JPH0730920Y2 - エンジンの調速レバーの摩擦固定装置 - Google Patents

エンジンの調速レバーの摩擦固定装置

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JPH0730920Y2
JPH0730920Y2 JP1989034087U JP3408789U JPH0730920Y2 JP H0730920 Y2 JPH0730920 Y2 JP H0730920Y2 JP 1989034087 U JP1989034087 U JP 1989034087U JP 3408789 U JP3408789 U JP 3408789U JP H0730920 Y2 JPH0730920 Y2 JP H0730920Y2
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JP
Japan
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lever
speed control
corrugated washer
control lever
engine
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JP1989034087U
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JPH02124239U (ja
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晃男 中川
西山  茂
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジンの調速レバーを波形座金で押圧する
ことにより、調速レバーを調節操作した位置に摩擦固定
する装置に関する。
〈従来の技術〉 本考案のエンジンの調速レバーの摩擦固定装置は、たと
えば第1図または第5図に示すように、次の前提構造を
有するものを前提とする。
すなわち、エンジンEに固設のレバー受け部14に調速レ
バー1のボス部1aを揺動自在に枢支し、調速レバー1の
ボス部1aをレバー受け部14に対して波型座金5で押圧し
て摩擦固定するように構成したものである。
この前提構造において、波形座金5の具体的な形状とし
て、従来技術では第9図および第10図に示すものがあ
り、次のようになっている。
この波形座金5は、周方向に沿って滑らかに屈曲し、そ
の着座面10が湾曲面に形成されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 周知のように、エンジンのガバナ機構では、ガバナ性能
を高めるために、ガバナウェイトの遠心力およびこれに
釣り合うガバナスプリングの張力が強く設定されてい
る。このガバナスプリングの強い張力に打ち勝って、調
速レバー1を波形座金5で確りと摩擦固定しておく必要
がある。
このように、調速レバー1を確りと摩擦固定するに当た
り、上記従来技術ではつぎの問題がある。
(イ).波形座金5の着座面10での摩耗が早い 波形座金5の着座面10が湾曲面になっていることから、
この着座面10と調速レバー1のボス部1aとの接当面が線
接触となり、その接当面積が小さい。
そのうえ、この小さい接当面積では、摩擦しにくくて滑
り易く、この滑り易いのを補うために、波形座金5の張
力を強くしなければならない。
このように、この波形座金5の着座面10と調速レバー1
のボス部1aとの接当面では、張力が強いうえ、接当面積
が小さいため、その接当面の面圧が著しく高くなり、摩
耗が早く進み、耐久性に劣る。
(ロ).調速レバー1は早期のうちに操作が重くなる 上記のように、波形座金5の着座面10と調速レバー1の
ボス部1aとの接当面は、面圧が高く、摩耗が早く進むた
め、その接当面が荒れて摩擦が強くなり、調速レバー1
は早期のうちに操作抵抗が異常に大きくなって、操作が
重くなる。
本考案の課題は、(イ).波形座金5の着座面10での早
期摩耗を解消すること、および(ロ).調速レバー1が
長期に亘って軽く操作できるようにすること、にある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明のエンジンの調速レバーの摩擦固定装置は、上記
前提構造において、上記課題を解決するために、たとえ
ば第3図および第4図に示すように、次のように構成し
たことを特徴とする。
すなわち、波型座金5の着座面10は偏平面状に形成し、 この着座面10の偏平面の横幅は、波型座金5の径方向の
内寄り10aが幅狭で、その外寄り10bが幅広になる外広が
り状に形成し、 この着座面10の偏平面の上記内寄り10aの横幅に対する
上記外寄り10bの横幅の倍率が、波形座金5の内径に対
する外形の倍率よりも大きい値いになるように設定した
ことを特徴とする。
〈考案の効果〉 本考案は、調速レバー1を確りと摩擦固定するに当た
り、次の効果を奏する。
(イ).波形座金5の着座面10での早期摩耗を解消する (1).波形座金5の着座面10が偏平面になっているこ
とから、この着座面10と調速レバー1のボス部1aとの接
当面が面接触となり、その接当面積が大きい。
(2).そのうえ、この大きい接当面積では、摩擦が大
きくなって滑り難くなるため、調速レバー1を確りと摩
擦固定するに当たり、波形座金5の張力を弱くできる。
(3).さらに、着座面10の偏平面の横幅は、波型座金
5の径方向の内寄り10aが幅狭で、その外寄り10bが幅広
になる外広がり状に形成し、着座面10の偏平面の上記内
寄り10aの横幅に対する上記外寄り10bの横幅の倍率が、
波形座金5の内径に対する外形の倍率よりも大きい値い
になるように設定してある。このことから、調速レバー
1の回転軸心から近い位置よりも遠い位置のほうが摩擦
接当面積が大きく、この摩擦接当による調速レバー1の
回り止めモーメントが大きくなり、この分だけ波形座金
の張力を弱くすることができる。
以上のように、(1).波形座金5の着座面10と調速レ
バー1のボス部1aとの接当面積が大きいこと、(2).
この大きい接当面積では摩擦が大きいため、波形座金5
の張力を弱くできること、および、(3).摩擦接当に
よる調速レバー1の回り止めモーメントが大きくなる分
だけ、波形座金の張力を弱くすることができること、の
三つの組み合わせにより、波形座金5の着座面10と調速
レバー1のボス部1aとの接当面は、その面圧を大幅に引
き下げて、早期摩耗を防止することができ、その接当面
の耐久性を充分に高めることができる。
(ロ).調速レバー1は長期にわたって軽く操作できる 上記のように、波形座金5の着座面10と調速レバー1の
ボス部1aとの接当面は、面圧が低くて摩耗し難いので、
早期摩耗により面が荒れて摩擦が強くなることが無くな
るため、調速レバー1は、操作抵抗が異常に大きくなる
ことが無く、長期にわたって軽く操作することができ
る。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて述べる。
第1図は調速レバーの摩擦固定装置の縦断面図、第2図
は調速レバー周辺のガソリンエンジンの側面図、第3図
は波型座金の平面図、第4図は同バネの斜視図であっ
て、ガソリンエンジンEの側壁上方に気化器11を取り付
け、その下方にガバナレバー2及び調速レバー1を各々
回動自在に枢支する。
上記ガバナレバー2の下方の入力部2aをガバナウエイト
(図示省略)に連動し、その上方の出力部を連結棒を介
して気化器11のスロットルレバーに連結する。
また、ガバナレバー2の中間部2bをガバナスプリング3
を介して調速レバー1に連結し、ガバナウエイトからの
ガバナフォースとガバナスプリング3のバネ力との不釣
り合い力でガバナレバー2を揺動自在に構成する。
上記調速レバー1はエンジン回転数を所定の値に保持す
べく、ガバナレバー2をこの回転数を中心に揺動させる
ものであって、第1図に示すように、エンジンEの側
壁、即ちエンジン本体4にボス状のレバー受け部14を突
設し、この受け部14に下から順に基板15、調速レバー1
のボス部1a、SK5を材質とする円形の接触板8、波型座
金5、押さえ金具6を配置し、これらを上からスタッド
ボルト7で貫設して摩擦固定する。
上記波型座金5は、第3図及び第4図に示すように、円
環波形状の座金であって、周方向に亘り着座面10を上下
に波打たせて構成する。
この波型座金(5)の着座面(10)は偏平面状に形成す
る。この着座面(10)の偏平面の横幅は、波型座金
(5)の径方向の内寄り(10a)が幅狭で、その外寄り
(10b)が幅広になる外広がり状に形成する。この着座
面(10)の偏平面の上記内寄り(10a)の横幅に対する
上記外寄り(10b)の横幅の倍率が、波形座金(5)の
内径に対する外形の倍率よりも大きい値いになるように
設定する。具体的には、着座面(10)は平面視で三角形
状に形成する。
上記調速レバー1においては、波型座金5の押さえ金具
6に対する着座面積が外径方向ほど大きいので、一旦ス
タッドボルト7を締結すると、波型座金5はその上下面
に接当する押さえ金具6及び調速レバー1に対して適正
な面圧で強い摩擦抵抗を発揮し、エンジン運転中におい
てもスタッドボルト7を確実に回り止めできるうえ、調
速レバー1の摩耗を抑制できる。
また、波型座金5と調速レバー1との間に調速レバー1
より硬い接触板8を介装するので、波型座金5の押圧力
は接触板8で調速レバー1に均一に分散して、調速レバ
ー1の表面が波板バネ5で摩損するのをより良く防止で
きる。
但し、第5図に示すように、接触板8を省略し、上記波
型座金5を調速レバー1と押さえ金具6との間に介装す
るだけでも、調速レバー1に対するスタッドボルト7の
回り止め効果は同じである。
一方、第6図は、エンジン本体4に対する調速レバー1
の回り止め防止構造の変形例を示し、調速レバー1の裏
面16のうち、スタッドボルト7が嵌挿する円環部17にセ
レーション18を形成したものである。
また、第7図及び第8図は、上記回り止め防止の別の変
形例を示し、調速レバー1の円環部17の周方向にポンチ
で複数の孔19を刻設し、ポンチ孔19の周囲に形成された
環状突起20をもって、セレーション18に代替しようとす
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の実施例を示し、第1図は調速
レバーの摩擦固定装置の縦断面図、第2図は調速レバー
周辺のガソリンエンジンの側面図、第3図は波型座金の
平面図、第4図は同バネの斜視図、第5図は調速レバー
の回り止め防止の変形例を示す第1図相当図、第6図は
同回り止め防止の変形例を示す調速レバーの要部裏面
図、第7図は別の回り止め防止の変形例を示す第6図相
当図、第8図は第7図のVIII−VIII線断面図、第9図は
従来技術を示す第4図相当図、第10図は同従来技術を示
す第3図相当図である。 1…調速レバー、1a…1のボス部、2…ガバナレバー、
3…ガバナスプリング、4…エンジン本体、5…波型座
金、10…着座面、10a…10の内寄り、10b…10の外寄り、
14…レバー受け部、E…エンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(E)に固設のレバー受け部(1
    4)に調速レバー(1)のボス部(1a)を揺動自在に枢
    支し、調速レバー(1)のボス部(1a)をレバー受け部
    (14)に対して波型座金(5)で押圧して摩擦固定する
    ように構成した エンジンの調速レバーの摩擦固定装置において、 波型座金(5)の着座面(10)は偏平面状に形成し、 この着座面(10)の偏平面の横幅は、波型座金(5)の
    径方向の内寄り(10a)が幅狭で、その外寄り(10b)が
    幅広になる外広がり状に形成し、 この着座面(10)の偏平面の上記内寄り(10a)の横幅
    に対する上記外寄り(10b)の横幅の倍率が、波形座金
    (5)の内径に対する外形の倍率よりも大きい値いにな
    るように設定した ことを特徴とするエンジンの調速レバーの摩擦固定装
    置。
JP1989034087U 1989-03-25 1989-03-25 エンジンの調速レバーの摩擦固定装置 Expired - Lifetime JPH0730920Y2 (ja)

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JPH02124239U JPH02124239U (ja) 1990-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS597553Y2 (ja) * 1979-08-03 1984-03-08 株式会社クボタ エンジンの速度調節装置

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