JPH0622166U - 構造部材 - Google Patents

構造部材

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JPH0622166U
JPH0622166U JP6064792U JP6064792U JPH0622166U JP H0622166 U JPH0622166 U JP H0622166U JP 6064792 U JP6064792 U JP 6064792U JP 6064792 U JP6064792 U JP 6064792U JP H0622166 U JPH0622166 U JP H0622166U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車車体のスペースフレームに使用される構
造部材に関し、部材の所望の部分あるいは領域のみを補
強し得る構造部材を提供することを目的とする。 【構成】内側に少なくとも一の係合溝11bを形成した
アルミニウム合金製の中空押出形材11と、この中空押
出形材11の長手方向における補強を要する所定位置
で、前記係合溝11bに嵌合固定された補強部材12と
からなる構造部材10を構成し、前記中空押出形材11
と補強部材12との固定手段が、溶接,接着又は機械的
結合のいずれか又はその組み合せからなる構造部材とし
て構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車車体のスペースフレームに使用される構造部材に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車車体の支持構造は、近時その軽量化がますます進む中で、アルミニウム 製構造部材の適用が特に注目を集めている。先行技術である例えば特開昭60− 135375号公報には、支持構造として結節部材により接合された管材を含む 車体構造であって、管材が軽金属から製作された押出し成形体からなり、結節部 材も軽金属からなり、押出成形体の末端がその断面形状の適合により結節部材の 対応する受け部に形ばめで結合されていることを特徴とする車体構造が開示され ている。
【0003】 図5は、自動車車体の前部領域のスペースフレームの斜視図であり、結節部材 51は、前部縦桁52を敷居53から側方にずれて構成され、従って、前部ドア 支柱54、前部縦桁52及び敷居53の間の3重結合部となっている。また、結 節部材55は、前部屋根支柱56の末端を受けると共に、他の3つの押出成形体 である前部ドア支柱54、フェンダ縦桁57及び前部横桁58を保持する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したスペースフレームにおいて、結節部材51,55に結合されるべき符 号52,53,54,56,57,58で示される桁部材には、その使用目的に 応じて部分的あるいは局部的に強度が求められる場合がある。例えば桁部材のあ る場所に、部品取付け用のねじを設けたい、別の部材を取付けるために部分的に 強度を増したい、また、重要な部品を取付ける関係上ある範囲に限って剛性を増 したいといったケースである。このような場合、従来は、桁部材自体の断面形状 と肉厚を大きくして対応していた。しかしながら、このような手段によるときは 、部材全体の強度は向上するものの、補強を必要としない部分まで、強度を増す こととなり、軽量化を進める上でこれに反する結果を招く。 本考案は、従来技術の有する上記の問題点を解決し、部材の所望の部分あるい は領域のみを補強し得る構造部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、内側に少なくとも一の係合溝を形成 したアルミニウム合金製の中空押出形材と、この中空押出形材の長手方向におけ る補強を要する所定位置で、前記係合溝に嵌合固定された補強部材とからなる構 造部材を構成し、前記中空押出形材と補強部材との固定手段が、溶接,接着又は 機械的結合のいずれか又はその組み合せからなる構造部材として構成したもので ある。
【0006】
【作用】
上記の手段により、補強部材が中空押出形材の所定位置に挿入され、その位置 における強度を増大させる。
【0007】
【実施例】
図1の(a)は、本考案に係る構造部材の実施例を示す斜視図である。構造部 材10は、内側の上下左右に設けたリブ11aにより上下一対の係合溝11bを 2箇所形成したホロー形材11と、前記一対の係合溝11bに挿入配設した2枚 の板材12との組合せ体から成る。本実施例では、ホロー形材11は、内側に高 さ 5mm,側壁との間隙 3.5mmのリブ11aを有するアルミニウム合金(JIS A 60 63−T5)製の中空押出形材で、60mm×60mm× 2mmtの角管である。板材12は、 中央に部品取付け用のねじ12aを設けた55mm×60mm× 3mmtのアルミニウム合 金(JIS A 6063−T5)製の板材である。リブ11aが形成する上下の係合溝11 bに、この板材12を挿入し、端部から 200mmの位置、つまり、板材12のねじ 12aとホロー形材11に穿った通孔11cが合致する位置まで移動する。そし て、板材12が挿入配設される部分のホロー形材11の係合溝11b及び側壁に は、あらかじめ接着剤(アラルダイトAW 106)を塗布しておき、所定位置で両 部材を強固に接合する。この際、必要により、この接合部分の外面をレーザ溶接 すると、さらに強度を補うことができる。図1の(a)に示す構造部材10は、 上下の方向の圧縮力に耐える補強構造となっており、ねじ12aに他の部品が螺 合されて取付けられる。
【0008】 図1の(b)は、本考案に係る構造部材の他の実施例を示す断面図である。構 造部材10′は、内側の上部に設けたリブ11aにより係合溝11bを形成し、 この係合溝11bと対向する位置に係合溝11b′が形成されるように膨出部1 1dを設けたホロー形材11′と、前記両係合溝11b,11b′に挿入配設し た板材12′との組合せ体から成る。ホロー形材11′と板材12′とは、所定 位置で固定部材13により強固に接合される。
【0009】 図2に示す構造部材20及び図3に示す構造部材30は、図1の(a)に示す 構造部材10の類型に属するものである。図2に示す構造部材20は、図1の( a)に示す構造部材10が、内側に一対の係合溝11bを2箇所形成したホロー 部材11に2枚の板材12を挿入配設した構造であるのに対し、内側の中央部に 3。5mm間隔の一対のリブ21aを上下の位置に設けることにより、一対の係合溝 21bを形成したホロー形材21と、この一対の係合溝21bに挿入配設した単 一の板材22との組合わせからなる点が異なるのみで、他は同一の条件で製造さ れた。板材22は、ホロー形材21の端部から挿入され、所定の位置で接着接合 され、さらに必要により、その接合部分が外面からレーザ溶接される。図2に示 す構造部材20は、上下の方向の圧縮力に耐える補強構造となっている。
【0010】 また、図3に示す構造部材30は、図1の(a)に示す構造部材10が、内側 に一対の係合溝11bを2箇所形成したホロー部材11に2枚の板材12を挿入 配設した構造であるのに対し、内側の中央部に 3.5mm間隔の一対のリブ31aを 上下左右の位置に設けることにより、一対の係合溝31bを2箇所形成したホロ ー形材31と、この一対の係合溝31bに挿入配設した十字状のソリッド形材3 2との組合わせからなる点が異なるのみで、他は同一の条件で製造された。十字 状のソリッド形材32は、ホロー形材21の端部から挿入され、所定の位置で接 着接合され、さらに必要により、その接合部分が外面からレーザ溶接される。図 3に示す構造部材30は、上下及び左右の方向の圧縮力に耐える補強構造となっ ている。
【0011】 図4に示す構造部材40は、図1ないし図3に示す構造部材が角管と板材又は 十字状のソリッド形材との組合わせであるのに対して、円管と湾曲形の形材との 組合わせである点が相違する。本実施例では、ホロー形材41は、内側に湾曲形 の形材を挿入できる係合溝を形成せしめたアルミニウム合金(JIS A6063 −T5) 製の中空押出形材で、60mmφ× 2mmtの円管である。湾曲形の形材は、中央に部 品取付け用のねじ42aを設けたアルミニウム合金(JIS A6063 −T5)製のソリ ッド形材である。リブ41aが形成する一対の係合溝41bに、このソリッド形 材42を挿入し、端部から 200mmの位置、つまり形材42のねじ42aとホロー 形材41に穿った通孔41cが合致する位置まで移動する。そして、この位置で 接着接合され、さらに必要により、その接合部分が外面からレーザ溶接される。
【0012】 なお、ホロー形材と板材又はソリッド形材との組合せ体を一体化する手段とし て、上記においては、接着剤又は接着剤とレーザ溶接とを用いる例を挙げたが、 MIG溶接やTIG溶接、また、かしめ等の機械的結合も採用し得るもので、さ らに、これらが併用されてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来、構造部材中、部分的あるいは局 部的に強度が求められる場合に、構造部材自体の断面を大きくして対応していた ために、軽量化に反する結果を招いていたところ、補強を要する所望の部分ある いは領域に補強部材を嵌合固定する構造としたので、構造部材全体の重量が増加 することはなく、従来技術の有する問題点を解決することができ、実用上の効果 大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本考案に係る構造部材の
実施例を示す斜視図及び他の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案に係る構造部材の他の実施例を示す斜視
図である。
【図3】本考案に係る構造部材の他の実施例を示す斜視
図である。
【図4】本考案に係る構造部材の他の実施例を示す斜視
図である。
【図5】自動車車体の前部領域のスペースフレームの斜
視図である。
【符号の説明】
10,10′ …構造部材 11,11′ …ホロー形材 11a …リブ 11b …係合溝 11c …通孔 12,12′ …板材 12a …ねじ 13 …固定部材 20 …構造部材 21 …ホロー形材 21a …リブ 21b …係合溝 22 …板材 30 …構造部材 31 …ホロー形材 31a …リブ 31b …係合溝 32 …ソリッド形材 40 …構造部材 41 …ホロー形材 41a …リブ 41b …係合溝 41c …通孔 42 …ソリッド形材 42a …ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 杉山 敬一 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号株 式会社日軽技研内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に少なくとも一の係合溝を形成した
    アルミニウム合金製の中空押出形材と、この中空押出形
    材の長手方向における補強を要する所定位置で、前記係
    合溝に嵌合固定された補強部材とからなる構造部材。
  2. 【請求項2】 前記中空押出形材と補強部材との固定手
    段が、溶接,接着又は機械的結合のいずれか又はその組
    み合せからなる請求項1に記載の構造部材。
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