JP2002322887A - 引違い門扉 - Google Patents

引違い門扉

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JP2002322887A
JP2002322887A JP2001127562A JP2001127562A JP2002322887A JP 2002322887 A JP2002322887 A JP 2002322887A JP 2001127562 A JP2001127562 A JP 2001127562A JP 2001127562 A JP2001127562 A JP 2001127562A JP 2002322887 A JP2002322887 A JP 2002322887A
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door
cantilever
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fence
fulcrum
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Gensaku Arabiki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上を走行するキャスターが無くても、戸体
が片持ちに支持されるだけでなく、片持ちの負担が軽減
され抵抗無い安定した開閉動作が得られる引違い門扉を
提供する。 【解決手段】 地面に立設して固定されるフエンスに出
入口を開閉する戸体が引違いにおいて片持ちに取り付け
られ、その片持ちの取付けについて、フエンスの上部フ
レームと下部フレームとにそれぞれ上下レールを配列
し、戸体にはフエンスとの最小重ね代における前後両端
に上部フレームの上下レールに挟まれる片持用戸車と、
下部フレームの上下レールに挟まれる片持用戸車とを軸
支し、加えて、フエンスには出入口の側の端に戸体をそ
の下で受ける支点戸車を設け、戸体の下面には支点戸車
に受けられる支点移動レールを固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、工場や
学校等の構内出入口に設けられる引違い門扉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の門扉は、一般的に、門柱
間に戸体を引違いに配列されたもので、開くときには一
端または両端に走行させ引違いに重ねて収納される。走
行については台車形式が採られ、地面に複数のレールが
配列されるが、これでは、収納スペースを多く取るなど
の問題があることから、本出願人においては、台車不要
形式を先に提案した(特願平11−265024号)。
【0003】同出願に係る発明では、地面に固定して立
設されるフエンスと戸体とを引違いにして、その重ね代
で戸体を片持ちにするようにしたもので、開閉する戸体
には、閉じたときの最小重ね代の箇所の前後に、フエン
スの上部フレーム(またはそれに配列されるレール)と
係合する戸車と、下部フレームに配列されるレールを受
ける戸車とをそれぞれ軸支したものであった。
【0004】一方、これでは梃子の原理から片持ちに伴
う片荷重から、下端前方(出入口側)の戸車と上端後方
の戸車とに荷重が強力に及ぶことから、これが走行の抵
抗となり開閉が重くなるだけでなく、尻上がりとなり後
部下端の戸車がレールから浮いて外れやすくなることか
ら、これを防止するために、戸車には地上を走行するキ
ャスターを装着し、片荷重を受けるよう防止対策を取っ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、戸体に
キャスターを設けると、地表に凹凸や石等が散らばって
いたり積雪があったりするとそれが走行の障害となり、
また、融雪ホースの配置も障害になるという不都合があ
った。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
地上を走行するキャスターが無くても、戸体が片持ちに
支持されるだけでなく、片持ちの負担が軽減され抵抗無
い安定した開閉動作が得られる引違い門扉を提供するこ
とを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、地面に立設して固定されるフエンス
に出入口を開閉する戸体が引違いにおいて片持ちに取り
付けられ、その片持ちの取付けについて、フエンスの上
部フレームと下部フレームとにそれぞれ上下レールを配
列し、戸体にはフエンスとの最小重ね代における前後両
端に上部フレームの上下レールに挟まれる片持用戸車
と、下部フレームの上下レールに挟まれる片持用戸車と
を軸支し、加えて、フエンスには出入口の側の端に戸体
をその下で受ける支点戸車を設け、戸体の下面には支点
戸車に受けられる支点移動レールを固着したことを特徴
とする引違い門扉を構成した。
【0008】上記の構成によれば、4個の片持用戸車が
それぞれ上下レールと係合することによって片持ちが保
持され、片持ちにおいてフエンスの支点戸車が戸体の荷
重を代表的に受けることになるものである。実施例図3
においてさらに説明すると、仮に支点戸車が無いとすれ
ば、片持ちにおいて戸体の先端部の片荷重が前部下端の
戸車(実施例の図面では別途付した符号aの戸車)を支
点として、後部上端の戸車(bの戸車)が作用点とな
り、梃子の原理から特にその両戸車a,bに倍力の力が
及ぶことになるが、支点戸車の存在から、aの戸車はそ
の下の支点戸車が戸体の荷重を受けるために負担が軽減
される。一方、bの戸車については、支点から作用点ま
での距離が長くなることから、bの戸車には上向きの力
が軽減される。また、bの戸車及びその下方の戸車16
について上向きの力を受けても、レールと係合している
ため円滑に走行することができ、また、外れることも決
してない。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明によれば、戸体3にはフ
エンス1との最小重ね代Eにおいて前後両端に上下片持
用戸車15,16がそれぞれ設けられるが、さらに補助
的に別の片持用戸車を設けることもある。また、フエン
ス1に戸体3が片持ちに取り付けられるが、戸体3にさ
らに別の1以上の戸体を同様の構成により片持ちに取り
付け、連続戸体としても発明の趣旨に反しないものとす
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の引違い
門扉によれば、地上を走行するキャスターが無くても、
戸体が方持ちに支持されるので、石や積雪、融雪ホース
等が開閉の障害にならなく、また、散水ホースなどが絡
むような不都合もなくなる。しかも、支点戸車によっ
て、片持ちの負担が軽減され抵抗無く円滑な開閉動作が
得られ、戸車が外れない安定性も得られるという優れた
効果がある。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1ないし図5は、一実施例を示したもの
で、その引違い門扉は、フエンス1に戸体3を引違いに
おいて片持ちに支持し、フエンス1と門柱5との間がそ
の戸体3によって開閉されるようになっている。なお、
閉じたときに戸体3が門柱5にも支持され、門柱5に当
たったときに最小重ね代Eとなる。
【0013】フエンス1は、左右一対の支柱7,8を地
面に立設し、その間に上下横部材6,6を架設して体型
を強固とし、これに上部フレーム9と下部フレーム10
とを架設し、さらにその間に縦桟11(図面上一部に示
す)を配設したもので、上部フレーム9および下部フレ
ーム10は、それぞれ上下にL型鋼材を対称に配列する
ことによってチャンネル形に形成され、その上下内面に
レール13,13が対向して取り付けられている。
【0014】この上下レール13,13に係合させて、
戸体3に上下計4個の片持用戸車15,16が設けられ
る。また、下部フレーム10の下端からL字形の支持部
材17を垂下することにより、フエンス1の先端、つま
り出入口側の支柱8の側面に支点戸車19を設けてあ
る。そこで、戸体3の荷重を受ける支点が真上の片持用
戸車16(a)に加わるのを緩和し、そのため戸体3の
開閉が円滑となる。なお、戸体3の開く方向端にはスト
ッパー20が設けられる。また、上下フレーム9,10
には水抜き孔22が開けられている。
【0015】戸体3は、矩形の枠組体であって、フエン
ス1と最小重ね代Eとなる後端部に、前後において前記
のレール13,13に挟まれる上下片持用戸車15,1
6が軸支される。また、下端面には支点移動レール21
が取り付けられる。この支点移動レール21がフエンス
1の支点戸車19に常時受けられる。
【0016】門柱5は、戸体3を挟む1対の柱20,2
0からなり、その間に支軸23を架設することにより端
受戸車25が軸支され、これには戸体3の支点移動レー
ル21が閉じたときに先端で受けられる。その先端には
角が取られているので、戸体3は閉じるときの受け及び
開くときの離れが良い。また、端受戸車25の上方に
は、戸体3を止める受ストッパー27,27が上下に設
けられる。これは柱20,20の両方に二跨屈折鋼板を
溶接してなるもので、戸体3を受け入れるように戸体3
が突く方向に凹曲し、内面幅が順次奥行きに狭く形成さ
れる。このように受ストッパー27を形成すると、戸体
3の先が挟まれるので揺れが防止され、また、戸体3が
当たった時の衝撃が緩和される。
【0017】図6ないし図10は他の実施例を示したも
ので、前記実施例とは基本的には同様である。違いにつ
いては、レール13,13について、上下フレーム9,
10を蟻溝形に形成することにより、その口縁がレール
13,13として利用され、その内面に補強部材14,
14が固着される。また、上下フレーム9,10には、
その内側に嵌まる鋼板からなるリブ29が等間隔に配列
して入れてあって、それには片持用戸車15,16が走
行の妨げにならないよう抜ける切欠31が設けられる。
また、このようにすることにより上下フレーム9,10
が強固となることから、フエンス1には上下横部材が省
かれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による引違い門扉を横から見た側面図
である。
【図2】同引違い門扉の平面図である。
【図3】同引違い門扉の正面図である。
【図4】図1のA部の拡大断面図である。
【図5】B部の拡大断面図である。
【図6】他の実施例を示す図1に対応する側面図であ
る。
【図7】同じく図2に対応する平面図である。
【図8】同じく図3に対応する正面図である。
【図9】図6のC部の拡大断面図である。
【図10】D部の拡大断面図である。
【符号の説明】
E 最小重ね代 1 フエンス 3 戸体 4 出入口 5 門柱 9 上部フレーム 10 下部フレーム 13 レール 15,16 片持用戸車 19 支点戸車 21 支点移動レール 29 リブ 31 切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に立設して固定されるフエンスに出
    入口を開閉する戸体が引違いにおいて片持ちに取り付け
    られ、その片持ちの取付けについて、フエンスの上部フ
    レームと下部フレームとにそれぞれ上下レールを配列
    し、戸体にはフエンスとの最小重ね代における前後両端
    に上部フレームの上下レールに挟まれる片持用戸車と、
    下部フレームの上下レールに挟まれる片持用戸車とを軸
    支し、加えて、フエンスには出入口の側の端に戸体をそ
    の下で受ける支点戸車を設け、戸体の下面には支点戸車
    に受けられる支点移動レールを固着したことを特徴とす
    る引違い門扉。
  2. 【請求項2】 上部フレームと下部フレームとが蟻溝形
    の鋼材からなり、その開口上下縁が上下レールとして形
    成され、さらに、上部フレームと下部フレームとに、内
    面に鋼板からなるリブを嵌着して配列し、それに片持用
    戸車が抜ける切欠を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の引違い門扉。
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