JPH07307817A - 画面表示変更可能なファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面表示されたメニュー項目等を変更可能な
ファクシミリ装置。 【構成】 操作盤１に具備された表示デバイス上の表示
画面への操作者のタッチを操作情報に変換する操作制御
部と、操作情報に基づいて表示画面を次々と生成する画
面構成部とを有するファクシミリ装置であって、表示画
面のメニュー項目等の表示位置を指示により自在に変更
することができるレイアウト変更部５と、変更した画面
の表示位置を保存しておくレイアウト管理テーブル６
と、画面構成部５によって生成された表示画面をレイア
ウト管理テーブル６に従って、表示位置を再構成して表
示させるレイアウト管理部４とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、表示デバイスと、表示
デバイス上の表示画面への操作者のタッチを操作情報に
変換する操作制御部と、操作情報に基づいて表示画面を
次々と生成する画面構成部とを有するファクシミリ装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ファクシミリ装置は、多機能化に
ともない、機能選択に要するキー操作は複雑化の一途を
たどっている。そのため、限られた表示画面上にすべて
の機能を表示できなくなり、機能を幾つもの画面に分配
して配置することで、木構造を持ったメニューに分類
し、そのメニュー構造に特定の機能を割り付けて、利用
者に提供する形態をとるようになった。

【０００３】従って、従来のファクシミリ装置において
は、利用者は、取扱説明書とメニュー表示によって、幾
度もキー操作を行った後、やっと使用したい機能を選び
出さねばならず、多くの機能を有しながら、操作が面倒
なために、十分に使用されていない状況である。

【０００４】例えば、従来のファクシミリ装置は、キー
操作処理に関し、図５に示すような構成を有している。
すなわち、利用者が行ったキー操作は、タッチパネルが
実装された、操作盤１１によって操作情報ａに変換さ
れ、操作制御部１２に通知される。操作制御部１２は、
操作情報ａに基づき、状態遷移処理を経て、新しい画面
の構成情報ｂを画面構成部１３に通知する。画面構成部
１３は、予め、メニュー構造に割り付けられた機能を表
示するために、キーの位置や文字などの１画面分の情報
を生成し、画面情報ｃとして出力し、操作盤１１に表示
させていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファク
シミリ装置においては、各項目をメニュー構造に割り付
ける機能は、メーカ側に一任されており、ユーザ側にそ
の決定権がなかった。また、メーカ側は、独自の調査に
よって利用頻度の高い順に機能の割り付けを行い、操作
性の良い装置を提供しようと努めているのであるが、利
用頻度はユーザによってまちまちで、一義的に決められ
ない事情があり、どうしても多数優先にならざるを得
ず、単純機能のみに終始する利用者や、高機能を駆使し
ようとするマニアックな利用者などの小数派にとって
は、満足できるものではないと言う欠点を有している。

【０００６】本発明は上記欠点に鑑み、メニュー項目を
ユーザにより適当に変更できる使い勝手のよいファクシ
ミリ装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ装
置は、表示デバイスと、表示デバイス上に表示されたタ
ッチキーの操作を操作情報に変換する操作制御部と、操
作情報に基づいて表示画面を次々と生成する画面構成部
とを有するファクシミリ装置であって、表示画面の表示
位置を指示により自在に変更することができるレイアウ
ト変更部と、変更した画面の表示位置を保存しておくレ
イアウト管理テーブルと、前記画面構成部によって生成
された表示画面を前記レイアウト管理テーブルに従っ
て、表示位置を再構成して表示させるレイアウト管理部
とを有する。

【０００８】また好ましくは、前記表示デバイスはタッ
チパネルであり、前記表示画面はメニュー画面であり、
前記レイアウト変更部は、タッチされたメニュー項目の
表示を移動、削除して変更する。

【０００９】

【作用】レイアウト変更部が、表示画面の表示位置を指
示により自在に変更することができ、レイアウト管理テ
ーブルが変更した画面の表示位置を保存し、レイアウト
管理部が前記画面構成部によって生成された表示画面を
レイアウト管理テーブルに従って、表示位置を変え再構
成する。

【００１０】これにより、表示画面上に表示されている
キーを自在に移動、削除することができ、利用者が最も
使いやすい画面にレイアウトを変更できることとなる。

【００１１】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明のファクシミリ装置の一実施例
を示すブロック図、図２ないし図４は、図１の実施例の
動作を説明するための表示画面を示す図である。

【００１２】図５の従来例に比較し、本実施例において
は、画面構成部３の位置決定に関係する部分がレイアウ
ト管理部４として分離されている。レイアウト管理部４
は、画面構成部３が、一度生成した画面情報ｃをレイア
ウト管理部４に通知する。レイアウト管理部４は、通知
された画面情報ｃに関連するレイアウト管理テーブル６
からの読出情報ｇによって、キーの位置などを再度構成
し直して、表示情報ｄとして、操作盤１（例えば、タッ
チパネルやブラウン管を表示デバイスとして具備する）
に通知し表示させる。レイアウト管理テーブル６は、レ
イアウト変更部５からの書換情報ｆによって書き換える
ことができるようになっており、レイアウト変更部５
は、操作盤１からの変更情報ｅによって操作される。

【００１３】次にこのような構成におけるファクシミリ
装置の操作例について図２ないし図４を参照して具体的
に説明する。図２および図３は、ファクシミリ装置の実
際の表示画面であり、登録メニューの中の「機能登録」
と「宛先登録」のメニュー構造に割り付けられた機能を
キーとして表示している。ここで、図２に表示されてい
るキーの一つである、「パネル消灯」を図３に表示され
ている「インデックス」キーの下に移動して、図４に示
すようにキーのレイアウトを変更する場合を説明する。

【００１４】操作盤１からレイアウトの移動を操作情報
ａにより操作処理部２に通知した後に、「機能登録」の
中の「パネル消灯」を指定し、レイアウト変更部５に通
知する。次に、「宛先登録」画面を表示させ、「インデ
ックス」キーの下の移動したい位置を指定し、レイアウ
ト変更部５に通知する。レイアウト変更部５は、このよ
うに移動するキー情報と、移動先を通知された後、「機
能登録」の「パネル消灯」キー（具体的には表示座標な
ど）の削除と、「宛先登録」へのキー追加を書換情報ｆ
を通じて、レイアウト管理テーブル６に通知する。

【００１５】レイアウト管理テーブル６は、書換情報ｆ
に従って、メニュー構造に割り付けられた機能（具体的
には、名称と座標位置など）を変更し、保存する。上記
操作を繰り返して行うことにより、画面のレイアウトを
自在に変更し、使い勝手のよいキー等の画面構成を実現
することができる。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、表示デバ
イス上に表示したキーを自由に移動または削除できる、
レイアウト変更機能を有することにより、装置使用時に
ユーザの操作によって、レイアウト管理テーブルを書き
換え、それぞれのユーザにとって最適な画面を構成し
て、ユーザフレンドリーなオペレーションインタフェー
スを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画面表示変更可能なファクシミリ装置
の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１の実施例の動作を説明する図である。

【図３】図１の実施例の動作を説明する図である。

【図４】図１の実施例の動作を説明する図である。

【図５】従来例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 操作盤 ２ 操作処理部 ３ 画面構成部 ４ レイアウト管理部 ５ レイアウト変更部 ６ レイアウト管理テーブル ａ 操作情報 ｂ 構成情報 ｃ 画面情報 ｄ 表示情報 ｅ 変更情報 ｆ 書換情報 ｇ 読出情報

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示デバイスと、表示デバイス上に表示
   されたタッチキーの操作を操作情報に変換する操作制御
   部と、操作情報に基づいて表示画面を次々と生成する画
   面構成部とを有するファクシミリ装置において、 表示画面の表示位置を指示により自在に変更することが
   できるレイアウト変更部と、 変更した画面の表示位置を保存しておくレイアウト管理
   テーブルと、 前記画面構成部によって生成された表示画面を前記レイ
   アウト管理テーブルに従って、表示位置を再構成して表
   示させるレイアウト管理部とを有することを特徴とする
   ファクシミリ装置。
2. 【請求項２】 前記表示デバイスはタッチパネルであ
   り、前記表示画面はメニュー画面であり、前記レイアウ
   ト変更部は、指示されたメニュー項目の表示を移動、削
   除して変更する請求項１記載のファクシミリ装置。