(11)が、互いの間に直線状に架け渡されるワイヤ部(11F)と、シートフレーム(5)を成すパイプ(5C)に樹脂製のスペーサ(7)を介して引掛けられるフック部(11B)と、有する。布バネ(12)が、ワイヤ部(11F)とスペーサ(7)との間に対向する2辺が架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる。上記構成によれば、布バネ(12)を、一対のSバネ(11)の間とシートフレーム(5)との間に、各Sバネ(11)の並進方向に適切に架け渡した状態として設けることができる。
また、布バネ(12)が、一対のSバネ(11)の互いに接近する方向に曲げられて並進方向に延びる縦線部(11J)間に架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる。上記構成によれば、布バネ(12)によって一対のSバネ(11)同士を合理的に繋ぐことができる。
また、シートフレーム(5)が、シートクッション(3)のフレームとして構成される。一対のSバネ(11)が、シートフレーム(5)間に互いにシート幅方向に並んで前後に架け渡される。布バネ(12)が、一対のSバネ(11)の間における着座乗員のヒップポイント(HP)より後側の領域に設けられる。上記構成によれば、一対のSバネ(11)によって着座乗員の身体を安定して支えつつ、布バネ(12)によって着座乗員の骨盤付近から受ける荷重を広く分散するように面支持することができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の乗物用シートは、自動車用シートの他、鉄道等の車両や航空機・船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも適用可能である。また、本発明の構成は、乗物用シートのシートクッションの他、シートバックやオットマン等の種々のシート構造体にも適用可能である。
2.支持バネを構成する一対のSバネは、シートフレーム間にシート幅方向に架け渡される構成であっても良い。また、一対のSバネは、シートバックにおけるシートフレーム間に高さ方向に架け渡される構成であっても良い。また、一対のSバネのシートフレームに対する取り付けは、溶着やかしめ等の一体的な結合の他、回り止めされない単純引掛けによるものであっても良い。
3.布バネは、その全てが一対のSバネの間のみに架け渡されて支持されるものであっても良い。また、布バネは、その対向する2辺のみが、一対のSバネの間、或いは一対のSバネの少なくともいずれかとシートフレームとの間に架け渡されて支持されるものであっても良い。上記布バネの各Sバネに対する取り付けは、筒状の通し部を通すものの他、樹脂部材等の仲介部材を介して間接的に各Sバネに取り付けるものであっても良い。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
4 クッションパッド(シートパッド)
5 クッションフレーム(シートフレーム)
5A サイドフレーム
5B フロントパネル
5C リヤパイプ(パイプ)
5D フロントパイプ
6 フロントスペーサ
7 リヤスペーサ(スペーサ)
10 支持バネ
11 Sバネ
11A フロントフック部
11B リヤフック部(フック部)
11C 外張出し部
11D 内張出し部
11E 横線部
11F ワイヤ部
11G 第1縦線部
11H 斜め張出し部
11J 第2縦線部(縦線部)
12 布バネ
12A 通し部
12B 通し部
12C 縫合部
13 架橋部材
HP ヒップポイント

Claims (5)

  1. シートパッドを裏側から面状に支持する支持バネを備えた乗物用シートであって、
    前記支持バネが、
    シートフレーム間に一対で架け渡されて前記シートパッドを裏側から支持する面方向に波状に曲げられたバネ形状を有するSバネと、
    当該一対のSバネの間に少なくともいずれかに取り付けられて設けられ、前記シートパッドを裏側から面で支持する面状の布バネと、を有する乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記布バネが、前記一対のSバネの間、或いは前記一対のSバネの少なくともいずれかと前記シートフレームとの間に、対向する2辺が架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記一対のSバネが、互いの間に直線状に架け渡されるワイヤ部と、前記シートフレームを成すパイプに樹脂製のスペーサを介して引掛けられるフック部と、有し、
    前記布バネが、前記ワイヤ部と前記スペーサとの間に対向する2辺が架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記布バネが、前記一対のSバネの互いに接近する方向に曲げられて並進方向に延びる縦線部間に架け渡し状に取り付けられる架渡構造とされる乗物用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記シートフレームが、シートクッションのフレームとして構成され、
    前記一対のSバネが、前記シートフレーム間に互いにシート幅方向に並んで前後に架け渡され、
    前記布バネが、前記一対のSバネの間における着座乗員のヒップポイントより後側の領域に設けられる乗物用シート。
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