JPH07307043A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

Info

Publication number
JPH07307043A
JPH07307043A JP9628294A JP9628294A JPH07307043A JP H07307043 A JPH07307043 A JP H07307043A JP 9628294 A JP9628294 A JP 9628294A JP 9628294 A JP9628294 A JP 9628294A JP H07307043 A JPH07307043 A JP H07307043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
recording
laser diode
wavelength
erasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9628294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kan Ebisawa
観 海老澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9628294A priority Critical patent/JPH07307043A/ja
Publication of JPH07307043A publication Critical patent/JPH07307043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】コストアップすることなく高密度記録、高転送
レートを実現する。 【構成】光磁気ディスク12と対峙するように一対の光
学ヘッド20RP,20Eがディスク半径方向に対して
移動自在に配され、光学ヘッド20RPが記録再生用と
なされ、他方の光学ヘッド20Eが消去用となされる。
光学ヘッド20Eの光波長は光学ヘッド20RPの光波
長よりも長波長のものが使用される。記録再生用は短波
長レーザダイオードであるため高密度記録が可能であ
る。長波長レーザダイオードは高出力パワーであるの
で、充分な消去パワーが得られるから高速回転のままで
データを確実に消去でき、高転送レートを維持できる。
これらレーザダイオードは何れも市場に出回っている安
価なレーザダイオードを使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体として光磁
気ディスクなどを使用した光記録再生装置、特に消去専
用素子を有する光記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体として光磁気ディスクを使用し
た光記録再生装置にあって、データの消去をデータの記
録再生用素子(レーザダイオードなど)と兼用する構成
のものが知られているが、これとは別に記録再生用のレ
ーザダイオードの他に、消去専用のレーザダイオードを
使用するタイプの光記録再生装置が開発されている。
【0003】消去専用のレーザダイオードを使用する光
記録再生装置にあっては、使用するレーザダイオードと
しては同一特性の素子が使用される。同一特性とは出力
パワーが同一であって、その波長(光波長)も同一であ
るものを言う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光記録再生
装置ではデータの記録容量を高めるため高密度記録の観
点から使用するレーザダイオードとしては短波長を発振
する素子であることが好ましい。一方、データの消去を
考慮するとレーザダイオードとしては高出力パワーのも
のが好ましい。つまり、高密度記録を実現するには短波
長素子が好ましく、データ消去を考慮すると高出力素子
であることが好ましいことになる。
【0005】消去パワーが充分でないと、その素子の持
つ出力パワーによって光磁気ディスクの回転数が規制さ
れる。光磁気ディスクの線速は内周側よりも外周側の方
が速く、線速が速い外周側でデータを確実に消去できる
ときのディスク回転数が、その光磁気ディスクの最大回
転数となる。したがって、消去パワーが充分でないレー
ザダイオードを使用すると、このレーザダイオードによ
って消去できる回転数まで回転速度を落とす必要がある
ため光記録再生装置の高転送レート化が阻害されること
になる。高転送レート化を実現すべく出力パワーの大き
なレーザダイオードを使用すると、これは一般に高価で
あるし、充分に市場に出回っているとは限らず、安定入
手は不可能である。
【0006】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、消去専用の発光素子を使用し
た場合でも、高密度化、高転送レート化を安価な発光素
子を使用して実現した光記録再生装置を提案するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明においては、光ディスクの
板面に対峙するように一対の光学ヘッドが磁気光ディス
クの半径方向に対して移動自在に配され、上記一方の光
学ヘッドが記録再生用となされ、他方の光学ヘッドが消
去用となされると共に、消去用として使用される上記他
方の光学ヘッドの光波長は上記一方の光学ヘッドの光波
長よりも短波長のものが使用されたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】図1に示すように記録再生用の発光素子として
のレーザダイオードLDrpとしては短波長のレーザダ
イオード(その波長は例えば680nm)が使用され、
消去用発光素子としてのレーザダイオードLDeとして
はこれよりも長波長のレーザダイオード(例えば波長が
780nm)が使用される。
【0009】記録再生用として短波長のレーザダイオー
ドLDrpを使用する関係で、高密度記録が可能であ
る。これに対して長波長のレーザダイオードLDeは短
波長のそれに比べて一般に高出力パワーであるので、充
分な消去パワーでデータを消去できる。そのため、光磁
気ディスク12の外周側に記録されたデータでもその回
転数を落とすことなく高速回転のままでデータを確実に
消去できるから、データ転送レートを阻害することもな
い。つまり、高転送レートのままデータ消去を実現でき
る。
【0010】記録再生用のレーザダイオードLDrpは
小出力パワー(消去パワーの1/10以下)で充分であ
るから、市場に出回っている安価なレーザダイオードを
使用できるし、消去用のレーザダイオードLDeは高出
力パワーであるが長波長であるためこれまた市場に出回
っている安価なレーザダイオードを使用できる。
【0011】
【実施例】続いて、この発明に係る光記録再生装置の一
例をその記録媒体として上述した光磁気ディスクに適用
した場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1はこの発明に係る光記録再生装置10
の要部の一例を示す概念図であって12は光磁気ディス
ク(MO)である。14は装置本体の回転駆動軸にディ
スクをチャッキングするためのチャッキング用の孔であ
る。16はデータの記録有効エリア(斜線図示)であっ
て、この記録有効エリア16内に一対の光学ヘッド20
RP,20Eが配される。
【0013】一方の光学ヘッド20RPは記録再生用ヘ
ッドであり、他方の光学ヘッド20Eは消去ヘッドであ
って、一対の光学ヘッド20RP,20Eはそれぞれ半
径方向に対して自由に移動できるように構成される。両
者は図示のように丁度180°離れて配置されている
が、その離間角度は一例である。そして、消去用光学ヘ
ッド20Eは記録再生用光学ヘッド20RPよりも回転
的に先行する位置に配置される。データを記録する前に
記録済みデータを消去するためである。
【0014】これら光学ヘッド20RP,20Eは周知
構成のものを利用でき、内部には発光素子としてのレー
ザダイオード(図示はしない)と、ディスクからの戻り
光を受光する受光素子としてのホトダイオード(図示は
しない)とがそれぞれ内蔵されている。光学ヘッド本体
の外側に発光素子と受光素子を固定して配置した分離型
の光学ヘッドを使用することもできる。
【0015】記録再生用のレーザダイオードLDrpと
しては短波長のレーザダイオード(その波長は例えば6
80nm)が使用され、消去用のレーザダイオードLD
eとしてはこれよりも長波長のレーザダイオード(例え
ば波長が780nm)が使用される。
【0016】記録再生用として短波長のレーザダイオー
ドLDrpを使用する関係で、高密度記録が可能であ
る。光磁気ディスク12に照射されるレーザ光のビーム
スポットは図2Aに示すようにほぼ円形であって、隣接
トラックを跨がないようなスポットとなるようにビーム
径が制御される。
【0017】これに対して消去用として使用される長波
長のレーザダイオードLDeは、図2Bに示すような楕
円形状のビームスポットで、本例では長軸と短軸の比
は、2:1に選んである。軸の比率は一例である。そし
て、その短軸がディスクの半径方向となり、その長軸が
ディスクの周方向となるようにビームスポットが制御さ
れる。これは、データの消去はセクタ単位で行なわれる
ものの、隣接するセクタのデータを不用意に消去しない
ようにするためであって、ビームスポットの長軸がディ
スクの周方向に選ばれると共に、その径のおおきさは隣
接ランドに記録されているデータを消去しない(磁界反
転しない)範囲に選ばれている。
【0018】消去用レーザダイオードLDeは長波長レ
ーザダイオードであるから、短波長のそれに比べて一般
に高出力パワー素子(10mW以上)である。高出力で
あるから充分な消去パワーでデータを消去できる。その
ため、光磁気ディスク12の外周側に記録されたデータ
でもその回転数を落とすことなく高速回転のままでデー
タを確実に消去できるから、高転送レートを維持したま
まデータ消去を実現できる。
【0019】記録再生用のレーザダイオードLDrpは
小出力パワー(消去パワーの1/10以下)で充分であ
るから、市場に出回っている安価なレーザダイオードを
使用できる。消去用のレーザダイオードLDeは高出力
パワーであるが長波長用であるためこれまた市場に出回
っている安価なレーザダイオードを使用できる。
【0020】図3は光記録再生装置10の信号処理系の
一例を示す。データを記録するに当たっては一対の光学
ヘッド20RP,20Eを記録すべきトラックにシーク
させる必要があるため、データ記録に先だって再生モー
ドに制御される。システムコントローラ32からの指令
に基づいて、一対のレーザダイオードLDrp,LDe
はデータ再生用の発光パワーとなるように駆動モータM
のサーボ回路42が制御されると共に、対応するLDド
ライバ44,46が制御される。
【0021】それぞれより再生されたデータはプリアン
プ34,36を経てアドレスデコーダ38,40に供給
されてトラックアドレスがリードされ、両者が一致する
ように一対の光学ヘッド20RP,20Eがトラッキン
グ制御される。この制御で一対の光学ヘッド20RPと
20Eは同一トラック上に正対する。
【0022】同一トラック上に位置するように一対の光
学ヘッド20RP,20Eが制御された後は記録モード
に遷移する。記録モードの選択は同時に消去モードの選
択であるから、システムコントローラ32によってLD
ドライバ46は消去モードに制御され、高出力パワーで
データの消去が行なわれる。データ消去に伴って光磁気
ディスク12が丁度半周するとそのトラックのデータ消
去開始端が記録再生用光学ヘッド20RPと対峙するこ
とになる。このとき、データの記録が開始される。
【0023】そのため、端子50に供給された記録デー
タはインタフェース52を経てデータデコーダ54に供
給されて記録に適したデータ形態に変換された後、LD
ドライバ44を介して記録再生用光学ヘッド20RPに
供給されて、そのトラックにデータが記録される。
【0024】光学ヘッド20RPで再生されたデータは
プリアンプ34を経てデータデコーダ56に供給されて
データのデコード処理が行なわれ、その後この再生デー
タはインタフェース52を経て外部端子58側に出力さ
れる。
【0025】上述した実施例では記録媒体として光磁気
ディスクを例示したが、これは一例に過ぎない。レーザ
ダイオードLDrp,LDeの波長も一例であって、こ
の他の波長を組み合わせても使用できる。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る光記録再生
装置では、消去専用の光学ヘッドを設けると共に、この
光学ヘッドとして記録再生用波長よりも長波長で高出力
パワーの発光素子を使用するようにしたものである。
【0027】これによれば、記録再生用として短波長の
レーザダイオードを使用する関係で、高密度記録が可能
である。長波長のレーザダイオードは短波長のそれに比
べて一般に高出力パワーであるので、充分な消去パワー
でデータを消去できる。そのため、光磁気ディスクの外
周側に記録されたデータでもその回転数を落とすことな
く高速回転のままでデータを確実に消去できるから、転
送レートを阻害することもない。つまり、高転送レート
のままデータ消去を実現できる。
【0028】さらには、記録再生用のレーザダイオード
は小出力パワーで充分であるから、市場に出回っている
安価なレーザダイオードを使用できるし、消去用のレー
ザダイオードは高出力パワーであるが長波長であるため
これまた市場に出回っている安価なレーザダイオードを
使用できるため、コストアップを招来することなく、高
密度記録、高転送レートの光記録再生装置を実現できる
特徴を有する。したがってこの発明は記録媒体として光
磁気ディスクを使用した光記録再生装置などに適用して
極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光記録再生装置の概要を示す光
磁気ディスクと光学ヘッドとの関係を示す図である。
【図2】記録再生用と消去用のレーザビームスポット形
状を示す図である。
【図3】この発明に係る光記録再生装置の信号処理系を
示す系統図である。
【符号の説明】
10 光記録再生装置 12 光磁気ディスク 20RP 記録再生用光学ヘッド 20E 消去用光学ヘッド LDrp 記録再生用レーザダイオード LDe 消去用レーザダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの板面に対峙するように一対
    の光学ヘッドが磁気光ディスクの半径方向に対して移動
    自在に配され、 上記一方の光学ヘッドが記録再生用となされ、他方の光
    学ヘッドが消去用となされると共に、 消去用として使用される上記他方の光学ヘッドの光波長
    は上記一方の光学ヘッドの光波長よりも短波長のものが
    使用されたことを特徴とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記他方の光学ヘッドは一方の光学ヘッ
    ドより回転的に先行する位置に配されたことを特徴とす
    る請求項1記載の光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記一方の光学ヘッドの光波長が780
    nmであるとき、他方の光学ヘッドの光波長は680n
    mであることを特徴とする請求項1記載の光記録再生装
    置。
JP9628294A 1994-05-10 1994-05-10 光記録再生装置 Pending JPH07307043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9628294A JPH07307043A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 光記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9628294A JPH07307043A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 光記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07307043A true JPH07307043A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14160765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9628294A Pending JPH07307043A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 光記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07307043A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102934A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-11 Lg Electronics Inc. High density optical disc and method for reproducing and recording data thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102934A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-11 Lg Electronics Inc. High density optical disc and method for reproducing and recording data thereof
US7342871B2 (en) 2002-05-30 2008-03-11 Lg Electronics Inc. High density optical disc and method for reproducing and recording data thereof
US8159922B2 (en) 2002-05-30 2012-04-17 Lg Electronics Inc. High density optical disc and method for reproducing and recording data thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4788671A (en) Information recording and reproducing apparatus for effecting simultaneous recording and reproduction but at different rates
JPH05225570A (ja) 光ディスク記録装置およびその方法
JPH07307043A (ja) 光記録再生装置
JPH076492A (ja) データ記録再生装置
JPH05314479A (ja) 光ディスクドライブ装置
JP2003077146A (ja) ディスク記録装置とディスク記録方法
JP2937263B2 (ja) 光ディスク記録方法及び記録装置
JP2001052373A (ja) 光ディスク、ドライブ装置、及び記録再生方法
JP3723446B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JPS63181178A (ja) 光学記憶装置
JP3827193B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3022466B2 (ja) 光ディスク記録装置及び光ディスク記録再生装置
JP3749114B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3112535B2 (ja) 光ディスク原盤露光装置
JPH0528600Y2 (ja)
JPS6122453A (ja) 光情報記録再生装置
JPH05114243A (ja) 光デイスクのフオーマツト記録装置
JPH02183430A (ja) 光学ヘッド
JPS63222331A (ja) 光デイスク記録再生装置
JP2000030258A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPS6212935A (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH09320053A (ja) 光ディスク記録再生方法および装置ならびに光ディスク媒体および光ディスク原盤製造装置
JPH10198960A (ja) 情報記録再生方法及び情報記録再生装置
JPH05182284A (ja) 光学的情報再生装置
JPS632124A (ja) 情報記録媒体用光学ヘツド装置