JPH07311892A - 車両撮像システムおよび車両撮像方法 - Google Patents

車両撮像システムおよび車両撮像方法

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JPH07311892A
JPH07311892A JP7051418A JP5141895A JPH07311892A JP H07311892 A JPH07311892 A JP H07311892A JP 7051418 A JP7051418 A JP 7051418A JP 5141895 A JP5141895 A JP 5141895A JP H07311892 A JPH07311892 A JP H07311892A
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JP
Japan
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image data
vehicle
image
camera
gate
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JP7051418A
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English (en)
Inventor
Masaharu Nishino
雅晴 西野
Jiyunjirou Yuge
純次郎 弓削
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH07311892A publication Critical patent/JPH07311892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 料金上不正の逃走車両があった場合、その逃
走車両をほぼ間違いなく撮像した画像データが得られる
ようにする。 【構成】 料金所4を通る車両を撮像し、その画像デー
タにおいて車両のナンバープレートを検出したときは、
複数のフレームメモリ20に次々の画像データをサイク
リックに蓄積していく。その車両が料金上不正であり逃
走したときは、ブース2内の料金収受員mが押ボタン3
を押す。すると、押ボタン3を押したタイミングより前
の直近の1つまたは複数の画像データを対応するフレー
ムメモリ20から読み出して転送し、別に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両撮像システムに関
するものである。本発明に係る車両撮像システムは、例
えば、有料道路の料金所において所定の料金を支払わず
に逃走するような車両の運転者に対して後から料金支払
いを催促する際の証拠として、その車両を撮像しておく
といった場合に有効となるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両撮像システムとして
次のようなものがある。
【0003】 料金所で必要な料金を支払わずに逃走
したり、あるいは料金は支払ったが金額が不足している
にもかかわらずそのまま走り去ったりする車両があった
場合、料金収受員が押ボタンを押す。すると、カメラに
対してシャッタ信号が送られ、その逃走車両の撮像を開
始する。
【0004】 料金所に設けた車両センサーにより車
両が検出されたときから車両の撮像を開始し、逃走する
車両に気付いた料金収受員が押ボタンを押すと、そのタ
イミングの画像が保存される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の場合
は、料金収受員が押ボタンを押すタイミングが遅れる可
能性が高く、被写体である逃走車両がカメラの視野内に
適切にあるいは全く入っていない状態での撮像となって
しまう。
【0006】また、上記従来例の場合は、逃走車両が
非常にスピードを上げているときは、押ボタンを押すタ
イミングが合わず、逃走車両がカメラ視野内に適切にあ
るいは全く入っていない画像が保存される可能性が高
い。あるいは、押ボタンを押すタイミングが良くても、
車両の速度によっては適切な画像を保存できない場合が
生じる可能性もあった。
【0007】換言すれば、料金収受員に対して適切なタ
イミングで押ボタンを押すよう素早い動作を求めること
になり、料金収受員の作業上の負担を大きくするという
問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、料金上不正の逃走車両があった場
合、その逃走車両をほぼ間違いなく撮像した画像データ
が得られるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両撮像シ
ステムは、ゲートを通る車両を撮像する撮像手段と、前
記撮像手段で撮像した画像データを複数記憶する画像記
憶手段と、読出指令信号の入力に基づいてその読出指令
信号の入力タイミングより少なくとも前の直近の1つま
たは複数の画像データを前記画像記憶手段から読み出す
手段と、その読み出された画像データを別に保存する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】前記撮像手段としては、カメラを、前記画
像記憶手段としては、バッファメモリをそれぞれ採用す
ることができる。
【0011】前記画像記憶手段は、それに一時記憶して
いる複数の画像データのうち最も古いものから順に更新
記憶していくものを採用できる。さらに、そのバッファ
メモリは、それぞれ1フレーム分の画像データを記憶す
る複数のフレームメモリで構成されていてもよい。さら
に、複数のフレームメモリへの画像データのサイクリッ
クな書き込みを指令する手段を備えた構成にするととも
に、数フレーム周期で次のフレームメモリへの書き込み
の指令を行うようにしてもよい。
【0012】また、ゲートを不正に通過する車両を検出
する不正通過車両検出手段を備えた構成とし、画像デー
タを読み出す手段は、読出指令信号に代えて、不正車両
の検出に応答し、その検出タイミングよりも少なくとも
前の直近の1つまたは複数の画像データを読み出すよう
に構成してもよい。
【0013】また、カメラがゲートの前方の路上に設置
されている構成としてもよい。さらに、カメラは、ゲー
トの路上を横断するアームに取り付けられていてもよい
し、ゲートのアイランドに立設されたポールに取り付け
られていてもよい。
【0014】また、カメラは、車両がゲートの停車位置
に停止している時は車両のナンバープレートを撮像可能
な視野範囲であるのが好ましく、停車位置より前方位置
では車両のナンバープレートと運転者とを同時に撮像可
能な視野をもっていることが好ましい。
【0015】また、バッファメモリから読み出した複数
の画像データを表示するモニターと、その複数のモニタ
ーの画像を見てどの画像データを別に保存するかを選択
する手段とを備えた構成としてもよい。さらに、不正車
両画像蓄積メモリを備え、バッファメモリから読み出し
た画像データのすべてを前記不正車両画像蓄積メモリに
転送格納し、この不正車両画像蓄積メモリに蓄積されて
いる画像データに基づいて不正車両をモニターに表示
し、このモニターに表示されている複数の画像から任意
の画像を画像選択手段で選択するようにしてもよい。
【0016】また、ゲートを通る車両を検出する手段
と、車両の検出信号の入力に基づいて前記バッファメモ
リに画像データの書き込みを指令する手段とを備えた構
成としてもよい。
【0017】少なくともナンバープレートが撮像可能な
範囲である第1の検出点から第2の検出点に至る車両を
検出し、その検出期間に亘って画像データの書き込みを
指令するようにしてもよい。
【0018】また、ゲートが有料道路の料金所に設置さ
れたものであってもよいし、ゲートが駐車場に設置され
たものであってもよい。
【0019】また、カメラで撮像した画像データに基づ
いて車両のナンバープレートを検出する手段と、ナンバ
ープレートの検出信号の入力に基づいて前記バッファメ
モリに画像データの記憶を有効にする手段とを備えた構
成としてもよい。さらに、ゲートを無人駐車場に設置す
るとともに、車両がゲートの停止位置から前進あるいは
後退したかを検知する手段と、料金の収受および前記検
知する手段の出力に基づいて、読出指令信号を出力する
手段を備える構成としてもよい。
【0020】さらに、そのナンバープレートの検出手段
は、入力画像データにつき水平走査方向の微分処理を行
った後に2値化して垂直走査方向に沿ったエッジを検出
し、水平走査方向での所定の幅内におけるエッジ数が所
定範囲内のときプレート候補ラインとし、かつ、垂直走
査方向でプレート候補ラインが所定数連続するときにナ
ンバープレートの検出信号を出力するように構成されて
いてもよい。前記の書き込みの指令手段は、ナンバープ
レートの検出手段からナンバープレート有りの検出信号
を入力したときは各フレームメモリに順次サイクリック
に1フレーム分の画像データの書き込みを指令する一
方、ナンバープレート無しの検出信号を入力したときは
いずれか1つのフレームメモリに画像を上書きするよう
に指令するものであってもよい。
【0021】また、バッファメモリから画像データを読
み出す読出指令信号を人為操作により出力する押ボタン
のような操作部をゲートに設けた構成としてもよい。ま
た、車両の検出手段で車両を検出しているときは各フレ
ームメモリに車両の画像データをサイクリックに記憶さ
せ、操作部が操作されると、この操作のタイミングより
も前の画像データを対応するフレームメモリから読み出
すように構成してもよい。
【0022】また、バッファメモリから読み出された画
像データを中央装置に対して伝送する手段を有し、前記
中央装置は、伝送されてきた画像データを受信する手段
と、その受信した画像データを別に保存する手段とを備
えた構成としてもよい。また、各フレームメモリに入力
画像データを交互に切り換えて一時記憶していき、ナン
バープレート検出手段でナンバープレート有りと検出さ
れたときには任意のフレームメモリから読み出した画像
データを画像圧縮部で圧縮しながら大容量記憶媒体に記
憶していくのでもよい。
【0023】また、検出されたナンバープレートの文字
を認識する手段と、認識された文字が、その前に認識さ
れたナンバプレートの文字と一致しないときに、前記そ
の前に認識されたナンバプレートの車両に対応する画像
データが蓄積される記憶媒体とを備えた構成としてもよ
い。
【0024】本発明に係る車両撮像システムをロードプ
ライシングシステムに適用してもよい。
【0025】そして、本発明に係る車両撮像方法は、ゲ
ートを通る車両をカメラで撮像し、その撮像した画像デ
ータをバッファメモリに一時記憶させ、読出指令によっ
てその読出指令のタイミングより少なくとも前の直近の
1つまたは複数の画像データを前記バッファメモリから
読み出し、その読み出した画像データを別に保存するこ
とを特徴とする。
【0026】
【作用】撮像手段はゲートを通る車両を撮像し、画像記
憶手段はその撮像した画像データを一時記憶していく。
不正な逃走車両の発見による所要の操作または動作によ
り読出指令信号が出力されると、1つまたは複数の画像
データが読み出され、別に保存される。その読み出され
て保存される画像データが、読出指令信号の入力タイミ
ングより前の直近の画像データであるので、タイミング
遅れがあっても逃走車両をほぼ間違いなく撮像した画像
データが得られることになる。料金収受員にとっては、
過剰に速い反応を要求されずにすみ、負担が軽減され
る。
【0027】画像記憶手段としては、一時記憶している
複数の画像データのうち最も古いものから順に更新記憶
していくようなものにすることにより、記憶容量の小さ
いものを採用することができ、そのような画像記憶手段
として、いくつかのフレームメモリの組み合わせからな
るバッファメモリがある。また、複数のフレームメモリ
にサイクリックに画像データを書き込ませるとともに、
数フレーム周期で次のフレームメモリへの書き込みに移
行させることにより、メモリ容量を少なくできる。
【0028】不正通過車両検出手段による不正車両の検
出に応答し、画像データを読み出すようにすることによ
り、不正車両の発見に伴う料金収受員の所要の操作が不
要となる。
【0029】カメラはゲートの前方の路上に設置するの
が一般的であり、ゲート数が多いときは路上を横断する
アームに各ゲートに対応した複数のカメラをまとめて取
り付けるとよく、また、そのようなアームを設けられな
いときやゲート数が少ないときは、ゲートのアイランド
に立設されたポールに取り付けるのでもよい。前者は大
規模なゲートに適し、後者は小規模なゲートに適してい
る。
【0030】カメラで車両の画像を撮像するときは、ナ
ンバープレートだけでなく運転者も写っている方がより
好ましい。あとで、料金徴収先を特定するのに有効だか
らである。
【0031】保存すべき画像データを予めモニターによ
って目視確認するように構成することで、料金徴収相手
を特定する上で充分な情報を含む画像を保存できる。特
に、ナンバープレートと運転者との両方が写っているこ
とが好ましい。
【0032】カメラによる車両の撮像開始は、ナンバー
プレートの検出による場合だけでなく、車両そのものを
検出することに基づいて行ってもよく、ナンバープレー
ト検出の場合に比べて、構造簡素にしてより容易に検出
できる。
【0033】車両の撮像に当たっては、車両のナンバー
プレートを含めた状態での撮像が好ましい。ナンバープ
レートを検出すると、カメラによる車両の撮像を開始す
るのである。
【0034】ナンバープレートの検出に当たっては、水
平方向での2値化によるエッジ検出と、そのエッジ数が
水平方向で所定範囲内でありかつ垂直方向である程度連
続しているということをもって行うことができ、ナンバ
ープレート検出を精度良く行うことができる。
【0035】ゲート付近に設置された端末装置と、ゲー
トから離れた建物(センター)に設置された中央装置
と、端末装置を中央装置に接続する回線(有線または無
線)とを構成要素とする場合、中央装置には様々の箇所
の端末装置からの逃走車両画像データを一括して保存で
きるため、あとの処理や管理が便利である。逃走車両を
動画像として保存しておけば、証拠能力が大きくなる。
【0036】この種の車両撮像システムは、有料道路の
料金所においても、有人または無人の駐車場において
も、さらには、ロードプライシングシステムにおいても
有用である。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係る車両撮像システムの実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0038】〔第1実施例〕図1は第1実施例に係る車
両撮像システムの概要を示す斜視図である。この図1
は、車両が通るゲートの例としての有料道路の料金所と
その付近の様子を示している。
【0039】各車線の脇に設けられたアイランド1上に
料金収受員mが入れるスペースを確保する状態でブース
2が設けられている。各ブース2内には料金収受機や領
収書発行機などが設けられているほか、逃走車両を認知
したとき人為操作により読出指令信号を出力する操作部
としての押ボタン3が設けられている。押ボタン3は料
金収受員mの手の届くところに設置されている。
【0040】このような料金所4の前方において大きな
門形のアーム5が路上を横断する状態に設けられ、その
アーム5にブース2の数と同数の撮像手段としてのカメ
ラ6が取り付けられているとともに、各カメラ6の両側
において一対の照明装置7がアーム5に取り付けられて
いる。各カメラ6は、各ブース2の前の所定の停止位置
に停止している車両cのナンバープレート位置が入り、
運転車は撮像されない位置での視野をもっている。両照
明装置7は、前記の停止している車両cのナンバープレ
ート位置から車両前方範囲を照明する方向に照準が合わ
されている。各照明装置7は、カメラ感度が低下する夜
間等に使用する。照明装置7の点灯,消灯は、人為的に
行うのでもよいが、照度センサーからの信号に応答して
自動的に行われるようにするのが好ましい。なお、ブー
ス2からアーム5までの距離は10〜15mであり、ア
ーム5の高さは5〜7mである。
【0041】アーム5の基部の横脇の路肩に端末装置A
が設置されており、遠くに離れてある所定の建物(セン
ター)の中に設置された中央装置Bに対して端末装置A
が電話回線8を介して接続されている。なお、本実施例
では、端末装置Aには最大12個のカメラ6を接続可能
とする。
【0042】図2は車両撮像システムの構成を示すブロ
ック図である。端末装置Aは、複数のカメラ制御部9
と、各種制御部10と、画像圧縮部11と、変調部12
とから構成されている。各カメラ制御部9には、複数の
カメラ6とそれぞれの両側の照明装置7とが接続されて
いる。各種制御部10には複数の押ボタン3が接続され
ている。
【0043】中央装置Bは、復調部13と、通信制御部
14と、情報処理部15とから構成され、情報処理部1
5にはビデオプリンタ16や光ディスク装置17など逃
走車両の画像データを別に保存しておく手段が接続され
ている。
【0044】図3はカメラ制御部9の構成をブロック図
で示している。カメラ制御部9は、A/D変換器18
と、ナンバープレート検出部19と、画像記憶手段とし
てのバッファメモリの一例としての複数のフレームメモ
リ20と、メモリ入出力バンク切換回路21とから構成
されている。A/D変換器18は、カメラ6が1/30
秒ごとに撮像して得た撮像信号をA/D変換し画像デー
タとするものである。ナンバープレート検出部19は、
A/D変換されたのちの画像データに基づいて車両のナ
ンバープレートを検出するものである。ナンバープレー
トの有無信号は、各種制御部10を構成するMPU(マ
イクロ・プロセッシング・ユニット)22に入力される
ようになっている。
【0045】メモリ入出力バンク切換回路21は、MP
U22から出力されたメモリ入出力バンク切換信号を入
力し、一方において、ライトイネーブル信号をいずれか
のフレームメモリ20に出力し、A/D変換後の撮像信
号である1フレーム分の画像データを対応するフレーム
メモリ20に書き込んだり、他方において、リードイネ
ーブル信号をいずれかのフレームメモリ20に出力し、
そのフレームメモリ20から画像データを読み出させた
りするものである。詳しくは、次のとおりである。
【0046】MPU22は、ナンバープレート検出部1
9からナンバープレート有りの信号を入力したとき、メ
モリ入出力バンク切換回路21に対して、1フレーム分
の画像データを書き込むべきフレームメモリ20をN
o.1→No.2→No.3→No.4→No.5→N
o.6→No.7→No.1(図4の円動作を参照)の
ように順次サイクリックに切り換えるライトイネーブル
信号を出力させるようなメモリ入出力バンク切換信号を
与える。すなわち、7つのフレームメモリ20は、それ
ぞれ一時記憶している画像データのうち最も古いものか
ら順に更新記憶していくようになっている。MPU22
は、ナンバープレート無しの信号を入力したときは、メ
モリ入出力バンク切換回路21に対して、画像データを
書き込むべきフレームメモリ20のメモリバンクの切り
換え行わないようなメモリ入出力バンク切換信号を与え
る。MPU22は、また、料金収受員mによって押ボタ
ン3が押されて読出指令信号を入力したときには、その
入力タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複
数のフレームメモリ20から順次画像データを読み出す
べく、メモリ入出力バンク切換回路21に対して、それ
から該当するフレームメモリ20にリードイネーブル信
号を出力させるようなメモリ入出力バンク切換信号を与
える。フレームメモリ20から読み出された画像データ
は、端末装置Aから中央装置Bへと転送される。
【0047】図5は7つのフレームメモリ20に対する
画像データの蓄積と転送のタイミングを示している。入
力画像として、「×」印を入れたものはナンバープレー
ト無しの場合を示し、「○」印を入れたものはナンバー
プレート有りの場合を示している。ナンバープレート無
しのときは、入力バンクがいずれか1つのものに固定さ
れているが、ナンバープレート有りのときは、入力バン
クがNo.1を起点としてサイクリックに切り換えられ
ている。押ボタン3による読出指令信号があったとき、
出力バンクが例えばNo.1→No.7と切り換えられ
て、No.1のフレームメモリ20からの画像データの
読み出しに引き続いて、No.7のフレームメモリ20
からの画像データの読み出しが行われ、読み出された画
像データは中央装置Bへと転送される。なお、このN
o.1→No.7のバンク切り換えはあくまでも一例で
あり、また、図5における矢符は、ナンバープレートが
検出された場合に、その画像データが、メモリに完全に
入力された時に、バンクの切換えを行うことを示してい
る。
【0048】図6,図7は料金所4における料金収受位
置での車両の撮像イメージの例を示し、少なくともナン
バープレートは撮像されるが、運転者は撮像視野に入ら
ないようにしている。図6はボンネット付きの乗用車の
場合を、図7は大型トラックの場合を示す。このとき、
ナンバープレートが見えているので、ナンバープレート
検出部19はナンバープレート有りの信号を出力してい
ることになる。その車両が不正に逃走したとき、ブース
2の中にいる料金収受員mは押ボタン3を押すことにな
るが、その押すタイミングがどうしても遅れがちにな
る。押したタイミングでは、逃走車両のナンバープレー
トはすでに画面から消えている可能性がある。
【0049】そこで、ナンバープレートを検出した段階
から始めて画像データを複数のフレームメモリ20に更
新記憶するようにしておき、押ボタン3を押したタイミ
ングの前の直近の画像データを読み出すようにしてあ
る。こうすることで、押ボタン3を押すタイミングに遅
れがあっても、ナンバープレートとともに運転者が写っ
た画像をほぼ間違いなく抽出することができるようにな
る。料金収受員mにとっては、過剰に速い反応を要求さ
れずにすみ、負担が軽減される。
【0050】なお、図6,図7のように車両が料金収受
位置で停止している時のカメラの撮像視野がナンバープ
レートは入り、運転者が入らないようにするのは、逃走
車両が逃走して料金収受員mが押ボタンを押すまでに逃
走車両の後続車のナンバープレートがカメラの視野範囲
内に入らないようにするためであり、一度は料金収受位
置で停止はしたが、すぐに逃走した場合に、すぐに料金
収受員mが逃走車に気づき押ボタンを押した場合でも確
実に車両のナンバープレート部分と運転者との画像がバ
ッファメモリに保存されるようにするためである。
【0051】また、車両が料金収受位置で停止している
時には、車両のナンバープレート部分がカメラの撮像視
野には含まれず、停止位置よりも前方に車両が出た時点
で、車両のナンバープレート部分が撮像できる視野範囲
にカメラを設置してもよい。
【0052】この場合は、料金収受員mが逃走車両に気
づくのに遅れて、かつ後続車が料金収受位置に停止した
後に押ボタンを操作した場合でも、確実に逃走車のナン
バープレート部分とその運転者との画像がフレームメモ
リ20に記憶されているので、取り出すことが可能にな
る。
【0053】いずれにしてもカメラの撮像視野範囲は料
金所を通過する車両が逃走したと料金収受員mが判断
し、押ボタンを押した時にバッファメモリに少なくとも
逃走車両のナンバープレートが撮像されている画像、好
ましくは逃走車両のナンバープレートと共に運転者の画
像が存在する視野範囲であれば良い。
【0054】図8,図9はナンバープレートの検出の手
法を説明するものである。図8が入力されA/D変換器
18によってA/D変換された画像データであるとす
る。その入力画像データにつき水平走査方向の微分処理
を行った後に2値化して垂直走査方向に沿ったエッジを
検出する。これが図9に示すものである。最初にエッジ
を検出した画素を起点として、水平走査方向での所定の
幅L内におけるエッジ数が所定範囲内となるときにプレ
ート候補ラインとする。そして、垂直走査方向でプレー
ト候補ラインが所定数垂直方向Vに連続して存在すると
きに、ナンバープレート有りの検出信号を出力するもの
とする。このような処理により、ナンバープレートの検
出を精度良く行うことができる。なお、このようにして
得られたナンバープレートの画像データを別に保存する
ようにしてもよい。
【0055】図10は以上の動作をフローチャートで示
したものである。ステップS1で入力バンクをNo.1
に設定し、ステップS2で押ボタン3が押されたか否か
の判断を行い、押されてないときはステップS3に進ん
で入力されてきた画像データを入力バンクが示すフレー
ムメモリ20に一時記憶させ、ステップS4でナンバー
プレートを検出したか否かを判断し、検出しないときは
ステップS2に戻るが、検出したときはステップS5に
進んで入力バンクがNo.7になっているかどうかを判
断し、なっていないときはステップS6に進んで入力バ
ンクを+1インクリメントし、No.7になっていると
きはステップS7に進んで入力バンクをNo.1に戻し
て設定する。ステップS2の判断で押ボタン3が押され
たことを読出指令信号の有りによって検出したときは、
ステップS8に進んで出力バンクの設定を行い、ステッ
プS9で読出指令信号の入力タイミングよりも前の直近
の複数の画像データを対応するフレームメモリ20から
読み出して転送し、ステップS2に戻る。なお、ステッ
プS8において行う出力バンクの設定は、フレームメモ
リ20に蓄積された画像データの数を超えない任意の数
とすることができる。
【0056】読み出された画像データは画像圧縮部11
で圧縮され、変調部12で変調されて電話回線8を介し
て中央装置Bに伝送される。中央装置Bにおいて、復調
部13で復調された画像データは情報処理部15の処理
を経て、ビデオプリンタ16で紙に記録されたり、光デ
ィスク装置17で光ディスクに別に記録される。その記
録された画像には、逃走車両のナンバープレートと運転
者が写っている可能性が高い。なお、通信制御部14
は、例えば通信速度9600bpsで最大80回線を制
御できるものとする。
【0057】〔第2実施例〕図11は第2実施例に係る
車両撮像システムのカメラ制御部の構成を示すブロック
図である。符号については図3のものと共通であり、簡
単に説明すると、3は押ボタン、9はカメラ制御部、1
0は各種制御部、18はA/D変換器、19はナンバー
プレート検出部、20はフレームメモリ、21はメモリ
入出力バンク切換回路、22はMPUである。
【0058】この実施例では、第1実施例のように、1
/30秒毎に撮像される画像データの全てを処理するの
ではなく、数フレーム周期、この実施例では、3フレー
ム周期で処理を行い、これによって、第1実施例よりも
長時間に亘る画像データを、いわゆるコマ落としの状態
でフレームメモリ20に格納するものである。
【0059】このため、この実施例では、A/D変換器
18からの画像データが、いずれかのフレームメモリ2
0に入力されたことを垂直同期信号に基づいて検出する
画像入力検出回路100を設けており、MPU22は、
この画像入力検出回路10からの画像入力完了信号の3
回の入力の度に、すなわち、3フレーム周期でナンバー
プレートの有無を判断し、ナンバープレート有りの信号
が入力されていれば、入力バンクの切り換えを行って次
のフレームメモリ20へ画像データを書き込むものであ
る。
【0060】すなわち、第1実施例では、ナンバープレ
ート有りの信号が入力されておれば、1/30秒毎に、
バンクを切り換えてフレームメモリ20に画像データを
入力したけれども、この実施例では、3/30秒毎にフ
レームメモリ20のバンクを切り換えるものであり、そ
れまでは、同一のバンクに画像データを重ね書きするも
のである。
【0061】その他の構成は、第1実施例と同様であ
る。
【0062】なお、この実施例において、フレームメモ
リ20の数を7つから、例えば、50に増やすことによ
り、(3/30)×50=5秒という比較的長期間に亘
る画像データを、いわゆるコマ落としの状態でフレーム
メモリ20に格納できることになり、これによって、例
えば、車両の運転者が、料金収受員mに対して料金を支
払ったか否かといった料金収受の状態を含んだ画像デー
タをフレームメモリ20に格納しておくといったことも
可能となり、より逃走車両としての証拠画像として有効
なものとなる。
【0063】〔第3実施例〕図12は第3実施例に係る
車両撮像システムのカメラ制御部の構成を示すブロック
図である。符号については図3のものと共通である。
【0064】第1,第2実施例では、料金を支払うこと
なく、車両が不正に逃走したときには、料金収受員mに
よる押ボタン3の操作によってフレームメモリ20から
の画像データを読み出すように構成したけれども、この
実施例では、押ボタン3が操作されなくても、車両が不
正に逃走したときには、フレームメモリ20から画像デ
ータを読み出すことができるように次のように構成して
いる。
【0065】すなわち、MPU22は、料金収受機10
1からの収受完了信号および後述の発進検知装置102
から車両発進信号に基づいて、料金の収受が正しく行わ
れたか否かを判断し、車両が不正に逃走したと判断した
ときには、押ボタン3が操作されたと同様に、直近の1
つまたは複数のフレームメモリ20から画像データを読
み出すものであり、この実施例では、料金収受機10
1、発進検知装置102およびMPU22によって、ゲ
ートを不正に通過する車両を検出する不正通過車両検出
手段が構成される。この不正通過車両検出手段について
さらに詳しく説明する。
【0066】料金の収受が正しく行われると、料金収受
員mは、料金収受機101の領収書ボタンを操作するの
で、料金収受機101から収受完了信号がMPU22に
与えられることになる。
【0067】この実施例では、発進検知装置102は、
図13に示されるように、料金所4の屋根114に、道
路の幅方向に沿って並設された3台のレーザビームセン
サ102a〜102cから構成されている。これらレー
ザビームセンサ102a〜102cは、図13および図
14に示されるように、車両cが停止する料金収受位置
よりも前方に配置されており、収受が完了して発進した
車両cを検知できるようになっている。
【0068】各レーザビームセンサ102a〜102c
は、いずれも図15に示されるように、投光部104と
受光部105と、車両検知部106とからなり、投光部
104には、投光器107、スキャン機構108および
駆動回路109が、また、受光部105には、受光器1
10および受光回路111がそれぞれ設けられている。
【0069】投光部104の投光器107は、例えばレ
ーザダイオードであって、この投光器107が出力する
レーザ光112は、スキャン機構108により、図16
に示されるように、所定のスキャン角度に亘り一定速度
でスキャンされつつ、下方に投射される。スキャン機構
108は、投光器107からのレーザを反射させる反射
鏡、この反射鏡を首振り動作させる回動機構などで構成
されるが、これに限らず、投光器107に回動機構を直
接接続して首振り動作させるような構成であってもよ
い。
【0070】駆動回路109は、投光器107をパルス
駆動するためのトリガパルス信号P1を一定周期毎に出
力する。受光部105の受光器110は、例えば、フォ
トダイオードであって、この受光器110にて受光され
た対象物からの反射光113は電気信号に変換されて受
光回路111に与えられ、増幅、波形整形などの信号処
理がなされる。
【0071】投光器107をパルス駆動させるトリガパ
ルス信号P1、受光回路111より出力される増幅信号
P2、スキャン機構108のスキャン角度信号などは車
両検知部106に与えられる。
【0072】車両検知部106は、レーザ光をスキャン
し、その反射時間を計測する。車両cが存在する場合の
反射時間は、路面を照射した時よりも短くなるので、こ
の反射時間に基づいて、発進した車両cを検知して車両
発進信号を図12のMPU22に与えるのである。
【0073】MPU22は、料金収受機101から収受
完了信号が入力され、その後、発進検知装置102から
車両発進信号が入力されたときには、料金の収受が正し
く行われたとして、フレームメモリ20から画像データ
を読み出さず、一方、料金収受機101から収受完了信
号が入力されることなく、発進検知装置102から車両
発進信号が入力されたときには、料金の収受が正しく行
われることなく、不正車両が発進して逃走したとして、
押ボタン3が操作されたと同様に、直近の1つまたは複
数のフレームメモリ20から画像データを読み出すもの
である。
【0074】その他の構成は、第1実施例と同様であ
る。
【0075】この実施例によれば、料金収受員mが押ボ
タン3を操作しなくても、車両が不正に逃走したときに
は、画像データがフレームメモリ20から読み出され、
圧縮され変調されて電話回線を介して中央装置Bに伝送
されることになり、料金収受員mの負担が大幅に軽減さ
れることになる。
【0076】また、発進検知装置102を、レーザビー
ムセンサ102a〜102cで構成しているので、例え
ば、複数台のオートバイが並進して逃走したような場合
にも、各オートバイを検知することが可能である。
【0077】なお、本発明の他の実施例として、押ボタ
ン3が操作され、かつ、収受完了信号および車両発進信
号によって車両が不正に逃走したと判断されたときに、
フレームメモリ20の画像データを読み出すように構成
してもよい。
【0078】この場合は、料金収受員mが誤って押ボタ
ンを操作してもそれだけでは不正車両とはシステムは認
識せず、料金収受員mの誤った行為に対して防止が可能
になる。また、押ボタンが操作され後に、レーザセンサ
のある位置でシステムは不正があったと判断するので、
確実に逃走車両のナンバープレート部分と運転者との画
像が撮像された画像を読み出すことができる。
【0079】また、押ボタン3が操作されるか、あるい
は収受完了信号がなくて車両発進信号が出力されたかの
どちらか一方の判断により車両が不正に逃走したと判断
する構成にしてもよい。この場合は、押ボタンによる操
作か、収受完了信号と車両発進信号とによる検知のいず
れか早い方により車両の撮像画像が読み出されるので、
押しボタンの操作を料金収受員が忘れた場合等でも対応
できることになる。
【0080】また、第2実施例と同様に、数フレーム周
期で画像データの処理を行うように構成してもよい。
【0081】〔第4実施例〕図17は第4実施例に係る
車両撮像システムのカメラ制御部の構成を示すブロック
図である。符号については図3のものと共通であり、こ
の実施例は第1実施例と比べると、ナンバープレート検
出部19が省略されている。すなわち、ナンバープレー
トの検出を行わず、押ボタン3が押された直近の1つま
たは複数の画像データを転送するようにしてある。
【0082】図18は第4実施例の動作をフローチャー
トで示したものである。ステップS11で入力バンクを
No.1に設定し、ステップS12で入力されてきた画
像データを入力バンクが示すフレームメモリ20に一時
記憶させ、ステップS13で入力バンクがNo.7にな
っているかどうかを判断し、なっていないときはステッ
プS14に進んで入力バンクを+1インクリメントし、
No.7になっているときはステップS15に進んで入
力バンクをNo.1に戻して設定する。ステップS16
で押ボタン3が押されたか否かの判断を行い、押されて
ないときはステップS12に戻って次のバンクのフレー
ムメモリ20に画像データを一時記憶させるが、押ボタ
ン3が押されたと判断したときはステップS17に進ん
で、押ボタン3が押されたタイミングよりも前の直近の
1つまたは複数の画像データを対応するフレームメモリ
20から読み出して転送し、ステップS12に戻る。
【0083】フローチャートから分かるように、押ボタ
ン3が押されたかどうかに関係なく、バンクをサイクリ
ックに切り換えて7つのフレームメモリ20に対し次々
の画像データを更新記憶させている。したがって、押ボ
タン3が押されたタイミングの直近の前後の画像データ
を転送するようにしてもよい。
【0084】読み出された画像データは、圧縮され変調
されて電話回線を介して中央装置に伝送され、復調され
た画像データは情報処理を経て、ビデオプリンタや光デ
ィスク装置により別に保存される。
【0085】〔第5実施例〕図19は第5実施例に係る
車両撮像システムの概要を示す斜視図、図20は要部の
構成を示すブロック図である。符号については図3のも
のと共通である。
【0086】この実施例は、ナンバープレートを検出す
る代わりに、車両cそのものを検出することで、7つの
フレームメモリ20への画像データの更新記憶を行うも
のである。その手段として、料金所4の屋根114に、
それぞれ3台のレーザビームセンサ115a〜115
c,116a〜116cからなる第1,第2の2組のレ
ーザビームセンサ115,116を備えており、各組の
レーザビームセンサ115,116は、第3実施例と同
様に道路の幅方向に沿って並設されており、第1の組の
レーザビームセンサ115は、第2の組のレーザビーム
センサ116よりも車両cが停止する料金収受位置寄り
に配置されている。各組のレーザビームセンサ115,
116は、上述の第3実施例と同様の構成であるので説
明を省略する。
【0087】図21は、各組のレーザビームセンサ11
5,116の配置位置とカメラ6の撮像領域との関係を
示す図であり、第1の組のレーザビームセンサ115
は、料金収受位置に停止した車両cを検出できる位置に
配置され、第2の組のレーザビームセンサ116は、収
受を完了して発進した車両cを検出できる位置に配置さ
れている。
【0088】図22は、各組のレーザビームセンサ11
5,116でそれぞれ車両cが検出されたときの撮像イ
メージを示す図である。
【0089】図21,22に示されるように、第1の組
のレーザビームセンサ115で車両cが検出される第1
の検出点では、図22(A)に示されるように車両cの
ナンバープレートがカメラ6の撮像領域に入り、第2の
組のレーザビームセンサ116で車両cが検出される第
2の検出点では、図22(B)に示されるように車両c
のナンバープレートおよび運転者がカメラ6の撮像領域
に入るように構成されている。
【0090】この2組のレーザビームセンサ115,1
16の出力は、図20のMPU22に入力されるように
なっている。
【0091】図23は第5実施例の動作をフローチャー
トで示したものである。ステップS21で押ボタン3が
押されたかあるいは、システムで不正が検知された(料
金収受機101の収受完了信号の入力がなく、かつ第2
のレーザビームセンサ116からの検出があった場合に
不正が検知されたとする)か否かを判断し、押されてい
ないとき、あるいは不正が検知されていないときには、
ステップS22に進んで第1の組のレーザビームセンサ
115で車両が検出されたか否かを判断し、検出してい
るときはステップS23に進んで入力バンクをNo.1
に設定し、ステップS24で入力されてきた画像データ
を入力バンクが示すフレームメモリ20に一時記憶さ
せ、ステップS25で入力バンクを+1インクリメント
し、ステップS26で第2の組のレーザビームセンサ1
16によって車両が検出されたか否かを判断し、検出さ
れていないときには、ステップS27で入力バンクが8
になったかどうかを判断し、なっていないときはステッ
プS24に戻って、次のバンクが示すフレームメモリ2
0への画像データの一時記憶とバンクのインクリメント
を繰り返し、入力バンクが8になったときはステップS
28で入力バンクをNo.1に設定してステップS24
に戻る。また、ステップS26で、車両が検出されたと
きには、ステップnS21に戻る。
【0092】すなわち、車両が第1の組のレーザビーム
センサ115で検出されてから第2の組のレーザビーム
センサ116で検出されるまでの期間、すなわち、ナン
バープレートが撮像されている期間に亘って7つのフレ
ームメモリ20に次々の画像データをサイクリックに記
憶させる。
【0093】ここで、通過した車両が不正であるとき
は、料金収受員mが押ボタン3を押す。あるいは、料金
収受機101の収受完了信号の入力がなく、かつ第2の
レーザビームセンサ116からの検出があると、ステッ
プS29に進んで、押ボタン3が押されたタイミング、
あるいは第2のレーザビームセンサ116の出力された
タイミングよりも前の直近の1つまたは複数の画像デー
タを対応するフレームメモリ20から読み出して転送
し、ステップS21に戻る。
【0094】〔第6実施例〕図24は第6実施例に係る
車両撮像システムの要部の構成を示すブロック図であ
る。3は押ボタン、18はA/D変換器、19はナンバ
ープレート検出部、20は7つ設けられたフレームメモ
リ、21はメモリ入出力バンク切換回路、22はMP
U、24は不正車両画像蓄積メモリ、25は7つ設けら
れたフレームメモリ、26はD/A変換器、27はモニ
ターである。モニター27はブース2内に設置されてい
る。
【0095】この実施例は、中央装置へ転送すべき逃走
車両の画像データを、転送に先立って予めモニター27
に映し出し、料金収受員mが目視確認して必要な画像デ
ータを選択するようにしたものである。
【0096】押ボタン3が押されると、そのとき7つの
フレームメモリ20に記憶されていた画像データのすべ
てが一旦、不正車両画像蓄積メモリ24に転送格納され
る。これは、不正車両が連続した場合に個々の不正車両
の画像データを蓄積しておくためである。表示切換スイ
ッチ28により7フレームで1グループをなすいずれか
必要なグループの画像データを読み出し、7つのフレー
ムメモリ25に順次記憶させる。各フレームメモリ25
から読み出された画像データはD/A変換器26により
アナログの映像信号に変換され、各モニター27に映し
出される。
【0097】料金収受員mはモニター27に映し出され
た画像を見て、ナンバープレートや運転者が最も良く映
っているものを確認し、転送画像選択スイッチ29によ
って1つまたは複数の画像を選択し、その画像データを
不正車両画像蓄積メモリ24から読み出して転送する。
なお、モニター27を1つとし、複数の画像データを分
割表示してもよい。
【0098】7フレームの画像をすべて目視でチェック
して選択するから、ナンバープレートや車両および運転
者の特徴を良く表した画像を正確に中央装置へ送ること
ができる。
【0099】〔第7実施例〕図25は第7実施例に係る
車両撮像システムの要部の構成を示すブロック図であ
る。3は押ボタン、18はA/D変換器、19はナンバ
ープレート検出部、20は2つ設けられたフレームメモ
リ、21はメモリ入出力バンク切換回路、22はMP
U、30は動画像圧縮部、31は画像蓄積/読出切換
部、32はハードディスクなどの大容量記憶媒体であ
る。
【0100】この実施例は、ナンバープレートの有無に
応じて、フレームメモリ20の切り換えを行う上述の第
1実施例と同様であるが、一時記憶と圧縮のための読み
出しとを同時に行う必要があるので、フレームメモリ2
0を2つ設けてある。両フレームメモリ20は1/30
秒ごとに切り換えられて入力画像データを一時記憶す
る。ナンバープレート検出部19によりナンバープレー
ト有りの信号を入力したとき、2つのフレームメモリ2
0のうちいずれか一方から読み出された画像データは動
画像圧縮部30により、公知の圧縮技術、例えば、MP
EGにより圧縮され、その圧縮された画像データは画像
蓄積/読出切換部31を介して大容量記憶媒体32に記
憶される。この圧縮のときに、他方のフレームメモリ2
0に画像データを一時記憶させる。大容量記憶媒体32
への記憶は、オーバーフローするときは最も古いデータ
に対して上書きするものとする。
【0101】図26は第7実施例の動作を示すフローチ
ャートである。ステップS31で押ボタン3が押された
かどうかを判断し、押されていないときはステップS3
2に進んで一方のフレームメモリ20に入力されてきた
画像データを一時記憶させ、ステップS33でナンバー
プレート検出部19により車両のナンバープレートを検
出したかどうかを判断し、検出していないときはステッ
プS31に戻るが、ナンバープレートが検出されたとき
はステップS34に進んで動画像圧縮部30により画像
データの圧縮を行い、ステップS35で画像蓄積/読出
切換部31を介して大容量記憶媒体32に動画像として
順次蓄積し(このときフレームメモリ20を交互に切り
換える)、ステップS31に戻る。押ボタン3が押され
ると、ステップS31からステップS36に進み、押ボ
タン3が押されたタイミングで、画像蓄積/読出切換部
31を介してそのタイミングよりも前の直近の連続した
複数の画像データを動画像として読み出して中央装置へ
と転送する。
【0102】〔第8実施例〕図27は第8実施例に係る
車両撮像システムの要部の構成を示すブロック図であ
り、第7実施例に対応する部分には、同一の符号を付
す。この実施例では、動画像圧縮部30は設けられてお
らず、検出されたナンバープレートの文字を認識する文
字認識部120が設けられている。
【0103】この実施例では、ナンバープレート検出部
19によりナンバープレート有りの信号を入力したとき
には、そのナンバープレートの文字を認識し、認識した
ナンバープレートが同一である期間は、2つのフレーム
メモリ20に交互に画像データを書き込み、認識したナ
ンバープレートが前回のナンバープレートと異なったと
きには、撮像している車両が後続の次の車両になったと
して、前回のナンバープレートの画像データを、画像蓄
積/読出切換部31を介して大容量記憶媒体32に記憶
させるものである。大容量記憶媒体32への記憶は、オ
ーバーフローするときは最も古いデータに対して上書き
するものとする。
【0104】図28は第8実施例の動作を示すフローチ
ャートである。ステップS41で押ボタン3が押された
かどうかを判断し、押されていないときはステップS4
2に進んで一方のフレームメモリ20に入力されてきた
画像データを一時記憶させ、ステップS43でナンバー
プレート検出部19により車両のナンバープレートを検
出したかどうかを判断し、検出していないときはステッ
プS41に戻るが、ナンバープレートが検出されたとき
はステップS44に進んでナンバープレートの文字を認
識し、ステップS45で前回のナンバープレートの番号
と同一であるか否かを判断し、同一であれば、ステップ
S46でフレームメモリ20のバンクを切り換えてステ
ップS41に戻り、前回のナンバープレートの番号と同
一でないときには、ステップS48で前回のナンバープ
レートの番号の画像データを画像蓄積/読出切換部31
を介して大容量記憶媒体32に蓄積し、ステップS41
に戻る。押ボタン3が押されると、ステップS41から
ステップS47に進み、押ボタン3が押されたタイミン
グで、画像蓄積/読出切換部31を介してそのタイミン
グよりも前の直近の画像データを読み出して中央装置へ
と転送する。
【0105】〔第9実施例〕この第9実施例は、逃走車
両の画像データを中央装置に送るのではなく、料金所に
おいて処理するクローズドタイプのものである。
【0106】図29は要部の構成を示すブロック図であ
る。屋外に設置された端末装置Aは、カメラ制御部9
と、各種制御部10と、画像圧縮部11と、通信制御部
41とを備え、料金所のブース内に設置された操作卓D
は、通信制御部42と表示・蓄積制御部43とを備えて
いる。表示・蓄積制御部43には、コンソール44と、
ビデオプリンタ45と、光磁気ディスク装置46とが接
続されている。
【0107】この第9実施例は、上述のいずれの実施例
にも代替または適用可能である。
【0108】〔第10実施例〕図30は第10実施例の
車両撮像システムの概要を示す斜視図である。ブース2
が設置されたアイランド1に、ポール51が立設され、
そのポール51にカメラ6と一対の照明装置7とが取り
付けられている。この第10実施例は、小規模な料金所
に適しているが、上述のいずれの実施例にも代替または
適用可能である。
【0109】〔第11実施例〕この第11実施例は駐車
場の料金管理に適用したものである。図31は第11実
施例の車両撮像システムの概要を示す斜視図である。こ
の図において、52は無人の駐車場のゲート(出口)の
脇に設けられた駐車料金支払い機、53は駐車料金支払
い機52に揺動開閉自在に設けられた遮断バー、54は
駐車料金支払い機52の前方で車線の脇に立設されたポ
ールであり、このポール54にカメラ6と一対の照明装
置7とが取り付けられている。カメラ6は、遮断バー5
3の手前で停止している車両のナンバープレートが前述
図6,図7のように撮像できる視野をもっている。照明
装置7は、カメラ6の撮像領域を照射する。遮断バー5
3の手前の停車位置にループコイルからなる車両センサ
ー55が設けられている。Aは中央装置に対して電話回
線8を介して接続された端末装置であり、この端末装置
Aに駐車料金支払い機52から読出指令信号が出力され
るようになっている。この読出指令信号があると、端末
装置A内のバッファメモリ(フレームメモリ20など)
から逃走車両の画像データが中央装置に転送される。
【0110】車両センサー55が車両を検出すると、カ
メラ6による車両の撮像が開始され、前述ナンバープレ
ートサーチにより、バッファメモリに画像の一時記憶が
なされる。所定の料金が駐車料金支払い機52に対して
支払われたときは、遮断バー53が開いて車両の通過を
許可する。所定の料金が支払われず、すなわち駐車料金
支払い機52が料金収受完了信号を出力されないで、車
両センサー55が車両を検出しない状態に反転したとき
は、駐車料金支払い機52から端末装置Aに読出指令信
号(不正信号)が出力され、そのタイミングよりも前の
直近の1つまたは複数の画像データが端末装置Aから中
央装置へと送られる。
【0111】なお、端末装置Aの内部構成については、
上述のいずれの実施例のものも本実施例に適用可能であ
る。
【0112】〔第12実施例〕図32は第12実施例の
車両撮像システムの概要を示す斜視図であり、第11実
施例と同様に駐車場の料金管理に適用したものである。
この図32では、第11実施例と共通の符号を付してい
る。
【0113】この実施例では、車両の検知をループコイ
ルで行うのではなく、車両の前進および後退を併せて検
知できるように、駐車場の料金所の屋根114に2組の
レーザビームセンサ121,122を設けている。レー
ザビームセンサ121,122の構成は、上述の第3実
施例と同様であり、この実施例では、2組のレーザビー
ムセンサ121,122を、車両の進行方向に沿って配
置しており、第1の組のレーザビームセンサ121を、
遮断バー53寄りに配置している。車両が駐車料金の支
払いのために、遮断バー53の手前の料金収受位置に停
止したときに、両組のレーザビームセンサ121,12
2では、車両を検知できるように配置されている。
【0114】この実施例では、車両がゲートに進入して
来ると、先ず、第2の組のレーザビームセンサ122で
車両が検出され、その後、第1の組のレーザビームセン
サ121で検出される。また、車両が前進して検出領域
から前方へ退出すると、先ず、第2の組のレーザビーム
センサ122が非検出状態となり、その後、第1の組の
レーザビームセンサ121が非検出状態となる。これに
対して、車両が後退して検出領域から後方へ退出する
と、先ず、第1の組のレーザビームセンサ121が非検
出状態となり、その後、第2の組のレーザビームセンサ
122が非検出状態となる。
【0115】したがって、2組のレーザビームセンサ1
21,122の出力変化に基づいて、車両が前方へ進ん
で検出領域から退出したのか、あるいは、車両が後方へ
バックして検出領域から退出したのかを検知できること
になる。
【0116】この実施例では、一旦駐車場から出ようと
して、ゲートに来たけれども、料金を支払うことなく、
再度、引き返した場合、すなわち、車両がバックして検
出領域から退出した場合には、不正車両ではないので、
フレームメモリ20からの画像データの読み出しを行わ
ないようにしている。
【0117】先ず、第2の組のレーザビームセンサ12
2が車両を検出すると、カメラ6による車両の撮像が開
始され、前述のナンバープレートサーチにより、バッフ
ァメモリに画像の一時記憶がなされる。所定の料金が駐
車料金支払い機52に対して支払われたときは、遮断バ
ー53が開いて車両の通過を許可する。
【0118】一方、両組のレーザビームセンサ121,
122で料金収受位置の車両が検出された後、所定の料
金が支払われず、すなわち駐車料金支払い機52が料金
収受完了信号を出力されないで、第2の組のレーザビー
ムセンサ122が非検出状態になった後に、第1の組の
レーザビームセンサ121が非検出状態になったときに
は、料金を支払わずに駐車場から前進して出たとして駐
車料金支払い機52から端末装置Aに読出指令信号(不
正信号)が出力され、そのタイミングよりも前の直近の
1つまたは複数の画像データが端末装置Aから中央装置
へと送られる。また、所定の料金が支払われずに、第1
の組のレーザビームセンサ121が非検出状態となった
後に、第2の組のレーザビームセンサ122が非検出状
態になったときには、後退して再び駐車場内に引き返し
たとして、読出指令信号は出力されないようになってい
る。
【0119】なお、端末装置Aの内部構成については、
上述のいずれの実施例のものも本実施例に適用可能であ
る。
【0120】〔第13実施例〕この第13実施例は有人
の駐車場に適用したものである。図33は第13実施例
の車両撮像システムの概要を示す斜視図である。この図
において、61は料金収受員mが入っておくブース、6
2はブース61の前方において車線の脇に立設されたポ
ールであり、このポール62にカメラ6と一対の照明装
置7とが取り付けられている。ブース61内には逃走車
両と認定したとき料金収受員mが押す押ボタン3が設け
られている。
【0121】この第13実施例では、図30と同様のカ
メラの配置であってもよいし、あるいは、図1のような
アームにカメラを配置してもよい。
【0122】〔第14実施例〕この第14実施例はロー
ドプライシングシステムに応用したものである。図34
はそのシステムの概要を示す斜視図である。
【0123】ロードプライシングシステムは、都市部に
おいて車両台数の制限を行うために、都心へ入ってくる
車両に対して課金を行うものである。車両にはIDコー
ドを無線送信するカード71が搭載されている。第1の
アンテナ72でカード71から無線送信されたIDコー
ドを受信し、車両に応じた料金が課金される。カード7
1に対する料金情報等の書き込みは、処理時間がかかる
ため、正常に書き込みが行われたか否かが、第2のアン
テナ73で照合される。
【0124】車両が車両センサー74によって検出され
たタイミングでカメラ6により車両を撮像すると、車両
のスピードによっては、カメラ6の視野内に車両が存在
しなかったり、ナンバープレートが写っていなかったり
する。そこで、車両センサー74で車両を検出してから
所定時間に亘る撮像を行い、ナンバープレートの検出を
行って、上述の各実施例と同様にナンバープレートの含
まれた画像を保存するようにする。
【0125】そして、カード71を持たずに不正走行し
た車両の画像データは、中央装置に転送されるようにな
っている。
【0126】
【発明の効果】本発明に係る車両撮像システムまたは車
両撮像方法によれば、料金上不正な逃走車両の発見によ
る所要の操作または動作によって画像記憶手段から読み
出され保存される画像データは、その操作または動作の
タイミングより前の直近の画像データであるので、タイ
ミング遅れがあっても逃走車両をほぼ間違いなく撮像し
た画像データを得ることができ、のちの料金徴収処理に
おいて有力な証拠にすることができるとともに、料金収
受員にとって過剰に速い反応は要求されず負担が軽減さ
れるという利点がある。
【0127】不正通過車両検出手段による不正車両の検
出に応答して画像記憶手段から画像データを読み出すよ
うに構成することにより、不正車両発見に伴う料金収受
員による所要の操作が不要となる。
【0128】画像記憶手段を、一時記憶している複数の
画像データのうち最も古いものから順に更新記憶してい
くようなものにすることにより、記憶容量の小さいもの
を採用することができ、また、画像記憶手段を複数のフ
レームメモリで構成するとともに、これら複数のフレー
ムメモリにサイクリックに画像データを書き込ませ、し
かも、数フレーム周期で次のフレームメモリへの書き込
みに移行させることにより、少ないメモリ容量で比較的
長期間、例えば、料金の収受から車両の発進に亘る期間
の画像データを、いわゆるコマ落としの状態で書き込む
ことができる。
【0129】路上を横断するアームに複数のカメラをま
とめて取り付けた場合は大規模なゲートに適しており、
ゲートのアイランドに立設されたポールにカメラを取り
付ける場合は小規模なゲートに適している。
【0130】保存すべき画像データを予めモニターによ
って目視確認するように構成したものでは、料金徴収相
手を特定する上で充分な情報(特にナンバープレートと
運転者)を含む画像を容易に選択でき、確定的な画像デ
ータを保存する上で有効である。
【0131】車両の撮像に当たって、車両のナンバープ
レートを含めた撮像、好ましくはナンバープレートと運
転者とを含めた撮像とすることによって、料金徴収相手
の特定により正確を期すことができる。
【0132】ナンバープレートの検出に当たっては、水
平方向での2値化によるエッジ検出と、そのエッジ数が
水平方向で所定範囲内でありかつ垂直方向である程度連
続しているということをもって行うことにより、高精度
にナンバープレートを検出することができる。
【0133】車両センサーによる車両検出をもってカメ
ラによる車両撮像を開始することにより、ナンバープレ
ート検出の場合に比べて、構造をより簡素にし、より容
易に検出することができる。
【0134】ゲート付近に設置された端末装置と、ゲー
トから離れた建物(センター)に設置された中央装置
と、端末装置を中央装置に接続する回線(有線または無
線)とを構成要素とする場合、中央装置には様々の箇所
の端末装置からの逃走車両画像データを一括して保存で
きるため、あとの処理や管理が便利である。逃走車両を
動画像として保存しておけば、証拠能力が大きくなる。
【0135】この種の車両撮像システムは、有料道路の
料金所においても、有人または無人の駐車場において
も、さらには、ロードプライシングシステムにおいても
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両撮像システムの
概要を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の車両撮像システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】第1実施例におけるカメラ制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図4】画像データを書き込むべきフレームメモリに対
するバンク切換の円動作の説明図である。
【図5】フレームメモリに対する画像データの蓄積と転
送のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】料金所における車両(乗用車)の撮像イメージ
の例示図である。
【図7】料金所における車両(トラック)の撮像イメー
ジの例示図である。
【図8】入力された画像データの画面表示図である。
【図9】ナンバープレートの検出の手法の説明図であ
る。
【図10】第1実施例の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図11】第2実施例に係る車両撮像システムのカメラ
制御部の構成を示すブロック図である。
【図12】第3実施例に係る車両撮像システムのカメラ
制御部の構成を示すブロック図である。
【図13】第3実施例に係る車両撮像システムの概要を
示す斜視図である。
【図14】第3実施例のレーザビームセンサの配置を示
す側面図である。
【図15】レーザビームセンサの構成を示すブロック図
である。
【図16】レーザビームセンサのレーザ光の照射を状態
を示す図である。
【図17】第4実施例に係る車両撮像システムのカメラ
制御部の構成を示すブロック図である。
【図18】第4実施例の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図19】第5実施例に係る車両撮像システムの概要を
示す斜視図である。
【図20】第5実施例の要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図21】第5実施例のレーザビームセンサの配置を示
す側面図である。
【図22】レーザビームセンサの検出位置における車両
の撮像イメージの例示図である。
【図23】第5実施例の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図24】第6実施例に係る車両撮像システムの要部の
構成を示すブロック図である。
【図25】第7実施例に係る車両撮像システムの要部の
構成を示すブロック図である。
【図26】第7実施例の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図27】第8実施例に係る車両撮像システムの要部の
構成を示すブロック図である。
【図28】第8実施例の動作説明に供するフローチャー
トである。
【図29】第9実施例に係る車両撮像システムの要部の
構成を示すブロック図である。
【図30】第10実施例に係る車両撮像システムの概要
を示す斜視図である。
【図31】第11実施例に係る車両撮像システムの概要
を示す斜視図である。
【図32】第12実施例に係る車両撮像システムの概要
を示す斜視図である。
【図33】第13実施例に係る車両撮像システムの概要
を示す斜視図である。
【図34】第14実施例に係るロードプライシングシス
テムの概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
m……料金収受員 A……端末装置 B……中央装置 1……アイランド 2……ブース 3……押ボタン 4……料金所 5……アーム 6……カメラ 7……照明装置 8……電話回線 9……カメラ制御部 16……プリンタ 17……光ディスク装置 18……A/D変換器 19……ナンバープレート検出部 20……フレームメモリ 21……メモリ入出力バンク切換回路 22……MPU 23……車両センサー 24……不正車両画像蓄積メモリ 25……フレームメモリ 27……モニター 29……転送画像選択スイッチ 51……ポール 52……駐車料金支払い機 55……車両センサー 101…料金収受機 102…発進検知装置 120…文字認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07C 9/00 G08G 1/017 H04N 7/18 D

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートを通る車両を撮像する撮像手段
    (6)と、 前記撮像手段(6)で撮像した画像データを複数記憶す
    る画像記憶手段(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記画像記憶手段(20)から読み出す手
    段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 を備えた車両撮像システム。
  2. 【請求項2】 ゲートを通る車両を撮像する撮像手段
    (6)と、 前記撮像手段(6)で撮像した画像データを複数記憶す
    る画像記憶手段(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記画像記憶手段(20)から読み出す手
    段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)とを備え、 前記画像記憶手段(20)は、複数の画像データのうち
    最も古いものから順に更新記憶していくものである車両
    撮像システム。
  3. 【請求項3】 前記画像記憶手段(20)は、それぞれ
    1フレーム分の画像データを記憶する複数のフレームメ
    モリで構成されたものである請求項第1項あるいは第2
    項記載の車両撮像システム。
  4. 【請求項4】 ゲートを通る車両を撮像する撮像手段
    (6)と、 前記撮像手段(6)で撮像した画像データの1フレーム
    分をそれぞれ記憶する複数のフレームメモリで構成され
    る画像記憶手段(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記画像記憶手段(20)から読み出す手
    段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 前記画像記憶手段(20)の複数のフレームメモリへの
    画像データのサイクリックな書き込みを指令する手段
    (21,22,100)とを備え、 前記書き込みを指令する手段(21,22,100)
    は、数フレーム周期で次のフレームメモリへの書き込み
    を指令するものである車両撮像システム。
  5. 【請求項5】 ゲートを通る車両を撮像する撮像手段
    (6)と、 前記撮像手段(6)で撮像した画像データを複数記憶す
    る画像記憶手段(20)と、 前記ゲートを不正に通過する車両を検出する不正通過車
    両検出手段(22,101,102)と 前記不正通過車両検出手段(22,101,102)に
    よる不正通過車両の検出に応答してその検出のタイミン
    グより少なくとも前の直近の1つまたは複数の画像デー
    タを前記画像記憶手段から読み出す手段(21,22)
    と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、を備える車両撮像システム。
  6. 【請求項6】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出す
    手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 を備えた車両撮像システム。
  7. 【請求項7】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出す
    手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)とを備え、 前記バッファメモリ(20)は、複数の画像データのう
    ち最も古いものから順に更新記憶していくものである車
    両撮像システム。
  8. 【請求項8】 前記バッファメモリ(20)は、それぞ
    れ1フレーム分の画像データを記憶する複数のフレーム
    メモリで構成されたものである請求項第6項あるいは第
    7項記載の車両撮像システム。
  9. 【請求項9】 前記カメラ(6)が前記ゲートの前方の
    路上に設置されている請求項第6項あるいは第7項記載
    の車両撮像システム。
  10. 【請求項10】 前記カメラ(6)が前記ゲートの路上
    を横断するアーム(5)に取り付けられている請求項第
    6項あるいは第7項記載の車両撮像システム。
  11. 【請求項11】 前記カメラ(6)が前記ゲートのアイ
    ランドに立設されたポール(51)に取り付けられてい
    る請求項第6項あるいは第7項記載の車両撮像システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記カメラ(6)の視野範囲は、車両
    がゲートの停車位置に停止している時は少なくとも車両
    のナンバープレートを撮像可能であり、前記停止位置よ
    り前方位置では少なくとも車両のナンバープレートと運
    転者とを同時に撮像可能である請求項第6項あるいは第
    7項記載の車両撮像システム。
  13. 【請求項13】 バッファメモリ(20)から読み出し
    た複数の画像データを表示するモニター(27)と、 前記表示される複数の画像データからどの画像データを
    別に保存するかを選択する選択スイッチ(29)とを備
    えた請求項第6項あるいは第7項記載の車両撮像システ
    ム。
  14. 【請求項14】 バッファメモリ(20)から読み出し
    た複数の画像データ全てを格納する不正車両画像蓄積メ
    モリ(24)を備え、前記不正車両画像蓄積メモリ(2
    4)に蓄積されている画像データを表示する請求項第1
    3項記載の車両撮像システム。
  15. 【請求項15】 ゲートを通る車両を検出する手段(5
    5)と、 車両の検出信号の入力に基づいて前記バッファメモリ
    (20)に画像データの書き込みを指令する手段(2
    1,22)とを備えた請求項第6項あるいは第7項記載
    の車両撮像システム。
  16. 【請求項16】 ゲートを通る車両が第1,第2の検出
    点に達したことをそれぞれ検出する手段(115,11
    6)と、 前記検出する手段(115,116)の出力に基づい
    て、車両が第1の検出点に達してから第2の検出点に達
    するまでの期間に亘って前記バッファメモリ(20)に
    画像データの書き込みを指令する手段(21,22)と
    を備え、 前記第1の検出点では、前記カメラ(6)で少なくとも
    車両のナンバープレートが撮像可能であり、前記第2の
    検出点では、前記カメラ(6)で車両のナンバープレー
    トおよび運転者が撮像可能である請求項第6項あるいは
    第7項記載の車両撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記ゲートが有料道路の料金所に設置
    されたものである請求項第6項あるいは第7項記載の車
    両撮像システム。
  18. 【請求項18】 前記ゲートが駐車場に設置されたもの
    である請求項第6項あるいは第7項記載の車両撮像シス
    テム。
  19. 【請求項19】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データの1フレーム分
    をそれぞれ記憶する複数のフレームメモリで構成される
    バッファメモリ(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出す
    手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 前記バッファメモリ(20)の複数のフレームメモリへ
    の画像データのサイクリックな書き込みを指令する手段
    (21,22,100)とを備え、 前記書き込みを指令する手段(21,22,100)
    は、数フレーム周期で次のフレームメモリへの書き込み
    を指令するものである車両撮像システム。
  20. 【請求項20】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 前記ゲートを不正に通過する車両を検出する不正通過車
    両検出手段(22,101,102)と前記不正通過車
    両検出手段(22,101,102)による不正通過車
    両の検出に応答してその検出のタイミングより少なくと
    も前の直近の1つまたは複数の画像データを前記バッフ
    ァメモリ(20)から読み出す手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、を備える車両撮像システム。
  21. 【請求項21】 前記ゲートが有料道路の料金所に設置
    されるものであり、 前記不正通過車両検出手段(22,101,102)
    は、料金収受機(101)からの収受完了信号および車
    両がゲートの停止位置から発進したことを検知する発進
    検知装置(102)からの車両発進信号に基づいて、不
    正通過車両を検出するものである請求項第20項記載の
    車両撮像システム。
  22. 【請求項22】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 前記ゲートを不正に通過する車両を検出する不正通過車
    両検出手段(22,101,102)と前記不正通過車
    両検出手段(22,101,102)による不正通過車
    両の検出または読出指令信号の入力に応答して前記検出
    のタイミングあるいは前記入力のタイミングより少なく
    とも前の直近の1つまたは複数の画像データを前記バッ
    ファメモリ(20)から読み出す手段(21,22)
    と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、を備える車両撮像システム。
  23. 【請求項23】 前記バッファメモリ(20)から画像
    データを読み出す手段(21,22)に入力される読出
    指令信号は、人為操作に基づくものである請求項第19
    項あるいは第22項記載の車両撮像システム。
  24. 【請求項24】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 前記ナンバープレートを検出できた検出信号の入力に基
    づいて前記バッファメモリ(20)に画像データの記憶
    を有効にする手段(21,22)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出す
    手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 を備えた車両撮像システム。
  25. 【請求項25】 無人駐車場に設置されたゲートを通る
    車両を撮像するカメラ(6)と、 車両がゲートの停止位置から前進あるいは後退したかを
    検知する手段(121,122)と、 前記ゲートを通る車両に対して料金を収受したことを示
    す料金収受完了信号を出力する料金収受機(101)
    と、 前記料金収受完了信号と前記検知する手段(121,1
    22)からの出力とに基づいて読出指令信号を出力する
    手段(52)と、 前記読出指令信号の入力タイミングにより前記カメラ
    (6)で撮像された画像を保存する記憶部(16,1
    7)と、 を備えた車両撮像システム。
  26. 【請求項26】 無人駐車場に設置されたゲートを通る
    車両を撮像するカメラ(6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 車両がゲートの停止位置から前進あるいは後退したかを
    検知する手段(121,122)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 前記ナンバープレートを検出できた検出信号の入力に基
    づいて前記バッファメモリ(20)に画像データの書き
    込みを指令する手段(21,22)と、 料金の収受および前記検知する手段(121,122)
    の出力に基づいて、読出指令信号を出力する手段(5
    2)と、 前記読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の
    入力タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複
    数の画像データを前記バッファメモリ(20)から読み
    出す手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 を備えた車両撮像システム。
  27. 【請求項27】 前記ナンバープレートの検出手段(1
    9)は、入力画像データにつき水平走査方向の微分処理
    を行った後に2値化して垂直方向に沿ったエッジを検出
    し、水平方向の所定の幅内におけるエッジ数が所定の範
    囲内のときプレート候補ラインとし、かつ、垂直走査方
    向でプレート候補ラインが所定数連続するときにナンバ
    ープレートの検出信号を出力するものである請求項第2
    4項あるいは第26項記載の車両撮像システム。
  28. 【請求項28】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データの1フレーム分
    をそれぞれ記憶する複数のフレームメモリで構成される
    バッファメモリ(20)と、 前記ナンバープレートを検出できた検出信号の入力に基
    づいて前記バッファメモリ(20)に画像データの書き
    込みを指令する手段(21,22)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリから読み出す手段(2
    1,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 を備えた車両撮像システム。
  29. 【請求項29】 書き込みの指令手段(21,22)
    は、ナンバープレートの検出手段(19)からナンバー
    プレート有りの検出信号を入力したときは各フレームメ
    モリに順次サイクリックに1フレーム分の画像データの
    書き込みを指令する一方、ナンバープレート無しの検出
    信号を入力したときは書き込みの指令を出力せず、かつ
    フレームメモリの切り換えを停止するものである請求項
    第28項記載の車両撮像システム。
  30. 【請求項30】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出す
    手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)とを備え、 前記バッファメモリ(20)から画像データを読み出す
    手段(21,22)に入力される読出指令信号は、人為
    操作に基づくものである車両撮像システム。
  31. 【請求項31】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データの1フレーム分
    をそれぞれ記憶する複数のフレームメモリで構成される
    バッファメモリ(20)と、 前記ナンバープレートを検出できた検出信号の入力に基
    づいて前記バッファメモリ(20)の複数のフレームメ
    モリへの車両の画像データのサイクリックな書き込みを
    指令する手段(21,22)と、 前記ゲートに設けられて前記バッファメモリ(20)か
    ら画像データを読み出す読出指令信号を人為操作により
    出力する操作部(3)と、 前記操作部(3)が操作される操作タイミングよりも少
    なくとも前の画像データを対応するフレームメモリから
    読み出す車両撮像システム。
  32. 【請求項32】 ゲートを通る車両を検出する手段(5
    5)と、 前記ゲートを通る車両を撮像するカメラ(6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データをそれぞれ1フ
    レーム分記憶する複数のフレームメモリで構成されたバ
    ッファメモリ(20)と、 前記ゲートに設けられて前記バッファメモリ(20)か
    ら画像データを読み出す読出指令信号を人為操作により
    出力する操作部(3)と、 車両を検出する手段(55)で車両を検出しているとき
    は各フレームメモリに車両の画像データをサイクリック
    に記憶させ、前記操作部(3)が操作されるとこの操作
    のタイミングよりも少なくとも前の画像データを対応す
    るフレームメモリから読み出す車両撮像システム。
  33. 【請求項33】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを複数記憶する
    バッファメモリ(20)と、 前記ナンバープレートを検出できた検出信号の入力に基
    づいて前記バッファメモリ(20)に画像データの書き
    込みを指令する手段(21,22)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出す
    手段(21,22)と、 その読み出された画像データを中央装置に対して伝送す
    る伝送部とを備え、 前記中央装置は、伝送されてきた画像データを受信する
    受信部と受信した画像データを別に保存するメモリとを
    備えた車両撮像システム。
  34. 【請求項34】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを交互に切り換
    えて記憶する複数のフレームメモリで構成されるバッフ
    ァメモリ(20)と、 前記ナンバープレートを検出できた検出信号の入力に基
    づいて前記バッファメモリ(20)から読み出した画像
    データを圧縮する画像圧縮部(30)と、 前記画像圧縮部(30)で圧縮された画像データを記憶
    する大容量記憶媒体(32)と、 前記ゲートに設けられて前記バッファメモリ(20)か
    ら前記圧縮画像データを読み出す読出指令信号を人為操
    作により出力する操作部(3)と、 前記操作部(3)が操作されるとこの操作のタイミング
    よりも前の前記圧縮画像データを前記大容量記憶媒体
    (32)から読み出し中央装置に対して伝送する伝送部
    とを備え、 前記中央装置は、その読み出された圧縮画像データを受
    信する受信部と受信した圧縮画像データを別に保存する
    メモリとを備えた車両撮像システム。
  35. 【請求項35】 ゲートを通る車両を撮像するカメラ
    (6)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データに基づいて車両
    のナンバープレートを検出する手段(19)と、 検出されたナンバープレートの文字を認識する手段(1
    20)と、 前記カメラ(6)で撮像した画像データを記憶する複数
    のフレームメモリで構成されるバッファメモリ(20)
    と、 検出されて認識されたナンバープレートの文字が、その
    前に認識されたナンバープレートの文字と一致しないと
    きに、前記その前に認識されたナンバープレートの車両
    に対応する画像データが前記バッファメモリ(20)か
    ら読み出されて蓄積される記憶媒体(32)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより前の画像データを前記記憶媒体(32)
    から読み出す手段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 を備えた車両撮像システム。
  36. 【請求項36】 所定の有料エリア内の道路を走行する
    車両に搭載される記憶媒体(71)に対して、無線通信
    によって課金データの書き込みを行うロードプライシン
    グシステムにおいて、 前記道路を走行する車両を検出する手段(74)と、 前記道路を走行する車両を撮像する撮像手段(6)と、 前記撮像手段(6)で撮像した画像データを複数記憶す
    る画像記憶手段(20)と、 読出指令信号の入力に基づいてその読出指令信号の入力
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記画像記憶手段(20)から読み出す手
    段(21,22)と、 その読み出された画像データを別に保存する手段(1
    6,17)と、 車両の検出信号の入力に基づいて前記画像記憶手段(2
    0)に画像データの書き込みを指令する手段(21,2
    2)と、 を備えた車両撮像システム。
  37. 【請求項37】 ゲートを通る車両をカメラ(6)で撮
    像し、その撮像した画像データをバッファメモリ(2
    0)に一時記憶させ、読出指令によってその読出指令の
    タイミングより少なくとも前の直近の1つまたは複数の
    画像データを前記バッファメモリ(20)から読み出
    し、その読み出した画像データを別に保存することを特
    徴とする車両撮像方法。
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