JPH073132B2 - 車両用電装品制御装置 - Google Patents

車両用電装品制御装置

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JPH073132B2
JPH073132B2 JP18400786A JP18400786A JPH073132B2 JP H073132 B2 JPH073132 B2 JP H073132B2 JP 18400786 A JP18400786 A JP 18400786A JP 18400786 A JP18400786 A JP 18400786A JP H073132 B2 JPH073132 B2 JP H073132B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車体に搭載された電装品を作動制御するよう
にした電装品制御装置に関し、特に、電装品として、ド
アを解施錠する解施錠装置を制御するものに関するもの
である。
(従来の技術) 従来より、車体のドアロックを解除して車室に乗り込む
場合において、そのドアロックをキーにより解除操作す
る煩わしさをなくす狙いから、キーなしでもドアを解錠
または施錠し得るようにしたキーレスエントリーシステ
ムと呼ばれるシステムが注目されている。そして、この
キーレスエントリーシステムの一例として、従来、例え
ば特開昭60−159268号公報に開示されているように、所
定の固有信号を無線送信する携帯用の送信機を設け、該
送信機から送信された固有信号を車体側の受信機で受信
させて、その受信固有信号と車体側で予め設定されてい
る固有信号との一致を判定し、その両固有信号の一致時
に電動アクチュエータを作動させてドアロックを施錠ま
たは解錠するようにしたものが提案されている。
そして、この提案のものでは、ドアのアウタハンドル近
傍に専用のスイッチを取り付け、このスイッチをON操作
した時点で初めて上記送信機と受信機との間で交信を開
始させるようになされている。
(発明が解決しようとする課題) このため、乗車しようとしてドアロックを解除し、ある
いは降車時にドアロックする都度、ドアを開閉するため
のアウタハンドルの操作とは別個に、スイッチをON操作
する手間を要し、操作性が悪くなるという問題があっ
た。
また、送信機と受信機との間で固有信号を交信して両固
有信号の一致を判断するのにある程度の時間がかかるた
め、上記の如くスイッチのON操作により交信を開始する
のでは、実際にドアが解施錠されるまでに時間を要し、
ドアをスムーズに開閉できない難もある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、上記の如く携帯用の無線送信手段と車
体側受信手段との間の固有信号の交信によってドアを解
施錠する場合、その交信の開始タイミングを上記従来の
ように専用スイッチのON操作ではなく、送信手段と車体
側受信手段との距離に関連付けて設定するようにするこ
とにより、手間のかかる操作を要することなくスムーズ
にドアを解施錠できるようにし、よってドアの解施錠を
操作性よく行い得るようにせんとすることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成すべく、本発明での解決手段は、第1図
に示すように、まず、所定の固有信号を無線送信する携
帯可能の送信手段10を設ける。
一方、車体1側には以下の構成要素を設ける。すなわ
ち、電装品として、車両のドア2を解施錠する解施錠装
置4を設ける。また、上記送信手段10から送信された固
有信号を受信する受信手段23と、上記送信手段10が所定
距離範囲内に近付いたことを検出する送信手段検出手段
46とを設ける。そして、上記送信手段検出手段46の出力
を受け、送信手段10が所定距離範囲内に近付いたときに
上記受信手段23を作動させるとともに、該受信手段23で
受信した受信固有信号を予め設定された設定固有信号と
比較する解施錠制御手段47を設ける。
さらに、上記ドア2のアウタハンドル28が操作、例えば
引き操作されたことを検出するハンドル操作検出手段26
と、上記解施錠制御手段47において受信固有信号が設定
固有信号に一致していると判定された状態で、上記ハン
ドル操作検出手段26により、ドア2のアウタハンドル28
が操作されたことが検出されたときに、上記解施錠装置
4を作動させる作動開始手段48とを設ける。
(作用) この構成により、本発明では、例えば乗車しようとして
車両のドア2をアンロックする場合、あるいは降車後に
ドアロックする場合において、まず、乗員が送信手段10
を携帯して車体1側に所定距離範囲内に近付くと、その
ことが送信手段検出手段46によって検出され、この検出
手段46の出力信号を受けた解施錠制御手段47により、送
信手段10から無線送信された車両固有の固有信号が車体
側の受信手段23により受信されるとともに、その受信さ
れた固有信号が車体1側の固有信号と比較される。そし
て、この解施錠制御手段47での比較において、受信され
た固有信号と設定の固有信号とが一致していると判定さ
れたときには、該解施錠制御手段47から作動開始手段48
に信号が送られて該作動開始手段48が作動待機状態とな
る。この状態で、乗員がドア2のアウタハンドル28を操
作すると、その操作を検出したハンドル操作手段26から
上記作動開始手段48に出力信号が送られ、該作動開始手
段48の作動により車両のドア2がロックまたはアンロッ
クされる。
このようにドア2をロックまたはアンロックする際、専
用スイッチをON操作させるという不要な操作を要するこ
となく、送信手段10を携帯して車体1側に所定距離範囲
内に近付くだけで、解施錠制御手段47で固有信号の比較
が開始されるので、操作性の向上が図れることとなる。
しかも、送信手段10を持った乗員が所定距離範囲内に近
付いた時点で、受信固有信号と設定固有信号との比較が
開始されるため、乗員が実際にドア2のアウタハンドル
28を操作するまでに両信号の一致判定が完了し、一致時
にはアウタハンドル28を操作すると即座にドア2を解施
錠できることになり、その結果、ドア2の解施錠および
その開閉操作がスムーズに行われるのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
第7図において、1は本発明の実施例に係わる自動車の
車体、2,2は左右のサイドドアであって、この各サイド
ドア2は、第2図に示すようにアクチュエータとしての
ドアロックモータ3を有する車載電装品としての解施錠
装置4によって解施錠される。尚、上記車体1内の車室
5床面には前後位置や傾倒位置等を調整可能な電動シー
ト6,6が設置されている。また、上記各サイドドア2の
外面には電動ミラー7が取り付けられ、この電動ミラー
7の位置、詳しくは上記運転席側の電動シート6に着座
した乗員から見た反射角が調整される。さらに、8はス
テアリングホイール9をチルト動作させる電動チルト装
置である。
また、第2図において、10は演算機能を有するCPU(図
示せず)を内蔵してなる携帯可能のICカードであって、
該ICカード10は、上記電動シート6、電動ミラー7およ
び電動チルト装置8に関する制御データを格納する記憶
部(図示せず)と、自動車に固有に設定された固有信号
としての暗唱番号信号をアンテナ11から送受信する送受
信部12とを有している。よって、このICカード10により
所定の固有信号を送信する携帯可能の送信手段が構成さ
れる。
また、13は上記解施錠装置4(ドアロックモータ3)、
電動シート6、電動ミラー7および電動チルト装置8を
作動制御するために車体1側に設けられたコントローラ
であって、このコントローラ13は演算処理機能を持った
CPU14と、データ格納手段としてのROM15およびRAM16と
を内蔵している。また、上記CPU14は上記ドアロックモ
ータ3にドアロック制御部17を介して接続されている。
このドアロック制御部17は、CPU14にそれぞれ反転回路1
8,19を介して接続された第1および第2のトランジスタ
Tr1,Tr2と、該各トランジスタTr1,Tr2にそれぞれ直接接
続されたリレーソレノイド20a,21aを有し、トランジス
タTr1,Tr2のON動作によりON作動する第1および第2の
リレー20,21とを備え、上記第1のリレー20のスイッチ2
0bはドアロックモータ3の一方の接続端子に、該モータ
3の回転位置に応じて切換動作する切換スイッチ22を介
して接続されている一方、第2のリレー21のスイッチ21
bは同モータ3の他方の接続端子に直接接続されてい
る。そして、CPU14からドアロック制御部17にロック信
号またはアンロック信号を出力してドアロックモータ3
を正逆いずれかの方向に回転させることにより、サイド
ドア2を解施錠させ、CPU14からロック信号を出力した
ときには、第1のトランジスタTr1をON動作させてドア
ロックモータ3を例えば正回転させることにより、ドア
2をロックする一方、アンロック信号を出力したときに
は、第2のトランジスタTr2をON動作させてドアロック
モータ3を逆回転させることにより、ドア2をアンロッ
クするように構成されている。
また、上記コントローラ13には、上記ICカード10の送受
信部12と暗唱番号信号(固有信号)をアンテナ23aを通
して交信する、よって送受信部12から送信された暗唱番
号信号を受信する受信手段としての送受信部23と、該送
受信部23で受信された無線信号の電界強度を検出する電
界強度検出部24と、送受信部23で受信された暗唱番号信
号の符号を検出する符号検出部25とが設けられている。
さらに、CPU14には、上記各ドア2のアウタハンドル28
がドア2の開閉のために例えば引き操作されたことを検
出するハンドル操作検出手段としてのアウタハンドルス
イッチ26が反転回路27を介して接続されている。
ここで、このアウタハンドルスイッチ26の取付構造につ
いて説明する。第3図ないし第5図に示すように、ドア
2のアウタパネル2aにはハンドルケース29が取り付けら
れている。このハンドルケース29はハンドル操作時に手
を挿入するための凹部30を備え、この凹部30の上部に上
記アウタハンドル28が収容されている。尚、31はハンド
ルケース29下部の車体前側コーナ部に配設されドア2を
手動にてロックまたはアンロックさせるためのキーシリ
ンダである。
上記アウタハンドル28の背面には、ハンドルケース29の
凹部30奥底面に形成した開口(図示せず)を通ってハン
ドルケース29背面側に延びる前後1対のヒンジブラケッ
ト32,32が一体に突設され、この各ヒンジブラケット32
の先端部はハンドルケース29背面に立設した1対のブラ
ケット33,33間に配置され、かつ該両ブラケット33,33間
に挿通したピン34に枢着されており、各ヒンジブラケッ
ト32すなわちアウタハンドル28は、この各ピン34を支点
として車外方向上向きに揺動可能に支持されている。そ
して、上記各ピン34にはハンドル28を内方へ付勢するリ
ターンスプリング35が巻き付けられている。
また、上記ハンドルケース29の背面側には前後方向に延
びるレバー36が配設され、該レバー36はその中間部にて
ハンドルケース29背面に突設したリブ29aの上部にピン3
7を介して揺動可能に支持されている。このレバー36の
後端部(第4図で左端部)には上記ピン37の位置を中心
とした円弧状の長穴38が形成され、該長穴38にはハンド
ルケース29背面の他のリブ29bに固定したピン39が挿通
されていて、このピン39と長穴38との係止によってレバ
ー36の揺動角を規制するようになされている。
また、上記レバー36の前端には金具40および連結ロッド
(図示せず)を介して図示しないロック機構に連結され
ている。また、レバー36のピン37位置よりも前側には上
記前側のヒンジブラケット32に設けた突片32aに当接可
能なフランジ部41が形成されており、アウタハンドル28
を引き操作して第5図反時計回り方向に回動させたとき
に、そのヒンジブラケット32の突片32aによりレバー36
のフランジ部41を押し下げて該レバー36をピン37を中心
に第4図で時計回り方向に回動させることにより、ロッ
ク機構を作動させてドア2を開閉可能な状態とするよう
になされている。
さらに、上記レバー36のピン37位置とフランジ部41との
間には下方に延びる係止片42が突設されている。一方、
上記ハンドルケース29背面の略中央部には上記アウタハ
ンドルスイッチ26が取り付けられ、このスイッチ26は、
上記レバー36の係止片42により押されて回動する作動レ
バー26aを有するマイクロスイッチよりなるものであ
る。よって、アウタハンドル28が引き操作されてレバー
36がピン37回りに回動したときに、その係止片42により
アウタハンドルスイッチ26の作動レバー26aを回動させ
て該スイッチ26をON動作させるようになされている。
尚、ハンドルケース29の背面には上記キーシリンダ31が
ロック位置またはアンロック位置に操作されたことを検
出する検出スイッチ43が取り付けられており、この検出
スイッチ43および上記アウタハンドルスイッチ26のON・
OFF信号はハーネス44およびコネクタ45を介して伝達さ
れる。
尚、図示しないが、上記CPU14は電動シート6、電動ミ
ラー7および電動チルト装置8に対し、駆動部および位
置検出部を介して接続されており、CPU14の出力信号に
基づいて駆動部を作動させて電動シート6、電動ミラー
7および電動チルト装置8を作動制御する一方、これら
電装品6〜8の実際の各作動位置に位置検出部で検出し
てその検出信号をCPU14に入力させるようになされてい
る。
また、同様に図示しないが、コントローラ13には、上記
ICカード10をCPU14に直接電気的に接続させるためのリ
ーダライタが接続されている。
上記コントローラ13のCPU14およびICカード10のCPUにお
いて、自動車に乗り込むエントリ時に行われる制御手順
について第6図により説明する。尚、図ではコントロー
ラ13側とICカード10側との無線信号の授受を矢印で示す
こととする。
まず、コントローラ13側においては、同図(a)に示す
ように、最初のステップS1において電界強度検出部24に
より、送受信部23が受信した無線信号の電界強度を検出
する。次いで、ステップS2においてその検出された電界
強度が一定値(スレッショルドレベル)よりも大きいか
どうかを判定し、一定値以下のNOのときには、初めのス
テップS1に戻る。
そして、乗員が車体1側(詳しくはコントローラ13)に
所定距離範囲に近付いて、該乗員の携帯したICカード10
からの無線信号等による電界強度が一定値よりも増大す
ることにより、判定がYESになると、ステップS3に進ん
でICカード10に対してアクセス信号を無線送信し、次の
ステップS4においてICカード10側から無線送信される暗
唱番号信号(固有信号)の受信が有るかどうかを判定
し、受信有りとなるまでステップS3,S4を繰り返す。上
記アクセス信号は、ICカード10とコントローラ13との間
で信号の授受を開始させるためのものである。そして、
上記ステップS4での判定が暗唱番号信号受信有りのYES
のときには、ステップS5に進み、符号検出部25において
上記受信された暗唱番号信号が予め設定登録されている
暗唱番号信号の符号と一致するか否かを判定し、一致し
ないNOのときには、そのまま制御を終了する。一方、判
定がYESになると、ステップS6に進んでアウタハンドル
スイッチ26がON状態にあるか否かを判定し、同スイッチ
26がOFF状態にあるときには、そのまま制御を終了する
一方、判定がアウタハンドルスイッチ26のON動作による
YESになると、ステップS7に進んでドアロック制御部17
にアンロック信号を出力することにより、上記解施錠装
置4のドアロックモータ3を作動させてサイドドア2を
解錠させる。
一方、ICカード10側においては、同図(b)に示すよう
に、最初のステップS8で上記コントローラ13に対し信号
を送信し、次のステップS9においてコントローラ13から
送信されるアクセス信号が受信されたか否かを判定し、
受信無しのNOのときには上記ステップS8,S9を繰り返
す。判定が受信有りのYESになると、ステップS10におい
て送受信部12からコントローラ13側に向けて暗唱番号信
号を送信させる。
よって、本実施例では、以上の制御手順において、ステ
ップS1,S2により、上記送信手段としてのICカード10か
ら送信された無線信号による電界強度が一定値よりも増
大したことを判定することにより、該ICカード10が所定
距離範囲内に近付いたことを検出するようにした送信手
段検出手段46が構成される。
また、ステップS3〜S5により、上記送信手段検出手段46
の出力を受け、ICカード10が所定距離範囲内に近付いた
ときに、上記送受信部23を作動させてICカード10の送受
信部12と信号のやり取りを行わせるとともに、該送受信
部23で受信したICカード10からの暗唱番号信号を予めコ
ントローラ13で設定された暗唱番号信号と比較するよう
にした解施錠制御手段47が構成される。
さらに、同様にステップS6,S7により、上記解施錠制御
手段47の出力信号およびアウタハンドルスイッチ26のON
・OFF信号を受け、解施錠制御手段47により受信暗唱番
号信号が設定暗唱番号信号に一致していると判定された
状態で、ドア2のアウタハンドル28が操作されたとき
に、上記解施錠装置4を作動させるようにした作動開始
手段48が構成される。
次に、上記実施例の作動について説明する。
自動車を運転するために、サイドドア2のロックを解除
して車室5内に入る場合、予めICカード10の送受信部12
から暗唱番号信号の電波を発信させておき、そのICカー
ド10を持った乗員が車体1に近付いて、該ICカード10が
所定距離範囲内に達すると、車体1側のコントローラ13
と乗員側のICカード10との間で信号の授受が無線によっ
て開始される。すなわち、最初に、コントローラ13の送
受信部23からアクセス信号がICカード10に向けて送信さ
れ、このアクセス信号がICカード10側の送受信部12で受
信されたときに、今度は逆に、該ICカード10の送受信部
12から暗唱番号信号がコントローラ13側に返信されて、
その暗唱番号信号とコントローラ13側の暗唱番号信号と
の符号が符号検出部25で比較される。
そして、上記両暗唱番号の符号が一致したときには、ド
アロックを解除してもよいと見做されて、コントローラ
13とICカード10との間の信号の授受が終了し、解施錠装
置4はドア2のアウタハンドル28の操作に連携して作動
可能な状態となる。それ故、この状態で乗員が上記アウ
タハンドル28を引き操作すると、この操作に伴ってアウ
タハンドルスイッチ26がON動作し、このスイッチ26のON
動作により、コントローラ13のCPU14からアンロック信
号が出力されてドアロックモータ3が例えば逆回転し、
この回転動作によってドア2のロックが解除され、ドア
2は開閉自在な状態となる。
この場合、乗員の持つICカード10と車体1側のコントロ
ーラ13との間で暗唱番号信号を無線により授受させ、各
々の暗唱番号の符号の一致を判定してドアロックを解除
するため、乗員はICカード10を車体1側のリーダライタ
に挿入することなく、ドアロックを解除して車室5内に
入れることになり、よって乗車時の手間をなくすことが
できる。
また、乗員の携帯したICカード10が所定距離範囲内に近
付くと、その時点で初めて、ICカード10とコントローラ
13との間での無線信号のやり取りが開始されるため、専
用スイッチの操作により開始させる場合の如くスイッチ
操作という無駄な手間が不要であり、乗員がドア2を開
けるときに車体1側に近付く動きを利用してスムーズに
ドアロックを解除でき、よってドア2の解錠時の操作性
を高めることができる。
しかも、乗員がドア2を開き操作すべくそのアウタハン
ドル28を引き操作する以前に、ICカード10とコントロー
ラ13との間での無線信号のやり取りが完了し、アウタハ
ンドル28を引き操作すると、直ちに解施錠装置4を作動
させてドア2をアンロックさせ得るので、ドア2の解錠
およびその開閉をより一層スムーズに行うことができ
る。
尚、コントローラ13の送受信部23で受信された信号の電
界強度が他のICカード(暗唱番号信号の異なるもの)か
らの信号や一般の電波等により増大して、対応するICカ
ード10(送信手段)が所定距離範囲内に近付いた状態で
あると判定されたとしても、その後に、ICカード10とコ
ントローラ13との間で暗唱番号信号の一致が判定される
ので、誤ってドア2がアンロックされることはない。
このようにしてドアロックが解除された後、ドア2を開
けて車室5内に入った乗員がICカード10をリーダライタ
に挿入すると、該ICカード10とコントローラ13とが直接
に電気的に接続され、この接続によりコントローラ13の
CPU14とICカード10のCPUとが信号をやり取りして、ICカ
ード10の記憶部に格納されている制御データがコントロ
ーラ13のRAM16に読み込まれるとともに、この読み込ん
だ制御データに基づいて電動シート6、電動ミラー7お
よび電動チルト装置8が駆動部を介して作動制御され
て、その電動シート6および電動ミラー7の各位置、ス
テアリングホイール9のチルト位置が乗員にとって最適
な位置に調整される。
また、降車する場合には、上記乗車後の調整時と同様に
して、ICカード10とコントローラ13とが電気的に接続さ
れて両者間で信号が授受され、コントローラ13の位置検
出部により検出された電動シート6や電動ミラー7等の
位置に関するデータがICカード10の記憶部に書き込まれ
て格納される。このため、自動車の運転中等に乗員が電
動シート6、電動ミラー7およびステアリングホイール
9の最適位置を変更したときでも、その変更したデータ
はそのまま自動的にICカード10に記憶される。
尚、上記実施例では、乗車前にドア2を解錠する場合に
ついて説明したが、降車後にドア2をロックする場合に
も応用することが可能である。すなわち、その場合の制
御手順を第6図に示す手順と同様に構成することによ
り、乗員がICカードを持って降車した後、未だ所定距離
範囲内にあるときに、その乗員の持ったICカードと車体
1側のコントローラとの間で暗唱番号信号の授受を開始
させるとともに、両信号の一致を判断し、両信号の一致
時にドア2のアウタハンドル28を引き操作すると、ドア
2をロックするようにすればよい。
また、上記実施例では、暗唱番号信号を無線送信する携
帯可能な送信手段として、送受信部12を有するICカード
10を示したが、これに限定されず、例えば一般の小型無
線機を利用することもできる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、携帯可能な送信
手段からの固有信号を車体側で無線により受信し、この
信号が設定固有信号と一致したときにドアの施錠または
その解除を行わせる場合、送信手段が所定距離範囲内に
あるときに、上記送信手段からの固有信号の受信を開始
させて設定固有信号と比較し、両信号が一致した条件下
でのドアのアウタハンドルの操作によってドアをロック
・アンロックさせるようにしたことにより、スイッチの
操作という手間を要することなく、ドア開閉時に当然に
行われる動きを利用してアウタハンドルの操作と同時に
直ちにドアを解施錠でき、よってドア解施錠時の操作性
の向上およびその操作のスムーズ化を図ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図である。第2図ないし第
7図は本発明の実施例を示し、第2図は制御系の全体構
成図、第3図はドアのアウタハンドル部分の正面図、第
4図は同背面図、第5図は第3図のV−V線断面図、第
6図はICカードおよび車両のコントローラにおいて車両
乗車前に行われる制御手順を示すフローチャート図、第
7図は自動車の概略斜視図である。 1……車体、2……ドア、3……ドアロックモータ、4
……解施錠装置、10……ICカード、12……送受信部、13
……コントローラ、14……CPU、23……送受信部、24…
…電界強度検出部、26……アウタハンドルスイッチ、28
……アウタハンドル、46……送信手段検出手段、47……
解施錠制御手段、48……作動開始手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の固有信号を無線送信する携帯可能の
    送信手段を備える一方、 車体側には、ドアを解施錠する解施錠装置と、 上記送信手段から送信された固有信号を受信する受信手
    段と、 上記送信手段が所定距離範囲内に近付いたことを検出す
    る送信手段検出手段と、 該送信手段検出手段の出力を受け、送信手段が所定距離
    範囲内に近付いたときに上記受信手段を作動させるとと
    もに、該受信手段で受信した受信固有信号を予め設定さ
    れた設定固有信号と比較する解施錠制御手段と、 上記ドアのアウタハンドルが操作されたことを検出する
    ハンドル操作検出手段と、 上記解施錠制御手段により受信固有信号が設定固有信号
    に一致していると判定された状態で、上記ハンドル操作
    検出手段によりドアのアウタハンドルが操作されたこと
    が検出されたときに、上記解施錠装置を作動させる作動
    開始手段とを備えてなることを特徴とする車両用電装品
    制御装置。
JP18400786A 1986-08-05 1986-08-05 車両用電装品制御装置 Expired - Fee Related JPH073132B2 (ja)

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JP18400786A JPH073132B2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 車両用電装品制御装置

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JPS6340073A JPS6340073A (ja) 1988-02-20
JPH073132B2 true JPH073132B2 (ja) 1995-01-18

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