JPH07312683A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07312683A
JPH07312683A JP10566694A JP10566694A JPH07312683A JP H07312683 A JPH07312683 A JP H07312683A JP 10566694 A JP10566694 A JP 10566694A JP 10566694 A JP10566694 A JP 10566694A JP H07312683 A JPH07312683 A JP H07312683A
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JP
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image data
memory
reading
address
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JP10566694A
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Susumu Kurihara
進 栗原
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原稿画像を読取って得られた画像データを、
簡易な構成によって記憶保存させ、複写作業の効率化、
高速化を計る。特に画像データ記憶部に簡単な構成のメ
モリ管理部を設け記憶させた画像データの有効活用を実
現し、操作性に優れた画像記録装置。 【構成】 画像読取り部Aで読取った原稿の画像データ
に対し、画像処理部Bでフィルタ処理、拡大・縮小処
理、γ補正、画像領域処理等画像形成に必要とされる画
像処理を施す。画像処理済みの画像データは、画像記憶
部Cに出力される。画像記憶部は画像データ読み込み書
込み手段とメモリとメモリ管理部28からなり、メモリ
管理部は画像データをページ毎に第1のアドレスを付与
し、第2アドレスとして少なくとも読み込みページの先
頭アドレスを順次記憶させる。その後、メモリ管理部2
8は付与された第1のアドレスに基づいて画像データを
読み出した後、画像形成部Dに出力して画像形成を行わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真式複写機に関す
るもので、詳しくは、原稿画像を光電変換により読取っ
て画像データとし、得られた前記画像データを一旦記憶
保持させてから選択的に読み出し、前記画像データに基
づいて画像記録を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を直接像形成装置の感光体に投
射して画像形成させる代りに、原稿画像を読取って、画
面単位に画像情報としてメモリに格納し、前記格納され
た画像情報を順次読み出してレーザ露光し、ページ単位
で画像形成させる記録装置が特開昭61-198862号公報に
より公知である。
【0003】前記公報によれば、画像情報のメモリへの
格納・画像情報のメモリからの読み出しの制御はマイク
ロコンピュータにより行われている。
【0004】制御の要点を述べると、画像情報の格納は
ページ単位で、ページ数を数えながら実行される。格納
されたページ数はレジスタに記憶保持される。
【0005】画像情報の読み出しは、メモリに格納され
た順に順次行われ、読み出されたページ数が計数され
る。格納されたページ数と読み出されたページ数とが一
致するまで順次読み出しが継続し記録作業が続く。
【0006】なお前記公報によると、最後のページから
読み出せばページ順を逆にすることが出来るとされてい
る。
【0007】前記公知例によれば、メモリの読み出しは
メモリに書込まれた順番か、メモリに書込まれた逆の順
番かの、何れか一方しか選ぶことが出来ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような記憶方式
は、原稿を読取って一旦記憶させ、画像データをメモリ
から読み出して画像形成をする処理が主体となった方式
の複写機の場合、画像データの複写に際して不便なこと
がある。
【0009】複写記録のため画像データを読み込む際、
ページ数の大きい原稿の間にページ数の少ない原稿を読
み込む場合がある。
【0010】1例として、第1の原稿として31ページ
の原稿を自動原稿送り装置(Auto Document Feeder以下
ADFと略記する)を使って自動読取りで原稿読みこみ
完了後、第2の原稿としてADFでは送れない原稿(こ
れは薄紙の原稿、或いは用紙サイズがADFと原稿サイ
ズが合わない時が挙げられる)を4ページ複写する場合
を想定してみよう。この時、後の4ページはADFを使
用せずに、手動で原稿台に原稿を設定して読みこみ作業
を継続させなければならない。その後第3の原稿として
24ページの原稿をADFを使って自動読取りで原稿読取
りをさせる。
【0011】このように三つの読み込み済の書類がある
時に、第二の書類、即ち、後から入力した4ページの原
稿が緊急の書類である時、先の記憶させた書類に優先し
て複写したいことがあるが、第一の書類の31ページの後
か、第3の書類の24ページの読み出しの後にならないと
読み出しが出来ない。
【0012】また手動読み込みで原稿画像を読取り記憶
させた時、ページの順序を誤って逆の順序で読み込ませ
ることがあるがこの場合、読み込ませた原稿を取消し
て、正しい順序に原稿のページ配列を並べかえて、読取
り記憶のやり直しをしなければならず操作が面倒とな
る。
【0013】更にまた、手動読み込みで原稿画像を読取
り記憶させる場合、原稿編集上の都合で、ページの間に
区切りの目印として白紙を挿入したい場合がある。
【0014】ところが通常は、画像データをメモリに記
憶させる時、限られたメモリ容量を有効に利用するため
データの圧縮伸張を採用しているので、メモリ上に白紙
の画像データを記憶させようとしても冗長な画像データ
として圧縮されてしまうので、白紙画像データとして取
り出すことができないため、白紙挿入は実施不可能な技
術となる。
【0015】これに対して、画像データの圧縮伸張を採
用していない記録装置も見掛けることが出来るが、この
ような装置で白紙挿入を実行しようとすれば白紙画像を
実際に読取らせなければならず、このための読み込み時
間が必要で迅速な処理が出来ない欠点を有する。
【0016】本発明は上記現状に鑑みてなされたもので
あり、画像データ記憶部にメモリ管理部を設けることに
よりメモリに記憶させた画像データの有効活用を実現し
操作性に優れた画像記録装置を提供することを目的とす
る。
【0017】更に詳しくは、本発明によればメモリに記
憶された順番でなく、希望する任意の順番に画像データ
を読み出して画像形成する画像記録装置の提供を目的と
する。
【0018】また本発明によれば、既に記憶させた原稿
の配列順序が逆の順序である時、これを反転させて書類
複写後に並べ換えの必要のない正しい配列に訂正できる
記録装置の提供を目的とする。
【0019】更にまた本発明によれば既に記憶させた原
稿を他の原稿の一部として併せて読み出し画像形成する
ことや、既に読み込んだ原稿の間に区切りとして白紙の
ページを挿入し書類を複写することの出来る記録装置の
提供を目的とする。
【0020】また本発明によれば、メモリに記憶された
ページ数の画像データの記録でなく白紙データのページ
を含むメモリに記憶された画像データのページ数より多
いページ数の画像形成を可能とする画像記録装置を提供
とすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】そのため本発明に係る画
像記録装置は、原稿画像を光電変換により読取って画像
データを得る読取り手段と、原稿を自動的に前記読取り
手段に順次給送する自動原稿送り装置と、前記読取り手
段で得られた画像データに所定の画像処理を施して最終
出力状態の画像データを得る画像処理手段と、前記画像
処理手段により画像処理が施された画像データを記憶す
る画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段から
選択的に読み出された画像データに基づいて画像形成を
行う画像形成手段からなる画像記録装置において、前記
画像データ記憶手段は、画像データを記憶するメモリと
前記メモリを管理するメモリ管理部を含み、前記メモリ
管理部はメモリテーブルを含み、画像データの前記メモ
リへの書込みに際しては書込まれる画像データの単位毎
に順次第1のアドレスを付与すると共に書込まれるメモ
リの少なくとも先頭アドレスを第2アドレスとして前記
メモリテーブルに記憶し、前記画像データの読み出しは
前記メモリテーブルの第1のアドレスに基づいて実行す
ることを特徴とする構成とした。
【0022】ここで、前記画像データ記憶装置のメモリ
管理部は、操作部を有し前記メモリテーブルの付与され
た第1のアドレスの順位を変更可能に構成されていても
良い。また前記操作部は前記メモリテーブルの付与され
た第1のアドレスを書換可能に構成されていても良い。
【0023】一方、原稿画像を光電変換により読取って
画像データを得る読取り手段と、原稿を自動的に前記読
取り手段に順次給送する自動原稿送り装置と、前記読取
り手段で得られた画像データに所定の画像処理を施して
最終出力状態の画像データを得る画像処理手段と、前記
画像処理手段により画像処理が施された画像データを記
憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段
から選択的に読み出された画像データに基づいて画像形
成を行う画像形成手段からなる画像記録装置において、
前記画像データ記憶手段は、画像データを記憶するメモ
リと前記メモリを管理するメモリ管理部を含み、前記メ
モリ管理部はメモリテーブルと操作部を含み、前記操作
部は、前記メモリテーブルの付与された第1のアドレス
に空白ページを指定できるように構成した。
【0024】一方、原稿画像を光電変換により読取って
画像データを得る読取り手段と、原稿を自動的に前記読
取り手段に順次給送する自動原稿送り装置と、前記読取
り手段で得られた画像データに所定の画像処理を施して
最終出力状態の画像データを得る画像処理手段と、前記
画像処理手段により画像処理が施された画像データを記
憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段
から選択的に読み出された画像データに基づいて画像形
成を行う画像形成手段からなる画像記録装置において、
前記画像データ記憶手段は、画像データを記憶するメモ
リと前記メモリを管理するメモリ管理部を含み、前記メ
モリ管理部はメモリテーブルを含み、画像データの読み
込みに際して、前記メモリテーブルへの第1アドレス及
び第2アドレスの書込みと同時に原稿画像の同じファイ
ルに属する単位について同じファイル番号を前記メモリ
テーブルに記憶させ、画像データの読み出しに際して
は、前記ファイル番号と、指定された第1のアドレスの
順序に基づいて読み出すように構成した。
【0025】また、前記画像データ記憶装置のメモリ管
理部の操作部は、メモリテーブルに書込まれたファイル
番号を書換え可能に構成されていても良い。
【0026】
【作用】かかる構成の画像記録装置によると、原稿を自
動原稿送り装置を用いて自動で送り込むか、手動で送り
込んで原稿画像を光電変換により読取って得られる画像
データに基づいて画像形成を行う装置において、画像処
理が施されて最終出力状態となった画像データが画像デ
ータ記憶手段に記憶保持され、かかるデータの中から選
択的に読み出された画像データに基づいて画像形成が行
われる。即ち、画像形成手段にそのまま出力される直前
の状態で画像データ記憶手段に記憶保持させ、後から画
像データを任意に読み出して画像形成手段に出力でき
る。
【0027】ここで、画像データ記憶手段は、画像デー
タを記憶するメモリと、メモリを管理するメモリ管理部
から成る。
【0028】メモリ管理部はメモリテーブルを含み、画
像データのメモリへの書込みに際して前記メモリテーブ
ルには第1のアドレスと、第2のアドレスである記憶さ
れたメモリの先頭アドレスを順次記憶する。
【0029】画像データのメモリからの読み出しは、書
込み順、即ち、記憶されたメモリの先頭アドレス(第2
のアドレス)の順に基づくのではなく、メモリテーブル
に記憶されている第1のアドレスの順番に基づいて行わ
れる。
【0030】前記メモリ管理部に設けられた操作部は、
記憶された第1のアドレスの順位の変更、書換えを容易
に可能とする。
【0031】従って、原稿のページを読み込んだ順とは
異なった順序で、画像データの読み出しが必要な時は、
第1のアドレスを書き直すことにより順序変更が実行さ
れる。
【0032】また前記操作部は、メモリテーブル上の第
1のアドレスに対応する第2のアドレスに、実際に記憶
させたメモリの先頭アドレスを記憶させるのではなく白
紙データを記憶させて、原稿間の区切りに用いられる白
紙を挿入した記録が出来る。
【0033】さらに、前記メモリ管理部に設けられた操
作部は、画像データの読み込みに際して、前記メモリテ
ーブルへの第1アドレス及び第2アドレスの書込みと同
時に、原稿画像の同じファイルに属する単位について同
じファイル番号を前記メモリテーブルに記憶させ、前記
画像データの読み出しに際しては、前記ファイル番号と
指定された第1のアドレスの順序に基づいて読み出しを
実行する。
【0034】即ち同じファイル番号の画像データに対し
ては、同じファイル番号の第1アドレスをアクセス可能
に対応させ、指定された第1のアドレスの順序に基づい
て順次読み出し、画像形成手段へ送り込むだけでよい。
【0035】さらにまた、前記画像データ記憶装置のメ
モリ管理部の操作部は、画像データの読み込みに際し
て、前記メモリテーブルへの第1アドレス及び第2アド
レスの書込みと同時にメモリテーブルに書込まれたファ
イル番号を書換えることができる。
【0036】ファイル番号の異なる画像データに対して
は、書換え後のファイル番号の順に読み出しと画像形成
が実行される。
【0037】このように本発明の画像記録装置では、メ
モリ管理部における第1のアドレスに対する順位の指定
変更、第1のアドレスの書換えおよびファイル番号の書
換え操作により、画像データを読取り記憶させた順番に
よらない、希望通りの順番で画像データを読み出して複
写記録作業を実行できるという、種々の利用者の要望に
応じた記録時の出力編集が簡単な操作で実行できる操作
性に優れた、コピー生産性の高い画像記録装置を実現で
きる。
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0039】図1は本実施例の白黒デジタル複写機の全
体構成を示す図である。
【0040】この図1において、白黒デジタル複写機
は、画像読取り部A、画像処理部B、画像記憶部C、画
像形成部Dで構成される。前記画像読取り部Aが読取り
手段に、画像処理部Bが画像処理手段に、画像記憶部C
が画像データ記憶手段に、また、前記画像形成部Dが画
像形成手段に相当する。
【0041】画像読取り部Aにおいて、原稿121は原稿
台ガラス122上におかれ、スライドレール123上を移動す
るキャリッジ124に設けられたハロゲン光源125によって
照明される。一対のミラー127、128が設けられた可動ミ
ラーユニット126は、前記スライドレール123上を移動
し、前記キャリッジ124に設けられているミラー129との
組合せで、プラテンガラス(原稿台ガラス)122上の原
稿121からの反射光即ち光学像を、レンズ読取りユニッ
ト130へ導出する。
【0042】前記レンズ読取りユニット130は結像レン
ズ132及びCCDラインセンサ133から構成される。
【0043】前記ミラー129、127、128により反射伝達
された原稿121上の画像に対応する光学像は、前記結像
レンズ132により収束され、CCDラインセンサ133の受
光面に結像され、前記CCDラインセンサ133によりラ
イン上の光学像が順次電気信号に光電変換される。
【0044】前記画像読取り部Aで読取られた原稿画像
の画像信号即ち画像データは、後述する画像処理部Bに
おいて、濃度変換、フィルタ処理、変倍処理、γ補正な
どの各種画像処理が施された後、画像記憶部Cを経て画
像形成部Dに出力される。画像形成部Dは、電子写真技
術を用いたレーザープリンタにより、入力された画像デ
ータに応じて記録紙上に画像形成を行う。
【0045】即ち、画像形成部Dでは、図示しない半導
体レーザーで発生されるレーザービームを、画像信号に
基づいて変調する。かかるレーザービームを駆動モータ
141により回転されるポリゴンミラー142で回転走査さ
せ、図示しないfθレンズを経て、反射ミラー143により
光路を曲げて、感光体ドラム151の表面上に投射させ、
一様に帯電された感光体ドラム151上に静電潜像を形成
する。
【0046】更に、この感光体ドラム151を一様に帯電
させるための帯電器152、現像器153、転写極15
7、分離極158、クリーニング装置159、定着装置160が
備えられており、感光体ドラム上151上に形成された静
電潜像が前記現像器153によって現像されてトナー像と
なり、更に、前記トナー像が記録紙上に転写され、定着
されて、原稿の複写像が得られるようにされている。
【0047】記録紙は各サイズ毎にカセット171〜173に
ストックされており、記録紙サイズの指示に従って対応
するカセット171〜173から記録紙が取り出され、複数の
搬送ローラや搬送ベルトを含んで構成される記録紙搬送
機構174とによって感光体ドラム151に供給される。ま
た、本実施例における白黒デジタル複写機には、前記プ
ラテンガラス122上に読取り原稿を自動搬送するADF
(自動原稿送り装置)181が、前記画像読取り部Aに設
けられている。
【0048】前記ADF181は、原稿台182上に読取り原
稿を複数枚重ねてセットすると、この原稿の各ページを
順番にプラテンガラス上の所定位置に自動搬送するとと
もに、読取りの終了した原稿をプラテンガラス122上か
ら取除いて原稿排紙トレー183上に排出するものであ
る。
【0049】前記ADF181は、前記自動搬送のため
に、原稿台182上の原稿を1枚ずつ送り出す給紙ローラ1
84と、中間搬送ローラ185と、駆動ローラ186及び従動ロ
ーラ187と、前記駆動ローラ186及び従動ローラ187に巻
回された搬送ベルト188と、排紙ローラ189とから構成さ
れている。
【0050】ここで、前記画像読取り部A、画像処理部
B、画像記憶部C及び画像形成部Dからなる上記白黒デ
ジタル複写機の回路構成を、図2のブロック図に従って
説明する。
【0051】先ず、画像読取り部Aにおいて、前記CC
Dラインセンサ133から出力されるアナログ画像信号
は、A/D変換器によってデジタル画像信号(画像デー
タ)に変換されて、インターフェース12を介して画像処
理部Bに出力される。
【0052】画像処理部Bに入力されたデジタル画像信
号(輝度情報)は、まず、濃度変換部によって濃度情報
に変換される。
【0053】その後、使用者の変倍指定に従った変倍処
理が、拡大・縮小処理部14で行われる。
【0054】また、画像判別処理部15においては、前記
濃度変換部で変換された濃度情報に基づいて文字画・写
真画の判別を行い、前記判別結果に基づいてフィルタ処
理部16におけるフィルタ特性を設定し、フィルタ処理部
16では、前記設定に従って空間フィルタ処理を行う。
【0055】なお、前記画像判別処理部15が、本実施例
における画像判別手段及び処理特性可変手段に相当し、
文字画・写真画の判別は文字画と写真画との混在画像に
おける文字画像領域、写真画像領域の判別を含むものと
する。
【0056】ここで拡大・縮小の指定に応じて、フィル
タ処理と変倍処理とを入れ替えて行わせるために、一対
のデータセレクタ17、18が設けられている。前記フィル
タ処理と変倍処理との入れ替えは、縮小処理時の画像に
みられる網点画のモアレ縞の発生を防止するために行わ
れる。
【0057】一方EE処理部19は、原稿走査時の本スキ
ャン前のプリスキャンで得られた画像情報から原稿画像
の特徴を得るために、ヒストグラムデータを得る。そし
て、図示しない画像処理系のCPUは、前記ヒストグラ
ムデータに基づいて適正なγ補正データをγ補正処理部
20に提供する。
【0058】フィルタ処理・変倍処理が施された画像デ
ータ(濃度情報)は、前記γ補正処理部で後述する画像
形成装置25の特性に応じたγ補正処理が施された後、画
像領域処理部21に出力される。前記画像領域処理部21で
は、原稿の有効画像領域の抽出の他、枠消し、折目消し
などの領域加工も行う。
【0059】上記のようにして画像形成に必要な全ての
画像処理が施され、後述する画像形成装置への最終出力
状態となった画像データ(濃度情報)は画像記憶部Cを
経てインターフェースを介して画像形成部Dに出力され
る。
【0060】画像記憶部Cは入力された画像データを複
数ページ分記憶保持しておく。
【0061】画像形成部Dは、原稿の読取りに対して即
時に記録紙上への画像形成を行う機能と共に、前記記憶
された画像データを後から任意の順番で読み出した後、
画像形成を行わせる機能を有している。
【0062】ここで、本実施例では、上記のように原稿
画像を読取って得られ、しかも、必要な画像処理が全て
施された画像データをページ単位で保存しておき、前記
保存された画像データを後から選択的に読み出して画像
形成を行わせる機能を電子RDH機能と称するものとす
る。
【0063】画像形成部Dには、レーザープリンタなど
の画像形成装置25の他に、前記電子RDH機能を実現す
るため、画像データを書換可能に記憶する画像記憶部
(画像データ記憶手段)Cが設けられる一方、前記電子
RDH機能と通常の即時画像形成機能とを切換えるため
のデータセレクタ24が設けられている。
【0064】前記データセレクタ24は、画像記憶部Cか
ら読み出された画像データと、画像処理部Bから読取り
に応じて逐次出力される画像データとの何れか一方を選
択的に画像形成装置(レーザープリンタ)25に出力する
ものである。即ち、前記画像記憶部には、通常に即時処
理を行わせる時と同じ最終出力状態の画像データが記憶
され、前記データセレクタ24によって選択的に出力され
る画像処理部Bからの画像データと画像記憶部Cから読
み出した画像データとは、画像形成装置25において同等
に扱われて画像形成が行えるようになっている。
【0065】次に図3に従って前記画像記憶部の構成を
説明する。
【0066】画像記憶部23は、アドレスレジスタ、デー
タバッフア、読み書き信号保持のためのラッチを含む画
像データ読み込み書込み手段26、画像データをページ単
位で記憶するメモリ27、メモリを管理するメモリ管理部
28から構成されている。
【0067】メモリ管理部28は更に、制御のためのCP
U29、メモリテーブル30及び操作部31を含んでいる。
【0068】
【表1】
【0069】表1は、メモリテーブル30の詳細を示すデ
ータ配置を示す表である。CPU29がアクセス可能なR
AM内にこのテーブル30は設けられて、3グループのデ
ータを記録するように構成されている。
【0070】第1のグループのデータはページNo.と、
メモリ27に記憶させる画像データの先頭アドレスと最終
アドレスとが記録される。
【0071】第2のグループのデータは、ADFを使用
した時に発生するデータ群である。
【0072】ADFを使用して原稿読取りを行った時、
メモリ管理部内部で自動発生させた「自動」を意味する
コード01が記憶され、「手動」で原稿読取りを行った時
は、コード02が記憶される。
【0073】正逆順はADFの自動読取りを行った時、
メモリ管理部内部で自動発生させた「正」を表すコード
1が記憶され、手動式で逆順で読取った時、操作部31を
使って訂正入力し逆順とすることにより、「逆」を表す
コード0が記憶される。
【0074】ファイルNo.は1つの原稿で連続して読取
りを行った時、同じグループを表す同じ番号が続けてペ
ージ毎に自動的に付与され、別の書類を読み込むときに
は別の原稿に対応する新たなファイルNo.付与される。
【0075】サイズは原稿読取り時にADFの発する原
稿サイズ信号により記憶される。
【0076】第3のグループのデータは、操作部31によ
り指定若しくは変更されたデータ群である。
【0077】原稿読取り指定の順が正の時はコード1
が、逆の時はコード0が記入される。
【0078】ページNo.の欄には操作部で指定された順
番のページNo.が記入される。
【0079】白紙挿入の欄は、原稿読取り時に区切りの
ための白紙を読み込んだのと同等の処理を指定するもの
で、この指定があると、画像形成装置25は記録紙を記録
紙搬送機構174から供給するが、画像データをメモリか
ら読み出す時、メモリからは直接データを読み出さない
ので画像記録が行われず、この結果として画像形成プロ
セスが実行されず、その結果白紙が挿入された複写記録
が行われる。
【0080】白紙挿入の指定が在る時はコード1が、白
紙挿入の指定がない時はコード0が記入される。
【0081】部数の欄には複写されるコピー部数が記入
される。
【0082】図4はメモリ管理部28の操作部31の構成を
示す表示パネル31Aと操作パネル31Bの説明図である。
【0083】操作部31には液晶表示盤からなる操作パネ
ル31Bと、設定キー33、変更キー34、挿入キー35、テン
キー36、クリア/ストップキー37、カーソルキー38、ス
タートキー39等の操作パネル31Bとが設けられている。
【0084】表示パネル31Aは、CPU29の働きにより
メモリテーブル30の内容に基づいて、操作者の複写操作
が容易になるよう頁数の集計や検索等の処理結果を表示
すると共に、メモリテーブル30の内容を訂正変更できる
ようにされている。
【0085】表示パネル31Aには、原稿画像を読取った
ファイルNo.に該当する書類番号と、その原稿の読込み
条件、出力条件が一目で理解できるように表示されてい
る。
【0086】表示パネル31Aは、現在読み込み中の書類
がカーソル40で示されると共に、既に読み込んだ書類の
書類番号が通し番号と共にファイル単位で表示されてい
る。通し番号の次の「資料」「書類」の区別は、ADF
を使って読取りを行った場合、「資料」が表示され、A
DFを使わないで手動で読取った場合、「書類」が表示
される。
【0087】図5はメモリ管理部28の操作部31の挿入モ
ード画面を示す説明図である。
【0088】資料や書類の中での区別は順次ABCが自
動的に表示されて他と明瞭に区別されている。
【0089】表示パネル31Aの中ほどには、原稿読み込
み条件がメモリテーブル30のデータに基づき表示されて
いる。
【0090】読み込み中の時と変更キー34を押した時に
はカーソル41が表示され修正される項目を明示する。
【0091】自動・手動の設定はADFを使用するとき
は自動に、不使用のときは手動に設定される。ページ順
の設定は手動の時、一旦「正」の点滅表示がでるが、
「逆」と変更したい時には変更キー34を1回押すと
「逆」の連続表示がでるのでここで設定キー33を押して
記憶させる。
【0092】ページ数の表示はメモリテーブル30のデー
タ中同一ファイルに属するもの、即ちページNo.の同じ
ものについてその枚数を数えて結果を表示する。
【0093】サイズについてはメモリテーブル30のデー
タをそのまま表示させる。
【0094】表示パネル31Aの右側は出力条件が表示さ
れており、現在の出力条件の表示と、出力項目の入力
と、既に指定された出力項目の指定変更を実施できる。
【0095】読み込み中の時と変更キー34を押した時に
はカーソル40が表示され現在入力中の項目または修正さ
れる項目を明示する。
【0096】このカーソル40は、設定キー33を押したと
き表示面から消滅し、書類番号の項目の文字が白黒反転
して、現在項目変更の指定可能なファイル、若しくは出
力可能なファイルを指示する。
【0097】順番とページ順の項目は、書類番号の順と
メモリテーブル30に基づいて一旦そのまま条件が表示さ
れる。
【0098】白紙挿入は、区切りとしての白紙挿入を指
定する。
【0099】図4のメモリテーブル30上において書類B
の2ページの後に白紙を挿入する場合を説明する。
【0100】変更キー34を押すとカーソル40が点滅して
現れる。カーソルキー38の上下移動キーを用いてカーソ
ル40を4.書類B上に移動させる。
【0101】次に挿入キー35を押すと図6に示す挿入位
置指定画面が現れる。この画面では指定した書類Bの全
ページの読み込み内容が項目「もとのページ」の下方に
表示される。
【0102】もとのページを示す数字の何れかに挿入カ
ーソル41が現れて点滅する。ここでは2ページの下にカ
ーソル41を移動させる。
【0103】次にカーソル41を移動させ仕切挿入の項目
まで持ってくる。
【0104】ここで画面には、白紙を挿入しない時のマ
ーク「−」が出ているが、白紙挿入を指定する時は、変
更キー34を押すと「○」に変更されて改定後のページが
図のように表示される。白紙の挿入されたページが白黒
反転して現れるのでこれを確認して設定キー33を押して
入力条件を決定する。挿入モードの画面は消えて図5の
表示画面に戻る。
【0105】以上の操作でメモリテーブル30のページN
o.6の先頭アドレスには白紙データを現すコードZZが
記憶され、表示部の画面には原稿読み込み条件としてペ
ージ数が2から3へと変化し、出力条件として白紙挿入
の項目が−から○へと変化して白紙挿入が行われたこと
を示す。
【0106】部数については、必要な部数を入力する。
【0107】入力した条件データはメモリ管理部のメモ
リテーブル30に記入される。
【0108】表示パネル31Aに表示されている読み込み
条件のや設定条件のデータの変更修正は、変更キー34を
押すと、カーソルキー38を使ってカーソル40を移動させ
所定の項目に移動させて、テンキー36や変更キー34を用
いて変更し設定キー33で設定することによりメモリテー
ブルに記憶させる。
【0109】図6から図10のフローチャートは、本実施
例のADFの動作とメモリ管理部の動作に関わる信号の
やり取りに関するものである。
【0110】図6は1日の作業開始の場合か、今までに
記憶させたデータを一旦消去させるに当り、一連の原稿
の読み込みの準備段階のため、ADFの動作に先立って
メモリ管理部のメモリテーブル30の画像メモリ先頭アド
レス及び画像メモリ最終アドレス、ページNo.及びファ
イルNo.をクリアする段階を示している。
【0111】図7はADFが動作して、第1ページの原
稿を読み込み開始し、画像データをメモリ27に順次書込
み、ページの終りで書込みを停止し、読み込み終了する
までの間において、メモリ管理部28のメモリテーブル30
に、表1に示すページNo.とメモリの先頭アドレス
とメモリの最終アドレスが書込まれる順序を示すフロ
ーチャートである。
【0112】図8のフローチャートは、スキャナ部分の
動作の全フローチャートである。ADFが動作して、A
DFに設定されている原稿を読取ってメモリに記憶させ
る場合において、ページNo.と、各ページ毎の先頭ア
ドレスと、最終アドレスとを自動的にアドレス管理
部へ転送し、メモリ管理部28のメモリテーブル30にデー
タが書込まれる順序を示す。
【0113】このようにADFを使って画像読み込みを
実行すると、第1のアドレスである連続したページNo.
と、第2のアドレス即ち、前記ページNo.に対応する画
像データの各ページ毎の先頭アドレスと最終アドレスが
記録される。
【0114】次にADFを使用しない場合には、所用ペ
ージだけスキャナーを動作させて所望する原稿ページの
読取りを行い、各ページ毎のページ番号と先頭アドレス
と最終アドレスを記憶させると共に、操作部を用いてペ
ージ順の設定を「正」か「逆」かを指定しておく。
【0115】以上の説明は原稿画像の読み込みから画像
データのメモリ書込みの手順について説明したが、逆の
場合、即ち画像データのメモリ読み出しから画像形成装
置への画像データ出力について説明する。
【0116】図9は、画像形成部25の画像データ読み出
しのフローチャートである。
【0117】初めは待機していて読み出しタイミングが
来ると、本体CPUはメモリ管理CPUに対して画像デ
ータ送信を要求し、原稿読み出し開始指令信号をONと
する。
【0118】図10は、メモリ管理部28のCPU29の動作
を説明するフローチャートである。
【0119】本体CPUから画像データ送信要求が出さ
れるとメモリ管理部28のCPU29は、表1に示すページ
No.をロードし、メモリテーブル30をアクセスして先頭
アドレスと最終アドレスをロードする。
【0120】次いでメモリ管理部28のCPU29は、本体
CPUから出される原稿読み出し開始指令信号がONの
間中、画像データの読み出しを逐次実行する。
【0121】本体側のプログラムは図8においてメモリ
管理部28のサイズデータに基づいて原稿長のカウンタを
セットし、スタートさせる。原稿画像後端に達すると原
稿読み出し開始指令信号をOFFとし、これをメモリ管
理部28へ伝える。
【0122】メモリ管理部28のプログラムは、最終アド
レスに達するか、原稿読み出し開始信号がOFFになれ
ば画像データの読み出しを停止する。
【0123】以上のようにページ毎の画像データの読み
出しが終ると、画像形成部Dにおいてレーザプリンタに
よる記録紙上に画像形成が行われる。
【0124】表2から表4はメモリ管理部28の操作部31
を用いてメモリテーブル30のデータを変更訂正する場合
のページNo.変化を示す表である。
【0125】
【表2】
【0126】表2はページNo.反転処理を施した場合を
示す。
【0127】操作パネル31Bに表示されている原稿読み
込み条件に対して、出力条件としてページ順を変更する
場合を例にとる。
【0128】変更キー34を押してカーソル40をページ順
の項目に移動させ、更に変更キー34もう一度を押すこと
により正から逆(逆から正)へと変更させ、読み込み順
とは異ならせる。
【0129】次に設定キー33を押して出力条件を確定す
る。この時原稿読み込み条件と出力条件が異なっている
時にはページNo.反転コマンドが出されて図12の右に示
すように、メモリテーブル30の同じファイル番号の中
で、ページNo.の順番だけが反転して書込まれる。
【0130】
【表3】
【0131】表3は後から読み込んだページを早くから
読み込んだページに続けて出力する場合、即ち、ページ
No.を挿入する場合のアドレスの変化を示す説明図であ
る。図11はページNo.の挿入時の表示パネル31Aの表示
を示す説明図である。
【0132】図は2ページと3ページの間に後から読み
込んだ原稿1枚を挿入する例を示す。
【0133】変更キー34を押し、カーソル40を移動させ
て挿入される書類(ここでは書類A)に設定し、挿入キ
ー35を押す。
【0134】この時、図11に示すように挿入位置指定画
面の右側に挿入される書類一覧の画面が併せて表示され
る。
【0135】ここで挿入位置指定画面で2ページ目と3
ページ目の間に書類Dを挿入したい時、図11に示すよう
にカーソル41を移動させて挿入される書類(書類A)の
2ページの下に設定し、次に挿入される書類一覧のカー
ソル42を書類D上に移動させて設定キー33を押す。
【0136】この操作でページNo.挿入コマンドが出さ
れて、表3の右に示すように早くに読み込まれた2ペー
ジの後に最終に読み込まれたページのページNo.が3と
され以下のページNo.が1番ずつ繰り上がって設定され
る。
【0137】尚この結果として表示パネル31Aには書類
番号6(書類D)の表示されている項目が全部消えて、
書類番号3(書類A)のページ数が1だけふえて3と訂
正される。
【0138】
【表4】
【0139】表4は書類の区切りとして白紙を挿入する
場合のアドレスの変化を示すメモリテーブル30の説明図
である。
【0140】変更キー34を押し、カーソル40を移動させ
て白紙を挿入したい書類(ここでは書類A)に設定し、
次にカーソル40を移動させて白紙挿入の項目に設定す
る。
【0141】次に挿入キー35を押した後、挿入位置指定
画面でカーソルを移動させ、もとのページの2の下に設
定して白紙挿入位置を指定して設定キー33を押す。
【0142】この操作で白紙ページNo.挿入コマンドが
出されて、図11の右に示すよう既に読み込まれた2ペー
ジの後の3ページ目に最終先頭アドレス、最終アドレス
に白紙条件が書込まれ、以下のページNo.が1番ずつ繰
り上がってメモリテーブルに記憶設定される。
【0143】この操作の結果、ページ数が増えるから、
表示パネル31Aの原稿読み込み条件のページ数の表示が
訂正されて2から3となる。
【0144】
【表5】
【0145】表5はファイル番号を書換えた場合のアド
レスの変化を示すメモリテーブル30の説明図である。
【0146】ファイルNo.(書類番号)を変更して記録
書類の出力順を替える場合は、変更キー34を押してカー
ソル42を順番の項目に移動して、テンキー36を使用して
順番を変更し、設定キー33を押す。この操作で指定され
たファイルNo.の順にしたがって、ページNo.が一括して
並べ替えられてメモリテーブル30に記憶される。
【0147】ページ順や部数は同じファイルNo.のなか
で元の条件が保たれるよう一括管理されている。
【0148】前記実施例から明らかなように、本発明に
おいて、アドレステーブルに記憶されたファイルNo.と
ページNo.を組合せて、画像データのメモリからの読
み出しが順次行われ、画像データは画像形成部に出力さ
れて、読み出された画像データに応じてレーザープリン
タにより記録紙上に画像形成が行われる。
【0149】以上説明した実施例において、第2のアド
レスとして画像データが記憶されている先頭アドレス
と最終アドレスを記憶させる例を示したが、原稿サイ
ズが一定であり記録紙サイズと合致している時は読み出
し行数は同じであるから、最終アドレスを使用しなくて
も1ページ毎の記録を制御できるので第1のアドレスと
先頭アドレスだけをメモリに記憶させても良い。
【0150】また上記実施例において、メモリ管理部の
CPUは独立した機能のCPUを必ずしも用いる必要は
なく、画像処理部のCPUに機能を分担させてもよく、
またメモリ管理部の操作部も独立したものでなく、画像
形成部の本体の操作部と兼用させてもよい。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像記録装置によると、簡易な記憶回路構成によって読取
り画像データを記憶保存することができ、保存させた読
取り画像データからの画像形成による能率のよい複写記
録を容易に行えるようになる。
【0152】更に、本発明にかかる画像記録装置による
と、画像データ記憶部ににメモリ管理部を設けることに
よりメモリに記憶させた画像データの有効利用を実現し
操作性に優れた画像記憶装置を提供することが出来る。
【0153】詳しくは、本発明によればメモリに記憶さ
せた順番でなく、第1のアドレスの順番に基づいて、或
いは書換えられた第1のアドレスの順番により、希望す
る任意の順番に画像データを読み出して画像形成する画
像記録装置を実現できる。
【0154】更に詳しくは、本発明によればメモリに記
憶させた順番でなく、第1のアドレスとファイル番号の
順番に基づいて、希望する任意の順番を指定するという
簡単な操作で、画像データを読み出して画像形成する画
像記録装置を実現できる。
【0155】また本発明によれば、空白ページの挿入の
必要を生じた時に、また白紙データをメモリに読み込ま
せる必要が無いので、読取り装置の動作も、メモリ容量
の確保が不用なのでハードウエア・ソフトウエアに及ぼ
す負担が極めて小さい。
【0156】しかも本発明によれば白紙を簡単に任意の
ページに迅速に挿入でき、第1のアドレスとして記憶さ
れているのでいつでも表示盤に表示されるので画像デー
タの記入されているページと同じ取扱の制御が出来訂正
変更が容易であり、利用者が希望する多様な編集が容易
に出来る。
【0157】更に本発明によれば、ファイルNo.を指定
するだけで個別のページ単位の管理でなく、複数ページ
の原稿の記録順序の変更或いは、複数ページの抽出に際
して一括指定、一括管理ができ、利用者が操作ボタンを
おす回数が少なく誤り発生の少ない操作性に優れた記録
装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の白黒デジタル複写機の全体構成図。
【図2】実施例の回路構成を示すブロック図。
【図3】実施例における画像記憶部を示すブロック図。
【図4】実施例のメモリ管理部の操作部の説明図。
【図5】実施例のメモリ管理部の操作部の挿入モードの
画面を示す説明図。
【図6】実施例のメモリ書込み段階を示すフローチャー
ト。
【図7】実施例のメモリ書込み時の準備段階を示すフロ
ーチャート。
【図8】実施例のスキャナ動作とメモリ書込動作の関係
を示すフローチャート。
【図9】実施例のメモリ読み出し時の画像記録部本体C
PUの動作を示すフローチャート。
【図10】実施例のメモリ読み出し時のメモリ管理部の
動作を示すフローチャート。
【図11】実施例のページ挿入時の操作部の表示を示す
説明図。
【符号の説明】
A 画像読取り部 B 画像処理部 C 画像記憶部 D 画像形成部 11 A/D変換器 13 濃度変換部 14 拡大・縮小処理部 15 画像判別処理部 16 フィルタ処理部 19 EE処理部 20 γ補正処理部 21 画像領域処理部 23 画像記憶部 24 データセレクタ 25 画像形成装置 26 画像データ読み込み書込み手段 27 メモリ 28 メモリ管理部 29 CPU 30 メモリテーブル 31 操作部 31A 表示パネル 31B 操作パネル 33 設定キー 34 変更キー 35 挿入キー 36 テンキー 37 クリア/ストップキー 38 カーソルキー 39 スタートキー 40,41,42 カーソル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光電変換により読取って画像
    データを得る読取り手段と、原稿を自動的に前記読取り
    手段に順次給送する自動原稿送り装置と、前記読取り手
    段で得られた画像データに所定の画像処理を施して最終
    出力状態の画像データを得る画像処理手段と、前記画像
    処理手段により画像処理が施された画像データを記憶す
    る画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段から
    選択的に読み出された画像データに基づいて画像形成を
    行う画像形成手段からなる画像記録装置において、前記
    画像データ記憶手段は、画像データを記憶するメモリと
    前記メモリを管理するメモリ管理部を含み、前記メモリ
    管理部はメモリテーブルを含み、画像データの前記メモ
    リへの書込みに際しては書込まれる画像データの単位毎
    に順次第1のアドレスを付与すると共に書込まれるメモ
    リの少なくとも先頭アドレスを第2のアドレスとして前
    記メモリテーブルに記憶し、前記画像データの読み出し
    は前記メモリテーブルの第1のアドレスに基づいて実行
    することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ記憶装置のメモリ管理部
    は、前記メモリテーブルの付与された第1のアドレスの
    順位を変更する操作部を含むことを特徴とする請求項1
    記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データ記憶装置のメモリ管理部
    の操作部は、前記メモリテーブルの付与された第1のア
    ドレスを書換可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像を光電変換により読取って画像
    データを得る読取り手段と、原稿を自動的に前記読取り
    手段に順次給送する自動原稿送り装置と、前記読取り手
    段で得られた画像データに所定の画像処理を施して最終
    出力状態の画像データを得る画像処理手段と、前記画像
    処理手段により画像処理が施された画像データを記憶す
    る画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段から
    選択的に読み出された画像データに基づいて画像形成を
    行う画像形成手段からなる画像記録装置において、前記
    画像データ記憶手段は、画像データを記憶するメモリと
    前記メモリを管理するメモリ管理部を含み、前記メモリ
    管理部はメモリテーブルと操作部を含み、前記操作部
    は、前記メモリテーブルの付与された第1のアドレスに
    空白ページを指定可能に構成されていることを特徴とす
    る画像記録装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を光電変換により読取って画像
    データを得る読取り手段と、原稿を自動的に前記読取り
    手段に順次給送する自動原稿送り装置と、前記読取り手
    段で得られた画像データに所定の画像処理を施して最終
    出力状態の画像データを得る画像処理手段と、前記画像
    処理手段により画像処理が施された画像データを記憶す
    る画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段から
    選択的に読み出された画像データに基づいて画像形成を
    行う画像形成手段からなる画像記録装置において、前記
    画像データ記憶手段は、画像データを記憶するメモリと
    前記メモリを管理するメモリ管理部を含み、前記メモリ
    管理部はメモリテーブルを含み、画像データの読み込み
    に際して、前記メモリテーブルへの第1アドレス及び第
    2アドレスの書込みと同時に原稿画像の同じファイルに
    属する単位について同じファイル番号を前記メモリテー
    ブルに記憶させ、画像データの読み出しに際しては、前
    記ファイル番号と、指定された第1のアドレスの順序に
    基づいて読み出すことを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データ記憶装置のメモリ管理部
    は操作部を含み、前記操作部はメモリテーブルに書込ま
    れたファイル番号を書換え可能に構成されていることを
    特徴とする請求項5記載の画像記録装置。
JP10566694A 1994-05-19 1994-05-19 画像記録装置 Pending JPH07312683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10566694A JPH07312683A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10566694A JPH07312683A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 画像記録装置

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ID=14413768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10566694A Pending JPH07312683A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 画像記録装置

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