JPH0731401A - 可食性フィルムによる主として調理用包装納豆 - Google Patents

可食性フィルムによる主として調理用包装納豆

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JPH0731401A
JPH0731401A JP5200953A JP20095393A JPH0731401A JP H0731401 A JPH0731401 A JP H0731401A JP 5200953 A JP5200953 A JP 5200953A JP 20095393 A JP20095393 A JP 20095393A JP H0731401 A JPH0731401 A JP H0731401A
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JP
Japan
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natto
edible film
cooking
packaged
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP5200953A
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English (en)
Inventor
Shinya Kurosaki
信也 黒崎
Munehiko Eto
宗彦 江渡
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AZUMA SHOKUHIN KK
Original Assignee
AZUMA SHOKUHIN KK
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Publication date
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  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 そのまま食する場合やそれを料理する場合に
扱い易く、特に調理加工工程において納豆特有な粘性の
糸が機器等に付着することのない清潔で扱い易い包装納
豆を提供する。 【構成】 難水溶性の可食性フィルム1で、納豆2乃至
調理納豆3を包装して包装納豆を構成する。 【効果】 納豆が包装されているので加工中に粘性の糸
の付着がなく、製造工程を進める上で極めて扱い易くな
る。また加工機器が粘性の糸によって汚れることがな
く、大変衛生的である。また、各種加工食品に添加して
納豆を使用した新規な加工食品を製造する道が開かれ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可食性フィルムで包装
した主として、調理用素材とする納豆に関する。
【0002】
【従来の技術】納豆が蛋白質等の優れた栄養源であるこ
とは知られているが、近年さらに動脈硬化予防等各種効
能が発見され、健康食品として高く評価されるようにな
ってきた。それに伴って、納豆の需要も増加傾向にあ
り、海外にも愛好者が増加ている現状である。食べ方に
ついても、醤油で味付し、好みに応じて辛子、ねぎ、粉
末のりなどを添加して混練し、糸引き状態で御飯に掛け
て合せ食するという伝統的習慣にとらわれない多様化が
目立っている最近である。その例として、これまで各種
の可食性の包装材で包装した納豆が提案されている。各
種包装物としては、例えば実開昭57−135290に
は「揚物」が、実開昭58−113386には「シュウ
クリ−ムの皮」が、実開昭60−139487には「油
揚」が、実開昭63−4693には「餅」が、特開昭5
4−26351には「海苔」が、特開昭63−4484
7には「まんじゅうの皮」が提示されている。
【0003】これらはいずれも納豆を包む「皮」自体が
食品であり、この「皮」の味、歯ごたえ、食味、食感を
積極的に前面に出すことをねらいとしたものである。例
えば皮が「餅」の場合には、餅の感触、味覚を大きな要
素として捉えたもので、それ自体が最終製品であり、さ
らにこれを調理用の素材として供すものではない。他の
「皮」についても同様である。他方、生産面において、
納豆を素材とする製品は工場生産の最終製品に至る過程
において、納豆に特有な粘性の糸が調理機器等にベタベ
タ付着するため、工程間の移送、分配の障害、調理機器
の洗浄等、厄介な問題があり、これらの難点が解決され
ない限り各種納豆製品の商品化には自ずと制約があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記実
情に鑑みて、食する際、調理する際に扱いやすくまた納
豆を素材とする製品の機械加工生産に工場生産に便利に
なるように、さらに納豆自体の臭いを相対的に制御す
る、包装納豆を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、納豆2乃至調理納豆3を難水溶性の可食性フ
ィルム1で包装して主として調理用の包装納豆を得るも
のである。また、前記可食性フィルム1を、主としてタ
ンパク質性素材または炭水化物性素材とするものであ
る。さらに、前記調理納豆3を、納豆2に調味料、薬味
等の味付け材4、乃至納豆2に肉、野菜等の加工食品5
を添加して構成するものである。
【0006】
【作用】本発明は以上のように、納豆を可食性フィルム
で包装するもので、包装一単位として、工場生産ライン
において、納豆の粘性の糸を調理機器等にベタベタ付着
させずに、納豆の移送分配、調理機器の洗浄等の工程を
スム−ズに進行させることができる。包装材がフィルム
なので、フィルム自体は極めて薄く、でき上がった各種
製品においては殆ど味、歯ごたえがなく、包装されてい
る納豆は調理することによってフィルム部分が殆ど溶解
してしまい、このフィルム自体は味覚、食感に殆ど影響
を与えない。さらに、納豆独特の臭いの拡散がフィルム
によって阻止される。
【0007】
【実施例】実施例を図に基づいて説明すると、本発明は
図1及び図2に示すように、納豆2を難水溶性の可食性
フィルム1で包装した主として調理用包装納豆である。
ここで用いる可食性フィルム1は各種の素材が使用可能
であるが、まずタンパク質性素材を用いた場合で説明す
ると、大豆タンパク質を主原料とする大豆からの抽出、
精製して作られたソヤフィ−ル(不二製油株式会社の登
録商標製品)を用いる。このフィルムの厚さは75ミク
ロンで、重量85g/m2、成分は蛋白質63%、保湿
材25%、水分12%である。また、水不溶性で、膨潤
性が6%ある。さらにこの特徴は、常温で柔軟性があ
り、加熱溶着でき、色はスモ−ク色(着色可)の半透明
で、常温で溶けることはない。このフィルムによる製造
方法について説明すると、納豆を適量に分けてフィルム
上真ん中に落とし、このフィルムを二つ折して、フィル
ムが重なる全周縁を加圧して熱溶着する。図中の3辺部
を囲っている部分11は加圧して加熱溶着部分を示す。
透かすして見える納豆は図1では粒豆のみによる態様を
示しているが、挽き割、ペ−スト等のいずれであっても
良く、最終製品に似合うものが好ましい。でき上がった
調理用包装納豆は外観は図1のようで、少し柔らかく臭
いが殆ど出ない。フィルム表面にネバツキは全くない。
【0008】次に、可食性フィルム1を炭水化物性素材
を用いた場合で説明すると、天然多糖類を主体とした単
層フィルムであるソアフィ−ルSRF100H(三菱レ
イヨン株式会社の登録商標製品)を用いる。このフィル
ムの厚さは40〜70ミクロンかあり、本例においては
フィルムの厚さは60ミクロンを用いる。水溶性を有す
るものであるが配合を調節することで、水に対する溶解
性を調節し、溶解するまでの時間を長くすして難水溶性
にすることができる。またこのフィルムは30〜40度
で溶解する。したがって加熱溶着することができる。天
然色素などで着色や印刷もできる。製造方法は上記ソヤ
フィ−ルの場合と同様に、納豆を置いたフィルムを二つ
折して、フィルムが重なる全周縁を加圧して熱溶着す
る。でき上がった調理用包装納豆は少し柔らかく臭いが
殆ど出ない。また、温水30度で調理すればフィルムだ
け溶かすことができる。
【0009】さらに、包装されるものは納豆2単味でも
また調理納豆3であってもよく、例えば図3に示すよう
に、納豆2にマヨネ−ズとからしの味付け材4を添加し
たり、また図4に示すように、納豆に挽肉、刻み葱の加
工食品5を添加しても良い。
【0010】そして、前記の調理納豆3を用いて作られ
るものとしては、おにぎりの場合は図5(イ)、海苔巻
は図5(ロ)、団子は図5(ハ)、ぎょうざ図5(ニ)
にそれぞれ示すように、中央部に包み込むように入れる
と良い。前記最終製品に入れるまでは、途中で破れてし
まうことのないフィルムが必要であるが、入れた後は溶
けても崩れても構わない。むしろ調理中に溶けてしま
い、製品にはフィルムとしての原形がなくなって包んで
あったことを感じさせない方が好ましい。なお、この包
装納豆自体を調理加工せずにそのまま食することもでき
る。
【0011】
【発明の効果】以上のように、納豆を可食性フィルムで
包むことによって調理機器等に納豆特有な粘性の糸がベ
タベタ付着することがなくなり、工場生産での最終製品
に至る納豆の移送分配、調理機器の洗浄等の各工程がス
ム−ズに進行できるようになる。また納豆独特な臭いが
制御され、加工生産工場内において快適な職場環境が達
成される。このため、納豆をおにぎり、弁当、蒲鉾、海
苔巻、パン、ぎょうざ等各種の加工食品に容易に添加で
き、納豆を用いた製品を幅広く普及させることができ
る。また納豆を使用する各種新食品の開発などに大きく
道が開かれた。そらに、そのまま食したり料理する場合
に扱い易く、また納豆の臭いが殆ど出ないので独特な臭
いによって納豆を敬遠する人にとっても食べ易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明の別の態様を示す断面図。
【図4】本発明の別の態様を示す断面図。
【図5】本発明の利用態様を示し、図5(イ)がおにぎ
り、図5(ロ)が海苔巻、図5(ハ)が団子、図5
(ニ)がぎょうざの各断面図。
【符号の説明】
1 可食性フィルム 2 納豆 3 調理納豆 4 調味料、薬味等の味付け材 5 肉、野菜等の加工食品 6 御飯 7 海苔 8 ぎょうざの具 9 ぎょうざの皮 10 餅米 11 加熱溶着部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難水溶性の可食性フィルム(1)で、納
    豆(2)乃至調理納豆(3)を包装して成る可食性フィ
    ルムによる主として調理用包装納豆。
  2. 【請求項2】 可食性フィルム(1)が、主としてタン
    パク質性素材である請求項1の可食性フィルムによる主
    として調理用包装納豆。
  3. 【請求項3】 可食性フィルム(1)が、主として炭水
    化物性素材である請求項1の可食性フィルムによる主と
    して調理用包装納豆。
  4. 【請求項4】 調理納豆(3)が、納豆(2)に調味
    料、薬味等の味付け材(4)を添加して成る請求項1乃
    至3のうちいずれか一項記載の可食性フィルムによる主
    として調理用包装納豆。
  5. 【請求項5】 調理納豆(3)が、納豆(2)に肉、野
    菜等の加工食品(5)を添加して成る請求項1乃至3の
    うちいずれか一項記載の可食性フィルムによる主として
    調理用包装納豆。
JP5200953A 1993-07-20 1993-07-20 可食性フィルムによる主として調理用包装納豆 Pending JPH0731401A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8616314B2 (en) 2008-12-22 2013-12-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Wheel driving apparatus

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0553489B2 (ja) * 1991-03-07 1993-08-10 Topcon Corp

Patent Citations (1)

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