JP2010235543A - ジニトロトルエンの製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルエンを、モノニトロ化およびジニトロ化する2段階の反応において、第2段階で排出される2次廃酸を効率的に再使用して、効率的にジニトロトルエンを製造するための、ジニトロトルエンの製造方法、および、その方法に用いられる製造装置を提供すること。
【解決手段】トルエンを硝酸および硫酸の混酸と反応させてモノニトロトルエンを製造し、得られたモノニトロトルエンを硝酸および硫酸の混酸と反応させてジニトロトルエンを製造し、ジニトロトルエンの製造工程から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合して第1混合液を得て、この第1混合液から3次廃酸を分離して濃縮した後、その濃縮液を、ジニトロトルエンの製造工程に環流する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジニトロトルエンの製造方法および製造装置、詳しくは、トルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させて、ジニトロトルエンを製造する方法、および、その方法に用いられる製造装置に関する。
ジニトロトルエンは、工業的には、硝酸および硫酸の混酸を用いて、トルエンを、モノニトロ化およびジニトロ化する2段階の反応により製造されており、第1段階においては、第2段階で排出される2次廃酸を、新たな硝酸とともに用いて、トルエンをモノニトロ化してモノニトロトルエンを生成させ、第2段階においては、第1段階で排出される1次廃酸を濃縮した濃縮液を、新たな硝酸とともに用いて、モノニトロトルエンをジニトロ化することにより、製造されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭60−204748号公報
しかるに、上記した製造方法では、第2段階で排出される2次廃酸を、粗製のジニトロトルエンと分離して、第1段階におけるトルエンのモノニトロ化に、そのまま使用している。そのため、第1段階に用いられる2次廃酸に含まれる水が、第1段階において供給される新たな硝酸を希釈することになり、第2段階で排出される2次廃酸の第1段階への環流が繰り返されるに従って、硝酸濃度が薄くなり、第1段階でのトルエンのモノニトロ化によるモノニトロトルエンの反応収率が低下する。
一方、第2段階で排出される2次廃酸を、一部だけ、第1段階に環流すれば、そのような第1段階でのモノニトロトルエンの反応収率の低下を防止することができる。しかし、そのような場合には、第2段階で排出される2次廃酸の再使用率が低下する。
このように、第2段階で排出される2次廃酸を、第1段階に環流して再使用すると、第1段階でのモノニトロトルエンの反応収率の低下や、第2段階で排出される2次廃酸の再使用率の低下を招くという不具合がある。
本発明の目的は、2次廃酸を効率的に再使用して、効率的にジニトロトルエンを製造するための、ジニトロトルエンの製造方法、および、その方法に用いられる製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のジニトロトルエンの製造方法は、トルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてモノニトロトルエンを製造する第1工程、前記第1工程において得られたモノニトロトルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてジニトロトルエンを製造する第2工程、前記第2工程から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合する第1混合工程、前記第1混合工程において得られ、2次廃酸にモノニトロトルエンが混合された第1混合液から3次廃酸を分離する分離工程、前記分離工程において分離された3次廃酸を濃縮する濃縮工程、および、前記濃縮工程において得られた濃縮液を、前記第2工程に環流する第1環流工程を備えることを特徴としている。
この方法では、第2工程から排出された2次廃酸を濃縮して、第2工程に環流するので、2次廃酸を効率的に再使用することができ、2次廃酸の再使用率の格段の向上を図ることができる。
また、この方法では、第2工程から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合するので、混合されたモノニトロトルエンと2次廃酸との反応により、2次廃酸中の硝酸を低減させることができる。そのため、2次廃酸中の硫酸濃度を高めることができる。また、モノニトロトルエンは、ジニトロトルエンとの相溶性が良好であり、次の分離工程において、第1混合液から3次廃酸を効率よく分離することができる。
さらに、3次廃酸は、第1混合液からの分離後に濃縮されるので、第1混合液の濃縮に起因する結晶化を防止することができ、3次廃酸を最適濃度まで濃縮することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、前記第2工程から排出された2次廃酸に混合するモノニトロトルエンが、前記第1工程において得られたモノニトロトルエンであることが好適である。
この方法では、第2工程から排出された2次廃酸に、第1工程において得られたモノニトロトルエンが混合されるので、製造効率の向上を図ることができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、前記分離工程において、3次廃酸が分離された分離液を、前記第2工程に環流する第2環流工程を備えることが好適である。
この方法では、分離液を廃棄することなく、第2工程に環流するので、モノニトロトルエンを効率的に使用することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、前記第2工程から排出された2次廃酸を、前記第1混合工程においてモノニトロトルエンを混合する以前に、前記第1工程に一部環流する第3環流工程を備えることが好適である。
この方法では、第2工程から排出され、モノニトロトルエンを混合する以前の2次廃酸を、第1工程に一部環流するので、第1工程での硫酸および硝酸の濃度を、一部環流された2次廃酸によって最適濃度に調整することができる。また、これによって、濃縮工程において濃縮すべき2次廃酸の分量も調整することができ、効率的な濃縮を達成することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、前記濃縮工程において、硫酸濃度が80重量%以上となるように、3次廃酸を濃縮することが好適である。
この方法では、濃縮液の硫酸濃度が80重量%以上となるため、第2工程において、ジニトロトルエンの収率の向上を図ることができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、前記第1混合工程が、チューブと前記チューブに接続されるラインミキサとを備える管型反応器中で実施され、前記ラインミキサにおける流速が20cm/s以上であって、前記管型反応器における滞留時間が60秒以上であることが好適である。
この方法では、第1混合工程を、管型反応器中で実施して、ラインミキサにおける流速を20cm/s以上、滞留時間を60秒以上に設定するので、混合したモノニトロトルエンと、2次廃酸中の硝酸とを効率よく反応させることができる。また、ラインミキサにおける流速を上記の範囲に設定することにより、反応に必要とされる滞留時間を低減することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、前記第1工程で排出された1次廃酸を、前記分離工程で分離され、前記濃縮工程で濃縮される以前の3次廃酸に一部混合する第2混合工程を備えることが好適である。
この方法では、第1工程で排出された1次廃酸をそのまま廃棄することなく、有効に再使用することができる。また、得られた廃硫酸を、分離工程で分離された3次廃酸に一部混合するので、再使用する廃硫酸の再使用量を調整することができる。また、その後に濃縮して第2工程に環流して再使用する濃縮液中の硫酸と硝酸との混合比を、最適値に調整することができる。さらには、第2工程で添加する新たな混酸の添加量を低減することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造方法では、1次廃酸を脱硝酸処理することにより得られる廃硫酸を、前記分離工程で分離され、前記濃縮工程で濃縮される以前の3次廃酸に一部混合することが好適である。
この方法では、1次廃酸を脱硝酸処理することにより、濃縮工程での廃硝酸ガスの処理の負荷を低減することができる。
本発明のジニトロトルエンの製造装置は、トルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてモノニトロトルエンを製造するための第1反応槽、前記第1反応槽において得られたモノニトロトルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてジニトロトルエンを製造するための第2反応槽、前記第2反応槽から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合するための第1混合手段、前記第1混合手段において得られ、2次廃酸にモノニトロトルエンが混合された第1混合液から3次廃酸を分離するための分離手段、前記分離手段において分離された3次廃酸を濃縮するための濃縮手段、および、前記濃縮手段において得られた濃縮液を、前記第2反応槽に環流するための第1環流手段を備えることを特徴としている。
この装置では、第2反応槽から排出された2次廃酸を、濃縮手段により濃縮して、第1環流手段により第2反応槽に環流するので、2次廃酸を効率的に再使用することができ、2次廃酸の再使用率の格段の向上を図ることができる。
また、この装置では、第2反応槽から排出された2次廃酸に、第1混合手段によってモノニトロトルエンを混合するので、混合されたモノニトロトルエンと2次廃酸との反応により、2次廃酸中の硝酸を低減させることができる。そのため、2次廃酸中の硫酸濃度を高めることができる。また、モノニトロトルエンは、ジニトロトルエンとの相溶性が良好であり、分離手段によって、第1混合液から3次廃酸を効率よく分離することができる。
さらに、3次廃酸は、分離手段によって第1混合液からの分離後に、濃縮手段によって濃縮されるので、第1混合液の濃縮に起因する装置内でのジニトロトルエンの結晶化を防止することができ、3次廃酸を最適濃度まで安定して濃縮することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造装置では、前記第1混合手段は、前記第1反応槽において得られたモノニトロトルエンを混合することが好適である。
この装置では、第1混合手段によって、第2反応槽から排出された2次廃酸に、第1反応槽において得られたモノニトロトルエンが混合されるので、製造効率の向上を図ることができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造装置では、前記分離手段において、3次廃酸が分離された分離液を、前記第2反応槽に環流する第2環流手段を備えることが好適である。
この装置では、分離液を廃棄することなく、第2環流手段によって第2反応槽に環流するので、モノニトロトルエンを効率的に使用することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造装置では、前記第2反応槽から排出された2次廃酸を、前記第1混合手段によってモノニトロトルエンを混合する以前に、前記第1反応槽に一部環流するための第3環流手段を備えることが好適である。
この装置では、第2反応槽から排出され、第1混合手段によってモノニトロトルエンを混合する以前の2次廃酸を、第3環流手段によって、第1反応槽に一部環流するので、第1反応槽での硫酸および硝酸の濃度を、一部環流された2次廃酸によって最適濃度に調整することができる。また、これによって、濃縮手段において濃縮すべき2次廃酸の分量も調整することができ、効率的な濃縮を達成することができる。
また、本発明のジニトロトルエンの製造装置では、前記第1反応槽から排出された1次廃酸を脱硝酸処理するための脱硝酸処理手段と、前記脱硝酸処理手段において得られた廃硫酸を、前記分離手段で分離され、前記濃縮手段で濃縮される以前の3次廃酸に一部混合するための第2混合手段とを備えることが好適である。
この装置では、第1反応槽で排出された1次廃酸をそのまま廃棄することなく、有効に再使用することができる。また、1次廃酸を脱硝酸処理することにより得られた廃硫酸を、分離手段で分離された3次廃酸に一部混合するので、再使用する廃硫酸の再使用量を調整することができる。また、その後に濃縮して第2反応槽に環流して再使用する濃縮液中の硫酸と硝酸との混合比を、最適値に調整することができる。さらには、第2反応槽で添加する新たな混酸の添加量を低減することができる。
本発明のジニトロトルエンの製造方法および製造装置によれば、2次廃酸を効率的に再使用して、効率的にジニトロトルエンを製造することができる。
本発明のジニトロトルエン製造装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1は、本発明のジニトロトルエン製造装置の一実施形態を示す概略構成図である。なお、以下の説明において、「上流側」および「下流側」は、各装置における液の流れ方向を基準としている。
図1において、このジニトロトルエン製造装置1は、モノニトロ化反応部2と、ジニトロ化反応部3と、廃酸処理部4とを備えている。
モノニトロ化反応部2は、第1反応槽5と、第1分離器6とを備えている。
第1反応槽5は、トルエンを、硝酸および硫酸の混酸(以下、混酸と省略する。)と反応させるための反応槽であれば、特に制限されないが、例えば、攪拌翼が装備された反応器などが用いられる。また、第1反応槽5は、連続式反応器、回分式反応器のいずれでもよいが、好ましくは、連続式反応器が用いられ、より好ましくは、多段連続式反応器が用いられる。
この第1反応槽5には、ジニトロトルエンの出発原料であるトルエンを供給するトルエン供給管7と、混酸を供給する混酸供給管8とがそれぞれ接続されている。
トルエン供給管7から供給するトルエンは、ジニトロトルエンの製造に用いられるトルエンであれば、特に制限されず、工業製品として入手可能なトルエンが用いられる。また、トルエン供給管7から、トルエンは、例えば、供給量1000〜10000kg/hで第1反応槽5に供給される。
また、混酸供給管8から供給する混酸は、ジニトロトルエンの製造に用いられる混酸であれば、特に制限されず、硝酸、硫酸および水を含有し、例えば、硝酸が、50〜95重量%、硫酸が5〜50重量%の割合で含まれている。また、混酸供給管8から、混酸は、例えば、供給量1000〜10000kg/hで第1反応槽5に供給される。
第1反応槽5では、例えば、反応温度30〜90℃で、トルエンを混酸とモノニトロ化反応させる(第1工程)。このトルエンのモノニトロ化反応では、有機相成分としてモノニトロトルエンを生成し、水相成分として1次廃酸を生成する。なお、第1反応槽5には、後述する第3環流ライン16から2次廃酸が環流されることから、詳しくは、有機相成分は、例えば、モノニトロトルエンとジニトロトルエンとを含有し、例えば、モノニトロトルエンが60〜95重量%、ジニトロトルエンが、例えば、5〜40重量%の割合で含まれている。
1次廃酸は、硝酸、硫酸および水と、トルエン、モノニトロトルエンおよびジニトロトルエンとを含有し、例えば、硝酸が0.1〜2重量%、硫酸が60〜75重量%、トルエンが1重量%以下、モノニトロトルエンが3重量%以下、ジニトロトルエンが3重量%以下の割合で含まれている。
また、第1反応槽5には、配管30を介して、第1分離器6が接続されている。
第1分離器6は、第1工程において得られたモノニトロトルエンと1次廃酸とを分離するための分離器であれば、特に制限されないが、例えば、非動力式抽出装置、撹拌式抽出装置、脈動式・振動式抽出装置、遠心式抽出装置などの抽出装置などが用いられる。
そして、第1分離器6に、配管30を介して、第1反応槽5から反応液が供給されると、この第1分離器6において、第1工程において得られたモノニトロトルエンと1次廃酸とが分離される。
また、第1分離器6には、モノニトロトルエン供給管9の上流側端部および1次廃酸排出管10の上流側端部がそれぞれ接続されている。
ジニトロ化反応部3は、第2反応槽11と、第2分離器12とを備えている。
第2反応槽11は、モノニトロトルエンを、混酸と反応させるための反応槽であれば、特に制限されないが、例えば、攪拌翼が装備された反応器などが用いられる。また、第2反応槽11は、連続式反応器、回分式反応器のいずれでもよいが、好ましくは、連続式反応器が用いられ、より好ましくは、多段連続式反応器が用いられる。
この第2反応槽11には、モノニトロトルエン供給管9の下流側端部と、混酸を供給する混酸供給管13とがそれぞれ接続されている。
第1工程において得られたモノニトロトルエンは、モノニトロトルエン供給管9を介して、第2反応槽11に供給される。また、モノニトロトルエンは、例えば、供給量1500〜15000kg/hで供給される。
また、混酸供給管13から供給する混酸は、硝酸、硫酸および水を含有し、例えば、硝酸が、50〜95重量%、硫酸が5〜50重量%の割合で含まれている。また、混酸供給管13から、混酸は、例えば、供給量1000〜10000kg/hで第2反応槽11に供給される。
第2反応槽11では、例えば、反応温度40〜90℃で、モノニトロトルエンを混酸とジニトロ化反応させる(第2工程)。このモノニトロトルエンのジニトロ化反応では、有機相成分としてジニトロトルエンを生成し、水相成分として2次廃酸を生成する。
2次廃酸は、硝酸、硫酸および水と、トルエン、モノニトロトルエンおよびジニトロトルエンとを含有し、例えば、硝酸が、0.5〜5重量%、硫酸が65〜80重量%、トルエンが0.5重量%以下、モノニトロトルエンが0.5重量%以下、ジニトロトルエンが0.5〜5重量%の割合で含まれている。
また、第2反応槽11には、配管30を介して、第2分離器12が接続されている。
第2分離器12は、第2工程において得られたジニトロトルエンと2次廃酸とを分離するための分離器であれば、特に制限されないが、例えば、非動力式抽出装置、撹拌式抽出装置、脈動式・振動式抽出装置、遠心式抽出装置などの抽出装置などが用いられる。
そして、第2分離器12に、配管30を介して、第2反応槽11から反応液が供給されると、この第2分離器12において、第2工程において得られたジニトロトルエンと2次廃酸とが分離される。
また、第2分離器12には、ジニトロトルエン排出管14の上流側端部および2次廃酸排出管15の上流側端部がそれぞれ接続されている。
分離されたジニトロトルエンは、ジニトロトルエン排出管14から取り出され、ポリウレタンの原料であるトリレンジイソシアネートを製造するための原料として用いられる。
廃酸処理部4は、第1混合手段としてのミキサ17と、分離手段としての第3分離器18と、脱硝酸処理手段としての脱硝酸処理槽19と、第2混合手段としての第2中継槽20と、濃縮手段としての濃縮器21とを備えている。
ミキサ17は、第2工程から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合するためのミキサであれば、特に制限されないが、例えば、管型反応器、撹拌槽などが用いられる。また、ミキサ17としては、連続式、回分式のいずれでもよいが、好ましくは、連続式である。ミキサ17として、好ましくは、連続式である管型反応器が用いられる。
管型反応器は、例えば、チューブ(フレキシブルチューブ)41と、チューブ41に接続される複数のラインミキサ(スタティックミキサ)42とを備えている。ラインミキサ42は、液の流れ方向において、チューブ41間に間隔を隔てて配置されている。
液の流れ方向における各ラインミキサ42間の間隔は、管型反応器を流れる液が、例えば、150秒以下毎にラインミキサ42にて攪拌されるように、設定される。
ミキサ17として管型反応器を用いることにより、2次廃酸中の硝酸とモノニトロトルエンとを効率よく反応させることができる。
このミキサ17には、2次廃酸排出管15の下流側端部が接続されている。
また、2次廃酸排出管15の途中には、第3環流手段としての第3環流ライン16の上流側端部が接続されている。この第3環流ライン16の下流側端部は、第1反応槽5に接続されている。これによって、第2分離器12から排出された2次廃酸は、その一部が、第3環流ライン16を介して第1反応槽5に環流される(第3環流工程)。
第3環流ライン16を介して第1反応槽5に環流される2次廃酸は、例えば、環流量1000〜15000kg/hで環流される。
また、第3環流ライン16を介して第1反応槽5に環流される2次廃酸は、環流比(第3環流ライン16を介して第1反応槽5に環流される2次廃酸の環流量/混酸供給管8から供給される混酸の供給量)が、例えば、1/1〜5/1で環流される。
また、2次廃酸排出管15の途中には、第3環流ライン16の接続位置の下流側において、モノニトロトルエン供給管9から分岐したモノニトロトルエン分岐供給管26の下流側端部が接続されている。これによって、ミキサ17には、第2分離器12から排出された2次廃酸とともに、第1分離器6から排出されたモノニトロトルエンが合流して、供給される。
2次廃酸は、2次廃酸排出管15を介して、ミキサ17に、例えば、供給量1000〜20000kg/hで供給される。
モノニトロトルエンは、モノニトロトルエン分岐供給管26から2次廃酸排出管15を介して、ミキサ17に、例えば、2次廃酸中の硝酸に対して、2〜30倍モル、好ましくは、3〜20倍モルの割合で供給される。
ミキサ17では、例えば、管型反応器を用いる場合には、ラインミキサ42における流速が20cm/s以上、好ましくは、25cm/s以上、管型反応器における滞留時間が、例えば、60秒以上、好ましくは、好ましくは、100〜1500秒、さらに好ましくは、100〜1000秒、とりわけ好ましくは、150〜600秒で、2次廃酸とモノニトロトルエンとが混合され、2次廃酸中の硝酸とモノニトロトルエンとを反応させる(第1混合工程)。これによって、2次廃酸にモノニトロトルエンが混合された第1混合液が得られる。また、これによって、2次廃酸中の硝酸とモノニトロトルエンとを効率よく反応させることができる。また、ラインミキサ42における流速を20cm/s以上に設定することにより、反応に必要とされる滞留時間を低減することができる。
また、ミキサ17には、配管30を介して、分離手段としての第3分離器18が接続されている。
第3分離器18は、ミキサ17において得られた第1混合液を、4次廃酸と分離液とに分離するための分離器であれば、特に制限されないが、例えば、非動力式抽出装置、撹拌式抽出装置、脈動式・振動式抽出装置、遠心式抽出装置などの抽出装置などが用いられる。
そして、第3分離器18に、配管30を介して、ミキサ17から第1混合液が供給されると、第1混合液が、4次廃酸と分離液とに分離される(分離工程)。
4次廃酸(第1混合液から分離される3次廃酸)は、例えば、硝酸、硫酸および水と、トルエン、モノニトロトルエンおよびジニトロトルエンとを含有し、例えば、硝酸が、0.2重量%以下、硫酸が65〜80重量%、トルエンが0.2重量%以下、モノニトロトルエンが0.2〜3重量%、ジニトロトルエンが0.1〜2重量%の割合で含まれている。
分離液は、例えば、モノニトロトルエンが30〜80重量%およびジニトロトルエンが20〜70重量%の割合で含まれている。
また、第3分離器18には、第2環流手段としての分離液環流ライン22の上流側端部および4次廃酸排出管23の上流側端部がそれぞれ接続されている。
分離液環流ライン22の下流側端部は、第2反応槽11に接続されている。これによって、第3分離器18から排出された分離液が、分離液環流ライン22を介して第2反応槽11に環流される(第2環流工程)。分離液は、例えば、環流量100〜5000kg/hで環流される。
また、分離液環流ライン22を介して第2反応槽11に環流される分離液は、環流比(分離液環流ライン22を介して第2反応槽11に環流される分離液の環流量/モノニトロトルエン供給管9を介して第2反応槽11に供給されるモノニトロトルエンの供給量)が、例えば、1/10〜5/10で環流される。
脱硝酸処理槽19は、第1工程で排出された1次廃酸を脱硝酸して廃硫酸を得るための処理槽であれば、特に制限されないが、例えば、蒸留塔などが用いられる。
脱硝酸処理槽19には、1次廃酸排出管10の下流側端部が接続されている。
そして、脱硝酸処理槽19に、1次廃酸排出管10を介して、第1工程で排出された1次廃酸が供給されると、この脱硝酸処理槽19において、1次廃酸が脱硝酸処理されて廃硫酸が得られる。脱硝酸処理は、例えば、水蒸気蒸留により実施される。
脱硝酸処理槽19には、廃硫酸供給管27の上流側端部が接続されている。
廃硫酸は、例えば、硝酸、硫酸および水を含有し、例えば、硫酸が60〜75重量%、硝酸が0.1重量%以下の割合で含まれている。
中継槽20は、脱硝酸処理槽19において得られた廃硫酸の一部を、分離工程において分離された4次廃酸に混合して、それらを一時的に貯蔵する混合槽である。
この中継槽20には、4次廃酸排出管23の下流側端部および廃硫酸供給管27の下流側端部がそれぞれ接続されている。これによって、中継槽20には、第3分離器18で分離された4次廃酸が、4次廃酸排出管23を介して供給され、脱硝酸処理槽19から排出された廃硫酸の一部が、廃硫酸供給管27を介して供給される。
また、中継槽20には、1次廃酸供給管31の下流側端部が接続されている。1次廃酸供給管31の上流側端部は、1次廃酸排出管10の途中に接続されている。これによって、第1分離器6から排出された1次廃酸の一部が、1次廃酸供給管31を介して中継槽20に供給される。
また、廃硫酸供給管27の途中には、廃硫酸排出管24が接続されている。これにより、脱硝酸処理槽19から廃硫酸供給管27を介して排出された廃硫酸の残部が、廃硫酸排出管24から排出される。
そして、中継槽20では、4次廃酸と、廃硫酸と、1次廃酸とが混合され、5次廃酸(次に述べる濃縮工程において濃縮される3次廃酸)が得られる(第2混合工程)。
第4次廃酸は、4次廃酸排出管23を介して、中継槽20に、例えば、供給量1000〜20000kg/hで供給される。
廃硫酸は、廃硫酸供給管27を介して、中継槽20に、例えば、供給量10000kg/h以下で供給される。
1次廃酸は、1次廃酸供給管31を介して、中継槽20に、例えば、供給量10000kg/h以下で供給される。
また、4次廃酸排出管23を介して中継槽20に供給される4次廃酸と、廃硫酸供給管27を介して中継槽20に供給される廃硫酸とは、混合比が、例えば、4次廃酸の供給量1に対して、廃硫酸の供給量2以下で、混合される。また、1次廃酸供給管31を介して中継槽20に供給される1次廃酸と、廃硫酸供給管27を介して中継槽20に供給される廃硫酸とは、混合比が、例えば、1次廃酸の供給量1に対して、廃硫酸の供給量2以下で混合される。
5次廃酸は、例えば、硝酸、硫酸および水と、トルエン、モノニトロトルエンおよびジニトロトルエンとを含有し、例えば、硝酸が、0.2重量%以下、硫酸が60〜80重量%、トルエンが0.5重量%以下、モノニトロトルエンが0.1〜3重量%、ジニトロトルエンが0.1〜3重量%の割合で含まれている。
中継槽20には、配管30を介して、濃縮器21が接続されている。
濃縮器21は、第2混合工程において得られた5次廃酸を濃縮する濃縮器であれば、特に制限されないが、例えば、フラッシュ蒸発装置、真空蒸発装置などの蒸発装置などが用いられる。
そして、濃縮器21に、配管30を介して、中継槽20からの5次廃酸が供給されると、この濃縮器21において、5次廃酸が、その硫酸濃度が、例えば、80重量%以上、好ましくは、83重量%以上、さらに好ましくは、85重量%以上となるまで、例えば、温度150〜250℃で濃縮される(濃縮工程)。これにより、5次廃酸が濃縮された濃縮液が得られる。
このように、濃縮液の硫酸濃度が80重量%以上となるため、この濃縮液を、後述するように、第2工程に環流することにより第2工程におけるジニトロトルエンの収率の向上を図ることができる。
また、濃縮器21には、第1環流手段としての第1環流ライン25の上流側端部が接続されている。
第1環流ライン25は、濃縮工程において得られた濃縮液を、第2工程に環流するために、その下流側端部が第2反応槽11に接続されている。
そして、濃縮器21から、第1環流ライン25を介して、濃縮工程において得られた濃縮液が、第2反応槽11に環流される(第1環流工程)。また、第1環流ライン25では、濃縮液は、例えば、環流量1000〜40000kg/hで環流される。
また、第1環流ライン25を介して第2反応槽11に環流される濃縮液は、環流比(第1環流ライン25を介して第2反応槽11に環流される濃縮液の環流量/混酸供給管13を介して第2反応槽11に供給される混酸の供給量)が、例えば、1/1〜5/1で環流される。
このように、このジニトロトルエン製造装置1では、第1反応槽5において、トルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてモノニトロトルエンを製造して、このモノニトロトルエンを、第2反応槽11において硝酸および硫酸の混酸と反応させてジニトロトルエンを製造する。そして、ミキサ17において、第2反応槽11から排出された2次廃酸と、モノニトロトルエンとが混合されて、第1混合液が得られ、第3分離器18において、第1混合液から4次廃酸を分離して、さらに、中継槽20において、廃硫酸と混合して、第5次廃酸とされた後、濃縮器21において、5次廃酸が濃縮されて、濃縮液が得られ、この濃縮液が第2反応槽11に環流される。
そのため、第2反応槽11から排出された2次廃酸を効率的に再使用することができ、2次廃酸の再使用率の格段の向上を図ることができる。
また、ミキサ17において、第2反応槽11から排出された2次廃酸とモノニトロトルエンとが混合されて、混合された2次廃酸とモノニトロトルエンとの反応により、2次廃酸中の硝酸を低減させることができる。そのため、2次廃酸中の硫酸濃度を高めることができる。また、モノニトロトルエンは、ジニトロトルエンとの相溶性が良好であり、第3分離器18において、第1混合液から4次廃酸を効率よく分離することができる。
さらに、4次廃酸は、第3分離器18によって第1混合液からの分離後に、廃硫酸が混合された5次廃酸として、濃縮器21によって濃縮されるので、第1混合液をそのまま濃縮することに起因する装置内でのジニトロトルエンの結晶化を防止することができ、5次廃酸を最適濃度まで濃縮することができる。
また、このジニトロトルエン製造装置1では、ミキサ17において、第2反応槽11から第2分離器12で分離排出された2次廃酸に、第1反応槽5において得られたモノニトロトルエンが混合されるので、製造効率の向上を図ることができる。
また、このジニトロトルエン製造装置1では、分離液環流ライン22によって、第3分離器18によって4次廃酸が分離された分離液を、第2反応槽11に環流するので、分離液を廃棄することなく、モノニトロトルエンを効率的に使用することができる。
また、このジニトロトルエン製造装置1では、第3環流ライン16によって、第2反応槽11から第2分離器12で分離排出された2次廃酸を、ミキサ17によってモノニトロトルエンを混合する以前に、第1反応槽5に一部環流するので、第1反応槽5での硫酸および硝酸の濃度を、一部環流された2次廃酸によって最適濃度に調整することができる。また、これによって、濃縮器21において濃縮すべき2次廃酸の分量も調整することができ、効率的な濃縮を達成することができる。
また、このジニトロトルエン製造装置1では、脱硝酸処理槽19において、第1反応槽5から排出された1次廃酸を脱硝酸処理して、得られた廃硫酸の一部を、第3分離器18で分離され、濃縮器21で濃縮される以前の4次廃酸に、中継槽20において、混合するので、第1反応槽5から排出された1次廃酸をそのまま廃棄することなく、有効に再使用することができる。また、再使用する廃硫酸の再使用量を調整することができるので、その後に濃縮して第2反応槽11に環流して再使用する濃縮液中の硫酸と硝酸との混合比を、最適値に調整することができる。さらには、第2反応槽11で添加する新たな混酸の添加量を低減することができる。
1 ジニトロトルエン製造装置
5 第1反応槽
11 第2反応槽
16 第3環流ライン
17 ミキサ
18 第3分離器
19 脱硝酸処理槽
20 中継槽
21 濃縮器
22 分離液環流ライン
25 第1環流ライン

Claims (13)

  1. トルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてモノニトロトルエンを製造する第1工程、
    前記第1工程において得られたモノニトロトルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてジニトロトルエンを製造する第2工程、
    前記第2工程から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合する第1混合工程、
    前記第1混合工程において得られ、2次廃酸にモノニトロトルエンが混合された第1混合液から3次廃酸を分離する分離工程、
    前記分離工程において分離された3次廃酸を濃縮する濃縮工程、および、
    前記濃縮工程において得られた濃縮液を、前記第2工程に環流する第1環流工程を備えることを特徴とする、ジニトロトルエンの製造方法。
  2. 前記第2工程から排出された2次廃酸に混合するモノニトロトルエンが、前記第1工程において得られたモノニトロトルエンであることを特徴とする、請求項1に記載のジニトロトルエンの製造方法。
  3. 前記分離工程において、3次廃酸が分離された分離液を、前記第2工程に環流する第2環流工程を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のジニトロトルエンの製造方法。
  4. 前記第2工程から排出された2次廃酸を、前記第1混合工程においてモノニトロトルエンを混合する以前に、前記第1工程に一部環流する第3環流工程を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のジニトロトルエンの製造方法。
  5. 前記濃縮工程において、硫酸濃度が80重量%以上となるように、3次廃酸を濃縮することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のジニトロトルエンの製造方法。
  6. 前記第1混合工程が、チューブと前記チューブに接続されるラインミキサとを備える管型反応器中で実施され、前記ラインミキサにおける流速が20cm/s以上であって、前記管型反応器における滞留時間が60秒以上であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のジニトロトルエンの製造方法。
  7. 前記第1工程で排出された1次廃酸を、前記分離工程で分離され、前記濃縮工程で濃縮される以前の3次廃酸に一部混合する第2混合工程を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のジニトロトルエンの製造方法。
  8. 1次廃酸を脱硝酸処理することにより得られる廃硫酸を、前記分離工程で分離され、前記濃縮工程で濃縮される以前の3次廃酸に一部混合することを特徴とする、請求項7に記載のジニトロトルエンの製造方法。
  9. トルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてモノニトロトルエンを製造するための第1反応槽、
    前記第1反応槽において得られたモノニトロトルエンを、硝酸および硫酸の混酸と反応させてジニトロトルエンを製造するための第2反応槽、
    前記第2反応槽から排出された2次廃酸にモノニトロトルエンを混合するための第1混合手段、
    前記第1混合手段において得られ、2次廃酸にモノニトロトルエンが混合された第1混合液から3次廃酸を分離するための分離手段、
    前記分離手段において分離された3次廃酸を濃縮するための濃縮手段、および、
    前記濃縮手段において得られた濃縮液を、前記第2反応槽に環流するための第1環流手段を備えることを特徴とする、ジニトロトルエンの製造装置。
  10. 前記第1混合手段では、前記第1反応槽において得られたモノニトロトルエンを混合することを特徴とする、請求項9に記載のジニトロトルエンの製造装置。
  11. 前記分離手段において、3次廃酸が分離された分離液を、前記第2反応槽に環流する第2環流手段を備えることを特徴とする、請求項9または10に記載のジニトロトルエンの製造装置。
  12. 前記第2反応槽から排出された2次廃酸を、前記第1混合手段によってモノニトロトルエンを混合する以前に、前記第1反応槽に一部環流するための第3環流手段を備えることを特徴とする、請求項9〜11のいずれかに記載のジニトロトルエンの製造装置。
  13. 前記第1反応槽から排出された1次廃酸を脱硝酸処理するための脱硝酸処理手段と、
    前記脱硝酸処理手段において得られた廃硫酸を、前記分離手段で分離され、前記濃縮手段で濃縮される以前の3次廃酸に一部混合するための第2混合手段とを備えることを特徴とする、請求項9〜12のいずれかに記載のジニトロトルエンの製造装置。
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