JPH07305647A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH07305647A
JPH07305647A JP6119516A JP11951694A JPH07305647A JP H07305647 A JPH07305647 A JP H07305647A JP 6119516 A JP6119516 A JP 6119516A JP 11951694 A JP11951694 A JP 11951694A JP H07305647 A JPH07305647 A JP H07305647A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒コンバータが半活性化状態でも、下流側
酸素センサ出力に基づくフィードバック制御を実行して
排ガスエミッション特性の向上を図ることができる内燃
機関の空燃比制御装置を提供する。 【構成】 内燃機関の排気系に配置された触媒コンバー
タ14の上流側および下流側に酸素センサ16、17を
設け、これらの酸素センサ16、17の出力に基づいて
内燃機関に供給される混合気の空燃比をフィードバック
制御する際に、下流側の酸素センサ17を用いたフィー
ドバック制御により決定されるフィードバック制御定数
PL,PRのリッチリーン判定用加減算項DPL、DP
Rを触媒コンバータ14の触媒温度TCATに応じて設定
するので、触媒コンバータ14の触媒温度TCATが低く
まだ半活性化状態であってもそれに見合った空燃比フィ
ードバック制御を実行でき、排ガスエミッション特性を
向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の排気系に配置
された触媒コンバータの上流側および下流側に酸素セン
サを設け、これらの酸素センサの出力に基づいて内燃機
関に供給される混合気の空燃比を制御する内燃機関の空
燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気系に配置された触媒コン
バータ(三元触媒)の上流側および下流側に酸素センサ
を設け、これらの酸素センサの出力に基づいて内燃機関
に供給される混合気の空燃比をフィードバック制御する
ことにより排ガスエミッション特性の向上を図った内燃
機関の空燃比制御手法は従来より知られている。この空
燃比制御手法では、触媒コンバータの上流側に配置され
た上流側酸素センサの出力によって定まる空燃比補正係
数KO2または該空燃比補正係数と比較されるリッチリ
ーン判定基準値を触媒コンバータの下流側に配置された
下流側酸素センサの出力によって変更し、上流側酸素セ
ンサの劣化等を補正している。
【0003】上記下流側酸素センサの出力に基づく上記
フィードバック制御によれば、触媒コンバータの温度が
低いときは、触媒コンバータの最大酸素蓄積量能力が低
く安定しないため、下流側酸素センサの出力が安定せ
ず、空燃比補正係数のハンチング等を来たし易いため不
具合を解消するために、エンジン温度、触媒コンバータ
の温度等を検出し、この検出された温度が所定温度以下
のときには下流側酸素センサの出力に基づく上記フィー
ドバック制御を停止する手法が従来提案されている(例
えば、特開昭61−237858号公報および特開昭63−97848
号公報)。
【0004】また、触媒コンバータが劣化しているとき
も、触媒コンバータの酸素蓄積能力が低下するので、触
媒コンバータの劣化度合いを検出し、触媒コンバータが
劣化しているときには下流側酸素センサ出力に基づく上
記フィードバック制御を停止する手法も提案されている
(例えば、特開昭63−205441号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の提案手法では、触媒コンバータの温度が十分に上
昇して完全に活性状態になるまでは上記下流側酸素セン
サ出力に基づいたフィードバック制御の効果、即ち上流
側酸素センサの劣化等による排ガスエミッション特性悪
化防止等の効果を得ることが出来ない。これを、触媒温
度に対する触媒コンバータの最大酸素蓄積量を示す図1
5を参照して具体的に説明すると、上記従来手法では触
媒温度TCATが所定温度(例えば、400℃)以下では
触媒コンバータが活性化状態になっていないとして下流
側酸素センサの出力に基づくフィードバック制御を実行
していなかった。ところが、触媒温度TCATが所定温度
以下であっても触媒コンバータは半活性化された状態
(例えば、200〜400℃)にあるときには酸素蓄積
能力を有するにもかかわらず、下流側酸素センサの出力
に基づくフィードバック制御を行なっていないので、こ
の半活性化状態での排ガスエミッションの低減を図れな
かった。
【0006】また、触媒コンバータの触媒温度が低くて
十分に活性化されていないときに、活性化している状態
において設定されたフィードバック制御定数の更新速度
を用いると、触媒コンバータの半活性化状態における最
大酸素蓄積量は少ないので、フィードバック制御定数の
変化速度が大きくなる。この結果、空燃比補正係数KO
2の変化は速くなり、触媒コンバータ下流の空燃比が変
動して却って触媒コンバータ下流の排ガスエミッション
特性を悪化させてしまう。
【0007】そこで、本発明は触媒コンバータが半活性
化状態でも、下流側酸素センサの出力に基づくフィード
バック制御を実行可能にして排ガスエミッション特性を
向上することができる内燃機関の空燃比制御装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る内燃機関の空燃比制御装置
は、内燃機関の排気系に配置された触媒コンバータの上
流側に設けられた上流側酸素センサと、前記触媒コンバ
ータの下流側に設けられた下流側酸素センサと、該下流
側酸素センサの出力に基づいてフィードバック制御定数
を決定するフィードバック制御定数決定手段と、該決定
されたフィ−ドバック制御定数および前記上流側酸素セ
ンサの出力に基づいて空燃比制御量を決定し、該空燃比
制御量を用いて内燃機関に供給される混合気の空燃比を
フィードバック制御するフィードバック制御手段とを備
えた内燃機関の空燃比制御装置において、前記フィード
バック制御定数の更新速度を前記触媒コンバータの触媒
温度に応じて設定する更新速度設定手段を有する。
【0009】請求項2に係る内燃機関の空燃比制御装置
は前記触媒コンバータの触媒温度を前記内燃機関の運転
状態から推定する触媒温度推定手段を有する。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に係る内燃機関の空燃比制御
装置では、内燃機関の排気系に配置された触媒コンバー
タの下流側に設けられた下流側酸素センサの出力に基づ
いてフィードバック制御定数決定手段によりフィードバ
ック制御定数を決定し、フィードバック制御手段によ
り、該決定されたフィ−ドバック制御定数および触媒コ
ンバータの上流側に設けられた上流側酸素センサの出力
に基づいて、内燃機関に供給される混合気の空燃比をフ
ィードバック制御する。このフィードバック制御の際
に、更新速度設定手段により前記フィードバック制御定
数の更新速度を前記触媒コンバータの触媒温度に応じて
設定する。
【0011】請求項2に係る内燃機関の空燃比制御装置
は触媒温度推定手段により前記触媒コンバータの触媒温
度を前記内燃機関の運転状態から推定する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係る内燃機関
(以下「エンジン」という)及びその空燃比制御装置の
全体の構成図であり、エンジン1の吸気管2の途中には
スロットル弁3が配されている。スロットル弁3にはス
ロットル弁開度(θTH)センサ4が連結されており、
当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して
電子コントロールユニット(以下「ECU」という)5
に供給する。
【0014】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0015】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
【0016】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位
置でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
【0017】三元触媒(触媒コンバータ)14はエンジ
ン1の排気管13に配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管13の
三元触媒14の上流側及び下流側には、それぞれ空燃比
センサとしての酸素濃度センサ16,17(以下それぞ
れ「上流側O2センサ16」,「下流側O2センサ1
7」という)が装着されており、これらのO2センサ1
6,17は排気ガス中の酸素濃度を検出し、その検出値
に応じた電気信号を出力しECU5に供給する。
【0018】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。また、ECU5には車速センサ(VH)32が接続
されている。
【0019】CPU5bは上述の各種エンジンパラメー
タ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィ
ードバック制御運転領域やオープンループ制御運転領域
等の種々のエンジン運転状態を判別するとともに、エン
ジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC
信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃料噴射時間To
utを演算する。
【0020】
【数1】Tout=Ti×KO2×KLS×K1+K2 ここに、Tiは基本燃料量、具体的にはエンジン回転数
NEと吸気管内絶対圧PBAとに応じて決定される基本
燃料噴射時間であり、このTi値を決定するためのTi
マップが記憶手段5cに記憶されている。
【0021】KO2は、O2センサ16,17の出力に
基づいて算出される空燃比制御量であり、空燃比フィー
ドバック制御中は上流側O2センサ16によって検出さ
れた空燃比(酸素濃度)が目標空燃比に一致するように
設定され、オープンループ制御中はエンジン運転状態に
応じた所定値に設定される。
【0022】KLSは、エンジンが所定減速運転状態に
あるとき値1.0未満の所定値に設定され、所定減速運
転以外の状態にあるとき値1.0に設定されるリーン化
係数である。
【0023】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメー
タ信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数で
あり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加
速特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定さ
れる。
【0024】CPU5bは上述のようにして算出した結
果に基づいて、燃料噴射弁6を駆動する信号を、出力回
路5dを介して出力する。
【0025】[空燃比制御量KO2の算出]図2は空燃
比制御量KO2を算出するプログラムのフローチャート
であり、本プログラムは一定時間(例えば5msec)
毎に実行される。
【0026】ステップS1〜S7では、上流側O2セン
サ16の出力に基づくフィードバック制御が実行可能で
あるとき成立する第1のフィードバック制御条件が満た
されるか否かの判定を行う。即ち、エンジン水温TWが
第1の所定水温TWO2(例えば25℃)より高いか否
か(ステップS1)、エンジンが所定の高負荷運転状態
にあるとき値1に設定されるフラグFWOTが値0であ
るか否か(ステップS2)、上流側O2センサ16が活
性状態にあるか否か(ステップS3)、エンジン回転数
NEが高回転側の所定回転数NHOPより高いか否か
(ステップS4)、エンジン回転数NEが低回転側の所
定回転数NLOP以下か否か(ステップS5)、フュエ
ルカット中か否か(ステップS6)及びリーン化係数K
LSが値1.0であるか否かを判別する(ステップS
7)。その結果、エンジン水温TWが所定水温TWO2
より高く、FWOT=0であって所定高負荷運転状態で
なく、上流側O2センサ16が活性状態にあり、エンジ
ン回転数NEがNLOP<NE≦NHOPの範囲内にあ
り、フュエルカット中でなく且つKLS=1.0であっ
て所定減速運転状態でないときには、第1のフィードバ
ック制御条件成立と判定してステップS8に進み、上流
側O2センサ16の出力に基づいて空燃比制御量KO2
の算出を行う。
【0027】また、TW>TWO2且つFWOT=0で
あって上流側O2センサ16が不活性状態のときには、
ステップS10に進み、ステップS8のフィードバック
制御実行中に算出されるKO2の学習値KREFを空燃
比制御量KO2とする。
【0028】上記以外のときには、ステップS9に進
み、空燃比制御量KO2を値1.0とする。
【0029】[上流側O2センサによる空燃比フィード
バック制御]図3,4は、図2のステップS8で実行さ
れるプログラムのフローチャートであり、上流側O2セ
ンサ16の出力電圧FVO2に応じて空燃比制御量KO
2の算出を行うものである。
【0030】ステップS21では、第1及び第2のリー
ンリッチフラグFAF1及びFAF2の初期化を行う。
第1のリーンリッチフラグFAF1は、図6(a),
(b)に示すように上流側O2センサ出力電圧FVO2
が基準電圧FVREF(例えば0.45V)より高いリ
ッチ状態のとき値1に設定されるフラグであり、第2の
リーンリッチフラグFAF2は、図6(d)に示すよう
に第1のリーンリッチフラグFAF1が反転した(0→
1又は1→0に変化した)時点から一定時間遅延してフ
ラグFAF1と同一値に設定されるフラグである。
【0031】これらのフラグFAF1,FAF2の初期
化は具体的には図5に示すプログラムにより実行され
る。先ず、フィードバック制御開始直後か否か、即ち、
前回までオープンループ制御を実行し、今回からフィー
ドバック制御を開始するのか否かを判別し(ステップS
51)、開始時でなければ、初期化する必要がないの
で、直ちに本プログラムを終了する。
【0032】開始時のときには、上流側O2センサ出力
電圧FVO2が基準電圧FVREFより低いか否かを判
別する(ステップS52)。FVO2<FVREFが成
立するときには第1及び第2のリーンリッチフラグFA
F1,FAF2を値0に設定する一方(ステップS5
3)、FVO2≧FVREFが成立するときにはいずれ
も値1に設定する(ステップS54)。
【0033】図3に戻り、ステップS22ではKO2値
の初期化を行う。即ち、オープンループ制御からフィー
ドバック制御へ移行した直後、あるいはフィードバック
制御中にスロットル弁が急激に開弁されたときには、後
述するステップS47で算出される学習値KREFをK
O2値の初期値として設定する。上記以外のときには、
何も行わない。
【0034】続くステップS23では、今回KO2値が
初期化されたか否かを判別し、初期化されたときには直
ちにステップS39に進む一方、初期化されなかったと
きには、ステップS24に進む。
【0035】フィードバック制御開始時は、ステップS
23の答が肯定(YES)となるので、ステップS39
〜S45においてリーンリッチフラグFAF1,FAF
2の値に応じてP項発生ディレーカウンタCDLY1の
初期値設定及びKO2値の積分制御(I項制御)を行
う。カウンタCDLY1は、図6(b)(c)(d)に
示すように、第1のリーンリッチフラグFAF1の反転
時点から第2のリーンリッチフラグFAF2を反転させ
るまでの遅延時間、即ちO2センサ出力FVO2の反転
時点から比例制御(P項制御)を実行するまでの時間を
計測するものである。
【0036】ステップS39では第2のリーンリッチフ
ラグFAF2が値0か否かを判別し、FAF2=0のと
きにはステップ40(図4)に進み、第1のリーンリッ
チフラグFAF1が値0か否かを判別する一方、FAF
2=1のときにはステップS43(図4)に進み、第1
のリーンリッチフラグFAF1が値1か否かを判別す
る。フィードバック制御開始時は、FVO2<FVRE
FであればFAF1=FAF2=0であるので(図5参
照)、ステップS39,S40を経てステップS41に
至り、カウンタCDLY1に負の所定値TDR1(例え
ば120ミリ秒相当の値)が設定される。またFVO2
≧FVREFであれば、FAF1=FAF2=1である
ので、ステップS39,S43を経てステップS44に
至り、カウンタCDLY1に正の所定値TDL1(例え
ば40ミリ秒相当の値)が設定される。フラグFAF1
及びFAF2がともに値0又はともに値1以外のとき
は、カウンタCDLY1の初期値設定は行わず、FAF
2=0であればKO2値に所定値Iを加算する一方(ス
テップS42)、FAF2=1であればKO2値から所
定値Iを減算し(ステップS45)、ステップS46に
進む。
【0037】図3のステップS23の答が否定(N
O)、即ちKO2値が今回初期化されなかったときは、
ステップS24に進み、上流側O2センサ出力電圧FV
O2が基準電圧FVREFより低いか否かを判別する。
その結果、FVO2<FVREFが成立するときには、
ステップS25に進み、第1のリーンリッチフラグFA
F1を値0に設定するとともに、P項発生ディレーカウ
ンタCDLY1を値1だけデクリメントする(図6
(c),T4,T10参照)。次いで、カウンタCDL
Y1のカウント値が負の所定値TDR1より小さいか否
かを判別し(ステップS26)、CDLY1<TDR1
が成立するときにはCDLY1=TDR1とする一方
(ステップS27)、CDLY≧TDR1が成立すると
きには直ちにステップS31に進む。
【0038】ステップS24の答が否定(NO)、即ち
FVO2≧FVREFが成立するときには、第1のリー
ンリッチフラグFAF1を値1に設定するとともに、カ
ウンタCDLY1を値1だけインクリメントする(図6
(c),T2,T6,T8参照)。次いでカウンタCD
LY1のカウント値が正の所定値TDL1より大きいか
否かを判別し(ステップS29)、CDLY1>TDL
1が成立するときにはCDLY1=TDL1とする一方
(ステップS30)、CDLY1≦TDL1が成立する
ときには直ちにステップS31に進む。
【0039】ここで、ステップS26,S27,S2
9,S30はカウンタCDLY1のカウント値が負の所
定値TDR1より小、あるいは正の所定値TDL1より
大とならないようにするために設けられている。
【0040】ステップS31では、カウンタCDLY1
のカウント値の符号(正負)が反転したか否かを判別
し、反転しないときには前記ステップS39〜S45の
I項制御を実行する一方、反転しているときにはステッ
プS32〜S38のP項制御を実行する。
【0041】ステップS32では、第1のリーンリッチ
フラグFAF1が値0であるか否かを判別し、FAF1
=0のときには、図4のステップS33に進み、第2の
リーンリッチフラグFAF2を値0とするとともに、カ
ウンタCDLY1のカウント値を負の所定値TDR1と
し(ステップS34)、さらに空燃比制御量KO2を次
式(2)により算出する(ステップS35)(図6、時
刻t4,t10参照)。
【0042】
【数2】KO2=KO2+PR×KP ここでPRはリッチ補正用比例項(P項)(フィードバ
ック制御定数)、KPはP項増減係数である。PR値は
後述する図8のPR、PL算出処理ルーチンを示すプロ
グラムによって算出され、KP値はエンジン回転数NE
及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されたマップか
ら読み出される。
【0043】ステップS32の答が否定(NO)、即ち
FAF1=1であるときには、第2のリーンリッチフラ
グFAF2を値1とするとともにカウンタCDLY1の
カウント値を正の所定値TDL1とし(ステップS3
6,S37)、さらに空燃比制御量KO2を次式(3)
により算出する(ステップS38)(図6、時刻t2,
t8参照)。
【0044】
【数3】KO2=KO2−PL×KP ここでPLはリーン補正用比例項(P項)(フィードバ
ック制御定数)であり、PL値はPR値と同様に図8の
プログラムによって算出される。
【0045】続くステップS46ではKO2値のリミッ
トチェックを行い、次いでKO2値の学習値KREFの
算出(ステップS47)及びKREF値のリミットチェ
ック(ステップS48)を行って本プログラムを終了す
る。
【0046】図3,4のプログラムによれば、図6に示
すように、上流側O2センサ出力電圧FVO2の反転時
点(時刻t1,t3,t7,t9)から所定時間(T
2,T4,T8,T10)遅延して、P項制御が実行さ
れ(時刻t2,t4,t8,t10)、第2のリーンリ
ッチフラグFAF2=0の期間中はKO2値の増加方向
のI項制御が実行され(T1,T2,T5〜T8)、F
AF2=1の期間中はKO2値の減少方向のI項制御が
実行される(T3,T4,T9,T10)。なお、時刻
t5〜t7間でセンサ出力FVO2が短い周期で変動し
ているが、負の所定値TDR1に対応するP項制御の遅
延時間より変動周期が短いため、第2のリーンリッチフ
ラグFAF2が反転せず、P項制御は実行されない。
【0047】[下流側O2センサによる空燃比フィード
バック制御]図7は下流側O2センサ17による空燃比
フィードバック制御を示すメインルーチンのフローチャ
ートである。ここでは、上流側O2センサ16の制御量
のずれを下流側O2センサ17の出力RVO2に応じて
補正するものである。
【0048】まず、ステップS501では、下流側O2
センサ17による空燃比フィードバック制御(以下、S
ecO2F/Bという)の実行判定処理を行う。この実
行判定処理は、SecO2F/Bの実行を禁止するか、
あるいは一時停止するかを判定する処理であり、Sec
O2F/Bの実行の禁止条件としては、下流側O2セン
サ17の断線/短絡が検出されているとき、上流側O2
センサ16による空燃比フィードバック制御が成立して
いないとき、あるいはエンジン運転領域がアイドル時で
あるとき等である。さらに、SecO2F/Bの実行の
停止条件は、下流側O2センサ17が不活性状態(半活
性状態を除く)であるとき、エンジンが過渡状態である
とき、禁止後所定時間経過してないとき、あるいは停止
後所定時間経過していないときなどである。
【0049】次に、ステップS502において、Sec
O2F/Bが禁止中であるか否かを判別し、禁止中の場
合は、ステップS503へ進み、下流側O2センサオー
プンモードに設定して(ステップS503)、PL項及
びPR項を共にP項の初期値PINIで初期化した後
(ステップS504)、本ルーチンを終了する。
【0050】また、前記ステップS502でSecO2
F/Bが禁止中でないと判別された場合は、ステップS
505でSecO2F/Bが停止中か否かを判別する。
停止中である場合は、REF設定モードにして(ステッ
プS506)、PL項及びPR項を、後述するPREF
算出処理で算出される学習値PLREF,PRREFに
それぞれ設定する(ステップS507)。
【0051】前記ステップS505でSecO2F/B
の停止中でないと判別された場合は、SecO2F/B
モードに設定して(ステップS508)、後述するサブ
ルーチンによりPL項及びPR項を算出する(ステップ
S509)。さらに、PREF算出処理を実行して本ル
ーチンを終了する(ステップS510)。
【0052】次に、図8は、図7の前記ステップS50
9において実行されるフィードバック制御定数PL項,
PR項の算出処理を示すフローチャートである。ここで
は、フィードバック制御定数として下流側O2センサ1
7の出力RVO2に応じて図3、図4における上流側フ
ィードバック制御でのスキップ量PL項,PR項を算出
する。
【0053】フィードバック制御定数は比例項であるス
キップ量PL項、PR項に限らず、積分項であるI項、
O2センサに基づく反転遅延時間を計測するディレイカ
ウンタのカウント値と比較される所定値(TDR1,T
DL1)、あるいは上流側O2センサの基準電圧(FV
REF)であってもよい。
【0054】PR値及びPL値は、基本的には下流側O
2センサ17の出力電圧RVO2に基づいて算出する
(下流側O2センサによるフィードバック制御)が、こ
の第2のフィードバック制御が実行可能でないとき(例
えば、エンジンのアイドル時、下流側O2センサ17の
不活性時(半活性時を除く)等)には、所定値又はフィ
ードバック制御中に算出される学習値が使用される。
【0055】先ず、ステップS600でフィードバック
制御定数の更新速度であるリーン判定時用及びリッチ判
定時用加減算項DPR,DPLをDPR/DPLテーブ
ルを検索して読み出す。ここで、リーン判定時及びリッ
チ判定時用加減算項DPR,DPLは触媒コンバータ1
4の触媒温度TCATに応じて設定される。図9は触媒温
度TCATに応じた加減算項DPL、DPRの値を示すD
PL/DPRテーブルを示すグラフである。触媒温度T
CATが低いとき、すなわち触媒コンバータ14が半活性
化状態にあるとき、加減算項DPL,DPRは小さな値
に設定されている。また、触媒温度TCATは後述する触
媒温度TCAT推定ルーチンによって推定される。次い
で、ステップS601では下流側O2センサ出力電圧R
VO2が基準値RVREF(例えば0.45V)より低
いか否かを判別し、RVO2<RVREFが成立すると
きには、PR値にリーン判定時用加減算項DPLを加算
する(ステップS602)。
【0056】ステップS602で加算されたPR値が上
限値PRMAXより大きくなったときには、PR値を上
限値PRMAXとする(ステップS603,S60
4)。
【0057】続いて、リーン判定時用加減算項DPLを
PL値から減算し(ステップS605)、PL値が下限
値より小さくなったときには、PL値を下限値PLMI
Nとする(ステップS606,S607)。
【0058】一方、前記ステップS601の答が否定
(NO)、即ちRVO2≧RVREFが成立するときに
は、PR値からリッチ判定時用加減算項DPRを減算す
る(ステップS608)。ステップS608で減算され
たPR値が下限値PRMINより小さくなったときに
は、PR値を下限値PRMINとする(ステップS60
9,S700)。
【0059】続いて、リッチ判定用加減算項DPRをP
L値に加算し(ステップS701)、PL値が上限値P
LMAXより大きくなったときには、PL値を上限値P
LMAXとする(ステップS702,S703)。
【0060】図8のプログラムによれば、RVO2<R
VREFが成立する期間中は、上下限値の範囲内でPR
値は増加し、PL値は減少する一方、RVO2≧RVR
EFが成立する期間中(T1,T3)は、PR値は減少
し、PR値は増加する。
【0061】上述のように、リーン判定時用及びリッチ
判定時用加減算項DPL,DPRを触媒コンバータ温度
TCATが低い程小さい値に設定したので、半活性状態
にある触媒コンバータ14の最大酸素蓄積量が少ないと
きでも空燃比補正係数KO2の変化速度が速くなること
がなく、よって触媒コンバータ14が完全活性状態に至
るのを待たずに半活性状態17になったときに下流側O
2センサによる空燃比フィードバック制御を開始するこ
とができる。
【0062】[触媒温度TCATの推定]図10は触媒温
度TCATの推定ルーチンを示すフローチャートである。
本ルーチンでは、まず始動時であるかどうかを判別し
(ステップS210)、始動時であればTAセンサ9に
より検出された吸気温TAを触媒温度TCATの初期値と
して設定して(ステップS220)本ルーチンを終了す
る。始動時でないときは目標の推定触媒温度TCATOBJと
触媒温度TCATとの差△TCATを演算し(ステップS21
5)、その差ΔTCATが値「0」より大きいかどうかを
判別する(ステップS230)。図11は積分値TOU
TSUMに対する係数α1、α2の値を示すグラフであ
る。始動後の触媒温度TCATは上昇していくのが通常で
あるので、△TCATが正、すなわち触媒温度TCATが目標
の推定触媒温度TCATOBJより小さくなったときには図1
1に示すTOUTSUM/α1テーブルを検索して積算
値TOUTSUMに基づく触媒温度を上げるための係数
α1を検索する(ステップS240)。一方、△TCAT
が負、すなわち触媒温度TCATが目標の推定触媒温度TC
ATOBJより大きいときにはTOUTSUM/α2テーブ
ルを検索して積算値TOUTSUMに基づく触媒温度を
下げるための係数α2を検索する(ステップS25
0)。ここで、TOUTSUMは単位時間当たりの燃料
噴射時間TOUTの積算値であり、積算値TOUTSU
Mが大きいほど燃焼エネルギーが大きくなるので触媒温
度TCATも上がることになる。従って、係数α1、α2
は噴射量の単位時間当たりの平均値から求められる目標
触媒温度TCATOBJの遅れ時定数を示し、係数α1は積算
値TOUTSUMの増加に伴い減少する値をとり、係数
α2は積算値TOUTSUMの増加に伴い増加する値を
とる。
【0063】つづいて、係数α1、α2の補正係数Kα
を車速Vおよび吸気温TAに基づいて決定する(ステッ
プS255)。図13は車速Vおよび吸気温TAに応じ
て補正係数Kαの値を決定するためのテーブルを示すグ
ラフである。補正係数Kαは吸気温TAが高い程大きな
値に、車速Vが低い程大きな値に設定される。ステップ
S255で補正係数Kαがテーブル検索されると、数式
4にしたがって係数αが演算される。
【0064】
【数4】α = α1 × Kα α = α2 × Kα つぎに、目標の推定触媒温度TCATOBJの基本値TCATOBJ
0を吸気管内絶対圧力PBAおよびエンジン回転数NE
により図示しないマップを用いて決定する(ステップS
260)。更に、空燃比依存補正係数KA/FをKA/
Fテーブルを検索して空燃比A/Fによって求める(ス
テップS265)。この補正係数KA/Fは混合気の燃
料が濃いほど即ち排気系の空燃比が小さいほど触媒が冷
却され易いので、かかる燃料による冷却効果を補償する
ための係数で混合気の空燃比(排気系の空燃比に対応す
る)に応じて決定される。図14は空燃比A/Fに応じ
て補正係数KA/Fを決定するためのKA/Fテーブル
を示すグラフである。図14のテーブルによれば、補正
係数KA/Fは空燃比A/Fがリッチなる程より小さい
値に設定される。つぎに、補正係数KTATCATをKTATCAT
テーブルを検索して吸気温TA及び車速Vによって決定
する(ステップS270)。図12は吸気温TAおよび
車速Vに応じて補正係数KTATCATを決定するためのテー
ブルを示すグラフである。図12のKTATCATテーブルに
よれば、吸気温TAが低いと外気により触媒コンバータ
14が冷やされるので補正係数KTATCATの値もより小さ
く設定される。また、車速Vが高い程走行風量が増加し
て触媒コンバータからの熱放出量が大きくなるため、外
気による触媒コンバータ14の冷却度合は車速Vによっ
て違いを生ずるので、車速Vに応じて補正係数KTATCAT
の値を変更する。
【0065】つぎに、数式5に従って基本値TCATOBJ0
に検索した補正係数KA/FおよびKTATCATを乗算して
外気によって冷却される触媒コンバータ14の温度補正
を行ない、目標推定触媒温度TCATOBJを設定する(ステ
ップS280)。
【0066】
【数5】TCATOBJ = KTATCAT × KA/F ×
TCATOBJ0 この目標推定触媒温度TCATOBJを用いて、触媒温度TCA
T(n)を数式6により算出する(ステップS29
0)。
【0067】
【数6】TCAT(n) = α × TCAT(n−1)
+ (1−α)×TCATOBJ TCAT(n−1)は前回本ルーチンを実行したときに算
出された値である。触媒温度TCATが算出されると本ル
ーチンを終了する。
【0068】このように、混合気中の燃料濃度および外
気温度と車速に基づく冷却効果を加味することで触媒温
度TCATの正確な推定を行える。尚、このように触媒温
度TCATをエンジン運転状態から推定することに代え
て、触媒コンバータに設けた触媒温度センサにより直接
触媒温度を検出してもよいことは勿論であるが、本実施
例では触媒温度センサを省略できるのでコストの低下を
図れると云う利点がある。
【0069】本実施例では、触媒温度TCATの追従速度
(α1、α2)をエンジン負荷から求められる燃料噴射
量の積算値(TOUTSUM)から求めたが、エンジン
負荷である吸気管内圧等から直接求めてもよい。
【0070】以上示したように、本実施例の内燃機関の
空燃比制御装置によれば、触媒温度TCATが低くて触媒
コンバータ14が半活性化状態であっても、下流側O2
センサ16に基づくフィードバック制御の制御定数P
L,PRに対するリッチリーン判定時用の加減算項DP
L、DPRを触媒コンバータ14の触媒温度TCATに応
じて設定しているので、触媒コンバータ14が完全に活
性化状態に至ならなくても下流側O2センサ16に基づ
くフィードバック制御を実行でき、排ガスエミッション
特性の向上を図ることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る内燃機関の空燃
比制御装置によれば、内燃機関の排気系に配置された触
媒コンバータの下流側に設けられた下流側酸素センサの
出力に基づいてフィードバック制御定数決定手段により
フィードバック制御定数を決定し、フィードバック制御
手段により、該決定されたフィ−ドバック制御定数およ
び触媒コンバータの上流側に設けられた上流側酸素セン
サの出力に基づいて、内燃機関に供給される混合気の空
燃比をフィードバック制御する。このフィードバック制
御の際に、更新速度設定手段により前記フィードバック
制御定数の更新速度を前記触媒コンバータの触媒温度に
応じて設定するので、触媒コンバータが半活性化状態で
あっても下流側の酸素センサの出力に基づくフィードバ
ック制御を実行して排気ガスエミッション特性を向上す
ることができる。
【0072】また、請求項2に係る内燃機関の空燃比制
御装置によれば、触媒コンバータの触媒温度を前記内燃
機関の運転状態から推定するので、触媒コンバータの温
度を検出する温度センサを不要にでき、低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内燃機関及びその空燃
比制御装置の全体を示す構成図である。
【図2】空燃比制御量KO2を算出するプログラムのフ
ローチャートである。
【図3】図2のステップS8で実行されるプログラムの
フローチャートである。
【図4】図3に続く、プログラムのフローチャートであ
る。
【図5】フラグFAF1,FAF2の初期化ルーチンを
示すフローチャートである。
【図6】上流側O2センサ出力電圧FVO2に応じた各
変数の変化を示すタイミングチャートである。
【図7】下流側O2センサ17による空燃比フィードバ
ック制御を示すメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図8】PR、PL算出処理ルーチンを示すプログラム
のフローチャートである。
【図9】触媒温度TCATに応じた加減算項DPL、DP
Rの値を示すDPL/DPRテーブルのグラフである。
【図10】触媒温度TCATの推定ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図11】積分値TOUTSUMに対する係数α1、α
2の値を示すグラフである。
【図12】吸気温TAおよび車速Vに応じて補正係数K
TATCATを決定するためのテーブルを示すグラフである。
【図13】車速Vおよび吸気温TAに応じて補正係数K
αの値を決定するためのテーブルを示すグラフである。
【図14】空燃比A/Fに応じて補正係数KA/Fを決
定するためのKA/Fテーブルを示すグラフである。
【図15】触媒温度に応じた触媒コンバータの最大酸素
蓄積量を示すグラフである。
【符号の説明】
5 … ECU 14 … 触媒コンバータ 16 … 上流側酸素センサ 17 … 下流側酸素センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に配置された触媒コン
    バータの上流側に設けられた上流側酸素センサと、 前記触媒コンバータの下流側に設けられた下流側酸素セ
    ンサと、 該下流側酸素センサの出力に基づいてフィードバック制
    御定数を決定するフィードバック制御定数決定手段と、 該決定されたフィ−ドバック制御定数および前記上流側
    酸素センサの出力に基づいて空燃比制御量を決定し、該
    空燃比制御量を用いて内燃機関に供給される混合気の空
    燃比をフィードバック制御するフィードバック制御手段
    とを備えた内燃機関の空燃比制御装置において、 前記フィードバック制御定数の更新速度を前記触媒コン
    バータの触媒温度に応じて設定する更新速度設定手段を
    有することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記触媒コンバータの触媒温度を前記内
    燃機関の運転状態から推定する触媒温度推定手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の空燃比制
    御装置。
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