JPH0730529A - クロック乗せ換え回路 - Google Patents
クロック乗せ換え回路Info
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- JPH0730529A JPH0730529A JP5173522A JP17352293A JPH0730529A JP H0730529 A JPH0730529 A JP H0730529A JP 5173522 A JP5173522 A JP 5173522A JP 17352293 A JP17352293 A JP 17352293A JP H0730529 A JPH0730529 A JP H0730529A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】伝送路周波数変動に対する制御巾の拡大を書き
込みと読み出しにそれぞれ時間差を設けた2つのメモリ
を設けてこの両メモリの出力データと同位相とした後で
切換えることにより行い、切換時に発生していたデータ
の欠落を防止する。 【構成】入力データ信号101を一時メモリするメモリ
1と、入力データ信号101を遅延回路3で遅延させて
後一時メモリするメモリ2と、メモリ1の出力のデータ
を遅延回路7で遅延させる遅延回路7と、同位相となっ
たメモリ1,2の出力データの一方を選択制御信号によ
り選択する選択回路8と、書込リセットパルスと読出リ
セットパルスとの位相差が所定値以下となった時に選択
制御信号を出力する制御回路6とから構成されている。
込みと読み出しにそれぞれ時間差を設けた2つのメモリ
を設けてこの両メモリの出力データと同位相とした後で
切換えることにより行い、切換時に発生していたデータ
の欠落を防止する。 【構成】入力データ信号101を一時メモリするメモリ
1と、入力データ信号101を遅延回路3で遅延させて
後一時メモリするメモリ2と、メモリ1の出力のデータ
を遅延回路7で遅延させる遅延回路7と、同位相となっ
たメモリ1,2の出力データの一方を選択制御信号によ
り選択する選択回路8と、書込リセットパルスと読出リ
セットパルスとの位相差が所定値以下となった時に選択
制御信号を出力する制御回路6とから構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック乗せ換え回路に
関し、特にディジタル伝送網内のクロック周波数を同期
化するためのクロック乗せ換え回路に関する。
関し、特にディジタル伝送網内のクロック周波数を同期
化するためのクロック乗せ換え回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクロック乗せ換え回路は
伝送路から入力した入力データ信号を同一周波数の自局
で発生した装置内クロックに乗せ換えるもので、受信デ
ータ信号が伝送路上で受けるジッタや瞬断の影響を吸収
するためのものである。
伝送路から入力した入力データ信号を同一周波数の自局
で発生した装置内クロックに乗せ換えるもので、受信デ
ータ信号が伝送路上で受けるジッタや瞬断の影響を吸収
するためのものである。
【0003】その構成は伝送路からのデータ信号より抽
出した伝送路クロックで入力データ信号をエラスティッ
クストアメモリと呼ばれるメモリに書き込み、自局で発
生した装置内クロックで読み出す構成である。このメモ
リの記憶容量は通常、入力データ信号の1フレーム分の
データを記憶する容量を備え、また記憶したデータを読
み出すタイミングはフレームのほぼ中央部分に設定され
る。
出した伝送路クロックで入力データ信号をエラスティッ
クストアメモリと呼ばれるメモリに書き込み、自局で発
生した装置内クロックで読み出す構成である。このメモ
リの記憶容量は通常、入力データ信号の1フレーム分の
データを記憶する容量を備え、また記憶したデータを読
み出すタイミングはフレームのほぼ中央部分に設定され
る。
【0004】この読み出しのタイミングは異常時に発生
する両クロック間の周波数変動量と読み出すデータの許
容遅延量とから決定される。尚、伝送路クロックと装置
内クロックとは網同期システムにより通常は周波数同期
がとられている。この網同期システムにおいては主局と
従局の主発振器同志は位相同期がとられているが、この
主発振器の発振周波数を逓倍して得られる各クロック間
では完全な位相同期は保証されていない。
する両クロック間の周波数変動量と読み出すデータの許
容遅延量とから決定される。尚、伝送路クロックと装置
内クロックとは網同期システムにより通常は周波数同期
がとられている。この網同期システムにおいては主局と
従局の主発振器同志は位相同期がとられているが、この
主発振器の発振周波数を逓倍して得られる各クロック間
では完全な位相同期は保証されていない。
【0005】伝送路上のノイズ,ジッタなどによりこの
網同期が一時的に異常となりクロックに周波数変動を生
じると、クロックから生成される読出タイミングパルス
の位相が変化し、書き込み、読み出しの動作が重なった
り、またメモリ容量以上に読み出しのタイミングが離れ
たりして読出データに欠落即ちスリップが生じる。これ
を防止する一つの方法として読出タイミングパルスが書
込タイミングパルスに接近した時に書込タイミングパル
スを前にづらさせてこの間の位相を広げる方法がある。
網同期が一時的に異常となりクロックに周波数変動を生
じると、クロックから生成される読出タイミングパルス
の位相が変化し、書き込み、読み出しの動作が重なった
り、またメモリ容量以上に読み出しのタイミングが離れ
たりして読出データに欠落即ちスリップが生じる。これ
を防止する一つの方法として読出タイミングパルスが書
込タイミングパルスに接近した時に書込タイミングパル
スを前にづらさせてこの間の位相を広げる方法がある。
【0006】図3は従来の回路を示すブロック図であ
る。図3において、クロック乗せ換えの為にデータを一
時記憶するメモリ21,伝送路クロック203から書込
アドレスリセットパルスを生成する書込パルス発生回路
22,装置内クロック204から読出アドレスリセット
パルスを生成する読出パルス発生回路23,書込アドレ
スリセットパルスと読出アドレスリセットパルスとの位
相差を検出し選択制御信号を出力する制御回路24,選
択制御信号により一方を選択する選択回路25,26,
遅延回路27とから構成されている。
る。図3において、クロック乗せ換えの為にデータを一
時記憶するメモリ21,伝送路クロック203から書込
アドレスリセットパルスを生成する書込パルス発生回路
22,装置内クロック204から読出アドレスリセット
パルスを生成する読出パルス発生回路23,書込アドレ
スリセットパルスと読出アドレスリセットパルスとの位
相差を検出し選択制御信号を出力する制御回路24,選
択制御信号により一方を選択する選択回路25,26,
遅延回路27とから構成されている。
【0007】次に本図を用いて動作を説明する。伝送路
側の周波数に同期した伝送路クロック203を書込パル
ス発生回路22に入力する。書込パルス発生回路22で
は、0位相と遅延した位相の2つの書込アドレスリセッ
トパルスを生成して選択回路部25へ出力する。選択回
路25にて選択されたリセットパルスがメモリ21へ出
力される。入力データ信号201は、書込アドレスリセ
ットパルスの位相に合わせてメモリ1へ書き込まれる。
即ち入力データ信号201は0位相のリセットパルス、
遅延回路27にて遅延させた入力データ信号の場合は遅
延リセットパルスで書き込まれる。この選択は選択回路
22,27で行なわれる。尚、遅延側の入力データ信号
とリセットパルスの遅延量は同一である。メモリ21で
は、このリセットパルスの位相によりアドレスが指定さ
れ、書き込みがスタートして伝送路側のクロックに同期
してデータがメモリ21に記憶される。
側の周波数に同期した伝送路クロック203を書込パル
ス発生回路22に入力する。書込パルス発生回路22で
は、0位相と遅延した位相の2つの書込アドレスリセッ
トパルスを生成して選択回路部25へ出力する。選択回
路25にて選択されたリセットパルスがメモリ21へ出
力される。入力データ信号201は、書込アドレスリセ
ットパルスの位相に合わせてメモリ1へ書き込まれる。
即ち入力データ信号201は0位相のリセットパルス、
遅延回路27にて遅延させた入力データ信号の場合は遅
延リセットパルスで書き込まれる。この選択は選択回路
22,27で行なわれる。尚、遅延側の入力データ信号
とリセットパルスの遅延量は同一である。メモリ21で
は、このリセットパルスの位相によりアドレスが指定さ
れ、書き込みがスタートして伝送路側のクロックに同期
してデータがメモリ21に記憶される。
【0008】読み出し側では、装置内の周波数に同期し
た装置内クロックが読出パルス発生回路23へ入力さ
れ、読出アドレスリセットパルスが生成され、メモリ2
1へ出力される。メモリ1はこのリセットパルスのタイ
ミングで読み出しを開始し装置内クロックに同期してデ
ータを読み出す。制御回路24は読出アドレスリセット
パルスと選択回路25選択されている書込アドレスリセ
ットパルスの位相を常に監視し、伝送路間の周波数同期
が異常となった場合は、両リセットパルスの位相接近を
検出し、書込アドレスリセットパルスをアドレスリセッ
トパルスと十分位相差があるもう1つの書込リセットパ
ルスに、またこれに対応する入力データ信号を選択する
選択制御信号を選択回路25および26へ出力する。
た装置内クロックが読出パルス発生回路23へ入力さ
れ、読出アドレスリセットパルスが生成され、メモリ2
1へ出力される。メモリ1はこのリセットパルスのタイ
ミングで読み出しを開始し装置内クロックに同期してデ
ータを読み出す。制御回路24は読出アドレスリセット
パルスと選択回路25選択されている書込アドレスリセ
ットパルスの位相を常に監視し、伝送路間の周波数同期
が異常となった場合は、両リセットパルスの位相接近を
検出し、書込アドレスリセットパルスをアドレスリセッ
トパルスと十分位相差があるもう1つの書込リセットパ
ルスに、またこれに対応する入力データ信号を選択する
選択制御信号を選択回路25および26へ出力する。
【0009】次に図4を用いて更に具体的な動作説明を
補足する。図4は従来例の動作を説明するタイムチャー
トである。入力データ信号203は書込アドレスリセッ
トパルスにより伝送路クロック203に同期してメモリ
21に書き込まれる。また遅延回路27の出力する遅延
入力データ信号と遅延書込アドレスリセットパルスが選
択された時は遅延したタイミングで入力データ信号がメ
モリ21に書き込まれる。
補足する。図4は従来例の動作を説明するタイムチャー
トである。入力データ信号203は書込アドレスリセッ
トパルスにより伝送路クロック203に同期してメモリ
21に書き込まれる。また遅延回路27の出力する遅延
入力データ信号と遅延書込アドレスリセットパルスが選
択された時は遅延したタイミングで入力データ信号がメ
モリ21に書き込まれる。
【0010】読出アドレスリセットパルスは遅延入力デ
ータ信号が選択されている時の状態を示し、遅延書込ア
ドレスリセットパルスに対し、フレームの中央付近の位
相差でメモリされた遅延入力データ信号を読み出してい
る。
ータ信号が選択されている時の状態を示し、遅延書込ア
ドレスリセットパルスに対し、フレームの中央付近の位
相差でメモリされた遅延入力データ信号を読み出してい
る。
【0011】この状態で伝送路の異常により周波数変動
が発生すると、即ち読出アドレスリセットパルスが点線
で示した位置に移動して遅延書込アドレスリセットパル
スに接近すると、切換制御信号が出力されて書込データ
は入力データ信号201側に切換る。この時の読出デー
タ、即ち出力データ202は点線で示したようにデータ
の一部(データ2〜4)が欠落する。しかし次の読出ア
ドレスリセットパルスからは正しい出力データが出力さ
れる。尚、この切換えにより周波数変動に対する読み出
し制御範囲は図示したAとBとを重ねたCに拡大された
ことになる。
が発生すると、即ち読出アドレスリセットパルスが点線
で示した位置に移動して遅延書込アドレスリセットパル
スに接近すると、切換制御信号が出力されて書込データ
は入力データ信号201側に切換る。この時の読出デー
タ、即ち出力データ202は点線で示したようにデータ
の一部(データ2〜4)が欠落する。しかし次の読出ア
ドレスリセットパルスからは正しい出力データが出力さ
れる。尚、この切換えにより周波数変動に対する読み出
し制御範囲は図示したAとBとを重ねたCに拡大された
ことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のクロ
ック乗せ換え回路は、伝送路間の周波数変動が規定値以
上に変化した時、読み出しの制御範囲を拡大する為に書
き込み側を切換えるが、この時読み出しデータの一部が
欠落するという問題がある。
ック乗せ換え回路は、伝送路間の周波数変動が規定値以
上に変化した時、読み出しの制御範囲を拡大する為に書
き込み側を切換えるが、この時読み出しデータの一部が
欠落するという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック乗せ換
え回路は、伝送路からの入力データ信号を前記入力デー
タ信号から抽出した伝送路クロックにより書き込み自局
の装置内より発生した前記伝送路クロックと同一周波数
の装置内クロックにより読み出す第1のメモリ手段と、
前記入力データ信号と前記伝送路クロックとをそれぞれ
所定の遅延量だけ遅延させた後前記第1のメモリ手段と
同様な書き込み読み出し動作を行う第2のメモリ手段
と、前記第1のメモリ手段から読み出されたデータ信号
を前記遅延量だけ遅延させた遅延出力データ信号と前記
第2のメモリ手段から読み出された出力データ信号との
一方の前記伝送路クロックと前記装置内クロックとの周
波数差により選択する選択手段とを備えている。
え回路は、伝送路からの入力データ信号を前記入力デー
タ信号から抽出した伝送路クロックにより書き込み自局
の装置内より発生した前記伝送路クロックと同一周波数
の装置内クロックにより読み出す第1のメモリ手段と、
前記入力データ信号と前記伝送路クロックとをそれぞれ
所定の遅延量だけ遅延させた後前記第1のメモリ手段と
同様な書き込み読み出し動作を行う第2のメモリ手段
と、前記第1のメモリ手段から読み出されたデータ信号
を前記遅延量だけ遅延させた遅延出力データ信号と前記
第2のメモリ手段から読み出された出力データ信号との
一方の前記伝送路クロックと前記装置内クロックとの周
波数差により選択する選択手段とを備えている。
【0014】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本実施例のブロック図である。
て説明する。図1は本実施例のブロック図である。
【0015】図1において、メモリ1は入力データ信号
101を一時記憶するエラスティックストア形のメモ
リ、メモリ2は遅延した入力データ信号101を一時記
憶するメモリ1と同種のメモリである。遅延回路3,7
はメモリ回路を用いてそれぞれデータ信号に対して所定
の遅延を与える。書込パルス発生回路4は伝送クロック
103を分周して書き込みのタイミングを指定する書込
アドレスリセットパルスを生成するが、遅延させない入
力データ信号101に対するリセットパルスと遅延した
入力データ信号に対する遅延リセットパルスとを出力す
る。
101を一時記憶するエラスティックストア形のメモ
リ、メモリ2は遅延した入力データ信号101を一時記
憶するメモリ1と同種のメモリである。遅延回路3,7
はメモリ回路を用いてそれぞれデータ信号に対して所定
の遅延を与える。書込パルス発生回路4は伝送クロック
103を分周して書き込みのタイミングを指定する書込
アドレスリセットパルスを生成するが、遅延させない入
力データ信号101に対するリセットパルスと遅延した
入力データ信号に対する遅延リセットパルスとを出力す
る。
【0016】読出パルス発生回路は装置内クロック10
4を分周して読み出すタイミングを指定する読出アドレ
スリセットパルスを生成するが、書込アドレスリセット
パルスと同様に2種のパルスを出力する。選択回路8は
メモリ1,2から読み出した出力データ信号の一方を制
御回路からの選択制御信号により選択する。制御回路6
は書込アドレスリセットパルスと読出アドレスリセット
パルスとの位相差を検出し選択制御信号を出力する。
4を分周して読み出すタイミングを指定する読出アドレ
スリセットパルスを生成するが、書込アドレスリセット
パルスと同様に2種のパルスを出力する。選択回路8は
メモリ1,2から読み出した出力データ信号の一方を制
御回路からの選択制御信号により選択する。制御回路6
は書込アドレスリセットパルスと読出アドレスリセット
パルスとの位相差を検出し選択制御信号を出力する。
【0017】次に動作について説明する。伝送路側より
入力された入力データ信号101はメモリ1と、もう一
方は遅延回路3を通り遅延を受けて後メモリ2にそれぞ
れ入力される。メモリ1,2ではこれらを伝送クロック
103に同期して書込パルス発生回路からのそれぞれ対
応する書込アドレスリセットパルスにより書き込みを開
始する。
入力された入力データ信号101はメモリ1と、もう一
方は遅延回路3を通り遅延を受けて後メモリ2にそれぞ
れ入力される。メモリ1,2ではこれらを伝送クロック
103に同期して書込パルス発生回路からのそれぞれ対
応する書込アドレスリセットパルスにより書き込みを開
始する。
【0018】書き込まれた入力データ信号は装置内クロ
ック104に同期して読出パルス発生回路5からのそれ
ぞれ対応する読出アドレスリセットパルスにより読み出
しが開始されるが、メモリ1の読出データは遅延回路7
で遅延を受けてから選択回路8に入力される。一方メモ
リ2の読出データは直接選択回路8に入力される。遅延
回路3,7は同一の遅延量を与えるもので、従ってこの
両読出データは同位相で選択回路8に入力される。選択
回路8はこの両読出データの一方を制御回路6からの選
択制御信号により選択して出力データ信号102として
出力する。
ック104に同期して読出パルス発生回路5からのそれ
ぞれ対応する読出アドレスリセットパルスにより読み出
しが開始されるが、メモリ1の読出データは遅延回路7
で遅延を受けてから選択回路8に入力される。一方メモ
リ2の読出データは直接選択回路8に入力される。遅延
回路3,7は同一の遅延量を与えるもので、従ってこの
両読出データは同位相で選択回路8に入力される。選択
回路8はこの両読出データの一方を制御回路6からの選
択制御信号により選択して出力データ信号102として
出力する。
【0019】制御回路6は書込アドレリセットパルスと
読出アドレスリセットパルスとを位相比較して選択制御
信号を出力するが、例えば選択回路8でメモリ2側の読
出データを選択しているとすれば、遅延側の書込アドレ
スリセットパルスと読出パルスとの位相差が接近して来
た時、選択制御信号を出力してメモリ1側の遅延読出デ
ータを選択する。両読出データは同位相であるのでこの
切換えにより出力データに欠落が生ずることはない。
読出アドレスリセットパルスとを位相比較して選択制御
信号を出力するが、例えば選択回路8でメモリ2側の読
出データを選択しているとすれば、遅延側の書込アドレ
スリセットパルスと読出パルスとの位相差が接近して来
た時、選択制御信号を出力してメモリ1側の遅延読出デ
ータを選択する。両読出データは同位相であるのでこの
切換えにより出力データに欠落が生ずることはない。
【0020】図2を参照してこの動作を補足説明する。
図2は本実施例の動作を説明するタイムチャートであ
る。伝送路クロック103に同期して入力データ信号1
01が書込アドレスリセットパルスのタイミングでメモ
リ1に書き込まれる。同様に遅延回路3で遅延を受けた
遅延入力データ信号も遅延書込アドレスリセットパルス
のタイミングでメモリ2に書き込まれる。
図2は本実施例の動作を説明するタイムチャートであ
る。伝送路クロック103に同期して入力データ信号1
01が書込アドレスリセットパルスのタイミングでメモ
リ1に書き込まれる。同様に遅延回路3で遅延を受けた
遅延入力データ信号も遅延書込アドレスリセットパルス
のタイミングでメモリ2に書き込まれる。
【0021】読出側はそれぞれ対応する読出アドレスリ
セットパルスのタイミングで読み出しが始まるが、メモ
リ1の読出データは遅延回路7で遅延するので書込側で
遅延したメモリ2からの読出データと同位相となる。通
常、出力データ信号102はメモリ2の読出データを選
択している。若し、伝送路の異常で周波数変動が生じて
読出アドレスリセットパルスと書込アドレスリセットパ
ルスの位相が接近すると、選択制御信号が出力されて出
力データ信号102は遅延回路7の出力データを選択す
る。
セットパルスのタイミングで読み出しが始まるが、メモ
リ1の読出データは遅延回路7で遅延するので書込側で
遅延したメモリ2からの読出データと同位相となる。通
常、出力データ信号102はメモリ2の読出データを選
択している。若し、伝送路の異常で周波数変動が生じて
読出アドレスリセットパルスと書込アドレスリセットパ
ルスの位相が接近すると、選択制御信号が出力されて出
力データ信号102は遅延回路7の出力データを選択す
る。
【0022】この時の状態を点線で示してあるが、出力
データ信号は切換えによりデータの欠落を生ずることは
ない。尚、読出アドレスリセットパルスの位相差が拡大
するので制御巾も広くなる。即ち読出タイミングの制御
巾はこの切替によりBからAに移行し結局Cに拡大され
たことになる。
データ信号は切換えによりデータの欠落を生ずることは
ない。尚、読出アドレスリセットパルスの位相差が拡大
するので制御巾も広くなる。即ち読出タイミングの制御
巾はこの切替によりBからAに移行し結局Cに拡大され
たことになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、伝送路間
の周波数変動に対する制御巾を拡大するために、書き込
みと読み出しにそれぞれ時間差を設けた2つのメモリを
設け、この2つのメモリの読出データを同位相とした後
で切換えて行っているので、切り換えにより発生するデ
ータの欠落がないという効果がある。
の周波数変動に対する制御巾を拡大するために、書き込
みと読み出しにそれぞれ時間差を設けた2つのメモリを
設け、この2つのメモリの読出データを同位相とした後
で切換えて行っているので、切り換えにより発生するデ
ータの欠落がないという効果がある。
【図1】本実施例のブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するタイムチャートである。
【図3】従来例のブロック図である。
【図4】図3の動作を説明するタイムチャートである。
1,2 メモリ 3,7 遅延回路 4 書込パルス発生回路 5 読出パルス発生回路 6 制御回路 8 選択回路
Claims (3)
- 【請求項1】 伝送路からの入力データ信号を前記入力
データ信号から抽出した伝送路クロックにより書き込み
自局の装置内より発生した前記伝送路クロックと同一周
波数の装置内クロックにより読み出す第1のメモリ手段
と、前記入力データ信号と前記伝送路クロックとをそれ
ぞれ所定の遅延量だけ遅延させた後前記第1のメモリ手
段と同様な書き込み読み出し動作を行う第2のメモリ手
段と、前記第1のメモリ手段から読み出されたデータ信
号を前記遅延量だけ遅延させた遅延出力データ信号と前
記第2のメモリ手段から読み出された出力データ信号と
の一方の前記伝送路クロックと前記装置内クロックとの
周波数差により選択する選択手段とを備えることを特徴
とするクロック乗せ換え回路。 - 【請求項2】 前記第1のメモリ手段は、前記入力デー
タ信号を前記伝送路クロックに同期して書込タイミング
パルスにより書き込みこの書き込まれた前記入力データ
信号を前記装置内のクロックに同期して読出タイミング
パルスにより読み出す第1のメモリ回路と、前記伝送路
クロックから前記書込タイミングパルスを生成する書込
パルス発生回路と、前記装置内クロックから前記読出タ
イミングパルスを生成する読出パルス発生回路とを備
え、 前記第2のメモリ手段は前記入力データ信号を所定の遅
延量だけ遅延させる第1の遅延回路と、前記書込タイミ
ングパルスを前記遅延量だけ遅延させる第2の遅延回路
と、前記読出タイミングパルスを前記遅延量だけ遅延さ
せる第3の遅延回路と、前記第1の遅延回路の出力する
遅延入力データ信号を前記伝送路クロックに同期して前
記第2の遅延回路の出力する遅延書込タイミングパルス
により書込みこの書き込まれた前記遅延入力データ信号
を前記装置内クロックに同期して前記第3の遅延回路の
出力する遅延読出タイミングパルスにより読み出す第2
のメモリ回路とを備え、 前記選択回路は、前記第1のメモリ回路から読み出され
た出力データ信号を前記遅延量だけ遅延させる第3の遅
延回路と、前記第3の遅延回路の出力する遅延出力デー
タ信号と、前記第2のメモリ回路の出力する出力データ
信号とを入力し選択制御信号により一方を選択し出力す
る選択回路と、前記書込タイミングパルスあるいは前記
遅延書込タイミングパルスと前記読出タイミングパルス
とを入力しこの位相差を検出し前記選択制御信号を出力
する制御回路とを備えることを特徴とする請求項1記載
のクロック乗せ換え回路。 - 【請求項3】 前記選択回路は、常時は前記第2のメモ
リ回路の出力する前記出力データ信号を選択し、前記制
御回路が前記遅延書込タイミングパルスと前記遅延読出
タイミングパルスとの位相差が所定値より小さくなった
時に出力する前記選択制御信号により、前記第2のメモ
リ回路からの前記遅延出力データを選択することを特徴
とする請求項2記載のクロック乗せ換え回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173522A JP2594742B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | クロック乗せ換え回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173522A JP2594742B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | クロック乗せ換え回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730529A true JPH0730529A (ja) | 1995-01-31 |
JP2594742B2 JP2594742B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=15962092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5173522A Expired - Fee Related JP2594742B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | クロック乗せ換え回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594742B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005311650A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Nec Engineering Ltd | クロック同期化方法及び同期化装置 |
US8521176B2 (en) | 2011-05-26 | 2013-08-27 | Fujitsu Limited | Transmission apparatus and frequency fluctuation compensation method |
JP2014049974A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Rohm Co Ltd | シリアルデータの受信回路および受信方法、オーディオ信号処理回路、電子機器、オーディオシステム |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5173522A patent/JP2594742B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005311650A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Nec Engineering Ltd | クロック同期化方法及び同期化装置 |
US8521176B2 (en) | 2011-05-26 | 2013-08-27 | Fujitsu Limited | Transmission apparatus and frequency fluctuation compensation method |
JP2014049974A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Rohm Co Ltd | シリアルデータの受信回路および受信方法、オーディオ信号処理回路、電子機器、オーディオシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594742B2 (ja) | 1997-03-26 |
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