JPH07311430A - ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法

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JPH07311430A
JPH07311430A JP10397794A JP10397794A JPH07311430A JP H07311430 A JPH07311430 A JP H07311430A JP 10397794 A JP10397794 A JP 10397794A JP 10397794 A JP10397794 A JP 10397794A JP H07311430 A JPH07311430 A JP H07311430A
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JP
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silver
silver halide
atom
carbon atoms
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JP10397794A
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Kazuhiro Iwasaki
和博 岩▲崎▼
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 銀色調に優れ、高感度でカブリの低いハロゲ
ン化銀写真感光材料及び処理方法の提供。 【構成】 ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、
平均沃化銀含有量が1.2モル%以下で、アスペクト比が
3以上のハロゲン化銀粒子を全投影面積の50%以上有
し、該乳剤層中、又は隣接する層中に平均粒径が0.3μm
以下で、全粒子表面の沃化銀含有率が90モル%以上の塩
沃臭化銀微粒子を含有するハロゲン化銀写真感光材料。
現像液中に銀スラッジ防止剤の少なくとも1種を含有
する現像液を用いて現像処理することを特徴とする記
載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料、及びその処理方法に関し、詳しくは高感度で銀色調
に優れ、低カブリのハロゲン化銀写真感光材料、及びそ
の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は、高感度、
かつ高画質であることが望まれている。特に医療用のX
線写真感光材料分野では、人体に対するX線被曝量を軽
減するため、より高感度のものが要求されており、しか
も高画質の写真感光材料が求められている。ハロゲン化
銀写真感光材料においては、一般にハロゲン化銀乳剤の
粒子を大きくすることで高感度化が行われている。しか
し、この方法では単位面積当たりの黒化濃度が低下し、
ガンマが低下する欠点を有している。
【0003】単位面積当たりの銀量を増加すると、これ
らの欠点は改良されるが省銀の点で好ましくないばかり
でなく粒状性も悪化する。
【0004】そこで、より高感度、高画質化を得る技術
として、ハロゲン化銀1個当たりの感度/サイズ比を向
上させる技術の一つとして平板状粒子を用いる技術があ
る。
【0005】この平板状粒子は単位面積当たりの表面積
が正常晶粒子に比べると大きいため、粒子1個当たりの
受光面積が多く、また粒子表面上により多くの増感色素
を吸着せしめることができることで高いカバリングパワ
ー(被覆力)が得られ高感度化が図られている。
【0006】この平板状粒子の欠点として、露光(X線
曝射)現像処理後の銀画像の色調が黄色味をおび、X線
診断の如き高い輝度の光源を内蔵した観察台で透過光で
読影して診断する画像診断では低濃度部が黄色味を帯び
た画像では誤診につながる恐れがあり、純黒調の画像が
望まれている。
【0007】一方、米国特許2,996,382号、及び同3,17
8,282号には表面潜像型ハロゲン化銀粒子と粒子内部に
カブリ核を有するハロゲン化銀粒子を存在せしめたハロ
ゲン化銀写真感光材料を用いて高感度で高コントラス
ト、かつ高いカバリングパワーを得る方法が開示されて
いが、この方法では通常の現像液処理で充分な写真特性
を得るためには長時間を要する欠点があり、前記米国特
許明細書ではハロゲン化銀溶剤を現像液に添加する方法
が開示されている。しかしこの方法ではカブリの増加、
粒状性の悪化等が生じ好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は銀色調に優れ、高感度でカブリの低いハロゲン化銀写
真感光材料及びその処理方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有
するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲン化
銀乳剤層の少なくとも1層が、平均沃化銀含有量が1.2
モル%以下で、アスペクト比が3以上のハロゲン化銀粒
子を全投影面積の50%以上有し、該乳剤層中、又は隣接
する層中に平均体積粒径が0.3μm以下で、全粒子表面の
沃化銀含有率が90モル%以上の塩沃臭化銀微粒子を含有
することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0010】一般式〔1〕,〔2〕,〔3〕,
〔4〕,〔5〕で表される化合物の少なくとも1つを含
有する現像液を用いて処理することを特徴とする記載
のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法により達成され
た。
【0011】以下、本発明を詳述する。
【0012】本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、平均沃
化銀含有量が1.2モル%以下で、粒子直径/粒子の厚さ
(アスペクト比と言う)が3以上のハロゲン化銀粒子を
全投影面積の50%以上占めていればよく、80%以上であ
ることが好ましい。
【0013】平均沃化銀含有率は、1.2モル%以下であ
ればよく、より好ましくは0.6〜1.0モル%である。
【0014】アスペクト比としては、3以上であればよ
く、好ましくは3〜15、より好ましくは4〜8である。
【0015】投影面積直径は0.3〜3.0μmが好ましく、
特に好ましくは0.35〜1.2μmである。平板状ハロゲン化
銀粒子としては、平板状粒子であればどんな形状でもよ
いが、単分散の六角平板状粒子が好ましく、2種類以上
の単分散粒子を混ぜ合わせてもよい。
【0016】平均沃化銀含有量が1.2モル%以下で、ア
スペクト比3以上の粒子の均一なハロゲン組成でも、内
部高沃素のコア/シェルのようなタイプでもよい。
【0017】本発明に係る塩沃臭化銀微粒子は、平均体
積粒径が0.3μm以下で、粒子表面の沃化銀率が90モル%
以上の塩沃臭化銀が感光材料を形成する全ハロゲン化銀
粒子の5〜30モル%含有することが好ましく、より好ま
しくは10〜20モル%である。
【0018】粒子表面に沃化銀率が90モル%以上の塩沃
化銀微粒子の塩化銀含有率としてはモル分率で50モル%
以上が好ましく、より好ましくは70〜99.9999モル%で
ある。
【0019】粒子表面の沃化銀率が90%以上の塩沃臭化
銀微粒子の沃化銀含有率としては、モル分率で3モル%
以下が好ましく、より好ましくは1〜0.0001モル%であ
る。
【0020】粒子表面の沃化銀としては、粒子表面の10
0モル%が沃化銀であることが好ましいが、粒子表面の9
0%以上が沃化銀であればよい。
【0021】本発明に用いられる粒子表面の沃化銀率が
90モル%以上の塩沃臭化銀微粒子としては立方体、八面
体、14面体、球状、じゃが芋状などいずれの結晶形でも
よい。ここで言う粒子表面とは、表面から1nmまでの厚
みを言う。
【0022】粒子表面に沃化銀層を設ける方法として
は、塩臭化銀粒子を調製後、溶液中で撹拌しながら塩臭
化銀粒子に沃化カリウム溶液またはより小さい沃化銀粒
子を添加する方法がある。このときの撹拌温度は40〜60
℃が好ましく、撹拌時間は1〜100分が好ましい。
【0023】本発明に用いられる粒子表面の沃化銀率が
90モル%以上の塩沃臭化銀微粒子の沃化銀率は、種々の
表面の元素分析手段によって検出できる。XPS(X-ra
y Potoelectron Spectroscopy)、オージェー電子分
光、ISS(Ion Scattering Spectroscopy)等の方法
を用いることが有用である。最も簡単で精度の高い手段
としてXPSがあり、本発明の粒子表面の沃化銀率はこ
の方法により100回以上測定したときの粒子表面が沃化
銀である割合である。
【0024】次に本発明に係る一般式〔1〕〜〔5〕に
ついて詳細に説明する。
【0025】
【化5】
【0026】一般式〔1〕,〔2〕中、R1,R2は水素
原子、炭素数1〜3までのアルキル基を表す。但しR1
とR2は同時に水素原子になることはない。R3,R4
水素原子、炭素数1〜3までのアルキル基を表し、R5
は水酸基、アミノ基、又は炭素数1〜3までのアルキル
基を表す。R6,R7は水素原子、炭素数1〜5までのア
ルキル基、炭素数18までのアシル基、又はCOOM2基を表
す。但しR6とR7は同時に水素原子になることはない。
1は水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム基を
表す。
【0027】M2は水素原子、炭素数1〜4までのアル
キル基、アルカリ金属原子、アリール基、炭素数15まで
のアラルキル基を表す。mは0,1又は2を表す。
【0028】上記において、炭素数1〜4までのアルキ
ル基とは、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、又
はブチル基などが挙げられる。
【0029】炭素数18までのアシル基とは、例えばアセ
チル基、ベンゾイル基などが挙げられ、炭素数15までの
アラルキル基とは、例えばベンジル基、フェネチル基な
どが挙げられる、アリール基とは、例えばフェニル基、
ナフチル基などが挙げられる。
【0030】また、M1のアルカリ金属原子としては、
例えばナトリウム原子、カリウム原子などである。
【0031】
【化6】
【0032】一般式〔3〕中、R8,R9は水素原子、置
換されてもよいアルキル基(例えばメチル基、エチル
基、ヒドロキシメチル基、カルボキシメチル基など)、
シクロアルキル基(例えばシクロペンチル基、シクロヘ
キシル基など)、置換されてもよいフェニル基(例えば
フェニル基、トリル基、p-クロロフェニル基、p-アミノ
フェニル基、p-スルホフェニル基、p-スルホアミドフェ
ニル基など)、窒素原子1〜3個、又は酸素原子1個ま
たは硫黄原子1個を含有している5員または6員の複素
環(例えばフリル基、チエニル基など)、またはカルボ
ン酸基を表し、R8,R9は同じでも異なってもよい。l
は1,2,3または4である。
【0033】M3は水素原子、またはアルカリ金属原子
を表し、アルカリ金属原子としてはナトリウム原子、カ
リウム原子である。
【0034】
【化7】
【0035】
【化8】
【0036】一般式〔4〕,〔5〕の式中、R10,R11
は水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、
カルボキシル基、スルホ基、ホスホノ基、スルホアミノ
基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環基を
表す。
【0037】詳しくは、式中、R10,R11は水素原子、
アルキル基、アルキル基、アリール基、アラルキル基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、ヘテロ環基には更に置換基を有してもよく、この置
換基にはR10,R11で挙げた基を同様に挙げることがで
きる。R10,R11の好ましい例としては、水素原子、炭
素数1〜10の置換基を有してもよいアルキル基、炭素数
6〜12の置換基を有してもよいアリール基、炭素数7か
ら12の置換基を有してもよいアラルキル基、カルボキシ
ル基、スルホ基、スルホアミノ基、ニトロ基、シアノ
基、ハロゲン原子を挙げることができる。
【0038】R10,R11の特に好ましい例としては、水
素原子、炭素数1〜6の無置換アルキル基、炭素数6〜
10の置換基を有してもよいアリール基、炭素数7〜10の
置換基を有してもよいアラルキル基を挙げることができ
る。
【0039】M4,M5は水素原子、アルカリ金属原子ま
たはアンモニウム基を表す。
【0040】これら一般式〔1〕,〔2〕,〔3〕,
〔4〕,〔5〕で表される化合物の具体例として下記化
合物が挙げられるが、本発明はこれら化合物に限定され
るものではない。
【0041】
【化9】
【0042】
【化10】
【0043】
【化11】
【0044】
【化12】
【0045】
【化13】
【0046】本発明の上記一般式〔1〕,〔2〕で表さ
れる化合物は種々の合成法が知られているが、例えばア
ミノ酸合成法として知られるシュットレッカーアミノ酸
合成法を用いてもよく、アミノ酸のアセチル化は水溶液
中でアルカリと無水酢酸を交互に添加して行う。一般式
〔3〕で表される化合物は特開昭54-46585号、同62-284
59号等に記載されている方法が用いられる。一般式
〔4〕,〔5〕で表される化合物の合成は Chemisch Be
richte 104 1606-1610 (1971) Journal of the Americ
an Chemical Society,78 1938-1941 (1956),Angewandt
e Chemie 66 359-363(1954)などに記載の方法により容
易に合成することができる。
【0047】上記、一般式〔1〕,〔2〕,〔3〕,
〔4〕,〔5〕で表される化合物の化合物は、現像液中
に1種類含有されていればよいが、2種類以上含有され
ていてもよい。現像液中の該化合物の含有量としては、
現像液1リットル中0.001〜5.0gが好ましく、さらに好
ましくは0.01〜1.0gである。
【0048】現像液への添加法としては、あらかじめ現
像剤調剤時に調剤しても、現像液、及び補充液の調液時
に溶解し添加してもどちらでもよい。
【0049】本発明の写真感光材料に用いられる乳剤
は、P.Glafkides著「写真の物理と化学」″Chimie et p
hysique photographique″Paul Montel 社刊(1967
年)、G.F.Dauffin著「写真乳剤化学」″Photographic
Emulsion Chemistry″Focal press社刊(1966年)、V.
L.Zelikman 他著「写真乳剤の製造と塗布」″Making an
d Coating photographic Emulsion″Focal press 社刊
(1964年)などに記載の方法により調製することができ
る。
【0050】即ち、中性法、酸性法、アンモニア法など
のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩
を反応させる形式としては順混合法、逆混合法、ダブル
ジェット法、コントロールド・ダブルジェット法などの
混合条件、コンバージョン法、コア/シェル法などの粒
子調製条件、及びこれらの組合わせ法を用いて製造する
ことができる。
【0051】本発明に用いられる乳剤は単独の乳剤であ
ってもよいし、2種以上の乳剤の混合によってもよい。
混合される乳剤は本発明に係る乳剤同士でもよいし、正
常晶やアスペクト比が2未満の双晶粒子でもよい。
【0052】本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は単分散
性であるものが好ましく用いられ、平均粒径は中心に±
20%の粒径範囲に含まれるハロゲン化銀粒子が、50重量
%以上のものが特に好ましく用いられる。
【0053】本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は塩化
銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等ハロゲ
ン組成は任意であるが、高感度という点から沃臭化銀が
好ましく、平均沃化銀含有率は金属銀換算で片面当たり
2.0g/m2以下であって、特に好ましくは1.8〜1.6g/m
2である。
【0054】平板状ハロゲン化銀乳剤の製造方法は、例
えば特開昭58-113926号、同59-113927号、同58-113934
号、同62-1855号、ヨーロッパ特許219,849号、同219,85
0号等を参考にすることができる。また、単分散性の平
板状ハロゲン化銀乳剤の製造方法としては、特開昭61-6
643号公報を参考にすることができる。
【0055】高アスペクト比を持つ平板状沃臭化銀乳剤
の製造方法としては、pBrが2以下に保たれたゼラチン
水溶液に硝酸銀水溶液又は硝酸銀水溶液とハロゲン化物
水溶液を同時に添加して種晶を発生させ、次にダブルジ
ェット法により成長させることによって得ることができ
る。
【0056】平板状ハロゲン化銀粒子の大きさは、粒子
形成時の温度、銀塩及びハロゲン化物水溶液の添加速度
によってコントロールできる。アスペクト比は、種晶の
調製方法、厚みや成長時のpAg、pH、ハロゲン組成、熟
成時間や温度などによりコントロールできる。
【0057】平板状ハロゲン化銀乳剤の平均沃化銀含有
率は、添加するハロゲン化物水溶液の組成、即ち、臭化
物と沃化物の比を変えることによりコントロールするこ
とができる。
【0058】また、平板状ハロゲン化銀粒子は、製造時
に必要に応じてアンモニア、チオエーテル、チオ尿素等
のハロゲン化銀溶剤を用いることができる。粒子の成長
には銀イオンを含む水溶液とハロゲンイオンを含む水溶
液を供給して行ってもよいが、ハロゲン化銀の微粒子と
して供給してもよい。この場合沃化銀、沃臭化銀、臭化
銀、塩臭化銀、塩化銀、ハロゲンイオン含有溶液、銀イ
オン含有溶液などの組み合わせで供給できる。
【0059】本発明の好ましい態様の一つとして、ハロ
ゲン化銀乳剤は粒子内部と表面が異なるハロゲン化銀組
成を有するコア/シェル型、或は二重構造型の粒子であ
り、平均沃化銀含有量が1.2モル以下、アスペクト比3
以上のハロゲン化銀粒子を全投影面積の50%以上含有
し、隣接層中の表面近傍に平均粒径が0.3μ以下で平均
沃化銀含有量が90モル%以上の粒子で構成されている乳
剤である。
【0060】コア/シェル型粒子に付いては特開昭59-1
77535号、同59-178447号、同60-35726号、同60-147727
号等に記載の方法により粒子を調製することができる。
【0061】乳剤は可溶性塩類を除去するためにヌーデ
ル水洗法、フロキュレーション沈降法などの水洗方法が
なされてよい。好ましい水洗法としては、例えば特公昭
35-16086号記載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アル
デヒド樹脂を用いる方法、又は特開平2-7037号記載の凝
集高分子剤例示G−3,G−8などを用いる方法が特に
好ましい脱塩法として挙げられる。
【0062】化学増感法としては、いわゆる硫黄増感、
セレン化合物による増感、テルル化合物による増感、金
増感、周期律表VIII族の貴金属(例えばPd,Pt,Irな
ど)による増感、及びこれらの組み合わせによる増感法
を用いることができるが、本発明の増感法としては、硫
黄化合物又はセレン化合物を用いるか、又はこれらの化
合物による組み合わせで用いるのが好ましい。
【0063】化学増感時または終了時に、沃素イオンを
供給することは感度や色素吸着の面から好ましい。特に
沃化銀の微粒子の形態で添加する方法が好ましい。
【0064】化学増感をハロゲン化銀に吸着性を有する
化合物の存在下で行うことも好ましい。化合物として特
にアゾール類、ジアゾール類、トリアゾール類、テトラ
ゾール類、インダゾール類、チアゾール類、ピリミジン
類、アザインデン類、特にこれらのメルカプト基を有す
る化合物やベンゼン環を有する化合物が好ましい。
【0065】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は
還元処理、いわゆる還元増感法としては、還元性化合物
を添加する方法、銀熟成と呼ばれるpAg=1〜7の銀イ
オン過剰状態を経過させる方法、高pH熟成と呼ばれるp
H=8〜11の高pH状態を経過させる方法などによって
ハロゲン化銀乳剤に施してもよい。又これら2つ以上の
方法を併用することもできる。
【0066】還元性化合物を添加する方法は、還元増感
の程度を微妙に調節できる点で好ましい。還元性化合物
としては、無機または有機化合物のいずれでも良く、二
酸化チオ尿素、第一錫塩、アミン及びポリアミン類、ヒ
ドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン
化合物、ボラン化合物、アスコルビン酸及びその誘導
体、亜硫酸塩などが挙げられ、特に好ましくは二酸化チ
オ尿素、塩化第一錫、ジメチルアミンボランが挙げられ
る。これら還元性化合物の添加量は、その化合物の還元
性及びハロゲン化銀の種類、溶解条件等の乳剤製造条件
によって異なるが、ハロゲン化銀1モル当たり1×10-8
〜1×10-2モルの範囲が適当である。これらの還元性化
合物は、水あるいはアルコール類などの有機溶媒に溶解
させハロゲン化銀粒子の成長中に添加される。
【0067】ハロゲン化銀写真感光材料には、公知の分
光増感色素を用いて分光増感される。用いられる色素は
シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、
複合メロシアニン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘ
ミシアニン色素、スチリール色素及びヘミオキソノール
色素が包含される。特に有用な色素はシアニン色素、メ
ロシアニン色素及び複合メロシアニン色素に属する色素
である。
【0068】増感色素は、ハロゲン化銀乳剤の固有感度
を実質的に落とさない程度の色素濃度で用いるのが有利
である。ハロゲン化銀1モル当たり増感色素約1.0×10
-5モル〜約5×10-4モルが好ましく、特にハロゲン1モ
ル当たり増感色素の約4×10-5モル〜2×10-4モル濃度
で用いることが好ましい。
【0069】本発明の感光材料に用いられる親水性コロ
イドや結合剤としてはゼラチンを用いることが好ましい
が、それ以外の親水性コロイドを用いることもできる。
【0070】例えばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高
分子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の
タンパク質、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、セルロース硫酸エステル類の如きセ
ルロース誘導体、アルギン酸ソーダ、デキストラン、澱
粉誘導体などの糖誘導体、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアルコール部分アセタール、ポリ-N-ビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアク
リルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラ
ゾール等の単独もしくは共重合体の如き多種の合成親水
性高分子物質を用いることができる。特にゼラチンとと
もに平均分子量5000〜10,000のデキストランやポリアク
リルアミドを併用することが好ましい。これらの例は例
えば特開平1-307738号、同2-62532号、同2-24748号、同
2-44445号、同1-66031号、特開昭64-65540号、同63-101
841号、同63-153538号等の公報に開示されている。
【0071】ゼラチンには石灰処理ゼラチン、酸処理ゼ
ラチン、Bull.Soc.Sci.Phot.Japan,No.1630頁(1966)
に記載されるような酵素処理ゼラチンの他、ゼラチン誘
導体(ゼラチンに例えば酸ハライド、酸無水物、イソシ
アナート類、ブロモ酢酸、アルカンサルトン類、ビニル
スルホンアミド類、マレインイミド化合物類、ポリアル
キレンオキシド類、エポキシ化合物類等の種々の化合物
を反応させて得られるもの)が包含される。
【0072】本発明に係る乳剤は、物理熟成または化学
熟成前後の工程において、各種の写真用添加剤を用いる
ことができる。公知の添加剤としては、例えばリサーチ
・ディスクロージャー(RD)No.17643(1978年12月)、
同No.18716(1979年11月)及び同No.308119(1989年12月)
に記載された化合物が挙げられる。これら三つのリサー
チ・ディスクロージャーに示されている化合物種類と記
載箇所を以下に掲載した。
【0073】 添加剤 RD−17643 RD−18716 RD−308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IVA 減感色素 23 IV 998 IVB 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648 右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649 右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651 左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜7 XI 650 右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650 右 1006〜7 VIII 可塑剤 27 VII 650 右 1006 XII スベリ剤 27 VII マット剤 28 XVI 650 右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IV 支持体 28 IVII 1009 IVII 本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に用いることの
できる支持体としえは、例えば前述のRD−17643の28
及びRD−308119の1009頁に記載されているものが挙げ
られる。適当な支持体としてはポリエチレンテレフタレ
ートフィルムなどで、これら支持体の表面には塗布層の
接着をよくするために下塗り層を設けたり、コロナ放
電、紫外線照射などを施してもよい。
【0074】本発明が適用できるハロゲン化銀写真感光
材料としては、例えば直接撮影Xレイフィルム、間接撮
影Xレイフィルム、Xレイ複製用反転フィルム、CTイ
メージャー用片面フィルム、レーザイメージャー用フィ
ルム、印刷製版用グラビアフィルム、同線画フィルム、
同網点撮影用フィルム、同返しフィルム、黒白撮影用フ
ィルムを挙げることができる。
【0075】医療用X線診断写真に本発明を適用する場
合、例えば透過性放射線曝射によって近紫外光ないし可
視光を発生する蛍光体を主成分とする蛍光増感紙に本発
明の乳剤を両面に塗布してなる感光材料面を密着し曝射
する。
【0076】ここで言う透過性放射線とは、高エネルギ
ーの電磁波であって、X線及びガンマ線を意味する。
【0077】また蛍光増感紙とは、例えばタングステン
酸カルシウムを主とした蛍光成分とする増感紙、或いは
テルビウムで活性化された希土類化合物を主成分とする
蛍光増感紙などをいう。
【0078】蛍光増感紙としては、蛍光成分を支持体上
に均一に塗布したもの、或いは円柱状や円錐状に塗布し
たものを用いることができる。特に感度の低い感光材料
を用いる場合、'92 RSNA(北米放射線学会)セッション
868で発表されたGerman Karman Karlsruhe Nuclear Res
erch のマイクロストラクチャー増感紙のように蛍光成
分の厚みを増やし、円錐状に塗布することにより増感紙
の感度を上げると同時に量子モトルを減らして粒状性を
良くした蛍光増感紙を使用することが好ましい。
【0079】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
写真処理には、例えばリサーチ・ディスクロージャー
(Research Disclosure)176号第28〜30頁(RD−1764
3)に記載されているような種々の方法、及び種々の処
理液のいずれをも適用することができる。
【0080】本発明に使用する白黒現像液に用いる現像
主薬には、良好な性能を得やすい点でジヒドロキシベン
ゼン類と 1-フェニル-3-ピラゾリドン類の組み合わせが
最も好ましい。勿論この他に p-アミノフェノール系現
像主薬を含んでもよい。
【0081】本発明に用いられるジヒドロキシベンゼン
現像主薬としては、ハイドロキノン、クロロハイドロキ
ノン、ブロムハイドロキノン、イソプロピルハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、2,3-ジクロロハイドロキ
ノン、2,5-ジクロロハイドロキノン、2,3-ジブロムハイ
ドロキノン、2,5-ジメチルハイドロキノンなどがある
が、特にハイドロキノンが好ましい。
【0082】本発明に用いる 1-フェニル-3-ピラゾリド
ン、又はその誘導体の現像主薬としては、1-フェニル-
4,4-ジメチル-3-ピラゾリドン、1-フェニル-4-メチル-4
-ヒドロキシメチル-3-ピラゾリドン、1-フェニル-4,4-
ジヒドロキシメチル-3-ピラゾリドンなどがある。
【0083】本発明に用いる p-アミノフェノール系現
像主薬としては、N-メチル-p-アミノフェノール、p-ア
ミノフェノール、N-(β-ヒドロキシエチル)-p-アミノフ
ェノール、N-(4-ヒドロキシフェニル)グリシン、2-メチ
ル-p-アミノフェノール、p-ベンジルアミノフェノール
等があるが、なかでも N-メチル-p-アミノフェノルが好
ましい。
【0084】現像主薬は通常0.01モル〜1.2モル/リッ
トルの量で用いるのが好ましい。本発明に用いられる現
像液のpHは9〜13の範囲のものが好ましく、更に好ま
しくは10〜12の範囲である。
【0085】pHの設定のために用いるアルカリ剤に
は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸
カリウムのごときpH調整剤を含む。特開昭61-28708号
(ホウ酸塩)、同60-93439号(例えば、サッカローズ、
アセトオキシム、5-スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭
酸塩などの緩衝剤を用いてもよい。
【0086】上記成分以外に用いられる添加剤として
は、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウ
ム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重
亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム
などがある。臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリ
ウムの如き現像抑制剤、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ジメチルホル
ムアルデヒド、メチルセルソルブ、ヘキシレングリコー
ル、エタノール、メタノールの如き有機溶剤、1-フェニ
ル-5-メルカプトテトラゾール、2-メルカプトベンツイ
ミダゾール-5-スルホン酸塩等のメルカプト化合物、5-
ニトロベンツイミダゾール等のベンツトリアゾール系化
合物などのカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に応
じて色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭
56-106244号記載のアミノ化合物などを含んでもよい。
本発明においては、現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開
昭56-24347号記載の化合物を用いることができる。
【0087】現像液には、特開昭56-106244号に記載の
アルカノールアミンなどのアミノ化合物を用いることが
できる。
【0088】この他、L.F.A.メソン著 「フォトグラフィ
ック・プロセッシング・ケミストリー」フォーカル・プ
レス社刊 (1966年) の22〜229頁、米国特許第2,193,015
号、同2,592,364号、特開昭48-64933号などに記載のも
のを用いてよい。
【0089】定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、
pH3.8以上、好ましくは4.2〜5.5を有する。定着剤とし
ては、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムがあ
るが定着速度の点からチオ硫酸アンモニウムが特に好ま
しい。定着剤の使用量は適宜変えることができ、一般に
は約0.1〜約6モル/リットルである。
【0090】定着液には、硬膜剤として作用する水溶性
アルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例えば塩
化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明礬などがあ
る。
【0091】定着液には、酒石酸、クエン酸或いはそれ
らの誘導体を単独で、あるいは2種以上併用することが
できる。これらの化合物に定着液1リットル当たり0.00
5モル以上含むものが有効で、特に、0.01〜0.03モルが
特に有効である。
【0092】具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム、酒
石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、クエン
酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸
リチウム、クエン酸アンモニウムなどがある。
【0093】定着液には、所望により保恒剤 (例えば、
亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、
ほう酸)、pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水軟化能の
あるキレート剤を含むことができる。
【0094】本発明の現像の好ましい処理条件は、現像
温度25〜50℃で、より好ましくは30〜40℃である。現像
時間は5〜10秒であり、より好ましくは8〜9.8秒であ
る。
【0095】全処理時間は好ましくは20〜33秒、より好
ましくは23〜30秒である。
【0096】本発明における補充液は、現像液と同一成
分でも補充液として調製したものでもよいが、前述した
如き補充量で本発明に係る抑制剤を含有する補充液が用
いられる。
【0097】補充法としては特開昭55-126243号記載の
幅、送り速度による補充、特開昭60-104946号記載の面
積補充、特開平1-149156号記載の連続処理枚数によるコ
ントロールされた面積補充でもよく、好ましい補充量は
1平方当たり200〜50ミリリットル、更に好ましくは100
〜70ミリリットルである。
【0098】
【実施例】以下、本発明を実施例にて説明するが、本発
明は以下の実施例により限定されるものではない。
【0099】実施例1 1)種乳剤EM−1の調製 60℃,pAg=8,pH=2.0にコントロールしつつ、ダブ
ルジェット法で平均粒径0.3μmの沃臭化銀単分散立法晶
粒子を調製した。
【0100】得られた反応液を40℃にて花王アトラス社
製デモールN水溶液と硫酸マグネシウム水溶液を用いて
脱塩したのち、ゼラチン水溶液を加えて再分散し種乳剤
EM−1を得た。
【0101】2)種乳剤EM−1からの成長 上述の種乳剤EM−1を用い次のように粒子を成長させ
た。まず、40℃に保たれたゼラチン水溶液に種乳剤を分
散し、さらにアンモニア水と酢酸でpH9.7に調製した。
この液にアンモニア性硝酸銀水溶液、及び臭化カリウム
の水溶液をダブルジェット法で添加した。
【0102】目標粒径の95%まではpAg=9.0に保ち、pH
は9.0〜8.0にまで連続的に変化させた。その後、pAgを1
1.0に調製しpH8.0に保ちながら目標粒径まで成長させ
た。続いて酢酸でpH=6.0まで下げ、5,5´-ジクロロ-9-
エチル-3,3´-ジ-(3-スルホプロピル)オキサカルボシア
ニンナトリウム塩の無水物を400mg/モルAgX添加し、
花王アトラス社製デモールN水溶液と硫酸マグネシウム
水溶液を用いて脱塩した後、ゼラチン溶液を加えて再分
散した。
【0103】この方法により頂点が丸みを帯びた14面体
で平均粒径0.40μm,0,65μm,1.00μm,変動係数(δ/
r)がそれぞれ0.17,0.16,0.16の単分散沃臭化銀乳剤
(A),(B),(C)を調製した。
【0104】3)種乳剤EM−2の調製 以下の方法により六角平板種乳剤を作成した。
【0105】 (溶液A) オセインゼラチン 60.2g 蒸留水 20.0ml ポリイソプロピレンオキシ-ジ-琥珀酸エステルナトリウム塩 10%エタノール溶液 5.6ml 臭化カリウム 26.8g 10%硫酸 144ml (溶液B) 2.5規定 硝酸銀水溶液 3500ml (溶液C) 臭化カリウム 1029g 沃化カリウム 29.3g 蒸留水で3500mlにする (溶液D) 1.75規定 臭化カリウム水溶液 下記銀電位制御量 35℃において、特公昭58-58289号、同58-58289号明細書
に示される混合撹拌機を用いて、溶液Aに溶液B及び溶
液Cの各々64.1ccを同時混合法により2分の時間を要し
て添加し核形成を行った。
【0106】溶液Bおよび溶液Cの添加を停止した後、
60分の時間を要して溶液Aの温度を60℃に上昇させ、再
び溶液Bと溶液Cを同時混合法により、各々68.5cc/mi
nの流量で50分間添加した。この間の銀電位(飽和銀-塩
化銀電極を比較電極として銀イオン選択電極で測定)を
溶液Dを用いて+6mVになるよう制御した。添加終了
後、3%水酸化カリウムによってpHを6に合わせ、直
ちに脱塩、水洗を行い種乳剤EM−2とした。このよう
に作成した種乳剤EM−2は、ハロゲン化銀粒子の全投
影面積の90%以上が最大隣接辺比が1.0〜2.0の六角平板
粒子よりなり、六角平板の平均厚さ0.07μm、平均直径
(円直径換算)は0.5μmであることが電子顕微鏡観察によ
り判明した。
【0107】4)平板乳剤の調製 以下の4種類の溶液を用いて、1.53モル%沃化銀を含有
する平板状沃臭化銀乳剤EM−(D)を調製した。
【0108】 (溶液A) オセインゼラチン 29.4g ポリイソプロピレンオキシ-ジ-琥珀酸エステルナトリウム塩 10%エタノール溶液 2.5ml 種乳剤EM−2 1.6モル相当 蒸留水で1400ccとする (溶液B) 3.5規定の硝酸銀水溶液 2360ml (溶液C) 臭化カリウム 963g 沃化カリウム 27.4g 蒸留水で2360mlにする (溶液D) 1.75規定 臭化カリウム水溶液 下記銀電位制御量 60℃において、特開昭58-58288号、同58-58289号明細書
に記載の混合撹拌機を用いて、溶液A、溶液B及び溶液
Cの全量同時混合法のより21.26ml/minの流速で111分
の時間を要して添加成長を行った。この間の銀電位を溶
液Dを用いて+25mVになるように制御した。
【0109】添加終了後、過剰の塩類を除去するため、
デモールN水溶液(花王アトラス社製)及び硫酸マグネ
シウム水溶液を用いて沈殿脱塩を行い、オセインゼラチ
ン92.2gを含むゼラチン水溶液を加え撹拌、再分散し
た。
【0110】EM−(D)の粒子約3000個を電子顕微鏡に
より観察、測定し形状を分析した結果、円換算平均粒径
1.05μm、アスペクト比4.2、粒径分布の変動係数18%の
平板状沃臭化銀乳剤(D)を得た。
【0111】平板状沃臭化銀乳剤EM−(D)の調整にお
いて、溶液Cのハロゲン組成を変化させる事によりEM
−(E)を調製した。
【0112】EM−(E)の粒子約 3000個を電子顕微鏡
により観察、測定し形状を分析した結果、円換算平均粒
径1.03μm、アスペクト比4.0、粒径分布の変動係数16%
の平板状臭化銀乳剤(E)を得た。
【0113】また、EM−(E)と同様の方法で、混合時
の流量と銀電位を調整し、円換算平均粒径0.98μm、平
均アスペクト比2.3、粒径分布の変動係数15%の平板状
臭化銀乳剤EM−(F)を得た。
【0114】塩臭化銀微粒子の調製 60℃,pAg=8,pH=2.0にコントロールしつつ、ダブ
ルジェット法で平均粒径0.25μmの塩化銀含有率90モル
%の塩臭化銀の単分散立法晶粒子を調製した。
【0115】得られた乳剤を40℃にて花王アトラス社製
デモールN水溶液と硫酸マグネシウム水溶液を用いて脱
塩したのち、ゼラチン水溶液中に再分散し、塩臭化銀微
粒子乳剤を得た。
【0116】この塩臭化銀微粒子を50℃で撹拌しなが
ら、塩臭化銀微粒子1モル当たり0.005モルの沃化カリ
ウム溶液を加え、40分間撹し続け粒子表面に均一に沃化
銀を被覆した微粒子乳剤を得た。
【0117】同様の方法で平均粒径0.40μmで表面を沃
化銀で被覆した塩化銀含有率90モル%の微粒子乳剤を
得た。
【0118】また、微粒子乳剤と同様の方法で沃化カ
リウム溶液の量と撹拌時間、及び撹拌温度を調整し、全
微粒子表面の沃化銀率80モル%の微粒子と沃化銀率95
モル%の微粒子を得た。
【0119】また、臭化銀微粒子の調製において、添
加時間を変化させることにより、円換算平均粒径0.15μ
mの塩臭化銀微粒子乳剤を得た。この乳剤を微粒子乳剤
の調製と同様の方法で粒子表面に均一に沃化銀を被覆
した微粒子乳剤を得た。
【0120】試料の調製 得られた乳剤(A),(B),(C),(D),(E),(F)のそ
れぞれに55℃にて、分光増感色素 5,5′-ジクロロ-9-エ
チル-3,3′-ジ-(3-スルホプロピル)オキサカルボシアニ
ンナトリウム塩の無水物と5-ブチル-5′-ブトキシカル
ボニル-3-(4スルホブチル)-3′-(4-スルホブチル)ベン
ゾイミダゾロカルボシアニンナトリウム塩の無水物を2
0:1の重量比で、ハロゲン化銀1モル当たり(A)に975m
g、(B)に600mg、(C)に390mg、(D)、(E)及び(F)に
それぞれ500mg添加した。
【0121】10分後に、適当量の塩化金酸、チオ硫酸ナ
トリウム、チオシアン酸アンモニウムを加えて化学熟成
を行った。熟成終了15分前に、沃化カリウムをハロゲン
化銀1モル当たり200mg添加し、その後4-ヒドロキシ-6-
メチル-1,3,3a,7-テトラザインデンをハロゲン化銀1モ
ル当たり3×10-2モル加え、ゼラチン70g含む水溶液に
分散した。
【0122】熟成済みの4種類の乳剤の内、(A),
(B),(C)は重量比で15:65:20の割合で混合し乳剤-Iと
し、(D)は単独のまま乳剤−IIとし、(E)も単独で乳剤
III、(F)を単独で乳剤IVとした。また、乳剤(E)と
(F)を重量比で30:70の割合で混合し乳剤Vとし、70:3
0の割合で混合したものを乳剤VIとした。
【0123】得られた乳剤I〜VIのそれぞれに対し、特
開平2-301744号、95頁16行目〜96頁20行目に示された通
りの添加剤を加えた。
【0124】また保護層に用いた添加剤は次の通りであ
る。添加量は塗布液1リットル当たりの量で示す。
【0125】 保護層用塗布液 石灰処理イナートゼラチン 68g 酸処理ゼラチン 2g トップサイド300(Permachem Asia Ltd.製) ポリメチルメタクリレート(面積平均粒径6.0μmのマット剤) 1.1g 二酸化ケイ素粒子(面積平均粒径3.5μmのマット剤) 0.5g グリオキザール40%水溶液(硬膜剤) 1.5ml CH2=CHSO2CH2)2O(硬膜剤) 500mg C11H23CONH(CH2CH2O)5H 2.0g
【0126】
【化14】
【0127】 1,1-ジメチロール-1-ブロモ-1-ニトロメタン 70mg t-ブチルカテコール 400mg ポリビニルピロリドン(分子量10000) 1.0g スチレン-無水マレイン酸共重合体 2.5g ニトロフェニル-トリフェニルホスホニウムクロリド 50mg 1,3-ジヒドロキシベンゼン-4-スルホン酸アンモニウム 4.0g 2-メルカプトベンゾイミダゾール-5-スルホン酸ナトリウム 15mg 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 10mg トリメチロールプロパン 10g ルドックスAM(デュポン社製) 30mg (コロイドシリカ)
【0128】
【化15】
【0129】 2-アリニノ-4,6-ジメルカプトトリアジン 50mg 5-ニトロインダゾール 170mg 5-メチルベンゾトリアゾール 280mg ベンジルアデニン 110mg 尚、乳剤層は片面当たり銀換算値で2.0g/m2、保護層
はゼラチン付量として0.99g/m2となるように2台のス
ライドホッパー型コーターで毎分90mのスピードで下記
のように下引きした175μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムベース上に乳剤層、保護層を両面同時塗布
し、2分15秒で乾燥して試料を得た。
【0130】下引きは、グリシジルメタクリレト50wt
%、メチルアクリレート10wt%、ブチルメタクリレート
40wt%の3種のモノマーからなる共重合体をその濃度が
10wt%になるように希釈して得た共重合体水性分散液を
下引き液を用いてた。
【0131】尚、乳剤層のゼラチン量は2.0g/m2で塗
設されるよに調整して塗布した。
【0132】また、微粒子乳剤は、片面当たりの銀量の
モル%で全銀量の10%になる割合で塗布した。
【0133】 処理剤の調製 現像薬処方(38リットル仕上げ用) Part−A 水酸化物カリウム 950g 亜硫酸カリウム 2450g 炭酸水素ナトリウム 380g 硼酸 38g 1,4-ジヒドロキシベンゼン 1050g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 60g 5-メチルベンゾトリアゾール 5.5g 純水を加えて9.5リットルにする Part−B 酢酸(90%) 560g トリエチレングリコール 420g 1-フェニル-3-ピラゾリドン 70g 5-ニトロインダゾール 1.5g 本発明の化合物 表1に示す量 各パートの混合法 50リットルタンクに25℃の水を20リットル入れ、撹拌し
ながら上記 Part−Aを投入し、次いで Part−Bを添加
して水で38リットルに仕上げた。この現像液を25℃で24
時間放置した後、水酸化カリウムと酢酸でpHを25℃で1
0.40に調整した。
【0134】 スターター液処方(1リットル仕上げ用) 氷酢酸 210g 臭化カリウム 200g 純水を加えて1リットルにする。
【0135】 定着液処方(38リットル仕上げ用) Part−A チオ硫酸アンモニウム 6000g エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム 0.8g 無水亜硫酸ナトリウム 460g 硼酸 270g 水酸化ナトリウム 190g 氷酢酸 350g 純水を加えて9.5リットルにする。
【0136】 Part−B 硫酸アルミニウム(無水塩換算) 380g 硫酸(50wt%) 230g 純水を加えて1.9リットルにする。
【0137】各パートの混合法 50リットルのタンクに25℃の水を20リットル入れ、撹拌
しながら上記 Part−A、Part−Bを順次添加し、最後
に水と酢酸を加えて38リットルに仕上げた。
【0138】この現像液を25℃で24時間放置した後、水
酸化カリウムと酢酸で25℃におけるpHが4.35になるよ
うに調整した。
【0139】〈センシトメトリー〉得られた試料を蛍光
増感紙 KO−250(コニカ[株]製)で挟み、管電圧90KV
P,20mA,0,05秒のX線を照射し、距離法にてセンシト
メトリーカーブを作成し感度及びガンマを求めた。感度
の値はカブリ+1.0の濃度を得るのに必要なX線量の逆
数として求めた。結果は試料No.1の感度を100とした場
合の相対感度で表した。カバリングパワー(CP)は、
最高濃度を現像銀付き量で除した値とした。
【0140】なお、現像は自動現像機 SRX−501(コニ
カ[株]製)を用い、現像温度が35℃、定着温度が33
℃、45秒処理モードで処理した。また、現像開始時の現
像処理槽には現像液1リットル当たり20ミリリットルの
割合で上記スタータを添加した。
【0141】現像液補充量は、ハロゲン化銀写真感光材
料1平方メートル当たり400ミリリットルを補充した。
【0142】水洗水は温度20℃の水を毎分3.0リットル
供給した。乾燥温度は50℃にセットして処理した。
【0143】〈カブリ〉各試料を未露光のまま上記同様
に現像処理し、写真濃度計PDA-65(コニカ[株]製)を
用いて濃度測定を行い、得られた値から支持体濃度を減
じた値をカブリ濃度とした。
【0144】〈粒状性及び銀色調〉試料フィルムを蛍光
増感紙 SRO−250(コニカ[株]製)の間に挟持して、
管電圧80kVPで胸部ファントムを撮影し、前記同様に処
理した。処理済み試料フィルムを色温度7700ケルビン、
照度11600ルックスの光源台上で透過光で目視で比較し
た。
【0145】粒状性の評価基準 A: 非常に良好 B: 良好 C: 普通 D: やや劣る E: 劣る 銀色調の評価規準 A: 純黒調で全く黄色みを感じない B: 全体に黒色 C: 僅かに黄色みが感じられる黒色 D: 黄色味を帯びた黒色 これらの評価結果を表1,表2にまとめて示した。
【0146】
【表1】
【0147】
【表2】
【0148】
【発明の効果】表1,表2に示す如く、本発明によるハ
ロゲン化銀写真感光材料、または本発明の処理方法で、
高感度、低カブリでかつ銀色調の優れたハロゲン化銀写
真感光材料及びその処理方法が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
    該ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が平均沃化銀含
    有量が1.2モル%以下で、アスペクト比が3以上のハロ
    ゲン化銀粒子を全投影面積の50%以上有し、該乳剤層
    中、又は隣接する層中に平均体積粒径が0.3μm以下で、
    全粒子表面の沃化銀含有率が90モル%以上の塩沃臭化銀
    微粒子を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
    光材料。
  2. 【請求項2】 下記、一般式〔1〕,〔2〕,〔3〕,
    〔4〕,〔5〕で表される化合物の少なくとも1つを含
    有する現像液を用いて処理することを特徴とする請求項
    1記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【化1】 一般式〔1〕,〔2〕の式中、R1,R2は水素原子、炭
    素数1〜3までのアルキル基を表す。但しR1とR2は同
    時に水素原子になることはない。R3,R4は水素原子、
    炭素数1〜3までのアルキル基を表し、R5は水酸基、
    アミノ基又は炭素数1〜3までのアルキル基を表す。R
    6,R7は水素原子、炭素数1〜5までのアルキル基、炭
    素数18までのアシル基又はCOOM2基を表す。但しR6とR
    7は同時に水素原子になることはない。M1は水素原子、
    アルカリ金属原子、アンモニウム基を表す。M2は水素
    原子、炭素数1〜4までのアルキル基、アルカリ金属原
    子、アリール基、炭素数15までのアラルキル基を表す。
    mは0,1又は2を表す。 【化2】 一般式〔3〕の式中、R8,R9は水素原子、置換されて
    もよいアルキル基(例えばメチル基、エチル基、ヒドロ
    キシメチル基、カルボキシメチル基など)、シクロアル
    キル基(例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基な
    ど)、置換されてもよいフェニル基(例えばフェニル
    基、トリル基、p-クロロフェニル基、p-アミノフェニル
    基、p-スルホフェニル基、p-スルホアミドフェニル基な
    ど)、窒素原子1〜3個、又は酸素原子1個または硫黄
    原子1個を含有している5員または6員の複素環(例え
    ばフリル基、チエニル基など)またはカルボン酸基を表
    し、R8,R9は同じでも異なってもよい。lは1,2,
    3または4である。M3は水素原子、またはアルカリ金
    属原子を表す。 【化3】 【化4】 一般式〔4〕,〔5〕の式中、R10,R11は水素原子、
    アルキル基、アリール基、アラルキル基、カルボキシル
    基、スルホ基、ホスホノ基、スルホアミノ基、ニトロ
    基、シアノ基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル
    基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、ス
    ルファモイル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
    ルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環基を表す。M
    4,M5は水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニウ
    ム基を表す。
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EP1231504A2 (en) * 2001-02-13 2002-08-14 Eastman Kodak Company Photographic developing composition and use thereof in the development of a photographic element
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