JPH0730401B2 - 靭性の優れた高強度レ−ルの製造方法 - Google Patents

靭性の優れた高強度レ−ルの製造方法

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JPH0730401B2
JPH0730401B2 JP61271798A JP27179886A JPH0730401B2 JP H0730401 B2 JPH0730401 B2 JP H0730401B2 JP 61271798 A JP61271798 A JP 61271798A JP 27179886 A JP27179886 A JP 27179886A JP H0730401 B2 JPH0730401 B2 JP H0730401B2
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/04Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for rails

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は、軌道用レールの製造、特に重荷重鉄道もしく
は線路の曲線部等に用いられる高強度鋼製レールの製造
方法に関するもので、高強度且つ高靭性の軌道用レール
を高生産性を確保して適切に製造することのできる方法
を提供しようとするものである。
(従来の技術) 従来、高強度微細パーライト系鋼製レールの高能率な生
産方法として、熱間圧延の完了したレールを直接冷却装
置に装入し、レール頭部を強制冷却して高強度の製品を
得る方法が開発され実用化されつつある。しかし乍らこ
の方法は単に圧延後の冷却手段が従来の放冷と異なるに
過ぎないため、普通レールと類似した程度の靱性しか得
られておらず、近年、高強度レールにも、優れた耐摩耗
性に加えて鉄道の安全性の面からより靱性の高いものが
要求されてきている。靱性に優れた高強度レールの比較
的生産性の高い方法として制御圧延法が提唱されている
が、この方法は、熱間圧延における圧延温度、圧下率を
特定の条件に設定して行なう製法であって、圧延仕上り
時のオーステナイト粒の細粒化を図り、圧延終了後直ち
に強制冷却を行なうことを特徴として高強度、高靱性を
得る方法である。
なお、高強度微細パーライト系鋼製レールの高能率な生
産方法として特開昭51−66221には熱間圧延の完了した
レールを直接冷却装置に装入し、レール頭部を強制冷却
し高強度の製品を得る方法が発表されている。
更に特開昭46−3202(米国特許第3726724号)において
は熱間圧延、冷却、再加熱、冷却のプロセスを採る熱処
理法も開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記した高強度レールを得るための制御圧延法は圧延温
度が制御される関係で圧延中待機放冷を実施する必要か
ら生産能率の面ではまだ問題のあること、更にオーステ
ナイト低温域で圧延を行なうためレール形状の複雑さか
ら圧延形状の精度を出すのが困難であり、又、低温圧延
による圧延荷重の増大に起因するロール折損を生ずる危
険もあった。
また特開昭51−66221によるものは圧延後の冷却手段が
単に従来の放冷と異なるにすぎないので普通レールと同
レベルの靭性しか得られないことになり、近年における
高強度レールに加えて安全面から要求される靭性を満足
しない。
更に特開昭46−3202(米国特許第3726724号)によるも
のは再加熱後の冷却が空冷であるから生産性に劣る不利
があると共に、靭性なども劣る欠点がある。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 本発明は、上述したような現状に鑑み検討を重ねて創案
されたものであって、通常圧延のままもしくは制御圧延
後の熱片レールを用い圧延の生産能率を維持しつつ、熱
延に続く連続的な熱処理により単なる高速冷却法より優
れた靱性を有する高強度微細パーライト系鋼製レールの
製造方法を得ることに成功したものであって、以下の如
くである。
(1) 重量%で C:0.50〜0.85% Si:0.10〜1.00% Mn:0.50〜1.50% P:0.035%以下 S:0.035%以下 Al:0.050%以下 を含有し、残部がFeと不可避的な不純物からなる鋼を熱
間圧延し、熱間圧延完了直後の熱片レールを、Ar3点以
下400℃以上の温度に冷却してレール全体のパーライト
変態を終了せしめ、次いで加熱炉に装入しAc3点以上950
℃以下のオーステナイト域における低温加熱を行ない、
しかる後該レールの頭部を強制冷却して微細パーライト
組織となし、腹部および底部を放冷もしくは強制冷却し
て通常のパーライト組織もしくは微細パーライト組織と
する処理を連続熱処理で行うことを特徴とする靱性の優
れた高強度レールの製造方法。
(2) 重量%で C:0.50〜0.85% Si:0.10〜1.00% Mn:0.50〜1.50% P:0.035%以下 S:0.035%以下 Al:0.50%以下 を含有し、更に Cr:0.05〜1.50% Mo:0.01〜0.20% Ni:0.10〜1.00% V:0.01〜0.10% Nb:0.005〜0.050% Ti:0.001〜0.015% の1種もしくは2種以上を含有し、残部がFeと不可避的
な不純物とからなる鋼を熱間圧延し、熱間圧延完了直後
の熱片レールを、Ar3点以下400℃以上の温度に冷却して
レール全体のパーライト変態を終了せしめ、次いで加熱
炉に装入しAc3点以上950℃以下のオーステナイト域にお
ける低温加熱を行ない、しかる後該レールの頭部を強制
冷却して微細パーライト組織となし、腹部および底部を
放冷もしくは強制冷却して通常のパーライト組織もしく
は微細パーライト組織とする処理を連続熱処理で行うこ
とを特徴とする靱性の優れた高強度レールの製造方法。
(作 用) 本発明による場合、靭性に優れると共に高生産性も重要
な条件であり、熱延の完了後の熱片レールはAr3点以下
まで冷却して変態を完全に終了せしめる必要はあるが、
必要以上に時間をかけて冷却する必要は無く、むしろ時
間短縮と顕熱の有効利用の見地から可及的速やかに加熱
炉に装入すべきであって、その下限を400℃とすること
により顕熱の有効利用と時間短縮を適切に得しめる。し
かして加熱炉に装入された熱片レールは、加熱によりAc
3点において再度オーステナイトに変態するが、この時
は圧延状態のオーステナイト粒に比較して非常に微細な
アーステナイト粒となり、この微細な組織を得る条件と
しては前述の熱延後のAr3点以下まで冷却し変態を完了
しておくことである。
なお、この変態直後のオーステナイトには未溶解セメン
タイトが残留するためレール鋼の焼入性に不均一さと焼
入性の低下という現象を生ずるので、この未溶解セメン
タイトを溶かし安定した焼入性を確保するためには、加
熱温度をAc3点より更らに昇温する必要がある。しか
し、微細粒化したオーステナイト粒は、加熱温度を上げ
るとともに粒の成長により粗大化するため粗大化の激し
くなる950℃を超えない温度で加熱する必要がある。
このようにして微細粒化されたオーステナイト状態にあ
るレール鋼の頭部は強制冷却することにより高強度の微
細パーライト組織となるものであり、この微細パーライ
ト組織はオーステナイト粒の細かさを受け継いでおり高
靱性を生ずる原因となり一方腹部、底部は放冷して高靱
性の通常のパーライト組織もしくは頭部と同様に強制冷
却して微細パーライト組織を得る。このように頭部も腹
底部も共にパーライト組織であることによってレール全
般に好ましい靭性を確保する。
尚、本発明は通常の圧延終了後の熱片レールもしくは制
御圧延の終了した熱片レールの何れにも適用しうるもの
であり、比較的無理な圧延を行なったものでも本発明の
熱処理によりその歪を是正できる効果もある。
次に本発明方法の実施に適合する鋼の組成について、特
に成分範囲の限定理由について述べる。
C:0.50〜0.85%。
Cは、耐摩耗性上必要不可欠な元素であり、wt%(以下
単に%という)で0.50%未満では摩耗が激しく、実用的
な耐摩耗鋼となり得ない。一方0.85%を超えると金属組
織中に初析セメンタイトが生成し、延性が劣化する。そ
こでC量は0.50〜0.85%に限定した。
Si:0.10〜1.00%。
Siは、脱酸元素であると共に強度向上に必須の元素であ
る。従って、脱酸元素として最低0.10%はキルド鋼とし
て必要であり、一方強度上昇には添加量が多い方が効果
も大きいが1.00%を超えると延性の低下が著しいためこ
れを上限とした。
Mn:0.50〜1.50%。
Mnは、強度向上に必須の元素であって、0.50%未満では
その効果が小さく、また1.50%を超えると溶接性の劣化
が顕著となるので0.50〜1.50%に限定した。
P、S:0.035%以下。
P、Sは、不純物元素で、0.035%を超えると延性も靱
性も共に劣化するため何れもこれを上限とした。また
P、Sは含有量が低いほど延性、靱性が良好であり、特
に0.010%以下でその効果が大きく、溶接性も改善され
る。
Al:0.050%以下。
Alは、脱酸元素としてSiと併用される。しかし0.050%
を超えると、Al2O3の発生量が多くなり疲労性能が劣化
するためこれを上限とした。
上記のような成分組織は本発明の連続製造公定に適した
レール鋼として必要不可欠なもので、特に頭部を高強度
微細パーライト組織とするのに重要である。更に本レー
ル鋼を効率よく、且つ効果的に製造するために添加する
添加元素についての限定理由は以下の通りである。
Crは、焼入性向上により、微細パーライト組織とするの
を容易にすると共に、パーライト組織の焼なまし軟化抵
抗を高め、高強度微細パーライト組織を得られ易くし、
焼入性向上の効果を示す0.05%を下限とする。また1.50
%を超えると溶接性を劣化させるためこれを上限とし、
0.05〜1.50%に限定した。
Moは、Crと同様に焼入性の向上と、パーライト組織の焼
なまし軟化抵抗による強度上昇を示しその限定理由も同
じである。つまり焼入性の効果を示す下限値として0.01
%は必要であり、また溶接性から上限を0.20%とした。
Niは、焼入性向上および強度上昇と靱性向上に効果があ
り、0.10%未満では焼入性向上が小さく、1.00%を超え
るとその効果は飽和する。従って0.10〜1.00%に限定し
た。
V、Nb、Tiは、950℃以下の低温加熱において大部分C
又はNとの析出物として鋼中に存在し、Ac3点から950℃
のオーステナイト中にあって、微細オーステナイト粒の
粒成長を抑制して高靭化に大きく寄与する。従ってオー
ステナイト粒成長抑制効果を示す最低量として、V:0.01
%、Nb:0.005%、Ti:0.001%を必要とし、また上限は、
この効果の飽和する限界量であるからV:0.10%、Nb:0.0
5%、Ti:0.015%とした。
尚、本発明の方法による連続製造工程の要点について説
明すると、熱延終了後放冷もしくは強制冷却によってAr
3点以下まで冷却するが、変態が完全に終了する温度は
放冷の場合が最も高く約720〜600℃であり、又、加熱炉
へ装入するレールの顕熱利用の効果は少なくとも400℃
以上であることが好ましく、一般的には720〜400℃の範
囲であり、適用し易い温度範囲は650〜400℃であると云
える。加熱炉においてはAc3点〜950℃の温度域で加熱す
るが、保持時間は2時間以内であればオーステナイト粒
の成長も少なく、最適条件は1〜30分間である。続いて
行う頭部の強制冷却により引張り強さ100kgf/mm2以上が
得られる。
又、前述したような靱性の優れた高強度の微細パーライ
ト組織のレール頭部を得るためにはパーライト変態温度
域において1〜15℃/secの冷却速度を必要とする。腹
部、底部はレールの使用箇所に応じ放冷もしくは15℃/s
ec以下の冷却温度で強制冷却する必要がある。
第1図は本発明におけるレールの断面図で、頭部1、頭
部2、底部3、底部中央4より成っている。
(実施例) 第1表に記載する本発明方法に適合する化学成分組成を
有するA〜Mの合計13種類の鋼種について連続熱処理を
行なった。
第2表は上記第1表に示したA〜Mの各供試鋼毎に従来
一般的に公知の熱延直後の強制冷却した従来法の場合
と特開昭46−3202号に従った従来法および本発明方法
の熱処理方法を用いた場合の比較を、熱処理条件(冷却
方法、変態温度、加熱炉装入温度、加熱炉内保持温度×
時間、冷却速度〔頭頂下と底部中央〕)、機械的性質
(引張強さ〔頭頂下と底部中央〕)、2uE+20℃〔頭頂
下と底部中央〕)等について行った実測値を示すもので
ある。
第2図は従来の製造工程と本発明の製造工程を示し、第
3図は従来の製造工程と共に本発明の製造工程を温度と
経過時間との関連で表示した概略図であり、本発明によ
るものは該第3図に実線で示すように連続熱処理(オン
ライン)で行うもので、その○印の中の数字は第2表の
熱処理条件の項目欄に記入した○印の中の数字と対応さ
せてある。第2表中の冷却速度0.3℃/secは放冷を示
し、冷却速度は750℃と500℃の平均冷却速度をとった。
又、機械的性質の内で腹部、底部については引張り試験
値も衝撃試験値も部位間に差はなく略同一値を示したの
で底部中央を代表点とした。冷却速度も同一傾向のため
これに準じて底部中央を代表値とした。
第2表から本発明方法による場合は、レール頭部につい
ては従来工程と同等の極限の強度を微細パーライト組織
により得ることができ、腹底部にも充分な強度と共に高
靭性が付与されていることがわかる。即ち本発明の目的
とする靱性については2uE+20℃が2kgf・m以上の値を
示しており従来工程に対して約2倍の高靱性化が達成さ
れている。合金添加の効果としてはCr,Mo,Niによりレー
ル鋼の焼入性が向上し、冷却速度を小さくすることがで
き、γ粒微細化による焼入性低下が損なわれていること
がわかる。Vについても一部溶解したV(CN)により焼
入性が向上、Cr,Mo,Ni,V,Nb,Tiの複合添加は焼入性の向
上とγ粒微細化に非常に有効であることが確かめられ
た。
「発明の効果」 以上詳述したように、本発明方法は通常の圧延を完了し
たものもしく制御圧延の完了したもの何れの熱片レール
にも適用でき、しかもこの独得の熱処理を行なうことに
より従来の圧延完了後の高速冷却法より遥かに靱性の優
れた高強度微細パーライト組織を有する高強度鋼製レー
ルが得られることが明らかになった。また一般的には本
発明法による圧延の生産性は通常圧延と略同一程度であ
り、必ずしも制御圧延法の如きオーステナイト低温域で
の圧延を必要としないのでこれに伴なう弊害を防止でき
ることはもちろん、仮りに無理な圧延を行なったとして
も熱処理によりその歪も解消でき、しかも顕熱を有効に
利用した連続熱処理で行い得るので高生産性を確保し得
る等の効果をも併せ持つことになるので、本願発明は業
界に益するところ大なる発明と云うべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図はレールの断面図、第2図は従来法と本発明法の
製造工程を示す略図、第3図は前図における各工程にお
ける温度変化と時間経過を示す概略図である。 然してこれらの図面において、1:頭部、2:腹部、3:底
部、4:底部中央を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永橋 新一 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 斉藤 義郎 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 森岡 清孝 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 片岡 譲 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 有三 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 寺本 豊和 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤林 晃夫 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 上田 正博 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭46−3202(JP,A) 特開 昭51−66221(JP,A) 特開 昭59−133322(JP,A) 特開 昭55−2768(JP,A) 特開 昭60−103154(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で C:0.50〜0.85% Si:0.10〜1.00% Mn:0.50〜1.50% P:0.035%以下 S:0.035%以下 Al:0.050%以下 を含有し、残部がFeと不可避的な不純物からなる鋼を熱
    間圧延し、熱間圧延完了直後の熱片レールを、Ar3点以
    下400℃以上の温度に冷却してレール全体のパーライト
    変態を終了せしめ、次いで加熱炉に装入しAc3点以上950
    ℃以下のオーステナイト域における低温加熱を行ない、
    しかる後該レールの頭部を強制冷却して微細パーライト
    組織となし、腹部および底部を放冷もしくは強制冷却し
    て通常のパーライト組織もしくは微細パーライト組織と
    する処理を連続熱処理で行うことを特徴とする靱性の優
    れた高強度レールの製造方法。
  2. 【請求項2】重量%で C:0.05〜0.85% Si:0.10〜1.00% Mn:0.50〜1.50% P:0.035%以下 S:0.035%以下 Al:0.50%以下 を含有し、更に Cr:0.05〜1.50% Mo:0.01〜0.20% Ni:0.10〜1.00% V:0.01〜0.10% Nb:0.005〜0.050% Ti:0.001〜0.015% の1種もしくは2種以上を含有し、残部がFeと不可避的
    な不純物とからなる鋼を熱間圧延し、熱間圧延完了直後
    の熱片レールを、Ar3点以下400℃以上の温度に冷却して
    レール全体のパーライト変態を終了せしめ、次いで加熱
    炉に装入しAc3点以上950℃以下のオーステナイト域にお
    ける低温加熱を行ない、しかる後該レールの頭部を強制
    冷却して微細パーライト組織となし、腹部および底部を
    放冷もしくは強制冷却して通常のパーライト組織もしく
    は微細パーライト組織とする処理を連続熱処理で行うこ
    とを特徴とする靱性の優れた高強度レールの製造方法。
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