JPH07309979A - ガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents

ガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物

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JPH07309979A
JPH07309979A JP10525494A JP10525494A JPH07309979A JP H07309979 A JPH07309979 A JP H07309979A JP 10525494 A JP10525494 A JP 10525494A JP 10525494 A JP10525494 A JP 10525494A JP H07309979 A JPH07309979 A JP H07309979A
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JP
Japan
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glass fiber
polyolefin resin
component
resin
weight
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JP10525494A
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English (en)
Inventor
Taichi Ogawa
川 太 一 小
Kenji Yoshino
野 健 司 吉
Tomokazu Nagao
尾 智 一 長
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】強度と剛性に特に優れた繊維強化ポリオレフィ
ン樹脂組成物を提供する。 【構成】(A)成分:メルトフローインデックスが20
g/10分以上のポリオレフィン樹脂から選択される1
種又は2種以上、60〜99重量部 (B)成分:メルトフローインデックスが70g/10
分以上で、かつ含有量が1分子鎖当たり0.3〜6.0
個の不飽和カルボン酸または/およびその酸無水物で変
性された変性ポリオレフィン樹脂、40〜1重量部、お
よび (C)成分:アミノシラン系カップリング剤を必須成分
として含むサイジング液で処理され、乾燥後のガラス繊
維全重量に対してアミノシランカップリング剤を0.0
05〜0.50重量%含んだガラス繊維をガラス繊維と
樹脂の総量に対して10〜85重量%含有し、該(C)
成分が2〜50mmの長さでほぼ平行に配列してなるこ
とを特徴とするガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度と剛性に特に優れ
たガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスで強化したポリオレフィン系樹脂
は、通常のポリオレフィン系樹脂よりも、機械的性質、
耐熱性、寸法安定性等が優れているため、自動車、電
気、各種工業部品に広く用いられている。従来より、ガ
ラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物中の樹脂成分で
あるポリオレフィン樹脂とガラス繊維との密着性を改善
するための各種提案がなされている。
【0003】例えば、不飽和カルボン酸やその誘導体で
変性したポリオレフィン樹脂を樹脂組成物の一部または
すべてに用いる方法(特開昭48−56739号、特公
昭49−15467号、特公昭51−29183号、特
公昭62−34258号)、シラン系化合物で表面処理
されたガラス繊維とポリオレフィン樹脂に不飽和カルボ
ン酸、もしくは不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン樹
脂を添加する方法(特公昭49−49029号、特公昭
51−10265号)、ポリオレフィン樹脂、不飽和カ
ルボン酸もしくは不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン
樹脂、シラン系化合物で処理されたガラス繊維とを、有
機過酸化物の存在下で混合する方法(特公昭61−37
298号、特公昭63−11366号、特公昭63−1
1365号)、またポリオレフィン樹脂とガラス繊維よ
りなる系に線状無定形ゴム弾性体を配合したり(特開昭
52−8054号)、タルクやマイカ等の板状充填剤を
配合したり(特開昭53−124558号)、ステアリ
ン酸カルシウムとアルカリ土類金属の酸化物等を配合
(特開昭61−276846号)する等々がある。これ
ら一連の従来技術は、基本的にポリオレフィン樹脂とチ
ョップドストランド等の短繊維とを混合し、押出機で成
形加工することにより繊維強化されるポリオレフィン樹
脂組成物であり、従来より公知のごとく混練中にガラス
繊維の折損することがさけられず、近年の樹脂材料に対
する更なる性能向上要求に対しては、満足すべき補強効
果を確保することが困難である。
【0004】これに対して、ガラス繊維の折損を起こす
ことなく長繊維で強化された樹脂組成物を製造する方法
として、引き抜き成形法がある。この方法は、連続した
強化繊維束を引きながら樹脂成分を含浸するもので、例
えば樹脂のエルマジョン溶液を入れた含浸槽の中を強化
繊維束を通す方法(米国特許第2877501号、英国
特許出願公開第1167849号)、樹脂粉末を強化繊
維束に吹き付けるか粉末を入れた槽の中を強化繊維束を
通し付着させた後樹脂を溶融する方法(特開昭46−4
545号)、含浸槽の中を強化繊維を通しながら含浸槽
に接続された押出機等から含浸槽に溶融した樹脂を連続
して供給する方法(特開昭57−181852号、特開
平3−243308号)等々がある。
【0005】しかし、数千〜数万本のガラス繊維フィラ
メントにポリオレフィン樹脂を完全に含浸させることは
難しいうえ、親水性であるガラス繊維と非極性であるポ
リオレフィン樹脂とは、基本的にぬれ性が悪い欠点があ
る。これらの欠点を改善する方法として、ガラス繊維へ
の溶融樹脂の含浸を容易にするために、メルトフローレ
ート30g/10分以上の低粘度もしくは低分子量のポ
リオレフィン樹脂を用いる方法(特開平5−17631
号、特公平3−25340号)、ポリオレフィン樹脂
に、不飽和カルボン酸で変性したポリオレフィン樹脂を
添加する方法(特開平3−121146号)、オレフィ
ン重合体を含むサイジング剤で処理された繊維束と不飽
和カルボン酸変性ポリオレフィン樹脂とを併用する方法
(特開平3−181528号)等々の提案がなされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが追試した結果、後述するごとく、上記の従来技術
で得られるガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物
は、本発明のガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物
よりもその補強効果が低く、依然多くの改良点を残すこ
とが解った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の欠点にかんがみ鋭意研究の結果、樹脂成分に対し
ては、その樹脂成分ばかりではなく、その構成成分であ
るポリオレフィン樹脂の粘度ならびに変性ポリオレフィ
ン樹脂の粘度及び変性剤の種類とその変性量、他方ガラ
ス繊維に対しては、その表面処理剤中の特定成分の割
合、また表面処理剤中のカップリング剤については、特
にその種類と塗布量等を限定することにより、従来にな
い強固なガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物が得
られることをみいだした。
【0008】すなわち、本発明は、 (A)成分:メルトフローインデックスが20g/10
分以上のポリオレフィン樹脂から選択される1種又は2
種以上、60〜99重量部
【0009】(B)成分:メルトフローインデックスが
70g/10分以上で、かつ含有量が1分子鎖当たり
0.3〜6.0個の不飽和カルボン酸または/およびそ
の酸無水物で変性された変性ポリオレフィン樹脂、40
〜1重量部、および
【0010】(C)成分:アミノシラン系カップリング
剤を必須成分として含むサイジング液で処理され、乾燥
後のガラス繊維全重量に対してアミノシランカップリン
グ剤を0.005〜0.50重量%含み、更に130℃
以上の温度で炭化水素又はハロゲン化炭化水素系溶剤に
は可溶であるが、室温で低級の鎖式アルコール又はケト
ン系溶剤には不溶である成分量が0.01〜0.20重
量%の範囲にあるガラス繊維をガラス繊維と樹脂の総量
に対して10〜85重量%含有し、該(C)成分が2〜
50mmの長さでほぼ平行に配列してなるガラス繊維強
化ポリオレフィン樹脂組成物を提供するものである。
【0011】
【作用】以下本発明をさらに詳細に説明する。本発明に
おける(A)成分のポリオレフィン樹脂は、結晶性ポリ
プロピレン、結晶性エチレン−プロピレン共重合体、ポ
リエチレン、ポリブテン、ポリ−4−メチルペンテン−
1等のα−オレフィン重合体、α−オレフィンとエチレ
ン又はプロピレンとの共重合体等が挙げられる。本発明
においては、これらポリオレフィン樹脂は1種または2
種以上の混合物として用いることもできる。特に、結晶
性ポリプロピレン、結晶性エチレン−プロピレン共重合
体が好適である。
【0012】このポリオレフィン樹脂(A)は、AST
M D−1238法に準拠して測定したメルトフローイ
ンデックスが20g/10分以上のポリオレフィン樹脂
を用いる。好ましくは、メルトフローインデックスが3
0g/10分〜400g/10分のものを用いる。メル
トフローインデックスが20g/10分未満のものを用
いると、ガラス繊維に対するポリオレフィン樹脂の含浸
性が著しく低下し、機械的特性の良好なものが得られな
い。
【0013】次に本発明における(B)成分の不飽和カ
ルボン酸又はその酸無水物で変性された変性ポリオレフ
ィン樹脂は、前述の成分(A)のポリオレフィン樹脂、
特に結晶性ポリプロピレン、結晶性エチレン−プロピレ
ン共重合体などのポリオレフィン樹脂とアクリル酸、メ
タアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、無
水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸またはその酸無水
物との共重合体又はグラフト共重合体等が使用される。
特に本発明においては、マレイン酸および/または無水
マレイン酸との共重合体又はグラフト共重合体が好まし
く、これら変性ポリオレフィン樹脂は1種または2種以
上混合して使用することも可能である。
【0014】また、変性ポリオレフィン樹脂(B)は、
ASTM D−1238法に準拠して測定されたメルト
フロ−インデックスが70g/10分以上、好ましくは
100g/10分以上で、かつ不飽和カルボン酸および
/またはその酸無水物の含有量が1分子鎖当り0.3〜
6.0個、好ましくは0.5〜5.5個の範囲にある変
性ポリオレフィン樹脂を用いる。
【0015】更に、上記適切な添加量範囲での使用にお
いても、変性ポリオレフィン樹脂(B)のメルトフロー
インデックスが、70g/分未満のもの及びメルトフロ
ーインデックス70g/分以上でも、不飽和カルボン酸
又は/及びその酸無水物の含有量が1分子鎖当り0.3
個未満であるもの及び6.0個以上のものを使用した場
合、所望の高強度な樹脂組成物を得ることはできない。
【0016】本発明において用いられる変性ポリオレフ
ィンの製造方法は、特に限定されず公知の方法が利用で
きるが、とりわけ、前記変性剤とラジカル開始剤との共
存下でポリオレフィン樹脂を押出機中で溶融混練して変
性する方法が最も工業的に有利であり、かつ簡便な方法
として推奨される。
【0017】変性ポリオレフィン樹脂の変性量は、キシ
レン−メタノール系で精製された変性ポリオレフィン樹
脂を、公知の適定法、又はIR法により測定されたカル
ボン酸および/またはその酸無水物量と、明確に定めら
れた分子量を有するポリプロピレン標準試料を用いるス
ケールを使って、トリクロロベンゼン溶媒中でG.P.
C(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー)により
測定された分子量との両者から規定される。
【0018】変性ポリオレフィン樹脂(B)は、ポリオ
レフィン樹脂(A)60〜99重量部に対して1〜40
重量部の割合で用いられる。変性ポリオレフィン樹脂
(B)の添加量が1重量部未満では、その添加効果が十
分に発揮されず、低強度のものしか得られない。また4
0重量部超になると、成形品の着色、強度低下、耐熱性
の低下ならびに高価な変性ポリオリフィン樹脂を多量に
使用する観点から経済的にも好ましくない。
【0019】本発明において用いる成分(C)のガラス
繊維は、E−ガラス、S−ガラス,C−ガラス、AR−
ガラス、T−ガラス、D−ガラス、R−ガラス等の長繊
維であり、通常複数のガラス繊維フィラメントを集めた
束をコイル状に巻き取った、いわゆるガラスロービング
の形態をしているものが好適である。ガラス繊維径は、
3〜40μmのものが適している。3μm未満では、同
一ガラス含有量に対する場合、相対的にガラス繊維数が
増すため樹脂の含浸が困難となる。一方、40μmを超
えると成形品の表面外観が著しく悪化する。最適なガラ
ス繊維径は9〜20μmである。
【0020】本発明に用いるガラス繊維(C)は、前記
樹脂成分中に2〜50mmの長さでほぼ平行に配列した
状態で存在する。ガラス繊維の含有量は、ガラス繊維と
樹脂成分との総量に対して、10〜85重量%である。
これよりも少ないと、ガラス繊維による補強効果が少な
く、また85重量%を越えると樹脂の含浸が十分におこ
なえず、製品の表面外観は著しく低下する。
【0021】好ましいガラス繊維の含有量は、20〜8
0重量%であり、更に好ましくは、30〜75重量%で
ある。一方樹脂成分中のガラス繊維の長さが、2mm未
満であると、成形品中のガラス繊維が短くなるために、
特に従来品と比べ機械的強度の顕著な向上は望めない。
一方、50mmを越えると射出成形、押出成形時のホッ
パ内でつまり等がおこり、成形加工性が著しく低下す
る。好ましいガラス繊維の長さは3〜25mmである。
【0022】また、本発明において用いられるガラス繊
維は、アミノシラン系カップリング剤を必須成分として
含むサイジング液で処理され、乾燥後の強化用ガラス繊
維に対して、アミノシラン系カップリング剤を0.00
5〜0.50重量%含み、更に130℃以上の温度で炭
化水素又はハロゲン化炭化水素系溶剤には可溶である
が、室温で低級の鎖式アルコール又はケトン系溶剤には
不溶である成分量が0.01〜0.20重量%の範囲に
あるガラス繊維が好適に用いられる。
【0023】アミノシラン系カップリング剤としては、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン等々の−NH2 基を有機官能基と
して有するシランカップリング剤から選ばれた少なくと
も1種又は2種以上のカップリング剤を用いることがで
きる。
【0024】また、乾燥した強化用ガラス繊維中のアミ
ノシラン系カップリング剤の含有量は、ASTM D−
2408法に準拠して測定され、乾燥した強化用ガラス
繊維中に、0.005〜0.50、好ましくは0.00
8〜0.48重量%の範囲にあるものが好ましい。これ
よりも少ないとガラス繊維の表面処理の効果が発揮され
ず、強度の低いものしか得られない。他方、これよりも
多いと、ガラス繊維束の結束状態が剛直化し、樹脂との
含浸性が著しく低下するので好ましくない。
【0025】130℃以上の温度で炭化水素又はハロゲ
ン化炭化水素系溶剤には可溶であるが、室温で低級の鎖
式アルコール又はケトン系溶剤には不溶である成分と
は、数千本のガラス繊維束を結束させるための集束樹脂
に相当する成分と考えられるが、この成分は樹脂の種類
にかかわらず、乾燥した強化用ガラス繊維中に0.01
〜0.20重量%の範囲にあるものが好適である。これ
よりも少ないと、ガラス繊維束の結束力が弱く、ガラス
長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物の製造に当たり、
大きな支障をきたす。一方これよりも高い場合、ガラス
繊維とマトリックス樹脂との密着性が阻害され、低い強
度のものしか得られない。又、ここで用いる炭化水素又
はハロゲン化炭化水素系溶剤としては、環式、鎖式ある
いは脂肪族または芳香族にかかわらず、沸点が130℃
以上のものであれば良く、そのようなものの例として
は、n−ノナン、n−デカン、デカリン、テトラリン、
キシレン、ジクロルベンゼン等々を挙げることができ
る。
【0026】一方、低級の鎖式アルコール又はケトン系
溶剤としては、室温、常圧で液体のものが望ましく、そ
のようなものの例としては、メチルアルコール、エチル
アルコール、プロピルアルコール、アセトン、メチルエ
チルケトン等々を挙げることができる。
【0027】また、130℃以上の温度で炭化水素又は
ハロゲン化炭化水素系溶剤に可溶ではあるが、室温で低
級の鎖式アルコール又はケトン系溶剤には不溶である成
分量の測定方法は、例えば以下のように求めることがで
きるが、その測定方法は、その本質から外れていないか
ぎり限定されない。
【0028】すなわち、ガラス繊維束を乾燥後精秤し、
その重さをW1 とする。その繊維束を過剰の前記炭化水
素又はハロゲン化炭化水素溶剤中130℃以上の温度で
3時間以上煮沸する。次にガラス繊維束を完全に取り除
き、残った炭化水素又はハロゲン化炭化水素溶剤を大過
剰(10倍以上)の前記鎖式アルコール又はケトン系溶
剤に投入後、一昼夜室温で放置後、生成した沈殿物をろ
過等により収集し、乾燥後、その重量を精秤しW2 とす
る。サイジング剤処理後乾燥された強化用ガラス繊維に
対する130℃以上の温度で炭化水素又はハロゲン化炭
化水素溶剤に可溶ではあるが、室温で低級の鎖式アルコ
ール又はケトン系溶剤には不溶である成分量は、次式か
ら算出される。
【0029】(W2 /W1 )×100(wt%)
【0030】本発明において用いられる強化用ガラス繊
維は上記の如き条件を満たす限り、そのサイジング液の
処理方法については特に限定されるものではない。ま
た、サイジング液には、必要に応じて各種添加剤(pH
調整剤、潤滑剤、帯電防止剤等)を配合するこもでき
る。
【0031】本発明のポリオレフィン樹脂組成物には、
その目的、効果を大きく阻害しない限り、他の熱可塑性
樹脂1種または2種以上を補助的に併用することも可能
である。また目的に応じて、所望の特性を付与するた
め、一般に熱可塑性樹脂に添加される公知の物質、例え
ば酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤等の安定剤、
帯電防止材、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料等の着色
剤、潤滑剤、可塑剤、結晶化促進剤、結晶核剤等をさら
に配合することも可能である。またガラスフレーク、マ
イカ、ガラス粉、ガラスビーズ、タルク、クレー、アル
ミナ、カ−ボンブラック、ウォラストナイト等の板状、
粉粒状の無機化合物、ウィスカー等を併用しても良い。
【0032】本発明のポリオレフィン樹脂組成物の製造
方法は、特に限定しないが、引き抜き成形法が好まし
い。引き抜き成形法は、連続した強化繊維束を引きなが
ら樹脂成分を含浸させる方法である。樹脂を含浸させる
方法には、樹脂のエマルジョン溶液を入れた含浸槽の中
を強化繊維束を通す方法(米国特許第28777501
号、英国特許出願公開第1167849号)、樹脂粉末
を強化繊維束に吹き付けるか粉末を入れた槽の中を強化
繊維束を通し付着させた後樹脂を溶融する方法(特開昭
46−4545号)、含浸槽の中を強化繊維束を通しな
がら含浸槽に接続された押出し機等から含浸槽に溶融し
た樹脂を連続して供給する方法(特開平3−24330
8号)等のいずれの方法を用いることができる。これら
のうち、装置およびプロセスの簡便さから、加熱溶融し
た樹脂を、バ−、ロール、ダイス上でガラス繊維を開繊
させながら含浸させる方法が最も好ましい。
【0033】本発明のガラス繊維樹脂組成物の溶融成形
は、通常の射出成形機、インジェクション−プレス成形
機、単軸及び2本軸押出機、加熱プレス成形機等を使用
して行うことができる。成形品は通常の射出成形品、異
型押し出しによる棒状、板状の異型押出成形品あるいは
シートなどが例示される。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例、比較例、参考例を挙
げて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0035】(参考例1)変性ポリオレフィン樹脂の調
整法。 メルトフローインデックス1.5g/10分、3g/1
0分、8g/10分、30g/10分のポリプロピレン
ホモポリマーあるいはメルトフローインデックス2g/
10分のポリプロピレンブロック共重合体100重量部
に対して、無水マレイン酸1〜5重量部、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン又
はジクルミルパーオキサイド0.1〜0.5重量部の混
合物をベント付2軸押出機を用い、180〜230℃の
温度範囲で溶融混練、押し出しすることにより下表の6
種の変性ポリオレフィン樹脂を得た。また、一部市販の
高変性量低分子量ポリプロピレンホモポリマーについて
も検討した。
【0036】 ────────────────────────────────── メルトフローインデックス 変性量 (g/10分) (1分子鎖当たりの個数) ────────────────────────────────── 120 1.5(ポリプロピレンホモポリマー) 450 1.0(ポリプロピレンホモポリマー) 65 1.5(ポリプロピレンホモポリマー) 250 5.5(ポリプロピレンホモポリマー) 110 0.2(ポリプロピレンホモポリマー) 560 10.0(市販品) 100 3.0(ポリプロピレンブロック共重合体) ──────────────────────────────────
【0037】(実施例1〜6)メルトフローインデック
スが60g/10分のポリプロピレンホモポリマーとメ
ルトフローインデックスが120g/10分で、かつ変
性量が1.5である変性ポリプロピレン樹脂との混合比
率(樹脂成分中の変性ポリプロピレンの含有量、実施例
1:14.3wt%、実施例2:16.7wt%、実施
例3:20wt%、実施例4:25wt%、実施例5:
30wt%、実施例6:37wt%)を変えて、押出機
にて220℃で溶融混合し、280℃に設定された含浸
浴槽に溶融した樹脂混合物を供給するとともに、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランを0.05重量%(強
化用ガラス繊維の全重量に対する値、以下GF基準とす
る)、オレフィン系集束樹脂(不飽和カルボン酸変性ポ
リプロピレン)を0.10重量%(GF基準)含有した
平均繊維径16μmのガラスフィラメント約2200本
又は1100本が集束されたガラスロービング(1〜1
0本)を含浸浴槽に設置されたロール上に交互に通し、
張力をかけロール上でガラスフィラメントを開繊させな
がら、ロービングを引き抜き、ガラス繊維に樹脂成分を
含浸させた。実施例1〜6では、ガラスフィラメント数
及びロービング数を変えることにより、樹脂成分とガラ
ス繊維との含浸比率(ガラス繊維含有量実施例1:30
wt%、実施例2:40wt%、実施例3:50wt
%、実施例4:60wt%、実施例5:67wt%、実
施例6:73wt%)を変化させた。
【0038】樹脂を含浸させたガラス繊維は直径2.5
mmのダイを通した後冷却し、カッターで10mmの長
さに細断しペレット状にした。このペレットを型締力5
0tの射出成形機にて、射出成形温度240℃金型温度
60℃の条件で射出成形し試験片とした。試験の評価は
表1に示す。
【0039】尚、物性測定は下記の通りである。 曲げ強度 ASTM D−790に準拠 曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠 成形品の表面外観 肉眼観察
【0040】また、ガラス繊維中のγ−アミノプロピル
トリエトキシシランの含有量は、ASTM D−240
8に準拠して測定し、他方、ガラス繊維中の130℃以
上の温度で炭化水素又はハロゲン化水素系溶剤に可溶で
はあるが、室温で低級の鎖式アルコール又はケトン系溶
剤には不溶である成分量(以下、集束樹脂相当成分量と
する)の測定は、以下のごとく実施した。サイジング処
理後乾燥したガラス繊維束100g(W1 )を精秤し、
2lのキシレン溶剤中140〜135℃で3時間以上煮
沸した。次に、キシレン溶剤中のガラス繊維束を完全に
取り除き、残ったキシレン溶剤2Lを、約50cc程度
まで濃縮後、2Lのメチルアルコール中に投入した。一
昼夜室温で放置後、生成した沈殿物をろ過により分別
し、良く乾燥後、その重量(W2 )を精秤し、下式より
算出される測定値をもって、集束樹脂相当成分量とし
た。
【0041】(W2 /W1 )×100(wt%)
【0042】また、ガラス繊維含有量の測定は前記ペレ
ット10gを520℃で3時間灰化し、灰化後の残量よ
り算出した。
【0043】(比較例1〜2)変性ポリプロピレン樹脂
の含有量が0.4重量%(樹脂成分基準で0.8重量
部)(比較例1)と25重量%(樹脂成分基準で50重量
部)(比較例2)である以外は、実施例3と同様の成分を
用いて同様に射出成形し試験片とした。試験結果を表1
に示す。
【0044】(実施例7)変性ポリプロピレン樹脂含有
量が2.5重量%(樹脂成分基準で5重量部)である以
外は、比較例1〜2あるいは実施例3と同様に射出成形
し試験片とした。試験結果を表1に示す。
【0045】(実施例8〜9、比較例3)ポリプロピレ
ンポリマーのメルトフローインデックスが30g/10
分(実施例8)、330g/10分(実施例9)、15
g/10分(比較例3)と異なる以外は、実施例3と同
様に射出成形し試験片とし、同様の試験を行った。結果
を表2に示す。表2の結果から、充分な機械的強度を得
るにはポリオレフィン樹脂のメルトフローインデックス
はすくなくとも20g/10分以上が必要であることが
わかる。
【0046】(実施例10〜11、比較例4〜6)異な
るメルトフローインデックスと変性量の変性ポリプロピ
レン樹脂、メルトフローインデックス450g/10分
で変性量1.0(実施例10)、メルトフローインデッ
クス250g/10分で変性量5.5(実施例11)、
メルトフローインデックス65g/10分で変性量1.
5(比較例4)、メルトフローインデックス110g/
10分で変性量0.2(比較例5)、メルトフローイン
デックス560g/10分で変性量10.0(比較例
6)を用いた以外は、同様の条件で実験を行った。試験
結果を表2に示す。変性ポリオレフィン樹脂のメルトフ
ローインデックスと変性量の両者が適正な範囲(メルト
フローインデックスが70g/10分以上でかつ変性量
が0.3〜6.0)にあることが必要であることがわか
る。
【0047】(実施例12〜14、比較例7〜8)ガラ
ス繊維中のγ−アミノプロピルトリエトキシシランの含
有量を、0.008wt%(実施例12)、0.20w
t%(実施例13)、0.48wt%(実施例14)、
0.004wt%(比較例7)、0.55wt%(比較
例8)に変えたガラス繊維を用いた以外は同様の条件で
実験を行った。結果を表2に示す。表2の結果から、ガ
ラス繊維中のアミノシラン含有量には適正な範囲(0.
005〜0.50wt%)があることがわかる。
【0048】(実施例15〜16、比較例9〜10)ガ
ラス繊維中の集束樹脂相当分成分量を、0,02wt%
(実施例15)、0.18wt%(実施例16)、0.
005(比較例9)、0.25wt%(比較例10)に
変えたガラス繊維を用いた以外は同様の条件で実験し
た。結果を表2に示す。ガラス繊維中の集束樹脂相当成
分量にも適正な範囲(0.01〜0.20wt%)が存
在することがわかる。
【0049】(実施例17〜18)ガラス繊維中の集束
樹脂をポリオレフィン系からポリウレタン(実施例1
7)及びポウレタンとポリオレフィンの混合物(実施例
18)にかえた以外は、実施例3と同様の条件で試験片
を作成した。試験結果を表2に示す。集束樹脂相当成分
量が前記の適正な範囲の入っていれば、集束樹脂の種類
の影響は無視できることがわかる。
【0050】(実施例19)ポリオレフィン樹脂とし
て、メルトフローインデックス65g/10分のポリプ
ロピレンブロック共重合体を用いた以外には、実施例1
5と同様にして試験片を作成した。試験結果を表3に示
す。
【0051】(実施例20)変性ポリオレフィン樹脂と
して、メルトフローインデックス100g/10分で、
かつ変性量が1分子鎖当たり3個のポリプロピレンブロ
ック共重合体を用いた以外は実施例15と同様にして試
験片を作成し、試験を行った。結果を表3に示す。
【0052】(比較例11〜12)実施例15、19、
20等で用いたガラス繊維を長さ3mmに切断したチョ
ップドストランド30重量%(比較例11)、及び40
重量%(比較例12)と実施例15で用いたポリプロピ
レン樹脂と変性ポリプロピレン樹脂とを2軸押出機を用
いて、270℃で混合押出して、長さ10mmのペレッ
トを得た後、実施例1と同様に射出成形し、試験片を作
成し、評価した。結果を表3に示す。
【0053】(比較例13)ガラス繊維の表面処理剤と
して、エポキシシラン(γ−グリシドオキシプロピルト
リメトキシシラン)を用いた以外は、実施例15と同様
の条件で試験片を作成し、評価した。結果を表3に示
す。
【0054】(比較例14)変性ポリオレフィン樹脂と
して、エポキシ変性ポリプロピレン樹脂(メルトフロー
インデックス90g/10分、グリシジルメタアクリレ
ート含有量1.5)を用いた以外は実施例15と同様の
条件で試験片を作成し、評価を行った。結果を表3に示
す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【発明の効果】本発明は、ポリオレフィン樹脂と変性ポ
リオレフィンとから成る樹脂成分に対し、その樹脂組成
ばかりでなく、その構成成分であるポリオレフィン樹脂
の粘度ならびに変性ポリオレフィン樹脂の粘度及び変性
剤の種類と変性量、他方ガラス繊維に対しては、その表
面処理剤中の特定成分の含有量、特にカップリング剤に
ついては、その種類と塗布量等を限定することにより、
従来にない強度と剛性とを有するガラス繊維強化ポリオ
レフィン樹脂組成物を供与するものであり、その工業的
価値は高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)成分:メルトフローインデックスが
    20g/10分以上のポリオレフィン樹脂から選択され
    る1種又は2種以上、60〜99重量部 (B)成分:メルトフローインデックスが70g/10
    分以上で、かつ含有量が1分子鎖当たり0.3〜6.0
    個の不飽和カルボン酸または/およびその酸無水物で変
    性された変性ポリオレフィン樹脂、40〜1重量部、お
    よび (C)成分:アミノシラン系カップリング剤を必須成分
    として含むサイジング液で処理され、乾燥後のガラス繊
    維全重量に対してアミノシランカップリング剤を0.0
    05〜0.50重量%含み、更に130℃以上の温度で
    炭化水素又はハロゲン化炭化水素系溶剤には可溶である
    が、室温で低級の鎖式アルコール又はケトン系溶剤には
    不溶である成分量が0.01〜0.20重量%の範囲に
    あるガラス繊維をガラス繊維と樹脂の総量に対して10
    〜85重量%含有し、該(C)成分が2〜50mmの長
    さでほぼ平行に配列してなることを特徴とするガラス繊
    維強化ポリオレフィン樹脂組成物。
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