JPH0731446B2 - カラ−記録装置 - Google Patents

カラ−記録装置

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JPH0731446B2
JPH0731446B2 JP60270042A JP27004285A JPH0731446B2 JP H0731446 B2 JPH0731446 B2 JP H0731446B2 JP 60270042 A JP60270042 A JP 60270042A JP 27004285 A JP27004285 A JP 27004285A JP H0731446 B2 JPH0731446 B2 JP H0731446B2
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良博 堺
満 馬見塚
豊 小泉
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、複数の感光体を備え高速でカラー複写を行う
ことができるカラー記録装置、特に複数のベルト感光体
を備えたカラー記録装置において転写紙に各色分解画像
を重合わせ転写する際の感光体の駆動手段に関する。
従来技術 一回の露光により多色分解合成カラー複写を高速で、か
つ各分解された色光にマッチした分光感度その他の特性
が自由に選択使用できるようにしたカラー複写機とし
て、従来、下記のような装置(特公昭53-34494号公報参
照)がある。すなわち、1つのカラー原画をカラーフイ
ルタにより複数色(たとえば3原色)に分解し、それぞ
れの分解色を複数の感光体上に同時に露光する。これに
より、それぞれの感光体上には各分解色に応じた静電画
像が形成され、さらに分解色に対応した色トナーによつ
て現像することによつて各色トナー画像が得られる。前
記各色トナー画像を同一転写紙上に重ねて転写し最終的
な一つのコピーができる。上記プロセスにおいて転写紙
は各感光体と順次接触してトナー画像の重ね転写が行わ
れる。3原色に分解して行う場合には、3つの独立した
感光体A、BおよびCが用いられ、転写紙は3つの感光
体A、BおよびCと順次接触して重ね転写が行われるが
各感光体上のトナー画像は転写紙上の同一場所に転写さ
れる必要上、感光体B上の画像は、感光体A上の画像よ
りも、転写紙が感光体Aから感光体Bへ移動する時間、
すなわち一定距離だけ遅れて転写位置に運ばれるように
するため、感光体A上の露光位置から転写位置迄の距離
lAと、感光体B上の露光位置から転写位置迄の距離lB
の差lB−lAを、転写紙が感光体Aの転写位置から感光体
Bの転写位置迄移動する距離に等しくなるようにしてお
かねばならない。感光体Bと感光体Cとの間の関係につ
いても同様である。
すなわち、上述プロセスの主要な特徴は lB−lA=tAB lC−lB=tBC ただし、tAB=転写紙が感光体Aの転写位置から感光体
Bの転写位置迄移動する時の移動距離。
tBC=転写紙が感光体Bの転写位置から感光体Cの転写
位置迄移動する時の移動距離。
とした事にある。
第7図は、前記感光体の露光および転写位置と転写紙の
搬送関係を説明するためのもので、便宜上、2色に分解
する場合について述べるが、3色以上に色分解する場合
も、その相互関係は同一である。図中、3および4は、
2つの独立した電子写真プロセスを遂行するサブシステ
ムで、それぞれの、その為のコンポーネントが付属して
いるが説明に必要な部材のみを図示してある。各サブシ
ステムにおいてはエンドレスベルト状の感光体6および
7が矢印、すなわち時計方向に同一速さで回転運動して
おり、そこに色分解された色光8および10が照射され、
反射ミラー13および15、露光スリツト21および22を通し
て、それぞれ予め帯電された感光体6および7における
露光位置EAおよびEBに光像が露光される。
ここで感光体6および7上に同時に分解色像に対応した
静電潜像が形成され、それが感光体の移動に伴なつて、
それぞれ現像ユニツト23および24によつて対応する色ト
ナーにより現像され転写位置TAおよびTBに達する。各サ
ブシステムの転写位置は接地されたローラ25および26、
バイアス電圧が印加された転写ローラ46および47より成
り、転写紙12は感光体6および7と転写ローラ46および
47との間を図面の下方より上方に向い矢印に示すように
直線上を移動する。サブシステム3で形成された色像は
転写位置TAにおいて転写紙12に転写され、引続いてサブ
システム4において形成された色像が転写位置TBにて転
写され、両画像は同一転写紙12上に重ね合わされる。こ
の際、両画像が同一位置に重なるためには前述の条件を
満足するように相互位置関係が規制されている事を要す
る。
ところで、このように構成した装置は上述のように理想
的かつ理論どおりに作動すれば所期の効果を奏する筈で
あるが、その感光体駆動手段に何等の工夫も施されてい
ないと、各感光体に不規則な速さ変動が発生して、各感
光体上のトナー像を転写紙上に重ね転写したとき位置ズ
レのあるコピーができてしまう。
そこで本出願人会社は、上記現像を防止するために転写
ベルト駆動ローラの周長を各感光体転写位置間の距離の
1/整数にすることを提案した。
特開昭59-182139号公報にも上記同様な技術が開示され
ているが、これらは転写紙搬送の駆動手段に限られたも
ので、ベルト感光体の駆動手段には全く言及されていな
い。
目的 本発明は、従来装置に内在する上記不都合点に鑑み、複
数の感光体使用のタイプのカラー複写機・プリンタにお
いて、重ね転写画像の位置ズレを防止できるカラー記録
装置を提供しようとするものである。
構成 本発明は、上記目的を達成するため、特許請求の範囲に
記載の構成要件を具備するが、今その実施例を図面に沿
つて説明すれば、次のとおりである。
実施例1 第1図は、本発明の一実施例として本発明装置を適用す
る3ベルト感光体カラー複写機の概略構成図で、前記複
写機は、周長を異にするベルト感光体5c、5mおよび5yに
対して照明ランプ35、第1ミラー群36、レンズ37、第2
ミラー38の光学像を、第1ハーフミラー39、第2ハーフ
ミラー40および第3ミラー41により光路分割してベルト
感光体5yには原稿2のブルーB光、感光体5mにはグリー
ンG光、感光体5cにはレツドR光の色分解像を結像する
よう構成されている。また、各感光体の露光位置から感
光体移動方向での転写位置間距離および感光体5c、5mお
よび5yの各転写位置相互間距離の関係は上記従来技術の
項に記載したとおりである。
ここで各感光体5c、5mおよび5yの駆動ローラ28の径は全
て同一にDとして、その周長πDを各感光体の露光位置
から転写位置迄のベルト長さの1/整数となるように設定
している。すなわち、本実施例では、その両位置間を結
ぶベルト長さは、感光体5yについては2πD、5mに対し
ては3πD、5cの場合は4πDに設定した。
第2図は、これらの各感光体5c、5mおよび5yの駆動ロー
ラ28の駆動伝達系の一例を示している。図中、各感光体
には同一の記号を付した駆動伝達系が連結され、モータ
34の回転は、その出力軸からカツプリング33を介してド
ライブシヤフト32に伝達され、このシヤフト32には各感
光体の駆動ローラ28の駆動用ウオームホイール30と噛合
うウオーム31が、それぞれ取付けてある。そしてホイー
ル30の一回転に対してウオーム31は整数倍回転するよう
に設計されている。
上述のように構成した装置のベルト感光体の速さの変動
と転写紙12への各色の重ね画像位置ズレについて説明す
る。各感光体は、駆動ローラ28の偏心、ウオームホイー
ル30の偏心、ローラ28のシヤフト29に対するウオームホ
イール30の軸穴のガタ等により、ローラ28の一回転周期
の速さ変動が生じる。
この変動例を、第3図において、露光と転写の工程のタ
イミングと共に示す。
なお、ウオーム31に起因する変動がローラ28の一周期中
に整数周期含まれている筈だが、それは第3図には具体
的図示をしてない。同図は、x軸に時間t、y軸に各ベ
ルト感光体の速さを採つたもので、各感光体5c、5mおよ
び5yは基準速度V0で、周期が同一の変動を持つた速さV
5c、V5mおよびV5yで駆動されている。
このような速さ変動および各感光体の露光・転写工程の
タイミングでの重ね転写画像の位置ズレは、次のように
なる。例として感光体5yと5mの画像について述べる。
なお、ここでは、原稿照明露光の速度VSと転写紙搬送速
度VPは、一定速度のV0であるとして取扱う。
画像先端部の位置ズレ量は、 次に画像先端基準で、先端からi(mm)の場所の位
置ズレ量は、速度V0でi(mm)進む時間をtiとすると、 −1両感光体の、画像先端露光後のti時間での感光体
移動距離の差、 すなわち、潜像寸法の差ΔlE(i)が、 −2両感光体の、画像先端転写後のti時間での感光体
移動距離の差、 すなわち、転写寸法の差ΔlT(i)が、 −3上記より両者の和が、先端基準でi(mm)の場所
の位置ズレとなり、 これをΔlE・T(i)とすると、 となる。
転写紙上の重ね画像位置ズレは、前記ととの合
計で次のようになる。
Δl(i)=ΔlF+ΔlE・T(i) …(5) 以上より位置ズレを無くするには、(1)式のΔlF
(4)式のΔlE・T(i)をゼロにすることが必要である
が、第3図示の如き場合に、これらの値は、どうなるか
考えてみる。
(i)ΔlFについては、 (イ)V5yはt=0〜T2間で丁度、変動2周期であるか
ら、 故に(1)式の( )内は (ロ)また、V5mはt=0〜T3間で丁度、変動が3周期
であるから、 となり(1)式のΔlF=0である。
(ii)次に、ΔlE・T(i)は、(4)式の、それぞれの
( )内をみると、V5mについては、t=0〜tiと、t
=T3〜T3+tiの全く同一波形の積分値の差であるので、
第1の( )内はゼロである。また、同様にV5yについ
ても、t=T2〜T2+tiとt=0〜tiの全く同一波形の積
分値の差であり、第2( )内もゼロである。
したがつて、(4)式のΔlE・T(i)=0である。
以上のように、第3図のような速さ変動と露光・転写タ
イミングにすれば、重ね画像の位置ズレは発生しない。
即ち、各感光体の潜像形成位置から転写位置へ移動する
時間が駆動手段の駆動速さの変調周期の整数倍であれ
ば、重ね画像の位置ズレは発生しないことになる。
今迄の説明は、感光体5yと5mとの場合について述べた
が、それらと5cとの間でも同様である。また、上記説明
は駆動ローラ周長のπDに対し、感光体上の露光〜転写
位置間距離が、5y、5mおよび5cの場合、それぞれ2π
D、3πDおよび4πDの条件であつたが、前述説明か
ら理解できるように、これは整数倍であれば、他の条件
でも同じ作用、効果を奏する。
さらに、駆動ローラの径Dは、三つの感光体用共、同一
値として説明したが、これは、それぞれ異なつていて
も、その感光体の露光〜転写位置間距離との対応が各々
取れていればよい。
以上のことは駆動ローラを回転させるための駆動力伝達
系も、駆動ローラが1回転するときに整数回転するよう
に構成しておけば、この伝達系の中で、たとえ速さ変動
があつても重ね画像の位置ズレ発生は防止できることを
意味する。
第2図示の駆動ローラ28の駆動伝達系は、その一例を示
すものであるが、他の機構を用いても同様な技術思想に
沿つた構成にすれば同じような作用、効果が得られる。
また、本実施例カラー複写機では複写光学系を備えたも
のとして説明してきたが、この技術はレーザ光学系を用
いたプリンタであつても、そのまま適用可能である。
実施例2 第4図は、別のタイプの実施例のカラー複写機の概略構
成図を示し、本実施例カラー複写機は周長が等しいベル
ト感光体45C、45mおよび45yに対し、それぞれ色分割照
明ランプ43、レンズ系44およびシヤツタ57を介してカラ
ー原稿2の光像を、ベルト感光体45cにはレツドR光、
感光体45mにはグリーンG光、感光体45yにはブルーB光
の色分解像を次々と結像するように構成してある。そし
て各感光体の露光位置から転写位置迄の距離は同一であ
り、感光体45c、45mおよび45yの各転写位置の相互距離
も、それぞれ各感光体の露光〜転写位置間距離に等しく
設定されている。
転写紙12は駆動ローラ54により駆動される転写ベルト51
上で搬送され、各感光体の転写位置を感光体45y、45mお
よび45cの順序に通り、その位置で色分割された各トナ
ー画像を重ね転写される。
図中、28は各ベルト感光体の駆動ローラであり、その直
径は全て同一でD、したがつて、その周長πDを各ベル
ト感光体45c、45mおよび45yの露光〜転写位置間距離の1
/整数に設定することにより、前述と全く同一の作用、
効果を得ることができる 実施例3 第5図は、本発明装置を適用する3ベルト感光体カラー
複写機の第1図同様の構成を備えたものの概略構成図
中、主として転写紙搬送機構について記載したものであ
る。図中、色分解像露光手段、ベルト感光体およびその
駆動手段ならびに各静電画像現像装置等々の転写紙にト
ナー画像を重ね転写する直前迄のプロセス、機構につい
ては、<実施例1>において詳細に説明したとおりであ
るから参照されたい。
9y、9mおよび9cは各ベルト感光体5y、5mおよび5cのトナ
ー画像転写位置に、転写紙搬送ベルト11を介して対向設
置された転写チヤージヤ、12は、給紙部18に用意された
転写紙、14は搬送ベルト11の駆動ローラで直径DP、17は
転写紙12を搬送ベルト11に付着させるための帯電チヤー
ジヤ、19は転写紙のレジストローラ、20は画像定着装置
に設けられた一対のローラである。
ところで上述の転写紙搬送ベルト機構の場合にも、その
駆動ローラ14の偏心等により1回転、1周期の速さ変動
が生じる。この変動例を、露光と転写の工程タイミング
と共に示すと第6図示のとおりである。同図では、ベル
ト感光体駆動ローラ28の径が、転写紙搬送ベルト11の駆
動ローラ14の径の2倍の場合について図示してある。
第6図では、各感光体は、基準速度V0で、周期が同一の
変動を有するV5y、V5mおよびV5cの速さで駆動されてお
り、また、転写紙搬送ベルト11は、同じく基準速度V
0で、周期は各感光体の1/2の変動のVPの速さで駆動され
ているものとする。
このような速度変動および露光・転写工程のタイミング
での重ね画像の位置ズレは、次のようになる。なお、原
稿照明露光の速さVSの影響は、3つの感光体共、同時露
光であるため、位置ズレには関係ない。
以下に例として感光体5yと感光体5mの画像位置ズレにつ
いて考察すると、先端基準でi(mm)の場所の感光体の
速度変動による位置ズレΔlE・T(i)は<実施例1>にお
いて検討したように、 となる。
−4次に、転写紙搬送速度VPによる両感光体トナー画
像転写時における画像転写後のti時間での転写紙移動距
離の差、すなわち転写寸法の差ΔlP(i)は、 この結果として感光体5yと感光体5mに作像したトナ
ー画像の転写紙上での重ね画像位置ズレΔl(i)は、前記
(1)(実施例1を参照のこと)、(4)および(5)
式の和となつて現われる。
Δl(i)=ΔlF+ΔlE・T(i)+ΔlP(i) …(6) 以上より位置ズレを無くするには、上記(6)式の右辺
各項をゼロにすることが必要であるが、第6図の如き場
合に、これらの値はどうなるか考えてみる。
(i)ΔlFについては、(1)式より、 (イ)右辺の( )内は、 V5yはt=0〜T2間で丁度変動2周期であるから VPはt=T2〜T3間で、これも変動2周期であるから 故に、この( )内は となる。
(ロ)またV5mはt=0〜T3間で丁度変動3周期である
から となる。
したがつて(イ)、(ロ)より(1)式のΔlF=0であ
る。
(ii)次に、ΔlE・T(i)は、(4)式の、それぞれの
( )内をみると、V5mについてはt=0〜tiとt=T3
〜T3+tiの全く同一波形の積分値の差であるので、第1
( )内はゼロである。また同様にV5yについてもt=T
2〜T2+tiとt=0〜tiの全く同一波形の積分値の差で
あり、第2( )内も、ゼロである。
(iii)また、ΔlP(i)は、(5)式の右辺各項は、VP
t=T3〜T3+tiとt=T2〜T2+tiの全く同一波形の積分
値であるので、第1項、第2項は等しい。したがつて、
両者の差であるΔlP(i)は0である。
以上の(i)、(ii)および(iii)より、第6図のよ
うな速度変動と、露光・転写タイミングにすれば、重ね
画像位置ズレは発生しない。
実施例4 さて、ここで実施例3とは異なる条件の場合で考えてみ
る。
例えば第6図で転写工程を(( ))で示したタイミングの
装置にした場合で説明する。
これは第5図示の装置の各感光体の転写位置間距離(9y
〜9m、9m〜9cの距離)を図示状態の1/2とし、さらに感
光体5mと5cとの露光位置〜転写位置間の周長を、それに
見合つた長さに、それぞれ短かくした構成にすることで
(( ))に示したタイミングにすることができる。
この場合に、 (i)(5)式(実施例3参照)で示される転写紙搬送
速さVPの影響による重ね画像位置ズレΔlP(i)は実施例
3の(iii)の説明と同様に、同一波形の積分値の差で
あり、 ΔlP(i)=0になる。
なお、転写紙搬送駆動を、このような条件に置くことは
本出願人会社内では一年以上前から提案されており、位
置ズレ防止の為には必要条件である。
(ii)次に、(1)式(実施例1参照)のΔlFと(4)
式(実施例3参照)のΔlE・T(i)は、感光体5mの画像先
端転写タイミングが、T3であつたものがT2.5に変つてし
まつたために、5mの速さがV5mのままでは、 (1)式右辺( )内は<実施例3>の(i)−(イ)
記載と同様に考えて であるためΔlFは、ゼロにはならない。
また、(4)式の右辺、第1( )内は、t=0〜ti
t=T2.5〜T2.5+tiとの差になるが、V5mの波形の位相
が異なつているのでゼロにはならず、 ΔlE・T(i)もOとならない。
したがつて、上記(ii)により、この条件では重ね画像
に位置ズレが発生する。そこで、この上記(ii)でΔlF
とΔlE・T(i)をゼロにする為には、感光体5mの速さを第
6図で2点鎖線で示すV′5mのように、t=0〜T2.5
間で整数周期変動になるようにすればよい。
しかし、この場合には感光体5mの駆動ローラ28の径と回
転数を、他の感光体の駆動ローラとは変えることが必要
になつてくる。これは構成上から駆動系が複雑、コスト
高となり好ましくなく、 矢張り、第5図示の本来の機構・条件にする方が望まし
い。
すなわち、各感光体駆動ローラ28の径は、それぞれの感
光体の露光〜転写位置間の周長に対し、πDが1/整数で
あると共に、全てのローラ28の径Dは同一であることが
望ましい。
さて、このように構成すると、今迄説明してきたとお
り、 t=T2〜T3の間、すなわち、転写紙先端が感光体5yの転
写部から5mの転写部迄移動する間(=9y〜9m寸法)に、
感光体5mの速さ変動は、整数周期に合致する条件とな
る。第6図のV5mは、これが1周期になつている。すな
わち、 πD=転写位置間距離である。ただし、この関係はπD
=転写位置間距離/整数でもよい。
また、(i)で述べたように、転写紙搬送駆動ローラ14
の径Dpとして、πDpは転写位置間距離の1/整数で構成さ
れるので、この駆動ローラ14の径Dpと、感光体駆動ロー
ラ28の径Dとの関係は、 但し、n1はある整数値。
としたとき、 または、D=(n1までの整数値)×Dp という条件に構成すれば良い。
実施例5 <実施例2>で述べた第4図示のタイプのカラー複写機
においても、その転写紙搬送ベルト駆動機構の条件を<
実施例3>で説明したような関係にしておくことによ
り、<実施例3>に述べたと全く同じ効果を得ることが
できる。
なお、上記実施例は、専らカラー複写機の構成中、複写
光学系の例を用いて記述したが、これらの技術は、レー
ザ光学系等を用いたプリンタの場合にも、そのまま適用
可能であることは云うまでもない。
また、転写紙搬送は、ベルトを用いる例について説明し
たが、これは例えばチエーングリッパ等で搬送する場合
でも、その駆動系の回転周期とベルト感光体駆動ローラ
回転周期との関係を、上述説明と同様にすれば、それと
同様な効果が得られる。
効果 本発明カラー記録装置は、以上のとおりであるから、駆
動系に速度変動があつても重ね画像の位置ズレが生じな
いカラー複写機・プリンタを、簡単な構成によつて実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置を適用する3ベルト感光体カラー
複写機の一実施例の概略構成図、第2図は、前記カラー
複写機の各感光体の駆動ローラの駆動力伝達系の一例、
第3図は、前記複写機における各ベルト感光体の速さの
変動を、露光と転写の工程のタイミングと共に示す図、
第4図は、本発明装置が適用される別のタイプのカラー
複写機の実施例の概略構成図、第5図は、第1図示のカ
ラー複写機における転写紙搬送ベルト機構の構成が<実
施例1>と異なる他の実施例の概略構成図、第6図は、
上記カラー複写機における各ベルト感光体の速さの変動
を、露光と転写の工程のタイミングおよび転写ベルトの
速さの変動との関連において示した図、第7図は、3ベ
ルト感光体を備えた従来のカラー複写機における転写装
置の概略説明図である。 2……原稿、5……ベルト感光体 9……転写チヤージヤ、11−転写紙搬送ベルト 12……転写紙、14……転写紙搬送ベルト駆動用ローラ 17……帯電チヤージヤ 18……給紙用トレイ、19……レジストローラ 20……定着装置ローラ、28……ベルト感光体駆動用ロー
ラ 29……駆動ローラシヤフト、30……ウオームホイール 31……ウオームギヤ、32……ドライブシヤフト 33……カツプリング、34……モータ 35……照明装置、36、38および41……ミラー 37……レンズ、39および40……ハーフミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 豊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤枝 文隆 東京都中野区中央3丁目22番5号 (56)参考文献 特開 昭59−182139(JP,A) 特開 昭47−37434(JP,A) 特公 昭53−34494(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の感光体と、各感光体を回転駆動する
    手段と、各感光体それぞれに潜像を形成し、該潜像を顕
    像化し、これを転写紙に順次重ね転写するカラー記録装
    置において、 各感光体の前記潜像形成位置から前記転写位置へ移動す
    る時間が、前記駆動手段の駆動速さの変動周期の整数倍
    であることを特徴とするカラー記録装置。
JP60270042A 1985-11-30 1985-11-30 カラ−記録装置 Expired - Fee Related JPH0731446B2 (ja)

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