JP2010203042A - 引戸門扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】 敷地外側の道路側に引戸本体を、敷地内側に起立壁を配置して軽量且つ確実な開閉を行なう引戸門扉を提供する。
【解決手段】 敷地内側の鉄筋コンクリート壁1の道路側に地表と面一に設置した下位レール3に走行ローラー45を転動走行することによって道路側の引戸本体4の荷重を支持する一方、鉄筋コンクリート壁1の外側面上下に貫通ボルト28によってローラーベース2を介して設置した上向きの水平ローラー26に、引戸本体4における上下框41、42の敷地内側面のガイドレール46を被嵌係合することによって引戸本体4の自立性を確保して、鉄筋コンクリート壁1の道路側で引戸本体4を直進開閉する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、敷地内側の起立壁の道路側で引戸本体を開閉するようにした引戸門扉に関する。
この種の引戸門扉として、起立壁の幅方向2ヶ所に上下のローラーユニットを設置し、該ローラーユニットの上下のローラー間に引戸本体の上下框を案内するとともに該上下の各ローラーユニット間に、引戸本体を覆って、該引戸本体がローラーから脱輪したときの転倒を防止する転倒防止バーを設置したものが知られ、また、起立壁に添設起立した一対の支柱間上下にそれぞれ2つの垂直ローラーを設置したローラーユニットを架設し、該ローラーユニットの垂直ローラーによって引戸本体の上下框に形成した、上框において下向き、下框において上向きの突出レールを上下で挟持するように支持することによって、その開閉を行なうようにしたものが知られている。
特許第3045485号公報 特開2000−248864号公報
これらの場合、引戸本体は、起立壁や一対の支柱に設置したローラーによってその荷重を支持することによって、該起立壁と出入開口間で開閉自在とするようにしたノンレールの引戸門扉とすることができる。
しかし乍ら、これらは、その起立壁や一対の支柱を、敷地外側の道路に面するように設置し、該起立壁又は一対の支柱の敷地内側で引戸本体を開閉自在として、その設置を行なうものとされるから、その設置状態で、引戸本体は起立壁の背面側に、該起立壁から凹陥して位置し、また、引戸本体の端部が起立壁によって覆われることになるため、道路側からの景観を必ずしも良好にするものではない。
また、これらは、上記ノンレールの引戸門扉として、垂直ローラーによって引戸本体の荷重支持を行なって開閉を行なうものとすることが必要であるから、構造が複雑化する傾向があるし、上記転倒防止バーを設置することによって脱輪の可能性を回避するか、脱輪の可能性を解消する措置が必要となり、更に構造が複雑化する傾向を招き易い。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、敷地外側の道路側に引戸本体を、敷地内側に起立壁を配置して良好な景観を確保するとともに可及的簡易な構造にして軽量且つ確実な開閉を行ない且つ引戸本体の転倒可能性を解消した引戸門扉を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は、敷地の内側位置に起立壁を、敷地の外側位置に引戸本体を配置し、起立壁の外側位置の下位レールによって引戸本体の開閉を行なうようにするとともに起立壁における敷地の外側面上下に上向き複数の水平ローラーを、引戸本体の敷地の内側面上下に下向き開口のガイドレールをそれぞれ配置し、該ガイドレールによって水平ローラーを被嵌係合するようにして、引戸本体の開閉に際して、その荷重を下位レールに転動する走行ローラーによって支持し、その自立性を水平ローラーのガイドレールによる被嵌係合によって確保するようにして、引戸本体の軽量且つ確実な直進開閉とその転倒可能性の解消を行なうとともに水平ローラーの露出を防止するようにしたものであって、即ち、請求項1に記載の発明を、敷地内側位置に配置した起立壁と、該起立壁とこれに隣接する出入開口に一連に敷設した敷地外側位置の下位レールと、上記起立壁の敷地外側上下の出入開口側端部又はその近傍に設置したそれぞれ上向き複数の水平ローラーと、上記下位レールを転動走行する下面複数の走行ローラーの荷重支持によって該下位レール上を走行し且つ敷地内側面上下の幅方向全長に亘るように一連に設置した下向き開口断面コ字状にして上下一対のガイドレールに上記上下各複数の上向き複数の水平ローラーにそれぞれ被嵌係合することによる自立性保持案内によって上記起立壁の敷地外側と出入開口間に開閉自在に配置した引戸本体を備えてなることを特徴とする引戸門扉としたものである。
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、出入開口の地表に下位レールが上向きに突出するのを解消して、ノンレールの引戸門扉と同様にフラットな出入開口を確保したものとするように、これを、上記下位レールを、上面を地表と面一とするように埋込設置してなることを特徴とする請求項1に記載の引戸門扉としたものである。
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、引戸本体の開閉範囲を画し且つ定位置の閉鎖を確実になし得るものとするように、これを、上記下位レールにおける出入開口側の先端に戸当支柱を起立設置するとともに該戸当支柱に引戸本体の戸先を受入れ自在の戸当ガイドを設置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の引戸門扉としたものである。
請求項4に記載の発明は、同じく上記に加えて、水平ローラーとガイドレールの係合を引戸本体の上下框の高さ位置で行なうことによって、可及的に安定且つ確実な自立性保持を行なうものとするように、これを、上記上向き複数の水平ローラーを、引戸本体の上框及び下框の高さ位置に合せて設置し且つ上下一対のガイドレールを、該上框及び下框からその敷地内側に向けて突出して設置してなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の引戸門扉としたものである。
請求項5に記載の発明は、同じく上記に加えて、起立壁をブロック塀や金属塀ではなく鉄筋コンクリート壁とし、これにローラーベースを介して直接又は間接に上記水平ローラーの設置を行なうことによって、耐震性や耐久性を確保したものとするように、これを、上記起立壁を鉄筋コンクリート壁とし、該鉄筋コンクリート壁の敷地外側上下面にローラーベースを面付け状に固定して、上記上向き複数の水平ローラーを該ローラーベースを介して設置してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の引戸門扉としたものである。
請求項6に記載の発明は、同じく上記に加えて、上記水平ローラーを設置するローラーベースの起立壁への固定を、可及的に安定して確実になし得るものとするように、これを、上記鉄筋コンクリート壁に対するローラーベースの固定を、該鉄筋コンクリート壁を貫通するボルトによって敷地内側に向けて引寄せ締着して行なってなることを特徴とする請求項5に記載の引戸門扉としたものである。
請求項7に記載の発明は、同じく上記に加えて、起立壁にガイド支柱を添設起立し、該ガイド支柱に上記ローラーベースを固定したものとするように、これを、上記起立壁の開口側端部又はその近傍の敷地外側にガイド支柱を添設起立し、該ガイド支柱の敷地外側上下面にローラーベースを固定して、上記上向き複数の水平ローラーを該ローラーベースを介して設置してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の引戸門扉としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから、請求項1に記載の発明は、敷地の内側位置に起立壁を、敷地の外側位置に引戸本体を配置し、起立壁の外側位置の下位レールによって引戸本体の開閉を行なうようにするとともに起立壁における敷地の外側面上下に上向き複数の水平ローラーを、引戸本体の敷地の内側面上下に下向き開口のガイドレールをそれぞれ配置し、該ガイドレールによって水平ローラーを被嵌係合するようにして、引戸本体の開閉に際して、その荷重を下位レールに転動する走行ローラーによって支持し、その自立性を水平ローラーのガイドレールによる被嵌係合によって確保するようにして、引戸本体の軽量且つ確実な直進開閉とその転倒可能性の解消を行なうとともに水平ローラーの露出を防止するようにし、これによって、敷地外側の道路側に引戸本体を、敷地内側に起立壁を配置して良好な景観を確保するとともに可及的簡易な構造にして軽量且つ確実な開閉を行ない且つ引戸本体の転倒可能性を解消した引戸門扉を提供すことができる。
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、出入開口の地表に下位レールが上向きに突出するのを解消して、ノンレールの引戸門扉と同様にフラットな出入開口を確保したものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、引戸本体の開閉範囲を画し且つ定位置の閉鎖を確実になし得るものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、同じく上記に加えて、水平ローラーとガイドレールの係合を引戸本体の上下框の高さ位置で行なうことによって、可及的に安定且つ確実な自立性保持を行なうものとすることができる。
請求項5に記載の発明は、同じく上記に加えて、起立壁をブロック塀や金属塀ではなく鉄筋コンクリート壁とし、これにローラーベースを介して直接又は間接に上記水平ローラーの設置を行なうことによって、耐震性や耐久性を確保したものとすることができる。
請求項6に記載の発明は、同じく上記に加えて、上記水平ローラーを設置するローラーベースの起立壁への固定を、可及的に安定して確実になし得るものとすることができる。
請求項7に記載の発明は、同じく上記に加えて、起立壁にガイド支柱を添設起立し、該ガイド支柱に上記ローラーベースを固定したものとすることができる。
引戸門扉の道路側の正面図である。 引戸門扉の平面図である。 引戸門扉の側面図である。 起立壁に対する水平ローラーの関係を示す分解斜視図である。 引戸本体とガイドレールの関係を示す分解斜視図である。 水平ローラーとガイドレールの関係を示す縦断面図である。 戸当り部分を示す横断面図である。 引戸本体を開放したときの部分平面図である。 他の例に係る引戸本体開放時の部分平面図である。 ガイド支柱を用いたときの引戸本体開放時の部分平面図である。 他の例に係る引戸本体開放時の部分平面図である。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば、図1乃至図8において、Aは引戸門扉であり、該引戸門扉Aは、敷地内側位置に配置した起立壁1と、該起立壁1とこれに隣接する出入開口に一連に敷設した敷地外側位置の下位レール3と、上記起立壁1の敷地外側上下の出入開口側端部又はその近傍に設置したそれぞれ上向き複数の水平ローラー26と、上記下位レール3を転動走行する下面複数の走行ローラー45の荷重支持によって該下位レール3上を走行し且つ敷地内側面上下の幅方向全長に亘るように一連に設置した下向き開口断面コ字状にして上下一対のガイドレール46に上記上下各複数の上向き複数の水平ローラー26にそれぞれ被嵌係合することによる自立性保持案内によって上記起立壁の敷地外側と出入開口間に開閉自在に配置した引戸本体4を備えたものとしてある。
本例にあって該引戸門扉Aは、その起立壁1を鉄筋コンクリート壁とし、また引戸本体4をアルミ押出材を用いて構成したアルミ製としてあり、該鉄筋コンクリート壁を敷地から引戸本体4の厚さ程度内側に入った位置に現場施工することによって起立配置し、その敷地外側、即ち、道路側に該道路に面するように引戸本体4を配置し、該引戸本体4の下面に敷設した、鉄筋コンクリート壁の道路側の下位レール3によって、その自重による荷重を支持するとともに上記引戸本体4の上下一対のガイドレール46を、該鉄筋コンクリート壁に設置した上下の上向き複数の水平ローラー26に被嵌することによって、下位レール3の荷重支持下で該引戸本体4の自立性を保持して、該鉄筋コンクリートとこれに隣接する出入開口間を直進開閉するようにしてある。
本例の下位レール3は、これを、上面を地表と面一とするように埋込設置してあり、これによって下位レール3の地表からの突出を防止し、該下位レール3位置を含めて地表をフラットとし、下位レール3の突出による、例えば車椅子等の出入障害や躓きの危険を解消したものとしてある。本例にあって該下位レール3は、例えば矩形乃至方形にして上面をフラット面とし又は、これに、例えば筋目状の滑り止めを付した中空部の下面に前後にフィンを突出したアルミ押出材製とし、上記上面を、例えばコンクリート仕上の地表面と面一として、その埋込設置を行なってある。
下位レール3を、引戸本体4の荷重を支持して転動走行する走行ローラー45は、引戸本体4幅方向下面2ヶ所に垂直に軸支したものとしてあり、本例にあって該走行ローラー45は、引戸本体4の下框42の下面に、これを設置するとともに該下框42の前後に配置した、下端を地表に近接したスカートによってその露出を防止してあり、これによって引戸本体4の下部外観を良好に確保したものとしてある。
また、上記下位レール3には、その出入開口側の先端に戸当支柱6を起立設置するとともに該戸当支柱6に引戸本体4の戸先を受入れ自在の戸当ガイド61を設置してあり、これによって、下位レール3の長手方向中間位置の上記上下の水平ローラー26にガイドレール46の長手方向中間を被嵌係合した引戸本体4を閉鎖したとき、その戸先が揺動するのを防止してある。
本例にあって上記上向き複数の水平ローラー26は、上記鉄筋コンクリート壁の敷地外側上下面にローラーベース2を面付け状に固定して、該ローラーベース2を介して鉄筋コンクリート壁に設置したものとしてあり、このとき該鉄筋コンクリート壁に対するローラーベース2の固定は、これを、該鉄筋コンクリート壁を貫通するボルト28によって敷地内側に向けて引寄せ締着して行なったものとしてある。
即ち、ローラーベース2は、鉄筋コンクリート壁に設置する下面と前面を開放した取付金具22と、該取付金具22にネジ止め固定し、引戸本体4側に突出した一対のブラケット25にそれぞれ水平ローラー26を軸支固定したローラーユニット24によるものとしてある。本例にあって上記取付金具22の鉄筋コンクリート壁への固定は、鉄筋コンクリート壁の施工に際して、一対のボルト挿通管を横断状に埋込設置して、該鉄筋コンクリート壁にこれを貫通するボルト貫通孔23を形成し且つ平坦な取付面をなすベースプレート21を用い、そのボルト貫通孔23にボルト孔を合せて、鉄筋コンクリート壁の背面、即ち、敷地側からボルト貫通孔とボルト孔を貫通したボルト28にナット29を締着固定することによって、該取付金具を鉄筋コンクリート壁の敷地外側面に面接するように敷地内側に向けた引寄せ締着を行ない且つ該取付金具に上記ローラーユニット24を嵌め込み、その側面からネジをローラーユニット24に螺入することによって、該ベースプレート21を介して上記面付け状の固定を行ったものとしてあり、該ローラーユニット24は、必要に応じて上記ネジ位置を前後に移動して、そのブラケット25、即ちこれに軸支固定した上記水平ローラー26の出幅調整をなし得るようにしてあり、これによって鉄筋コンクリート壁固定の水平ローラー26と引戸本体4のガイドレール46の位置関係を調整して、その被嵌係合を確実になし得るようにしてある。
このとき上記上向き複数の水平ローラー26は、これを、引戸本体4の上框41及び下框42の高さ位置に合せて設置するように、そのローラーユニット24を固定するローラーベース2を、該引戸本体4の上框41及び下框42位置に対応する鉄筋コンクリート壁の上記敷地外側面に固定してある。
上下一対のガイドレール46は、これを、該上框41及び下框42からその敷地内側に向けて突出して設置してあり、本例にあって該ガイドレール46は、引戸本体4と同様にアルミ押出材を用いて断面形状を下向きコ字状としたアルミ製にして、その下向き溝に上記水平ローラー26を受入れて、該水平ローラー26の被嵌係合を行なうものとしてあり、これによってガイドレール46が鉄筋コンクリート壁の定位置上下にして上向き複数の水平ローラー26の転動によって、引戸本体4幅方向への直進開閉と常時引戸本体4の自立性を保持するとともにガイドレール46が水平ローラー26の前後及び上方の3面を被覆して、該水平ローラー26の露出やこれによる手挟み等の危険を解消し且つ外観を良好に確保したものとなし得るようにしてある。
本例にあってガイドレール46は、引戸本体4の上框41及び下框42に後付設置する断面コ字状の独立部材としてあり、このとき本例のガイドレール46は、その前後一方の敷地外側面に下向きL字状の嵌合条47を突設し、該嵌合条47を上框41及び下框42に形成した受溝に落し込み状に嵌合して付設することによって、引戸本体の幅方向両端の縦框間上下に一連に設置したものとしてある。
従って、上向き複数の水平ローラー26とガイドレール46の被嵌係合は、これを、引戸本体4の上框41と下框42位置で行なうことによって、上記荷重の支持と自立性を確保して該引戸本体4の安定且つ確実な直進開閉を行なうものとしてある。
このとき本例の引戸門扉Aにあって、上記水平ローラー26のローラーベース2は、これを、鉄筋コンクリート壁の開口側端部近傍に、例えば該端部から引戸本体4における戸先側縦框44の幅分程度入った近傍の上下同一位置に配置して、上記下位レール3にこれに応じた位置に図示省略のストッパーを配置してその鉄筋コンクリート壁の敷地外側における引戸本体4移動距離を規制する一方、引戸本体4の戸先側縦框44には、その道路側においてレバーハンドル49を、敷地側において図示省略の埋込引手を配置したものとしてある。従って引戸本体4を開放したとき、その縦框44が該開口側端部とローラーベース2位置の間に入り込むように納まって、鉄筋コンクリート壁の開口側端部と引戸本体4の戸先側縦框44の先端を面一として、該引戸本体4の開放時における道路側からの外観を良好にしてある。
図中27はローラーベース2の端部キャップ、48はガイドレール46の端部キャップであり、これら端部キャップ27、48によってローラーベース2及びガイドレール46の端部を閉塞することによって、上記ガイドレール46の水平ローラー26被嵌係合の外観を更に向上したものとしてある。
図9乃至図11は他の例を示すもので、図9は、上記ローラーベース2を、鉄筋コンクリート壁の開口側端部の上下同一位置に配置し、下位レール3のこれに応じた位置に同じくストッパーを配置したものとする一方、引戸本体の戸先側縦框44における道路側及び敷地側の双方に上記レバーハンドル49を配置することによって、該引戸本体4の開放時に縦框44を、その幅分が鉄筋コンクリート壁の開口側端部から突出して、引戸本体4が開口側端部を覆うようにして、同じく開放時における道路側からの外観を良好にした例である。
図10及び図11は、上記起立壁1、本例にあっては同じく鉄筋コンクリート壁の開口側端部又はその近傍の敷地外側に、例えば同様にアルミ製のガイド支柱5を添設起立し、該ガイド支柱5の敷地外側上下面にローラーベース2を固定して、上記上向き複数の水平ローラー26を該ローラーベース2を介して設置した例であり、このときローラーベース2は上記と同様のものを用いて、その取付金具22のボルト孔側からボルトをガイド支柱5内のボルト受に螺入して固定し、これに同様にローラーユニット24を固定したものとしてある。このとき、図10は、引戸本体4の戸先側縦框44に、上記と同様に道路側にレバーハンドル49を、敷地側に埋込引手を配置し、戸先側縦框44の先端を鉄筋コンクリート壁と面一として良好な外観を確保した例、図11は、同じく戸先側縦框44の道路側及び敷地側の双方にレバーハンドル49を配置して、戸先側縦框44によって鉄筋コンクリート壁の開口側端部を覆って良好な外観を確保した例である。図9乃至図11のその余は上記例と代らないので同一符号を付してその説明を省略する。
図示した例は以上のとおりとしたが、起立壁を、上記鉄筋コンクリート壁以外の、金属製、木製等の適宜材質によって構成したものとすること、下位レールを、その上面をやや隆起し又は凹陥した断面形状のものとすること、ガイドレールを上框乃至下框に一体成形したものとすること、下向きの断面L字状の部材を引戸本体の上框及び下框に付設してこれら框との間で断面コ字状のガイドレールを形成すること、鉄筋コンクリート壁にボルトを用いてローラーベースを設置するに際して、鉄筋コンクリート壁の施工に際して捨て管を配置し、該捨て管によってボルト貫通孔を形成し、また鉄筋コンクリート壁の施工後にボルト貫通孔をドリルによって後加工すること等を含めて、本発明の実施に当って、起立壁、下位レール、水平ローラー、引戸本体、ガイドレール、必要に応じて用いる戸当支柱、戸当ガイド、鉄筋コンクリート壁、ローラーベース、ガイド支柱等の各具体的形状、構造、材質、これらの関係、これらに対する付加等は上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
A 引戸門扉
1 起立壁
2 ローラーベース
21 ベースプレート
22 取付金具
23 ボルト貫通孔
24 ローラーユニット
25 ブラケット
26 水平ローラー
27 端部キャップ
28 ボルト
29 ナット
3 下位レール
4 引戸本体
41 上框
42 下框
43 受溝
44 縦框
45 走行ローラー
46 ガイドレール
47 嵌合条
48 端部キャップ
49 レバーハンドル
5 ガイド支柱
6 戸当支柱
61 戸当ガイド

Claims (7)

  1. 敷地内側位置に配置した起立壁と、該起立壁とこれに隣接する出入開口に一連に敷設した敷地外側位置の下位レールと、上記起立壁の敷地外側上下の出入開口側端部又はその近傍に設置したそれぞれ上向き複数の水平ローラーと、上記下位レールを転動走行する下面複数の走行ローラーの荷重支持によって該下位レール上を走行し且つ敷地内側面上下の幅方向全長に亘るように一連に設置した下向き開口断面コ字状にして上下一対のガイドレールに上記上下各複数の上向き複数の水平ローラーにそれぞれ被嵌係合することによる自立性保持案内によって上記起立壁の敷地外側と出入開口間に開閉自在に配置した引戸本体を備えてなることを特徴とする引戸門扉。
  2. 上記下位レールを、上面を地表と面一とするように埋込設置してなることを特徴とする請求項1に記載の引戸門扉。
  3. 上記下位レールにおける出入開口側の先端に戸当支柱を起立設置するとともに該戸当支柱に引戸本体の戸先を受入れ自在の戸当ガイドを設置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の引戸門扉。
  4. 上記上向き複数の水平ローラーを、引戸本体の上框及び下框の高さ位置に合せて設置し且つ上下一対のガイドレールを、該上框及び下框からその敷地内側に向けて突出して設置してなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の引戸門扉。
  5. 上記起立壁を鉄筋コンクリート壁とし、該鉄筋コンクリート壁の敷地外側上下面にローラーベースを面付け状に固定して、上記上向き複数の水平ローラーを該ローラーベースを介して設置してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の引戸門扉。
  6. 上記鉄筋コンクリート壁に対するローラーベースの固定を、該鉄筋コンクリート壁を貫通するボルトによって敷地内側に向けて引寄せ締着して行なってなることを特徴とする請求項5に記載の引戸門扉。
  7. 上記起立壁の開口側端部又はその近傍の敷地外側にガイド支柱を添設起立し、該ガイド支柱の敷地外側上下面にローラーベースを固定して、上記上向き複数の水平ローラーを該ローラーベースを介して設置してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の引戸門扉。
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