JP3051367B2 - 掘削施工方法 - Google Patents

掘削施工方法

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宜英 炭山
茂樹 天野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は掘削施工方法に関
し、さらに詳しくは、掘削施工面を取り囲むよう複数の
矢板を隣接して所定深さまで略垂直に打ち込んで矢板壁
を設置し、掘削施工後除去する掘削施工方法の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】排水管、上・下水道管などの管の土中へ
の埋設あるいは槽の施工等を行う際、掘削した施工溝の
土留めを目的として矢板壁が設置される。この矢板壁は
通常、掘削施工面を取り囲むよう複数の土留め矢板(以
下、矢板と称す)を隣接して約5〜15mの深さまで重
機等で略垂直に打ち込んでセットされ、施工終了後、引
き抜かれて撤去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】矢板を引き抜く際、こ
の矢板に土砂の固まりが付着した状態で引き抜かれる
と、矢板の打ち込みラインに空洞が形成され、施工面の
地盤の安定を損なうおそれがある。また矢板を引き抜い
たときに、矢板の抜け跡が空洞に近い状態で地盤中に残
るため、原地盤に緩みを生じて近傍の家屋やライフライ
ンを傷めたり、あるいは施工溝に敷設された管が土圧集
中によって破損したり水平反力を失って過大変形を引き
起こしたりする場合が多く見られる。また、次の使用に
備えて矢板に付着した土砂の固まりを水洗等により除去
する必要があり、洗浄に手間がかかるとともに、大量の
洗浄水が必要である。
【0004】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、施工面の地盤の安定を損なうことなく埋設
管の過大変形や破壊を防ぎ、さらに洗浄の手間が軽減で
きる掘削施工方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、複数
の矢板を隣接して土中の所定深さまで打ち込んで掘削施
工面を取り囲む矢板壁を設置し掘削施工後除去する掘削
施工方法であって、各矢板を打ち込むに際して、合成樹
脂製シートを各矢板の下端から少なくとも前記施工面上
までの矢板の両面を覆うようにして使用し、かつ前記矢
板の打ち込み方向の先端部を、下部固着具で、離脱可能
に挟持することを特徴とする掘削施工方法が提供され
る。
【0006】すなわち、この発明は、矢板の表裏両面に
合成樹脂製シートを接触させた状態で土中に矢板を打ち
込むことにより、矢板と土砂との間に合成樹脂製シート
が介在することになるので、矢板への土砂の付着を少な
くできる。このため、この矢板のみを引き抜いて前記シ
ートを残すようにすれば、土砂のほとんど付着しない状
態で矢板を引き抜くことができ、それによって、矢板の
引き抜き時に土中に空洞が形成されるのが防止され、引
き抜いた矢板の洗浄に手間がかからない。
【0007】この発明に係る掘削施工方法において使用
される矢板としては、この分野で通常使用されるものが
使用可能であり、具体的にはJISで規定されているU
形鋼矢板、Z形鋼矢板などが挙げられる。この発明にお
ける矢板壁とは、前記した矢板を各係合部で係合して隣
接させ、連続環状あるいは少なくとも施工面の一部を取
り囲むことができる不連続環状または直線状に形成され
た耐圧壁体が挙げられる。
【0008】この発明においては、シートが、矢板の打
ち込み方向の先端部で、下部固着具で、離脱可能に挟持
して用いられる。この発明においては、シートが、矢板
の打ち込み方向の後端部または後端部近傍で、上部固着
具で、離脱可能に挟持して用いられてもよい。これらの
固着具は、例えば、概略「U」字状に折曲形成される。
下部固着具は、例えば、予め矢板の下端にシートを離脱
可能に挟持させ、打ち込み時にシートを防護して確実に
矢板のそれぞれの面を覆うことができる。これにより、
矢板の打ち込み開始時に矢板の下端にシートを沿わせる
作業に伴う危険を回避するとともに、矢板の打ち込み中
にシートがエッジ破断するのを押さえることができる。
さらにシートを矢板の表裏両面からずれない位置で接触
させることが容易となる。下部固着具は矢板の下端全体
を被覆するものであってもよいし、矢板の主面の下端の
みあるいは矢板の下端の一部を被覆してシートの下端を
離脱可能に挟持して係合させるものであってもよい。ま
た、下部固着具は鋼製が好ましいが、矢板の打ち込み時
の衝撃に耐える強度を有するプラスチックスであっても
よい。
【0009】上部固着具は、例えば、矢板の上端に対し
て上方から、あるいは矢板の上部側端に側方から、係合
させることにより、シートを矢板と上部固着具との間に
離脱可能に挟持する。これにより、シートを矢板の片面
または両面に接触させ、打ち込み時において確実に矢板
の表面を覆うことができる。さらに、矢板を打ち込む際
に矢板の側方でシートを支持する手間あるいは機構が省
けるとともに打ち込みに使用される重機等による事故を
回避することができる。
【0010】これらの矢板は、土中に打ち込むに際して
シートが矢板の下端から掘削施工面上まで矢板の両面に
接触して覆われる。シートが、矢板を除去する際に残存
させることにより、矢板を除去する際に少ない抵抗で引
き抜くことができる。
【0011】シートが、1枚の矢板の片面を覆った段階
で矢板の打ち込み部分の先端部で折り返しながら固着具
を用いるか用いずに他の片面を覆いつつ打ち込み、打ち
込み終了後、所定の位置でカットし、さらに他の矢板に
同様に連続的に使用されることにより、矢板の打ち込み
深さに応じてシートをカットできるので、作業が効率的
に行われる。具体例として、長尺シートをリールに捲回
し、矢板の打ち込みに応じてこのリールからシートを供
給し、矢板の打ち込み深さで切断しながら、隣接して設
置される矢板に同様に連続的に使用される場合が挙げら
れる。
【0012】シートの材質としては、ポリプロピレン樹
脂,ポリエチレン樹脂などの合成樹脂であってシート厚
さを0.1〜2.0mm、好ましくは0.4〜1.0mmと
し、シート幅を矢板の幅(矢板表面の短手方向の長さ)
に対応させたもの、例えば300〜800mmのものが挙
げられる。もちろん1つのシートを沿わせる面は、平ら
な1つの面に限らず、屈曲又は折曲した2つ以上の面に
またがってもよい。
【0013】この発明においてシートが、少なくとも長
手方向に透水性を有するもの、すなわち、対面する2枚
のシートの間に土中の水を透過(透水)させ、透過した
水をこれらシート間の毛細管作用により間隙水としてシ
ートの長手方向に、すなわち、上方に向かって通過さ
せ、施工面(地表面)上へ排水する工法に使用される型
材である。このようなシートは、例えば透水シート、中
空排水材などで構成されることにより、シートを施工部
の周囲にペーパードレン材として残すことができ、それ
によって施工面の集・排水を行うと共に地盤強化を図る
ことができる。このようなシートには、網状あるいは多
孔性膜状に形成された公知のシートが挙げられる。
【0014】特にシートがポリプロピレン樹脂で構成さ
れることにより、表面平滑性に優れ、矢板に応じた裁断
が容易で、耐久性にすぐれ、比較的安価なシートが提供
できる。また、シートが少なくとも片側表面にエンボス
加工を施せば、矢板とシートの界面の摩擦抵抗が小さく
なり、矢板を引き抜き易いという効果を奏することがで
きる。さらにシートが生分解性樹脂であれば、シートを
施工面の周囲に残してもその地盤の土壌を汚染すること
がなく、一定期間経過後に分解して最終的に土壌に残留
することがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態に基づ
いてこの発明を詳述する。これによってこの発明が限定
されるものではない。まず図1はこの発明に係る掘削施
工方法により矢板壁を設置した状態を例示する平面説明
図、図2はそのA部拡大図、図3は矢板の一部拡大斜視
図である。図1において、矢板壁10は掘削施工面Kを
取り囲むように設置される。矢板壁10は適宜、重機に
より矢板2,3,……を隣接して土中の所定深さ(例え
ば約5m)まで通常、略垂直に打ち込んで形成される。
矢板2は、図2〜3に示すように、その断面が、長片4
と、この長片の両端から同じ方向に略60°で折曲して
延びる短片5・6と、これらの短片の両先端に形成され
た係合屈曲部7・8とから主としてなる。矢板3,……
は矢板2と同じ構成からなるので説明を省略する。
【0016】以上のような構成の矢板2,3,……は、
合成樹脂製シートとしてのポリプロピレン樹脂シートを
密着させながら土中に打ち込まれる。図4は矢板の打ち
込み方法を説明する説明斜視図、図5はそこで使用する
下部固着具の斜視図、図6〜8は矢板の打ち込みから除
去に至る工程を説明する説明図である。
【0017】下部固着具11は、概略「U」字状に折曲
形成された鋼板製部材であり、シートの下端を矢板2と
下部固着具11との間に離脱可能に弾性的に挟持するよ
う、矢板2の下端に取り付けることができる。下部固着
具11は、図4に示すようにシートが矢板2の長片4を
覆うよう、シートの幅が矢板2の長片4の幅に合わせて
形成あるいは裁断されている場合には、矢板2の長片4
の幅に合わせて形成される。シートが矢板2の長片4の
みならず短片5・6をも覆うよう、シートの幅が矢板2
の長片4の幅に短片5・6の幅を加えた寸法に形成ある
いは裁断されている場合には、下部固着具11は長片4
及び短片5・6の下端に一体的に、あるいはそれぞれと
個別に係合するものであってもよい。
【0018】シートを矢板に密着させて打ち込むに際し
て、まず、矢板2の長片4の幅に合わせて形成されたシ
ートS1 、S2 が捲回された2基のリール21、22を
掘削施工面Kを取り囲む、打ち込みラインの内・外に配
置する。次に、矢板の1つ、例えば、矢板2の一端をク
レーン等の重機により打ち込みライン上に持ち上げて支
持し、リール21、22から引き出したそれぞれのシー
トS1 、S2 の一端を矢板2の表及び裏側から下部固着
具11を用いて矢板2の長片4の下端に係合固着させ
る。次に矢板2を打ち込みライン上に略垂直に支持し、
ハンマー重機により掘削施工面Kの鉛直方向に打ち込
む。このとき、リール21、22に捲回させたシートS
1 、S2 は、矢板2の打ち込みに伴って矢板の表及裏側
へ送り出される。
【0019】図6に示すように、矢板2が所定の深さま
で打ち込まれると、矢板2の表及裏側へ送り出されたそ
れぞれのシートを切断し、それによって各シートをリー
ル21、22から分離する。シートS1 、S2 は図6に
示すように矢板2の長さに合わせて切断されてもよい
が、打ち込みライン上にその端部が露出する長さに切断
されてもよい。
【0020】次に、矢板2を上記した重機からその支持
を開放し、図7に示すように、矢板2の長さに合わせて
切断された各シートS1 、S2 の上端を例えば下部固着
具11を用いて矢板2に仮固定する。掘削施工面Kを取
り囲む矢板壁10が形成されると、掘削施工面Kの掘削
施工が行われる。各シートS1 、S2 の上端の仮固定に
より、掘削施工時にシート、特に掘削施工面Kの内側の
シートS1 の損傷を防止できる。
【0021】次に、掘削施工が行われた掘削施工面Kの
地中に例えば、埋設対象となる管材を敷設し、これを土
砂等で埋設する。埋設が終了すると、矢板2の上端にお
ける下部固着具11によるシートS1 、S2 の仮固定を
解除した後、図8に示すように、矢板壁10を形成する
矢板2・・を順次、上記した重機等で引き抜いて除去し
シートS1 、S2 を残す。このとき、矢板2・・と土砂
との間にシートS1 、S2 が介在するので、地中の矢板
2・・には土砂の付着が生じない。このため、この矢板
2・・のみを引き抜いてシートS1 、S2 を残すように
すれば、土砂のほとんど付着しない状態で矢板2・・を
引き抜くことができ、それによって矢板2・・の引き抜
き時に土中に空洞が形成されるのが防止される。さらに
引き抜いた矢板2・・の洗浄に手間がかからない。
【0022】また、シートSの少なくとも片側表面にエ
ンボス加工を施せば、矢板2とシートSの界面の摩擦抵
抗が小さくなり、矢板2を引き抜き易いという効果を奏
することができる。この一例としては、矢板2を打ち込
むに際して、予めシートSに形成された梨地模様が矢板
2側に向くようシートSを密着してそれぞれ沿わせ、矢
板2とシートSとの間に空気層を形成することにより矢
板2を引き抜き易くすることが挙げられる。
【0023】シートSが、少なくとも長さ方向に透水性
を有するもので構成されておれば、シートSを掘削施工
面Kの周囲にペーパードレン材として残すことができ、
それによって施工部の集・排水を行うと共に地盤強化を
図ることができる。また、シートSを生分解性樹脂で形
成すれば、シートSを施工面の周囲に残してもその地盤
の土壌を汚染することがなく、一定期間経過後に分解し
て最終的に土壌に残留することがない。このように、長
尺シートS1 、S2 を捲回したリール21、22の使用
により、矢板2の打ち込みに応じてこれらのリール2
1、22からシートS1 、S2 を供給し、矢板2の打ち
込み深さで切断しながら複数の矢板を順次連続して効率
的に設置することができる。
【0024】図9は、この発明の掘削施工方法における
矢板2の打ち込みの他の実施の形態を示す。この例で
は、シートを矢板に密着させて打ち込むに際して、ま
ず、矢板2の長片4の幅に合わせて形成されたシートS
が捲回された1基のリール21を掘削施工面Kを取り囲
む打ち込みラインの近傍に配置する。次に、矢板の1
つ、例えば、矢板2の一端をクレーン等の重機により打
ち込みライン上に持ち上げて支持し、リール21から引
き出したシートSの一端を矢板2の下端に矢板2の表か
ら裏側に向けて送り出す。矢板2の裏側に、例えば矢板
2の長さに相当するシートSを送り出した後、矢板2の
長片4の下端にシートSを固着させる。このとき、シー
トSが矢板2の長片4の下端にシートを固着するよう、
概略U字状に折曲形成された下部固着具11を矢板2の
下端に係合させ、シートSに手を添えていてもよい。
【0025】次に、矢板2を打ち込みライン上に略垂直
に支持し、ハンマー重機により掘削施工面Kの鉛直方向
に打ち込む。このとき、リール21に捲回させたシート
Sは、矢板2の打ち込みに伴って矢板の表側へ送り出さ
れる。さらに、矢板2が所定の深さまで打ち込まれる
と、矢板2の表側へ送り出されたシートSを切断し、そ
れによってシートSをリール21から分離する。このよ
うに、長尺シートSを捲回したリール21の使用によ
り、矢板2の打ち込みに応じてこのリール21からシー
トSを供給し、矢板2の打ち込み深さで切断しながら複
数の矢板を順次連続して効率的に設置することができ
る。
【0026】図10は、この発明の掘削施工方法におけ
る矢板2の打ち込みの他の実施の形態を示す。この例で
は、図9においてリール21から引き出したシートSを
矢板2の裏側に所定の長さに送り出した後、この送り出
したシートSを上部固着具12で矢板2と仮固定する1
例を示す。左右1対の上部固着具12、12は、概略
「U」字状に折曲形成された鋼板製部材であって、矢板
2の下端より上方で上または横から弾性的に係合させる
ことにより、シートSを矢板2と上部固着具12との間
に離脱可能に挟持させることができる。上部固着具12
は図10において左右1対で使用したが、いずれか1方
だけでもよい。なお、上部固着具として前述の下部固着
具11を用い、シートSの開放端部を矢板2の上端に仮
固定してもよい。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、矢板の両面を合成樹
脂製シートで覆うように土中に矢板を打ち込むことによ
り、矢板と土砂との間に合成樹脂製シートが介在するこ
とになるので、矢板への土砂の付着を少なくできる。ま
た、この矢板のみを引き抜いてシートを残すようにすれ
ば、土砂のほとんど付着しない状態で矢板を引き抜くこ
とができ、それによって、矢板の引き抜き時に土中に空
洞が形成されるのが防止され、引き抜いた矢板の洗浄に
手間がかからない。さらに、矢板のみを引き抜いてシー
トを残すようにすれば、このシートを施工部の周囲にペ
ーパードレン材として残すことができ、それによって施
工部の集・排水を行うと共に地盤強化を図ることができ
る。さらに、シートが、矢板の打ち込み方向の先端部
で、下部固着具により離脱可能に挟持されるので、打ち
込み時に防護され確実に矢板のそれぞれの面を覆うこと
ができ、それによって矢板の打ち込み開始時に矢板の下
端にシートを沿わせる作業に伴う危険を回避するととも
に、矢板の打ち込み中にシートがエッジ破断するのを押
さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る掘削施工方法により矢板壁を設
置した状態を示す平面説明図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】矢板の一部拡大斜視図である。
【図4】矢板の打ち込み方法を説明する説明斜視図であ
る。
【図5】矢板の打ち込みに使用する下部固着具の斜視図
である。
【図6】矢板の打ち込みから除去に至る工程を説明する
説明略図である。
【図7】矢板の打ち込みから除去に至る工程を説明する
説明略図である。
【図8】矢板の打ち込みから除去に至る工程を説明する
説明略図である。
【図9】矢板の打ち込みの他の例を示す説明斜視図であ
る。
【図10】矢板の打ち込みのさらに他の方法を説明する
説明斜視図である。
【符号の説明】
2 矢板 3 矢板 4 長片 5 短片 6 短片 7 係合屈曲部 8 係合屈曲部 10 矢板壁 11 下部固着具 12 上部固着具 21 リール 22 リール S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 炭山 宜英 大阪府大阪市中央区淡路町2丁目1番3 号 大日本プラスチックス株式会社内 (72)発明者 天野 茂樹 大阪府大阪市中央区淡路町2丁目1番3 号 大日本プラスチックス株式会社内 (72)発明者 吉田 照文 大阪市中央区東心斎橋1丁目2番17号 シーダム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−38022(JP,A) 特開 平2−47418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 7/00 - 13/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の矢板を隣接して土中の所定深さま
    で打ち込んで掘削施工面を取り囲む矢板壁を設置し掘削
    施工後除去する掘削施工方法であって、 各矢板を打ち込むに際して、合成樹脂製シートを各矢板
    の下端から少なくとも前記施工面上までの矢板の両面を
    覆うようにして使用し、かつ前記矢板の打ち込み方向の
    先端部を、下部固着具で、離脱可能に挟持することを特
    徴とする掘削施工方法。
  2. 【請求項2】 前記シートが、前記矢板の打ち込み方向
    の後端部または後端部近傍で、上部固着具で、離脱可能
    に挟持して用いられる請求項1による掘削施工方法。
  3. 【請求項3】 前記シートが、前記矢板を除去する際に
    残存させることからなる請求項1または2による掘削施
    工方法。
  4. 【請求項4】 前記シートが、1枚の矢板の片面を覆っ
    た段階で矢板の打ち込み部分の先端部で折り返しながら
    固着具を用いるか用いずに他の片面を覆いつつ打ち込
    み、打ち込み終了後、所定の位置でカットし、さらに他
    の矢板に同様に連続的に使用される請求項1からのい
    ずれか1つに記載した掘削施工方法。
  5. 【請求項5】 前記シートが、少なくとも長手方向に透
    水性を有する請求項1からのいずれか1つに記載した
    掘削施工方法。
  6. 【請求項6】 前記シートが、任意にエンボス表面加工
    したポリプロピレン樹脂シートまたは生分解性樹脂であ
    る請求項1からのいずれか1つに記載した掘削施工方
    法。
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