JPH07309178A - 電子機器の操作装置 - Google Patents

電子機器の操作装置

Info

Publication number
JPH07309178A
JPH07309178A JP12681294A JP12681294A JPH07309178A JP H07309178 A JPH07309178 A JP H07309178A JP 12681294 A JP12681294 A JP 12681294A JP 12681294 A JP12681294 A JP 12681294A JP H07309178 A JPH07309178 A JP H07309178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating member
operating
main body
lock
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12681294A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tojo
幸一 東條
Fumiyasu Niitsuma
史康 新妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP12681294A priority Critical patent/JPH07309178A/ja
Publication of JPH07309178A publication Critical patent/JPH07309178A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作部材が機器本体に着脱自在に取付けられ
ている電子機器において、機器本体内の機構の付勢力を
利用して、操作部材を機器本体から確実に離脱できるよ
うにする。 【構成】 機器本体のシャーシ21内には機械式のカセ
ットテープ駆動機構の切換レバー50,51,52が設
けられている。操作部材30が装着されると、操作部材
に設けられた押釦33,34,35により各切換レバー
50,51,52がシャーシ内に押される。操作部材3
0は機器本体に装着されてロックされるが、切換レバー
50,51,52の突出付勢力が押釦を介して操作部材
30に与えられ、操作部材30はβ方向へ付勢されてい
る。ロック解除釦25が押され、操作部材30のロック
が解除されると、前記付勢力により操作部材30が機器
本体20から確実に離脱させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車載用音響装置
などのように、操作部材が機器本体に着脱自在に設けら
れ、且つ操作部材が機器本体に装着された状態でロック
される電子機器の操作装置に係り、操作部材のロックが
解除されたときに機器本体の内部構造を利用して操作部
材を機器本体から確実に離脱させることができる電子機
器の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電子機器の操作装置の一例
として車載用音響機器の操作装置を示す部分平面図であ
る。機器本体1は、自動車の車室内のコンソールパネル
に埋設される金属製シャーシ2と、その前方に設けられ
た樹脂材料製の化粧部であるノーズ部3とを有してい
る。シャーシ2がコンソールパネルに埋設された状態
で、ノーズ部3はコンソールパネルの前面に露出する。
ノーズ部3の図示左側部分は突出部3aとなりその前面
(操作面)3bに、操作釦7や操作つまみなどが配置さ
れている。操作部材4はノーズ部3に対して着脱自在で
ある。図7にて実線で示すように操作部材4がノーズ部
3に装着された状態では、操作部材4の前面(操作面)
4aはノーズ部3の前記突出部3aの前面3bとほぼ同
一面となる。操作部材4の前面4aには操作釦(押釦)
5,6a,6bなどが設けられている。例えば操作釦5
は機器本体1内に装填されたカセットテープなどを排出
させるイジェクト釦であり、操作釦6a,6bはカセッ
トテープの巻き戻し(REW)と早送り(FF)の操作
釦などである。また操作部材4の前面4aには液晶表示
パネルなども設けられる。
【0003】ノーズ部3の図示右側には支点突起3c
が、また突出部3aの右側面にはロック突起8が設けら
れている。操作部材4をノーズ部3に装着するときに
は、操作部材4の図示右端部を支点突起3cに掛止さ
せ、支点突起3cを支点として操作部材4をα方向へ回
動させる。図7にて実線で示すように、操作部材4がノ
ーズ部3にほぼ密着する位置まで押し込まれると、ロッ
ク突起8が操作部材4の図示左側面に掛止され、操作部
材4がノーズ部3に対して装着状態でロックされる。操
作部材4を機器本体1から離脱させるときには、突出部
3aの前面3bに設けられたロック解除釦7が押され
る。その結果ロック突起8が突出部3a内に後退し、操
作部材4の左側面に対するロックが解除される。
【0004】また、図7にて実線で示す状態に装着され
た操作部材4は機器本体1の前方(β方向)へ常に付勢
されており、ロック突起8によるロックが解除されたと
きに、操作部材4がβ方向へ突出されるようになってい
る。そして、付勢力によりβ方向へ突出した操作部材4
は、図7にて鎖線で示す姿勢で突出部3aの右側面に設
けられた軽ロック突起9に軽ロックされるようになって
いる。軽ロック突起9により鎖線で示す状態で軽ロック
された操作部材4を手で掴んで手前方向へ引くと、軽ロ
ック突起9による軽ロックが外れて操作部材4を取り外
すことができる。車載用音響機器において操作部材4を
機器本体1から離脱させて所持することにより、駐車中
などの車内から車載用音響機器が盗まれることを未然に
防げるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、操作部
材4が機器本体1に装着された状態で、操作部材4がβ
方向へ付勢されるようになっているが、操作部材4にこ
の付勢力を与えるための手段として、従来は機器本体1
側に設けられたコネクタピンPの突出付勢力を利用して
いる。コネクタピンPは操作部材4側に設けられた金属
端子と接触し、機器本体1側と操作部材4側との信号や
電力の授受を行うものであるが、操作部材4が機器本体
1に装着された状態でコネクタピンPと操作部材4側の
金属端子との電気的接触を確実にするために、各コネク
タピンPはそれぞればねなどにより一定の力Fにて機器
本体前方へ付勢されている。従来は、コネクタピンPの
突出力Fを利用して操作部材4をβ方向へ付勢してい
る。
【0006】しかしながら、コネクタピンPの突出力F
およびコネクタピンPの機器本体1前方への突出寸法は
さほど大きくないため、ロック解除釦7が押され、ロッ
ク突起8によるロックが解除されたときの操作部材4の
β方向への突出動作は充分なものではなく、β方向の突
出動作が鈍いものとなり、動作感触が良好ではなかっ
た。特にノーズ部3内の構造の制約によりコネクタピン
Pの配置位置が支点突起3cから離れた図示左側に位置
している場合には、コネクタピンPの突出力Fをかなり
大きくし、またコネクタピンPのノーズ部3からの突出
寸法をかなり長くしなければ、支点突起3cを支点とし
て操作部材4を鎖線位置まで十分に回動させることがで
きない。ただし、ばねによるコネクタピンPの突出力F
を大きくしまたコネクタピンPを長くすると、操作部材
4がノーズ部3に装着されているときに、コネクタピン
Pが撓み、また夏季などに車内の温度が異常に高くなる
と、コネクタピンPが突出力Fにより曲げ変形されてし
まうおそれもあり、結果的にはコネクタピンPによる電
気的接触に支障をきたすことになる。
【0007】また、ノーズ部3に機器本体1の前方へ突
出する板ばねなどを設け、この板ばねなどにより装着状
態の操作部材4にβ方向への突出力を与える構造も考え
られる。しかしながら、この板ばねを設けるとノーズ部
3を構成する部品数が多くなり、また構造も複雑にな
る。さらに、機器本体1の内部に設けられたカセットテ
ープ駆動機構などが機械式(メカ式)のものであり、切
換部材(切換レバー)が押されることによりカセットテ
ープの排出操作や、テープの巻き戻し(REW)または
早送り(FF)が行われるものである場合には、操作部
材4に設けられた操作釦(押釦)5,6a,6bが操作
部材4を貫通して機器本体1側へ延び、これらの操作釦
を押すと、この操作釦により直接に前記切換部材が押さ
れるものとなる。この構造の車載用音響機器では、操作
釦5,6a,6bが操作部材4を貫通して機器本体1方
向へ延びているため、ノーズ部3に上記の板ばねなどを
配置するスペースを確保できなくなる。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、コネクタピンに必要以上の負担を与えることな
く、また板ばねなどの新たな付勢部材を設けることな
く、ロック解除時に操作部材を十分な力で機器本体から
離脱させることができるようにした電子機器の操作装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電子機器の
操作装置は、機器本体と、機器本体の前面に着脱自在に
設けられた操作部材と、機器本体に装着された操作部材
をロックするロック機構とを有し、前記機器本体には、
操作部材の方向へ付勢力が与えられ且つ機器本体の内部
方向に押されることにより機器本体の内部機構の動作状
態を切換える切換部材が設けられ、前記操作部材には前
記切換部材を押圧操作する押釦が設けられており、前記
ロック機構によりロックされた状態の操作部材が、前記
切換部材に与えられる付勢力により機器本体前方へ弾圧
されていることを特徴とするものである。
【0010】操作部材が機器本体前方へ付勢される構造
としては、例えば操作部材が機器本体にロックされた状
態で押釦と切換部材とが当接し、切換部材に与えられた
付勢力が押釦を介して操作部材に与えられ、この付勢力
により操作部材が機器本体前方へ弾圧されるものであ
る。
【0011】あるいは、操作部材が機器本体に装着され
てロックされたときに、機器本体の切換部材が操作部材
に当接し、切換部材から操作部材に直接機器本体前方へ
の弾圧力が与えられてもよい。
【0012】
【作用】例えば機器本体内に設けられている機構が、機
械式のカセットテープ駆動機構などの場合、機器本体の
内部方向へ押されることにより動作状態が切換えられる
切換部材(切換レバー)が設けられる。この切換部材
は、操作部材に設けられた押釦により機器本体内方へ押
圧操作される。
【0013】上記手段では、上記切換部材の操作部材方
向への突出付勢力を利用して、装着状態の操作部材に対
し機器本体から離脱する方向への弾圧力を与えている。
例えば操作部材が機器本体に装着された状態で、操作部
材の押釦と機器本体の切換部材とが当接し、切換部材の
機器本体前方への付勢力が押釦に与えられ、この押釦を
介して操作部材が機器本体前方へ弾圧されている。また
は、切換部材から操作部材に直接に機器本体前方への付
勢力を与えてもよい。
【0014】カセットテープ駆動機構などの切換部材
は、操作部材方向へかなり強い力で付勢されているのが
一般的であるため、この切換部材の付勢力を利用して操
作部材を機器本体前方へ弾圧する場合、ロックが解除さ
れた状態の切換部材を確実な力で機器本体からの離脱方
向へ動作させることができる。また、コネクタピンを必
要以上に強い力で突出付勢させる必要がなく、コネクタ
ピンの負担も小さくなる。さらに板ばねなどのように、
操作部材を機器本体前方へ弾圧する機構を別途に設ける
必要もなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の電子機器の操作装置の一例として、
車載用音響機器の操作装置を示す斜視図、図2と図3は
操作部材の装着と離脱動作を示す部分平面図、図4は押
釦の支持構造を示す部分断面図、図5は操作部材の軽ロ
ック状態を示す部分平面図である。図1に示す車載用音
響機器の機器本体20は、金属製などのシャーシ21
と、その前方に取り付けられた樹脂製のノーズ部(化粧
部)22とから構成されている。シャーシ21は、自動
車のコンソールパネル内などに埋設される。前記ノーズ
部22の前面に操作部材30が着脱自在に装着される。
【0016】シャーシ21内には、機械式(メカ式)の
カセットテープ駆動機構が収納されている。このカセッ
トテープ駆動機構には、切換部材として切換レバー5
0,51,52が設けられている。それぞれの切換レバ
ー50,51,52はスプリング(ばね部材または付勢
部材)Sにより所定の弾圧力F1によりノーズ部22の
方向および操作部材30の方向へ付勢されている。切換
レバー50はカセットテープ駆動機構内に装填されたカ
セットテープを排出させるためのイジェクトレバーであ
り、この切換レバー50が機器本体20の内方へ押され
ると、カセットテープが排出される。切換レバー51と
52は、テープの巻き戻し(REW)と早送り(FF)
操作用であり、これらの切換レバー51または52が機
器本体20の内方へ押されると、カセットテープが巻き
戻しされ、または早送りされる。ノーズ部22の図示左
側には、突部23が形成されている。突部23の前面に
は、音量調整つまみ23aや音域調整釦23bなどが設
けられている。突部23の右外側面には、軽ロック突部
28およびガイド突部29が設けられている。軽ロック
突部28は突部23内に設けられたばね部材により突部
23の右外側面から突出付勢されているものである。前
記ガイド突部29は、突部23の右外側面に一体に固着
形成されているものであり、操作部材30が装着される
際に、この操作部材30に形成されたガイド溝(図示し
ない)がこのガイド突部29に案内される。
【0017】ノーズ部22の前記突部23の右側部分の
前面22aは、操作部材30が装着される部分であり、
この前面22aは本発明での機器本体20の前面とな
る。この前面22aは周囲枠22bに囲まれた凹状部分
の底面である。ノーズ部22の上記前面の図示右側に
は、支点突起40a,40aが一体に形成されている。
操作部材30の右側面には掛止凹部40b,40bが形
成され、操作部材30が前面22aに装着される際、こ
の掛止凹部40b,40bが前記支点突起40a,40
aに掛止される。また前面22aの中央上部には前方へ
隆起する角筒状の挿入枠22cが一体に形成され、この
挿入枠22cにカセットテープの挿入通路22dが形成
されている。この挿入通路22dには、開閉自在な扉D
が取り付けられている。カセットテープはこの挿入通路
22d内を通過して、シャーシ21内の前記カセットテ
ープ駆動機構に装填される。
【0018】上記挿入枠22cの図示左右部分には、ノ
ーズ部22を貫通して金属シャーシ21内に通じる貫通
孔22g,22gが形成されている。前記カセットテー
プ駆動機構の各切換レバー50,51,52の先端部分
は、この貫通孔22g,22gの内側に対向している。
ノーズ部22の前面22aの下部にはコネクタ部37が
設けられ、このコネクタ部37内に複数のコネクタピン
Pが配列している。個々のコネクタピンPはシャーシ2
1の内部に設けられたばね部材により前面22aから突
出する方向へ付勢されている。また個々のコネクタピン
Pはシャーシ21内の回路に電気的に接続されている。
【0019】図4に示すように、前記突部23の内部に
は、ロック機構24が設けられている。符号25はロッ
ク解除釦であり、ロック解除釦25の操作部25aは前
記突部23の前面から突出している。ロック解除釦25
の内端にはテーパ面25bが形成されている。ロック機
構24はロック部材27を有している。ロック部材27
は、板ばね26により図示右方向へ付勢されている。ロ
ック部材27はロック突起27aを有し、このロック突
起27aは前記板ばね26の付勢力により、突部23の
右側面に形成された開口23cから突出している。ロッ
ク部材27には作動片27bが一体に形成されており、
この作動片27bが前記ロック解除釦25のテーパ面2
5bに対面している。
【0020】操作部材30の左側面にはロック溝30c
が形成され、操作部材30がノーズ部22の前面22a
に装着されると、前記ロック突起27aがロック溝30
cに嵌合し、操作部材30がノーズ部22に対してロッ
クされる。ロック解除釦25が突部23の内方へ押され
ると、テーパ面25bにより作動片27bが図示左方向
へ動作させられ、ロック突起27aがロック溝30c内
から抜け出て、操作部30に対するロックが解除され
る。なお、操作部材30の左側面に形成されたロック溝
30cは上下方向(機器の高さ方向)に長く形成されて
おり、操作部材30がノーズ部22の前面22aに装着
されたときには前記ロック突起27aがこのロック溝3
0cに嵌合され、また操作部材30のロックが解除さ
れ、操作部材30がβ方向へ押し出されたときには、前
記軽ロック突部28がこのロック溝30cに嵌合され、
操作部材30が軽ロックされるようになっている(図5
参照)。
【0021】操作部材30の外形寸法は、ノーズ部22
の前記周囲枠22bに囲まれる部分に装着できる大きさ
である。操作部材30の前面は操作面30aである。図
2に示すように、操作部材30がノーズ部22の前面2
2aに装着された状態で、操作面30aは前記突部23
の前面とほぼ同一面となる。操作部材30の操作面30
aには押釦33,34,35が設けられている。図4に
示すように、押釦33は、操作軸33aと操作部33b
と、この操作部33bの基部周囲に形成されたフランジ
部33cとを有している。操作軸33aの外周にはばね
部材36としてコイルスプリングが外挿されており、こ
のばね部材36により押釦33が操作部材30の操作面
30aから突出する方向へ付勢されている。この付勢力
により前記フランジ部33cが操作面30aの内面に掛
止され、操作部33bは操作面30aから前方へ所定寸
法突出する。
【0022】前記操作軸33aは操作部材30の裏面方
向へ突出しており、操作部材30がノーズ部22に装着
された状態で、操作軸33aはノーズ部22の前記貫通
孔22g内を通過して、シャーシ21内の切換レバー5
0の先端面に当接する。他の押釦34と35の構造も同
じであり、ばね部材36の付勢力により操作部34b,
35bが操作面30aから突出し、操作部材30がノー
ズ部22に装着された状態で、操作軸34aと35aが
それぞれノーズ部22の貫通孔22g内を通過して、前
記切換レバー51と52の先端に当接する。
【0023】操作部材30がノーズ部22に装着された
状態では、各押釦33,34,35の操作軸33a,3
4a,35aにより、シャーシ21内の各切換レバー5
0,51,52がシャーシ21の内方へ所定寸法だけ押
し込まれる。この押し込み寸法は、切換レバー50,5
1,52によりカセットテープ駆動機構の操作が切換え
られることのない量に設定される。すなわち、各切換レ
バー50,51,52は押釦33,34,35によりシ
ャーシ21の内方へわずかに押されるが、このとき各切
換レバー50,51,52によりカセットテープ駆動機
構の動作は切換えられない。ただし、各切換レバー5
0,51,52はスプリングSにより操作部材30の方
向へ付勢力を受けているため、この付勢力が押釦33,
34,35に作用し、さらにフランジ部33c,34
c,35cを介して操作部材30に作用し、操作部材3
0は常に離脱方向(β方向)へ付勢されることになる。
【0024】操作部材30の操作面30aには、上記押
釦33,34,35以外の操作釦群31と32が配列さ
れている。これらの操作釦群31と32は、操作部材3
0に内蔵された電気的スイッチを動作させるものであ
る。また操作部材30の操作面30aには、液晶表示パ
ネル38が配列され、その上部にはカセットテープ挿入
口30bが開口している。操作部材30がノーズ部22
に装着されると、この挿入口30bがノーズ部22に形
成された挿入通路22dに通じる。また操作部材30の
背面には、複数の接触端子が設けられ、操作部材30が
ノーズ部22に装着されると、前記複数のコネクタピン
Pがこの接触端子に弾圧接触する。操作部材30に内蔵
された前記電気的スイッチや液晶表示パネル38など
は、上記接触端子とコネクタピンPの電気的接続によ
り、シャーシ21の内部回路に導通される。
【0025】次に上記操作部材の着脱動作について説明
する。図1に示すように、操作部材30がノーズ部22
から取り外されている状態では、コネクタ部37の各コ
ネクタピンPが、前面22aよりもわずかに機器本体2
0の前方に突出している。またノーズ部22の突部23
の右外側面では、軽ロック突部28がばねの力で突出
し、またロック突起27aも板ばね26の力で突部23
の右外側面から突出している。操作部材30をノーズ部
22に装着するときには、まず、操作部材30の右側面
に形成された掛止凹部40b,40bを、ノーズ部22
の支点突起40a,40aに掛止させ、この掛止部を支
点として操作部材30をα方向へ回動させる。操作部材
30がα方向に完全に押し付けられ、操作部材30が、
ノーズ部22の周囲枠22bに囲まれた前面22aにほ
ぼ密着すると、図4に示すように、突部23に設けられ
たロック突起27aが操作部材30のロック溝30cに
嵌合し、操作部材30がノーズ部22に装着された状態
でロックされる。
【0026】このとき、操作部材30に設けられた各押
釦33,34,35の操作軸33a,34a,35a
は、ノーズ部22の貫通孔22g内を通過して、シャー
シ21に内に設けられている切換レバー50,51,5
2の先端に当たり、各切換レバー50,51,52はシ
ャーシ21の内方へ所定寸法だけ押し込まれる。ただし
それぞれの切換レバー50,51,52は、シャーシ2
1内のカセットテープ駆動機構の動作を切換える位置ま
では押し込まれない。また、各切換レバー50,51,
52はスプリングSにより力F1にて操作部材30の方
向へ付勢されているため、この付勢力は、各押釦33,
34,35に作用し、それぞれの押釦33,34,35
のフランジ部33c,34c,35cにより操作部材3
0に対し離脱力(β方向への力)が与えられた状態とな
る。また操作部材30がノーズ部22に装着された状態
では、操作部材30の背面に設けられた接触端子がノー
ズ部22の各コネクタピンPに当たる。コネクタピンP
はばね部材によりノーズ部22の前方へ付勢されて突出
しているものであるため、コネクタピンPはばね部材の
付勢力により操作部材30の接触端子に弾圧することに
なる。この弾圧力によりコネクタピンPと接触端子とが
確実に接触して導通されるが、さらにコネクタピンPの
突出付勢力により、操作部材30はβ方向へ弾圧される
ことになる。
【0027】操作部材30がノーズ部22に装着された
状態で、押釦33や34または35が押されると、この
押釦により直接にシャーシ21内の切換レバー50や5
1または52が押される。この切換レバーが押されるこ
とにより、シャーシ21内のカセットテープ駆動機構の
動作が切換えられ、例えば押釦33が押されたときは、
カセットテープが挿入通路22dおよび挿入口30bか
ら排出され、押釦34または35が押されると、カセッ
トテープ駆動機構に装着されているカセットテープの巻
き戻しまたは早送りが行われる。
【0028】次にノーズ部22から操作部材30を取り
外すときには、ノーズ部22の突部23に設けられたロ
ック解除釦25の操作部25aを押す。ロック解除釦2
5が押されると、その内方のテーパ面25bによりロッ
ク部材27が図4の図示左側へ移動させられ、ロック突
起27aがロック溝30cから外れ、操作部材30のロ
ックが解除される。このとき、操作部材30はコネクタ
ピンPによりβ方向へ付勢されているのみならず、各切
換レバー50,51,52の突出付勢力F1が与えられ
ている。したがって操作部材30は支点突起40a,4
0aによる掛止部を始点としてβ方向へ強い力により確
実に回動させられる。そして、図5に示すように、ノー
ズ部22の突部23に設けられた軽ロック突部28がロ
ック溝30cに掛止されて、操作部材30は図3に示す
ようにノーズ部22から前方へ突出した傾斜姿勢で軽ロ
ックされる。この軽ロック状態の操作部材30を手で掴
んでβ方向へ強く引くと、軽ロック突部28とロック溝
30cとの軽ロックが外れて、操作部材30がノーズ部
22から離脱する。
【0029】上記のように操作部材30のロックが解除
されたときに、操作部材30は切換レバー50,51,
52の付勢力により図3に示す軽ロック位置まで回動す
るが、切換レバー50,51,52による突出付勢力F
1は比較的強く、また切換レバー50,51,52は操
作部材30をβ方向へある程度長い距離だけ押出すこと
ができる。特に、図3に示すように、支点突起40aに
近い位置に切換レバー51,52が設けられている場合
には、その付勢力により、操作部材30は支点突起40
aを始点としてα方向へ確実に且つ長いストロークにて
回動させられることになる。したがって、ロック突起2
7aによる操作部材30のロックが解除され、図3に示
す軽ロック姿勢となるまでの動きが俊敏で動作感覚の優
れたものとなる。またコネクタピンPの突出付勢力は、
操作部材30のα方向への離脱力として利用する必要が
ないため、コネクタピンPの突出付勢力を必要以上に強
くする必要はなく、操作部材30の接触端子との接触性
のみを考慮してコネクタピンPの突出付勢力を設定でき
る。よってコネクタピンPの負担も少なくなる。
【0030】上記実施例では、図4に示すように、切換
レバー50,51,52の力が押釦33,34,35に
与えられ、切換レバー50,51,52の付勢力が押釦
33,34,35を介して操作部材30に与えられてい
る。しかし、切換レバー(切換部材)の付勢力を直接操
作部材30に与えてもよい。図6はその場合の実施例を
示している。この実施例では、操作部材30に設けられ
た押釦33,34,35の操作軸33a,34a,35
aは、操作部材30の裏面から突出していない。また操
作部材30がノーズ部22に装着されていない状態で
は、シャーシ21内の切換レバー50,51,52の先
端はノーズ部22の貫通孔22gから前方へ突出してい
る。そして操作部材30がノーズ部22の前面22aに
装着され、ロック突起27aによりロックされると、図
6に示すように、切換レバー50,51,52の先端が
操作部材30の背面に当たって切換レバー50,51,
52がシャーシ21内に押し込まれた状態になってい
る。したがって、ロック状態の操作部材30は、切換レ
バー50,51,52を付勢するスプリングSの力によ
り直接にβ方向へ押されていることになる。また、この
とき押釦33,34,35の操作軸33a,34a,3
5aは切換レバー50,51,52の先端面からわずか
に離れている。
【0031】図6に示す実施例では、押釦33,34,
35が押されると、機器本体内の切換レバー50,5
1,52が押されてカセットテープ駆動機構の動作状態
が切換えられる。またロック解除釦25が押され、操作
部材30のロックが解除されると、切換レバー50,5
1,52の機器前方への突出付勢力F1が直接に操作部
材30に作用し、操作部材30がα方向へ押し出され、
図3に示す軽ロック姿勢に至る。このように切換レバー
により操作部材30を直接に離脱方向へ付勢しても同じ
効果を得ることができる。なお、機器本体に設けられる
切換部材としては、カセットテープ駆動機構の切換レバ
ーの他に、機械的なスイッチの切換レバーなどであって
もよい。また、車載用音響機器に限られず、家庭用の機
器であってもよい。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明では、切換部材の操
作部材方向への突出付勢力を利用して、装着状態の操作
部材に対し機器本体から離脱する方向への弾圧力を与え
ている。よってコネクタピンのみを利用して離脱力を与
えるもののように、コネクタピンに必要以上の負担を与
えることがない。また操作部材を機器本体から離脱させ
るための特別なばね部材などを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の操作装置の一例として車載
用音響機器の操作装置を示す斜視図、
【図2】機器本体に操作部材が装着されてロックされた
状態を示す部分平面図、
【図3】機器本体から操作部材が離れて軽ロックされた
状態を示す部分平面図、
【図4】操作部材のロック機構と押釦の支持部の構造を
示す部分断面平面図、
【図5】操作部材が軽ロックされた状態を示す部分平面
図、
【図6】切換部材により操作部材が直接付勢されている
実施例を示す部分断面平面図、
【図7】従来の車載用音響機器の操作装置を示す部分平
面図、
【符号の説明】
20 機器本体 21 シャーシ 22 ノーズ部 22a ノーズ部の前面(機器本体の前面) 23 突部 24 ロック機構 25 ロック解除釦 26 板ばね 27 ロック部材 27a ロック突起 28 軽ロック突部 30 操作部材 33,34,35 押釦 36 ばね部材 37 コネクタ部 50,51,52 切換レバー(切換部材) S スプリング(ばね部材または付勢部材) P コネクタピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体と、機器本体の前面に着脱自在
    に設けられた操作部材と、機器本体に装着された操作部
    材をロックするロック機構とを有し、前記機器本体に
    は、操作部材の方向へ付勢力が与えられ且つ機器本体の
    内部方向に押されることにより機器本体の内部機構の動
    作状態を切換える切換部材が設けられ、前記操作部材に
    は前記切換部材を押圧操作する押釦が設けられており、
    前記ロック機構によりロックされた状態の操作部材が、
    前記切換部材に与えられる付勢力により機器本体前方へ
    弾圧されていることを特徴とする電子機器の操作装置。
  2. 【請求項2】 操作部材が機器本体にロックされた状態
    で押釦と切換部材とが当接し、切換部材に与えられた付
    勢力が押釦を介して操作部材に与えられ、この付勢力に
    より操作部材が機器本体前方へ弾圧されている請求項1
    記載の電子機器の操作装置。
JP12681294A 1994-05-17 1994-05-17 電子機器の操作装置 Withdrawn JPH07309178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12681294A JPH07309178A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 電子機器の操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12681294A JPH07309178A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 電子機器の操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07309178A true JPH07309178A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14944576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12681294A Withdrawn JPH07309178A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 電子機器の操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07309178A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193604A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Daihen Corp 溶接電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193604A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Daihen Corp 溶接電源装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100306220B1 (ko) 전자장치
JP3305104B2 (ja) 電子機器の操作装置
US7007287B2 (en) Attaching and detaching mechanism
JP3930242B2 (ja) 電子機器
JPH07132779A (ja) パネル着脱機構
JPH07309178A (ja) 電子機器の操作装置
US4771147A (en) Steering wheel pad mounting structure and horn switch
JP3262144B2 (ja) 電子機器の着脱機構
JP4071216B2 (ja) 電子機器
JP3256978B2 (ja) 電池の係止装置
JP2533889Y2 (ja) 車載用機器の操作装置
JP3630548B2 (ja) 電子機器の操作装置
JP3600429B2 (ja) 電子機器の操作装置
JPH1051154A (ja) 押しボタン機構及びロック解除押しボタン機構
JPH09251766A (ja) 車載用電子機器
JPH1021678A (ja) 着脱自在な操作パネルを装備したオーディオ装置
JP3103871B2 (ja) 周辺機器脱着機構
JPH08175279A (ja) 車載用テレビの角度調整機構
KR100246042B1 (ko) 자동차용 오디오 시스템
JP2524334Y2 (ja) ハンドル装置
JPH0722859U (ja) 電子機器の着脱機構
JPH092166A (ja) 操作部着脱機構
JPH08156709A (ja) 車載用電子機器の取付装置
JPH11273324A (ja) 電子機器の操作装置
JPH07246885A (ja) 電子機器の操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731