JPH0730757Y2 - マンホール - Google Patents

マンホール

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JPH0730757Y2
JPH0730757Y2 JP1987001556U JP155687U JPH0730757Y2 JP H0730757 Y2 JPH0730757 Y2 JP H0730757Y2 JP 1987001556 U JP1987001556 U JP 1987001556U JP 155687 U JP155687 U JP 155687U JP H0730757 Y2 JPH0730757 Y2 JP H0730757Y2
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manhole
manhole cover
seat
wall
sheet
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JP1987001556U
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Inventor
英明 高橋
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三山工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マンホールの改良に関する。
(従来の技術) 道路とか自動車の出入りの激しい病院などの路面に設け
られたマンホールは、通行車両によって頻繁に踏まれ
る。このようにマンホールは車両によって頻繁に踏まれ
るので、マンホール蓋の摩耗が激しく、かつ、マンホー
ル蓋が歪んだりずれたりして騒音が発生するようにな
る。そして、この騒音は特に住宅街や病院などにおいて
公害問題となっている。
従来のマンホールは第2図に示すように、マンホール蓋
1とマンホール3との嵌合部において、マンホール蓋1
の側面が触れるマンホール内壁5にのみウレタン製のシ
ート6が設けられ、着座部4には設けられていなかっ
た。
また、特公昭50-22821号公報にはマンホールの着座部全
面とマンホール内壁の一部に断面形状がL字状のシート
を設けたものが開示されている。また、実公昭49-30440
号公報には、マンホール内壁から底部にかけて断面形状
がL字状のシートを設け、このシートの内壁面はマンホ
ールの底部側の直径が大きくなる方向のテーパ面に形成
されており、このシートに嵌合されるマンホール蓋の外
周面を、このシートの内壁テーパ面とは逆のテーパ面に
して、シートの上面と蓋の上面との密着を良くし、蓋の
外側面とシートの内周面の間に砂などが入らないように
したものが開示されている。
(考案が解決しょうとする問題点) 上記従来例において、着座部とマンホール蓋の底部とが
直に接触しているものにあっては、マンホール蓋が歪ん
だときにこの接触部にて大きな騒音が発生するという問
題がある。また、マンホール蓋が歪んだ場合は、シート
部から砂などを噛み込んで、この砂が着座部に入り、マ
ンホールの着座部およびマンホール蓋の底部の摩耗をは
やめることになる。
このようにマンホールの着座部およびマンホール蓋が摩
耗したときは、第3図に示すようにマンホールの頂部と
マンホール蓋との間に段差Hができ、この段差部を自動
車が通行する度に、マンホール蓋に大きな衝撃力が働く
ことになる。この衝撃力によってマンホール蓋は更に大
きな歪みを生じ、大きな騒音を発生するという問題があ
る。
また交通量の少ない道路に設けられたマンホールにあっ
ては、着座部とマンホール蓋との接触部が錆びつき、マ
ンホール蓋が開かなくなるという問題がある。
次に、特公昭50-22821号公報に開示されたものにあって
はマンホールの着座部にシートが設けられているので、
上記のような錆び付はないが、マンホールの内壁とマン
ホール蓋の外周との間に隙間ができるので、この隙間か
ら大粒の砂が入りマンホールの内壁およびマンホール蓋
の外周面を摩耗させると共に、この砂がマンホール蓋の
低部とシートとの間に入ってシートを短期間に損傷し、
マンホール蓋の低部を均一に支持することができなくな
る。
その結果このマンホール蓋が自動車に踏まれるとマンホ
ール蓋がガタつき、これにより砂の噛み込みが活発にな
ってシートの破損が更に進行し、ついにはマンホール蓋
に歪みが生じて砂の噛み込みがますます激しくなり、マ
ンホール蓋の寿命を短縮すると共に、騒音が発生するよ
うになるという問題がある。
次に、実公昭49-30440号公報に開示されたマンホール
は、シート内壁のテーパ面に対してマンホール蓋外周面
のテーパ面が逆向きに傾斜していて、シートの上面と蓋
の上面との密着を良くするようにしているので、シート
の上面内周とマンホール蓋外周面の上縁のみが密着し、
その下側は両者の密着がなく空洞になっている。
そのために、マンホール蓋の上を車両が通過する時に、
マンホール蓋表面と車両のタイヤとの間の接地部におい
て、車両の推進力となる水平方向の推進力が働き、マン
ホール蓋が水平方向に押されて、マンホール蓋がシート
内で水平方向に移動し、このマンホール蓋の移動によっ
て砂などの噛み込みが活発になり、シートおよびマンホ
ール蓋の摩耗の原因となって、騒音発生を起こし、か
つ、マンホール蓋およびシートの耐用寿命を短くすると
いう問題がある。
(問題を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決するためになされたもので
あって、マンホール蓋の底面が接触するマンホール着座
部とマンホール蓋の外周側面が触れるマンホール内壁と
に、ウレタンにて成形した断面形状がL字状のシートを
設け、該L字状のシートの少なくともマンホール内壁に
当たる部分をマンホール内壁の高さにほぼ等しくし、か
つ、マンホール内壁に当たる部分のシート内面がマンホ
ール蓋の外周側面の全面に接触する形状であり、該シー
ト内面の深さがマンホール蓋の厚みにほぼ等しいことを
特徴とするものである。
(作用) 本考案はこのように構成したので次の通りの作用があ
る。すなわち、L字状のシートの少なくともマンホール
内壁に当たる部分をマンホール内壁の高さに略等しく
し、シートの内壁深さをマンホール蓋の厚みに略等しく
したので、マンホールの内壁とマンホール蓋の外周との
間の隙間をシートによって塞ぐことができ、かつ、マン
ホール内壁に当たる部分のシートの内面が、嵌合される
マンホール蓋の外周面全面に接触する形状であるので、
マンホール蓋上を通過する車両タイヤの摩擦力によるマ
ンホール蓋のずれがなく、砂の噛み込みおよび砂の侵入
を軽減すると共に大粒の砂の侵入を防止することがで
き、着座部におけるシートの破損を防止することが可能
になる。
このように、シートの破損が防止され、かつ、マンホー
ル蓋の着座部とマンホール蓋の側面が触れるマンホール
内壁と着座部にウレタンにて成形した断面形状がL字状
のシートを設けたので、シート破損の防止によってウレ
タンの性質である柔軟性と剛性を長期間にわたって維持
することが可能になり、このウレタンの性質を保持した
シートでマンホール蓋が支持され、例えマンホール蓋が
歪んでもシートの緩衝効果により騒音の発生を防止する
ことが可能になり、かつ、シートの破損が防止されるこ
とから、マンホールの着座面およびマンホール蓋の底部
の摩耗を軽減することが可能になる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について説明する。第1図にお
いて、1はマンホール蓋、2は断面形状がL字形のシー
ト、3はマンホールである。上記シート2はウレタンで
作られており、マンホール3の着座部4とマンホール内
壁5の高さに略等しい高さに固く嵌め込まれている。そ
して、シート2とマンホール蓋1との嵌合は、シート2
の内壁面とマンホール蓋1の外周面とが全面にわたって
ほぼ均一に接触しており、マンホール蓋1の取りはずし
が容易なように、両者の嵌め合いは静合嵌め合いになっ
ている。また、シート2の内壁面の深さをマンホール蓋
1の厚みに略等しくすることにより、シート2にマンホ
ール蓋1を嵌合した状態において、マンホール内壁5の
上面、シート2の上面およびマンホール蓋1の外周上縁
とが面一になっている。
このように構成した本実施例において、断面形状がL字
状のシート2の少なくともマンホール内壁5に当たる部
分をマンホール内壁5の高さに略等しくし、かつ、この
シート2に嵌合したマンホール蓋1の外周上縁とが面一
になっているので、マンホールの内壁5とマンホール蓋
1の外周との間の隙間がシート2によって塞がれ、砂の
侵入を軽減すると共に大粒の砂の侵入を防止することが
でき、着座部4におけるシート2の破損を防止すること
ができる。このようにシート2の破損が防止防止される
ので、ウレタンの性質である柔軟性と剛性が長期間保持
され、マンホール蓋1に車両の荷重がかかったときは、
マンホール蓋1の底部が柔軟性のあるシート2に全面的
に密着し、その荷重は、マンホール蓋1の底部とシート
2との接触面全体で受け、かつ、シート2の緩衝効果も
働いて、マンホール蓋1の歪み発生が軽減される。
また、シート2の内壁とマンホール蓋1の外周面とが全
面にわたってほぼ均一に接触しているので、車両の走行
摩擦がマンホール蓋1に働いても、マンホール蓋1の移
動は起こらない。したがって、シート2の内壁面とマン
ホール蓋1の外周面との間への砂などの噛み込みをなく
し、シート2およびマンホール蓋1の摩耗を軽減して、
騒音の発生を防止することが可能になると共に、耐用寿
命を延長することが可能になる。
このようにしてマンホール蓋1の歪み発生およびずれが
なく、かつ、マンホール内壁5とマンホール蓋1の外周
との間の隙間がシート2によって閉塞されているので、
砂の噛み込みはほとんどない。
万一砂を噛み込んでも、マンホール内壁5とマンホール
蓋1の外周との間の隙間がシート2によって閉塞されて
いるので、その砂は埃に近い極微細な砂であってシート
2の破損には至らず、かつ、シート2の断面形状がL字
状であるので、着座部4への侵入が軽減され着座部4の
摩耗が軽減される。
これにより、マンホール3の頂部とマンホール蓋1との
間の段差は、マンホール蓋1の表面の摩耗のみによって
現れ、この場合はマンホール蓋1のみを取り換えること
になる。このマンホール蓋1の取り換えに際して、マン
ホール3の着座部4は摩耗していないから元通りの水平
が保たれており、かつ、シート2の介在により、新しい
マンホール蓋1との摺り合わせを行わずにそのまま取り
換えられる。
また、万一マンホール蓋1が歪んでもシート2を形成し
ているウレタンの性質が長期間保持されるので、シート
2の緩衝効果と密着性により騒音の発生は起こらない。
(考案の効果) 以上詳述した通り、本考案のマンホールによれば、L字
状のシートの少なくともマンホール内壁に当たる部分を
マンホール内壁の高さに略等しくし、シートの内壁深さ
をマンホール蓋の厚みに略等しくしたので、マンホール
の内壁とマンホール蓋の外周との間の隙間をシートによ
って塞ぐことができ、かつ、マンホール内壁に当たる部
分のシートの内面が嵌合されるマンホール蓋の外周面全
面に接触する形状であるので、マンホール蓋上を通過す
る車両タイヤの摩擦力によるマンホール蓋のずれがな
く、砂の噛み込みおよび砂の侵入を軽減すると共に大粒
の砂の侵入を防止することができ、着座部におけるシー
トの破損を防止することができる。
このように、シート破損が防止され、かつ、マンホール
蓋の着座部とマンホール蓋の側面が触れるマンホール内
壁と着座部にウレタンにて成形した断面形状がL字状の
シートを設けたので、シート破損の防止によってウレタ
ンの性質である柔軟性と剛性を長期間にわたって維持す
ることができ、このシレタンの性質を保持したシートで
マンホール蓋が支持され、例えマンホール蓋が歪んでも
シートの緩衝効果により騒音の発生を防止することがで
き、かつ、シートの破損が防止されることから、マンホ
ールの着座面およびマンホール蓋の底部の摩耗を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるマンホールの縦断面
図、第2図および第3図は従来例であり、第2図はその
マンホールの縦断面図、第3図はマンホール蓋および着
座部が摩耗して段差部ができた状態を示す縦断面図であ
る。 1……マンホール蓋 2……シート 3……マンホール 4……着座部 5……マンホール内壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール蓋の底面が接触するマンホール
    着座部とマンホール蓋の外周側面が触れるマンホール内
    壁とに、ウレタンにて成形した断面形状がL字状のシー
    トを設け、該L字状のシートの少なくともマンホール内
    壁に当たる部分をマンホール内壁の高さにほぼ等しく
    し、かつ、マンホール内壁に当たる部分のシート内面が
    マンホール蓋の外周側面の全面に接触する形状であり、
    該シート内面の深さがマンホール蓋の厚みにほぼ等しい
    ことを特徴とするマンホール。
JP1987001556U 1987-01-09 1987-01-09 マンホール Expired - Lifetime JPH0730757Y2 (ja)

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JP1987001556U JPH0730757Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 マンホール

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JP1987001556U JPH0730757Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 マンホール

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JPS63112549U JPS63112549U (ja) 1988-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5022821A (ja) * 1973-06-28 1975-03-11
JPS5082548U (ja) * 1973-11-29 1975-07-15

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JPS63112549U (ja) 1988-07-20

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