JP3666966B2 - 乗用車用ホイール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車用ホイールに関するもので、特にタイヤからホイールに伝達される振動を減らして車内騒音の低減を図った乗用車用ホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両が荒れた路面を走行する際に、ロードノイズと呼ばれる車内騒音が発生することがある。この車内騒音は、タイヤが路面から拾った振動が、ホイールを介して車軸に伝達され、サスペンションからボディに伝達されて、車室が共鳴することにより発生するものである。
【0003】
この車内騒音の周波数分析を行うと、100〜400Hzの帯域にあるため、従来の車内騒音低減対策としては、主としてタイヤの一次固有振動数を上記帯域の下方に低減させることが行われていた。例えば、タイヤのトレッドゴム質量を増大させるとか、サイドウォール部の縦バネ定数を小さくするなどが代表的な例である。
しかし、タイヤの構成を変えることは、タイヤの走行性能に影響を与えるため、必ずしも満足できる改善が出来ているとはいえなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、上記のようなタイヤからの改善に代えて、特開平4─38202号公報には、ホイールを制振鋼板から製作することにより車内騒音を低減することが提案されている。
しかし、上記提案のホイールは、材料ならびに構造を全面的に変更する必要があるため、コスト高となることが避けられなかった。
【0005】
本発明の目的は、従来使用されているホイールの材質や構造を本質的に変えることなく、車内騒音の低減を可能にする乗用車用ホイールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、デイスクの外周に環状のリムを設けたホイールにおいて、前記リムのリムフランジに内壁面から外壁面にわたり吸振ゴムを取り付けたことを特徴とするものである。
また、他の本発明は、ディスクの外周に環状のリムをボルトとナットにより固定したホイールにおいて、前記ボルトの当接面と前記ナットの当接面とにそれぞれ吸振ゴムを取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】
また、さらに他の本発明は、ディスクの外周に環状のリムを設けるとともに、前記ディスクの軸芯部分を開口させ、該開口にセンターキャップを嵌合したホイールにおいて、前記開口と前記センターキャップと間に吸振ゴムを介在させたことを特徴とするものである。
また、さらに他の本発明は、ディスクの外周に環状のリムを設けるとともに、前記ディスクを車軸に固定する部分に複数の異なるピッチサークルダイヤメータ(P.C.D.)に沿った複数のボルト穴を設け、前記車軸との固定に使用されるP.C.D.のボルト穴以外のP.C.D.のボルト穴をボルトとナットにより封じるホイールにおいて、前記ボルトの当接面と前記ナットの当接面とにそれぞれ吸振ゴムを取り付けたことを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とすることにより、従来のホイールの構造や材質を大幅に変えることなく、タイヤからホイールに伝達される振動、或いはホイールから車軸に伝達される振動の伝達を低減し、車内騒音を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態にもとづいて本発明を具体的に説明する。
図1および図2は、本発明の乗用車用ホイール1にタイヤ2を取り付けた状態を示している。ホイールは、円板状に形成され、その外周縁部に環状の外側リム4と内側リム5とを一定のピッチで複数本のボルト6とナット7とにより締付け固定されている。また、ディスク3と環状の外側リム4及び環状の内側リム5との間は溶接部8によって溶接されている。
【0010】
また、ディスク3の軸芯部分には開口3aが設けられ、この開口3aに異物の進入防止ならびに装飾を目的としたセンターキャップ10が嵌合されている。センターキャップ10は、プラスチックあるいはアルミニューム等の軽合金よりなっており、装飾上のデザインが施されている。
また、ディスク3の開口3aの外周部分には車軸に固定するために複数個のボルト穴9が所定のピッチサークルダイヤメータ(P.C.D.)を以て設けられている。
【0011】
図3に示すように、ボルト穴を配置したP.C.D.は複数設けられ、図ではL1のP.C.D.とL2のP.C.D.との2種類が設けられ、前者のP.C.D.には4個のボルト穴9aが、後者のP.C.D.には別の4個のボルト穴9bが中心に対して45度ずらして設けられている。
上述したホイール構造は、既存のホイールと材質及び構造は本質的に変わらないが、本発明では更にリム4、5のリムフランジ4a、5aにタイヤビードが接する内壁面から外壁面にわたり吸振ゴム13a、13bがそれぞれ被覆されている。
【0012】
また、ディスク3と環状のリム4、5とを固定するボルト6の当接面とナット7の当接面とに、それぞれ吸振ゴム13c、13dが添着されている。
さらに、ディスク3の軸芯部分の開口3aとセンターキャップ10との間に吸振ゴム13eが介挿されている。
また、2種類あるP.C.D.のボルト穴のうち、L1のP.C.D.のボルト穴9aは車軸との固定に使用され、他方のP.C.D.=L2のボルト穴9bは飾り用のダミーのボルト11とナット12によって封じられている。ボルト穴9bを封じるボルト11の当接面とナット12の当接面とに、それぞれ吸振ゴム13f、13gが添着されている。
【0013】
本発明に使用する吸振ゴムとしては、硬度の低い柔らかいゴムが好ましく、特にスチレン─ブタジエンゴム(SBR)などのtanδ(損失正接)の大きいゴム又はプラスチックが良好である。吸振ゴムが13a〜13gのように膜状またはシート状に設けられる場合の厚さとしては、0.1〜2.0mm、好ましくは0.2〜0.5mmが良い。
【0014】
上述のように、ホイールの複数箇所に設けた吸振ゴム13a〜13gは、好ましくは図示の態様のように全箇所に設けられていることが望ましいが、それぞれ少なくとも1箇所或いは任意の2箇所以上を選択配置するようにしてもよい。
なお、前述した実施形態ではホイールの型式として、ディスクとリムとが分割成形され、それらを溶接とボルト締めにより固定する場合について述べたが、アルミニウム、マグネシウム等の軽合金から一体鋳造したホイールにも適用することができる。
【0015】
リムフランジ部に被覆される吸振ゴム13a、13bは、少なくともタイヤヒール部に至る領域まで延在しているのが望ましいが、タイヤビードベース部に至るまで延在させることは、タイヤのリムへの嵌合上好ましくない。
また、外壁面は、フランジ部からディスク接合部付近にまで大幅に延在させてもよい。
【0016】
【発明の効果】
上述したように、本発明の乗用車用ホイールによれば、従来のホイールの材質や構造を大幅に変えることなく、タイヤからホイールに伝達される振動、或いはホイールから車軸に伝達される振動の伝達を低減し、車内騒音を低減することができる。
【0017】
さらに、リムフランジの内壁面と外壁面とに吸振ゴムを取り付けた本発明のホイールの場合は、リムフランジの外壁面の吸振ゴムにより、縁石等と接触したときにリムフランジを外傷から保護することができる。また、外壁面に取り付ける吸振ゴムとして種々の色彩の材料を選択するようにすれば、装飾的にも美観のある形態をとることができる。
【0018】
また、ディスクの軸芯部分の開口と該開口に嵌合するセンターキャップとの間に吸振ゴムを取り付けた本発明のホイールの場合は、センターキャップを強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホイールにタイヤを装着した状態を示す縱断面図である。
【図2】図1の主要部を拡大した縱断面図である。
【図3】図1のホイールの部分を示した側面図である。
【符号の説明】
1 ホイール 2 タイヤ
3 ディスク 3a 開口 4 外側リム 4a リムフランジ
5 内側リム 5a リムフランジ
6 ボルト 7 ナット
9、9a、9b 固定用ボルト穴
10 センターキャップ 11 ボルト
12 ナット 13a〜13g 吸振ゴム

Claims (3)

  1. ディスクの外周に環状のリムを設けたホイールにおいて、前記リムの外側リムおよび内側リムのリムフランジにそれぞれ内壁面から外壁面にわたり吸振ゴムを取り付けた乗用車用ホイール。
  2. 前記吸振ゴムを前記リムフランジの内壁において、少なくともタイヤヒール部に至る領域まで延在させた請求項1に記載の乗用車用ホイール。
  3. ディスクの外周に環状のリムを設けるとともに、前記ディスクを車軸に固定する部分に複数の異なるピッチサークルダイヤメータ(P.C.D.)に沿った複数のボルト穴を設け、前記車軸との固定に使用されるP.C.D.のボルト穴以外のP.C.D.のボルト穴を飾り用のボルトとナットにより封じるホィールにおいて、前記ボルトの当接面と前記ナットの当接面とにそれぞれ吸振ゴムを取り付けた乗用車用ホイール。
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