JPH0341040Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0341040Y2
JPH0341040Y2 JP1983014971U JP1497183U JPH0341040Y2 JP H0341040 Y2 JPH0341040 Y2 JP H0341040Y2 JP 1983014971 U JP1983014971 U JP 1983014971U JP 1497183 U JP1497183 U JP 1497183U JP H0341040 Y2 JPH0341040 Y2 JP H0341040Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
roadbed
door
gate
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983014971U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59122395U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1497183U priority Critical patent/JPS59122395U/ja
Publication of JPS59122395U publication Critical patent/JPS59122395U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0341040Y2 publication Critical patent/JPH0341040Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、人車の往来を遮断し、または、こ
れを通行させるために、塀等の開口部分に設置す
る門の引戸装置に関する。
従来技術 家庭生活の平穏を維持するためや、部外者の野
放図な立人を防止する等のために、一般住宅・工
場、その他の施設の敷地の周辺には、通常、塀等
が構築され、その一部には、人車の往来に供する
ための開口部分が設けられる。この開口部分に
は、必要に応じて人車の往来を遮断し、または、
これを通行させることができるように、門と、開
閉自在の引戸や扉を設備するのが普通であり、殊
に、大型車輌の通行等のための大規模な門に対し
ては、引戸形式のものが好適である。
かかる大型の門の引戸装置としては、戸車付き
の引戸と、引戸の走行路を形成するコンクリート
路盤と、引戸の走行範囲を規制する一対の戸当り
と、引戸を案内する支柱とからなるものが提案さ
れている(実開昭50−139445号公報)。
このものは、路盤上に、引戸の走行範囲の全長
にわたる長さの走行レールを敷設するとともに、
引戸の走行範囲を規制するために路盤の両端部に
立設してある一対の戸当りは、両者の互いに向い
合う内側の面、すなわち、引戸の走行範囲に対向
する側の面に、引戸の竪枠部分を収納し、引戸を
安定させるための角溝を形成したものであつて、
路盤に対する走行レールの敷設は、コンクリート
によつて路盤を形成する際に、上端縁が一率に路
盤上に突出するようにして走行レール材を埋設す
ることによつて行なわれており、引戸は、路盤上
に突出した走行レール上を、引戸の下枠に設けた
戸車を介して走行するものである。
考案が解決しようとする課題 而して、この従来技術によれば、走行レールの
一部が路盤上に突出しているので、砂や砂利、そ
の他の塵芥が、走行レールに沿つて自然に堆積
し、引戸が滑らかに開閉しないようになるおそれ
があるという重大な欠点がある。殊に、冬期積雪
のみられる地域においては、塵芥のみならず、雪
や氷も走行レールに沿つて積もり易く、また、走
行レールがあるために、路盤上の雪等を完全に除
去することが難しいので、この傾向は一層顕著な
ものとなり、引戸の開閉が一時的に不能となる事
態も稀ではない。さらに、強い季節風を伴う降雪
時においては、雪は、地表に突出する構造物等の
風上側の面に貼り付くように積もる傾向がみら
れ、このような天候時には、いずれか一方または
双方の戸当りの角溝が、吹き付ける雪に覆われて
閉塞してしまうことがあり、この場合には、引戸
の竪枠部分を角溝内に収納することができないの
で、引戸の完全な開閉状態が実現できなくなるお
それもあつた。
そこで、この考案の目的は、路盤上に突出する
走行レールを省略するとともに、路盤の両端部に
立設する戸当りは、これを吹抜け構造とすること
により、引戸の開閉が常に軽快であり、しかも、
積雪地においても何ら支障なく使用することがで
きるように工夫した、新規の門の引戸装置を提供
することにある。
課題を解決するための手段 この目的を達成するための、この考案の構成
は、戸車付きの引戸と、この引戸の走行路を形成
する路盤と、引戸の走行範囲を規制するために、
路盤の両端部に立設した一対の戸当りと、この戸
当りと一直線をなすように戸当りの中間部に立設
し、引戸を案内するための一対の門形の支柱とか
らなり、支柱の内側には、引戸との間にガイドロ
ーラを装着し、戸当りの全体形状を門形とすると
ともに吹抜け構造とし、戸当りの背面側に、引戸
の竪枠と衝接する横桟を設けたことをその要旨と
する。
作 用 而して、この構成によるときは、引戸は、ガイ
ドローラを装着した一対の門形の支柱に案内され
て走行するので、走行レールに依存することな
く、走行時の直進性を確保することができる。し
たがつて、路盤上に走行レールを敷設する必要が
なく、路盤の上面を平担に仕上げることができる
ので、走行レールに沿うて、塵芥や氷雪が堆積す
るようなことがなく、また、路盤上の氷雪等も、
極めて簡単に、これを完全に除去することができ
る。一方、戸当りは、これを吹抜け構造としたこ
とにより、雪は、戸当りの内部に吹き溜ることが
なく、風雪時においても、確実に、引戸の竪枠部
分を戸当り内に収納することができる。
以上のように作用するものである。
実施例 以下、図面を以つて実施例を説明する。
門の引戸装置は、引戸11と、引戸11の走行
路となる路盤12と、引戸11を移動可能に拘束
して案内する一対の支柱13,13と、引戸11
と衝接することによつて、引戸11の走行範囲を
規制する一対の戸当り14,14とからなる。
引戸11は、上枠11aと下枠11bと、竪枠
11c,11cとによつて横長の長方形枠形に形
成するとともに、上枠11aと下枠11bとは、
引戸11の長手方向に設けた多数の柵棒11e,
11e…を介して連結してある。下枠11bの下
面には、引戸11を走行自在に支承する一対の戸
車11d,11dを取り付けてある。
路盤12は、上面12aを平担に仕上げたコン
クリート製の狭道であつて、引戸11の走行路を
形成している。
路盤12の両端部には、一対の戸当り14,1
4を立設してあり、戸当り14,14の中間部に
は、所定間隔を保つて、一対の支柱13,13を
立設してある。ここで、戸当り14,14と、支
柱13,13とは、路盤12の長手方向に一直線
をなすように配置してある。
一対の戸当り14,14は対称構造をなしてお
り、各戸当り14は、対向する一対の縦材14
a,14aの頂部間を、横材14bを介して連結
することにより、全体形状を門形に形成してあ
る。ただし、戸当り14は、引戸11を収容し得
る高さ寸法と幅寸法とを有するものとしてある。
各戸当り14の背面側には、縦材14a,14a
を連結するようにして、2本の横桟14c,14
cを横設してある。したがつて、戸当り14の背
面側には、横桟14c,14cによつて仕切られ
た開口部S1,S2,S3が形成されており、全
体として吹抜け構造となつている。また、各戸当
り14の基部は、路盤12のコンクリート内に埋
込み固定されていて、引戸11の衝接に耐えるも
のとしてある。
一対の支柱13,13は、引戸11を跨ぐよう
にして、路盤12上に立設されている。各支柱1
3は、縦材13a,13aの頂部間を横材13b
を介して連結し、その全体形状を、戸当り14と
ほぼ同形の門形としてある。ただし、支柱13に
は、横桟は設けない。各支柱13の路盤12に対
する固定方法も、戸当り14におけると同様に、
縦材13a,13aの基部を路盤12内に埋め込
むことによる。
各支柱13の縦材13a,13aの内面には、
引戸11との間に、引戸11と接触して転動する
図示しないガイドローラを装着してあるものとす
る。ガイドローラは、引戸11の上枠11aと下
枠11bの各高さに対応する位置に、各一対のも
のを設け、引戸11の上枠11aと下枠11bと
を両側から挾み込むようにして、引戸11を移動
可能に拘束しているものとする。
支柱13,13は、引戸11の直進性を確保す
るため、所定間隔を保つて立設してある。支柱1
3,13と、戸当り14,14との位置関係は、
引戸11を開き切つた状態においても、逆に、こ
れを閉じ切つた状態においても、引戸11が、一
対の支柱13,13のいずれからも離脱しないも
のとしてある。また、引戸11は、所定の通路開
口幅を横断するに足る幅寸法を有するとともに、
戸当り14,14間の距離は、この引戸11を、
完全に通路外へ引き出して収納することができる
ように、引戸11の所要走行範囲に従つて定める
ものとする。
このような構造の門の引戸装置においては、引
戸11は、一対の支柱13,13によつて、その
進行方向と姿勢とを拘束されて、直立状態を維持
しつつ、路盤12上を左右に往復走行することが
できる。すなわち、引戸11は、上枠11aと下
枠11bとの上下2箇所において、ガイドローラ
を介して、支柱13,13によつて拘束されてい
るので、常に、その直立姿勢を維持することがで
きるとともに、所定間隔離れた2箇所を、一対の
支柱13,13によつて拘束されているので、そ
の直進性が確保されている。したがつて、引戸1
1は、走行レールを要することなく、路盤12上
を滑らかに往復走行することができるものとなつ
ている。また、走行レールが不要であることによ
り、路盤12の上面12aは平担に仕上げること
ができるので、路盤12上に、走行レールに沿つ
て、砂や砂利、その他の塵芥や冬期の雪や氷等が
堆積する現象を有効に防止することができ、ま
た、これらが路盤12上にあつても、これらを完
全に除去することが極めて簡単であるので、引戸
11は、季節状態を問わず、滑らかに開閉するこ
とができる。
さらに、各戸当り14は、背面側に横桟14
c,14cを設けた門形の吹抜け構造としてある
ので、その内側に雪が吹き溜まつたりすることが
なく、したがつて、引戸11は、常に、完全に閉
め切り、または、開き切ることができる。このと
き、引戸11の竪枠11cは、戸当り14の背面
側に設けた横桟14c,14cに衝接するに至る
まで、戸当り14の内側に収納することができる
ので、引戸11は、その端部が振れたりするおそ
れがなく、十分な安定性を保つことができる。
なお、支柱13,13に装着するガイドローラ
は、引戸11の上枠11aに対応するもののみと
してもよいものとする。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、一対
の門形の支柱により、引戸の2箇所を移動可能に
拘束することによつて、引戸が走行する際の直進
性を確保するとともに、各支柱は、引戸との間に
ガイドローラを装着することによつて、引戸の直
立姿勢を確保するようにしたので、引戸は、走行
レールを要することなく。直立姿勢を維持して直
進走行することが可能となり、このとき、引戸が
走行する路盤の上面を平坦に仕上げることができ
るので、引戸の走行の障害となる塵芥や氷雪等が
走行レールに沿つて路盤上に堆積することを有効
に防止することができ、また、路盤上からこれら
を完全に除去することも極めて簡単である上、戸
当りは、これを門形の吹抜け構造とすることによ
り、その内側に対する雪の付着や吹溜りを防止す
ることができるので、風雪時等にも、引戸が走行
不能になつたり、完全な閉鎖状態をとれなくなつ
たりするおそれがなく、したがつて、積雪地方に
おいても何ら支障なく使用することができるとい
う顕著な効果を有する。
また、路盤上に走行レールを設ける必要がない
ので、施工が容易であり、通行する車輌等にシヨ
ツクを与えることがないという実用的な効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、実施例を示す全体斜視図である。 11……引戸、11c……竪枠、11d……戸
車、12……路盤、13……支柱、14……戸当
り、14c……横桟。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 戸車付きの引戸と、該引戸の走行路を形成する
    路盤と、該路盤の両端部に立設し、前記引戸の走
    行範囲を規制する一対の戸当りと、該戸当りの中
    間部において、該戸当りと一直線をなすように立
    設し、前記引戸を案内する一対の門形の支柱とか
    らなり、該支柱の内側に、前記引戸との間にガイ
    ドローラを装着した門の引戸装置において、前記
    戸当りは、全体形状を門形とするとともに吹抜け
    構造とし、背面側に、前記引戸の竪枠と衝接する
    横桟を設けたことを特徴とする門の引戸装置。
JP1497183U 1983-02-03 1983-02-03 門の引戸 Granted JPS59122395U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1497183U JPS59122395U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 門の引戸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1497183U JPS59122395U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 門の引戸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59122395U JPS59122395U (ja) 1984-08-17
JPH0341040Y2 true JPH0341040Y2 (ja) 1991-08-28

Family

ID=30146312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1497183U Granted JPS59122395U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 門の引戸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59122395U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50139445U (ja) * 1974-05-02 1975-11-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59122395U (ja) 1984-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070160420A1 (en) Traffic lane separation unit, component member thereof, and mobile traffic lane separation device
US8931216B2 (en) Automatic sliding door systems, apparatus and methods
EP0420363B1 (de) Vorrichtungssystem zur Abdeckung von Gleisanlagen
JPH0341040Y2 (ja)
US10934708B2 (en) Retractable roof structure
CN111236610A (zh) 下挂式移动操作平台
US3120683A (en) Hangar doors
CN2553005Y (zh) 一种道路中央分隔活动护栏
CN213143816U (zh) 高架地铁车站屋面检修装置
EP0833984B1 (en) A noise suppression device for railway tracks
JPH0224880Y2 (ja)
AT512523B1 (de) Fundamentlose Lärmschutzvorrichtung
JPH0224879Y2 (ja)
CN218025128U (zh) 一种防攀爬装置及塔吊
CN214356058U (zh) 一种用于空铁停机库的轨道门安装结构
JPH0436201B2 (ja)
JP2004092292A (ja) 引き戸
RU216605U1 (ru) Консольные откатные ворота
CN216553335U (zh) 一种市政施工防护栏
SU1273485A1 (ru) Ограждение рулежных дорожек аэродромов
JP7431080B2 (ja) 鉄板の敷設構造
JP2001090453A (ja) 引違い門扉
JPH0738640Y2 (ja) 伸縮自在ロングドアの補助走行体
JPH08474Y2 (ja) 門扉用レール
KR20230131564A (ko) 전천후 작업용 루프 시스템