JPH07310484A - 門扉装置 - Google Patents

門扉装置

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JPH07310484A
JPH07310484A JP13927394A JP13927394A JPH07310484A JP H07310484 A JPH07310484 A JP H07310484A JP 13927394 A JP13927394 A JP 13927394A JP 13927394 A JP13927394 A JP 13927394A JP H07310484 A JPH07310484 A JP H07310484A
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guide rail
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直進性、軽快性及び美観を維持するととも
に、低コストで施工する。 【構成】 前部底車8と後部ガイド底車9が扉2の重心
を通る鉛直面内における扉2の底部に設けられ、扉2を
直立状態に支持している。路盤1の中間部に扉2を滑動
自在に挟持する門形案内支柱12が立設されており、扉
2の横振れ、横倒し等を防止するように保持している。
門形案内支柱12から後方の路盤1にガイドレール10
が敷設され、後部ガイド底車9を脱輪しないように係合
し、扉2を直進走行させるように案内している。扉2が
傾く時は前部底車8と後部ガイド底車9を支点にして傾
斜するため扉2に無理な力が作用せず、後部ガイド底車
9の進行方向がガイドレール10で規制され、扉2の両
側が門形案内支柱12で規制されているため、扉2はガ
イドレール10の敷設方向に円滑に走行する。扉2に無
理な力が作用しないため、傾いても門形案内支柱12に
軽く接触する程度である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、学校、事業所、邸宅、
駐車場等の門の開閉に使用される門扉装置に関し、詳細
には、扉の底部に前部底車と後部ガイド底車を設け、後
部ガイド底車をガイドレールで案内するとともに、扉を
門形案内支柱で滑動自在に挟持して案内することによ
り、長期間にわたつて扉を軽快に操作し得る門扉装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】門扉装置において、扉の走行路を形成す
る路盤に扉の走行範囲の全長にわたつてガイドレールを
敷設し、路盤の中間部に扉を滑動自在に挟持して案内す
るように設けられたガイド車を有する案内支柱を立設
し、扉の底部に設けられた前部底車と後部底車とをそれ
ぞれガイドレールに脱輪しないように係合して案内する
ものが一般に採用されていた(例、実開昭50−139
445号公報等参照)。ところが、門の周辺のガイドレ
ールが砂、石、落葉、泥土等の堆積、車両の通行等によ
る変形によつて、本来の案内機能が低下するため、扉を
円滑に移動することが困難になり、長期間にわたつて軽
快な操作性を維持し難いという問題点があつた。
【0003】そこで、ガイドレールを門の周辺から取り
除くことが種々試みられ、例えば実公昭52−1314
8号公報、実公平03−41040号公報等に開示され
ているように、各種の門扉装置が提案されている。実公
昭52−13148号公報に開示の門扉装置は、後部戸
車を扉の後部上端側面に設け、門形案内支柱より後方に
後部戸車を案内するガイドレールを設置してなり、前部
底車が路盤上を転がり、後部戸車がガイドレール上を転
がり、門形案内支柱で扉の横振れ、横倒れ等を防止して
扉を案内するようになつている。また、実公平03−4
1040号公報に開示の門扉装置は、ガイドレールを使
用せず、門形案内支柱を扉の走行方向に間隔を空けて立
設してなり、前部底車と後部底車が路盤上を転がり、各
門形案内支柱で扉の横振れ、横倒れ等を防止して扉を案
内するようになつている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実公昭52
−13148号公報に開示の門扉装置については、次の
ような問題点がある。 扉の直進性が必ずしも十分であるとはいい難い。す
なわち、後部戸車が扉の重心を通る鉛直面から偏心して
設けられているため、後部戸車に扉の重量によるモーメ
ントが作用し、扉の後部側が後部戸車を支点として反対
側に僅かに傾斜する。一方、扉の前部側は、前部底車で
直立状態に支持されている。従つて、扉は前部側と後部
側とでねじれを生じ、扉の前部側いいかえれば前部底車
を扉の後部側が傾斜する方向に付勢することになり、こ
れにより扉の直進性が不安定になつている。特に、門の
周辺における路盤に凹凸、異物等がある場合には、凹
凸、異物等による前部底車の向きの変化をガイドレール
及び門形案内支柱で十分に抑制することが困難であり、
扉の進行方向が変化し、直進性が損なわれる恐れがあ
る。 軽快性が必ずしも十分であるとはいい難い。すなわ
ち、上記したように後部戸車に扉の重量によるモーメン
トが作用するため、後部戸車とガイドレール間の摩擦力
が増大する。扉が傾斜状態となることから、扉の一側の
上方及び他側の下方がそれぞれ案内支柱のガイド車に強
く当接した状態で移動するするため、扉と案内支柱間の
摩擦力が増大する。これらの摩擦力により扉の走行抵抗
が増大することになる。また、扉の直進性が不安定であ
ることから、これによつても走行抵抗が増大する。そし
て、これらの走行抵抗は使用期間が長くなるに従つて増
大するため、長期間安定して軽快に操作し難い状況であ
る。 美観上必ずしも十分であるとはいい難い。すなわ
ち、塀が柵状である場合には、ガイドレールをレール受
支柱により扉の上端寄りの高さに架設するため、ガイド
レール、レール受支柱等が塀の外から見える。塀がタイ
ル張り等のコンクリート製である場合には、ガイドレー
ルを取付ボルトで塀に固定するが、ガイドレールをタイ
ルの目地と平行に取付け難く、ずれを生じ易い。また、
使用期間が長くなるに従つてガイドレールが錆び、また
ガイドレールに溜つたチリ、ホコリ及びコンクリートの
石灰分が取付ボルトの部分から雨水で流されて塀を汚損
する。さらに、扉が傾斜して移動するため、使用期間が
長くなるに従つて門形案内支柱のガイド車に当接する部
分が摩耗して傷が付き易く、塗装されている場合には塗
料が摩耗、剥離、汚損等し易い。以上のように、ガイド
レールを扉の上端寄りの高さに設置するため、塀の構造
によらず高い美観を確保し難い状況である。 施工時間が長く、施工コストが高くなる。すなわ
ち、後部戸車が扉の重心を通る鉛直面から偏心している
ため、ガイドレールに扉の重量及びこれによるモーメン
トが作用し、ガイドレールが撓み易い。これを防止する
ためガイドレールを強固に支持する必要があり、レール
受支柱又は取付ボルトを多数個所に設置する必要があ
る。また、美観の低下を招かないためにはガイドレール
を水平又は目地に平行に設置する必要があり、レール受
支柱、取付ボルト等の取付部材の設置位置を測量して設
定する必要がある。その結果、ガイドレールの取付作業
に長時間を要しており、扉が長くなればなる程施工時間
が長く1日で完了しないことがしばしばであり、それだ
け施工コストが高くなつている。特に、ガイドレールを
レール受支柱で支持する場合には、ガイドレールが風に
より揺れないようにレール受支柱の基礎を堅牢にする必
要があり、それだけ施工コストが高くなつている。
【0005】また、実公平03−41040号公報に開
示の門扉装置については、次のような問題点がある。 扉の直進性が必ずしも十分であるとはいい難い。す
なわち、扉の軽快性を確保するために扉と各門形案内支
柱のガイド車間に間隙が設けられ、また構造上各門形案
内支柱間の間隔が扉の長さに比して狭く設定されている
ため、扉の横振れを十分に抑制することが困難であり、
直進性がやや不安定である。特に、門の周辺の路盤に凹
凸、異物等がある場合には、凹凸、異物等による前部底
車の向きの変化を一対の門形案内支柱で十分に抑制する
ことが困難であり、扉の進行方向が変化し、直進性が損
なわれ勝ちである。 軽快性が必ずしも十分であるとはいい難い。すなわ
ち、扉の進行方向が変化することから、これにより走行
抵抗が発生する。また、各底車が路盤上を転がるが、各
底車と路盤間の摩擦力が各底車とガイドレール間の摩擦
力よりも大きいため、その差分に相当して走行抵抗が増
大する。従つて、扉の走行時には、これらの走行抵抗に
より余分の操作力が必要となり、軽快性が幾分減殺され
る。特に、門の周辺の路盤に凹凸、異物等がある場合に
は、扉の直進性が損なわれ勝ちであることから走行抵抗
が大きくなり、軽快性が損なわれる恐れがある。 扉の直進性及び軽快性が確保し難いことから、幅の
広い門には適用し難い。
【0006】本発明は、従来の問題点を解消するために
なされたもので、その課題は、直進性、軽快性及び美観
を長期間維持し得るとともに、低コストで施工し得る門
扉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の門扉装置は、扉と、扉の重心を通る鉛直面
内における扉の底部に設けられ、扉を走行自在に支持す
る前部底車及び後部ガイド底車と、門を横断して設置さ
れ、扉の走行路を形成する路盤と、路盤の中間部に立設
され、回転自在なガイド車を有し扉を滑動自在に挟持し
て案内する門形案内支柱と、路盤の中間部より後方の路
盤に敷設され、後部ガイド底車を脱輪しないように係合
して案内するガイドレールとを備えてなり、扉を前部底
車が路盤上を転がり、後部ガイド底車がガイドレール上
を転がるように設けていることを特徴としている。な
お、ガイドレールは、間隔を空けて配置された複数のス
ペーサを介して路盤上に敷設されていてもよい。
【0008】
【作用】前部底車及び後部ガイド底車が扉の重心を通る
鉛直面内における扉の底部に設けられていることから、
前部底車及び後部ガイド底車には扉の重量が鉛直方向に
作用し、扉の重量によるモーメントが作用しないため、
扉がねじれることなく直立状態に支持される。その結
果、扉が傾斜する場合には、前部底車と後部ガイド底車
を支点として傾斜する。後部ガイド底車がガイドレール
に係合して案内され、扉の両側が門形案内支柱で挟持さ
れていることから、扉が大きく傾斜することはなく、扉
に無理な力が作用しない。扉が傾斜したとしても門形案
内支柱の回転自在なガイド車に軽く接触して走行するた
め、扉と門形案内支柱間には大きな走行抵抗が発生しな
い。また、扉が原則として直立状態で直進走行するた
め、後部ガイド底車とガイドレール間における走行抵抗
の増大は僅かである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
において1は、扉2の走行路となる路盤で、上面が平坦
なコンクリート製からなり、門を横断するように扉2の
走行範囲にわたつて設置されている。扉2は、上枠3、
下枠4、前方縦枠5及び後方縦枠6が横長の矩形枠形に
連結され、多数の柵棒7が各縦枠5、6間に上枠3と下
枠4とを連結して設けられた柵状構造である。扉2の底
部すなわち下枠4の下面には、扉2の重心を通る鉛直面
内に前部底車8と後部ガイド底車9が設けられ、前部底
車8が路盤1上を走行し、後部ガイド底車9が後述する
ガイドレール10上を走行し、扉2を直立状態で走行自
在に支持するようになつている。前部底車8は、外周面
がナイロン製、ウレタン製等の耐磨耗性、耐腐食性の材
質からなり、長期間安定した走行性能を維持するように
なつている。特に、ナイロン製、ウレタン製の場合に
は、路盤1を損傷させず、しかも音を立てないように静
粛に走行させ得る。後部ガイド底車9は、外周に溝を有
する溝付戸車からなり、ガイドレール10に滑動自在で
脱輪しないように係合するようになつている。
【0010】ガイドレール10は、路盤1の中間部に立
設された門形案内支柱12から後方に敷設され、複数の
スペーサ11を介して路盤1上に取り付けられている。
ガイドレール10の形状は、L字型で後部ガイド底車9
の溝部が係合して脱輪させないようになつているが、後
部ガイド底車9の形状、構造等に応じて種々の形状、構
造等のもの、例えば溝付レール、T字型レール等を採用
してもよい。各スペーサ11は、ガイドレール10の長
手方向に間隙を空けて配置されており、この間隙から塀
側にたまる砂、雨水等を排出するようになつている。ガ
イドレール10とスペーサ11とは取付ボルト(図示せ
ず)により路盤1上に固定されるが、ガイドレール10
のボルト穴(図示せず)を長穴状に形成し、ガイドレー
ル10の敷設方向を微調整し得るようになつている。門
形案内支柱12は、扉2を滑動自在に挟持して案内する
もので、対向状に立設された外側案内支柱13と内側案
内支柱14とを頭ツナギ15で連結して門形に形成され
ている。各案内支柱13、14の扉に面する内側には、
扉の上枠3又は下枠4に対向する上下2個所に回転自在
なガイド車16が設けられている。ガイド車16は、ベ
アリング構造のガイド車であることが好ましい。各ガイ
ド車16と扉の上枠3又は下枠4の側面間には僅かな間
隙があり、扉2が傾斜する時、進行方向が変化する時等
に接触し、扉2を直進走行させるとともに滑らかに案内
するようになつている。
【0011】17は前部振止支柱で、門の閉鎖時に扉2
の前部を挟持して保持し、扉2が風等によつて横振れす
るのを防止するもので、路盤1の前部寄りに立設されて
いる。前部振止支柱17は、門形案内支柱12と同様に
して対向状に立設された外側振止支柱18と内側振止支
柱19とを頭ツナギ20で連結し門形に形成され、各振
止支柱18、19の扉2に面する内側には、扉の上枠3
及び下枠4に対向する上下2個所に回転自在なガイド車
21が設けられている。22は後部振止支柱で、門の解
放時に扉2の後部を挟持して保持し、扉2が風等で横振
れするのを防止するもので、路盤1の後部寄りに立設さ
れている。後部振止支柱22は、対向状に立設された外
側振止支柱23と内側振止支柱24との上部後端を解放
時ストツパー25により連結して形成され、各振止支柱
23、24の扉2に面する内側の上部に扉の後方縦枠6
に当接するように回転自在なガイド車26が設けられて
いる。解放時ストツパー25の中間にはストツパー部材
27が設けられ、門の解放時に扉の後方縦枠6が当接
し、扉2の後退を阻止するようになつている。28は閉
鎖時ストツパーで、門の閉鎖時に扉2の前進を阻止する
もので、後部ガイド底車9の外周が当接するようにガイ
ドレール10の前端寄りに突出して設けられている。
【0012】次に、本実施例の門扉装置の作動を説明す
る。門の開閉時には、扉2を引き又は押すことにより前
部底車8が路盤1上を転がり、後部ガイド底車9がガイ
ドレール10上を転がり、扉2を前進又は後退させる。
その際、前部底車8と後部ガイド底車9が扉2の重心を
通る鉛直面内に設けられていることから、扉2はねじれ
ることなく直立状態に支持されている。そのため、扉2
が傾斜する場合には前部底車8と後部ガイド底車9を支
点として傾斜し、扉2に無理な力が作用しない。また、
後部ガイド底車9がガイドレール10に脱輪しないよう
に係合していることから、前部底車8が路盤1上の凹凸
や異物等により向きを変えようとしても後部ガイド底車
9とガイドレール10とにより規制される。しかも、扉
2が向きを変え、又は傾斜しようとする時には、扉2の
側面が門形案内支柱のガイド車16に接触して規制され
る。従つて、扉2は、ガイドレール10と門形案内支柱
12とにより案内され、ほぼ直立状態でガイドレール1
0の敷設方向に直進走行することになる。これにより、
扉2が安定して直進し、またいずれの側にも大きく傾く
ことがないため、後部ガイド底車9とガイドレール10
間及び扉2と門形案内支柱12間における走行抵抗はほ
とんど増大せず、扉2を軽快に直進走行させることがで
きる。また、扉2の走行中には門形案内支柱のガイド車
16に軽く接触するため、扉2を摩擦して傷を付けた
り、塗料を摩耗、剥離、汚損等をさせることが少なく、
扉2の美観を長期間維持し得る。
【0013】門の閉鎖時には扉2を前進させるが、後部
ガイド底車9が閉鎖時ストツパー28に当接し、扉2を
前進端に停止する。この状態において、扉の前方縦枠5
が前部振止支柱の外側振止支柱18と内側振止支柱19
間にあり、上枠3と下枠4の後部が門形案内支柱の外側
案内支柱13と内側案内支柱14間にあり、扉2の前部
及び後部がそれぞれ前部振止支柱17又は門形案内支柱
12で挟持されている。また、前部底車8と後部ガイド
底車9とにより直立状態に支持され、しかも後部ガイド
底車9がガイドレール10に係合している。従つて、扉
2は、前部振止支柱17、門形案内支柱12及びガイド
レール10とにより横方向に移動しないように保持され
ることになり、風が強く吹く時であつても横振れが抑制
され、安定した状態に保持される。一方、門の解放時に
は扉2を後退させるが、扉の後方縦枠6が解放時トツパ
ーのストツパー部材27に当接し、扉2を後退端に停止
する。この状態において、扉の前方縦枠5が門形案内支
柱の外側案内支柱13と内側案内支柱14間にあり、後
方縦枠6が後部振止支柱の外側振止支柱23と内側振止
支柱24間にあり、扉2の前部及び後部がそれぞれ門形
案内支柱12又は後部振止支柱22で挟持されている。
また、前部底車8と後部ガイド底車9とにより直立状態
に支持され、しかも後部ガイド底車9がガイドレール1
0に係合している。これにより、扉2は、門の閉鎖時と
同様に安定した状態に保持される。
【0014】なお、本実施例においては、前部底車8と
後部ガイド底車9とは同一寸法となつているが、前部底
車8の方を大径としてもよい。後部ガイド底車9とガイ
ドレール10とは、腐食を抑えるためステンレス材を使
用することが好ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、前部底車及び後部ガイ
ド底車が扉の重心を通る鉛直面内における扉の底部に設
けられていることから、門の周辺にガイドレールが敷設
されていなくても扉に無理な力が作用せず、また後部ガ
イド底車がガイドレールに係合して案内され、扉の両側
が門形案内支柱で挟持されていることから、扉の方向性
が確保されるため、門の周辺に凹凸、異物等があり前部
底車が向きを変更しようとしてもガイドレールと門形案
内支柱により規制し、扉をガイドレールの敷設方向に安
定して直進走行させることが可能になるとともに、次の
効果を奏する。 扉が安定して直進走行することから、扉と門形案内
支柱間及び後部ガイド底車とガイドレール間における走
行抵抗の増大が僅かであるため、扉の操作力が従来より
も小さくて済み、門の開閉操作を長期間安定して軽快に
行い得る。 ガイドレールが路盤に敷設されることから、塀が柵
状である場合でも塀の外から目立たないようにガイドレ
ールを敷設し得る。扉がガイドレールの敷設方向に直進
することから、傾斜することがあつても門形案内支柱の
回転自在なガイド車と滑らかに接触して走行するため、
扉の損傷、塗料の摩耗、剥離、汚損等を長期間にわたつ
て防止し得る。また、ガイドレール等に錆が生じたとし
ても、この錆によつて塀を汚損するおそれがない。従つ
て、塀の構造形態によらず採用することができ、しかも
長期間美観を維持し得る。 ガイドレールが路盤に敷設されることから、ガイド
レールに作用する扉の重量を直接又はスペーサを介して
路盤で受ける。そのため、多数の取付ボルトでガイドレ
ールを固定するとしても、ガイドレールの敷設方向さえ
確保されていればよく、従来のようにレール受支柱の組
立、レベル計測作業等を行う必要がなく、ガイドレール
の敷設作業を短時間で行うことができ、幅の広い門であ
つても1日で施工し得る。また、ガイドレールの敷設作
業において、従来のように堅牢な基礎を必要とせず、路
盤上に直接又はスペーサ等を介して敷設し得るため、施
工を省力化し得る。従つて、幅の広い門であつても安価
に施工し得る。 ガイドレールが門形案内支柱から後方の路盤にのみ
設けられることから、ガイドレールの走行面の高さを任
意に設定し得る。従つて、ガイドレールの走行面を高く
設定することにより、砂、落葉、泥土等の堆積、積雪等
により後部ガイド底車の走行が阻害されず、円滑に案内
することができるため、降雪地においても設置し得る。 ガイドレールをスペーサを介して路盤上に設置する
ことにより、ガイドレールと塀間の砂、雨水等を排出す
ることができ、美観を維持し得るとともに保守管理の手
間を省き得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概念的な斜視図で、門を閉じ
る直前の状態において示す。
【図2】同じく概念的な正面図で、門を閉鎖した状態に
おいて示す。
【図3】同じく概念的な平面図で、門を閉じた状態にお
いて示す。
【図4】図2のA−A矢視拡大図である。
【符号の説明】
1 路盤 2 扉 8 前部底車 9 後部ガイド底車 10 ガイドレール 11 スペーサ 12 門形案内支柱 16 門形案内支柱の
ガイド車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉と、扉の重心を通る鉛直面内における
    扉の底部に設けられ、扉を走行自在に支持する前部底車
    及び後部ガイド底車と、門を横断して設置され、扉の走
    行路を形成する路盤と、路盤の中間部に立設され、回転
    自在なガイド車を有し扉を滑動自在に挟持して案内する
    門形案内支柱と、路盤の中間部より後方の路盤に敷設さ
    れ、後部ガイド底車を脱輪しないように係合して案内す
    るガイドレールとを備えてなり、扉を前部底車が路盤上
    を転がり、後部ガイド底車がガイドレール上を転がるよ
    うに設けていることを特徴とする門扉装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールは、その長手方向に間隔を
    空けて配置された複数のスペーサを介して路盤上に敷設
    されている請求項1記載の門扉装置。
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