JPH0752741A - エアバッグカバーの表皮の製造方法 - Google Patents

エアバッグカバーの表皮の製造方法

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JPH0752741A
JPH0752741A JP5206610A JP20661093A JPH0752741A JP H0752741 A JPH0752741 A JP H0752741A JP 5206610 A JP5206610 A JP 5206610A JP 20661093 A JP20661093 A JP 20661093A JP H0752741 A JPH0752741 A JP H0752741A
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skin
airbag cover
instrument panel
powder
parting
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JP5206610A
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Yasuhiro Aoyama
保裕 青山
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程の簡素化を図ると共に作業性を向上
させる。 【構成】 インストゥルメントパネルの表皮28の表面
形状に合致する凹凸面36Aを有する型36内のエアバ
ッグカバーの表皮22の形成位置に見切り治具38をセ
ットする(第1の工程;(A))。次に、粉末40を一
様に投入し、かつ加熱して表皮28を形成する(第2の
工程;(B))。次に、見切り治具38を取り除く(第
3の工程;(C))。その後、取り除いた部分に再び粉
末40を投入し、かつ加熱して表皮22を形成する(第
4の工程;(D))。この際、表皮22の周縁部22A
と表皮28の周縁部28Aとが溶着されるので、両者を
結合及びシールするための部品の組付工程が不要とな
り、製造工程の簡素化を図れる。また、双方の表皮を予
め別部品として形成してかつ両者の見切りを考慮しなが
ら型内にセットする等の煩雑な作業が不要となるので、
作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグカバーの表
皮の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置、例えば助手席用のエア
バッグ装置は、一般に車両のインストゥルメントパネル
の裏面側に配設されている。具体的には、インストゥル
メントパネルのグローブボックスの上部付近に配設され
ていることが多い。この種のエアバッグ装置では、車両
急減速時にインフレータのガスによって折り畳み状態の
袋体が膨張し、これによってエアバッグカバーが裏面側
から押圧されて破断し展開するようになっている。
【0003】ここで、一般に、上述したエアバッグカバ
ーは、乗員側に配置される表皮と、インストゥルメント
パネルにヒンジ結合されてエアバッグカバー展開時に作
用する荷重を支持する基材と、これらの表皮と基材との
間に充填されるウレタン等の発泡層と、から構成されて
いる。このようなエアバッグカバーの製造方法(特に、
表皮の製造方法)の一例が、実開昭63−104259
号公報に開示されている。以下、この製造方法について
説明する。
【0004】図4に示されるように、エアバッグカバー
100は、インストゥルメントパネル102の基材10
4にヒンジ結合された基材106と、インストゥルメン
トパネル102の表皮108と連続的に設けられる表皮
110と、を備えている。また、エアバッグカバー10
0の基材106と表皮110との間及びインストゥルメ
ントパネル102の基材104と表皮108との間に
は、発泡層112が一体に充填されている。
【0005】図5に示されるように、この公報に開示さ
れた製造方法による場合、エアバッグカバー100の表
皮110と、インストゥルメントパネル102の表皮1
08とを別々に成形した後、エアバッグカバー100の
表皮110にあっては両端の不要な部分を切除し、イン
ストゥルメントパネル102の表皮108にあってはエ
アバッグカバー100の表皮110に相当する部分を切
除する。次いで、これらの見切りを考慮しつつ、金型内
に位置決めしてセットする。次いで、図6及び図7に示
される如く、全体としては矩形枠状でかつ長手直角断面
形状がC字形の接合具114を双方の表皮108、11
0の見切り部108A、110Aに嵌入させる。その
後、双方の基材104、106をセットし、これらの表
皮108、110と基材104、106との間に、ウレ
タンを発泡させて発泡層112を形成する。これによ
り、インストゥルメントパネル102と一体化されたエ
アバッグカバー100が製造される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た製造方法をエアバッグカバー100の表皮110の製
造方法に絞って観た場合、インストゥルメントパネル1
02の表皮108と、エアバッグカバー100の表皮1
10とを予め別々に製作するため、ウレタンの発泡成形
時に、ウレタンがインストゥルメントパネル102、エ
アバッグカバー100の表皮108、110の見切り部
108A、110Aから漏れないように、別物の接合具
114を取り付けなければならない。このため、部品点
数が増えるのみならず、接合具114の嵌入工程が必要
となる等製造工程も複雑化する。
【0007】さらに、インストゥルメントパネル102
の表皮108とエアバッグカバー100の表皮110と
の見切りを考慮しつつ表皮108、110の位置決めを
して金型内にこれらをセットしなければならず、作業性
が低下する。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、製造工程の簡
素化を図ることができると共に作業性を向上させること
ができるエアバッグカバーの表皮の製造方法を得ること
が目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
カバーの表皮の製造方法は、車両用内装材の表皮形状に
合致する凹凸を有する型内におけるエアバッグカバーの
表皮形成位置に、エアバッグカバーの表皮形成部分を隠
蔽する見切り治具を、離脱可能にセットする第1の工程
と、見切り治具をセットした状態で粉末を凹凸面上に投
入し、この粉末を加熱して車両用内装材の表皮を形成す
る第2の工程と、見切り治具を型内から離脱させる第3
の工程と、再び、粉末をエアバッグカバーの表皮形成位
置に投入し、この粉末を加熱してエアバッグカバーの表
皮を形成する第4の工程と、を有することを特徴として
いる。
【0010】
【作用】上記構成によれば、第1の工程によって、型内
におけるエアバッグカバーの表皮形成位置に、エアバッ
グカバーの表皮形成部分を隠蔽する見切り治具が、離脱
可能にセットされる。つまり、この見切り治具をセット
することにより、エアバッグカバーの表皮の形状及び位
置が特定される。次いで、第2の工程によって、粉末が
凹凸面に一様に投入される。投入された粉末は加熱され
ることにより溶融固化し、これにより車両用内装材の表
皮が形成される。しかし、この時点では、見切り治具が
セットされた状態にあるので、エアバッグカバーの表皮
は形成されない。次いで、第3の工程によって、見切り
治具が型内から離脱される。これにより、型内における
エアバッグカバーの表皮形成部分が露見される。次い
で、第4の工程によって、露見されたエアバッグカバー
の表皮形成部分に、再び粉末が投入される。投入された
粉末は前記同様に加熱されることにより溶融固化し、こ
れによりエアバッグカバーの表皮が形成される。またこ
のときの熱で、車両用内装材の表皮とエアバッグカバー
の表皮との見切り部が溶着される。
【0011】このように本発明では、第1の工程で見切
り治具をセットした後、第2の工程乃至第4の工程を経
ることにより、車両用内装材の表皮とエアバッグカバー
の表皮との見切り部が溶着されるため、従来の接合具等
のシール材を用いなくても、後に続くウレタンの発泡成
形等を行う際にウレタンが漏れるのを防止することがで
きる。従って、接合具等のシール材の嵌入工程を廃止す
ることができる。
【0012】また、車両用内装材の表皮とエアバッグカ
バーの表皮とを予め別々に製作しておき、これらを金型
内にセットするのではなく、第2の工程によって車両用
内装材の表皮を先に形成した後、第3の工程で見切り治
具を型内から離脱させ、この状態で第4の工程でエアバ
ッグカバーの表皮形成位置に粉末を投入して加熱するこ
とによりエアバッグカバーの表皮が形成されるため、つ
まり、既に形があるもの同士を一体化させるのではな
く、一方(車両用内装材の表皮)の開口付の形を作った
後、この開口内へ形を作る素になる粉末を投入して加熱
することにより他方(エアバッグカバーの表皮)の形を
作り、同時に双方が一体化される製造方法であるため、
これらの表皮の見切りを考慮しながら型内へセットする
等の煩雑な作業を無くすことができる。
【0013】さらに、このことから、本発明によれば、
車両用内装材の表皮とエアバッグカバーの表皮との型内
への位置決め不良による見切りのバラツキが生じること
がない。従って、エアバッグカバーを含む車両用内装材
の外観品質を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るエ
アバッグカバーの表皮の製造方法の一実施例について説
明する。
【0015】図2には、助手席用のエアバッグ装置10
が車両用内装材としてのインストゥルメントパネル12
に取り付けられた状態が示されている。この図に示され
るように、エアバッグ装置10は、箱体形状のエアバッ
グケース14を備えている。エアバッグケース14の内
部には円柱形のインフレータ16が収容されていると共
に折り畳み状態の袋体18が収容されている。インフレ
ータ16の側部には、車両急減速状態を感知する図示し
ない機械着火式のセンサがエアバッグケース14から突
出状態で取り付けられている。なお、電気着火式のセン
サを用いてもよい。また、インフレータ16の内部に
は、センサのファイアリングピンの移動軌跡上に図示し
ない雷管が配設されている。この雷管の周囲にはエンハ
ンサ(伝火剤)が配設され、更にその外周部にはガス発
生剤が収容されている。従って、車両急減速時になる
と、この車両急減速状態がセンサによって感知されて、
ファイアリングピンによって雷管が刺突される。これに
より、エンハンサを介してガス発生剤が燃焼し、大量の
ガスが発生する。発生したガスは、インフレータ16の
外周壁に形成された複数のガス孔から袋体18内へ流入
し、袋体18を膨張させる。
【0016】上述したエアバッグケース14の助手席側
端部は開口されており、この開口はエアバッグカバー2
0によって閉塞されている。このエアバッグカバー20
は、インストゥルメントパネル12と一体化されてい
る。以下、このエアバッグカバー20の構造をインスト
ゥルメントパネル12との関係において詳細に説明す
る。
【0017】インストゥルメントパネル12は、車両室
内側に配置される樹脂製の表皮22と、この表皮22と
離間して配置された樹脂製の基材24と、これらの表皮
22と基材24との間に充填されたウレタン等の発泡層
26と、によって構成されている。表皮22は比較的低
硬度とされているが、基材24は比較的高硬度とされて
いる。
【0018】一方、エアバッグカバー20も、樹脂製の
表皮28と、この表皮28と離間して配置された樹脂製
の基材30と、これらの表皮28と基材30との間に充
填された発泡層26(前述したインストゥルメントパネ
ル12の発泡層26がそのまま用いられている)と、か
ら成る。なお、エアバッグカバー20の表皮28及びイ
ンストゥルメントパネル12の表皮22、エアバッグカ
バー20の基材30及びインストゥルメントパネル12
の基材24は、それぞれ同一材質、同一硬度である。
【0019】また、エアバッグカバー20の基材30の
上端部はリベット32でインストゥルメントパネル12
の基材24に固定されている。車両急減速時には、この
リベット32で固定された部分がエアバッグカバー20
の展開中心となる。
【0020】さらに、エアバッグカバー20の表皮28
の周縁部28Aは、インストゥルメントパネル12の内
方側へ屈曲されている。これに応じて、インストゥルメ
ントパネル12の表皮22におけるエアバッグカバー2
0の表皮28の周縁部28Aに対応する周縁部22Aも
インストゥルメントパネル12の内方側へ屈曲されてい
る。これらのエアバッグカバー20の表皮28の周縁部
28Aとインストゥルメントパネル12の表皮22の周
縁部22Aとは溶着されて、車両急減速時における破断
部34を構成する。
【0021】次に、上述したエアバッグカバー20の特
に表皮28の製造方法の説明を通して、本実施例の作用
を説明する。
【0022】図1(A)には、型36の断面が示されて
いる。この図に示されるように、型36には、インスト
ゥルメントパネル12の表皮形状に合致する凹凸面36
Aが形成されている。そして、まずこの型36の凹凸面
36Aにおけるエアバッグカバー20の表皮28の形成
位置に、表皮28の形状に合致する底面形状を有する見
切り治具38がセットされる。これにより、凹凸面36
Aにおけるインストゥルメントパネル12の表皮22に
相当する部分は露出され、エアバッグカバー20の表皮
28が形成される部分のみが隠蔽される。この工程が、
本発明における第1の工程に相当する。
【0023】次に、図1(B)に示されるように、見切
り治具38をセットした状態で、粉末(パウダ)40が
凹凸面36Aに一様に投入される。一様に粉末40が投
入されたら、加熱して粉末40を凹凸面36Aに溶融付
着させて固める。これにより、インストゥルメントパネ
ル12の表皮22のみが先に形成される。この工程が、
本発明における第2の工程に相当する。
【0024】次に、図1(C)に示されるように、見切
り治具38が型36内から離脱される。これにより、エ
アバッグカバー20の表皮28の形成位置のみに、凹凸
面36Aが露見される。この工程が、本発明における第
3の工程に相当する。
【0025】次に、図1(D)に示されるように、表皮
28の形成位置にのみ、再び粉末40が一様に投入され
る。一様に粉末40が投入されたら、この粉末40を加
熱して凹凸面36Aに溶融付着させて固める。これによ
り、エアバッグカバー20の表皮28が形成される。ま
た、この際、エアバッグカバー20の表皮28の周縁部
28Aとインストゥルメントパネル12の周縁部22A
とがこの際の熱によって溶着される。この工程が、本発
明における第4の工程に相当する。
【0026】なお、その後、インストゥルメントパネル
12の基材24及びエアバッグカバー20の基材30が
セットされて、ウレタン等を用いた発泡成形が行われ
る。これにより、インストゥルメントパネル12及びエ
アバッグカバー20の発泡層26が一体かつ一度に形成
される。
【0027】すべての成形工程が終了後、エアバッグカ
バー20が一体化されたインストゥルメントパネル12
が型36内から取り出される。
【0028】インストゥルメントパネル12がエアバッ
グ装置10と共に車両に組み付けられ車両走行状態とな
った後、車両急減速時になると、図示しないセンサがこ
れを感知して雷管を発火させ、エンハンサを介してガス
発生剤を燃焼させる。これにより生じたガスによって袋
体18が膨張し、エアバッグカバー20がインストゥル
メントパネル12の内方側から押圧される。その結果、
エアバッグカバー20は、破断部34から破断(内部の
発泡層26も同時に破断)して、リベット32による固
定部位を中心として展開し、袋体18が助手席に着座す
る乗員に向けて膨出される。
【0029】このように本実施例では、第4の工程によ
りエアバッグカバー20の表皮28を形成する際に、エ
アバッグカバー20の表皮28の周縁部28Aとインス
トゥルメントパネル12の表皮22の周縁部22Aとが
溶着されるため、両者の見切りをシールするためのシー
ル材を用いなくても、確実に両者の見切りをシールする
ことができる。このため、発泡成形時にウレタン等が漏
れるのを確実に防止することができるのみならず、部品
点数を削減することができ、従来の製造方法にみられた
接合具114の嵌入工程を廃止することができる。従っ
て、表皮28の製造工程、ひいてはエアバッグカバー2
0の製造工程の簡素化を図ることができる。
【0030】また、本実施例では、第2の工程(図1
(B)参照)によりインストゥルメントパネル12の表
皮22が先に形成された後、第3の工程(図1(C)参
照)で見切り治具38を型36内から離脱させ、この状
態で第4の工程(図1(D)参照)によりエアバッグカ
バー20の表皮形成位置に粉末40を投入して加熱する
ことによりエアバッグカバー20の表皮28が形成され
るため、つまり、開口付のインストゥルメントパネル1
2の表皮22を先に形成した後、「この開口内へ粉末4
0を一様にカバー形成部位に投入して加熱することによ
りエアバッグカバー20の表皮28を形成する」という
製造方法であるので、エアバッグカバー20の表皮28
とインストゥルメントパネル12の表皮22との見切り
を考慮しながら、これらを型36内へセットする等の煩
雑な作業を無くすことができる。このため、作業性を向
上させることができる。
【0031】さらに、このことから、本実施例によれ
ば、双方の表皮22、28の位置決め不良が生じるとい
った不具合は基本的に生じなく、従って位置決め不良に
よる見切りのバラツキが生じることもない。この結果、
エアバッグカバー20を含むインストゥルメントパネル
12の外観品質を向上させることができる。
【0032】また、エアバッグカバー20の表皮28の
周縁部28Aとインストゥルメントパネル12の表皮2
2の周縁部22Aとが溶着された部分が車両急減速時に
おけるエアバッグカバー20の破断部34となるが、本
実施例によれば、この破断部34は周縁部28Aと周縁
部22Aとが第4の工程において溶着されることにより
構成されるため、如何様にでも破断部34の形状を変え
ることができる。すなわち、見切り治具38の底面周縁
部の形状を変更するか、或いは、凹凸面36Aにおける
表皮28の形成位置の周縁形状を変更することにより、
図3(A)乃至図3(C)に示される如く、種々の形状
の破断部50、52、54を製作することができる。な
お、図3(A)乃至図3(C)に示される破断部50、
52、54の形状を簡単に説明しておくと、図3
(A)、(B)に示される破断部50、52は左右対称
形のものであり、図3(C)に示される破断部54は左
右非対称形のものである。従って、破断部の形状の自由
度を高めることができ、ひいては意匠性の向上及び破断
性能の向上を図ることができる。
【0033】なお、本実施例では、助手席用のエアバッ
グ装置10のエアバッグカバー20を適用対象とした
が、これに限らず、車両用ドア内に配設される所謂側突
用のエアバッグ装置のエアバッグカバーに本発明を適用
してもよい。この場合、ドアトリムがインストゥルメン
トパネル12と同等の部材となる。
【0034】また、本実施例では、型36を二度加熱し
ているが、これに限らず、第1の工程後に型36を加熱
しておき、この状態で第2の工程乃至第4の工程を行
い、インストゥルメントパネル12の表皮22及びエア
バッグカバー20の表皮28を順次形成するようにして
もよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るエアバ
ッグカバーの表皮の製造方法は、第1の工程によって型
内におけるエアバッグカバーの表皮形成位置に見切り治
具を離脱可能にセットし、第2の工程によって粉末を型
の凹凸面に投入し、この粉末を加熱して車両用内装材の
表皮を形成し、第3の工程によって見切り治具を型内か
ら離脱させ、第4の工程によって再び、粉末をエアバッ
グカバーの表皮形成位置に投入し、この粉末を加熱して
エアバッグカバーの表皮を形成するので、接合具等のシ
ール材の嵌入工程を廃止することができ、これにより製
造工程の簡素化を図ることができると共に、車両用内装
材の表皮とエアバッグカバーの表皮との表皮の見切りを
考慮しながらこれらを型内へセットする等の煩雑な作業
を無くすことができ、これにより作業性を向上させるこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るエアバッグカバーの表皮の製造
工程を説明するための説明図であり、図1(A)は第1
の工程、図1(B)は第2の工程、図1(C)は第3の
工程、図1(D)は第4の工程をそれぞれ示す断面図で
ある。
【図2】図1に示される工程によって製造された表皮を
持つエアバッグカバーを備えたエアバッグ装置がインス
トゥルメントパネルに組み付けられた状態を示す断面図
である。
【図3】図3(A)乃至図3(C)は種々の形状の破断
部を製作することができるという効果を説明するための
説明図である。
【図4】従来例に係る助手席側のエアバッグカバーを示
す断面図である。
【図5】図4に示されるエアバッグカバーの表皮とイン
ストゥルメントパネルの表皮の結合前の状態を示す断面
図である。
【図6】図5に示される双方の表皮を結合及びシールす
るための接合具を示す斜視図である。
【図7】図6に示される接合具を双方の表皮に嵌入させ
る工程を示す要部断面図である。
【符号の説明】
12 インストゥルメントパネル(車両用内装材) 20 エアバッグカバー 22 表皮 28 表皮 36 型 36A 凹凸面 38 見切り治具 40 粉末

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用内装材の表皮形状に合致する凹凸
    を有する型内におけるエアバッグカバーの表皮形成位置
    に、エアバッグカバーの表皮形成部分を隠蔽する見切り
    治具を、離脱可能にセットする第1の工程と、 見切り治具をセットした状態で粉末を凹凸面上に投入
    し、この粉末を加熱して車両用内装材の表皮を形成する
    第2の工程と、 見切り治具を型内から離脱させる第3の工程と、 再び、粉末をエアバッグカバーの表皮形成位置に投入
    し、この粉末を加熱してエアバッグカバーの表皮を形成
    する第4の工程と、 を有することを特徴とするエアバッグカバーの表皮の製
    造方法。
JP5206610A 1993-08-20 1993-08-20 エアバッグカバーの表皮の製造方法 Pending JPH0752741A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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