JPH07308097A - マイクロステップ駆動方式のステップモータの制御装置 - Google Patents

マイクロステップ駆動方式のステップモータの制御装置

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JPH07308097A
JPH07308097A JP9642194A JP9642194A JPH07308097A JP H07308097 A JPH07308097 A JP H07308097A JP 9642194 A JP9642194 A JP 9642194A JP 9642194 A JP9642194 A JP 9642194A JP H07308097 A JPH07308097 A JP H07308097A
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rotor
current
coils
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Withdrawn
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JP9642194A
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Inventor
Kazunari Shirai
白井  和成
Yoshimasa Nakaya
仲矢  好政
Hitoshi Tasaka
仁志 田坂
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロステップ駆動方式のモータの回動に
対して付勢される摩擦力に応じてステップモータに流す
電流の大きさを変えることにより、マイクロステップ駆
動方式のモータを精度よく制御する。 【構成】 所望とするステップ位置に応じてそのステッ
プ位置をはさむ2つのステータコイルに電流を出力して
励磁させ、ステップモータ6を保持させるとともに、ス
テップモータ6が駆動してステップ位置を変える際にの
み、そのステップ位置に応じた電流の比を変えずにステ
ップモータ6に大きい電流を出力して2つのステータコ
イルを励磁させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロステップ駆動方
式のステップモータの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のステップモータによる電子
スロットルシステムの構成を示した図である。まずこの
電子スロットルシステムについて説明する。運転者によ
りアクセルペダルが踏まれたとき、アクセルペダルに備
えられたアクセル開度センサにより運転者の所望とする
アクセル開度がスロットルバルブ10の制御量を演算す
る電子制御ユニット(ECU)に伝えられる。ECUは
吸入空気量を制御するスロットルバルブ10を駆動する
ステップモータ6にそのアクセル開度を電気信号として
送る。ステップモータ6は電気信号に基づき駆動されて
スロットルバルブ10の開度を制御し、吸入空気量を制
御する。
【0003】このようなシステムではスロットルバルブ
10の開度をステップモータ6の駆動により制御するの
で、アイドル回転数を制御する(ISC制御)バイパス
弁を必要とせずにスロットルバルブ10でアイドル回転
数を制御することも可能である。アイドル回転数を制御
するシステムは負荷や水温等による補正が必要であるた
めシステム全体に高い精度を必要とする。
【0004】以下、上述の電子スロットルシステムに用
いられるような高い精度が要求される、スロットルバル
ブの開度を制御するステップモータに関して述べる。内
燃機関がアイドル状態にあるとき、中央演算処理装置
(CPU)1は内燃機関の回転数が目標回転数となるよ
うにスロットルバルブ10の開度を制御する。このスロ
ットルバルブ10の開度を制御する際に、CPU1はス
テップモータ6の駆動命令を示すHIまたはLOWの励
磁信号を指令回路21に出力する。
【0005】指令回路21はLOWの励磁信号を受けた
とき電源22とアース(GND)23とをONし、A点
の電圧を0にすることにより、ステップモータ6に流れ
る電流の大きさを示す電源22の電圧である電流指令値
が電流比較器3に0Aとして伝わる。またHIの励磁信
号を受けたとき電源22とGND23とをOFFし、A
点の電圧である電流指令値を電流比較器3に指令する。
【0006】電流比較器3はA点の電圧(電流指令値)
とB点の電圧とを比較して、電流指令値のほうが大きい
場合はパワーMOSFET5をONし、小さい場合はO
FFする構成になっている。パワーMOSFET5はO
Nの状態にはステップモータ6用の電源12をステップ
モータ6とつなげ、電源12から電流(モータ電流)が
ステップモータ6に流れるようにする。そしてOFFの
状態には電源12をステップモータ6と切り、電源12
からステップモータ6にモータ電流が流れないようにす
る。
【0007】ステップモータ6に流れたモータ電流は電
流検出抵抗4を介してGND13に流れるがその時のB
点の電圧と電流指令値とが電流比較器3で比較される。
A点の電圧である電流指令値はモータ電流値であり、こ
の例においては指令回路21の構成によりほぼ一定の値
をとるが、B点の電圧はステップモータ6などの状況に
よって変化するので、電流比較器3はパワーMOS−ト
ランジスタ(MOSFET)5をON/OFFすること
によってB点の電圧を電流指令値と等しくし、励磁信号
を出力したステップモータ6のステータコイルに一定の
電流が流れるような構成になっている。
【0008】電流検出抵抗4はB点の電圧が電流指令値
と等しい値であればステップモータ6に所定のモータ電
流が流れるように設定されている抵抗である。例えばB
点の電圧が電流指令値より大きくなった場合は、先述の
とおり電流比較器3によりパワーMOSFET5がOF
Fされ電源12からモータ電流が流れなくなることによ
り、B点の電圧が下がりはじめる。そして次第にB点の
電圧が下がり電流指令値を下回ったとき再びパワーMO
SFET5がONされるのでB点の電圧が上がりはじめ
る。このように電流比較器3によりパワーMOSFET
5がON/OFFされてB点は平均的に電流指令値と等
しい電圧になるので、電流検出抵抗4によって電流指令
値に対応したモータ電流が平均的に等しい電流がステッ
プモータ6に流れるようになっている。
【0009】以上の指令回路21、電流比較器3、電流
検出抵抗4、およびパワーMOSFET5はステップモ
ータ6内の各ステータコイルに設けられている。CPU
1はその中の1つまたは2つの指令回路21に励磁電流
を流して電流指令値を指令出力し、ステップモータ6を
回動させ、適当なステップ位置に保持されるように制御
する。
【0010】ステップモータ6はギアを介してスロット
ルバルブ10と連動する構成になっており、ステップモ
ータ6の回転に伴ってスロットルバルブ10が開閉さ
れ、吸入空気量が制御される。スロットルバルブ10の
開度はスロットルセンサ7により検出されてアナログ電
圧として出力され、A/D変換器8でデジタル値に変換
されてCPU1に入力される。そのデジタル値に基づい
てCPU1はスロットルバルブ10の開度を算出する。
【0011】図2はステップモータ6の一例とする4相
式ステップモータの概略構成図を示した図である。永久
磁石ロータ31は周方向に等間隔に(本実施例では50
箇所)N極またはS極に着磁されている。ロータ31は
ステータコイル32(A相)、33(B相)、34(C
相)、35(D相)の各相が励磁され、磁界を発生する
ことにより回転する。図1の構成によるステップモータ
6はそのステータコイルのうちの1相または隣り合う2
相に対し励磁電流が流されることにより回動する。この
ステップモータ6のある相から隣の相に励磁信号が入力
されたときにロータ31の動く角度を基本ステップ角と
する(本実施例では1.8°)。
【0012】図3はステップモータ6にモータ電流が流
れるように指令した励磁電流の状態を示した図である。
ここでONはステータコイルが通電状態、OFFは非通
電状態であることを示す。CPU1は各相のステータコ
イルに対しモータ電流が流されるように図3に示すよう
な励磁電流を指令出力する。ステータコイルは、CPU
1が励磁電流を出力してステップモータ用の電源12か
らモータ電流が流されることにより励磁される。A相、
B相、C相、D相の順に回転させる場合、CPU1は図
3に示されるA相、B相、C相、D相の順にHIの励磁
信号を各相のステータコイルに対し指令出力する。
【0013】このような標準的なステップモータの1ス
テップの回転角度(基本ステップ角)は通常1.8°と
か3.6°である。しかしエンジンのアイドリング回転
数を制御するうえでこのような電子スロットルシステム
ではスロットルバルブ10の分解能が粗く、エンジンの
アイドル回転数がハンチングを起こしてしまう。またこ
の構成でスロットルバルブ10の分解能をあげるために
はステップモータ6の回動をスロットルバルブ10に伝
えるギヤの減速比を大きくする必要がある。しかしこの
方法ではスロットルバルブ10の応答性(全開から全
閉、またはその逆を行うのにかかる時間)が悪化してし
まう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこでステップモータ
6の応答性を犠牲とせずに分解能を上げる方法としてマ
イクロステップ駆動方式が用いられている。図1のよう
な1相のステータコイルにモータ電流が流されるように
指令したり、隣り合う2相に等しいモータ電流が流れる
ように指令するのではなく、2相に様々な大きさのモー
タ電流が流されるように指令する方法である。図4はこ
の駆動方式をベクトル的に示したものでありIA、IB
はそれぞれA相、B相に流れる電流ベクトル、θはスロ
ットルバルブ開度を示している。
【0015】本実施例中ではロータ31がN極およびS
極に50箇所で着磁され、基本ステップ角を1.8°と
した場合を考えているが、図4では簡単にロータ31は
N極およびS極に180°の角をなして1箇所ずつ着磁
されており、よって基本ステップ角が90°である場合
を考えている。いまA相とB相との間のA相から回転角
θ(θ=0〜90°)の位置でステップモータ6を停止
させる場合にはA相にIA=I*cosθ、B相にIB
=I*sinθなるモータ電流がステップモータ6に流
れるようにすればよい。すると現実的には基本ステップ
角をN等分するためには回転角θの値をN等分し、分割
された回転角θに応じてモータ電流IA=I*cos
θ、IB=I*sinθがA相とB相とに流れるように
指令すればよい。
【0016】またC相およびD相には、A相およびB相
に電流が流されたときに生まれる磁界の大きさと等しく
向きが逆の磁界が生まれるような電流が流される。本実
施例ではIC、IDはそれぞれC相、D相に流れる電流
ベクトルとするとC相にIC=−I*cosθ、D相に
ID=−I*sinθなるモータ電流がステップモータ
6に流され、A相およびB相に電流が流されたときに生
まれる磁界の大きさと等しく向きが逆の磁界が生まれ
る。
【0017】図5はマイクロステップ駆動方式のステッ
プモータを駆動させる際にステータコイルに流す電流値
である。図5では90°を16等分したものをマイクロ
ステップ駆動方式における1ステップとして考えている
がこれに限らない。A相にはIA=I*cosθの電流
が、B相にはIB=I*cosθの電流が流れる仕組み
になっている。
【0018】図6は従来のマイクロステップ駆動方式に
よるシステムの構成図である。内燃機関がアイドル状態
にあるときCPU1は内燃機関の回転数が目標回転数と
なるようにスロットルバルブ10の開度を制御する。C
PU1は2つの相にモータ電流が流れて2つの相から磁
界がでるように、所望とするスロットルバルブ開度と対
応した、基本ステップ角をN等分したステップ位置(以
降ステップ位置)を示した駆動パルスを出力する。
【0019】CPU1から出力された駆動パルスは2進
カウンタ24にてカウントされる。リードオンリーメモ
リ(ROM)25は上述のステップ位置に対応した所定
のアドレスに、ステップモータ6の各相に指令する電流
指令値を記憶している。そしてステップモータ6を駆動
させる際には2進カウンタ24にカウントされた駆動パ
ルスの値に応じて所定のアドレスに記憶されている電流
指令値がROM25から読みだされる。記憶されている
電流指令値は図4に示す駆動方法に基づいたモータ電流
がステップモータ6に流されるような電圧である。図1
の例と同様に電流比較器3はパワーMOSFET5をO
N/OFFして読みだされた電流指令値とB点の電圧と
が等しくなるようにし、ステップモータ6に電流指令値
と対応したモータ電流が流されるようにする。
【0020】このようにステップモータ6の各相に対し
所望とするステップ位置に対応する電流指令値が指令さ
れ、この電流指令値と対応したモータ電流がステップモ
ータ用電源12から流されることにより所望とするステ
ップ位置への駆動がなされる。こうしてマイクロステッ
プ駆動方式のステップモータは基本ステップ角をN等分
したものを1ステップとすることにより1ステップの回
転角度が小さくとることが可能である。
【0021】よってマイクロステップ駆動方式のステッ
プモータはマイクロステップ駆動方式を行わないステッ
プモータに比べ高分解能であるため微小なステップ角を
得ることが可能であるとともに、回動のなめらかさが得
られる。しかし、回動のなめらかさと精度のよいステッ
プ位置保持を維持するためステップモータの回動時に付
勢する摩擦を考慮する必要がある。
【0022】当然、従来よりあるマイクロステップ駆動
を行わないステップモータは高い分解能が得られないの
でこの分解能に対して微小な力である摩擦力を考慮する
必要はない。またマイクロステップ駆動方式のステップ
モータでもステップモータに付勢される摩擦力やリター
ンスプリングの弾性力のような付勢力はステータコイル
に流す電流を大きくすることにより、この摩擦力やリタ
ーンスプリングの付勢力を無視できる力でロータを回転
させ、高分解能を得ることが可能であるが、後述の実施
例に記載されている車載のステップモータのような電源
が限られているものは消費電力量の低減が要求されてい
る。
【0023】そして実際の製品ではコスト削減のために
ステップモータの機械的な精度は余り高いものが要求で
きず、またその他のアイドルスピードコントロールに使
用される部品にも余り精度のよいものが用いられない。
このため本発明は実際のマイクロステップ駆動方式のス
テップモータの回動に加わる摩擦力に対応した電流をマ
イクロステップ駆動方式のステップモータに流し応答性
の向上を図るとともに、実際のマイクロステップ駆動方
式のステップモータの回動に加わる摩擦力に対応した電
流をマイクロステップ駆動方式のステップモータに流す
ことにより必要時のみに必要な電流値の電流を流し消費
電力の削減することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、複数のコイルと、それに電流が流さ
れ、励磁されることにより回動するロータとを備え、該
ロータは同時に2つのコイルに様々な大きさの電流が流
されることによりその電流値に応じた前記2つのコイル
間の任意の位置に保持されるマイクロステップ駆動方式
のステップモータと、前記所望とするロータの保持位置
をはさむ前記2つのコイルに所望とする前記ロータの保
持位置に応じた電流を出力して、前記2つのコイルを励
磁させ、前記ロータを保持させるとともに、前記ステッ
プモータを静止状態から保持位置を変える際に、その保
持位置に応じた電流の比を変えずに前記ステップモータ
に大きい電流を出力して前記2つのコイルを励磁させる
出力手段とを備えるマイクロステップ駆動方式のステッ
プモータの制御装置を提供するものである。
【0025】前記所望とするロータの保持位置をはさむ
前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータの
保持位置に応じた電流値を記憶する記憶手段を備え、前
記出力手段は前記ステップモータを静止状態から保持位
置を変える際に、前記記憶手段にて記憶されている2つ
のコイルに流す電流値の等倍の電流を流してもよい。複
数のコイルと、それに電流が流され、励磁されることに
より回動するロータとを備え、該ロータは同時に2つの
コイルに様々な大きさの電流が流されることによりその
電流値に応じた前記2つのコイル間の任意の位置に保持
されるマイクロステップ駆動方式のステップモータと、
前記ステップモータの回動に対し、一方向に付勢するリ
ターンスプリングと、前記所望とするロータの保持位置
をはさむ前記2つのコイルに、所望とする前記ロータの
保持位置に応じた電流を出力して、前記2つのコイルを
励磁させ、前記ロータを回動させるとともに、前記リタ
ーンスプリングで付勢されていない方向に前記ロータを
回動させる場合は摩擦力と前記リターンスプリングの付
勢力との合力より大きい力で駆動させ、前記リターンス
プリングで付勢されている方向に前記ロータを回動させ
る場合は摩擦力と前記リターンスプリングの付勢力との
合力より小さい力で駆動させるように、前記ステップモ
ータに流す電流を前記ロータの回動する方向で大きさを
変えて出力する出力手段とを備えるマイクロステップ駆
動方式のステップモータの制御装置を提供するものであ
る。
【0026】前記所望とするロータの保持位置をはさむ
前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータの
保持位置に応じた電流値を、保持位置を変更する際のロ
ータの回動方向によって異なる値で記憶するとともに、
その記憶されている値は前記リターンスプリングにて付
勢されていない方向の方が大きい値で記憶している記憶
手段を備え、前記出力手段は前記記憶手段にて記憶され
ている電流値の電流を前記ロータの回動方向に応じて前
記2つのコイルに出力してもよい。
【0027】前記所望とするロータの保持位置をはさむ
前記2つのコイルに出力する所望とする前記ロータの保
持位置に応じた電流値を記憶する記憶手段を備え、前記
出力手段は、前記ロータの回動方向に応じて、異なる値
の係数を前記記憶手段にて記憶されている電流値に乗算
し、乗算された電流値の電流を前記2つのコイルに出力
してもよい。
【0028】複数のコイルと、それに電流が流され、励
磁されることにより回動するロータとを備え、該ロータ
は同時に2つのコイルに様々な大きさの電流が流される
ことによりその電流値に応じた前記2つのコイル間の任
意の位置に保持されるマイクロステップ駆動方式のステ
ップモータと、前記ステップモータの回動に対し、一方
向に付勢するリターンスプリングと、前記所望とするロ
ータの保持位置をはさむ前記2つのコイルに所望とする
前記ロータの保持位置に応じた電流を出力して、前記2
つのコイルを励磁させ、前記ロータを回動させるととも
に、前記リターンスプリングで付勢されていない方向に
前記ロータを回動させる場合は摩擦力と前記リターンス
プリングの付勢力との合力より大きい力で駆動させ、前
記リターンスプリングで付勢されている方向に前記ロー
タを回動させる場合は摩擦力と前記リターンスプリング
の付勢力との合力より小さい力で駆動させるように、前
記ステップモータに流す電流を前記ロータの回動する方
向で大きさを変えて出力し、前記ステップモータを静止
状態から保持位置を変える際に、その保持位置に応じた
電流の比を変えずに前記ステップモータに大きい電流を
出力して前記2つのコイルを励磁させる出力手段とを備
えるマイクロステップ駆動方式のステップモータの制御
装置を提供するものである。
【0029】前記所望とするロータの保持位置をはさむ
前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータの
保持位置に応じた電流値を記憶する記憶手段を備え、前
記ロータの回動方向に応じて、異なる値の係数を前記記
憶手段にて記憶されている電流値に乗算し、乗算された
電流値の電流を前記2つのコイルに出力するとともに、
前記ステップモータを静止状態から保持位置を変える際
に、前記駆動方向に応じて異なる2つのコイルに流す電
流値の等倍の電流を流してもよい。
【0030】前記所望とするロータの保持位置をはさむ
前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータの
保持位置に応じた電流値を保持位置を変更する際のロー
タの回動方向によって異なる値で記憶するとともに、そ
の記憶されている値は前記リターンスプリングにて付勢
されていない方向の方が大きい値で記憶している記憶手
段を備え、前記ステップモータを静止状態から保持位置
を変える際に、前記記憶手段にて記憶されている2つの
コイルに流す電流値の等倍の電流を流してもよい。
【0031】
【作用】前記構成よりなる本発明によれば、所望とする
ロータの保持位置をはさむ2つのコイルに、所望とする
ロータの保持位置に応じた電流を出力して、2つのコイ
ルを励磁させ、ロータを保持させるとともに、ステップ
モータを静止状態から保持位置を変える際に、その保持
位置に応じた電流の比を変えずにステップモータに大き
い電流を出力して2つのコイルを励磁させる。
【0032】またリターンスプリングで付勢されていな
い方向にロータを回動させる場合は摩擦力とリターンス
プリングの付勢力との合力より大きい力で駆動させ、リ
ターンスプリングで付勢されている方向にロータを回動
させる場合は摩擦力とリターンスプリングの付勢力との
合力より小さい力で駆動させる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を適用したマイクロステップ駆
動方式のモータの制御装置の一実施例を図面を用いて説
明する。図6は本発明の第1実施例に係るマイクロステ
ップ駆動方式のモータを含む電子スロットルシステムを
示す。
【0034】内燃機関がアイドル状態にあるとき出力手
段としてのCPU1は内燃機関の回転数が目標回転数と
なるようにスロットルバルブ10の開度を制御する。C
PU1はスロットルバルブ10の駆動命令が出たとき、
A相およびB相の電流指令値をROM25から読みだし
て指令する。指令された電流指令値はデジタル−アナロ
グ(D/A)変換器2にてD/A変換される。
【0035】読みだされ、D/A変換された電流指令値
と対応するモータ電流が図6のマイクロステップ駆動方
式によるシステムと同様な方法でステップモータ用電源
12からステップモータ6の各相に流され、よってステ
ップモータ6は所望とするステップ位置になるように駆
動される。図7はステップモータ6を駆動させる際に加
わる摩擦源の説明をした図である。
【0036】ステップモータ6の駆動力はギア41と、
それと連動するシャフト40を介してスロットルバルブ
10に伝わる。そしてステップモータ6が回動すること
によりスロットル弁10の開度が制御される。またリタ
ーンスプリング11がスロットルバルブ10の閉方向に
付勢して、シャフト40の一端が納まるハウジング43
の外側に備えつけられている。リターンスプリング11
およびシャフト40はブッシュ45によって押さえられ
ている。
【0037】シャフト40は両側をベアリング42で支
えられ、その内側にオイルシール42によってオイルが
シールされており、このベアリング42およびオイルに
よってシャフト40が滑らかに回動する。摩擦は回動部
と回動部を支持する部分との接触により起きる。よって
リターンスプリング11とブッシュ45との間、リター
ンスプリング11とハウジング43との間、オイルシー
ル42とシャフト40との間、ギヤ41のかみ合い部
分、およびベアリング42で起きる。これらの摩擦はス
テップモータ6およびスロットルバルブ10が静止して
いる状態から回動する寸前が最も大きい(最大静止摩
擦)。
【0038】モータ電流はできるだけリターンスプリン
グの弾性力を上回る値でありかつ小さい値のほうが消費
電力を削減するという観点からは望ましい。しかし回動
に際しては上述の箇所摩擦が発生するので、この摩擦を
考慮してステップモータを駆動させれば応答性よく少な
い消費電力で回動させることができる。よって本実施例
では最大静止摩擦を考慮して、回動しはじめて所定の微
小時間、記憶されている電流指令値より大きいモータ電
流が流れるように電流指令値の大きさを変えるシステム
について述べる。
【0039】図9はモータ電流と対応した電流指令値を
示した電流指令値テーブルの一部である。図4で説明し
たように記憶されている電流指令値テーブルのうちスロ
ットルバルブ開度θは基本ステップ角(本実施例では
1.8°)のN等分(本実施例では18等分)を1ステ
ップとするステップ位置である。そして電流指令値はス
ロットルバルブ開度θに対応してA相にIA=I*co
sθ、B相にIB=I*sinθの式に基づいたモータ
電流値と等しい値が図の電流指令値テーブルに示されて
いる。この電流指令値が指令されることによりこの示さ
れているモータ電流がステップモータ6に流れるような
電圧値で電流比較器3により比較される。
【0040】そしてロータ21の回動時の微小時間、記
憶されているA相とB相との電流指令値と対応するモー
タ電流の比と等しく、かつより大きいモータ電流をA相
とB相とに流すような電流指令値が指令出力され、最大
静止摩擦に打ち勝つような大きさの磁界をステータコイ
ルに生ませる。図10は本発明の第1実施例に係る出力
手段としてのCPU1によるマイクロステップ駆動方式
のモータの制御装置の制御処理を示したフローチャート
である。ここではスロットルバルブ10を0°から0.
1°のステップ位置に駆動させる場合を考える。
【0041】ステップモータ6の駆動指令がされたと
き、電流指令値テーブルにて記憶されているA相および
B相の電流指令値の比と等しく、記憶されている電流指
令値より大きいモータ電流が流れるような電流指令値が
指令されることにより、最大静止摩擦力より大きい磁界
を生むモータ電流がステータコイルに流されて励磁さ
れ、ロータ21が回動する。そして回動したロータ21
の振動が納まる所定時間の経過後、電流指令値テーブル
にて記憶されている電流指令値が指令され、この記憶さ
れている電流指令値と対応するモータ電流が流される。
【0042】次にこのフローチャートの各ステップにつ
いて説明する。ステップ100にてスロットルバルブ1
0の駆動指令があるか否かが判断される。駆動指令がな
いと判断された場合はステップ101に進み、現在のス
テップ位置で継続して保持されるように、続いて今の電
流指令値が指令される。これにより記憶されている電流
指令値に対応するモータ電流が流され、今のスロットル
バルブ10のステップ位置が保持される。本実施例では
ステップ位置が0°からの駆動を考えているので、0°
のステップ位置で保持されるように続けてA相が3.4
7A、B相が0.00Aのモータ電流で励磁される。ス
テップ101にて今の電流指令値で指令されたあと、ス
テップ100に戻り、駆動指令が出るまで今のステップ
位置が保持される。
【0043】ステップ100にて駆動指令があると判断
された場合、ステップ102に進む。このステップ10
2にてスロットルバルブ10の開度(指令開度)に対応
するステップ位置(本実施例ではスロットルバルブ開度
θ=0.1°)に応じた電流指令値が指令される。よっ
てスロットルバルブ10がその指令したステップ位置に
駆動される。
【0044】ここで本来であれば図9の電流指令値テー
ブルの0.1°のステップ位置に記憶されている電流指
令値(A相に3.74A、B相に0.34A)が指令出
力されるところである。しかし付勢されている静止摩擦
を考慮して回動する際には静止摩擦を考慮しなくてもよ
い強さの磁力を生むモータ電流を流す必要がある。また
A相とB相とに流されるモータ電流の比は記憶されてい
る電流指令値と対応するモータ電流と等しくないとスロ
ットルバルブ10が所望とするステップ位置からずれ、
分解能が変わってしまう。
【0045】以上の条件を満たすように本実施例ではこ
のステップ102で電流指令値テーブルに記憶されてい
る電流指令値に対応するモータ電流の1より大きい所定
値倍(本実施例では2倍)のモータ電流が流れるような
電流指令値が指令される。よってA相に6.94A、B
相に0.68Aのモータ電流と対応する電流指令値が指
令出力される。
【0046】ステップ103にてステップモータのロー
タ21の振動が納まるまでの所定時間(本実施例中では
100ms)が経過しているか否かが判断される。そし
てこのステップ103は所定時間(本実施例では100
ms)が経過するまで(ロータ21の振動が納まるま
で)繰り返される。ステップモータ6のロータ21は所
望とするステップ位置に停止する際にロータ21の慣性
によりこのステップ位置を越えて回動したあと、反動で
反対方向に回動することを続け、この停止位置を中心に
して振動を続ける。そして振動は次第にこの所望とする
ステップ位置に収束していくが、このステップ103で
はこの振動がこのステップ位置に収束して停止するまで
待つ処理が行われている。
【0047】ステップ103にて所定時間が経過したと
判断された場合、ステップ104に進む。ステップ10
4では電流指令値テーブルに記憶されている所望とする
ステップ位置に対応する電流指令値が指令出力され、今
回の処理が終了する。本実施例ではステップモータが
0.1°のステップ位置に駆動する場合を考えているの
でA相が3.47A、B相が0.34Aのモータ電流で
励磁される。
【0048】図11は本実施例の作動を説明した図であ
る。ここでは図10のフローチャートと同様にまずロー
タ31は0°のステップ位置にあり(図11中
(a))、ここから0.1°のステップ位置に駆動する
場合(図11中(e))を考える。電流指令値テーブル
の0.1°のステップ位置で記憶されている電流指令値
はA相に3.47A、B相に0.34Aのモータ電流が
流される値である(図9)。記憶されている電流指令値
に対応するモータ電流でA相およびB相が励磁された場
合(図11中(b))、ロータ31はステータコイルの
A相およびB相に流れたモータ電流の大きさに応じた磁
力を受ける。ロータ31の駆動は回転方向のみであるの
で、ロータ21は合力のうち回転方向の成分の作用のみ
を受ける。
【0049】このときロータ31は回動の際に摩擦力を
受け、特に停止状態から回動する直前に最も大きい摩擦
力(最大静止摩擦力)を受ける。先述のように消費電力
を削減するには電流指令値はこの最大静止摩擦力より大
きい磁力の合力の回転方向成分をロータ31に与えるモ
ータ電流が流れる内で最小の電流指令値が望ましい。よ
って本実施例は0.1°のステップ位置で記憶されてい
る電流指令値を指令して回動させようとしても、摩擦力
に左右されロータ21を回動させることはできない。
【0050】よってこの静止摩擦力に打ち勝つように、
記憶されている電流指令値に対応するモータ電流より大
きいモータ電流が流れるように電流指令値が指令出力さ
れなければならない。このときステップモータ6の停止
位置が所望とするステップ位置(スロットルバルブ開度
θ=0.1°に対応)からずれないように、A相および
B相に流されるモータ電流は、記憶されている電流指令
値と対応するA相およびB相に流れるモータ電流の比に
等しくなるように設定されなければならない。
【0051】本実施例では電流指令値テーブルに記憶さ
れている電流指令値に対応するモータ電流の2倍のモー
タ電流が流されるような電流指令値が設定されている。
つまりA相には6.94A、B相には0.68Aのモー
タ電流(図11中(c))が流されるような電流指令値
が指令出力される。これによりA相およびB相からの磁
力の合力のうち回転方向の成分は静止摩擦力に左右され
ない程度に大きくなるので、ロータ31が回転し、ステ
ップモータ6を所望とするステップ位置に駆動させるこ
とができる。
【0052】このようにロータ31は回動をしはじめ、
所望とするステップ位置に移動する(図11中
(d))。しかしロータ31は慣性によりすぐには所望
とするステップ位置に停止することはできず、ある時間
停止位置を中心とする振動を続け、その後、振動は次第
に停止位置に収束する。振動が納まる所定時間(本実施
例では100ms)の経過後、指令出力する電流指令値
は電流指令値テーブルに記憶されている電流指令値に改
められ(図11中(e))、今回の処理を終える。
【0053】以上のように本実施例はISC制御のよう
な高い分解能が必要とされる場合においても、最大静止
摩擦力を考慮しながらスロットルバルブ10を駆動する
瞬間のみA相対B相の電流指令値の比率は変えないでモ
ータ電流を保持状態に比べて増大させるように指令す
る。これによりステップモータの回動に即して電流指令
値を指令することが可能となるので、ステップモータ6
の消費電力を小さく設定しながら、最大静止摩擦の影響
をなくして応答性のよいマイクロステップ駆動方式のモ
ータの制御が可能となる。
【0054】次に本発明の第2実施例に係るマイクロス
テップ駆動方式のモータの制御装置について述べる。一
般的に電子スロットルシステムには安全性からステップ
モータが故障したときにスロットルバルブを閉じるよう
にリターンスプリングが備えつけられている。よってリ
ターンスプリング11はステップモータ6が故障して停
止した場合にスロットルバルブ10が閉じるようにステ
ップモータ6の駆動時に加わる静止摩擦より大きい弾性
力が必要である。電子スロットルシステムはISC制御
のような高い精度が要求されるシステムであるので、こ
のようなステップモータ6に加わる摩擦力および弾性力
を考慮した制御が望まれる。
【0055】そこで第2実施例ではこのようなスロット
ルバルブ10の閉方向に付勢されているリターンスプリ
ング11の弾性力と、リターンスプリング11やスロッ
トルバルブ10、およびステップモータ6等の摩擦力と
を考慮して、開方向に回動させる場合と閉方向に回動さ
せる場合とでステップモータ6の駆動力を変えることに
より、駆動力にヒステリシス特性を持たせる。
【0056】そこで本実施例ではこのヒステリシス特性
を持たせる方法として開方向および閉方向の電流指令値
として開方向用のテーブルと閉方向用のテーブルとが用
意される。そして開方向の駆動時には開方向電流指令値
テーブルの、閉方向の駆動時には閉方向電流指令値テー
ブルの電流指令値が指令出力される。その電流指令値と
対応するモータ電流が流されるので、ステップモータ6
の駆動力をスロットルバルブ10の開方向と閉方向とで
変えることができる。
【0057】図12は一般的な電子スロットルシステム
のスロットルバルブ開度−負荷トルク特性を示した図で
ある。リターンスプリング11はスロットルバルブ10
の閉側に付勢されているためスロットルバルブ10が開
くほど負荷トルクは大きくなる。静止摩擦は駆動を妨げ
る方向に働くので、開方向の駆動時にはリターンスプリ
ング11の弾性力と摩擦力との合力より大きい駆動力で
スロットルバルブ10を駆動させる必要がある。また閉
方向の駆動時にはリターンスプリング11の弾性力は摩
擦力より大きい値を持つので、リターンスプリング11
の弾性力から摩擦力を除いたものより小さい駆動力でス
テップモータ6を開方向に駆動させ、リターンスプリン
グ11の弾性力でスロットルバルブ10を閉じさせる。
このときこの駆動力は所望とするステップ位置で保持で
きるような大きさでなければならない。
【0058】このような駆動力を生むモータ電流が流れ
るような開方向用および閉方向用の電流指令値が記憶さ
れている。図14はモータ電流と対応した開方向および
閉方向の電流指令値を示した電流指令値テーブルの一部
である。
【0059】双方の電流指令値テーブルとも第1実施例
と同様な方法でステップ位置、電流指令値が求められ
る。また第1実施例と同様に基本ステップ角は1.8°
でありステップ位置はこの基本ステップ角を18等分し
たものである。またリターンスプリング11の付勢力を
考慮しているので電流指令値はスロットルバルブ10の
開方向と閉方向とで値を変えて記憶されている。開方向
の電流指令値と閉方向の電流指令値とではリターンスプ
リング11が閉方向に付勢されているため、開方向の電
流指令値の方が大きい値となっている。
【0060】図13は本発明の第2実施例に係る出力手
段としてのCPU1によるマイクロステップ駆動方式の
モータの制御装置の制御処理を示したフローチャートで
ある。ここでははじめスロットルバルブ10が0.2°
のステップ位置に保持されている場合を考える。このフ
ローチャートはスロットルバルブ10に駆動要求が出た
ときから処理される。
【0061】ステップモータ6の駆動方向がチェックさ
れたのち、その駆動方向に応じた電流指令値テーブルが
選択される。その選択された電流指令値テーブルを用い
て所望とするスロットルバルブ開度になるような電流指
令値が求められ、指令出力される。次にこのフローチャ
ートの各ステップについて説明する。
【0062】ステップ200にて要求されているスロッ
トルバルブ10の駆動方向(開方向または閉方向)がチ
ェックされる。開方向である場合、ステップ201にて
開方向電流指令値テーブルが選択され、閉方向である場
合、ステップ202にて閉方向電流指令値テーブルが選
択される。ステップ203にて要求された駆動後のステ
ップ位置に応じた電流指令値が、選択された電流指令値
テーブルより求めらる。そしてステップ204にてこの
求められた電流指令値が指令出力され、今回の処理が終
了する。
【0063】本実施例ではもともと0.2°のステップ
位置に保持されている場合を考えている。例えば0.2
°のステップ位置から0.1°のステップ位置に駆動さ
せる場合、閉方向電流指令値テーブルが選択される。そ
して選択された電流指令値テーブルのうち0.1°のス
テップ位置で記憶されている電流指令値が読みだされ、
指令出力される。結果として指令出力された電流指令値
に対応してステップモータ6のA相に3.46A、B相
に0.33Aのモータ電流が流される。
【0064】また0.3°のステップ位置に駆動させる
場合、開方向電流指令値テーブルが選択される。そして
選択された電流指令値テーブルのうち0.3°のステッ
プ位置で記憶されている電流指令値が読みだされ、指令
出力される。結果として指令出力された電流指令値に対
応してステップモータ6のA相に3.36A、B相に
1.02Aのモータ電流が流される。
【0065】以上のように第2実施例はリターンスプリ
ングの弾性力とステップモータの回動に際し付勢される
摩擦力との関係を考慮して、ステップモータの駆動方向
に応じて電流指令値を記憶させてステップモータの駆動
力にヒステリシス特性をもたせることにより実際の駆動
に即した電流指令値で指令可能となるので、消費電力を
削減し、応答性よくスロットルバルブを駆動させること
ができる。
【0066】次に本発明の第3実施例に係るマイクロス
テップ駆動方式のモータの制御装置について述べる。第
3実施例では第2実施例と同様にステップモータ6の閉
方向に付勢されているリターンスプリング11の付勢力
を考慮して、開方向に回動する場合と閉方向に回動する
場合とでステップモータ6に流すモータ電流の大きさを
変え、ステップモータ6の回動力にヒステリシス特性を
持たせる。
【0067】そこで本実施例ではこのヒステリシス特性
を持たせる方法として開方向と閉方向とで値の異なる係
数αが用いられ、電流指令値テーブルとして記憶されて
いるテーブル値にこの係数αが乗算されることにより同
じステップ位置でも開方向と閉方向とで異なる電流指令
値が算出され、指令出力される。本実施例においてこの
係数αは開側駆動時にはα=1.1と設定され、閉側駆
動時にはα=0.9と設定される。しかしリターンスプ
リング11などの特性や電流指令値テーブルに記憶され
るテーブル値の値等により係数αはこの値に限られな
い。
【0068】図16はモータ電流と対応した電流指令値
を算出するテーブル値を示した電流指令値テーブルの一
部である。第1実施例と同様な方法でステップ位置、電
流指令値とも求められる。また第1実施例と同様に基本
ステップ角は1.8°でありステップ位置はこの基本ス
テップ角を18等分したものである。
【0069】そして先述のとおり電流指令値テーブルに
記憶されているテーブル値に回動方向で異なる値をもつ
係数αを乗算されたものが電流指令値とされる。図15
は本発明の第3実施例に係る出力手段としてのCPU1
によるマイクロステップ駆動方式のモータの制御装置の
制御処理を示したフローチャートである。ここではもと
もとスロットルバルブ10が0.2°のステップ位置に
保持されている場合を考える。
【0070】スロットルバルブ10の駆動方向がチェッ
クされたあと、係数αとして駆動方向が開方向であれば
α=1.1、閉方向であればα=0.9が選択される。
電流指令値テーブルから所望とするステップ位置に応じ
たテーブル値が求められる。求められたテーブル値に選
択された係数αを乗算された電流指令値が指令出力され
る。
【0071】次にこのフローチャートの各ステップにつ
いて説明する。ステップ300にてステップモータ6の
駆動方向(開方向または閉方向)がチェックされる。開
方向の駆動の場合、ステップ301にて係数αがα=
1.1と設定され、閉方向の駆動の場合、ステップ30
2にて係数αがα=0.9と設定される。
【0072】ステップ303にて駆動後のステップ位置
に対応するテーブル値が電流指令値テーブルより取り出
される。例えば0.1°のステップ位置に駆動されるな
らA相のテーブル値は3.48Aの、B相のテーブル値
は0.35Aのモータ電流が流れるような値が求められ
る。また0.3°のステップ位置に駆動されるならA相
のテーブル値は3.36Aの、B相のテーブル値は1.
02Aのモータ電流が流れるような値が求められる。
【0073】ステップ304にてステップ301または
ステップ302で選択された係数αおよびステップ30
3で求められたテーブル値を用いて電流指令値が算出さ
れる。この電流指令値は 電流指令値=α*テーブル値 の式に基づいて算出される。
【0074】例えば0.2°から0.1°のステップ位
置に駆動される場合であれば、ステップモータ6は閉方
向の回動であるので係数αはα=0.9と設定され、電
流指令値はA相が0.9×3.48=3.132≒3.
13A、B相が0.9×0.35=0.315≒0.3
2Aのモータ電流が流れるような値が算出される。また
例えば0.2°から0.3°のステップ位置に駆動され
る場合であればステップモータは開方向の回動であるの
で係数αはα=1.1と設定され、電流指令値はA相が
1.1×3.36=3.696≒3.70A、B相が
1.1×1.02=1.122≒1.12Aのモータ電
流が流れるような値が算出される。
【0075】ステップ305にてステップ304で算出
された電流指令値が指令出力され、今回の処理が終了す
る。以上のように第3実施例はリターンスプリングの弾
性力とステップモータの回動に際し付勢される摩擦力と
の関係を考慮して、記憶されている電流指令値にステッ
プモータの駆動方向に応じて異なる値の係数を乗算さ
せ、ステップモータの駆動力にヒステリシス特性をもた
せることにより実際の駆動に即した電流指令値で指令す
るので、消費電力を削減するとともに、応答性よくスロ
ットルバルブを駆動させることができる。
【0076】図17は本発明の第4実施例のフローチャ
ートである。第4実施例では第1実施例のようにロータ
の停止状態から回動する瞬間にテーブルに記憶されてい
る2つのコイルに流す電流の比を変えずに大きい電流を
流すとともに、第2および第3実施例のようにロータの
駆動方向によって指令値を変えるものである。以下、第
1実施例と第2実施例とを組み合わせたものを第4実施
例として説明する。
【0077】開度変更の指令が出た場合駆動方向がチェ
ックされ、その駆動方向に応じたテーブルが選択され
る。選択されたテーブルからテーブル値が求められ、そ
のテーブル値を1より大きい所定値倍したものが指令値
として出力される。この指令値が所定時間出力され、所
定時間経過したのち前に求められたテーブル値が指令値
として出力される。
【0078】次にこのフローチャートの各ステップにつ
いて説明する。この処理は所定時間ごと(本実施例では
4ms)に実行される。ステップ400にてスロットル
バルブ開度変更の指令が出力されたか否かが判断され
る。開度変更の指令がない場合、ステップ401にて現
在指令されている指令値がそのまま続けて指令される。
【0079】ステップ400にて開度変更の指令がある
と判断された場合、ステップ402にてその変更される
スロットルバルブ開度が現在のスロットルバルブ開度に
対して開方向あるいは閉方向かの駆動方向がチェックさ
れる。そしてステップ403にて、ステップ402でチ
ェックされた駆動方向が開方向であるか否かが判断され
る。開方向の駆動であると判断された場合、ステップ4
05にて開方向のテーブルが選択され、開方向の駆動で
ない(閉方向の駆動)であった場合、ステップ404に
て閉方向のテーブルが選択される。
【0080】ステップ406にてステップ404または
ステップ405で選択されたテーブルを用いて指令しよ
うとする指令値が求められ、その指令値に1より大きい
所定数倍(本実施例では2倍)の指令値が出力される。
ステップ407にて所定時間(本実施例では100m
s)がカウントされ、その間ステップ406にて求めら
れた指令値が出力される。この所定時間も回動が実行さ
れてからロータが所望とするステップ位置を中心とした
振動の収束する時間が選ばれている。
【0081】ステップ407にて所定時間が経過したと
判断された場合、ステップ406にて求められた指令値
の指令をやめ、ステップ408にてステップ404また
はステップ405で選択されたテーブルの指令値が出力
され、今回の処理は終了する。以上のように本実施例は
駆動方向に応じて指令値を変えるとともに、回動する瞬
間に記憶されているテーブル値と比を変えずに大きい値
の指令値を指令することにより、実際のステップモータ
の駆動に即した指令が行われ、より応答性よくマイクロ
ステップ駆動方式のステップモータの制御ができ、また
消費電力の削減が可能となる。
【0082】なお上述の実施例では回動する瞬間には駆
動方向によらず一定の所定値を乗算したが、閉方向にリ
ターンスプリングが付勢されているので閉方向の駆動時
は開方向に比べ回動に際する駆動力が要求されない。よ
って駆動方向によってこの所定値を変えるとともに、開
方向に比べ閉方向の駆動に対して小さい値であれば上述
の実施例より実際のステップモータの駆動に即した指令
が行われ、より消費電力の削減が実施できる。
【0083】また上述の実施例では第2実施例のように
駆動方向に応じてテーブルを用意したが、その代わりに
第3実施例のように駆動方向に応じた係数を乗算しても
よい。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明は所望とするロータ
の保持位置をはさむ2つのコイルに、所望とするロータ
の保持位置に応じた電流を出力して、2つのコイルを励
磁させ、ロータを保持させるとともに、ステップモータ
を静止状態から保持位置を変える際に、その保持位置に
応じた電流の比を変えずにステップモータに大きい電流
を出力して2つのコイルを励磁させることによりロータ
回動寸前の最大静止摩擦力を考慮した制御が可能であ
る。
【0085】またリターンスプリングで付勢されていな
い方向にロータを回動させる場合は摩擦力とリターンス
プリングの付勢力との合力より大きい力で駆動させ、リ
ターンスプリングで付勢されている方向にロータを回動
させる場合は摩擦力とリターンスプリングの付勢力との
合力より小さい力で駆動させることによりロータ回動中
の摩擦力を考慮した制御が可能である。
【0086】よって実際のマイクロステップ駆動方式の
ステップモータの回動に加わる付勢力に対応した電流を
マイクロステップ駆動方式のステップモータに流すこと
ができ、応答性が向上するとともに消費電力の削減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電子スロットルシステムの全体構成図で
ある。
【図2】ステップモータの概略構成図である。
【図3】CPUからの励磁信号を示した図である。
【図4】マイクロステップ駆動方法を示した図である。
【図5】ステップモータのステップ位置に対応して各ス
テータコイルに流す電流値を示した図である。
【図6】従来のマイクロステップ駆動方法を用いた電子
スロットルシステムの全体構成図である。
【図7】スロットルバルブ周辺の摩擦源を説明した図で
ある。
【図8】本発明の第1実施例に係る電子スロットルシス
テムの全体構成図である。
【図9】本発明の第1実施例に係る電流指令値の表であ
る。
【図10】本発明の第1実施例に係るフローチャートで
ある。
【図11】本発明の第1実施例の作動を示した図であ
る。
【図12】リターンスプリングのヒステリシス特性を示
した図である。
【図13】本発明の第2実施例に係るフローチャートで
ある。
【図14】本発明の第2実施例に係る電流指令値の表で
ある。
【図15】本発明の第3実施例に係るフローチャートで
ある。
【図16】本発明の第3実施例に係る電流指令値の表で
ある。
【図17】本発明の第4実施例に係る電流指令値の表で
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 D/A変換器 3 電流比較器 4 電流検出抵抗 5 パワーMOSFET 6 ステップモータ 7 スロットルセンサ 8 A/D変換器 10 スロットルバルブ 11 リターンスプリング 12 ステップモータ用電源 13 GND 21 指令回路 22 指令回路用電源 23 GND 24 2進カウンタ 25 ROM 31 ロータ 32 ステータコイル(A相) 33 ステータコイル(B相) 34 ステータコイル(C相) 35 ステータコイル(D相) 40 シャフト 41 ギア 42 オイルシール 43 ベアリング 44 ハウジング 45 ブッシュ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 8/32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコイルと、それに電流が流され、
    励磁されることにより回動するロータとを備え、該ロー
    タは同時に2つのコイルに様々な大きさの電流が流され
    ることによりその電流値に応じた前記2つのコイル間の
    任意の位置に保持されるマイクロステップ駆動方式のス
    テップモータと、 前記所望とするロータの保持位置をはさむ前記2つのコ
    イルに所望とする前記ロータの保持位置に応じた電流を
    出力して、前記2つのコイルを励磁させ、前記ロータを
    保持させるとともに、 前記ステップモータを静止状態から保持位置を変える際
    に、その保持位置に応じた電流の比を変えずに前記ステ
    ップモータに大きい電流を出力して前記2つのコイルを
    励磁させる出力手段とを備えるマイクロステップ駆動方
    式のステップモータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所望とするロータの保持位置をはさ
    む前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータ
    の保持位置に応じた電流値を記憶する記憶手段を備え、 前記出力手段は前記ステップモータを静止状態から保持
    位置を変える際に、前記記憶手段にて記憶されている2
    つのコイルに流す電流値の等倍の電流を流す請求項1記
    載のマイクロステップ駆動方式のステップモータの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 複数のコイルと、それに電流が流され、
    励磁されることにより回動するロータとを備え、該ロー
    タは同時に2つのコイルに様々な大きさの電流が流され
    ることによりその電流値に応じた前記2つのコイル間の
    任意の位置に保持されるマイクロステップ駆動方式のス
    テップモータと、 前記ステップモータの回動に対し、一方向に付勢するリ
    ターンスプリングと、 前記所望とするロータの保持位置をはさむ前記2つのコ
    イルに、所望とする前記ロータの保持位置に応じた電流
    を出力して、前記2つのコイルを励磁させ、前記ロータ
    を回動させるとともに、 前記リターンスプリングで付勢されていない方向に前記
    ロータを回動させる場合は摩擦力と前記リターンスプリ
    ングの付勢力との合力より大きい力で駆動させ、 前記リターンスプリングで付勢されている方向に前記ロ
    ータを回動させる場合は摩擦力と前記リターンスプリン
    グの付勢力との合力より小さい力で駆動させるように、 前記ステップモータに流す電流を前記ロータの回動する
    方向で大きさを変えて出力する出力手段とを備えるマイ
    クロステップ駆動方式のステップモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所望とするロータの保持位置をはさ
    む前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータ
    の保持位置に応じた電流値を、保持位置を変更する際の
    ロータの回動方向によって異なる値で記憶するととも
    に、 その記憶されている値は前記リターンスプリングにて付
    勢されていない方向の方が大きい値で記憶している記憶
    手段を備え、 前記出力手段は前記記憶手段にて記憶されている電流値
    の電流を前記ロータの回動方向に応じて前記2つのコイ
    ルに出力する請求項3記載のマイクロステップ駆動方式
    のステップモータの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記所望とするロータの保持位置をはさ
    む前記2つのコイルに出力する所望とする前記ロータの
    保持位置に応じた電流値を記憶する記憶手段を備え、 前記出力手段は、前記ロータの回動方向に応じて、異な
    る値の係数を前記記憶手段にて記憶されている電流値に
    乗算し、乗算された電流値の電流を前記2つのコイルに
    出力する請求項3記載のマイクロステップ駆動方式のス
    テップモータの制御装置。
  6. 【請求項6】 複数のコイルと、それに電流が流され、
    励磁されることにより回動するロータとを備え、該ロー
    タは同時に2つのコイルに様々な大きさの電流が流され
    ることによりその電流値に応じた前記2つのコイル間の
    任意の位置に保持されるマイクロステップ駆動方式のス
    テップモータと、 前記ステップモータの回動に対し、一方向に付勢するリ
    ターンスプリングと、 前記所望とするロータの保持位置をはさむ前記2つのコ
    イルに所望とする前記ロータの保持位置に応じた電流を
    出力して、前記2つのコイルを励磁させ、前記ロータを
    回動させるとともに、 前記リターンスプリングで付勢されていない方向に前記
    ロータを回動させる場合は摩擦力と前記リターンスプリ
    ングの付勢力との合力より大きい力で駆動させ、 前記リターンスプリングで付勢されている方向に前記ロ
    ータを回動させる場合は摩擦力と前記リターンスプリン
    グの付勢力との合力より小さい力で駆動させるように、 前記ステップモータに流す電流を前記ロータの回動する
    方向で大きさを変えて出力し、 前記ステップモータを静止状態から保持位置を変える際
    に、その保持位置に応じた電流の比を変えずに前記ステ
    ップモータに大きい電流を出力して前記2つのコイルを
    励磁させる出力手段とを備えるマイクロステップ駆動方
    式のステップモータの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記所望とするロータの保持位置をはさ
    む前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータ
    の保持位置に応じた電流値を記憶する記憶手段を備え、 前記ロータの回動方向に応じて、異なる値の係数を前記
    記憶手段にて記憶されている電流値に乗算し、乗算され
    た電流値の電流を前記2つのコイルに出力するととも
    に、 前記ステップモータを静止状態から保持位置を変える際
    に、前記駆動方向に応じて異なる2つのコイルに流す電
    流値の等倍の電流を流す請求項8記載のマイクロステッ
    プ駆動方式のステップモータの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記所望とするロータの保持位置をはさ
    む前記2つのコイルに出力する、所望とする前記ロータ
    の保持位置に応じた電流値を保持位置を変更する際のロ
    ータの回動方向によって異なる値で記憶するとともに、 その記憶されている値は前記リターンスプリングにて付
    勢されていない方向の方が大きい値で記憶している記憶
    手段を備え、 前記ステップモータを静止状態から保持位置を変える際
    に、前記記憶手段にて記憶されている2つのコイルに流
    す電流値の等倍の電流を流す請求項6記載のマイクロス
    テップ駆動方式のステップモータの制御装置。
JP9642194A 1994-05-10 1994-05-10 マイクロステップ駆動方式のステップモータの制御装置 Withdrawn JPH07308097A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511192A (ja) * 2003-11-03 2007-04-26 ムービング マグネット テクノロジーズ (ソシエテ アノニム) ステッピングモータの停止固定検出方法と、停止検出器を備えたステッピングモータ

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JP2007511192A (ja) * 2003-11-03 2007-04-26 ムービング マグネット テクノロジーズ (ソシエテ アノニム) ステッピングモータの停止固定検出方法と、停止検出器を備えたステッピングモータ
JP4871131B2 (ja) * 2003-11-03 2012-02-08 ムービング マグネット テクノロジーズ (ソシエテ アノニム) ステッピングモータの停止固定検出方法と、停止検出器を備えたステッピングモータ

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