JPH0671364A - 構造部材及びその製造方法 - Google Patents

構造部材及びその製造方法

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JPH0671364A
JPH0671364A JP4227136A JP22713692A JPH0671364A JP H0671364 A JPH0671364 A JP H0671364A JP 4227136 A JP4227136 A JP 4227136A JP 22713692 A JP22713692 A JP 22713692A JP H0671364 A JPH0671364 A JP H0671364A
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JP
Japan
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aluminum alloy
structural member
extruded
hollow
shape
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JP4227136A
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Mitsuo Tsuge
光雄 柘植
Harumichi Hino
治道 樋野
Keiichi Sugiyama
敬一 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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    • B21C23/00Extruding metal; Impact extrusion
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    • B21C35/02Removing or drawing-off work
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軸方向に曲がっている若しくは軸方向に断面の
形状が変化している桁部材、又は、複数の方向に曲がっ
ている継手部材の如き自動車車体のスペースフレームに
使用される部材を容易に得るための構造部材及びその製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】アルミニウム合金製の複数の押出形材同士また
は1つ若しくは複数の押出形材とアルミニウム合金製の
板材との組合せ体からなり、前記押出形材の少なくとも
一方は長手方向に曲げ加工が施されていることを特徴と
し、また、アルミニウム合金製の中空押出形材と、この
中空押出形材における長手方向に分割し拡げられた部分
に介在させたアルミニウム合金製の板材とからなり、中
空押出形材と板材との接合部を溶接,接着または機械的
結合により一体化することを特徴とする構造部材及びそ
の製造方法として構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車車体のス
ペースフレームに使用される構造部材及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車体の支持構造は、近時その軽量
化がますます進む中で、アルミニウム製構造部材の適用
が特に注目を集めている。先行技術である例えば特開昭
60−135375号公報には、支持構造として結節部
材により接合された管材を含む車体構造であって、管材
が軽金属から製作された押出し成形体からなり、結節部
材も軽金属からなり、押出成形体の末端がその断面形状
の適合により結節部材の対応する受け部に形ばめで結合
されていることを特徴とする車体構造が開示されてい
る。
【0003】図13は、自動車車体の前部領域のスペー
スフレームの斜視図であり、結節部材91は、前部縦桁
92を敷居93から側方にずれて構成され、従って、前
部ドア支柱94、前部縦桁92及び敷居93の間の3重
結合部となっている。また、結節部材95は、前部屋根
支柱96の末端を受けると共に、他の3つの押出成形体
である前部ドア支柱94、フェンダ縦桁97及び前部横
桁98を保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構造部
材を得るに当って、例えば前部横桁98のように車体の
形状に沿う曲面を有する桁部材、又は、例えばバンパー
とキャビン床材との間を繋ぐフロントサイドフレームの
ようにバンパー側が細くキャビン側に向って漸次太くな
るといった軸方向に断面の形状が変化している桁部材、
更には、結節部材95のように桁部材と結合されるべく
複数の方向に曲がっている継手部材は、断面の形状が均
一な単一部材では製造し難く、従来においてはデザイン
上の自由度が妨げられるという問題点があった。したが
って、結節部材91などは、薄板プレス成形,鍛造成形
またはダイカスト成形のいずれかの方法により成形され
ているのが実情である。しかし、薄板プレス成形では強
度,靭性に劣ること、鍛造成形では鋳巣が生じやすいこ
と等に起因して、十分な結合強度が得られない欠点があ
り、また、鍛造成形では、薄肉部材を得ることが困難で
重量増となる欠点があった。本発明は、従来技術の有す
る上記の問題点を解決し、軸方向に曲がっている若しく
は軸方向に断面の形状が異なる桁部材、又は、複数の方
向に曲がっている継手部材の如きスペースフレーム用の
部材を容易に得るための構造部材及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、アルミニウム合金製の複数の押出形材
同士または1つ若しくは複数の押出形材とアルミニウム
合金製の板材との組合せ体からなり、前記押出形材の少
なくとも一方は長手方向に曲げ加工が施されていること
を特徴とする構造部材を構成すると共に、アルミニウム
合金製の押出形材に、あらかじめ長手方向に曲げ加工を
施し、この押出形材と、アルミニウム合金製の他の押出
形材またはアルミニウム合金製の板材とを組み合わせた
後、その接合部を溶接,接着または機械的結合により一
体化することを特徴とする構造部材の製造方法を構成し
たものである。また、アルミニウム合金製の中空押出形
材と、この中空押出形材における長手方向に分割し拡げ
られた部分に介在させたアルミニウム合金製の板材とか
らなることを特徴とする構造部材を構成すると共に、ア
ルミニウム合金製の中空押出形材を、その長手方向の一
側端から切り裂いて複数に分割し、この分割材の少なく
とも一方に曲げ加工を施して拡げた後、拡げられた分割
材間にアルミニウム合金製の板材を介装し、その接合部
を溶接,接着または機械的結合により一体化することを
特徴とする構造部材の製造方法を構成したものである。
【0006】
【作用】上記の手段により、構造部材は、すべて展伸材
により構成され、強度,靭性に優れ、十分な結合強度を
与える。
【0007】
【実施例】図1は、本発明を実施した自動車車体のスペ
ースフレームの斜視図である。本実施例では、符号10
で示す桁部材のように、軸方向に断面の形状が変化して
いる部材、又は、符号60で示す継手部材のように直角
方向に曲がっている部材について説明する。
【0008】図2ないし図4は、軸方向に断面の形状が
変化している構造部材(桁部材)の具体例について示す
斜視図である。図2に示す構造部材10は、長手方向に
並設した一方のホロー形材11及び他方のホロー形材1
2と、その上下に配設した板材13,14との組合せ体
から成る。ホロー形材11,12は、アルミニウム合金
(JIS A6N01 −T4)製の押出形材で、 100mm×20mm× 2
mmtの角管である。一方のホロー形材11には、車体形
状に対応させて、あらかじめ長手方向に曲げ加工(曲げ
半径1700mm)が施してある。板材13,14は、アルミ
ニウム合金(JIS A5052 −H34 )製で、厚さ2mmtの板
材を所定の形状に切断したものである。ホロー形材1
1,12と板材13,14は、組み合わされた後、その
接合部をMIG溶接により部分的に溶接し、両者を一体
化した。なお、ホロー形材11,12は、一方のみを長
手方向に曲げたが、車体の表面形状によっては、双方に
曲げ加工が施されてもよい。
【0009】図3に示す構造部材20は、板状の鰭部2
1′,22′を有する一対のホロー形材21,22を、
前記鰭部21′,22′が対向するように配設した組合
せ体から成る。ホロー形材21,22は、アルミニウム
合金(JIS A6N01 −T4)製の押出形材で、 100mm×20mm
× 2mmtの鰭付き角管であり、あらかじめ長手方向に曲
げ加工(曲げ半径1700mm)が施してある。両者は、相互
に組み合わされた後、その接合部をMIG溶接により部
分的に溶接し、一体化した。
【0010】図4の(a),(b)及び(c)に示すそ
れぞれの構造部材は、図2に示す構造部材10の類型に
属するものである。
【0011】図4の(a)に示す構造部材30は、長手
方向に並設した一方のホロー形材31及び他方のホロー
形材32と、その上下に配設した板材33,34との組
合せ体から成る。ホロー形材31,32は、アルミニウ
ム合金(JIS A6N01 −T4)製の押出形材で、 100mm×20
mm× 2mmtの角管であるが、それぞれの上下面に、幅3
mm,深さ6mmの係合溝31′,32′が形成されてい
る。一方のホロー形材31には、車体形状に対応させ
て、あらかじめ長手方向に曲げ加工(曲げ半径1700mm)
が施してある。また、板材33,34は、アルミニウム
合金(JIS A5052 −H34 )製で、厚さ2mmtの板材を所
定の形状に切断したものであるが、その両端部はプレス
によって折り曲げられて縁部33′,34′を形成して
ある。ホロー形材31,32と板材33,34は、係合
溝31′,32′に縁部33′,34′を嵌合して、組
み合わされた後、その接合部にエポキシ系の接着剤(ア
ラルダイトAW106)を塗布し、接着一体化した。
【0012】図4の(b)に示す構造部材40は、長手
方向に並設したホロー形材41,42のそれぞれの上下
面に、係止用切欠部41′,42′を形成した他は、図
4の(a)と同一条件で製造された。ホロー形材41,
42と板材43,44は、係止用切欠部41′,42′
と縁部43′,44′とを対向させて組み合わされた
後、接着一体化した。
【0013】図4の(c)に示す構造部材50は、長手
方向に並設した一方及び他方の押出形材である角形のソ
リッド形材51、円管状のホロー形材52と、その上下
に配設した波状部を有するソリッド形材53,54との
組合せ体であり、角形のソリッド形材51と円管状のホ
ロー形材52には、図4の(a)の場合と同様に、それ
ぞれの上下面に、係合溝51′,52′が形成されてい
る。また、波状部を有するソリッド形材53,54の両
端部は、折り曲げられて縁部53′,54′を形成して
ある。各押出形材51,52と、波状部を有するソリッ
ド形材53,54とは、係合溝51′,52′と縁部5
3′,54′とを対向させて組み合わされた後、接着一
体化した。
【0014】なお、押出形材同士または押出形材と板材
との組合せ体を一体化する手段として、上記において
は、MIG溶接または接着剤を用いる例を挙げたが、T
IG溶接やレーザ溶接を用いてもよく、更に、かしめ等
の機械的結合も採用し得るもので、以下の実施例におい
ても同様である。
【0015】図5ないし図7は、直角方向に曲がってい
る構造部材(継手部材)の具体例について示す斜視図で
ある。図5に示す構造部材60は、ほぼ直角方向に曲げ
られた一方のソリッド形材61及び緩い曲率で曲げられ
た他方のソリッド形材62と、このソリッド形材61,
62間に配設された板材63,64との組合せ体から成
る。両ソリッド形材61,62は、幅 100mm,厚さ2mm
tで、両側に幅3mm,深さ6mmの係合溝61′,62′
を有し、横断面が同一形状で、所定の曲率で曲げられた
アルミニウム合金(JIS A6063 −T5)製の押出形材であ
る。また、板材63,64は、アルミニウム合金(JIS
A5052 −H32 )製で、厚さ2mmtの板材を所定の形状に
切断し、その両端部をプレスによって折り曲げ、縁部6
3′,64′を形成したものである。ソリッド形材6
1,62と板材63,64は、係合溝61′,62′に
縁部63′,64′を嵌合して、組み合わされた後、そ
の接合部をMIG溶接により部分的に溶接し、一体化し
た。形成されたジョイント部60a,60bに、縦桁6
5,横桁66が、それぞれ結合される。
【0016】図6に示す構造部材60は、ソリッド形材
61,62の係合溝61″,62″の形成状態を若干異
ならせた以外は、図5の構造部材と同一条件で製造され
た。この場合、縦桁65,横桁66とのジョイント部6
0a,60bの内部を正方形とし得るものである。
【0017】図7に示す構造部材70は、図5に示す構
造部材60の類型に属するものである。緩い曲率で曲げ
られた一方のソリッド形材71は、その両側に下向きに
係合溝71′が形成され、また、ほぼ直角方向に曲げら
れた他方のソリッド形材72は、その両側に上向きに係
合溝72′を形成してある。そして、所定の形状に切断
された板材73,74を、このソリッド形材71,72
のそれぞれの係合溝71′,72′に嵌合して、組み合
わせた後、その接合部をMIG溶接により溶接し、一体
化した。
【0018】図8ないし図12は、軸方向に断面の形状
が変化している構造部材(桁部材)の具体例について示
す正面図及び断面図である。図8は、自動車のバンパー
100とキャビン床材200との間を繋ぐフロントサイ
ドフレームを例にとった構造部材80の正面図であっ
て、軸方向において断面の形状が小さい部分A−A部の
断面図を図9の(a)に示し、同じく断面の形状が大き
い部分B−B部の断面図を図9の(b)に示した。
【0019】図9の(a)に示すように、軸方向におい
て断面の形状が小さい部分A−A部は、内側の中央部寄
りに、後述する板材を嵌合するための2箇所ずつの係合
溝81′,81′を形成した60mm×60mm× 2mmtのアル
ミニウム合金(JIS A6063 −T5)の押出によるホロー形
材81で構成される。この中空押出形材81の中央部
を、図8において、その一側端から軸方向にバンドソー
で切断し、長さ 500mmに亘って切り裂き、2つの分割材
81a,81bに分割した。そして、一方(下側)の分
割材81bを所定の広がりとなるように折り曲げ、拡げ
る。この際、切断部先端に10mmφの孔部81eを施
し、この部分に応力が集中することにより亀裂が生ずる
ことのないように配慮した。次いで、拡げられた2分割
材間、つまり分割し拡げられた部分81c,81dにお
ける上下の係合溝81′,81′に、図9の(b)に示
すように、板材83,84を介装する。板材83,84
は、アルミニウム合金(JIS A5052 −H34 )製で、厚さ
2mmtの板材を所定の形状に切断したものである。両者
は、このように組み合わせた後、その接合部をMIG溶
接により部分的に溶接し、一体化した。
【0020】図10の(a),(b)は、図8における
軸方向において断面の形状が小さい部分A−A部及び同
じく断面の形状が大きい部分B−B部の断面図で、中空
押出形材81の分割し拡げられた部分81c,81dに
介装される部材が、板材でなく、上下の端部が鉤型に曲
げられたソリッド形材83′,84′とし、これが係合
溝81′,81′に嵌合される以外は、図8及び図9の
(a),(b)と同一条件で製造された。この場合、構
造部材80の外面を凹凸のない長方形とすることができ
る。
【0021】図11の(a),(b)は、図9の
(a),(b)に示す構造部材80の類型に属するもの
で、図8における軸方向において断面の形状が小さい部
分A−A部及び同じく断面の形状が大きい部分B−B部
の断面図である。板材83,84を嵌合するための2箇
所ずつの係合溝81″,81″が、中空押出形材81の
内側の中央部寄りに形成される以外は、図8及び図9の
(a),(b)と同一条件で製造された。
【0022】図12は、軸方向に断面の形状が変化して
いる構造部材80の他の例について示す斜視図である。
同図の(a)に示すように、内部の中央部寄りの上下左
右の位置に板材を嵌合するための2箇所ずつの係合溝8
1′,81′を形成したアルミニウム合金製の中空押出
形材81について、そのそれぞれの中央部を一側端から
切り裂き、4つの分割材81a,81a′,81b,8
1b′に分割した。そして、同図の(b)に示すよう
に、これらの分割材81a,81a′,81b,81
b′を、所定の拡がりとなるように折り曲げ、拡げる。
次いで、拡げられた各2分割材間におけるそれぞれの係
合溝81′,81′に、所定の形状に切断したアルミニ
ウム合金製の板材83,84,85,86を介装する。
両者は、このように組み合わせた後、その接合部をMI
G溶接により部分的に溶接し、一体化した。
【0023】図8ないし図12において説明した構造部
材80は、自動車のサイドフレームとして使用される場
合は、図示しないが、キャビン床材との接合を考慮し
て、その軸方向の端部が広がるように折曲げ加工を施す
ことが望ましい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来、断面の形状が均一な単一部材で製造されていた桁
部材を、アルミニウム合金製の複数の押出形材同士また
はこの複数の押出形材とアルミニウム合金製の板材との
組合せ体により、あるいは、アルミニウム合金製の中空
押出形材と、その長手方向に分割し拡げられた部分に介
在させたアルミニウム合金製の板材とを以て構成したの
で、軸方向に曲がっている桁部材あるいは軸方向に断面
の形状が変化している桁部材を簡単に得ることができ、
デザイン上の自由度を大幅に改善できる。
【0025】一方、従来、薄板プレス成形,鍛造成形ま
たはダイカスト成形のいずれかの方法により成形されて
いた継手部材を、アルミニウム合金製の複数の押出形材
同士またはこの複数の押出形材とアルミニウム合金製の
板材との組合せ体からなる展伸材によって構成したの
で、前記した従来技術の有する問題点は解決され、強
度,靭性に優れ、軽量化を図ったスペースフレーム用部
材を得ることができる。また、成形及び加工が容易であ
るためコストダウンを図ることができ、同時にリサイク
ルの観点からも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した自動車車体のスペースフレー
ムの斜視図である。
【図2】軸方向に曲がっている桁部材の一例について示
す斜視図である。
【図3】軸方向に曲がっている桁部材の他の例について
示す斜視図である。
【図4】(a),(b)及び(c)は、軸方向に曲がっ
ている桁部材の他の例について示す斜視図である。
【図5】直角方向に曲がっている継手部材の一例につい
て示す斜視図である。
【図6】直角方向に曲がっている継手部材の他の例につ
いて示す斜視図である。
【図7】直角方向に曲がっている継手部材の他の例につ
いて示す斜視図である。
【図8】軸方向に断面の形状が変化している桁部材の一
例について示す正面図である。
【図9】(a),(b)は、図8のA−A線及びB−B
線において切断した継手部材の断面図である。
【図10】(a),(b)は、図8のA−A線及びB−
B線において切断した継手部材の断面図である。
【図11】(a),(b)は、図8のA−A線及びB−
B線において切断した継手部材の断面図である。
【図12】(a),(b)は、軸方向に断面の形状が変
化している構造部材の他の例について示す斜視図であ
る。
【図13】自動車車体の前部領域のスペースフレームの
斜視図である。
【符号の説明】 10 …桁部材 11,12 …ホロー形材 13,14 …板材 20 …桁部材 21,22 …ホロー形材 21′,22′…板状の鰭部 30 …桁部材 31,32 …ホロー形材 31′,32′…係合溝 33,34 …板材 33′,34′…縁部 40 …桁部材 41,42 …ホロー形材 41′,42′…係止用切欠部 43,44 …板材 43′,44′…縁部 50 …桁部材 51 …角形のソリッド形材 51′ …係合溝 52 …円管状のホロー形材 52′ …係合溝 53,54 …波状部を有するソリッド形材 53′,54′…縁部 60 …継手部材 61,62 …ソリッド形材 61′,62′…係合溝 61″,62″…係合溝 63,64 …板材 63′,64′…縁部 70 …継手部材 71,72 …ソリッド形材 71′,72′…係合溝 73,74 …板材 80 …桁部材 81 …ホロー形材 81′,81″…係合溝 81a,81b…分割材 81c,81d…分割し拡げられた部分 83,84 …板材 83′,84′…ソリッド形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 敬一 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号株 式会社日軽技研内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金製の複数の押出形材同
    士または1つ若しくは複数の押出形材とアルミニウム合
    金製の板材との組合せ体からなり、前記押出形材の少な
    くとも一方は長手方向に曲げ加工が施されていることを
    特徴とする構造部材。
  2. 【請求項2】 前記アルミニウム合金製の押出形材にお
    ける組み合わされるべき他の押出形材または板材との組
    合せ部に相当する部位に、係合溝が形成された請求項1
    に記載の構造部材。
  3. 【請求項3】 アルミニウム合金製の押出形材に、あら
    かじめ長手方向に曲げ加工を施し、この押出形材と、ア
    ルミニウム合金製の他の押出形材またはアルミニウム合
    金製の板材とを組み合わせた後、その接合部を溶接,接
    着または機械的結合により一体化することを特徴とする
    構造部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルミニウム合金製の押出形材にお
    ける組み合わされるべき他の押出形材または板材との組
    合せ部に相当する部位に、あらかじめ係合溝又は係止用
    切欠部を形成してなる請求項3に記載の構造部材の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 アルミニウム合金製の中空押出形材と、
    この中空押出形材における長手方向に分割し拡げられた
    部分に介在させたアルミニウム合金製の板材とからなる
    ことを特徴とする構造部材。
  6. 【請求項6】 前記アルミニウム合金製の中空押出形材
    におけるアルミニウム合金製の板材が介在されるべき拡
    げられた部分に、係合溝が形成された請求項5に記載の
    構造部材。
  7. 【請求項7】 アルミニウム合金製の中空押出形材を、
    その長手方向の一側端から切り裂いて複数に分割し、こ
    の分割材の少なくとも一方に曲げ加工を施して拡げた
    後、拡げられた分割材間にアルミニウム合金製の板材を
    介装し、その接合部を溶接,接着または機械的結合によ
    り一体化することを特徴とする構造部材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記アルミニウム合金製の中空押出形材
    における長手方向に分割し拡げられた部分に、あらかじ
    め係合溝を形成してなる請求項7に記載の構造部材の製
    造方法。
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