JPH07305345A - 遮水膜の建込装置およびそれを用いた建込方法 - Google Patents
遮水膜の建込装置およびそれを用いた建込方法Info
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- JPH07305345A JPH07305345A JP12407493A JP12407493A JPH07305345A JP H07305345 A JPH07305345 A JP H07305345A JP 12407493 A JP12407493 A JP 12407493A JP 12407493 A JP12407493 A JP 12407493A JP H07305345 A JPH07305345 A JP H07305345A
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Abstract
にラップ部を持たせながら地盤中に設置する。 【構成】建込フレーム20は、遮水膜添設フレーム21
の両側部分に、展開用シリンダー24、24…によって
側方に移動自在とされる展開フレーム22を備える。建
込む単位遮水膜Mを、その両側縁部分を遮水膜添設フレ
ーム21の他面側に折り返した状態で添設し、掘削なら
びに遮水膜建込装置と共に前記遮水膜Mの挿入設置を行
い、次いで前記展開フレーム22を側方に移動させるこ
とにより添設された遮水膜Mの折り返し部分を全長に渡
って側方に展開させた後、建込フレーム20を引上げ撤
去する。
Description
等における浸透水、地下水の移動を遮断するための止水
壁の構築に係り、遮水膜を展開状態できっちりと建て込
むための建込装置およびそれを用いた建込方法に関す
る。
動を阻止するための工法としては、鋼矢板工法、柱列式
連続壁工法、地下連続壁工法、薬液注入工法、バーチカ
ルスクリーン工法、連続シート工法等がある。
短がある。柱列式連続壁工法、地下連続壁工法は、地中
にセメント系材料からなる剛体を構築するものである
が、地震その他の外力により、剛体に亀裂を生じたり、
破壊されたりした場合には、止水壁としての機能を失う
ことになる。また、鋼矢板工法等の鋼材を用いる場合に
は、所定の剛度を有するため掘削溝内への建込みは容易
であるが、長期的に使用する場合には腐食に対する問題
がある。
れたのが、前記バーチカルスクリーン工法、または連続
シート工法である。これらの工法は、異なる点も多い
が、地盤中に不透水性の遮水膜を設置する点において共
通している。
一枚単位毎に遮水膜を掘削溝中に建込んで連続させた
後、泥水を固化またはその表裏面側に硬化材等を充填す
るものであるが、前記遮水膜は可撓性のシート部材であ
るため、それ自体を単独では建て込むことができない。
したがって、たとえば形状保持具を用い、または建込フ
レームなどに添設した状態で掘削溝内に建込んだ後、前
記建込フレームのみを引上げ撤去している。
一旦掘削機を用いて溝掘削を終えた後に、前記建込フレ
ームを建込む場合と、たとえばチェーンカッター方式の
削溝機を使用して、前記建込フレームを削溝と同時に建
て込む場合とがある。
えば図10および図11に示されるように、クローラー
などの移動車両1にガイドポスト2が立設され、このガ
イドポスト2に沿ってスライダー3を介して板状の縦長
家形の支持体4が移動自在に設けられているとともに、
図11に示されるように、この支持体4の下部コーナー
部に角部スプロッケット5A、5B、6A、6Bが、頂
部に駆動スプロケット7A、7Bが、上部の角部に案内
用スプロケット8A、8B、9A、9Bが軸支され、こ
れらのA系統の各スプロケットに無端チェーン10A
が、B系統の各スプロケットに無端チェーン10Bがそ
れぞれ巻き掛けられ、さらにこれらの平行に配設された
一対の無端チェーン10A、10B間を繋いで、掘削刃
11を有する連結材12が設けられたもので、前記遮水
膜を添設した建込フレームPが支持体4に固定されたチ
ャック用シリンダー14、14のチャック14a、14
aにより把持される。
る押圧力を、スライダー3を下降駆動させて強制的にま
たは掘削装置の自重により与えながら無端チェーン10
A、10Bを移動させ、かつ切削ローター16A、16
B、17A、17Bを回転させながら、前記支持体4の
挿入とともに建込フレームが地盤中に挿入される。
ようなチェーンカッター式削溝機を用いて、各遮水膜を
建込む場合、既設遮水膜の一部にラップさせ、または接
近させながら建込用面材を建て込むと、既設遮水膜を押
し込んだり、引き上げたりしてしまい、せっかく所定の
展開状態で設置した遮水膜を台無しにしてしまう場合が
ある。
対して離間して、少なくともラップさせない状態で建て
込まざるを得ないが、そうすると、隣接する遮水膜との
間に隙間が生じ、充分な止水性を確保できないなどの問
題が生じてくる。
の共上がりが生じることがあり、また、かかる共上がり
は地上側では確認できないことから遮水膜がきっちりと
所定の状態で設置された否かの判断も困難であるなどの
問題も生じている。
断するための止水壁の構築に係り、遮水膜を掘削溝中に
建込んで設置する際の作業を容易にするとともに、建込
んだ遮水膜を共上がりさせることなく、きっちりと所定
の展開状態でかつ相互にラップ部分を持たせながら設置
するための装置等を提供するものである。
遮水膜を添設し同時的に建込むための遮水膜建込装置で
あって、板状面材またはフレーム状面材からなる遮水膜
添設用面材の両側部分に、側方に移動自在とされ前記遮
水膜添設用面材の両側縁部で他面側に折り返して添設さ
れた遮水膜をその全長に渡って展開させるための展開フ
レームが設けられたことで解決できる。
込む場合には、建込む単位遮水膜の両側縁部分を板状面
材またはフレーム状面材の他面側に折り返した状態で添
設し、掘削ならびに遮水膜建込装置と共に前記遮水膜の
挿入設置を行い、次いで前記展開フレームを側方に移動
させることにより添設された遮水膜の折り返し部分を全
長に渡って側方に展開させた後、前記遮水膜建込装置を
引上げ撤去する。
対して、単位遮水膜の先端部に直接、または一体的に固
設された先端取付部材に形成された通孔に対して挿通状
態で係止するための係止用突起を先端面に有する遮水膜
押え板と、この遮水膜押え板の背面に対して実質的に直
交して固設されかつ前記遮水膜建込装置の長さ寸法以上
の長さを有する押え棒とから構成され、前記遮水膜建込
装置に対して前記押え棒を案内部材として相互に移動自
在かつ分離可能に組み合わされた共上がり防止具を備え
るものである。
込む場合には、建込む単位遮水膜の両側縁部分を板状面
材またはフレーム状面材の他面側に折り返した状態で添
設するとともに、この単位遮水膜の先端部に直接、また
は一体的に固設された先端取付部材に形成された通孔に
対して前記遮水膜押え板の係止用突起を貫通させた状態
で取付け、掘削ならびに遮水膜建込装置と共に遮水膜の
挿入設置を行い、次いで前記展開フレームを側方に移動
させることにより添設された遮水膜の折り返し部分を全
長に渡って側方に展開させた後、前記共上がり防止具に
より遮水膜下端を押え付けながら前記遮水膜添設用面材
のみを上方に引上げて撤去し、続いて共上がり防止具を
引上げ撤去する。この場合、前記単位遮水膜の先端取付
部材は、錨状の先端シューであることが望ましい。
単位遮水膜の両側縁部分を板状面材またはフレーム状面
材の他面側に折り返した状態で添設し、その状態で地盤
挿入を行った後に、前記展開フレームを側方に移動させ
ることにより添設された遮水膜の折り返し部分を全長に
渡って側方に展開させることができる。また、全長に渡
って展開させた後に、建込装置の引上げ撤去を行うた
め、摩擦や引っ掛かりがなく、遮水膜を共上がりさせる
ことなく、建込装置を引上げ撤去することができる。
は、さらに単位遮水膜の先端部に直接、または一体的に
固設された先端取付部材に形成された通孔に対して前記
遮水膜押え板の係止用突起を貫通させた状態で地盤挿入
を行い、その後前記展開フレームを側方に移動させるこ
とにより添設された遮水膜の折り返し部分を全長に渡っ
て側方に展開させた後、前記共上がり防止具により遮水
膜下端を押え付けながら前記遮水膜添設用面材のみを上
方に引上げて撤去し、続いて共上がり防止具を引上げ撤
去する。従って、共上がりの主な原因となっている前記
添設用面材の引上げ時における摩擦を切り、共上がりを
完全に無くすことができる。
方向に連続する細長い袋体を形成しておき、建込み後
に、この袋体内に固化材料を充填することにより、遮水
膜のラップ部分における止水性が向上する。
先ず最初に、本発明に係る遮水膜建込装置(以下、単に
建込フレームという)を建て込むためのチェーンカッタ
ー式削溝機について図10〜図18により詳説する。ク
ローラーなどの移動車両1にガイドポスト2が立設され
ている。このガイドポスト2に沿ってスライダー3を介
して板状の縦長家形の支持体4が地盤対抗方向に移動自
在に設けられている。支持体4の中央部は切欠部4aと
なっている。
プロケット5A、5B、6A、6Bが、頂部に駆動スプ
ロケット7A、7Bが、上部の角部に案内用スプロケッ
ト8A、8B、9A、9Bがそれぞれ軸支されている。
これらのA系統の各スプロケットに無端チェーン10A
が、B系統の各スプロケットに無端チェーン10Bが巻
き掛けられている。
ーン10A、10B間を繋いで、掘削刃11を有する連
結材12が設けられている。実施例では、図14および
図15に詳細に示されるように、連結材12はリンクプ
レート間に跨設され、かつ掘削刃11は、一つの連結材
12の長手方向に沿って間隔を置いて4個突設されてい
る。また、この4個の掘削刃11の配設態様は、図15
に明瞭に示されているように、隣接する連結材12、1
2間において、掘削刃11が千鳥状に配置され、連結材
12の長さ分の幅をもって掘削刃11、11…群がカバ
ーしている。さらに、チェーン10A、10Bの移動方
向に関して、建込フレームPの幅Wより広い長さをもっ
て連結材12を設けない無掘削刃領域Lが確保されてい
る。
ては、支持体4に固定された油圧モーター13が連結さ
れており、これによって各無端チェーン10A、10B
が同期して移動するようになっている。
フレームPは、支持体4に固定されたチャック用シリン
ダー14、14のチャック14a、14aにより把持さ
れている。15は各無端チェーン10A、10Bの移動
に対する防護柵である。
に、支持体4に軸支された角部スプロケット5A、5
B、6A、6Bを保持する軸の外方に円盤状の切削ロー
ター16A、16B、17A、17Bが一体化されてい
る。これら各切削ローターの周囲には間隔を置いて切削
ビット18が一体化されている。図17に示されている
ように、切削ビット18を有する各切削ローター16
A、16B、17A、17Bは、無端チェーン10A、
10Bより外方に突出した状態で位置しているために、
無端チェーン10A、10Bの切削領域より外方部分の
切削を担う。
チェーン10A、10B間に建込フレームPを配設し、
かつその建込フレームPの下端を連結材12の下方移動
路、すなわち無端チェーンの移動路の最下部より上方に
位置させて、その上端部をチャック用シリンダー14、
14のチャック14a、14aにより把持する。かかる
状態で、掘削装置により地盤に対する押圧力を、スライ
ダー3を下降駆動させて強制的にまたは掘削装置の自重
により与えながら無端チェーン10A、10Bを移動さ
せ,かつ切削ローター16A、16B、17A、17B
を回転させながら、溝掘削を行う。
了したならば、無端チェーン10A、10Bを移動させ
て前記無掘削刃領域Lが下端に位置した状態とする。次
いで、チャック用シリンダー14、14のチャック14
a、14aによる建込フレームPの把持を解放して、ワ
イヤー19を巻取ウインチ20により巻き取り、掘削装
置のみを引き上げ、地盤から撤去する。この過程で建込
フレームPは相対的に無掘削刃領域Lを通るので、地盤
中にそのまま残置される。
のように予め構成しておくほか、掘削および挿入設置が
終了した後に、地上で対応する部分の連結材12…群を
取り外すことにより構成してもよい。
ついて詳述する。図1に示されるように、本発明に係る
建込フレーム20は、ほぼ建込む単位遮水膜の長さ寸法
を有する遮水膜添設フレーム21と、この遮水膜添設フ
レーム21の両側部分に一体的に設けられた、側方に移
動自在の展開フレーム22とから構成され、かつ遮水膜
の共上がり防止具23とを備えるものである。
a、下枠21bおよび側枠21c、21dより構成され
る外枠と、この内方に水平中間材21i、21j…およ
び垂直中間材21e〜21hが格子状に配設されたフレ
ーム状の面材であり、垂直中間材21g、21hとの間
に、共上がり防止具23の押え棒23aが挿通されるた
めの挿通孔Sが形成されている。なお、上枠21aの上
面には、移動クレーン等による吊上げのための吊フック
26、26が設けられている。また、前記遮水膜添設フ
レーム21の代わりに、板状体からなる添設用面材を用
いることもできるが、重量が嵩む点で図1のフレーム状
の面材よりも不利となる。
設けられた展開フレーム22は、ほぼ添設フレーム21
の長さと同じ長さの棒状部材であり、添設フレーム21
に固設された展開用シリンダー24、24…およびリン
ク25a,25bによって支持され、前記展開用シリン
ダー24、24…の伸縮操作によって側方に移動自在と
なっている。
添設フレーム21の挿通孔Sに挿通される押え棒23a
と、この先端に固設された押え板23bとから構成され
るT字状の部材であって、前記押え板23bの先端面に
は少なくとも1以上の遮水膜係止用突起23cが設けら
れている。
れるように、その先端部分に締結具28、28によって
一体的に固設された錨状の先端シュー27を備えてお
り、この先端シュー27には通孔27aが形成され、前
記共上がり防止具23の遮水膜係止用突起23cが挿通
状態で係止されるようになっている。
がり防止具23とは、相対的に移動自在、すなわち遮水
膜設置状態から見れば共上がり防止具23によって建て
込んだ遮水膜Mを共上がりしないように押さえた状態の
まま、前記遮水膜添設フレーム21のみを上方に引上げ
できるようになっている。
を建て込むに当たっては、先ず図4に示される要領に従
って遮水膜Mを取付ける。
たは床等に展開した状態で敷き、次いで、その上に建込
フレーム20を載置し、建込フレーム20の側部から飛
び出した部分を建込フレーム20を包むように折り返
す。この折り返し状態を保持するために周囲をテープ3
0、30…で括る。なお、このテープ30、30…は、
展開用シリンダー24、24…が伸長し、展開フレーム
22を移動させる際に、引き裂かれるものであるため、
適度の強度のものを選択して使用する。具体的には紙製
または布製の感圧粘着テープで充分である。この際、遮
水膜添設フレーム21と共上がり防止具23とは図1の
状態に組立てた状態にあり、その先端の遮水膜係止用突
起23cは遮水膜Mの先端シュー27の通孔27aに貫
通させた状態にある。
れるように、この遮水膜添設状態の建込フレーム20を
クレーン等により吊り持ち、前記チェーンカッター式削
溝機1の支持体4の内方に装着し、削溝を開始する。な
お、31は定規用に設置したH鋼である。
れるように、支持体4とともに地盤中に所定深さまで挿
入した後、支持体4のみを上方に引き上げて撤去し、建
込フレーム20のみを地盤中に残置する。前記支持体4
の引上げによる建込フレーム20の共上がりを防止する
ためには、たとえば図7に示されるように、定規31と
前記建込フレーム20の頭部との間に架け渡した押え部
材33をバックホウ32により押さえ付けた状態で、支
持体4を引き上げることにより建込フレーム20の共上
がりを防止することができる。
らば、図8(A) に示されるように、次掘削部との間にH
鋼を建て込んで相互の干渉を避けながら、隣接する部分
に削溝とともに建込フレーム20’の建込を行う。この
間に既設建込フレーム20の一端側の展開フレーム22
を移動させて遮水膜Mの展開を行う。前記建込フレーム
20’の建込みが完了したならばH鋼34を撤去し、建
込フレーム20の他端側の展開フレーム22を移動させ
て遮水膜Mの他端側を展開させる。
レーム20を引上げ撤去する。引上げは、共上がり防止
具23によって建て込んだ遮水膜Mを押さえ付けた状態
のまま、先ず遮水膜添設フレーム21のみを上方に引上
げ撤去する。その後、共上がり防止具23を上方に引き
上げて遮水膜Mのみを残置する。
フレーム20’の一端の展開フレーム22’を移動させ
て遮水膜M’の一方縁を展開させて既設遮水膜Mの側縁
とラップさせる。以下、この要領に従って順次遮水膜M
を延長させる。
は、その両側縁部分に、折り返しによって長さ方向の全
長に渡って細長い袋体35が形成されており、遮水膜M
の建込完了後に図9に示される要領によって袋体35内
部のセメントミルク等の固化材料が充填され、隣接する
遮水膜M、M’のラップ部分における止水性を良好なも
のとしている。セメントミルク等の充填は、袋体35の
口部の注入用口元管36を差し込んで、注入ホース36
によって送られてくるセメントミルクを注入することに
よって行う。
水の遮断するための止水壁の構築に係り、遮水膜を掘削
溝中に建込んで設置する際の作業を容易にするととも
に、建込んだ遮水膜を相互にラップさせるための展開手
段を備えるため、遮水膜をきっちりと所定の展開状態で
かつ相互にラップ部を持たせながら地盤中に設置するこ
とができる。
図である。
図である。
面図である。
…スライダー、4…支持体、5A・5B・6A・6B…
角部スプロケット、7A・7B…駆動スプロケット、8
A・8B・9A・9B…案内用スプロケット、10A・
10B…無端チェーン、11…掘削刃、12…連結材、
13…油圧モータ、14…チャック用シリンダー、P…
面状体、L…無掘削刃領域、20…建込フレーム、21
…建込フレーム、22…展開フレーム、23…共上がり
防止具、24…展開用シリンダー、25…先端シュー
Claims (6)
- 【請求項1】建込む単位遮水膜を添設し同時的に建込む
ための遮水膜建込装置であって、板状面材またはフレー
ム状面材からなる遮水膜添設用面材の両側部分に、側方
に移動自在とされ前記遮水膜添設用面材の両側縁部で他
面側に折り返して添設された遮水膜をその全長に渡って
展開させるための展開フレームが設けられたことを特徴
とする遮水膜の建込装置。 - 【請求項2】単位遮水膜の先端部に直接、または一体的
に固設された先端取付部材に形成された通孔に対して挿
通状態で係止するための係止用突起を先端面に有する遮
水膜押え板と、この遮水膜押え板の背面に対して実質的
に直交して固設されかつ前記遮水膜建込装置の長さ寸法
以上の長さを有する押え棒とから構成され、前記遮水膜
建込装置に対して前記押え棒を案内部材として相互に移
動自在かつ分離可能に組み合わされた共上がり防止具を
備えた請求項1記載の遮水膜の建込装置。 - 【請求項3】前記単位遮水膜の先端取付部材は、錨状の
先端シューである請求項2記載の遮水膜の建込装置。 - 【請求項4】請求項1記載の遮水膜建込装置に対し、建
込む単位遮水膜の両側縁部分を板状面材またはフレーム
状面材の他面側に折り返した状態で添設し、掘削ならび
に遮水膜建込装置と共に前記遮水膜の挿入設置を行い、
次いで前記展開フレームを側方に移動させることにより
添設された遮水膜の折り返し部分を全長に渡って側方に
展開させた後、前記遮水膜建込装置を引上げ撤去するこ
とを特徴とする遮水膜の建込方法。 - 【請求項5】請求項2記載の遮水膜建込装置に対し、建
込む単位遮水膜の両側縁部分を板状面材またはフレーム
状面材の他面側に折り返した状態で添設するとともに、
この単位遮水膜の先端部に直接、または一体的に固設さ
れた先端取付部材に形成された通孔に対して前記遮水膜
押え板の係止用突起を貫通させた状態で取付け、掘削な
らびに遮水膜建込装置と共に遮水膜の挿入設置を行い、
次いで前記展開フレームを側方に移動させることにより
添設された遮水膜の折り返し部分を全長に渡って側方に
展開させた後、前記共上がり防止具により遮水膜下端を
押え付けながら前記遮水膜添設用面材のみを上方に引上
げて撤去し、続いて共上がり防止具を引上げ撤去するこ
とを特徴とする遮水膜の建込方法。 - 【請求項6】建込む遮水膜の両側縁部分に、建込方向に
連続する細長い袋体を形成しておき、建込み後に、この
袋体内に固化材料を充填することを特徴とする請求項4
または5記載の遮水膜の建込方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124074A JP2516552B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 遮水膜の建込装置およびそれを用いた建込方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007146554A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Sanwa Kizai Co Ltd | 矢板埋設機およびそれを用いた矢板埋設工法 |
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