JP2004250452A - ジニトロトルエンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルエンの二段階のニトロ化によりジニトロトルエンを製造する方法。
【解決手段】第1段階でトルエンをニトロ化用混酸と断熱的に反応させ、その際トルエンの少なくとも90%が反応し、使用されるトルエンの70%以下が反応してジニトロトルエンを形成し、モノニトロトルエンを有する有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、硫酸を有する水性酸相をフラッシュ蒸発により濃縮し、得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応に循環させおよび/または第2段階の反応に循環させおよび/または第2段階の濃縮に循環させ、第2段階で、第1段階からのモノニトロトルエンを有する有機相をニトロ化用混酸と等温的に完全に反応させ、有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、硫酸を有する水性酸相を真空蒸発により濃縮し、得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応および/または第2段階の反応に循環させる。
【選択図】図1

Description

本発明は二段階の工程でトルエンをニトロ化用混酸でニトロ化してジニトロトルエン(DNT)を形成する方法に関し、その際第1段階を断熱的に実施し、第2段階を等温的に実施する。
ジニトロトルエン(DNT)はポリウレタンを製造する原料として使用されるトルエンジイソシアネートの前駆物質である。ジニトロトルエンを製造する通常の工業的方法は、トルエンと、ニトロ化用混酸、硝酸と硫酸の混合物との等温的二段階反応である(非特許文献1参照)。この方法において、まずモノニトロトルエンの異性体の混合物を製造し、第2の別の工程でジニトロトルエンに変換する。しかしこの方法は、2つの工程で形成される酸相(実質的に硫酸)から取り入れた水を高いエネルギー費用をかけて分離しなければならない欠点を有する。
トルエンを1段階で断熱法によりジニトロトルエンに変換することは公知である(特許文献1参照)。この方法において、トルエンを少なくとも2当量の所定の組成のニトロ化用混酸と断熱法により反応させ、120℃より高い最終温度が達成される。この温度で相を分離後、酸相を濃縮段階(真空でのフラッシュ蒸発)に供給し、酸の熱量を濃縮に利用する。濃縮した酸に硝酸を補充して、前記方法に循環する。
しかしこの方法において、フラッシュ蒸発の間に、酸に溶解した一部の量のDNTが蒸留分離する水と一緒に気相に導入し、引き続き蒸気の凝縮の間に水の凝縮条件下で固化し(異性体混合物の融点52〜58℃)、熱交換機を被覆する問題が生じる。更にこの方法の進行中に、副生成物の存在でDNTが恒常的に安定でない温度に達する。この方法の安全性を保証するために、高い温度でDNTの高い割合を有する物質流の許容される滞留時間を上回ってはならない。これは安全装置にかなりの費用を必要とする。
交互に運転される、ずれて配置された熱交換器、接触凝縮器または注入凝縮器のような、蒸気に含まれるDNTにより引き起こされる凝縮の妨害の問題に対して種々の解決手段が提案された(非特許文献2参照)。更に熱交換器の被覆を避けるために、断熱ニトロ化の反応生成物に少なくとも5%のMNTを意図的に保持することによるDNTの断熱的製造法が公知である(特許文献2参照)。
これらのすべての方法は技術的観点からまたはエネルギーの観点から費用がかかり、またはきわめて少ない割合のMNTを使用してDNTを製造できない。更にDNTまたはDNTの高い割合を有する媒体がさらされる高い温度負荷の問題が残る。
Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemie 第4版、17巻、392頁、Verlag Chemie、Weinheim、1979年 欧州特許第597361号明細書 R.A.Vauck、H.A.Mueller、Grundoperation chemischer Verfahrenstechnik、第5版、VEB Leipzig 1962、447頁 欧州特許第0696569号明細書
従って本発明の課題は、形成される反応熱の少なくとも一部を使用済みの酸を濃縮するために利用することができ、同時にDNTおよびDNTを含有する媒体が、安全性の観点から問題のある温度にさらされない、トルエンのニトロ化によりジニトロトルエンを製造する技術的に簡単な方法を提供することである。
前記課題は、本発明によるトルエンの二段階のニトロ化によりジニトロトルエンを製造する方法により解決される。この方法は、
a)第1段階で
(i)トルエンをニトロ化用混酸と断熱的に反応させ、その際トルエンの少なくとも90%、有利に少なくとも98%が反応し、使用されるトルエンの70%以下、有利に50%以下が反応してジニトロトルエンを形成し、
(ii)モノニトロトルエンを有する有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、
(iii)硫酸を有する水性酸相をフラッシュ蒸発により濃縮し、
(iv)得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応に循環させおよび/または第2段階の反応に循環させおよび/または第2段階の濃縮に循環させ、および
b)第2段階で
(i)第1段階からのモノニトロトルエンを有する有機相をニトロ化用混酸と等温的に完全に反応させ、
(ii)有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、
(iii)硫酸を有する水性酸相を真空蒸発により濃縮し、
(iv)得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応および/または第2段階の反応に循環させることからなる。
図1は本発明の方法の1つの工程図である。この実施態様では第1工程からの有機相および水性酸相を最初に分離し、引き続き水性酸相をフラッシュ蒸発により濃縮する。
図2は本発明の方法の他の工程図である。この実施態様では有機相および水性酸相を最初に一緒にフラッシュ蒸発し、引き続き有機相および濃縮した水性酸相を分離する。
図3は本発明の方法の他の工程図である。この実施態様では有機相および水性酸相を最初に一緒にフラッシュ蒸発し、引き続き有機相および濃縮した水性酸相を分離し、第2段階からの水性酸相を第1段階からの有機蒸気凝縮物で抽出する。
本発明の方法において有利にトルエンの98%が第1段階で反応し、トルエンの50%まで、より有利に30%までが有利にジニトロトルエンに変換する。
前記方法の第1の断熱段階は任意の適当な反応器内で行うことができる。しかし有利には管形反応器を使用し、反応器の長さは2〜20mであってもよく、直径は25〜2000mmであってもよい。長さおよび直径は平均滞留時間が10〜300秒であるように有利に選択する。二相混合物を分散する適当なインサートを有しない管形反応器または有利に二相混合物を分散するインサートを有する管形反応器を使用することができる。使用できるインサートは有利に例えば米国特許第5616818号(欧州特許第0708076号に相当)および米国特許第4994242号(欧州特許第0489211号に相当する)に記載されるようなシーブトレーまたは静的混合部品を含み、前記の特許明細書の開示内容は本発明に含まれる。
使用されるニトロ化用混酸は有利に無機成分80〜100質量%を含有し、無機成分は実質的に無機成分の全質量に対して硫酸50〜90質量%、硝酸1〜20質量%および水少なくとも5質量%から構成される。ニトロ化用混酸の残りはMNTおよびDNTのような有機化合物により構成される。硝酸とトルエンのモル比は有利に少なくとも0.7:1〜1.8:1であり、より有利には1.5:1以下である。
使用される硝酸は50〜100質量%の濃度を有することができる。有利に62〜70質量%の硝酸を使用する。
ニトロ化用混酸をトルエンと反応器入口で混合し、混合を簡単な供給管またはノズルまたは所定の静的混合機のような所定の混合部品を使用して行うことができる。有利に例えばジェット分散器のような分散部品を使用してトルエンをニトロ化用混酸に分散する。
反応器に導入する場合に、混合物は有利に80〜120℃の温度であり、反応器を離れる時間までに反応熱により120〜170℃に上昇する。温度の増加は有利に20〜80℃である。
反応器を離れた後に、二相混合物を、硫酸を含有する水性酸相とモノニトロトルエンを含有する有機相に分離する。この分離は有利に1個以上の静的相分離器内で行う。
引き続き有機相を全体としてまたは部分で第2工程からの使用済みの酸を抽出するために使用することができる。引き続き有機相を第2ニトロ化段階に供給することができる。有機相は有利に有機相の全質量に対して10質量%以下、より有利に2質量%未満のトルエンおよび有利に70質量%以下、より有利に50質量%未満、特に30質量%までのDNTを含有する。
水性酸相(使用済みの酸)から水、有利に反応の間に形成され、硝酸と一緒に供給される60〜110%の水を、フラッシュ蒸発により、有利に10〜400ミリバールの圧力で、場合により適当な熱交換機を介して付加的な熱を供給して分離し、引き続き反応器入口に返送する。反応の間に形成され、硝酸と一緒に供給される水の正確な量を有利に蒸発する。しかし第1段階の循環からの硫酸の量を、第2段階の循環からの使用済みの酸および/または第2段階の酸濃縮からの濃縮した硫酸と交換することによりこの有利な平衡状態からの逸脱を補償することができる。
前記方法の他の実施態様において、フラッシュ蒸発および相分離工程を逆の順序で行う。言い換えると二相混合物を前記条件下でフラッシュ蒸発し、その後冷却した混合物を酸相および有機相に分離する。
水蒸気の揮発性により蒸気にされる有機成分は水と一緒に凝縮する。高い割合のMNTのために蒸気凝縮器に形成されるDNTまたはDNT/MNTの固体の堆積物の危険がない。二相蒸気凝縮物を有機相および水相に分離し、これを有利に1個以上の静的分離器内で行うことができる。有機相を全体としてまたは部分で、第2段階で使用済みの酸を抽出するために使用し、引き続き第2ニトロ化段階に供給することができる。
前記方法の第2の等温段階は適当な反応器内でまたは冷却装置を有する連続反応器内で行う。Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemie 第4版、17巻、392頁、Verlag Chemie、Weinheim、1979年に記載されるような撹拌容器反応器または熱交換器を有するループ反応器を有利に使用する。この場合の反応温度は一般に冷却水での熱の消失により調節し、有利に60〜95℃、より有利に60〜80℃である。残留時間は有利に1〜10分である。
モノニトロトルエン(MNT)を含有し、すでに使用された前記方法の第1段階からの有機相を全体としてまたは部分で第2段階の水性酸相を抽出するために、反応器または反応器カスケードに供給し、ニトロ化用混酸と混合する。ニトロ化用混酸は有利に83〜98質量%、より有利に85〜98質量%の濃度の濃縮した硫酸と硝酸を混合することにより製造する。第2ニトロ化工程で使用されるニトロ化用混酸の量は第1および第2ニトロ化工程で使用される硝酸の合計が使用されるトルエン1モル当たり1.9〜2.2モル、有利に2.0〜2.05モルであるように選択する。使用される硝酸の濃度は有利に第1ニトロ化工程で使用される硝酸の濃度と同じである。
第2段階の反応により形成される二相混合物は有機相および硫酸を含有する水性酸相に分離し、これを遠心分離によりまたは有利に1個以上の静的分離器内で行うことができる。有機相から適当な手段により、例えば水および/またはソーダ溶液を用いる抽出により微量の酸を分離し、こうして最終生成物、ジニトロトルエンが得られる。
得られた酸相(使用済みの酸)は有利にまず第1段階からのMNTを含有する有機相で抽出し、溶解したDNTの量を減少する。第1段階からの有機蒸気凝縮物の全部または一部および/または第1段階からの有機相の全部または一部をこの目的のために使用することができる。これは1工程または多工程で行うことができ、混合機−分離器ユニットまたは撹拌抽出カラムを使用することができる。抽出の前または後で使用済みの酸の一部を方向転換し、凝縮の前または後に第1ニトロ化段階で硫酸に添加することができる。
抽出後、ジニトロ化からの使用済みの酸を適当な蒸留装置で反応の間に形成され、硝酸と一緒に供給される水から分離する。適当な蒸留法は、例えば米国特許第6156288号(ドイツ特許第19636191号に相当する)に記載され、その開示内容は本発明に含まれる。蒸留装置に流入する使用済みの酸は有利に硫酸75〜90質量%の濃度を有し、有利に硫酸83〜98質量%、より有利に85〜98質量%の濃度に濃縮する。
場合により第1段階の硫酸のバランスを均一にするために、断熱的に運転される部分(第1段階)で形成される使用済みの酸の30%まで、有利にフラッシュ蒸発後の硫酸をこの酸濃縮段階に供給することができる。等温的に運転される段階の硫酸のバランスを均一にするために、酸濃縮段階を離れる相当する量の硫酸を引き続き第一段階の酸循環に添加しなければならない。
2つの反応段階からの硫酸の損失は商業的に入手できる80〜100質量%、有利に90〜100質量%の硫酸と交換することができる。
本発明の方法を図面により以下に詳細に説明する。
図1に本発明の方法の1つの実施態様が示されている。図1においてAは第1段階の反応器を示し、Bは反応混合物の相分離器を示し、Cは第1段階の水性酸相のフラッシュ蒸発器(底部に熱交換器を有するフラッシュ蒸発器)を示し、Dはフラッシュ蒸発器の凝縮器を示し、Eは第2段階の反応器および相分離器を示し、Fは第2段階からの水性酸相を凝縮する真空蒸発器を示す。本発明の方法のこの実施態様において、トルエン(物質流1)、硝酸(物質流2)および循環され、濃縮された硫酸(物質流3)を反応器Aに供給し、混合する。得られた二相反応混合物(物質流4)を引き続き相分離器Bで有機相(物質流5)および水性酸相(物質流6)に分離する。水性酸相(物質流6)はフラッシュ蒸発器Cで濃縮する。フラッシュ蒸発器Cで形成される蒸気(物質流8)は凝縮器Dで凝縮し、工程から排出することができる。濃縮した水性酸相(実質的に硫酸である)(物質流3)を第1段階の反応器Aに返送する。有機相(物質流5)を第2段階の反応器Eに導入し、ここでニトロ化用混酸と反応してジニトロトルエンを形成する。ジニトロトルエンを含有する有機相と水性酸相の分離は工程としてそれ自体図1に示されていない。有機相を物質流13として排出し、更に処理する。水性酸相12(使用済みの酸)を第2段階の真空蒸発器Fに搬送し、ここで使用済みの酸の濃縮を行う。濃縮した水性酸相を引き続き物質流11として反応器Eの入口に返送する。硫酸の損失を補償するために新しい硫酸(物質流10)を添加する。添加は濃縮した硫酸の物質流3および11に行う。
図2は本発明の方法の選択的実施態様を示す。第1段階で反応器A内でトルエン(物質流21)、硝酸(物質流22)および濃縮した硫酸(物質流23)を反応させ、モノニトロトルエンおよびジニトロトルエンの混合物を形成する。得られた二相反応混合物(物質流24)を引き続きフラッシュ蒸発器Cに導入する。ここで得られた蒸気(物質流28)を凝縮器Dで凝縮し、凝縮物(物質流29)を相分離器B2に供給し、ここで有機相(物質流31)と水相(物質流30)に分離する。水相(物質流30)を工程から排出する。フラッシュ蒸発器Cで得られる液相(濃縮した硫酸および有機相)(物質流25)を相分離器B1で有機相(物質流26)と水相(物質流27)に分離する。濃縮した硫酸の一部(物質流32)を物質流12と一緒に第2段階の真空蒸発器Fに搬送する。残りの量の物質流27を第2段階からの濃縮した硫酸(物質流33)と一緒に搬送して物質流23として第1段階の反応器Aに返送する。相分離器B1からの有機相(物質流26)および相分離器B2からの有機相(物質流31)を合わせて第2段階の反応器Eに供給する。ここでモノニトロトルエンを含有する有機相(物質流26+31)をニトロ化用混酸と反応させ、ジニトロトルエンを形成する。ジニトロトルエンを含有する有機相と水性酸相の分離は図2に工程としてそれ自体示されていない。有機相を物質流13として排出し、更に処理する。水性酸相12を第2段階の真空蒸発器Fに搬送し、ここで使用済みの酸の濃縮が行われる。濃縮した硫酸を引き続き物質流11として反応器Eの入口に返送する。硫酸の損失を補償するために新しい硫酸(物質流10)を添加する。この添加は酸流11に行う。
図3は抽出工程により補充される図2に示された方法の変形の1つの特別な実施態様を示す。抽出装置G内で第2段階からの水性酸相(物質流43)を第1段階からの有機蒸気凝縮物(物質流41)で抽出する。これにより水性酸相(物質流44)のDNT含量が減少する。相分離器B1からの有機相(物質流26)および抽出器Gからの有機相(物質流42)を合わせ、第2段階の反応器Fに供給する。そのほか図3の符号は図2の符号と同じものを表す。

例1
図1による装置を使用した。物質流の温度および組成は表1に示される。
第一段階で断熱的に運転して、トルエン50.6kg/h(物質流1)、68質量%硝酸63.0kg/h(物質流2)および76.8質量%濃縮した使用済みの酸1066.6kg/h(物質流3)を反応器Aの入口で強力に混合した。反応器Aの寸法は以下のとおりであった。長さ(L)=5m、直径(D)=25/80mm。再分散のための穿孔した円板を備えた管形反応器内で温度を131℃に上昇した。15分の平均残留時間で反応混合物(物質流4)を相分離器Bで有機相78.1kg/h(物質流5)と水性酸相1102.1lg(物質流6)に分離した。使用済みの酸74.5質量%40ミリバールで運転されるフラッシュ蒸発器Cで76.8質量%の硫酸含量に濃縮した。この目的のために熱交換機を使用してフラッシュ蒸発器の底部でわずかな二次的加熱を用意した。濃縮した使用済み酸(物質流3)を再び反応に供給した。フラッシュ蒸発器Cで分離した蒸気(35.7kg/h、物質流8)を引き続き熱交換機Dで濃縮した。蒸気流の有機物の割合に対して78質量%の高いMNT含量により蒸気凝縮器Dに沈積物が形成されなかった。
相分離器で分離した有機物(78.1kg/h、物質流5)を第2段階(反応器E)に供給した。ここで約70℃に冷却したループ反応器E内でニトロ化用混酸の添加によりDNT96.0kg/h(物質流13)を生じた。ここで形成される使用済み酸から真空蒸発器(または酸濃縮器)Fで過剰の水を分離した。
断熱的に反応を行うことにより使用済み酸を濃縮するために第一工程で反応熱を利用することが可能であった。等温的に行われるモノニトロ化に比べて、これは方法全体に関して約40%の加熱蒸気の節約を生じた。131℃の断熱的反応最終温度での反応混合物(物質流4)の安全性の研究は最初の分解がどのようであるか示さなかった。90分以上の負荷時間でさえも安全性の観点から問題である発熱反応が生じなかった。
例2
図2による装置を使用した。物質流の温度および組成は表2に示される。
第一段階で断熱的に運転して、トルエン50.6kg/h(物質流21)、68質量%硝酸62.9kg/h(物質流22)および78.6質量%濃縮した使用済み酸736.0kg/h(物質流23)を反応器Aの入口で強力に混合した。反応器Aの寸法は以下のとおりであった。L=8m、D=80mm。再分散のための穿孔した円板を備えた管形反応器内で温度を138℃に上昇した。反応混合物(物質流24)を40ミリバールで運転されるフラッシュ蒸発器Cにノズルを介して減圧して入れ、ここで水および有機成分の一部を蒸発した。引き続き熱交換機Dで蒸気を凝縮した。18℃で冷水で冷却するにもかかわらず蒸気凝縮器Dに沈積物が形成されなかった。蒸気凝縮物(物質流29)を相分離器B2で水相(21.3kg/h、物質流30)と有機相(57.6kg/h、物質流31)に分離した。主にMNTからなる有機相を第2段階(反応器E)に供給した。
酸/DNT/MNT混合物(物質流25)からフラッシュ蒸発により94℃に冷却した後で相分離器B1で溶解しなかったDNT/MNTを分離した。分離した混合物(20.2kg/h、物質流26)を物質流31と一緒にジニトロ化に供給した。77.1質量%に濃縮した使用済み酸(750.4kg/h、物質流27)の部分流(83.8kg/h、物質流32)を第2工程の真空蒸発器(または酸濃縮器)Fに供給し、ここで93質量%に濃縮し、引き続き第一段階の酸循環に返送した(物質流33)。
ジニトロ化Eで、約70℃に冷却したループ反応器で2つの供給流31および26からニトロ化用混酸の添加によりDNT96.1kg/h(物質流13)を生じた。ここで形成される使用済み酸から真空蒸発器(または酸濃縮器)F内で過剰の水を分離した。
第一段階で断熱的に反応を行うことにより外部エネルギーを導入せずにこの方法により導入される水の凝縮可能な部分を分離することが可能であった。
例3
図3による装置を使用した、物質流の温度および組成は表3に示される。
第一段階で断熱的に運転して、トルエン50.6kg/h(物質流21)、68質量%硝酸63.0kg/h(物質流22)および82.4質量%濃縮した使用済み酸1306.6kg/h(物質流23)を反応器Aの入口で強力に混合した。反応器Aの寸法は以下のとおりであった。L=5m、D=80mm。再分散のための穿孔した円板を備えた管形反応器内で温度を132℃に上昇した。反応混合物(物質流24)を40ミリバールで運転されるフラッシュ蒸発器Cにノズルを介して減圧して入れ、ここで水および有機成分の一部を蒸発した。引き続き熱交換機Dで蒸気を凝縮した。18℃で冷水で冷却するにもかかわらず蒸気凝縮器Dに沈積物が形成されなかった。蒸気凝縮物(物質流29)を相分離器B2で水相(18.3kg/h、物質流30)と有機相(56.4kg/h、物質流41)に分離した。
酸/DNT/MNT混合物(物質流25)からフラッシュ蒸発により109℃に冷却した後で、相分離器B1で溶解しなかったDNT/MNTを分離した。分離した混合物(21.4kg/h、物質流26)を第2段階(反応器E)に供給した。81.3質量%に濃縮した使用済み酸(1324.1kg/h、物質流27)の部分流(137.5kg/h、物質流32)を第2段階の真空蒸発器(または酸濃縮器)Fに供給し、ここで93質量%に濃縮し、引き続き第一段階の酸循環に返送した(物質流33)。
第2段階で、約70℃に冷却したループ反応器Eで2つの供給流42および26からニトロ化用混酸の添加によりDNT96.2kg/h(物質流13)を生じた。ここで形成される使用済み酸(物質流43)から抽出装置Gで溶解したDNTの一部を第一工程からの有機蒸気凝縮物(物質流41)と一緒に除去した。抽出からの使用済み酸(物質流44)から引き続き真空蒸発器(または酸濃縮器)F内で過剰の水を分離した。抽出装置Gからの有機相(59.4kg/h、物質流42)を物質流26と一緒にジニトロ化反応器Eに供給した。
第一段階で断熱的に反応を行うことにより外部エネルギーを導入せずに導入される水の凝縮可能な部分を分離することが可能であった。
例1〜3に記載される物質流の温度および組成はそれぞれ表1〜3に示されている。
Figure 2004250452
Figure 2004250452
Figure 2004250452
本発明は説明の目的のためにすでに詳細に説明したが、この説明は説明の目的のためであるにすぎず、請求項により限定される以外は本発明の思想および範囲から逸脱することなく変形が行われることは当業者により理解される。
本発明の方法を実施するための第1の工程図である。 本発明の方法を実施するための第2の工程図である。 本発明の方法を実施するための第3の工程図である。

Claims (2)

  1. トルエンの二段階のニトロ化によりジニトロトルエンを製造する方法において、
    a)第1段階で
    (i)トルエンをニトロ化用混酸と断熱的に反応させ、その際トルエンの少なくとも90%が反応し、使用されるトルエンの70%以下が反応してジニトロトルエンを形成し、
    (ii)モノニトロトルエンを有する有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、
    (iii)硫酸を有する水性酸相をフラッシュ蒸発により濃縮し、
    (iv)得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応に循環させ、第2段階の反応に循環させ、第2段階の真空蒸発器に循環させ、またはこれらを組み合わせ、および
    b)第2段階で
    (i)第1段階からのモノニトロトルエンを有する有機相をニトロ化用混酸と等温的に完全に反応させ、
    (ii)有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、
    (iii)硫酸を有する水性酸相を真空蒸発により濃縮し、
    (iv)得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応に循環させ、第2段階の反応に循環させ、またはこれらを組み合わせることを特徴とするジニトロトルエンを製造する方法。
  2. トルエンの二段階のニトロ化によりジニトロトルエンを製造する方法において、
    a)第1段階で
    (i)トルエンをニトロ化用混酸と断熱的に反応させ、その際トルエンの少なくとも90%が反応し、使用されるトルエンの70%以下が反応してジニトロトルエンを形成し、
    (ii)第1段階からのモノニトロトルエンを有する有機相および硫酸を有する水性酸相をフラッシュ蒸発により一緒に濃縮し、
    (iii)モノニトロトルエンを有する有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、
    (iv)得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応に循環させ、第2段階の反応に循環させ、第2段階の真空蒸発器に循環させ、またはこれらを組み合わせ、および
    b)第2段階で
    (i)第1段階からのモノニトロトルエンを有する有機相をニトロ化用混酸と等温的に完全に反応させ、
    (ii)有機相および硫酸を有する水性酸相を分離し、
    (iii)硫酸を有する水性酸相を真空蒸発により濃縮し、
    (iv)得られた濃縮した硫酸を第1段階の反応に循環させ、第2段階の反応に循環させ、またはこれらを組み合わせることを特徴とするジニトロトルエンを製造する方法。
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