JP2001312715A - 光学情報読取装置 - Google Patents

光学情報読取装置

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JP2001312715A JP2000130178A JP2000130178A JP2001312715A JP 2001312715 A JP2001312715 A JP 2001312715A JP 2000130178 A JP2000130178 A JP 2000130178A JP 2000130178 A JP2000130178 A JP 2000130178A JP 2001312715 A JP2001312715 A JP 2001312715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送路を搬送される物品に付される情報コー
ドの位置にズレが生じる可能性がある場合にも、その情
報コードを取り込んでデコードでき、さらに、画像取込
部と物品検知部との配置関係の制約をなくした光学情報
読取装置を提供する。 【解決手段】 画像取込部にて所定時間間隔で画像を取
り込む。そして、所定枚数の画像をリングバッファに記
憶しておく。デコード処理では、物品検知時点に基づい
て(S100)基準画像を特定し(S120)、この基
準画像に基づき、リングバッファからデコード対象とな
る画像を読み出し(S150)、情報コードをデコード
する(S160)。すなわち、物品を検知してから画像
を取り込むのではなく、リングバッファを用いて適当な
タイミングで画像を取り込み、物品検知時点に基づきデ
コードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する物品に付
された情報コードを読み取る技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
バーコード、2次元コードなどの情報コードを光学的に
読み取る手法として、LEDなどの発光手段が光学情報
読取用の光を光学情報記録面へ出射し、受光素子である
フォトセンサ等を配列したCCDセンサを用いてその反
射光から情報コードを画像として装置内に取り込んでデ
コードする手法が知られている。
【0003】この種の光学情報読取装置の中には、移動
中の情報コード、例えばベルトコンベアによって搬送さ
れる物品に付された情報コードを読み取る装置もあっ
た。この場合、ベルトコンベアなど搬送装置の速度を考
慮し、物品に付された情報コードがちょうどCCDセン
サの視野に入るタイミングで、光学情報読取用の光を出
射しCCDセンサを露光し情報コードを画像として取り
込んでいた。
【0004】しかし、ベルトコンベアなど搬送装置の速
度のみを考慮しても、物品に付される情報コードの位置
が物品毎にずれている場合、取込タイミングにおいて情
報コードがCCDセンサの視野からはみ出してしまい、
取り込まれた画像中に情報コード領域の一部あるいは全
部が入らないという状況が生じる。
【0005】このような情報コードの位置ズレに対応す
る手法として従来より、複数枚の画像を取り込んでデコ
ードすることが提案されている。その場合、物品が搬送
装置の所定位置に来たことを検知する検知手段からの信
号に基づき、物品の搬送位置を把握して複数枚の画像を
取り込んでいる。
【0006】ところが、この従来の構成においては、次
に示すような制約が生じてしまう。それは、画像取込部
(画像取込手段)と物品検知部(検知手段)との配置関
係である。つまり、従来は物品が所定位置まで来たこと
を検知し、その検知タイミングに基づいて画像を取り込
むようにしていたため、必ず物品検知部が画像取込部よ
りも搬送方向の手前側、すなわち画像の取り込みに先立
って物品が検知できるような位置に配置されていた。情
報コードの位置にズレが生じる場合、物品検知部が手前
にないと、物品が検知された時でCCDセンサの視野を
情報コードが既に通過しているという事態が起こり得る
ためである。このような配置関係の制約は装置のコンパ
クト化を阻害する原因となる。
【0007】本発明は、物品に付される情報コードの位
置にズレが生じる可能性がある場合にも、その情報コー
ドを取り込んでデコードでき、さらに、画像取込部と物
品検知部との配置関係の制約をなくした光学情報読取装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
に記載の光学情報読取装置では、複数枚の画像として物
品の光学情報記録面を取り込む。これは画像取込手段
が、適当な時間間隔で繰り返し画像を取り込むことによ
って実現される。なお、画像取込手段は例えばCCDセ
ンサを用いて構成することが考えられ、CCDセンサの
視野が1枚の画像の領域となる。この場合、連続する2
枚の画像に光学情報記録面の一部が重複して記録されて
も構わない。
【0009】このようにして取り込まれた画像は、画像
記憶制御手段によって画像メモリに記憶される。このと
き、画像記憶制御手段は、時間的に新しい所定枚数の画
像が画像メモリに記憶されるようにする。例えば6枚の
画像が記憶される構成では、最新の画像を6枚の中の最
も古い画像に上書きするという具合である。
【0010】そして、検知手段は、物品が搬送路の所定
位置に来たことを検知する。この検出手段を、光学情報
の読み取りを行う構成が配置される筐体内に設ける必要
は必ずしもない。この検知手段による物品検知時点に基
づき、処理実行手段が、画像メモリに記憶された画像に
対してデコード処理を施す。デコード処理は、画像に含
まれる情報コードをデコードするための処理である。
【0011】従来、画像を適切なタイミングで取り込も
うという発想の下に物品を先に検知するという構成が提
案され、さらに、情報コードの位置ズレを考慮して複数
枚の画像を取り込むという発想に至った。しかし、複数
枚の画像を取り込むという思想を前提とした場合、何も
最初に物品の検知を行う必要なない。適当なタイミング
で取り込まれる画像を物品検知時点に基づくタイミング
でデコードできればよいためである。
【0012】本発明では、所定枚数の画像を適当なタイ
ミングで取り込むようにし、物品検知時点に基づいて画
像メモリの画像にデコード処理を施す。したがって、画
像メモリに取り込まれる画像枚数を多くすればするほ
ど、物品検知時点の制限がなくなる。つまり、画像メモ
リに取り込む画像枚数を増やせば、物品検知時点をいく
らでも遅らせることができるのである。
【0013】その結果、物品に付される情報コードの位
置がズレている場合にも、その情報コードを取り込んで
デコードでき、さらに、画像取込部と物品検知部との配
置関係の制約をなくすことができる。なお、画像メモリ
に例えば6枚の画像が記憶される構成において、実際の
物品の光学情報記録面が5枚の画像に収まるような場
合、6枚の画像全てをデコード対象とする必要はない。
したがって、請求項2に示すように、処理実行手段は、
画像メモリに記憶された画像の中で情報コードの含まれ
る可能性のある画像に対してデコード処理を施すように
すればよい。このようにすれば、画像メモリに取り込む
画像枚数を増やしても、デコード処理に要する時間が増
えることはない。
【0014】情報コードの含まれる可能性のある画像
は、請求項3に示すように、物品検知時点に基づき基準
画像を特定し、この基準画像から特定することが考えら
れる。例えば情報コードが正常位置に付されていれば入
るであろう画像を基準画像とし、情報コードのズレる可
能性に合わせ、基準画像の前後それぞれ何枚という具合
に特定する。
【0015】ところで、画像メモリに記憶される画像
は、画像記憶制御手段によって時々刻々更新されてい
く。そこで請求項4に示すように、処理実行手段は、情
報コードの含まれる可能性のある画像が画像メモリに記
憶されると、画像記憶制御手段に画像の記憶を停止させ
るようにするとよい。このようにすれば、デコード処理
に時間を要しても、画像メモリに画像が上書きされるこ
とがなくなる。結果として、例えばCPUを含むコンピ
ュータシステムとして実現される処理実行手段の性能を
画像取り込み間隔に合わせて向上させる必要がなくなる
ため、本装置を安価に構成することができる。
【0016】なお、情報コードが2枚の画像にまたがっ
て記憶される可能性を考えれば、請求項5に示すよう
に、処理実行手段が、画像メモリに記憶された画像を必
要に応じ合成し、当該合成画像に対してデコード処理を
施すようにするとよい。これによって、情報コードが確
実にデコードされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。図1は実施例の2次元コ
ード読取装置10を含むシステム構成の斜視図であり、
図2は、図1中に記号Kで示す方向から図1を見た概略
透視図である。
【0018】2次元コード読取装置10は、定置式の装
置であり、ベルトコンベア70によって搬送される物品
71の上面(以下「光学情報記録面71b」という。)
に印刷されたQRコードを読み取る。2次元コード読取
装置10は、ベルトコンベア70側方の図示しない支柱
に固定され、ベルトコンベア70の上方に配置されてい
る。
【0019】2次元コード読取装置10は、物品検知部
12を内蔵している。最初に、この物品検知部12につ
いて説明する。物品検知部12は、下方へ光を出射しこ
の反射光を検知する。そして、反射光が検知されたか否
かを示す信号を出力する。物品検知部12からの光は、
ベルトコンベア70と光学情報記録面71bとの色の違
いによって、ベルトコンベア70に照射された場合は吸
収され、一方、光学情報記録面71bに照射された場合
は反射される。本実施例では、物品71がベルトコンベ
ア70の所定位置まで来ると、具体的には物品71の先
端面71aが図2中に記号αで示した位置(以下、単に
「位置α」という。)まで来ると、反射光が検知される
ものとする。
【0020】また、2次元コード読取装置10は、光学
情報を読み取るための構成を備えている。図2中には物
品検知部12との配置関係を示すように画像取込部13
のみを示したが、さらに、図3(a)に示すように、デ
ータ処理部11、2値化部14、同期パルス発生部15
及びリングバッファ16を備えている。
【0021】データ処理部11は、CPU、ROM、R
AM、I/O等を備えたコンピュータシステムとして構
成され、ROMに記憶されているプログラムに従って後
述するデコード処理を実行する。上述した物品検知部1
2からの信号は、このデータ処理部11に入力されるよ
うになっている。
【0022】画像取込部13は、図示しない照明用LE
DやCCDセンサを備えており、照明用LEDによって
照明用の赤色光を照射し、CCDセンサによって反射光
を受光し、所定領域を撮像してその2次元画像を水平方
向の走査線信号として出力する。この走査線信号は増幅
されて2値化部14に出力される。
【0023】2値化部14は、増幅された走査線信号
を、閾値に基づいて2値化し、リングバッファ16に出
力する。同期パルス発生部15は、画像取り込み動作の
ための同期パルスを出力する。画像取込部13は、この
同期パルスに基づき所定時間間隔で繰り返し画像を取り
込む。また、リングバッファ16も、この同期パルスに
基づいて、2値化部14からの画像データを記憶する。
【0024】このリングバッファ16は、図3(b)に
示すように、クロック発生部16a、画素カウンタ16
b、画像カウンタ16c、カウンタバッファ16d、マ
ルチプレクサ16e、画像メモリ16f、及びバッファ
16gを備えている。クロック発生部16aは、上述し
た同期パルス発生部15からの同期パルスに基づき、2
値化部14から出力される画像データを画素単位でカウ
ントするためのクロックを、画素カウンタ16bへ出力
する。
【0025】画素カウンタ16bは、クロック発生部1
6aからのクロック信号をカウントする。この画素カウ
ンタ16bは、画像取込部13のCCDセンサによって
撮像される所定領域の画像を画素単位でカウントするも
のであり、所定領域の画像が横m個、縦n個の画素で構
成されていれば、「1」〜「m×n」までを繰り返しカ
ウントする。そして、このカウント値をマルチプレクサ
16eに出力する。また、カウンタ値をリセットするタ
イミングで、リセット信号を画像カウンタ16cに出力
する。
【0026】画像カウンタ16cは、画像番号をカウン
トするものであり、画素カウンタ16bからのリセット
信号に基づき、「1」〜「6」までを繰り返しカウント
する。そして、そのカウント値を、カウンタバッファ1
6d及びマルチプレクサ16eへ出力する。
【0027】カウンタバッファ16dは画像カウンタ1
6cからのカウント値を保持する。このカウント値(画
像番号)は、データ処理部11によって読み出し可能に
なっている。これによって、データ処理部11は、画像
メモリ16fに取り込まれつつある画像の画像番号を知
ることができる。
【0028】マルチプレクサ16eには、上述したよう
に、画素カウンタ16bのカウント値と画像カウンタ1
6cのカウント値とが入力される。マルチプレクサ16
eは、これらカウント値に基づき、画像メモリ16fの
アドレスを発生する。そして、2値化部14からの画像
データは、バッファ16gを介し、マルチプレクサ16
eによって算出された画像メモリ16fのアドレスに記
憶される。したがって、画像メモリ16fは、画像番号
1〜6の6枚の画像が記憶できるメモリ装置として構成
されている。以下、画像番号xの画像を「画像x」と記
述する。
【0029】また、画像メモリ16fに記憶された画像
データは、データ処理部11により、バッファ16gを
介して読み出せるようになっている。このときデータ処
理部11は、マルチプレクサ16eに対して読み出し指
示を出力すると共に画像番号を指定する。
【0030】次に、このように構成された本実施例の2
次元コード読取装置10の動作を説明する。本実施例の
2次元コード読取装置10では、画像取込部13によっ
て所定時間間隔で繰り返し画像が取り込まれ、上述した
リングバッファ16の画像メモリ16fに記憶される。
この画像メモリ16fを概念的に示すのが、図4(a)
である。
【0031】ある時点で取り込まれた画像を画像1とす
ると、次に取り込まれた画像が画像2として記憶され、
同様に、画像3→画像4→画像5→画像6と記憶され
る。そして、画像6の次に取り込まれた画像は、再び画
像1として記憶される。これによって、画像メモリ16
fには、時間的に新しい6枚の画像が記憶されることに
なる。
【0032】本実施例では、画像取込部13によって物
品71の光学情報記録面71bが複数枚の画像として取
り込まれるのであるが、画像1〜6と光学情報記録面7
1bとの関係を例示したのが、図4(b)である。図4
(b)では、画像5,6,1,2,3で光学情報記録面
71bが撮像されている。本実施例では、光学情報記録
面71bの長手方向の長さと撮像間隔との関係から、多
くても5枚の画像として光学情報記録面71bが記録さ
れるようにしている。
【0033】このとき、データ処理部11は、これら5
枚の画像を物品検知部12からの信号に基づいて特定
し、これら5枚の画像に対しデコード処理を施し、光学
情報記録面71bに記録されたQRコードをデコードす
る。そこで次に、データ処理部11によって実行される
デコード処理を、図5のフローチャートに基づいて説明
する。
【0034】まず最初のステップ(以下、ステップを単
に記号Sで示す。)100において物品を検出したか否
かを判断する。この処理は、物品検知部12からの信号
に基づき、物品71の先端面71aが図2中の位置αに
来たことを判断するものである。ここで物品を検知した
場合(S100:YES)、S110へ移行する。一
方、物品を検知しないうちは(S100:NO)、この
判断処理を繰り返す。
【0035】S110では、所定時間が経過したか否か
を判断する。この処理は、ベルトコンベア70の速度が
ほぼ一定であると仮定し、図2に記号βで示す位置(以
下「位置β」という。)まで物品71の先端面71aが
移動したか否かを判断するものである。なお、光学系と
の位置関係から、先端面71aが位置βまで移動する
と、光学情報記録面71bのほぼ中央部が撮像されるよ
うになっている。S110で所定時間が経過したと判断
されると(S110:YES)、S120へ移行する。
一方、所定時間が経過していないうちは(S110:N
O)、この判断処理を繰り返す。
【0036】S120では、光学情報記録面71bの中
央部の画像である基準画像を画像番号にて特定する。こ
れは、リングバッファ16のカウンタバッファ16dの
値(画像番号)を取得する処理である。続くS130で
は、カウンタバッファ16dの値を読み込むことによっ
て、必要枚数の画像を取り込んだか否かを判断する。こ
の処理は、基準画像の後に取り込まれる画像の中で、光
学情報記録面71bが記録される可能性のある画像が全
て取り込まれたか否かを判断するものである。本実施例
では、基準画像及び、基準画像の前後2枚ずつの画像を
デコード対象とするため、基準画像が取り込まれ、さら
に2枚の画像が取り込まれた時点で肯定判断する。ここ
で必要枚数の画像が取り込まれたと判断された場合(S
130:YES)、S140へ移行する。一方、必要枚
数の画像が取り込まれないうちは(S130:NO)、
この判断処理を繰り返す。
【0037】S140では、画像の記憶を停止させる。
この処理は、マルチプレクサ16eに読み出し指示を出
力するものである。これによってマルチプレクサ16e
は読み出し動作に切り換わり、2値化部14からの画像
データが画像メモリ16fに記憶されない状態となる。
【0038】そして続くS150にて、マルチプレクサ
16eに画像番号を出力し、デコード処理の対象となる
画像を読み出す。本実施例では、上述したように、基準
画像の前後2枚ずつの画像を読み出す。次のS160で
は、読み出した画像に対してデコード処理を施す。ここ
では、周知のように、画像中のQRコードの位置を特定
してデコードを行う。このとき、QRコードが2枚の画
像にまたがって記憶されているような場合には、それら
2枚の画像を合成してデコードする。
【0039】QRコードの位置は、QRコードの備える
位置決め用シンボルに基づいて特定できる。簡単に説明
すると、図6に示すようにQRコードは、3つの位置決
め用シンボルA,C,Dを有している。QRコードを読
み取る際、まず最初にこの3つの位置決め用シンボル
A,C,Dを検出する。この位置決め用シンボルA,
C,Dは、明暗の比率が走査方向によらず特定の比率、
1(暗):1(明):3(暗):1(明):1(暗)と
なるパターンである。したがって、画像データを走査し
この特定の比率になったことを判断して、位置決め用シ
ンボルA,C,Dを検出することができる。なお、QR
コードは、この位置決め用シンボルA,C,Dの間に、
明、暗のセルを交互に配列したタイミングセルE,Fを
有するため、さらにこのタイミングセルの中心位置から
他のセルの中心位置が求められる。
【0040】以上のようなデコード処理を、光学情報記
録面71bが図4(b)に示すように撮像される場合で
具体的に説明する。このときは、図4(a)に示すよう
に、画像6を取り込んでいる途中で物品が検知される
(S100)。すると、所定時間の経過を判断し(S1
10)、カウンタバッファ16dの値に基づき、基準画
像を特定する(S120)。この例では、画像1が基準
画像となる。その後、2枚の画像2及び画像3が取り込
まれると、すなわちカウンタバッファの値が「4」にな
ると、画像の記憶を停止する(S140)。そして、基
準画像である画像1を含め、前後それぞれ2枚ずつの画
像、すなわち画像5,6,1,2,3を読み出し(S1
50)、QRコードのデコードを行う(S160)。Q
Rコードのデコードは、まずQRコードの位置を位置決
め用シンボルから特定する。このとき、QRコード全体
が含まれる画像があれば(記号Bにあれば画像1、記号
Cにあれば画像2)、その画像を用いてQRコードをデ
コードする。一方、記号Aで示すように2枚の画像にQ
Rコードがまたがっていれば、2枚の画像(記号Aにあ
れば画像5及び6)を合成して、QRコードをデコード
する。
【0041】次に、本実施例の2次元コード読取装置1
0の発揮する効果を説明する。本実施例の2次元コード
読取装置10では、画像取込部13にて一定時間間隔で
画像を取り込んでリングバッファ16の画像メモリ16
fに記憶し、物品検知時点に基づいて(図5中のS10
0)、画像メモリ16fの画像を読み出し(S15
0)、QRコードをデコードする(S160)。したが
って、物品に付されるQRコードの位置がズレている場
合にも、そのQRコードを取り込んでデコードでき、さ
らに、画像取込部13と物品検知部12との配置関係の
制約をなくすことができる。
【0042】具体的には、デコード処理におけるS11
0の所定時間(所定時間は「0」としてもよい)と、S
130の必要枚数を変更すれば、図4(b)に示すよう
に光学情報記録面71bが撮像される場合、図4(a)
における画像5の取込開始時点から、画像4の取込終了
時点までの間に物品を検知できればよい。画像5,6,
1,2,3を読み出せるからである。したがって、その
範囲で、物品検知部12を移動させることができ、制約
をなくすことができる。
【0043】したがって、取り込む画像の枚数を多くす
ればするほど、物品検知部12と画像取込部13との配
置関係の制約がなくなる。従来は、物品を検知して、そ
の後、画像の取り込みを行っていたため、CCDセンサ
の視野よりも手前側に必ず物品検知部12を配置する必
要があり、装置のコンパクト化を阻害していた。これに
対して実施例の2次元コード読取装置10では、画像取
込部13のCCDセンサの視野よりも後ろで物品を検知
している。
【0044】また、本実施例では、6枚の画像をリング
バッファ16の画像メモリ16fに取り込むが、光学情
報記録面71bを撮像した画像のみを読み出してデコー
ド対象とする。つまり、QRコードが記録されている可
能性のある画像のみを読み出してデコード対象としてい
る。したがって、画像メモリに取り込む画像枚数にデコ
ード処理時間が左右されることがない。
【0045】さらにまた、本実施例では、必要枚数が取
り込まれると(図5中のS130:YES)、画像の記
憶を停止する(S140)。これによって、デコード
(S160)に時間を要しても、画像メモリ16fに画
像が上書きされることがない。その結果、データ処理部
11の性能を画像取込部13の取り込み間隔に合わせて
向上させる必要がなく、本2次元コード読取装置10が
安価になる。
【0046】また、本実施例では、QRコードの位置を
求め、QRコートが2枚の画像にまたがって撮像されて
いれば、それら画像を合成してQRコードをデコードす
る。これによって、QRコードが確実にデコードでき
る。なお、本実施例における画像取込部13が「画像取
込手段」に相当し、リングバッファ16が「画像記憶制
御手段」に相当し、物品検知部12が「検知手段」に相
当し、データ処理部11が「処理実行手段」に相当す
る。そして、図5に示すデコード処理が処理実行手段と
しての処理に相当する。
【0047】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば上記実施例
は、QRコードを読み取る装置であったが、QRコード
以外の2次元コードを読み取る装置としてもよい。ま
た、2次元コードには限られず、例えばバーコードなど
の1次元コード、文字コードを読み取る装置にも適用で
きることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の2次元コード読取装置を含むシステム
全体を示す斜視図である。
【図2】図1中に記号Kで示す方向から図1を見た概略
透視図である。
【図3】(a)は2次元コード読取装置の構成を示すブ
ロック図であり、(b)はリングバッファの構成を示す
ブロック図である。
【図4】(a)は画像メモリの概念図であり、(b)は
光学情報記録面が複数枚の画像として撮像される様子を
例示した説明図である。
【図5】デコード処理を示すフローチャートである。
【図6】QRコードを示す説明図である。
【符号の説明】
10…2次元コード読取装置 11…データ処理部 12…物品検知部 13…画像取込部 14…2値化部 15…同期パルス発生部 16…リングバッファ 16a…クロック発生部 16b…画素カウンタ 16c…画像カウンタ 16d…カウンタバッファ 16e…マルチプレクサ 16f…画像メモリ 16g…バッファ 70…ベルトコンベア 71…物品 71a…先端面 71b…光学情報記録面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路を移動する物品からの反射光を受光
    して前記物品の光学情報記録面を複数枚の画像として取
    り込み、当該取り込んだ画像に基づき前記光学情報記録
    面に記録された情報コードをデコードすることによって
    情報を読み取る光学情報読取装置であって、 適当な時間間隔で繰り返し画像を取り込む画像取込手段
    と、 時間的に新しい所定枚数の画像が画像メモリに記憶され
    るように、前記画像取込手段にて取り込まれる画像を前
    記画像メモリに記憶する画像記憶制御手段と、 前記物品が前記搬送路の所定位置に来たことを検知する
    検知手段と、 該検知手段によって前記物品が所定位置に来たことが検
    知された物品検知時点に基づき、前記画像メモリに記憶
    された画像に対し、前記情報コードをデコードするため
    のデコード処理を施す処理実行手段とを備えていること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光学情報読取装置におい
    て、 前記処理実行手段は、前記画像メモリに記憶された画像
    の中で前記情報コードの含まれる可能性のある画像に対
    して前記デコード処理を施すことを特徴とする光学情報
    読取装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の光学情報読取装置におい
    て、 前記処理実行手段は、前記物品検知時点から所定時間経
    過後に前記画像取込手段にて取り込まれている画像を基
    準画像とし、当該基準画像から前記情報コードの含まれ
    る可能性のある画像を特定することを特徴とする光学情
    報読取装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3に記載の光学情報読取装置
    において、 前記処理実行手段は、前記情報コードの含まれる可能性
    のある画像が前記画像メモリに記憶されると、前記画像
    記憶制御手段に前記画像の記憶を停止させることを特徴
    とする光学情報読取装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の光学情報
    読取装置において、 前記処理実行手段は、前記画像メモリに記憶された画像
    を必要に応じ合成し、当該合成画像に対して前記デコー
    ド処理を施すことを特徴とする光学情報読取装置。
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