JPH07309188A - エアバッグドアを有する部材の製造方法 - Google Patents

エアバッグドアを有する部材の製造方法

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JPH07309188A
JPH07309188A JP6101004A JP10100494A JPH07309188A JP H07309188 A JPH07309188 A JP H07309188A JP 6101004 A JP6101004 A JP 6101004A JP 10100494 A JP10100494 A JP 10100494A JP H07309188 A JPH07309188 A JP H07309188A
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airbag door
layer
protrusion
instrument panel
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JP6101004A
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English (en)
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Koji Eguchi
浩二 江口
Hideo Kondo
秀男 近藤
Kazuo Kobayashi
一夫 小林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程を増加させることなく精度良く破断
部を形成することができ、かつ、安定した破断荷重の設
定を容易に確保する。 【構成】 エアバッグドア20の表皮28はインストル
メントパネル12の表皮22と一体であり、両者の境界
部に車両急減速時に破断する破断部32が形成されてい
る。この破断部32は、金型に所定の突部を予め設けて
おき、この状態でパウダスラッシュ成形することによ
り、インストルメントパネル12の表皮22の成形と同
時に形成される。従って、製造工程を増加させることな
く精度良く破断部を形成することができると共に安定し
た破断荷重の設定を容易に確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両急減速時に展開す
るエアバッグドアを有する部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置、例えば助手席用のエア
バッグ装置では、車両のインストルメントパネルの一部
にエアバッグドアが配設されている。この種のエアバッ
グドアにおいては、エアバッグドアの表皮とインストル
メントパネルの表皮との境界部に薄肉部が形成され、こ
の薄肉部が車両急減速時に膨張する袋体に押圧されて破
断するようになっている。この破断部の成形の仕方の一
例が、特開平2−248238号公報に開示されてお
り、以下この公報に開示された構造について説明する。
【0003】図20に示されるのが、助手席用のエアバ
ッグ装置のエアバッグドア100である。この図の21
−21線に沿った拡大断面図に示されるように、エアバ
ッグドア100は、車室内側に配置されインストルメン
トパネルの表皮部と一体化された表皮部102と、この
表皮部102の裏面側に設けられる発泡層104と、か
ら成る。表皮部102には溝状の薄肉部106が形成さ
れており、更に薄肉部106の底部には車両急減速時の
エアバッグドア100の展開に伴う展開荷重により破断
する破断線となる肉厚減少部108が形成されている。
以上の薄肉部106及び肉厚減少部108を備えたエア
バッグドア100は、以下の手順によって製造される。
【0004】まず、インストルメントパネルの表皮部
(エアバッグドア100の表皮部102を含む)を成形
した後、当該表皮部が加熱された状態において、深絞り
成形(例えば、真空絞り成形)により当該表皮部を変形
させて溝状の薄肉部106が形成される。次いで、薄肉
部106の底部に高周波型押しにより、肉厚減少部10
8が形成される。これにより、車両急減速時におけるエ
アバッグドア100の表皮部102の破断線が特定され
る。その後、エアバッグドア100の表皮部102を含
むインストルメントパネルの表皮部を発泡型内にセット
し、発泡成形により当該表皮部の内側に発泡層104が
形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された製造方法による場合、エアバッグドア1
00の表皮部102を含むインストルメントパネルの表
皮部を予め成形した後に、薄肉部106及び肉厚減少部
108を形成することになる(後加工が必要になる)の
で、製造工程が増える。なお、これに伴い、後加工工程
が専用の工程となるので、後加工機が必要になる等コス
トアップを招く。
【0006】また、後加工によって薄肉部106を形成
する場合(即ち、薄肉部106の成形工程を表皮部10
2の成形工程から分離する場合)には、深絞り成形時の
誤差等の影響を受けるので、薄肉部106の位置精度に
バラツキが生じる。
【0007】さらに、位置精度にバラツキが生じた薄肉
部106に高周波型押しによって肉厚減少部108を形
成するため、肉厚減少部108の厚みに僅かなバラツキ
が生じることがある。このため、安定した破断荷重の設
定がしにくくなるという不具合も生じる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、製造工程を増
加させることなく精度良く破断部を形成することがで
き、かつ、安定した破断荷重の設定を容易に確保するこ
とができるエアバッグドアを有する部材の製造方法を得
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るエアバッグドアを有する部材の製造方法は、車両急
減速時に展開するエアバッグドアを有する部材の表皮部
成形用の成形型内の所定部位に突部を設け、当該成形型
内に樹脂層を成形することにより当該部材の表皮部を成
形し、同時に、当該表皮部における突部配設部位に車両
急減速時にエアバッグドアを展開させる破断部を成形す
る、ことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明に係るエアバッグド
アを有する部材の製造方法は、請求項1記載の本発明に
おいて、前記突部の形状を部分的に変えることで、前記
破断部の肉厚、形状を部分的に変える、ことを特徴とし
ている。
【0011】請求項3記載の本発明に係るエアバッグド
アを有する部材の製造方法は、請求項1又は請求項2記
載の本発明において、前記破断部が成形される前記樹脂
層を熱可塑性表皮層とし、当該熱可塑性表皮層の裏面に
更に発泡性表皮層を設けることで、前記部材の表皮部を
二層に成形する、ことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の本発明に係るエアバッグド
アを有する部材の製造方法は、請求項3記載の本発明に
おいて、前記突部を前記成形型に対し接離可能な仕切り
板で構成し、前記熱可塑性表皮層の成形後に当該仕切り
板を成形型から離間する方向へ移動させた上で前記発泡
性表皮層を成形する、ことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、まず、内部所
定部位に突部が設けられた成形型内に樹脂層が成形され
る。これにより、エアバッグドアを有する部材の表皮部
が成形される。さらに、本発明では、当該表皮部の成形
と同時に、突部配設部位に車両急減速時にエアバッグド
アを展開させる破断部が成形される。従って、本発明に
よれば、破断部成形専用の後加工工程がなく、エアバッ
グドアを有する部材の製造工程が増えることはない。ま
た、樹脂層の成形と破断部の成形とが同時になされるこ
とから、両者を分離する場合に比し、破断部の位置精度
が極めて向上される。さらに、破断部の位置精度が極め
て向上されることから、車両急減速時における破断部の
破断荷重の設定を容易に安定化させることができる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、突部の形状を部分的に変えるこ
とで破断部の肉厚、形状を部分的に変え、これにより破
断部の破断荷重をコントロールすることができる。
【0015】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2記載の本発明において、破断部が成形され
る樹脂層を熱可塑性表皮層とし、当該熱可塑性表皮層の
裏面に更に発泡性表皮層を設けることで、エアバッグド
アを有する部材の表皮部を二層に成形するので、例えば
ウレタン等の発泡層を設けた場合におけるアミンによる
弊害を防止することができる。すなわち、ウレタン等の
発泡層が経年劣化すると、当該発泡層のアミンによって
熱可塑性表皮層に亀裂等が生じ得るが、本発明によれば
熱可塑性表皮層と当該発泡層との間に発泡性表皮層が介
在することにより熱可塑性表皮層がアミンの影響を受け
るのを防止することができる。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、請求項3
記載の本発明において、突部を成形型に対し接離可能な
仕切り板で構成し、熱可塑性表皮層の成形後に当該仕切
り板を成形型から離間する方向へ移動させた上で発泡性
表皮層を成形するので、仕切り板の状態を変えるだけで
請求項3における二層の表皮部が得られる。このため、
二層の表皮部を成形するに際して成形型の共通化を図る
ことができる。
【0017】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、図1〜図9を用いて、第1実施例
について説明する。なお、これらの図において、適宜示
される矢印FRは車両前方側を示し、矢印UPは車両上
方側を示し、矢印INは車両室内側を示している。
【0018】図3には、所謂トップダッシュタイプの助
手席用のエアバッグ装置10を備えたインストルメント
パネル12の外観が斜視図にて示されている。また、こ
の図に示されるエアバッグ装置10の後述するエアバッ
グドア20の配設部位を拡大した状態が図2に示されて
おり、更にその1−1線に沿った断面構造が図1に示さ
れている。以下、主として図1を用いて、エアバッグ装
置10の概略構成について説明する。
【0019】エアバッグ装置10は、箱体形状のエアバ
ッグケース14を備えている。このエアバッグケース1
4は、後述するインストルメントパネル12の基材24
及びインパネリインフォース、或いはカウル等の車両骨
格部材(図示省略)に固定されている。
【0020】エアバッグケース14の内部には、略円柱
形のインフレータ16が収容されている。インフレータ
16の側部には、車両急減速状態を感知する図示しない
機械着火式のエアバッグセンサが配設されている。ま
た、インフレータ16の内部には、エアバッグセンサの
ファイアリングピンの移動軌跡上に図示しない雷管が配
設されている。この雷管の周囲にはエンハンサ(伝火
剤)が配設され、更にその外周部にはガス発生剤が収容
されている。なお、上述した機械着火式のエアバッグセ
ンサの代わりに電気着火式のエアバッグセンサを用いて
もよい。この場合、車両の急減速状態を関知するセンサ
はインフレータ内に配設されていない。また、インフレ
ータ16の周囲には、車両急減速時に膨張する袋体18
が折り畳み状態で配設されている。
【0021】上述したエアバッグケース14の上部は袋
体18の膨出のために開口されており、この開口は通常
時エアバッグドア20によって閉塞されている。エアバ
ッグドア20は、ストラップ等によるヒンジ21を介し
てエアバッグケース14の前端側側面に連結されてい
る。また、エアバッグドア20は、インストルメントパ
ネル12と一体化されている。以下、このエアバッグド
ア20の構造をインストルメントパネル12との関係に
おいて詳細に説明する。
【0022】インストルメントパネル12は、車両室内
側(ウインドシールドガラス側)に配置される樹脂製
(例えば、熱可塑性樹脂〔より具体的な一例としてはP
VC〕)の表皮22と、この表皮22と離間して配置さ
れた樹脂製の基材24と、これらの表皮22と基材24
との間に充填されたウレタン等の発泡層26と、によっ
て構成されている。表皮22は比較的低硬度とされてい
るが、基材24は比較的高硬度とされている。
【0023】一方、エアバッグドア20も、樹脂製の表
皮28と、この表皮28と離間して配置された樹脂製の
基材30と、これらの表皮28と基材30との間に充填
された発泡層26(前述したインストルメントパネル1
2の発泡層26がそのまま用いられている)と、から成
る。なお、エアバッグドア20の表皮28及びインスト
ルメントパネル12の表皮22、エアバッグドア20の
基材30及びインストルメントパネル12の基材24
は、各々同一材質、同一硬度である。
【0024】エアバッグドア20の基材30の前端部に
は断面コ字形の嵌合部30Aが形成されており、この嵌
合部30Aにインストルメントパネル12の基材24の
端部(段差付き)が嵌合されている。また、エアバッグ
ドア20の基材30の後端部には弾性変形可能な係合爪
30Bが形成されており、この係合爪30Bがインスト
ルメントパネル12の基材24の端部に挟持状態で係合
されている。より具体的には、係合爪30Bは、エアバ
ッグドア20の基材30の一般面に対し表皮28側へ突
出する段部30B1 と、この段部30B1 の中間部裏面
から基材30側へ突出する爪部30B2 とから成る。こ
の内、段部30B1 は後述する破断部32に近接配置さ
れており、これにより破断部32の裏面における発泡層
26が薄肉化されている。なお、上述したインストルメ
ントパネル12の表皮22及びエアバッグドア20の表
皮28は、パウダスラッシュ成形により成形されてい
る。
【0025】ここで、図2に示されるように、上述した
エアバッグドア20の表皮28とインストルメントパネ
ル12の表皮22との境界部には、断面略コ字形の溝状
の破断部32が枠状に形成されている。以下、この破断
部32の構成について説明する。
【0026】図4には、図2に示される破断部32の後
端側中央部における4−4線に沿った断面構造が示され
ている。この図に示されるように、破断部32の後端側
中央部には円形の貫通孔34が形成されている。これら
の貫通孔34は、破断部32の長手方向に沿って複数形
成されている。従って、破断部32の後端側中央部にお
ける剛性は十分に低くなっている。なお、この部位の裏
面には、ウレタン発泡時におけるウレタン漏れ防止用の
テープ36が貼着されている。
【0027】一方、図5には、図2に示される破断部3
2の後端側両サイドにおける5−5線に沿った断面構造
が示されている。なお、破断部32の両側部についても
同様構造である。この図に示されるように、破断部32
の後端側両サイドには鋭角状の薄肉部38が形成されて
いる。従って、この破断部32の後端側両サイドにおけ
る剛性は前述した後端側中央部に次いで低くなってい
る。
【0028】なお、図6には、図2に示される破断部3
2の前端側における6−6線に沿った断面構造が示され
ているが、この部位には前述した貫通孔34や薄肉部3
8は形成されておらず、チャンネル状の溝となってい
る。従って、この破断部32の前端側における剛性は破
断部32の中では最も高くなっている。
【0029】次に、図7〜図9を用いて、本実施例にお
いて使用される金型40の構成について説明する。
【0030】図7に示される如く、金型40の内側面の
所定部位(破断部32の後端側中央部〔図2の4−4線
に相当〕)には、ブロック状の第1の突部42が配置さ
れている。この第1の突部42は、直方体形状の基部4
2A及びこの基部42A上に所定の間隔で突出配置され
た複数の円柱形の突起42Bから成る。
【0031】また、図8に示される如く、金型40の内
側面の所定部位(破断部32の後端側両サイド〔図2の
5−5線に相当〕)には、ブロック状の第2の突部44
が配置されている。この第2の突部44は、前述した第
1の突部42の基部42Aに当接状態で長手方向に連続
する基部44A及びこの基部44A上に形成された断面
三角形状の鋭角部44Bから成る。
【0032】さらに、図9に示される如く、金型40の
内側面の所定部位(破断部32の前端側〔図2の6−6
線に相当〕)には、ブロック状の第3の突部46が配置
されている。この第3の突部46は、前述した第2の突
部44の基部44Aに当接状態で連続する基部46Aの
みから成る。
【0033】上述した第1の突部42、第2の突部4
4、及び第3の突部46が、図2に示される枠状の破断
部32の形に沿うよう枠組されて金型40の内側面にセ
ット(載置するだけでもよいし、離脱可能に仮止めして
もよい)される。
【0034】次に、上述したエアバッグドア20を有す
るインストルメントパネル12の製造方法の説明を通し
て、本実施例の作用を説明する。
【0035】まず、上記構成の金型40が所定温度(約
280°C)に加熱される。次いで、加熱された金型4
0の内側面に粉末(パウダ)が投入される。これによ
り、粉末が溶融し金型40の内側面に付着される。粉末
が融着した状態では、第1の突部42の基部42A、第
2の突部44の基部44A、及び第3の突部46の基部
46Aによって、溝状かつ枠状に連続した破断部32の
外郭が形成される。また、第1の突部42の突起42B
によって、複数の貫通孔34が形成される。さらに、第
2の突部44の鋭角部44Bによって、鋭角状の薄肉部
38が形成される。
【0036】なお、金型40を加熱した際、金型40の
一般部よりも第1の突部42、第2の突部44、第3の
突部46の方が肉厚が増加しているので、熱が伝わりに
くく、粉末が必要以上に融着するのが防止される。この
ため、均一な破断部32を形成することができる。
【0037】その後、不要な粉末が回収されて金型40
が約70°Cに冷却される。以上の工程により、エアバ
ッグドア20の表皮28を含むインストルメントパネル
12の表皮22が成形され、この成形と同時に破断部3
2も成形されることになる。
【0038】次に、破断部32の貫通孔34の表面にテ
ープ36が貼着される。これにより、貫通孔34が閉塞
されるので、後に行われるウレタン発泡時のウレタン漏
れが防止される。
【0039】続いて、インストルメントパネル12の表
皮22との間に所定の隙間を開けて、インストルメント
パネル12の基材24がセットされる。なお、このと
き、エアバッグドア20の基材24は既にインストルメ
ントパネル12の基材24に嵌着された状態にしてお
く。次いで、インストルメントパネル12の表皮22と
インストルメントパネル12の基材24との間にウレタ
ンが充填され発泡成形がなされる。これにより、両者の
間に発泡層26が成形されると共に三者が一体化され、
エアバッグドア20を有するインストルメントパネル1
2が構成される。
【0040】その後、エアバッグ装置10の本体がエア
バッグドア20の基材30の裏面等に組付けられる。
【0041】一方、インストルメントパネル12がエア
バッグ装置10と共に車両に組み付けられ車両走行状態
となった後、車両急減速状態になると、図示しないエア
バッグセンサがこれを感知して雷管を発火させる。この
ため、エンハンサを介してガス発生剤が燃焼し、大量の
ガスが発生する。従って、袋体18が膨張し、エアバッ
グドア20をインストルメントパネル12の内方側から
押圧する。その結果、最も剛性が低い破断部32の後端
側中央部(貫通孔34の形成部位)から破断して、後端
側両サイド(薄肉部38の形成部位)、前端側へと順次
その破断が移行していく。これにより、エアバッグドア
20は、係合爪30Bの係合状態が解除されて、ヒンジ
21を中心としてウインドシールドガラス側へ展開す
る。この結果、袋体18がウインドシールドガラスに当
接した後、助手席に着座する乗員側へ向けて膨出され乗
員を保護する。
【0042】このように本実施例では、エアバッグドア
20の表皮28を有するインストルメントパネル12の
表皮22を成形する際に、同時に複数の貫通孔34及び
薄肉部38を含む破断部32を成形してしまうので、破
断部成形専用の後加工工程が不要となる。このため、エ
アバッグドア20の表皮28を有するインストルメント
パネル12の表皮22の製造工程が増えることもない。
従って、エアバッグドア20を有するインストルメント
パネル12の製造も従来通りの工程数で行うことがで
き、生産効率、コスト削減を図ることができる。
【0043】また、本実施例では、エアバッグドア20
の表皮28を有するインストルメントパネル12の表皮
22の成形と同時に複数の貫通孔34及び薄肉部38を
含む破断部32を成形することができるので、後工程で
破断部32を成形する場合に比し、破断部32の位置精
度を極めて向上させることができる。
【0044】さらに、破断部32の位置精度が極めて向
上されることから、車両急減速時における破断部32の
破断荷重の設定を容易に安定化させることができる。
【0045】また、本実施例では、第1の突部42、第
2の突部44、及び第3の突部46といった三種類の突
部を用いることにより破断部32の肉厚及び形状を所望
の肉厚及び形状にすることができる。従って、破断荷重
を容易にコントロールすることができる。具体的には、
貫通孔34の形成部位(最も剛性が低い)を破断起点と
して、薄肉部38の形成部位(次に剛性が低い)、貫通
孔34、薄肉部38が形成されていない部位(最も剛性
が高い)の順に破断させていくことができる。そして、
貫通孔34、薄肉部38の位置を調節することにより、
エアバッグドア20の展開の仕方を変化させることがで
きるので、このエアバッグドア20の展開の仕方を利用
してエアバッグドア20の展開方向のコントロールをす
ることが可能となる。
【0046】さらに、第1の突部42、第2の突部4
4、及び第3の突部46を着脱可能に構成したので、エ
アバッグ装置10を備えないインストルメントパネル1
2の表皮22を成形する場合は、これらの第1の突部4
2、第2の突部44、及び第3の突部46を取り除くこ
とで金型40を共用することができる。従って、生産性
の向上及びコスト削減を図ることができる。
【0047】また、本実施例では、エアバッグドア20
の表皮28がインストルメントパネル12の表皮22に
一体に成形されるので、両者を別個独立に成形する場合
に比し、見切り線を合わせる必要がなく良好な外観品質
を得ることができる。
【0048】さらに、本実施例では、エアバッグドア2
0の基材30の係合爪30Bに段部30B1 を設けるこ
とにより薄肉部38の裏面の発泡層26を薄肉化するこ
とができるので、発泡層26が経年劣化した場合に生じ
得る表皮28(ここでは破断部32を意味)に対するア
ミンによる弊害(亀裂等)の発生を防止することができ
る。
【0049】なお、上述した破断部32の変形例とし
て、以下の構成を挙げることができる。一つ目の変形例
は、図11に示される如く薄肉かつ先端が両面テーパと
された突起部50が設けられた金型40を用い、この突
起部50によって図10に示される如く破断部52に薄
肉部52Aを形成した例である。従って、この変形例に
おいても、エアバッグドア20の表皮28を含むインス
トルメントパネル12の表皮22の成形と同時に薄肉部
38を含む破断部32が成形される。
【0050】二つ目の変形例は、図13に示される如く
断面L字形とされた突起部54が設けられた金型40を
用い、この突起部54によって図12に示される如くエ
アバッグドア20の表皮28とインストルメントパネル
12の表皮22とを巻き込んで発泡成形することにより
破断部56を構成した例である。従って、この変形例で
はエアバッグドア20の表皮28とインストルメントパ
ネル12の表皮22とが分離して別個に成形される点で
前者の変形例とは異なるものの、ウレタン等による発泡
成形と同時に破断部56が構成される点で、破断部成形
専用の後加工工程が必要になる構成に比べれば、生産性
が良いといえる。 〔第2実施例〕次に、図14〜図16を用いて、第2実
施例について説明する。なお、第1実施例と同一構成部
分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0051】図14には助手席用のエアバッグ装置10
を備えたインストルメントパネル60の概略構成が断面
図にて示されており、又この図のA線矢視拡大図が図1
5に示されている。
【0052】これらの図に示されるように、インストル
メントパネル60の表皮62とエアバッグドア64の表
皮66との境界部裏面には、断面コ字形かつ溝状の破断
部68が形成されている。なお、エアバッグドア64の
表皮66及びインストルメントパネル60の表皮62
は、同一材質(パウダスラッシュ成形によるPVC表
皮)、同一硬度である。
【0053】さらに、この実施例では、エアバッグドア
64の表皮66の裏面に発泡PVCによって構成された
表皮70が配設されている。この表皮70は、前述した
エアバッグドア64の表皮66の裏面を覆うと共にその
一部が破断部68にも充填されている。
【0054】すなわち、この実施例では、エアバッグド
ア64の表皮構造が二層構造(第1層が表皮66で第2
層が表皮70)とされている。なお、第2層である表皮
70の強度は、第1層である表皮66よりも極めて低強
度とされている。
【0055】上述したエアバッグドア64の表皮62、
66、70は、以下の如くして成形される。
【0056】まず、図16(A)に示されるように、仕
切り板74が金型72内の所定位置に配置される。この
際、仕切り板74の下端部は、金型72の底面から破断
部68の肉厚分だけ離間するようにセットされる。な
お、この仕切り板74は、金型72の底面に対し接離可
能に構成されている。次いで、この状態で、上述したパ
ウダスラッシュ成形により第1層である表皮66が成形
される。次に、図16(B)に示されるように、仕切り
板74が上方へ退避され(或いは除去され)、第2層で
ある表皮70が発泡成形される。これにより、エアバッ
グドア64の表皮構造が二層構造となる。
【0057】上記構成によれば、エアバッグドア64の
表皮66の裏面に更に表皮70が配設されているため、
表皮66が表皮70によって支持されると共に、発泡層
26が経年劣化した場合に生じ得る表皮66(ここでは
破断部68を意味)に対するアミンによる弊害(表皮6
6表面の亀裂等)の発生を、その裏面に位置する表皮7
0によってアミンの表面側への浮き上がりを抑えること
によって防止することができる。この場合、表皮70を
設けないと、特に破断部68ではその肉厚が薄肉のた
め、アミンによる弊害を受けやすいが、上記構成のよう
に表皮70を破断部68の裏面に配設したので、アミン
の弊害を受けにくくなった。なお、表皮70は表皮66
に比べて極めて低強度であるため、破断荷重に影響を与
えることはない。
【0058】さらに、この構造によれば、破断部68が
エアバッグドア64の表皮66の裏面に形成されるた
め、車室内に破断部68のラインが露見することはな
い。従って、インストルメントパネル60の表皮66の
外観品質を向上させることができる。
【0059】なお、この実施例では、インストルメント
パネル60の表皮62とエアバッグドア64の表皮66
とが一体品であったが、両者を分離して上記構造を適用
することも可能である。すなわち、図17に示されるよ
うに、この変形例では、インストルメントパネル60の
表皮62とエアバッグドア64の表皮66とが分断され
ている。この分断されて生じた隙間には、前述した表皮
70の一部が充填されており、これにより破断部76が
形成されている。
【0060】上述した変形例における表皮62、66、
70は、以下の如くして成形される。図18(A)に示
されるように、まず仕切り板74の下端部を金型72の
底面に密着させた後、パウダスラッシュ成形により第1
層である表皮66が成形される。次に、図17(B)に
示されるように、仕切り板74が上方へ退避され(或い
は除去され)、この状態で第2層である表皮70が発泡
成形される。これにより、前述した破断部76が成形さ
れる。
【0061】上記変形例によっても、第2実施例と同様
の効果が得られる。また、これらの変形例から判るよう
に、仕切り板74を金型72に対し接離可能に構成した
ことにより、同一の金型72内で仕切り板74を上下動
させるだけで二層の表皮構造を得ることができる。
【0062】図19には、第2実施例の別の変形例が示
されており、この変形例に示される如く、前述した仕切
り板74に対して直交配置される別の仕切り板78を使
うことにより、第2層である表皮70を破断部68の形
成位置付近にのみ設けることも可能である。
【0063】なお、上述した実施例では、助手席用のエ
アバッグ装置10のエアバッグドア20を適用対象とし
たが、これに限らず、ステアリングホイールの略中央部
に配設される運転席用のエアバッグ装置のエアバッグド
ア(具体的には、ステアリングパッド)に本発明を適用
してもよいし、車両用ドア内に配設される所謂側突用の
エアバッグ装置のエアバッグドア(具体的には、ドアト
リム)に本発明を適用してもよい。
【0064】また、請求項2記載の本発明では、「前記
突部の形状を部分的に変えることで、前記破断部の肉
厚、形状を部分的に変える、」構成としたが、より具体
的にすると、例えば、「前記突部を、破断起点となる低
剛性部成形用の第1の突部と、この第1の突部に連続し
て配置され当該低剛性部よりも高剛性である中間剛性部
成形用の第2の突部と、この第2の突部に連続して配置
され当該中間剛性部よりも高剛性である高剛性部成形用
の第3の突部と、で構成することにより、前記破断部の
剛性を徐々に変化させる、」構成といえる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るエアバッグドアを有する部材の製造方法は、車
両急減速時に展開するエアバッグドアを有する部材の表
皮部成形用の成形型内の所定部位に突部を設け、当該成
形型内に樹脂層を成形することにより当該部材の表皮部
を成形し、同時に、当該表皮部における突部配設部位に
車両急減速時にエアバッグドアを展開させる破断部を成
形するので、製造工程を増加させることなく精度良く破
断部を形成することができ、かつ、安定した破断荷重の
設定を容易に確保することができるという優れた効果を
有する。
【0066】また、請求項2記載の本発明に係るエアバ
ッグドアを有する部材の製造方法は、請求項1記載の本
発明において、突部の形状を部分的に変えることで、破
断部の肉厚、形状を部分的に変える構成であるので、破
断部の破断荷重をコントロールすることができるという
優れた効果を有する。
【0067】また、請求項3記載の本発明に係るエアバ
ッグドアを有する部材の製造方法は、請求項1又は請求
項2記載の本発明において、破断部が成形される樹脂層
を熱可塑性表皮層とし、当該熱可塑性表皮層の裏面に更
に発泡性表皮層を設けることで、エアバッグドアを有す
る部材の表皮部を二層に成形するので、アミンによる弊
害を防止することができるという優れた効果を有する。
【0068】さらに、請求項4記載の本発明に係るエア
バッグドアを有する部材の製造方法は、請求項3記載の
本発明において、突部を成形型に対し接離可能な仕切り
板で構成し、熱可塑性表皮層の成形後に当該仕切り板を
成形型から離間する方向へ移動させた上で発泡性表皮層
を成形するので、二層の表皮部を成形するに際して成形
型の共通化を図ることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る助手席用のエアバッグ装置を
示す図2の1−1線断面図である。
【図2】エアバッグドアの外観を示す斜視図である。
【図3】図1に示されるエアバッグ装置が組付けられた
インストルメントパネルの外観斜視図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】破断部の一部(4−4線相当部位)を成形する
ための型の一部を示す斜視図である。
【図8】破断部の一部(5−5線相当部位)を成形する
ための型の一部を示す斜視図である。
【図9】破断部の一部(6−6線相当部位)を成形する
ための型の一部を示す斜視図である。
【図10】第1実施例の変形例を示す要部拡大図であ
る。
【図11】図10に示される破断部を成形するための型
の一部を示す斜視図である。
【図12】第1実施例の別の変形例を示す要部拡大図で
ある。
【図13】図12に示される破断部を成形するための型
の一部を示す斜視図である。
【図14】第2実施例に係る助手席用のエアバッグ装置
を示す図1に対応する断面図である。
【図15】図14のA線矢視拡大図である。
【図16】(A)、(B)は図15に示される破断部を
成形するための型の一部を示す断面図である。
【図17】第2実施例の変形例を示す図15に対応する
拡大図である。
【図18】(A)、(B)は図17に示される破断部を
成形するための型の一部を示す断面図である。
【図19】第2実施例の別の変形例を示す図16(B)
に相当する断面図である。
【図20】従来例を示す助手席用のエアバッグ装置のエ
アバッグドアの表皮を示す斜視図である。
【図21】図20の21−21線断面図である。
【符号の説明】
12 インストルメントパネル(エアバッグドアを有
する部材) 20 エアバッグドア 22 表皮(表皮部) 28 表皮(表皮部) 32 破断部 40 金型(成形型) 42 第1の突部 44 第2の突部 46 第3の突部 66 表皮(熱可塑性表皮層) 70 表皮(発泡性表皮層) 74 仕切り板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両急減速時に展開するエアバッグドア
    を有する部材の表皮部成形用の成形型内の所定部位に突
    部を設け、当該成形型内に樹脂層を成形することにより
    当該部材の表皮部を成形し、同時に、当該表皮部におけ
    る突部配設部位に車両急減速時にエアバッグドアを展開
    させる破断部を成形する、 ことを特徴とするエアバッグドアを有する部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記突部の形状を部分的に変えること
    で、前記破断部の肉厚、形状を部分的に変える、 ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグドアを有す
    る部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記破断部が成形される前記樹脂層を熱
    可塑性表皮層とし、当該熱可塑性表皮層の裏面に更に発
    泡性表皮層を設けることで、前記部材の表皮部を二層に
    成形する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッ
    グドアを有する部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記突部を前記成形型に対し接離可能な
    仕切り板で構成し、前記熱可塑性表皮層の成形後に当該
    仕切り板を成形型から離間する方向へ移動させた上で前
    記発泡性表皮層を成形する、 ことを特徴とする請求項3記載のエアバッグドアを有す
    る部材の製造方法。
JP6101004A 1994-05-16 1994-05-16 エアバッグドアを有する部材の製造方法 Pending JPH07309188A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010454A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用内装パネル及びその製造方法
JP2013010455A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用内装パネル
EP3081672A1 (de) * 2015-04-14 2016-10-19 SMP Deutschland GmbH Verfahren zur herstellung eines formwerkzeugs für die kunststoffverarbeitung und formwerkzeug für die kunststoffverarbeitung

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