JPH07309061A - 偽造防止を施した帳票と、その製造方法 - Google Patents
偽造防止を施した帳票と、その製造方法Info
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- JPH07309061A JPH07309061A JP5017986A JP1798693A JPH07309061A JP H07309061 A JPH07309061 A JP H07309061A JP 5017986 A JP5017986 A JP 5017986A JP 1798693 A JP1798693 A JP 1798693A JP H07309061 A JPH07309061 A JP H07309061A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 レーザー写真複写機(例えばキャノン500
カラー複写機)を用いても偽造を未然に防ぐ有価証券の
ような帳票を提供する。 【構成】 帳票10にはその表面にドットもしくは線で
設けられた少くとも3つの分離しているハーフトーンの
印刷された印刷帯が備わる。おのおのの印刷帯は異なる
スクリーン密度を有し、おのおのの印刷帯の中にあるド
ット或いは線が警告文字もしくは符号(例えば「Voi
d」)、又は背景からなる。前記「Void」又は背景
のいずれかのドットは又は線は写真複写されると消失す
るのに対し、その他のドット又は線は消失しない。前記
印刷帯を典型的例として直線状或いは同心円のいずれか
に配置し、隣合った印刷帯の密度の間を逐次的に遷移す
る密度を有する間印刷帯域を設ける。分離している印刷
帯の間の全密度変化はインキの色彩に左右される。容易
に複製されるフルトーン35,36のEPもウエブ11
に印刷される。
カラー複写機)を用いても偽造を未然に防ぐ有価証券の
ような帳票を提供する。 【構成】 帳票10にはその表面にドットもしくは線で
設けられた少くとも3つの分離しているハーフトーンの
印刷された印刷帯が備わる。おのおのの印刷帯は異なる
スクリーン密度を有し、おのおのの印刷帯の中にあるド
ット或いは線が警告文字もしくは符号(例えば「Voi
d」)、又は背景からなる。前記「Void」又は背景
のいずれかのドットは又は線は写真複写されると消失す
るのに対し、その他のドット又は線は消失しない。前記
印刷帯を典型的例として直線状或いは同心円のいずれか
に配置し、隣合った印刷帯の密度の間を逐次的に遷移す
る密度を有する間印刷帯域を設ける。分離している印刷
帯の間の全密度変化はインキの色彩に左右される。容易
に複製されるフルトーン35,36のEPもウエブ11
に印刷される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偽造防止を施した帳票
と、写真複写機によるその製造および複製帳票に関する
ものである。
と、写真複写機によるその製造および複製帳票に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】長年の間、小切手、自動車の権利書やそ
の他、所有者が安全を確保したいと考える同様帳票の不
法な複製に対する危険防止製品の多くが市販されてき
た。たとえば、イリノイ州レークフォレストのムーア.
ビジネス.フォームス.インコーポレイテッド(Moo
re Business Forms. Inc.)の
販売にかかる「ヒドンワード(Hidden Wor
d)や「ムーアガード(Mooreguard)」の商
標名の製品や、米国特許第4,582、346号、4,
265,469号と4,175、6774号に示された
電子写真複写機たとえばゼロックスL−6500のよう
なさらに多色のコピーを用いる偽造防止にある程度有効
な製品が提供されてきた。
の他、所有者が安全を確保したいと考える同様帳票の不
法な複製に対する危険防止製品の多くが市販されてき
た。たとえば、イリノイ州レークフォレストのムーア.
ビジネス.フォームス.インコーポレイテッド(Moo
re Business Forms. Inc.)の
販売にかかる「ヒドンワード(Hidden Wor
d)や「ムーアガード(Mooreguard)」の商
標名の製品や、米国特許第4,582、346号、4,
265,469号と4,175、6774号に示された
電子写真複写機たとえばゼロックスL−6500のよう
なさらに多色のコピーを用いる偽造防止にある程度有効
な製品が提供されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複写機械の技
術は実質的に進歩し、今や、従来のものより高い解像力
を備え、かつ電子写真プロセス以外のプロセス、たとえ
ばレーザー複写を用いるコピーを提供する多数の複写機
が市場に出ている。このような写真複写機械の1つがキ
ヤノン500カラー複写機で、それは高度の解像力を備
え、電子写真技術よりもむしろレーザー技術を用いてい
る。先行技術で偽造されない帳票(有価証券としても周
知である)は、複写機たとえば前記キヤノン500カラ
ー複写機を用いる帳票の不法な複製を防止するには、作
業者が複写機の設定を変更できる場合、有効ではない。
このような装置を用いると、表面上偽造できないように
見える帳票の正確な偽造で可能になることがほぼ間違い
ない。
術は実質的に進歩し、今や、従来のものより高い解像力
を備え、かつ電子写真プロセス以外のプロセス、たとえ
ばレーザー複写を用いるコピーを提供する多数の複写機
が市場に出ている。このような写真複写機械の1つがキ
ヤノン500カラー複写機で、それは高度の解像力を備
え、電子写真技術よりもむしろレーザー技術を用いてい
る。先行技術で偽造されない帳票(有価証券としても周
知である)は、複写機たとえば前記キヤノン500カラ
ー複写機を用いる帳票の不法な複製を防止するには、作
業者が複写機の設定を変更できる場合、有効ではない。
このような装置を用いると、表面上偽造できないように
見える帳票の正確な偽造で可能になることがほぼ間違い
ない。
【0004】本発明によれば、偽造されない帳票と、正
確に複製されないような帳票の生産方法で、最新の解像
力を備え、しかも非電子写真技術を用いるもの、たとえ
ば前記キヤノン500カラー複写機を用いる以上の有効
なものを提供する。
確に複製されないような帳票の生産方法で、最新の解像
力を備え、しかも非電子写真技術を用いるもの、たとえ
ば前記キヤノン500カラー複写機を用いる以上の有効
なものを提供する。
【0005】本発明による帳票はさらに、複製に際し、
警告語もしくは符号を提供できる。これは、本帳票がた
とえ仮定偽造者が複写機の設定を調整できた場合でも、
全人偽造できないようになっている帳票を正確に複製す
る設定を見出し得ないような異なるスクリーン密度を利
用しているからである。換言すれば、裸眼による可視警
告語もしくは符号を用いないということである。
警告語もしくは符号を提供できる。これは、本帳票がた
とえ仮定偽造者が複写機の設定を調整できた場合でも、
全人偽造できないようになっている帳票を正確に複製す
る設定を見出し得ないような異なるスクリーン密度を利
用しているからである。換言すれば、裸眼による可視警
告語もしくは符号を用いないということである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、次の要素から成る製造できない帳票を提供する:表
面を有するウエブと;前記表面に配置され、かつ幾何学
要素により提供された少くとも3つの分離ハーフトーン
印刷帯と;前記印刷帯のおのおのが隣接する帯と著しく
異なるスクリーン密度を有することと;おのおのの帯の
中の幾何学要素が警告語もしくは符号と、地柄から成る
ことと;おのおのの帯の中の一つの警告語もしくは符号
と、地柄が写真印刷に容易に複製できないような大きさ
の幾何学要素を有するが、他方の警告語もしくは符号
と、地柄の写真複写機で容易に複製できないような大き
さの幾何学的要素を有すること;から成る。
ば、次の要素から成る製造できない帳票を提供する:表
面を有するウエブと;前記表面に配置され、かつ幾何学
要素により提供された少くとも3つの分離ハーフトーン
印刷帯と;前記印刷帯のおのおのが隣接する帯と著しく
異なるスクリーン密度を有することと;おのおのの帯の
中の幾何学要素が警告語もしくは符号と、地柄から成る
ことと;おのおのの帯の中の一つの警告語もしくは符号
と、地柄が写真印刷に容易に複製できないような大きさ
の幾何学要素を有するが、他方の警告語もしくは符号
と、地柄の写真複写機で容易に複製できないような大き
さの幾何学的要素を有すること;から成る。
【0007】本発明による偽造できない帳票の個々の成
分の種類は多々である。たとえば、幾何学要素はドット
(たとえば、円形、非円形を問わず)、線、あるいは次
の他の要素から成り;また容易に複製できる幾何学要素
の大きさが典型的例として1cm当り約24乃至34で
あるが、容易に複製できない要素の大きさが密度のいか
んにかかわらず1cm当り約52乃至64である。
分の種類は多々である。たとえば、幾何学要素はドット
(たとえば、円形、非円形を問わず)、線、あるいは次
の他の要素から成り;また容易に複製できる幾何学要素
の大きさが典型的例として1cm当り約24乃至34で
あるが、容易に複製できない要素の大きさが密度のいか
んにかかわらず1cm当り約52乃至64である。
【0008】前記偽造できない帳票上の帯を典型的例と
して次々と、たとえば直線帯もしくは円形帯のいずれか
で設ける。前記分離している帯のスクリーン密度は、色
彩にもよるが、隣接する帯のスクリーン密度と約1%乃
至10%異なる。淡色インキたとえば緑色系インキの帯
の密度は約1乃至45%の範囲であるのに対し、非常に
淡い色のインキたとえば黄色系の帯の密度が約1乃至8
0%の範囲、また濃色インキたとえば青色、黒色と若干
の赤色系の密度は約1乃至35%の範囲である。前記帯
は典型的例として、実質的に全ウエブ表面を蔽い、好ま
しくは、隣接する帯の密度の間を徐々に遷行する密度を
有する間帯域を用いることである。通常、分離帯の間の
全密度変化は約10乃至0.5%であるが、ここでもそ
れがインキの色彩と、帳票の大きさによる、ほとんどの
場合、前記幾何学要素のすべてが同一の色彩であるが、
異なる色彩の幾何学要素も利用できる。
して次々と、たとえば直線帯もしくは円形帯のいずれか
で設ける。前記分離している帯のスクリーン密度は、色
彩にもよるが、隣接する帯のスクリーン密度と約1%乃
至10%異なる。淡色インキたとえば緑色系インキの帯
の密度は約1乃至45%の範囲であるのに対し、非常に
淡い色のインキたとえば黄色系の帯の密度が約1乃至8
0%の範囲、また濃色インキたとえば青色、黒色と若干
の赤色系の密度は約1乃至35%の範囲である。前記帯
は典型的例として、実質的に全ウエブ表面を蔽い、好ま
しくは、隣接する帯の密度の間を徐々に遷行する密度を
有する間帯域を用いることである。通常、分離帯の間の
全密度変化は約10乃至0.5%であるが、ここでもそ
れがインキの色彩と、帳票の大きさによる、ほとんどの
場合、前記幾何学要素のすべてが同一の色彩であるが、
異なる色彩の幾何学要素も利用できる。
【0009】前記警告語もしくは符号は、容易に認識で
きる単語もしくは符号たとえば「Void」という単語
のようなものであればなんでもよい。通常前記の単語
「Void」を仕立てる幾何学要素は、写真複写で消失
するものであるが、地柄0.4が代りに消失するものが
ある。複数の隣接する帯を設ける場合、通常、濃から淡
へ、あるいは淡から濃へ(あるいは双方)のむらのない
連鎖を提供する。ウエブはさらに他の印、たとえば金銭
的あるいは管理的な数字の印の形をとるフルトーンの印
が備わってもよく、まだ迷彩地柄を施してもよい。
きる単語もしくは符号たとえば「Void」という単語
のようなものであればなんでもよい。通常前記の単語
「Void」を仕立てる幾何学要素は、写真複写で消失
するものであるが、地柄0.4が代りに消失するものが
ある。複数の隣接する帯を設ける場合、通常、濃から淡
へ、あるいは淡から濃へ(あるいは双方)のむらのない
連鎖を提供する。ウエブはさらに他の印、たとえば金銭
的あるいは管理的な数字の印の形をとるフルトーンの印
が備わってもよく、まだ迷彩地柄を施してもよい。
【0010】
【作用】本発明による帳票は設定変更のできるキヤノン
500カラー複写機を用いるものが正確に複製できない
(換言すれば前記「Void」もしくは同様の符号が裸
眼に見えるようになる)唯一の既知の帳票である。本発
明の別の態様によれば、“写真複写機での帳票を提供す
る。本方法は次の工程からなる:(a)帳票を表面を有
するウエブから、前記表面上のインキ幾何学要素から成
る少くとも3つの別個のハーフトーン帯を、印刷された
帯のおのおのが異なるスクリーン密度を有し、またおの
おのの帯の中にハーフトーンの印刷された印と地柄がで
き、またおのおの帯の中に、前記ハーフトーンの印と地
柄の一つが写真複写機で複製できるような大きさの幾何
学要素を備えるのに対し、前記ハーフトーンの印と地柄
のその他が写真複写機では複製できないような大きさの
幾何学要素が備わるように印刷することで帳票を生産す
る工程と;(6)写真複写機により正確に複製できる前
記表面上にフルトーンの印を印刷する工程と;(c)写
真複写機で、前記写真複写機の設定に関係なく、ハーフ
トーンの印の少くとも1つの帯もしくは関連する地柄幾
何学要素が裸眼で見て正確に複製されないのに対し、正
確に複製されるフルトーンの印とハーフトーンの印もし
くは、隣接する地柄の幾何学要素が正確に複製されるよ
う帳票を複製する工程から成る。上述で示されたよう
に、引例の方法を用いて生産された帳票が、キヤノン5
00カラー複写機のようなレーザー複写機で複製された
としても、その帯の少くとも1つに警告語もしくは符号
を示すことになる。それは、複写機を調整して変化する
密度の帯のいずれも正確に複製することが不可能である
からである。
500カラー複写機を用いるものが正確に複製できない
(換言すれば前記「Void」もしくは同様の符号が裸
眼に見えるようになる)唯一の既知の帳票である。本発
明の別の態様によれば、“写真複写機での帳票を提供す
る。本方法は次の工程からなる:(a)帳票を表面を有
するウエブから、前記表面上のインキ幾何学要素から成
る少くとも3つの別個のハーフトーン帯を、印刷された
帯のおのおのが異なるスクリーン密度を有し、またおの
おのの帯の中にハーフトーンの印刷された印と地柄がで
き、またおのおの帯の中に、前記ハーフトーンの印と地
柄の一つが写真複写機で複製できるような大きさの幾何
学要素を備えるのに対し、前記ハーフトーンの印と地柄
のその他が写真複写機では複製できないような大きさの
幾何学要素が備わるように印刷することで帳票を生産す
る工程と;(6)写真複写機により正確に複製できる前
記表面上にフルトーンの印を印刷する工程と;(c)写
真複写機で、前記写真複写機の設定に関係なく、ハーフ
トーンの印の少くとも1つの帯もしくは関連する地柄幾
何学要素が裸眼で見て正確に複製されないのに対し、正
確に複製されるフルトーンの印とハーフトーンの印もし
くは、隣接する地柄の幾何学要素が正確に複製されるよ
う帳票を複製する工程から成る。上述で示されたよう
に、引例の方法を用いて生産された帳票が、キヤノン5
00カラー複写機のようなレーザー複写機で複製された
としても、その帯の少くとも1つに警告語もしくは符号
を示すことになる。それは、複写機を調整して変化する
密度の帯のいずれも正確に複製することが不可能である
からである。
【0011】本発明は、いかなる種類の写真複写機でも
正確に複製できないどころが、むしろ警告語を示すこと
になる帳票の提供にある。本発明のこの目的やその他の
目的は本発明の詳細な説明の検証と別項特許請求の範囲
から明白になるであろう。
正確に複製できないどころが、むしろ警告語を示すこと
になる帳票の提供にある。本発明のこの目的やその他の
目的は本発明の詳細な説明の検証と別項特許請求の範囲
から明白になるであろう。
【0012】
【実施例】本発明による代表的な複製のできない帳票を
図1に数字10で全体を示す。しかし、本発明による独
特の帳票がどのようなものかを既存のどのような方法に
よっても正確に示すことは、特許の図面作成に通した通
常の方法では帳票の正確なコピーができないので、不可
能であることを理解すべきである。従って、本発明によ
る製品の実際見本をこの明細書の一部としてここに添付
する。前記見本は本発明により用いられた漸変スクリー
ン密度により提供された殆ど設計者効果とも言えるもの
を示している。
図1に数字10で全体を示す。しかし、本発明による独
特の帳票がどのようなものかを既存のどのような方法に
よっても正確に示すことは、特許の図面作成に通した通
常の方法では帳票の正確なコピーができないので、不可
能であることを理解すべきである。従って、本発明によ
る製品の実際見本をこの明細書の一部としてここに添付
する。前記見本は本発明により用いられた漸変スクリー
ン密度により提供された殆ど設計者効果とも言えるもの
を示している。
【0013】複製できない帳票10は表面もしくは上面
12を有する典型的例として紙製のウエブ11から成
る。前記表面12には幾何学要素により設けられた少く
とも3つの分離したハーフトーン印刷の帯がある。図1
に示された実際の実施例では、中心帯14と、2つの端
帯15、16と中間帯17、18、19、20、21、
22、23と24を含む11の分離ハーフトーンの印刷
帯がある。前記幾何学要素というのは典型的例としてド
ットもしくは緑、たとえば円形ドットであるが、その他
の幾何学要素を提供しても差支えない。通常のドットも
しくは緑スクリーンを用いて印刷された帯14乃至24
をつくることもできる。
12を有する典型的例として紙製のウエブ11から成
る。前記表面12には幾何学要素により設けられた少く
とも3つの分離したハーフトーン印刷の帯がある。図1
に示された実際の実施例では、中心帯14と、2つの端
帯15、16と中間帯17、18、19、20、21、
22、23と24を含む11の分離ハーフトーンの印刷
帯がある。前記幾何学要素というのは典型的例としてド
ットもしくは緑、たとえば円形ドットであるが、その他
の幾何学要素を提供しても差支えない。通常のドットも
しくは緑スクリーンを用いて印刷された帯14乃至24
をつくることもできる。
【0014】前記印刷帯14乃至24のおのおのが、そ
れに隣接する他の帯と著しく異なるハーフトーンスクリ
ーン密度を有する。前記帯を順序通りに配列した場合、
図1に示されたように、おのおのの帯は、そのどちら側
にも隣接する帯と著しく異なるスクリーン密度を備え
る。スクリーン密度の変化は、ハーフトーン帯幾何学要
素の印刷に用いられるインキの色彩、帳票10に与えら
れる帯の数、帯と帯との間隔などを含む多数の要因に左
右される。しかし、通常は、分離する帯のスクリーン密
度は、隣接する帯のスクリーン密度と約1.070乃至
10%異なり、濃色インキ(たとえば青系、黒系と若干
の赤系)を用いる場合、比較的少い量(たとえば約1.
5乃至3%)だけ、またインクが淡色(たとえばほとん
どの緑系)もしくは非常に淡い色(たとえば黄色系)の
場合は7乃至10%もの大量分異なる。図1に示された
実施例では中心帯14は約7%のスクリーン密度を有す
るのに対し、端帯15、16は約18%の密度、帯20
と21は約10%の密度、帯18と23は約14%の密
度、また帯17と24は約16%の密度を有している。
合計で、分離した帯のすべての間の最大密度変化はイン
キの色彩によるが、約10乃至35%である。
れに隣接する他の帯と著しく異なるハーフトーンスクリ
ーン密度を有する。前記帯を順序通りに配列した場合、
図1に示されたように、おのおのの帯は、そのどちら側
にも隣接する帯と著しく異なるスクリーン密度を備え
る。スクリーン密度の変化は、ハーフトーン帯幾何学要
素の印刷に用いられるインキの色彩、帳票10に与えら
れる帯の数、帯と帯との間隔などを含む多数の要因に左
右される。しかし、通常は、分離する帯のスクリーン密
度は、隣接する帯のスクリーン密度と約1.070乃至
10%異なり、濃色インキ(たとえば青系、黒系と若干
の赤系)を用いる場合、比較的少い量(たとえば約1.
5乃至3%)だけ、またインクが淡色(たとえばほとん
どの緑系)もしくは非常に淡い色(たとえば黄色系)の
場合は7乃至10%もの大量分異なる。図1に示された
実施例では中心帯14は約7%のスクリーン密度を有す
るのに対し、端帯15、16は約18%の密度、帯20
と21は約10%の密度、帯18と23は約14%の密
度、また帯17と24は約16%の密度を有している。
合計で、分離した帯のすべての間の最大密度変化はイン
キの色彩によるが、約10乃至35%である。
【0015】上述の通り、使用密度はインキの色彩に著
しく左右される。上記に示された特定の実施例は濃色イ
ンキたとえば青、黒もしくは若干の赤系ものであり、ま
た密度が1帳票当り約10乃至25%しか変化しないの
に対し、密度の絶対値はこのような濃色インキたとえば
緑系には、変化は約1乃至45%であるのに対し、非常
に濃い色のインキには、約1乃至には、約1乃至80%
の範囲である。用いられる絶対密度は帳票10のなんた
るか、たとえば小切手、自動車権利書などによる。
しく左右される。上記に示された特定の実施例は濃色イ
ンキたとえば青、黒もしくは若干の赤系ものであり、ま
た密度が1帳票当り約10乃至25%しか変化しないの
に対し、密度の絶対値はこのような濃色インキたとえば
緑系には、変化は約1乃至45%であるのに対し、非常
に濃い色のインキには、約1乃至には、約1乃至80%
の範囲である。用いられる絶対密度は帳票10のなんた
るか、たとえば小切手、自動車権利書などによる。
【0016】本図面では正確に示すことは不可能である
が、図1は濃から淡へ、あるいは淡から濃へのむらのな
い連鎖をもつ密度変化を示そうとするものである。事
実、図1の帳票10%そのものにある中心帯には、最も
低い密度が存在、中心帯14から第1および第2の端帯
15、16にむらなく連続していることを示す。これが
上述の実施例で、中心帯14から等距離にある帯(たと
えば帯17と24)にほぼ同一の密度と、そのいずれか
の側の帯ともほぼ同一の密度差を有する理由である。
が、図1は濃から淡へ、あるいは淡から濃へのむらのな
い連鎖をもつ密度変化を示そうとするものである。事
実、図1の帳票10%そのものにある中心帯には、最も
低い密度が存在、中心帯14から第1および第2の端帯
15、16にむらなく連続していることを示す。これが
上述の実施例で、中心帯14から等距離にある帯(たと
えば帯17と24)にほぼ同一の密度と、そのいずれか
の側の帯ともほぼ同一の密度差を有する理由である。
【0017】本発明によれば、隣接帯の密度間を漸時遷
移する密度を有する間帯を設けて、最終帳票10に最良
の可視効果を与えるようにすることも好ましい。たとえ
ば前記間帯28と29をそれぞれ帯14、21および1
4、20の間に設ける。間帯28、29には、密度の漸
的変化が見られる。たとえば、中心帯14に7%の密
度が有り、隣接帯21に10%の密度が有る場合、また
時間帯28で、密度がその左側の緑における約7%から
右側の緑における約10%に変化することになる。前記
間帯域28、29などの幾何学要素は、14乃至24の
帯をつくる要素と同一である。
移する密度を有する間帯を設けて、最終帳票10に最良
の可視効果を与えるようにすることも好ましい。たとえ
ば前記間帯28と29をそれぞれ帯14、21および1
4、20の間に設ける。間帯28、29には、密度の漸
的変化が見られる。たとえば、中心帯14に7%の密
度が有り、隣接帯21に10%の密度が有る場合、また
時間帯28で、密度がその左側の緑における約7%から
右側の緑における約10%に変化することになる。前記
間帯域28、29などの幾何学要素は、14乃至24の
帯をつくる要素と同一である。
【0018】特許図面に示すことは困難であるが、図1
に示されるものは、表面12のほぼ全面が帯14乃至2
4を形成する幾何学要素により蔽われていることであ
る。帳票が特定の種類のものであればその上に印刷され
る幾何学要素のない域があり得ることは言うに及ばない
が、しかし、大抵の偽造を防げる帳票たとえば小切手、
郵便為替、自動車権利書と同種類の他のものには、前記
帯に表面12のほぼ前面を蔽わせることが好ましい。
に示されるものは、表面12のほぼ全面が帯14乃至2
4を形成する幾何学要素により蔽われていることであ
る。帳票が特定の種類のものであればその上に印刷され
る幾何学要素のない域があり得ることは言うに及ばない
が、しかし、大抵の偽造を防げる帳票たとえば小切手、
郵便為替、自動車権利書と同種類の他のものには、前記
帯に表面12のほぼ前面を蔽わせることが好ましい。
【0019】大抵の場合、帯14乃至24を仕立てる幾
何学要素(たとえばドットもしくは綿)のすべてが同一
色彩である。しかし、それらの若干のものを異色のもの
にしても差支えないので、それを帯間の密度変化、帯の
絶対密度などの決定の考慮に入れることになる。本発明
による帳票10のもう1つの特徴は、警戒語もしくは符
号と、地柄から成る幾何学要素をおのおの帯内に配置す
ることである。図2は、特定のハーフトーン印刷帯(た
とえば帯14)の中心配置された前記警戒語もしくは符
号と、地柄の間の相異を略図で示したものである。図2
で、大きい方のドット32は写真複写機では容易に複製
できるような大きさのものであるのに対し、小さい方の
ドット33は写真複写機では容易に複製できないような
大きさのものである。前記ドット32は、警告語もしく
は符号あるいは地柄のずれかで成ってもよく、前記ドッ
ト33に対しても同様である。たとえば、容易に複製で
きる大きい方のドット32は地柄を形成することになる
のに対し、前記ドット33は警告語もしくは符号(たと
えば単語「Void」)を形成することになる。肉眼で
関する限りでは、たとえドット32、33がむらのない
密度のハーフトーン印刷帯を設けても、ドットの大きさ
の差異のため、ドットの頻度を異にする。幾何学要素3
2、33の大きさが特定の写真複写機、インクと同種の
他のものにより変化するが、通常ドット32(もしくは
相当する緑)を1cm当り24乃至34設けるのに対し
て、ドット33(または相当する緑)を1cm当り約5
23乃至64設ける。
何学要素(たとえばドットもしくは綿)のすべてが同一
色彩である。しかし、それらの若干のものを異色のもの
にしても差支えないので、それを帯間の密度変化、帯の
絶対密度などの決定の考慮に入れることになる。本発明
による帳票10のもう1つの特徴は、警戒語もしくは符
号と、地柄から成る幾何学要素をおのおの帯内に配置す
ることである。図2は、特定のハーフトーン印刷帯(た
とえば帯14)の中心配置された前記警戒語もしくは符
号と、地柄の間の相異を略図で示したものである。図2
で、大きい方のドット32は写真複写機では容易に複製
できるような大きさのものであるのに対し、小さい方の
ドット33は写真複写機では容易に複製できないような
大きさのものである。前記ドット32は、警告語もしく
は符号あるいは地柄のずれかで成ってもよく、前記ドッ
ト33に対しても同様である。たとえば、容易に複製で
きる大きい方のドット32は地柄を形成することになる
のに対し、前記ドット33は警告語もしくは符号(たと
えば単語「Void」)を形成することになる。肉眼で
関する限りでは、たとえドット32、33がむらのない
密度のハーフトーン印刷帯を設けても、ドットの大きさ
の差異のため、ドットの頻度を異にする。幾何学要素3
2、33の大きさが特定の写真複写機、インクと同種の
他のものにより変化するが、通常ドット32(もしくは
相当する緑)を1cm当り24乃至34設けるのに対し
て、ドット33(または相当する緑)を1cm当り約5
23乃至64設ける。
【0020】帳票10の表面12は様々の形の印をその
上に印刷でき、典型的例としてこのような印をその上に
印刷することになる。たとえば、フルトーンの印35を
設けて小切手の支払人を示し、フルトーンの印36をた
とえば小切手または郵便為替の金額を示し、また種々他
の印(たとえば銀行名など)をフルトーンで印刷でき
る。この目的のために、写真複写機で容易に複製できる
ハーフトーンの文字はフルトーンの印に相当するもので
ある。
上に印刷でき、典型的例としてこのような印をその上に
印刷することになる。たとえば、フルトーンの印35を
設けて小切手の支払人を示し、フルトーンの印36をた
とえば小切手または郵便為替の金額を示し、また種々他
の印(たとえば銀行名など)をフルトーンで印刷でき
る。この目的のために、写真複写機で容易に複製できる
ハーフトーンの文字はフルトーンの印に相当するもので
ある。
【0021】図面では示されていないが、必要な場合、
色彩模様を前記表面12に設けることもできる。この迷
彩模様をつけることを先に引例の特許第4,582、3
46号と4,065、489号にほぼ説明している。
色彩模様を前記表面12に設けることもできる。この迷
彩模様をつけることを先に引例の特許第4,582、3
46号と4,065、489号にほぼ説明している。
【0022】帳票10の代表的写真複写を図3の参照数
字40で全体的に示している。前記写真複写40を特定
の写真複写機で、この場合は「Void」の警告語もし
くは符号が帯14、20と21で裸眼には見えないよう
に特の設定でつくられたことがわかるであろう。しか
し、帯14乃至24の多数の異なる密度のために帯15
乃至19と22乃至24の42で明白に示された警戒語
「Void」が裸眼には明確に目視できる。
字40で全体的に示している。前記写真複写40を特定
の写真複写機で、この場合は「Void」の警告語もし
くは符号が帯14、20と21で裸眼には見えないよう
に特の設定でつくられたことがわかるであろう。しか
し、帯14乃至24の多数の異なる密度のために帯15
乃至19と22乃至24の42で明白に示された警戒語
「Void」が裸眼には明確に目視できる。
【0023】図4と5は本発明によるもう1つの偽造を
防ぐ帳票の写真複写44、45それぞれを示す。この偽
造防止の帳票では、帯を垂直方向(図1と3の実施例に
あるように)というよりはむしろ水平方向に配列し、し
かも9つの帯を設けてある。写た別も設定で行うと、い
くつかの帯の種々の警告語もしくは符号が複写上で認識
できないものとなるが、前記警告語もしくは符号が認識
できる少くとも1つの帯があることを示す。
防ぐ帳票の写真複写44、45それぞれを示す。この偽
造防止の帳票では、帯を垂直方向(図1と3の実施例に
あるように)というよりはむしろ水平方向に配列し、し
かも9つの帯を設けてある。写た別も設定で行うと、い
くつかの帯の種々の警告語もしくは符号が複写上で認識
できないものとなるが、前記警告語もしくは符号が認識
できる少くとも1つの帯があることを示す。
【0024】図6は本発明の他の実施例の写真複写46
を示す。図6に示された実施例では、警告語もしくは符
号を円形帯に配列する。すなわち、異なる密度帯を同心
円にしたものである。2つの同じ円を図6の参照数字4
7により点線にして略図で示してある。この実施例で
も、好ましい場合は、むらなく逐次変化する間帯域を設
けることができる。
を示す。図6に示された実施例では、警告語もしくは符
号を円形帯に配列する。すなわち、異なる密度帯を同心
円にしたものである。2つの同じ円を図6の参照数字4
7により点線にして略図で示してある。この実施例で
も、好ましい場合は、むらなく逐次変化する間帯域を設
けることができる。
【0025】図6の写真複写上の、自動車権利書や同様
の帳票用の登録番号またはその種の他のものを含むフル
トーンの印48複写46に、明白に複製されていること
が明らかである。
の帳票用の登録番号またはその種の他のものを含むフル
トーンの印48複写46に、明白に複製されていること
が明らかである。
【0026】本発明による帳票は、ほぼすべての既知の
現行写真複写機、それが電子写真プロセス(たとえばゼ
ロックスL−6500カラー複写機)やレーザープロセ
ス(たとえばキヤノン500カラー複写機)のいずれか
が関係なくそれによる偽造を未然に防ぐものである。
現行写真複写機、それが電子写真プロセス(たとえばゼ
ロックスL−6500カラー複写機)やレーザープロセ
ス(たとえばキヤノン500カラー複写機)のいずれか
が関係なくそれによる偽造を未然に防ぐものである。
【0027】本発明はまた、写真複写機での帳票の不正
確(肉眼で見て)な複製をつくらせる方法も考慮してい
る。本方法は次の工程:(a)表面有するウエブから、
前記表面上のインキ幾何学要素から成る少くとも3つの
分離するハーフトーンの帯を印刷して、前記印刷帯のお
のおのが異なるスクリーン密度を備え、おのおのの帯の
中にハーフトーンの印と地柄で印刷され、またおのおの
の帯の中に、ハーフトーンの印と地柄の一つが写真複写
機により複製できるような大きさの幾何学要素を備える
のに対し、ハーフトーンの印と地柄のもう1つの方が写
真複写機で複製できないような大きさの幾何学要素を備
えるようにして帳票10を生産する工程と;写真複写で
正確に複製できるフルトーンの印(35、36)を前記
表面に印刷する工程と;(c)帳票を複製レス、写真複
写機の設定に関係なく、ハーフトーンの印または関連す
る地柄幾何学要素32が裸眼でみるような正確さで複製
されない(たとえば図3の帯15乃至19と22乃至2
4)ようにするのに対し、正確に複製されないフルトー
ンの印とハーフトーンの印もしくは関連する地柄幾何学
要素33が正確に複製されるようにする工程とから成
る。好ましくは工程(a)を少くともいくつかの前記幾
何学要素(たとえば32、33)を黒色以外の色彩で印
刷して実施し、また工程(c)をレーザーもしくは電子
写真複写機たとえばキヤノン500カラー複写機で帳票
を複製にて実施することである。上述の方法を実施する
時、複製帳票(たとえば40)がつくられ、それがキヤ
ノン500カラー複写機でその設定には関係なく、必然
的に裸眼には明白に不正確につくられたものと見える唯
一の帳票である。
確(肉眼で見て)な複製をつくらせる方法も考慮してい
る。本方法は次の工程:(a)表面有するウエブから、
前記表面上のインキ幾何学要素から成る少くとも3つの
分離するハーフトーンの帯を印刷して、前記印刷帯のお
のおのが異なるスクリーン密度を備え、おのおのの帯の
中にハーフトーンの印と地柄で印刷され、またおのおの
の帯の中に、ハーフトーンの印と地柄の一つが写真複写
機により複製できるような大きさの幾何学要素を備える
のに対し、ハーフトーンの印と地柄のもう1つの方が写
真複写機で複製できないような大きさの幾何学要素を備
えるようにして帳票10を生産する工程と;写真複写で
正確に複製できるフルトーンの印(35、36)を前記
表面に印刷する工程と;(c)帳票を複製レス、写真複
写機の設定に関係なく、ハーフトーンの印または関連す
る地柄幾何学要素32が裸眼でみるような正確さで複製
されない(たとえば図3の帯15乃至19と22乃至2
4)ようにするのに対し、正確に複製されないフルトー
ンの印とハーフトーンの印もしくは関連する地柄幾何学
要素33が正確に複製されるようにする工程とから成
る。好ましくは工程(a)を少くともいくつかの前記幾
何学要素(たとえば32、33)を黒色以外の色彩で印
刷して実施し、また工程(c)をレーザーもしくは電子
写真複写機たとえばキヤノン500カラー複写機で帳票
を複製にて実施することである。上述の方法を実施する
時、複製帳票(たとえば40)がつくられ、それがキヤ
ノン500カラー複写機でその設定には関係なく、必然
的に裸眼には明白に不正確につくられたものと見える唯
一の帳票である。
【0028】
【発明の効果】このようにして、本発明により、偽造防
止できる帳票の不正確な複製ばかりでなく、写真複写機
での複製により帳票を偽造しようとする試みがなされた
場合、警告語もしくは符号までも示す偽造防止帳票も間
違なくできてくる方法が提供された。
止できる帳票の不正確な複製ばかりでなく、写真複写機
での複製により帳票を偽造しようとする試みがなされた
場合、警告語もしくは符号までも示す偽造防止帳票も間
違なくできてくる方法が提供された。
【図1】 本発明による偽造防止の帳票の略図;
【図2】 本発明による偽造防止の帳票の特定のハーフ
トーンで印刷された帯の中の界面域の略図で、警告語も
しくは符号を仕立てる幾何学要素と、地柄を仕立てる要
素とを示す;
トーンで印刷された帯の中の界面域の略図で、警告語も
しくは符号を仕立てる幾何学要素と、地柄を仕立てる要
素とを示す;
【図3】 図1の帳票の写真複写機に2つの非常に異な
る設計を用いる本発明による偽造防止の帳票の別の構成
の写真複写の略図的複製
る設計を用いる本発明による偽造防止の帳票の別の構成
の写真複写の略図的複製
【図4】 写真複写の他の実施例を示す図である。
【図5】 写真複写の更に他の実施例を示す図である。
【図6】本発明による偽造防止の帳票の3番目の構成に
よる写真複写の略図的複製を示す図である。
よる写真複写の略図的複製を示す図である。
10 偽造防止帳票 11 ウエブ 13 表面 14 中心帯 15 端帯 16 端帯 17〜24 中間帯 28 間帯 29 間帯 32 比較的大きいドット 33 比較的小さいドット 35、36 フルトーン印 40 写真複写 42 取消語 44、45、46 真複写 47 同心円 48 フルトーン印
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 偽造防止を施した帳票と、その製造方
法
法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密な写真複写機での
複製をも防止することができる偽造防止を施した帳票と
その製造方法に関するものである。
複製をも防止することができる偽造防止を施した帳票と
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、小切手、自動車の権利書、そ
の他所有者が安全を確保したいと考える同様な帳票類の
不法な複製、偽造が絶えず行われている。しかして、近
年になってカラー複写技術の進歩によって、このような
技術を偽造に利用することが可能となっており、特に最
近はレーザー複写技術の普及によって一層解像度が向上
し、精巧な複製品が作られるようになっている。
の他所有者が安全を確保したいと考える同様な帳票類の
不法な複製、偽造が絶えず行われている。しかして、近
年になってカラー複写技術の進歩によって、このような
技術を偽造に利用することが可能となっており、特に最
近はレーザー複写技術の普及によって一層解像度が向上
し、精巧な複製品が作られるようになっている。
【0003】このために、従来から不法な複製を防止す
るために多くの製品が市販されている。即ち、例えば、
「ヒドンワード(Hidden Word)」や「ムー
アガード(Mooreguard)」(いずれも本出願
人の商標名)といった商品や、米国特許第4,582,
346号、同第4,265,469号、同第4,17
5,674号などに示されている電子写真複写機、例え
ば「ゼロックスL−6500(Xerox L−650
0)」のような更に多色の複写機を用いる偽造防止にあ
る程度有効な製品が提供されている。更に、近時は複写
機械の技術が実質的に進歩し、今や、従来のものより高
い解像力を備え、且つ、電子写真法以外の方法、例えば
レーザー複写技術を用いるコピーを提供する多数の複写
機が市場に出廻っている。このような写真複写機の1つ
がキャノン500カラー写真機であって、これは高度の
解像力を有し、電子写真技術よりもむしろレーザー技術
を用いている。
るために多くの製品が市販されている。即ち、例えば、
「ヒドンワード(Hidden Word)」や「ムー
アガード(Mooreguard)」(いずれも本出願
人の商標名)といった商品や、米国特許第4,582,
346号、同第4,265,469号、同第4,17
5,674号などに示されている電子写真複写機、例え
ば「ゼロックスL−6500(Xerox L−650
0)」のような更に多色の複写機を用いる偽造防止にあ
る程度有効な製品が提供されている。更に、近時は複写
機械の技術が実質的に進歩し、今や、従来のものより高
い解像力を備え、且つ、電子写真法以外の方法、例えば
レーザー複写技術を用いるコピーを提供する多数の複写
機が市場に出廻っている。このような写真複写機の1つ
がキャノン500カラー写真機であって、これは高度の
解像力を有し、電子写真技術よりもむしろレーザー技術
を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有価証
券としても周知であるような文書を保護する先行技術
は、例えば、前記キャノン500カラー複写機のような
複写機を用いる帳票の不法な複製を防止するには、作業
者が複写機の設定を変更できる場合には有効ではない。
このような装置を用いると表面上保護された帳票の正確
な偽造を防止することが可能になることがほぼ間違いな
いといった問題がある。
券としても周知であるような文書を保護する先行技術
は、例えば、前記キャノン500カラー複写機のような
複写機を用いる帳票の不法な複製を防止するには、作業
者が複写機の設定を変更できる場合には有効ではない。
このような装置を用いると表面上保護された帳票の正確
な偽造を防止することが可能になることがほぼ間違いな
いといった問題がある。
【0005】本発明は、偽造防止の保護された帳票と、
正確に複製されないような帳票の生産方法で、最新の解
像力を備え、しかも、非電子写真技術を用いるもの、例
えば、前記キャノン500カラー複写機を用いる以上の
有効なものを提供することを目的とするものである。
正確に複製されないような帳票の生産方法で、最新の解
像力を備え、しかも、非電子写真技術を用いるもの、例
えば、前記キャノン500カラー複写機を用いる以上の
有効なものを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記問題を
解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結果、
インキ濃度を異にする帯状印刷部や網点の大きさが異な
る潜像を設けることによって目的を達し得ることを見出
して本発明を完成するに至った。即ち、本発明の第1の
実施態様は、表面を有する基体と、該基体に少なくとも
3カ所以上に亘り間隔をおいて幾何学模様を配してなる
ハーフトーンの印刷帯とからなり、隣合った該印刷帯は
それぞれ異なるスクリーン濃度を有し、さらに各該印刷
帯の該幾何学模様とは警告文字、或いは符号、及び背景
を構成するものであり、該警告文字或いは符号と、該背
景のうちいずれか一方は写真複写機によって容易に再現
できる大きさの幾何学模様からなり、他方は容易に再現
できない幾何学模様からなる複写偽造防止用帳票を要旨
とし、さらに、前記各ハーフトーン印刷帯のスクリーン
濃度は、隣合った印刷帯のスクリーン濃度差が1%〜1
0%程度であり、かつ最大のスクリーン濃度を有する印
刷帯と最小スクリーン濃度を有する印刷帯の濃度差が1
0%〜35%であり、また前記幾何学模様は写真複写機
により容易に再現できるもののドット或いは線の密度は
52〜64/cmであるよう構成したものであって、次
に第2の実施態様は、写真複写機のいかなる調整にも拘
らず、少なくとも1つ以上の印刷帯に配されたハーフト
ーンの印刷表示、或いはそれに付随する背景が、肉眼に
よって正確に再現されていないことが確認でき、一方フ
ルトーンの印刷表示と他の該印刷帯のハーフトーンの印
刷表示と背景は正確に再現されるように、(a)各々異
なるスクリーン濃度を有し、またその内面上にインクに
よって表記された幾何学模様からなるハーフトーンの印
刷表示と、背景とが配され、かつ該印刷表示と、該背景
のうちいずれか一方は、写真複写機によって容易に再現
できる大きさの幾何学模様からなり、他方は容易に再現
できない大きさの幾何学模様からなるハーフトーン印刷
帯を、少なくとも3カ所以上に亘りその表面上に間隔を
おいて設けられた基体からなる帳票を作成する工程と、
(b)該帳票の表面上に写真複写機によって正確に再現
できるフルトーン印刷帯を施す工程と、からなる複写偽
造防止用帳票の製造方法を要旨とするものである。
解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結果、
インキ濃度を異にする帯状印刷部や網点の大きさが異な
る潜像を設けることによって目的を達し得ることを見出
して本発明を完成するに至った。即ち、本発明の第1の
実施態様は、表面を有する基体と、該基体に少なくとも
3カ所以上に亘り間隔をおいて幾何学模様を配してなる
ハーフトーンの印刷帯とからなり、隣合った該印刷帯は
それぞれ異なるスクリーン濃度を有し、さらに各該印刷
帯の該幾何学模様とは警告文字、或いは符号、及び背景
を構成するものであり、該警告文字或いは符号と、該背
景のうちいずれか一方は写真複写機によって容易に再現
できる大きさの幾何学模様からなり、他方は容易に再現
できない幾何学模様からなる複写偽造防止用帳票を要旨
とし、さらに、前記各ハーフトーン印刷帯のスクリーン
濃度は、隣合った印刷帯のスクリーン濃度差が1%〜1
0%程度であり、かつ最大のスクリーン濃度を有する印
刷帯と最小スクリーン濃度を有する印刷帯の濃度差が1
0%〜35%であり、また前記幾何学模様は写真複写機
により容易に再現できるもののドット或いは線の密度は
52〜64/cmであるよう構成したものであって、次
に第2の実施態様は、写真複写機のいかなる調整にも拘
らず、少なくとも1つ以上の印刷帯に配されたハーフト
ーンの印刷表示、或いはそれに付随する背景が、肉眼に
よって正確に再現されていないことが確認でき、一方フ
ルトーンの印刷表示と他の該印刷帯のハーフトーンの印
刷表示と背景は正確に再現されるように、(a)各々異
なるスクリーン濃度を有し、またその内面上にインクに
よって表記された幾何学模様からなるハーフトーンの印
刷表示と、背景とが配され、かつ該印刷表示と、該背景
のうちいずれか一方は、写真複写機によって容易に再現
できる大きさの幾何学模様からなり、他方は容易に再現
できない大きさの幾何学模様からなるハーフトーン印刷
帯を、少なくとも3カ所以上に亘りその表面上に間隔を
おいて設けられた基体からなる帳票を作成する工程と、
(b)該帳票の表面上に写真複写機によって正確に再現
できるフルトーン印刷帯を施す工程と、からなる複写偽
造防止用帳票の製造方法を要旨とするものである。
【0007】本発明による偽造防止を施した帳票の個々
の成分の種類は多々ある。例えば、幾何学模様はドット
(例えば、円形、非円形を問わず)、線、或いはその他
の幾何学模様でも差支えない。又写真複写機で容易に再
現できる幾何学模様の大きさが典型的例として1cm当
り約24乃至34であるが、容易に再現できない模様の
大きさが密度のいかんにかかわらず1cm当り約52乃
至64である。
の成分の種類は多々ある。例えば、幾何学模様はドット
(例えば、円形、非円形を問わず)、線、或いはその他
の幾何学模様でも差支えない。又写真複写機で容易に再
現できる幾何学模様の大きさが典型的例として1cm当
り約24乃至34であるが、容易に再現できない模様の
大きさが密度のいかんにかかわらず1cm当り約52乃
至64である。
【0008】前記偽造防止を施した帳票上の印刷帯を典
型的例として、例えば直線印刷帯もしくは円形印刷帯の
いずれかで次々と設けるが、それに隣合った他の印刷帯
と著しく異なるハーフトーンスクリーン密度を有する。
前記分離している印刷帯のスクリーン密度は、ハーフト
ーン印刷帯の幾何学模様の印刷に用いられるインキの色
彩、帳票に印刷される印刷帯の数、印刷帯と印刷帯との
間隔などを含む多数の要因に左右される。しかしなが
ら、通常は、隣接する印刷帯のスクリーン密度と約1%
乃至10%異なる。淡色インキ例えば緑色系インキの印
刷帯の密度は約1乃至45%の範囲であるのに対し、非
常に淡い色のインキ例えば黄色系の印刷帯の密度が約1
乃至80%の範囲、又濃色インキ例えば青色、黒色と若
干の赤色系の密度は約1乃至35%の範囲である。前記
印刷帯は典型的例として、実質的に全基体表面を蔽い、
隣合った印刷帯の間を徐々に遷行する密度を有する間印
刷帯域を用いることが好ましい。通常、分離印刷帯の間
の全密度変化は約10乃至35%であるが、ここでもそ
れがインキの色彩と、帳票の大きさによって異なり、ほ
とんどの場合、前記幾何学模様のすべてが同一の色彩で
施されるが、これらのうちの若干のものは、異なる色彩
にしても差支えないもので、それを印刷帯間の密度変
化、印刷帯の絶対密度などの決定の考慮に入れることに
なる。又、これらによって、帳票表面のほぼ全面を覆う
ように設けるが、帳票が特定のものであれば印刷帯の上
に印刷される幾何学模様のない区域があり得るのである
が、偽造を防ぎたいときなどでは印刷帯を前面のほぼ全
面を覆わせることが好ましい。
型的例として、例えば直線印刷帯もしくは円形印刷帯の
いずれかで次々と設けるが、それに隣合った他の印刷帯
と著しく異なるハーフトーンスクリーン密度を有する。
前記分離している印刷帯のスクリーン密度は、ハーフト
ーン印刷帯の幾何学模様の印刷に用いられるインキの色
彩、帳票に印刷される印刷帯の数、印刷帯と印刷帯との
間隔などを含む多数の要因に左右される。しかしなが
ら、通常は、隣接する印刷帯のスクリーン密度と約1%
乃至10%異なる。淡色インキ例えば緑色系インキの印
刷帯の密度は約1乃至45%の範囲であるのに対し、非
常に淡い色のインキ例えば黄色系の印刷帯の密度が約1
乃至80%の範囲、又濃色インキ例えば青色、黒色と若
干の赤色系の密度は約1乃至35%の範囲である。前記
印刷帯は典型的例として、実質的に全基体表面を蔽い、
隣合った印刷帯の間を徐々に遷行する密度を有する間印
刷帯域を用いることが好ましい。通常、分離印刷帯の間
の全密度変化は約10乃至35%であるが、ここでもそ
れがインキの色彩と、帳票の大きさによって異なり、ほ
とんどの場合、前記幾何学模様のすべてが同一の色彩で
施されるが、これらのうちの若干のものは、異なる色彩
にしても差支えないもので、それを印刷帯間の密度変
化、印刷帯の絶対密度などの決定の考慮に入れることに
なる。又、これらによって、帳票表面のほぼ全面を覆う
ように設けるが、帳票が特定のものであれば印刷帯の上
に印刷される幾何学模様のない区域があり得るのである
が、偽造を防ぎたいときなどでは印刷帯を前面のほぼ全
面を覆わせることが好ましい。
【0009】前記警告文字もしくは符号は、容易に認識
できる単語もしくは符号例えば「Void」という単語
のようなものであればなんでもよい。通常前記の単語
「Void」を仕立てる幾何学模様は、写真複写機で消
失するものであるが、背景が代りに消失するものであっ
てもよい。複数の隣接する印刷帯を設ける場合、通常、
濃から淡へ、或いは淡から濃へ(或いは双方)といった
むらのない連鎖続状態で提供される。ウエブは更に他の
印、例えば金銭的あるいは管理的な数字の印の形をとる
フルトーンの印が備わってもよく、まだ迷彩背景を施し
てもよい。
できる単語もしくは符号例えば「Void」という単語
のようなものであればなんでもよい。通常前記の単語
「Void」を仕立てる幾何学模様は、写真複写機で消
失するものであるが、背景が代りに消失するものであっ
てもよい。複数の隣接する印刷帯を設ける場合、通常、
濃から淡へ、或いは淡から濃へ(或いは双方)といった
むらのない連鎖続状態で提供される。ウエブは更に他の
印、例えば金銭的あるいは管理的な数字の印の形をとる
フルトーンの印が備わってもよく、まだ迷彩背景を施し
てもよい。
【0010】
【作用】本発明の帳票は設定変更のできるキャノン50
0カラー複写機を用いても正確に複製できない(換言す
れば前記「Void」もしくは同様の符号が裸眼に見え
るようになる)唯一の帳票である。
0カラー複写機を用いても正確に複製できない(換言す
れば前記「Void」もしくは同様の符号が裸眼に見え
るようになる)唯一の帳票である。
【0011】前述で示されたように、本発明方法を用い
て生産された帳票が、キャノン500カラー複写機のよ
うなレーザー複写機で再現されたとしても、その印刷帯
の少くとも1つに警告文字もしくは符号を示すことにな
る。それは、複写機を調整して変化する密度の印刷帯の
いずれも正確に再現することが不可能であるからであ
る。
て生産された帳票が、キャノン500カラー複写機のよ
うなレーザー複写機で再現されたとしても、その印刷帯
の少くとも1つに警告文字もしくは符号を示すことにな
る。それは、複写機を調整して変化する密度の印刷帯の
いずれも正確に再現することが不可能であるからであ
る。
【0012】本発明は、いかなる種類の写真複写機でも
正確に再現できないどころか、むしろ警告文字を示すこ
とになる帳票を提供することができる。
正確に再現できないどころか、むしろ警告文字を示すこ
とになる帳票を提供することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。
て述べる。
【0014】図1は、本発明帳票の一実施例を示す略
図、図2は、本発明帳票の特定ハーフトーンで印刷され
た印刷帯の中の界面域の一実施例を示す略図であって、
警告文字もしくは符号を形成する幾何学模様と背景とを
形成する模様の一実施例を示す略図、図3は、図1に示
す帳票の写真複写例を示す写真複写の略図、図4は、本
発明帳票の別の実施例を示す写真複写の模式図、図5
は、本発明帳票の更に別の実施例を示す写真複写の模式
図、図6は、本発明帳票の更に別の実施例を示す写真複
写の模式図である。実施例1 10は、本発明の偽造防止を施した帳票であって、表面
12を有する典型的例として紙製のウエブ11からなっ
ていて、表面12には、青色インキ線スクリーンを用い
て印刷された幾何学模様により設けられた3つの分離さ
れたハーフトーンの印刷帯14〜24が形成されてい
る。即ち、14は、中心印刷帯であって、スクリーン密
度が約7%のハーフトーンの印刷帯とした。15、16
は、端印刷帯であって、それぞれスクリーン密度が約1
8%のハーフトーンの印刷帯とした。17〜24は、中
間印刷帯であり、スクリーン密度を、印刷帯20と印刷
帯21では約10%、印刷帯1と印刷帯22では約12
%、印刷帯18と印刷帯23では約14%、印刷帯17
と印刷帯24では約16%を有するようにハーフトーン
印刷帯とした。印刷帯のすべての間の最大密度変化は、
インキの色彩によるが約10〜35%である。28、2
9はそれぞれ間印刷帯であって、それぞれ印刷帯14と
印刷帯21及び印刷帯14と印刷帯20の間に、密度が
漸進的に変化して設けられる。即ち、例えば、中心印刷
帯14の密度が7%であり、隣合った印刷帯の中間印刷
帯21の密度が10%の場合、間印刷帯28では、密度
が中心印刷帯14の右端に接するその左側の縁において
約7%から中間印刷帯21の左端に接する右側の縁にお
ける約10%の間に順次変化させ、間印刷帯29ではこ
れと逆に順次変化するようにする。従って、各印刷帯
は、中心印刷帯14から2つの端印刷帯15、16の間
にむらなく連続した密度となる。これが、中心印刷帯1
4から等距離にある印刷帯、例えば、印刷帯17と印刷
帯24にほぼ同一密度と、そのいずれかの側の印刷帯と
もほぼ同一の密度差を有する理由である。これら印刷帯
14〜印刷帯24には、各種の幾何学模様を設けること
ができ、同一の色彩が用いられている。32は、大きい
方のドットであって、写真複写機で容易に再現できるよ
うな大きさであって、警告文字もしくは符号あるいは背
景のいずれかでなってもよく、その大きさは、特定の写
真複写機、インキと同種の他のものによって変化する
が、1cm当り24〜34設けることが好ましい。33
は、小さい方のドットであって、大きい方のドット32
と同様のものであるが、1cm当り52〜64設けるこ
とが好ましく、写真複写機によって再現できないもので
ある。大きい方のドット32が背景を形成するとき、小
さい方のドット33は、警告文字もしくは符号(例えば
単語「Void」)を形成することによる。肉眼で見る
限りでは、例えばドット32、33がむらのない密度の
ハーフトーン印刷帯を設けても、ドットの大きさの差異
のため、ドットの頻度を異にする。35は、フルトーン
の印であって、例えば、小切手の支払人を示すものとし
て形成する。36は、フルトーンの印であって、例え
ば、小切手の金額を示すものとして形成する。
図、図2は、本発明帳票の特定ハーフトーンで印刷され
た印刷帯の中の界面域の一実施例を示す略図であって、
警告文字もしくは符号を形成する幾何学模様と背景とを
形成する模様の一実施例を示す略図、図3は、図1に示
す帳票の写真複写例を示す写真複写の略図、図4は、本
発明帳票の別の実施例を示す写真複写の模式図、図5
は、本発明帳票の更に別の実施例を示す写真複写の模式
図、図6は、本発明帳票の更に別の実施例を示す写真複
写の模式図である。実施例1 10は、本発明の偽造防止を施した帳票であって、表面
12を有する典型的例として紙製のウエブ11からなっ
ていて、表面12には、青色インキ線スクリーンを用い
て印刷された幾何学模様により設けられた3つの分離さ
れたハーフトーンの印刷帯14〜24が形成されてい
る。即ち、14は、中心印刷帯であって、スクリーン密
度が約7%のハーフトーンの印刷帯とした。15、16
は、端印刷帯であって、それぞれスクリーン密度が約1
8%のハーフトーンの印刷帯とした。17〜24は、中
間印刷帯であり、スクリーン密度を、印刷帯20と印刷
帯21では約10%、印刷帯1と印刷帯22では約12
%、印刷帯18と印刷帯23では約14%、印刷帯17
と印刷帯24では約16%を有するようにハーフトーン
印刷帯とした。印刷帯のすべての間の最大密度変化は、
インキの色彩によるが約10〜35%である。28、2
9はそれぞれ間印刷帯であって、それぞれ印刷帯14と
印刷帯21及び印刷帯14と印刷帯20の間に、密度が
漸進的に変化して設けられる。即ち、例えば、中心印刷
帯14の密度が7%であり、隣合った印刷帯の中間印刷
帯21の密度が10%の場合、間印刷帯28では、密度
が中心印刷帯14の右端に接するその左側の縁において
約7%から中間印刷帯21の左端に接する右側の縁にお
ける約10%の間に順次変化させ、間印刷帯29ではこ
れと逆に順次変化するようにする。従って、各印刷帯
は、中心印刷帯14から2つの端印刷帯15、16の間
にむらなく連続した密度となる。これが、中心印刷帯1
4から等距離にある印刷帯、例えば、印刷帯17と印刷
帯24にほぼ同一密度と、そのいずれかの側の印刷帯と
もほぼ同一の密度差を有する理由である。これら印刷帯
14〜印刷帯24には、各種の幾何学模様を設けること
ができ、同一の色彩が用いられている。32は、大きい
方のドットであって、写真複写機で容易に再現できるよ
うな大きさであって、警告文字もしくは符号あるいは背
景のいずれかでなってもよく、その大きさは、特定の写
真複写機、インキと同種の他のものによって変化する
が、1cm当り24〜34設けることが好ましい。33
は、小さい方のドットであって、大きい方のドット32
と同様のものであるが、1cm当り52〜64設けるこ
とが好ましく、写真複写機によって再現できないもので
ある。大きい方のドット32が背景を形成するとき、小
さい方のドット33は、警告文字もしくは符号(例えば
単語「Void」)を形成することによる。肉眼で見る
限りでは、例えばドット32、33がむらのない密度の
ハーフトーン印刷帯を設けても、ドットの大きさの差異
のため、ドットの頻度を異にする。35は、フルトーン
の印であって、例えば、小切手の支払人を示すものとし
て形成する。36は、フルトーンの印であって、例え
ば、小切手の金額を示すものとして形成する。
【0015】このような偽造防止を施した帳票を写真複
写機で複写し、その代表的例を図3に写真複写40とし
て示した。その結果、中心印刷帯14、中間印刷帯2
0、21では、「Void」という警告文字もしくは符
号が裸眼では見えないような特別に設定されたために複
製されていないことが認められ、印刷帯15〜印刷帯1
9と、印刷帯22〜印刷帯24及び印刷帯16では、取
消語42として、明白に示された警告文字の「Voi
d」が裸眼で明確に目視できることがわかる。実施例2 本例は、図4及び図5に、本発明の帳票10の写真複写
44、45として示したように、各印刷帯が実施例1で
は垂直方向であったのを水平方向に配列し、しかも、9
つの印刷帯を設けたものである。写真複写44は、写真
複写機の特別な設定によって作られ、写真複写45は別
の設定で作られたものであって、いくつかの印刷帯の種
々の警告文字もしくは符号が複写上で認識できないもの
となるが、少くとも1つの印刷帯ではこれらを認識し得
るものである。実施例3 本例は、図6に、本発明の帳票10の写真複写46とし
て示したように、印刷帯を円形印刷帯として形成したも
のであって、異なる密度印刷帯を2つの同心円47で示
す。この例でも、むらなく逐次変化する間印刷帯域を設
けることができる。例えば、自動車権利書や同様の帳票
用の登録番号又はその種の他の印を含むフルトーンの印
48が設けられ、これが明白に複製されていることが明
らかに認められる。実施例4 写真複写機で帳票の肉眼でみて不正確な複写をさせる。
すなわち、偽造を防止し得る帳票を次のようにして製造
した。表面を有するウエブから、表面上のインキ幾何学
模様を黒色以外の色彩で3つの分離したハーフトーンの
印刷帯を印刷して、前記印刷帯のおのおのが異なるスク
リーン密度を備え、おのおのの印刷帯の中にハーフトー
ンの印と背景で印刷され、又おのおのの印刷帯の中にハ
ーフトーンの印と背景の1つが写真複写機により複製で
きるような大きさの幾何学模様を備えるのに対し、ハー
フトーンの印と背景のもう1つの方が写真複写機で複製
できないような大きさの幾何学模様を備えるようにして
帳票10を生産する工程と;写真複写で正確に複製でき
るフルトーンの印(35、36)を前記表面に印刷する
工程とによって製造した。
写機で複写し、その代表的例を図3に写真複写40とし
て示した。その結果、中心印刷帯14、中間印刷帯2
0、21では、「Void」という警告文字もしくは符
号が裸眼では見えないような特別に設定されたために複
製されていないことが認められ、印刷帯15〜印刷帯1
9と、印刷帯22〜印刷帯24及び印刷帯16では、取
消語42として、明白に示された警告文字の「Voi
d」が裸眼で明確に目視できることがわかる。実施例2 本例は、図4及び図5に、本発明の帳票10の写真複写
44、45として示したように、各印刷帯が実施例1で
は垂直方向であったのを水平方向に配列し、しかも、9
つの印刷帯を設けたものである。写真複写44は、写真
複写機の特別な設定によって作られ、写真複写45は別
の設定で作られたものであって、いくつかの印刷帯の種
々の警告文字もしくは符号が複写上で認識できないもの
となるが、少くとも1つの印刷帯ではこれらを認識し得
るものである。実施例3 本例は、図6に、本発明の帳票10の写真複写46とし
て示したように、印刷帯を円形印刷帯として形成したも
のであって、異なる密度印刷帯を2つの同心円47で示
す。この例でも、むらなく逐次変化する間印刷帯域を設
けることができる。例えば、自動車権利書や同様の帳票
用の登録番号又はその種の他の印を含むフルトーンの印
48が設けられ、これが明白に複製されていることが明
らかに認められる。実施例4 写真複写機で帳票の肉眼でみて不正確な複写をさせる。
すなわち、偽造を防止し得る帳票を次のようにして製造
した。表面を有するウエブから、表面上のインキ幾何学
模様を黒色以外の色彩で3つの分離したハーフトーンの
印刷帯を印刷して、前記印刷帯のおのおのが異なるスク
リーン密度を備え、おのおのの印刷帯の中にハーフトー
ンの印と背景で印刷され、又おのおのの印刷帯の中にハ
ーフトーンの印と背景の1つが写真複写機により複製で
きるような大きさの幾何学模様を備えるのに対し、ハー
フトーンの印と背景のもう1つの方が写真複写機で複製
できないような大きさの幾何学模様を備えるようにして
帳票10を生産する工程と;写真複写で正確に複製でき
るフルトーンの印(35、36)を前記表面に印刷する
工程とによって製造した。
【0016】得られた帳票をキャノン500カラー複写
機によって再現した。この場合、複写機の設定に関係な
く正確な複写を製作することができなかった。
機によって再現した。この場合、複写機の設定に関係な
く正確な複写を製作することができなかった。
【0017】
【発明の効果】本発明は、インキ濃度を異にする印刷帯
や、網点サイズを異にする潜像を設けたものであるか
ら、複写物には一方の画像が複写され、他方の画像が消
失し、更に、別異の画像が現れる。従って、いかなる色
調調整を試みても、現物帳票と同一に複写される濃度印
刷帯がある一方で、少くとも1つの印刷帯では、警告文
字、背景が視認できるようになり、偽造品を容易に発見
し得るので偽造を防止することができるものであってき
わめて優れた効果が認められる。
や、網点サイズを異にする潜像を設けたものであるか
ら、複写物には一方の画像が複写され、他方の画像が消
失し、更に、別異の画像が現れる。従って、いかなる色
調調整を試みても、現物帳票と同一に複写される濃度印
刷帯がある一方で、少くとも1つの印刷帯では、警告文
字、背景が視認できるようになり、偽造品を容易に発見
し得るので偽造を防止することができるものであってき
わめて優れた効果が認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明帳票の一実施例を示す略図である。
【図2】本発明帳票の特定ハーフトーンで印刷された印
刷帯の中の界面域の一実施例を示す略図であって、警告
文字もしくは符号を形成する幾何学模様と背景とを形成
する模様の一実施例を示す略図である。
刷帯の中の界面域の一実施例を示す略図であって、警告
文字もしくは符号を形成する幾何学模様と背景とを形成
する模様の一実施例を示す略図である。
【図3】図1に示す帳票の写真複写例を示す写真複写の
略図である。
略図である。
【図4】本発明帳票の別の実施例を示す写真複写の模式
図である。
図である。
【図5】本発明帳票の更に別の実施例を示す写真複写の
模式図である。
模式図である。
【図6】本発明帳票の更に別の実施例を示す写真複写の
模式図である。
模式図である。
【符号の説明】 10 偽造防止を施した帳票 11 ウエブ 13 表面 14 中心印刷帯 15 端印刷帯 16 端印刷帯 17 中間印刷帯 18 中間印刷帯 19 中間印刷帯 20 中間印刷帯 21 中間印刷帯 22 中間印刷帯 23 中間印刷帯 24 中間印刷帯 28 間印刷帯 29 間印刷帯 32 比較的大きいドット 33 比較的小さいドット 35 フルトーン印 36 フルトーン印 40 写真複写 42 取消語 44 写真複写 45 写真複写 46 写真複写 47 同心円 48 フルトーン印
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図5】
Claims (27)
- 【請求項1】 偽造防止を施した帳票で: ・表面を有するウエブと; ・前記表面に配置され、幾何学要素により設けられた少
くとも3つの分離しているハーフトーンの印刷された帯
と;から成り、 ・前記印刷された帯のおのおのが隣接する帯よりも著し
く異なるスクリーン密度を有すること; ・おのおのの帯の中の前記幾何学要素が警告語もしくは
符号と、地柄から成ることと; ・おのおのの帯の中の前記警告語もしくは符号と、地柄
の1つが写真複写により容易に複製できるような大きさ
の幾何学要素を有するのに対し、前記警告語もしくは符
号と地柄のその他のものが、写真複写機により容易に複
製できないような大きさの幾何学要素を有すること;を
特徴とする偽造防止を施した帳票。 - 【請求項2】 前記帳票に写真複写機により容易に複製
できる1cm当り約52乃至64の幾何学要素を設け、
また写真複写機で容易に複製できない1cm当り約24
乃至34の幾何学要素を設けることを特徴とする請求項
1の帳票。 - 【請求項3】 前記幾何学要素をドットと線から本隻的
になる群より選ぶことを特徴とする請求項2の帳票。 - 【請求項4】 前記ドットがほぼ円形であることを特徴
とする請求項3の帳票。 - 【請求項5】 前記帯が順席どおり次々と配置されてい
ることと、分離している帯のスクリーン密度が隣接帯の
スクリーン密度と約1.0%乃至10%異なることを特
徴とする請求項2の帳票。 - 【請求項6】 前記帯の淡色インキたとえば緑色系の帯
の密度も約1乃至45%の範囲、また非常に淡いインキ
たとえば黄色系の帯の密度が約1乃至80%、そして濃
色インキたとえば青色系と黒色系の帯の密度が約1乃至
25%の範囲であることを特徴とする請求項5の帳票。 - 【請求項7】 前記帯がほぼ直線の帯であって前記表面
をほぼ全部蔽うことを特徴とする請求項6の帳票。 - 【請求項8】 前記帯がほぼ円形の帯であることを特徴
とする請求項6の帳票。 - 【請求項9】 前記帯が順席どおり次々と配置され、隣
接帯の密度の間に漸進的に遷移する密度を有する間帯域
からさらに成ることを特徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項10】 前記帯が前記表面のほぼ全体を前部間
帯域で蔽うことを特徴とする請求項9の帳票。 - 【請求項11】 前記帯がほぼ直線の帯であることを特
徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項12】 前記帯がほぼ円形の帯であることを特
徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項13】 前記分離している全帯間の最大密度変
化は、インキの色彩に左右されるが約10乃至35%で
あることを特徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項14】 前記幾何学要素のいくつかが異な色彩
のものであることを特徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項15】 前記前幾何学要素が同一色彩のもであ
ることを特徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項16】 前記幾何学要素の少くともいくつかの
黒色以外の色のものであることと、前記帯の密度と、前
記幾何学要素の厚さを帳票がキヤノン500カラー複写
機で、前記警告語もしくは符号を目視できるものにしな
い限り、複製できないように選ぶことを特徴とする請求
項1の帳票。 - 【請求項17】 前記警告語もしくは符号が単語「Vo
id」であることを特徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項18】 前記警告語もしくは符号の幾何学要素
を複製できないような寸法にすることを特徴とする請求
項1の帳票。 - 【請求項19】 前記複数の隣接帯が濃から淡、あるい
は淡から濃へとむらのない密度の連鎖を有することを特
徴とする請求項1の帳票。 - 【請求項20】 前記少くとも3つの帯が、順席どおり
次々と配置された中心帯と、第1と第2の端帯を含む少
くとも5つの帯と、濃から淡、あるいは淡から濃へ、前
記第1の端帯から前記中心帯へ、その後淡から濃、ある
いは濃から淡へそれぞれ、前記中心帯から前記第2の端
帯へとむらのない連鎖を有することを特徴とする請求項
19の帳票。 - 【請求項21】 前記帯が直線の帯であって、そのおの
おのが前記ウエブの一端からその反対端に伸びることを
特徴とする請求項19の帳票。 - 【請求項22】 前記帯が前記ウエブ表面のほぼ全体を
蔽うことを特徴とする請求1の帳票。 - 【請求項23】 前記帳票の前記表面上でフルトーンで
印刷された金銭的あるいは管理的番号の印からさらに成
ることを特徴とする請求1の帳票。 - 【請求項24】 写真複写機で帳票を裸眼でみて不正確
な複製を生産する方法で、次の工程: (a)表面をもつウエブから、前記表面のインキ幾何学
要素から成る少くとも3つの分離しているハーフトーン
の帯を印刷して、前記印刷された帯のおのおのが異なる
密度を有し、またおのおのの帯の中にハーフトーンの印
と地柄を印刷し、またおのおのの帯ののに前記ハーフト
ーンの印と地柄の1つが写真複写機により複製できるよ
うな大きさの幾何学要素を備えるのに対し、前記ハーフ
トーンの印と地柄のその他のものが写真複写機で複製で
きないような大きさの幾何学要素を備えさせる工程と; (b)前記表面に写真複写機で正確に複製できるフルト
ーンの印を印刷する工程と; (c)前記帳票を写真複写機で複製して、写真複写機の
設定に関係なく、ハーフトーンの印または関連する地柄
幾何学要素の少くとも1つの帯が裸眼により見られるよ
うに正確に複製されないのに対し、正確に複製される前
記ハーフトーンの印もしくは関連する地柄幾何学要素を
正確に複製させる工程と;とから成る方法。 - 【請求項25】 前記工程(a)の少くともいくつかの
幾何学要素を黒色以外の色彩で印刷することで実施する
ことと、前記工程(c)をレーザーもしくは電子写真複
写機で帳票を複製することで実施することを特徴とする
請求項24の方法。 - 【請求項26】 前記工程(c)をキヤノン500カラ
ー複写機で帳票を複製することで実施することを特徴と
する請求項25の方法。 - 【請求項27】 前記請求項26の方法でつくられた複
製帳票。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7/817894 | 1992-01-08 | ||
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