JPH07314593A - ハニカムパネル - Google Patents

ハニカムパネル

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JPH07314593A
JPH07314593A JP13504194A JP13504194A JPH07314593A JP H07314593 A JPH07314593 A JP H07314593A JP 13504194 A JP13504194 A JP 13504194A JP 13504194 A JP13504194 A JP 13504194A JP H07314593 A JPH07314593 A JP H07314593A
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博 山本
Hideaki Endo
英昭 遠藤
Akio Matsunaga
章生 松永
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工を容易にし、かつ折曲げ精度の向上、強
度及び雨仕舞の向上を図れるようにしたハニカムパネル
を提供する。 【構成】 ハニカムコア13を介在する一対の表面板1
1,12のうちの一方の第1の表面板11を共通とし、
他方の第2の表面板12に断続部15を設ける。第2の
表面板12の断続部15側と第1の表面板11間に、互
いに接合する所定角度の接合面17を有する接合枠部材
16を取付け、両接合枠部材16の接合面17を接合固
着する。これにより、折曲部の加工を容易にすることが
でき、かつ、折曲げ精度の向上、強度及び雨仕舞の向上
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハニカムパネルに関
するもので、更に詳細には、一対の表面板間にハニカム
コアを介在すると共に、所定の角度に折曲してなるハニ
カムパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のハニカムパネルは、例
えば船舶、車両、建築等の構造材として使用されてお
り、例えば紙、アルミニウム箔あるいはプラスチック製
のコア材を例えば蜂の巣状に接着したハニカムコアの両
面に例えばアルミニウムあるいはステンレス製等の表面
板を接着剤あるいはろう付け等で接着して構成されてい
る。
【0003】このように構成されるハニカムパネルを、
所定の角度に折曲する加工方法として、特開平1−20
5823号公報に記載の加工法が知られている。この特
開平1−205823号公報に記載の加工法によって加
工されるハニカムパネルは、図8に示すように、ハニカ
ムパネルの一方の表面板1から他方の表面板2に達する
までのVカット溝3が切欠き形成され、この溝3の底辺
を軸としてこの溝3の切欠き面が接合するように全体が
折り曲げられて、接合した表面板1,2の切欠き縁同士
が例えば溶接、ろう付けあるいは接着剤による接着にて
固着してなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のハニカムパネルにおいては、Vカット溝3を切
欠き形成した後、切欠き面縁同士をろう付け等によって
固着する構造であるため、切欠きの工数が余分にかかる
と共に、切欠きの際にパネルに傷が生じる虞れがあり、
この傷の発生に伴う不良率が高いという問題があるばか
りか、切欠き屑が発生し、歩留まりの低下を招くという
問題があった。また、Vカット溝3の切欠きや折曲げに
精度を要し、加工に熟練を要するという問題があった。
また、切欠き接合部からハニカムコア4内に雨水等が侵
入し、ハニカムコア4と表面板1,2の剥離の原因とな
る雨仕舞性の問題もあった。更には、切欠き接合部の強
度が低下し、ハニカムパネル自体の強度が低下するばか
りでなく、躯体等への取付けが面倒であると共に、強度
が低下するという問題もあった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、加工を容易にし、かつ折曲げ精度の向上が図れると
共に、強度及び雨仕舞の向上を図れるようにしたハニカ
ムパネルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の第1のハニカムパネルは、一対の表面板間
にハニカムコアを介在してなるハニカムパネルを前提と
し、一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を
設け、上記他方の表面板の断続部側と一方の表面板間
に、互いに接合する所定角度の接合面を有する接合枠部
材を取付け、上記両接合枠部材の接合面を接合固着して
なることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】また、この発明の第2のハニカムパネル
は、上記第1のハニカムパネルと同様に、一対の表面板
間にハニカムコアを介在してなるハニカムパネルを前提
とし、一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部
を設け、上記他方の表面板の断続部側と一方の表面板間
に、互いに接合する所定角度の接合面を有する接合枠部
材を取付け、上記両接合枠部材の接合面を接合固着する
と共に、他方の表面板の接合目地部に固定部材を被着し
てなることを特徴とするものである(請求項2)。
【0008】また、この発明の第3のハニカムパネル
は、上記第1及び第2のハニカムパネルと同様に、一対
の表面板間にハニカムコアを介在してなるハニカムパネ
ルを前提とし、一方の表面板を共通とし、他方の表面板
に断続部を設け、上記他方の表面板の断続部側と一方の
表面板間に、枠部材を取付け、上記両枠部材間に、上記
一方の表面板側に所定の円弧面を有すると共に、互いに
接合あるいは上記枠部材の接合面に接合する所定角度の
接合面を有する接合枠部材を介在し、上記両接合枠部材
の接合面同士、あるいは、接合枠部材と枠部材の接合面
を接合固着してなることを特徴とするものである(請求
項3)。
【0009】また、この発明の第4のハニカムパネル
は、上記第1ないし第3のハニカムパネルと同様に、一
対の表面板間にハニカムコアを介在してなるハニカムパ
ネルを前提とし、一方の表面板を共通とし、他方の表面
板に断続部を設け、上記他方の表面板の断続部側と一方
の表面板間に、枠部材を取付け、上記両枠部材間に、上
記一方の表面板側に所定の円弧面を有すると共に、互い
に接合あるいは上記枠部材の接合面に接合する所定角度
の接合面を有する接合枠部材を介在し、上記両接合枠部
材の接合面同士、あるいは、接合枠部材と枠部材の接合
面を接合固着すると共に、他方の表面板の接合目地部を
固定部材で被着してなることを特徴とするものである
(請求項4)。
【0010】上記のように構成されるこの発明におい
て、上記枠部材と接合枠部材は別体に形成しても差し支
えないが、構成部材を低減させる点では、枠部材と接合
枠部材とを一体に形成する方がよい(請求項5)。この
場合、枠部材を、上記他方の表面板の断続部側と一方の
表面板間に取付けられる枠基部と、この枠基部の接合側
に突出する円弧面と所定角度の接合面を有する接合部と
で構成することができる。
【0011】
【作用】上記のように構成されるこの発明のハニカムパ
ネルによれば、一方の表面板を共通とし、他方の表面板
に断続部を設け、他方の表面板の断続部側と一方の表面
板間に、互いに接合する所定角度の接合面を有する接合
枠部材を取付け、両接合枠部材の接合面を接合固着する
ことにより、任意の角度の折曲部を有するハニカムパネ
ルの加工を容易にし、また、折曲げ精度の向上及び折曲
部の強度の向上を図ることができ、かつ、接合枠部材を
利用して躯体等への取付けを可能にすることができ、取
付け部に強度をもたせることができる。更には、接合枠
部材によって表面板とハニカムコアとの間への雨水等の
侵入を阻止することができる(請求項1)。
【0012】また、一方の表面板を共通とし、他方の表
面板に断続部を設け、他方の表面板の断続部側と一方の
表面板間に、枠部材を取付け、両枠部材間に、一方の表
面板側に所定の円弧面を有すると共に、互いに接合ある
いは枠部材の接合面に接合する所定角度の接合面を有す
る接合枠部材を介在し、両接合枠部材の接合面同士、あ
るいは、接合枠部材と枠部材の接合面を接合固着するこ
とにより、大きな折曲角度の折曲部を有するハニカムパ
ネルを容易に加工することができる(請求項3)。
【0013】また、断続部を有する表面板の接合目地部
に固定部材を被着することにより、ハニカムパネルの接
合目地部が不用意に開くのを防止することができると共
に、更に強度の向上が図れる。また、固定部材を接合目
地部の全長に渡って被着することにより、表面板とハニ
カムコアとの間への雨水等の侵入を更に確実に阻止する
ことができる(請求項2、4)。
【0014】また、枠部材と接合枠部材とを一体に形成
することにより、構成部材の低減を図ることができる
(請求項5)。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
【0016】◎第一実施例 図1はこの発明のハニカムパネルの第一実施例の斜視
図、図2は第一実施例のハニカムパネルの加工前及び加
工後の概略断面図が示されている。
【0017】この発明のハニカムパネル10は、一対の
矩形状の表面板11,12と、これら表面板11,12
間に介在される心材としてのハニカムコア13と、表面
板11,12の両辺部間に接着される補強枠材としての
端部材14とで構成されており、中間部の任意の位置に
接合枠部材16を介して所定角度に折曲されている。
【0018】この場合、一方の表面板11(以下に第1
の表面板という)は共通となり、他方の表面板12(以
下に第2の表面板という)は断続されており、その断続
部15側の第1及び第2の表面板11,12間に接合枠
部材16が取付けられている。この接合枠部材16は、
例えばアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成され
ており、両接合枠部材16には互いに接合する所定角度
の接合面17が形成されている。そして、図示しない折
曲用の治具を用いて、両接合枠部材16の接合面17同
士を接合するように第1の表面板11を折曲した後、接
合枠部材16の接合面17及び第2の表面板12の接合
部をろう付けあるいは溶接等の固着手段によって接合固
着することによって、所定の折曲角度を有するハニカム
パネルが形成される。
【0019】なお、上記表面板11,12は、例えばア
ルミニウムあるいはステンレス等の金属板にて形成され
ている。また、上記ハニカムコア13は、例えば紙、ア
ルミニウム箔あるいはプラスチック製のコア材を例えば
蜂の巣状(六角状)に接着してなり、このハニカムコア
13の両面に接着剤あるいはろう付け等によって表面板
11,12が張り付けられている。一方、上記端部材4
は、例えばアルミニウム合金製の断面略C字形の押出形
材にて形成されている。
【0020】上記のように構成されるこの発明のハニカ
ムパネルは、第2の表面板12の断続部15側における
第1及び第2の表面板11,12間にそれぞれ所定角度
の接合面17を有する接合枠部材16を取付け、接合枠
部材16の接合面同士を接合固着するので、折曲げ精度
の高い折曲部を有するハニカムパネルを容易に加工する
ことができる。なお、接合枠部材16の接合面17の角
度を変えることによって任意の角度の折曲分を得ること
ができる。また、この発明のハニカムパネルによれば、
折曲部に接合枠部材16を設けるので、ハニカムパネル
の自体の強度を向上させることができ、かつ接合枠部材
16を利用して躯体等への取付けを可能とすると共に、
取付部の強度を高めることができる。更に、接合枠部材
16によって表面板11,12とハニカムコア13との
間への雨水等の侵入を阻止することができ,雨仕舞の向
上を図ることができる。
【0021】また、上記のように構成されるハニカムパ
ネルの接合目地部に、ハニカムパネルの折曲角と同じ角
度を有する固定部材18をねじあるいはリベット等の固
定部材19によって被着することによって、ハニカムパ
ネルの接合目地部が不用意に開くのを防止することがで
きると共に、更に、接合部の強度の向上が図れる。ま
た、固定部材18を利用して躯体等への取付けが可能と
なる。この固定部材18は接合目地部の適宜箇所に被着
されるピース状のものを用いることも可能であるが、接
合目地部の全長に渡って被着される長手通し状のものを
用いることによって、更に雨仕舞の向上を図ることがで
きる。
【0022】上記実施例では、接合枠部材16が中空押
出形材にて形成される場合について説明したが、必ずし
も接合枠部材16は中空押出形材にて形成する必要はな
く、例えば図3に示すように、所定角度の接合面17を
有する断面略C字状の押出形材にて形成することも可能
である。このように、接合枠部材16を断面C字状の押
出形材にて形成することにより、接合枠部材16の狭隘
開口溝16aの対向面に凹凸細条(図示せず)等を形成
していわゆるビスポケットとしてねじ等の固定部材19
の締結を容易かつ強固にすることができる。また、中空
押出形材にて形成される接合枠部材16を用いた場合と
同様に、ハニカムパネルの自体の強度を向上させること
ができ、かつ接合枠部材16を利用して躯体等への取付
けを可能とすると共に、取付部の強度を高めることがで
きる。
【0023】◎第二実施例 図4はこの発明のハニカムパネルの第二実施例の加工前
の概略断面図及び加工後の拡大断面図が示されている。
【0024】第二実施例のハニカムパネル10は、上記
第一実施例に比較して折曲部の角度を大きくした場合で
ある。すなわち、第2の表面板12の断続部15側と第
1の表面板11間に、例えばアルミニウム合金製の断面
C字状の押出形材にて形成される枠部材20を取付ける
と共に、両枠部材20,20間に適宜間隔Aを設け、そ
して、折曲加工する際に、両枠部材20,20間に、枠
部材20に固着され、かつ、第1の表面板11側に所定
の円弧面21を有すると共に、所定角度例えば45°の
接合面17を有する接合枠部材22,22を介在して両
接合枠部材22,22の接合面17,17同士を溶接等
の固着手段によって接合固着した場合である。
【0025】上記のように、枠部材20,20間に円弧
面21を有する接合枠部材22を介在させることによっ
て、大きな円弧状の折曲角を有するハニカムパネルを得
ることができる。また、ハニカムパネルの自体の強度を
向上させることができ、かつ接合枠部材16を利用して
躯体等への取付けを可能とすると共に、取付部の強度を
高めることができる。また、接合目地部に、ハニカムパ
ネルの折曲角と同じ角度を有する固定部材18をねじあ
るいはリベット等の固定部材19によって被着すること
によって、更に、強度の向上を図ることができ、固定部
材18を接合目地部の全長に渡って長手通し状に被着す
ることによって、更に雨仕舞の向上を図ることができ
る。この場合、枠部材20に設けられた狭隘開口溝20
aを利用して固定部材19を締結することができる。ま
た、枠部材20を中空押出形材にて形成してもよい。
【0026】なお、第二実施例において、その他の部分
は上記第一実施例と同じであるので同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0027】◎第三実施例 図5はこの発明のハニカムパネルの第三実施例の加工前
の概略断面図及び加工後の拡大断面図が示されている。
【0028】第三実施例のハニカムパネル10は、上記
第二実施例における枠部材20と接合枠部材22とを一
体に形成した場合である。すなわち、第2の表面板12
の断続部15側における第1及び第2の表面板11,1
2間に取付けられる枠部材30を、狭隘開口溝31aを
有する断面略C字状の枠基部31と、この枠基部31の
接合側に突出する円弧面21と所定角度の接合面17を
有する接合部32とで構成し、両枠部材30,30の接
合面17,17同士を接合させると共に、溶接あるいは
ろう付け等の固着手段によって接合固着した場合であ
る。この場合、枠部材30を中空状に形成してもよい。
【0029】上記のように、枠部材20を枠基部31と
接合部32とで構成することにより、構成部材を削減す
ることができ、ハニカムパネルの低廉化を図ることがで
きる。
【0030】なお、第三実施例において、その他の部分
は上記第一実施例及び第二実施例と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0031】◎第四実施例 図6はこの発明のハニカムパネルの第四実施例の加工前
の概略断面図及び加工後の拡大断面図が示されている。
【0032】第四実施例のハニカムパネル10は、上記
第二実施例における一方の枠部材20と接合枠部材22
とを一体に形成した場合である。すなわち、第2の表面
板12の断続部15側における第1及び第2の表面板1
1,12間に取付けられる枠部材の一方40(図6にお
いて左側)を、狭隘開口溝41aを有する断面略C字状
の枠基部41と、この枠基部41の接合側に突出する円
弧面21と所定角度の接合面17を有する接合部42と
で構成し、この枠部材40の接合面17と枠部材20の
接合面17を接合させると共に、溶接あるいはろう付け
等の固着手段によって接合固着した場合である。この場
合、枠部材40を中空状に形成してもよい。
【0033】上記のように構成することにより、接合部
の一方の枠部材20をパネル端部の端部材14と共用す
ることができるので、更に構成部材の削減が図れると共
に、ハニカムパネルの低廉化を図ることができる。
【0034】なお、上記第四実施例において、その他の
部分は上記第一実施例ないし第三実施例と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略す
る。
【0035】◎第五実施例 図7はこの発明のハニカムパネルの第五実施例の加工前
の概略断面図及び加工後の概略断面図が示されている。
【0036】第五実施例のハニカムパネルは、折曲部を
複数設けて、例えば角筒状の容器等を形成する場合であ
る。すなわち、ハニカムパネルの両端部に所定角例えば
45°の接合面17を有する接合枠部材16を設けると
共に、中間部に複数(図7では3つの場合を示す)の断
続部15を設け、断続部15側の第1及び第2の表面板
11,12間に、所定角例えば45°の接合面17を有
する接合枠部材16を取付け、そして、両端及び断続部
15の接合枠部材16の接合面17同士を接合するよう
に第1の表面板11を折曲した後、接合枠部材16の接
合面17及び第2の表面板12の接合部をろう付けある
いは溶接等の固着手段によって接合固着することによっ
て、四角筒状の容器の胴部等を形成するようにした場合
である。
【0037】上記実施例では、ハニカムパネルの中間部
に3つの断続部15を設け、ハニカムパネルの両端及び
断続部15に取付けられる接合枠部材16の接合面17
をそれぞれ45°に形成して、四角筒状の容器の胴部等
を形成する場合について説明したが、断続部15の数及
び接合枠部材16の接合面17の角度を任意に変えるこ
とによって、例えば三角、五角、六角筒状の容器の胴部
等を形成することができる。
【0038】上記のように、ハニカムパネルに複数の折
曲部を設けて構成される角筒状胴部を容器に使用するこ
とにより、軽量で耐強度に富む容器を得ることができる
ので、例えば真空あるいは高圧ボンベ等の耐圧容器に使
用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明のハニカ
ムパネルによれば、上記のように構成されているので、
以下のような効果が得られる。
【0040】1)請求項1記載のハニカムパネルによれ
ば、一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を
設け、他方の表面板の断続部側と一方の表面板間に、互
いに接合する所定角度の接合面を有する接合枠部材を取
付け、両接合枠部材の接合面を接合固着するので、任意
の角度の折曲部を有するハニカムパネルの加工を容易に
し、また、折曲げ精度の向上及び折曲部の強度の向上を
図ることができ、かつ、接合枠部材を利用して躯体等へ
の取付けを可能にすることができ、取付け部に強度をも
たせることができる。更には、接合枠部材によって表面
板とハニカムコアとの間への雨水等の侵入を阻止するこ
とができ、雨仕舞の向上を図ることができる。
【0041】2)請求項3記載のハニカムパネルによれ
ば、一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を
設け、他方の表面板の断続部側と一方の表面板間に、枠
部材を取付け、両枠部材間に、一方の表面板側に所定の
円弧面を有すると共に、互いに接合あるいは枠部材の接
合面に接合する所定角度の接合面を有する接合枠部材を
介在し、両接合枠部材の接合面同士、あるいは、接合枠
部材と枠部材の接合面を接合固着するので、上記1)に
加えて任意の大きな折曲角度の折曲部を有するハニカム
パネルを容易に製造することができる。
【0042】3)請求項2及び4記載のハニカムパネル
によれば、断続部を有する表面板の接合目地部に固定部
材を被着するので、上記1)に加えて接合目地部の不用
意な開きを防止することができると共に、更に強度の向
上が図れる。
【0043】4)請求項5記載のハニカムパネルによれ
ば、枠部材と接合枠部材とを一体に形成するので、上記
1)に加えて構成部材の低減を図ることができると共
に、ハニカムパネルの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のハニカムパネルの第一実施例を示す
斜視図である。
【図2】第一実施例のハニカムパネルの加工前及び加工
後の概略断面図である。
【図3】第一実施例における接合枠部材の別の形状を示
す加工前及び加工後の断面図である。
【図4】この発明のハニカムパネルの第二実施例の加工
前の概略断面図及び加工後の拡大断面図である。
【図5】この発明のハニカムパネルの第三実施例の加工
前の概略断面図及び加工後の拡大断面図である。
【図6】この発明のハニカムパネルの第四実施例の加工
前の概略断面図及び加工後の拡大断面図である。
【図7】この発明のハニカムパネルの第五実施例の加工
前及び加工後の概略断面図である。
【図8】従来のハニカムパネルの加工前及び加工後の概
略断面図である。
【符号の説明】 11 第1の表面板 12 第2の表面板 13 ハニカムコア 15 断続部 16 接合枠部材 17 接合面 18 固定部材 20 枠部材 21 円弧面 22 接合枠部材 30 枠部材 31 枠基部 32 接合部 40 枠部材 41 枠基部 42 接合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の表面板間にハニカムコアを介在し
    てなるハニカムパネルにおいて、 一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を設
    け、 上記他方の表面板の断続部側と一方の表面板間に、互い
    に接合する所定角度の接合面を有する接合枠部材を取付
    け、 上記両接合枠部材の接合面を接合固着してなることを特
    徴とするハニカムパネル。
  2. 【請求項2】 一対の表面板間にハニカムコアを介在し
    てなるハニカムパネルにおいて、 一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を設
    け、 上記他方の表面板の断続部側と一方の表面板間に、互い
    に接合する所定角度の接合面を有する接合枠部材を取付
    け、 上記両接合枠部材の接合面を接合固着すると共に、他方
    の表面板の接合目地部に固定部材を被着してなることを
    特徴とするハニカムパネル。
  3. 【請求項3】 一対の表面板間にハニカムコアを介在し
    てなるハニカムパネルにおいて、 一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を設
    け、 上記他方の表面板の断続部側と一方の表面板間に、枠部
    材を取付け、 上記両枠部材間に、上記一方の表面板側に所定の円弧面
    を有すると共に、互いに接合あるいは上記枠部材の接合
    面に接合する所定角度の接合面を有する接合枠部材を介
    在し、 上記両接合枠部材の接合面同士、あるいは、接合枠部材
    と枠部材の接合面を接合固着してなることを特徴とする
    ハニカムパネル。
  4. 【請求項4】 一対の表面板間にハニカムコアを介在し
    てなるハニカムパネルにおいて、 一方の表面板を共通とし、他方の表面板に断続部を設
    け、 上記他方の表面板の断続部側と一方の表面板間に、枠部
    材を取付け、 上記両枠部材間に、上記一方の表面板側に所定の円弧面
    を有すると共に、互いに接合あるいは上記枠部材の接合
    面に接合する所定角度の接合面を有する接合枠部材を介
    在し、 上記両接合枠部材の接合面同士、あるいは、接合枠部材
    と枠部材の接合面を接合固着すると共に、他方の表面板
    の接合目地部を固定部材で被着してなることを特徴とす
    るハニカムパネル。
  5. 【請求項5】 枠部材と接合枠部材とを一体に形成して
    なることを特徴とする請求項3又は4記載のハニカムパ
    ネル。
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