JPH07309814A - ジニトロトルエンの製造方法 - Google Patents

ジニトロトルエンの製造方法

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JPH07309814A
JPH07309814A JP5304606A JP30460693A JPH07309814A JP H07309814 A JPH07309814 A JP H07309814A JP 5304606 A JP5304606 A JP 5304606A JP 30460693 A JP30460693 A JP 30460693A JP H07309814 A JPH07309814 A JP H07309814A
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    • C07C201/08Preparation of nitro compounds by substitution of hydrogen atoms by nitro groups
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    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
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    • C07C205/06Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton having nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 生成水の蒸留除去に反応エンタルピーを用い
る断熱条件下でのジニトロトルエンの異性体混合物の連
続的製造方法。 【構成】 次の条件によるジニトロトルエンの異性体混
合物の一段階連続的製造方法。 a)トルエンを (i)A)約60〜約90重量%の硫酸、 B)約1〜約20重量%の硝酸及び C)5重量%以上の水からなる無機成分約80〜約10
0重量%及び (ii)A)約70〜約100重量%のジニトロトルエン
異性体及び B)約0〜約30重量%の副生物を含有する有機成分約
0〜約20重量%からなる混酸と断熱条件下でかつ硝酸
対トルエンのモル比2:1以上に維持して反応させ、 b)反応混合物を反応器から120℃以上で連続的に除
去し、 c)b)での除去反応混合物を上方の生成物相と下方の
酸相とに分離し、 d)c)での分離生成物相を仕上げ、 e)c)での分離酸相中の水を10%以上フラッシュ蒸
発により除去し、 f)e)からの酸相に約50〜約100重量%の硝酸を
添加し g)f)の酸相をa)に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルエンを混酸(ni
trating acid)で断熱条件下にて一段階で
ニトロ化することにより、ジニトロトルエンを製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】混酸としても知られている硫酸と硝酸と
の混合物でのニトロ化により、芳香族化合物が対応する
ニトロ芳香族化合物に転化され得る、ということは公知
である(例えば、「ムスプラット(Muspratt)
及びホフマン(Hofmann),“リービッヒの化学
年鑑(hiebigs Ann.Chem.)”,5
7,201(1846)」参照)。大きなスケールで
は、ニトロ化反応は等温的に(即ち、反応熱はその生成
場所(攪拌容器、ループ型反応器等)にて冷却剤により
除去される。)行われてきたし、またしばしば依然行わ
れている。このことは、ジニトロトルエンの大規模製造
にも当てはまる。ジニトロトルエンは一般に、等温条件
下にて二段階で製造される(例えば、「ウルマン(Ul
lman),“工業化学百科辞典(外1)”,第4版,
第17巻,第392頁」参照)。
【外1】 この公知の処理操作の主な欠点は、等温反応条件を維持
するために(冷却)並びにその後に酸相から反応水を蒸
留により除去するために(加熱)、両方とも多量のエネ
ルギーが必要とされることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トル
エンをジニトロ化するための新規な方法を提供すること
であり、しかして該方法では、ニトロ化過程中生成する
酸相から反応水を除去するのに反応熱(エンタルピー)
が用いられる。本発明の目的はまた、断熱条件下でジニ
トロトルエンを製造するためのエネルギー効率のよい連
続方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】これらの目的並びに当業
者に明らかであろう他の目的は、トルエンを特定組成の
混酸と断熱条件下で反応させ、当該反応混合物のいくら
かを少なくとも120℃の温度にて連続的に除去し、回
収された反応混合物を上方の生成物相と下方の酸相とに
分離し、生成物相を仕上げてジニトロトルエンを回収
し、下方の酸相からフラッシュ蒸発により水を除去し、
この下方の酸相に50〜100重量%の硝酸を添加し、
そしてこの酸相を再循環させることにより達成される。
【0005】断熱反応条件下での芳香族化合物のニトロ
化は、数多くの先行特許明細書に開示されている。例え
ば米国特許第3,928,475号、第4,021,4
98号、第4,091,042号及び第4,453,0
27号並びにEP−A(欧州特許出願公開公報)第0,
436,443号が参照される。しかしながら、これら
の先行技術方法の各々は、モノニトロ化に対してのみ用
いられる。これらの刊行物に与えられた例のいずれに
も、ニトロ化されるべき芳香族化合物としてトルエンは
挙げられていない。このことは恐らく、ジニトロ化がモ
ノニトロ化よりもかなり強烈な反応条件(少なくとも当
量の混酸及び高い反応温度の使用)を必要とする事実に
因ろう。ニトロ化されるべき芳香族化合物の性質とは無
関係に、多量の不所望の副生物の生成が予期される。ト
ルエンの酸化され易いメチル基が、強烈なジニトロ化条
件から残存するとは期待されない。
【0006】
【発明の効果】トルエンのジニトロ化を含めて芳香族化
合物のジニトロ化が下記に述べる断熱反応条件下で満足
的に行われ得る、ということが今般見出された。
【0007】本発明は、トルエンのニトロ化によるジニ
トロトルエンの異性体混合物の連続的製造方法に向けら
れる。この方法において、トルエンが、一段階にて連続
運転型反応器中において断熱条件下で混酸と反応され
る。該混酸は、(i)約80〜約100重量%の無機成
分及び(ii)0〜約20重量%の有機成分から組成され
る。該無機成分は実質的に約60〜約90重量%の硫
酸、約1〜約20重量%の硝酸及び少なくとも5重量%
の水から成る。該有機成分は、約70〜約100重量%
のジニトロトルエン異性体及び約0〜約30重量%の副
生物から成る。硝酸対トルエンのモル比は、少なくとも
2:1のレベルに維持される。反応混合物は少なくとも
120℃の温度にて連続的に反応器を去り、次いで上方
の生成物相と下方の酸相とに分離される。生成物相は公
知のやり方で仕上げられて、生成物ジニトロトルエンが
回収される。酸相から少なくとも10重量%の水が、随
意に付随的熱供給でもって、蒸留(フラッシュ蒸発)に
より除去される。次いで、酸相は、約50〜約100重
量%の硝酸の添加後本方法の操作の始点に戻される。
【0008】本発明の方法に用いられる混酸は、(i)
実質的に約60〜約90重量%好ましくは約65〜約8
5重量%の硫酸、約1〜約20重量%好ましくは約1〜
約15重量%の硝酸及び少なくとも5重量%好ましくは
10重量%未満でない水から成る、約80〜約100重
量%の無機成分並びに(ii)約70〜約100重量%の
ジニトロトルエン異性体及び約0〜約30重量%の有機
副生物から成る、約0〜約20重量%の有機成分、から
組成される。約5〜約20重量%の硝酸含有率を有する
混酸が用いられる場合、導入温度は好ましくは100℃
より低い。1〜15%の硝酸含有率を有する混酸が用い
られる場合、導入温度は好ましくは100℃より高い。
【0009】
【作用】混酸の有機成分中に存在し得る有機副生物は、
モノニトロトルエン、トリニトロトルエン、クレゾール
及びカルボン酸を含む。これらの副生物は連続的な反応
サイクルの過程を妨害せず、何故ならそれらはより後の
サイクル(latercycle)においてジニトロト
ルエンに酸化され(モノニトロトルエン)、生成物がア
ルカリ条件下で洗浄される時に排出され(酸,クレゾー
ル)、二酸化炭素と水に酸化され、あるいは微量にて生
成物中に残される(トリニトロトルエン)からである。
本方法の操作の始点において、混酸は一般に、全部が無
機成分から組成される。しかしながら、本方法は、上記
のタイプの有機成分を含有する無機酸相が硝酸の添加後
本方法の操作の始点に戻される連続方法であるので、ニ
トロ化されるべきトルエンと混合される混酸は、上記の
タイプの有機成分を含有する。本方法が循環されている
間、循環する酸及び新鮮な硝酸から生成される混酸は、
好ましくは約80〜約99.9重量%の無機成分(i)
及び約0.1〜約20重量%の有機成分(ii)から組成
される。
【0010】本発明の方法において、混酸はニトロ化さ
れるべきトルエンと連続的に混合される。これらの成分
の割合は、少なくとも2:1好ましくは2:1ないし
2.2:1の硝酸対トルエンのモル比に相当する。混酸
とトルエンとを混合する前に、これらの出発物質の温度
は好ましくは、混酸の硝酸含有率に基づいて選択される
温度に上げられる。それらの反応体の温度は、混酸が約
5〜約20重量%の硝酸を含有する場合、100℃未満
好ましくは80℃未満の温度に上げられ得る。該反応体
の温度は、混酸が約1〜約15重量%の硝酸を含有する
場合、100℃より高く好ましくは120℃より高く上
げられ得る。
【0011】連続操作において逆混合が実質的に防がれ
得るいかなる反応器も、本発明の方法を実施するのに原
則的に適する。例えば管状反応器はこの目的に適する。
高級鋼、タンタル、エナメル鋼又はガラス製の管状反応
器が特に好ましい。攪拌機、回転子−固定子装置、混合
ポンプ、ノズル及び静的混合機のような公知の混合装置
のいずれも、出発物質を混合するのに用いられ得る。本
発明のニトロ化中熱の除去は一般になされない(断熱条
件)。本方法に付されるトルエンの完全な反応のために
充分な滞留時間後反応器を去る反応混合物は、一般に少
なくとも120℃好ましくは約140〜約220℃の温
度にある。生成物混合物の排出温度は、出発物質の導入
温度より少なくとも10℃高い。ある場合には、温度が
あまりにも高く上昇するのを防ぐために外部冷却が用い
られ得る。熱い反応混合物は、反応器を去った後相分離
に付される。この混合物は、生成物相(上相)と酸相
(下相)とに分離される。
【0012】生成物相が公知の処理操作のいずれかによ
り仕上げ(例えば、生成物に付着の微量の酸の洗出)ら
れた後、回収された生成物は、7重量%未満好ましくは
6重量%未満のオルト異性体を含有する実質的に(即
ち、一般に少なくとも98重量%の)異性体ジニトロト
ルエンである。この生成物は、80±2:20±2の
2,4−ジニトロトルエン対2,6−ジニトロトルエン
の重量比を有する。該生成物中のモノニトロトルエンの
量は、2,000ppm(重量)未満である。トリニト
ロトルエンは、2,000ppm(重量)未満にて存在
する。本発明の好ましい具体例では、生成物は、他の公
知の方法により仕上げる(付着の微量の酸の洗出)より
むしろ結晶化される。相分離から得られた熱い酸相は、
随意に付随的熱供給でもって、真空下での蒸発により少
なくとも10%の水が除去される。次いで、残存する酸
相は約50〜約100重量%好ましくは約60〜約70
重量%の硝酸と混合されて、上記に指摘した組成を有す
る混酸が再び得られそして本方法の操作の始点に戻され
る。
【0013】
【実施例】本発明を次の例で一層詳細に説明する。これ
らの例において与えられている百分率はすべて、重量百
分率である。 例1 2.16:1の硝酸対トルエンのモル比に相当する11
3.4g/h(1.233mol/h)のトルエン及び
1445.9g/hの組成73.6:11.6:14.
8(H2 SO4 :HNO3 :H2 Oの重量部)を有する
混酸を、逆混合が起こらないように設計された反応器中
に、2基の別々の計量供給ポンプから40℃(出発物質
の温度)にて連続的に導入した。この目的のために用い
られた該反応器は、0.6mmの内径を有する高級鋼製
の20m長の反応管であった。両成分は、それらが該反
応器中に入る直前に混合された。該反応器中の滞留時間
は約20秒であった。断熱条件下で得られかつ約160
℃の温度にある反応生成物を、直ちに相分離に付した。
上方の生成物相を公知のやり方で仕上げた(水で洗浄、
ソーダで洗浄、水で2回洗浄)。単離された生成物の収
量は、170.9g/h(76.2%)であった。水性
の酸相をトルエンで抽出することにより、更に52.0
g/h(23.2%)のニトロ化生成物が得られた。一
緒にしたニトロ化生成物は、76%の2,4−ジニトロ
トルエン、19%の2,6−ジニトロトルエン及び4.
5%未満のo−ジニトロトルエンを含有していた。モノ
ニトロトルエンの量及びトリニトロトルエンの量は、各
々1000ppm(重量)未満であった。
【0014】例2 2.15:1の硝酸対トルエンのモル比に相当する14
0.3g/h(1.52mol/h)のトルエン及び3
552.5g/hの組成76.9:5.8:17.3
(H2 SO4 :HNO3 :H2 Oの重量部)を有する混
酸を、逆混合が起こり得ない反応器中に、2基の計量供
給ポンプから120℃(出発物質の温度)にて連続的に
導入した。用いられた反応器は、長さ20mで内径0.
99mmの高級鋼製の反応管であった。両成分は、それ
らが該反応器中に入る直前に混合された。該反応器中の
滞留時間は約20秒であった。断熱条件下で得られかつ
約165℃の温度にある反応生成物を、直ちに相分離に
付した。上方の生成物相を公知のやり方で仕上げた(水
で洗浄、ソーダで洗浄、水で2回洗浄)。単離された生
成物の収量は、140.3g/h(50.6%)であっ
た。水性の酸相をトルエンで抽出することにより、更に
134.5g/h(48.5%)のニトロ化生成物が得
られた。一緒にしたニトロ化生成物は、74.8%の
2,4−ジニトロトルエン、18.7%の2,6−ジニ
トロトルエン及び5.6%未満のo−ジニトロトルエン
を含有していた。モノニトロトルエンの存在量及びトリ
ニトロトルエンの存在量は、各々1000ppm(重
量)未満であった。
【0015】例3 72.6g/h(0.788mol/h)のトルエン及
び3681.3g/hのH2 SO4 :HNO3 :H2
の重量部の組成78.5:2.9:18.6を有する混
酸(2.15:1の硝酸対トルエンのモル比に相当す
る。)を、逆混合が起こり得ない反応器中に、2基の別
々の計量供給ポンプから140℃(出発物質の温度)に
て連続的に導入した。用いられた反応器は、長さ20m
で内径0.99mmの高級鋼製の反応管であった。両成
分は、それらが該反応器中に入る直前に混合された。該
反応器中の滞留時間は約20秒であった。断熱条件下で
得られかつ152℃の温度にある反応生成物を、直ちに
相分離に付した。上方の生成物相を公知のやり方で仕上
げた(水で洗浄、ソーダで洗浄、水で2回洗浄)。単離
された生成物の収量は、142.4g/h(99.2
%)であった。モノニトロトルエンの存在量及びトリニ
トロトルエンの存在量は、各々1000ppm(重量)
未満であった。得られた廃酸は、濃縮されそして新鮮な
硝酸の補給後再び用いられた。
【0016】本発明は次の態様を含む。 1.ジニトロトルエンの異性体混合物の一段階連続的製
造方法において、 a)(1)トルエンを (2)(i)A)約60〜約90重量%の硫酸、 B)約1〜約20重量%の硝酸及び C)少なくとも5重量%の水 から組成された無機成分約80〜約100重量%及び (ii)A)約70〜約100重量%のジニトロトルエン
異性体及び B)約0〜約30重量%の副生物を含有する有機成分約
0〜約20重量% から成る混酸と断熱条件下でかつ硝酸対トルエンのモル
比が少なくとも2:1のレベルに維持されるような量に
て反応させ、 b)反応混合物を反応器から少なくとも120℃の温度
にて連続的に除去し、 c)b)で除去された反応混合物を上方の生成物相と下
方の酸相とに分離し、 d)c)で分離された生成物相を仕上げ、 e)c)で分離された酸相中に存在する水を少なくとも
10%フラッシュ蒸発により除去し、 f)e)からの酸相に約50〜約100重量%の硝酸を
添加しそして g)f)の酸相をa)に戻す ことを特徴とする上記方法。
【0017】2.出発物質が、工程a)に付される前に
100℃より低い温度にあり、そして混酸が約5〜約2
0重量%の硝酸を含む、上記1の方法。 3.出発物質が、工程a)に付される前に≧100℃の
温度にあり、そして混酸が約1〜約15重量%の硝酸を
含む、上記1の方法。 4.工程b)において反応器を去る反応混合物が、12
0℃より高い温度でかつ、工程a)に付される前の出発
物質の温度より少なくとも10℃高い温度にある、上記
1の方法。 5.生成物相を工程d)において結晶化により仕上げ
る、上記1の方法。
【0018】本発明は説明の目的のために上記に詳細に
記載されているけれども、かかる詳細は専ら該目的のた
めであること、並びに請求項により限定され得る場合を
除いて、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種
々の変更態様が本発明において当業者によりなされ得る
ことが理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ・ズンダーマン ドイツ連邦共和国デイー51375 レーフエ ルクーゼン、トレプトヴアー・シユトラー セ 5 (72)発明者 ウーベ・イエンス・ツアルナツク ドイツ連邦共和国デイー25541 ブルンス ビユツテル、ウーリツツエルン 2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジニトロトルエンの異性体混合物の一段
    階連続的製造方法において、 a)(1)トルエンを (2)(i)A)約60〜約90重量%の硫酸、 B)約1〜約20重量%の硝酸及び C)少なくとも5重量%の水 から組成された無機成分約80〜約100重量%及び (ii)A)約70〜約100重量%のジニトロトルエン
    異性体及び B)約0〜約30重量%の副生物 を含有する有機成分約0〜約20重量%から成る混酸と
    断熱条件下でかつ硝酸対トルエンのモル比が少なくとも
    2:1のレベルに維持されるような量にて反応させ、 b)反応混合物を反応器から少なくとも120℃の温度
    にて連続的に除去し、 c)b)で除去された反応混合物を上方の生成物相と下
    方の酸相とに分離し、 d)c)で分離された生成物相を仕上げ、 e)c)で分離された酸相中に存在する水を少なくとも
    10%フラッシュ蒸発により除去し、 f)e)からの酸相に約50〜約100重量%の硝酸を
    添加しそして g)f)の酸相をa)に戻すことを特徴とする上記方
    法。
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