JPH073028Y2 - ラジアルピストン型回転機械の軸受 - Google Patents

ラジアルピストン型回転機械の軸受

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JPH073028Y2
JPH073028Y2 JP1986025738U JP2573886U JPH073028Y2 JP H073028 Y2 JPH073028 Y2 JP H073028Y2 JP 1986025738 U JP1986025738 U JP 1986025738U JP 2573886 U JP2573886 U JP 2573886U JP H073028 Y2 JPH073028 Y2 JP H073028Y2
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JP
Japan
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bearing
outer ring
piston type
radius
type rotary
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986025738U
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English (en)
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JPS62138869U (ja
Inventor
賢治 錦織
直光 小沢
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はラジアルピストン型回転機械、すなわちポンプ
又はモータに使用される軸受に関する。
[従来技術] ラジアルピストン型のポンプはロータ軸に対して半径方
向に移動自在の複数のピストンを設け、それらのピスト
ンの半径方向内方の回転軸の係合部分にロータ軸と偏心
している回転軸に軸受を設け、回転軸の回転に伴いピス
トンを半径方向に移動させてポンプ作用を行うようにな
っている。
しかしながら、かかる従来技術において、ピストンの半
径方向内端は軸受の外輪と係合しているが、軸受の外輪
の外周は通常円弧状に形成されており、ピストンの半径
方向内端が平面であると、接触部分が線接触となり、接
触面積が小さいために、軸のたわみやピストンの取付誤
差が加わって、軸受に局部的な集中荷重が加わり、軸受
の寿命が非常に短くなる。さらに接触面積が小さいと、
面圧が高くなるので、異常摩耗が生じやすく、またとか
く焼付現象も生じやすい。すなちわ第5図において、外
輪5が回転軸の回転中心O1を中心として回転することに
より、実線位置5と点線位置5′とを移動するが、その
際ピストン6は実線位置6と点線位置6′との間を動
く、このときその接触部分は距離L1とL2との間を移動す
るが、このときに面圧が大きい前述の不具合を生ずるの
である。
例えば、特開昭49−49038号公報、特開昭58−15769号公
報には、軸受外輪を多角形としたラジアルピストン型回
転機械が示されている。しかしながら、かかる公知技術
では、接触面圧が低くなるように考えられるが、すべて
のピストンの軸線に対してすべての軸受外輪の面とが直
角となるように加工することが極めて困難であり、実施
に際してピストンのエッジが軸受外輪と係合し、その部
分でエッジロードが働き、損傷を生ずることになる。ま
た軸受外輪の角部も摩耗や損傷を生じやすい。
また、特開昭51−128006号公報にはアウターレースの外
周が円形である軸受が開示されている。しかし、この軸
受はアウタレース外周は全周に亘って同一の曲率半径で
あるため、片荷重を受ける事なく接触面圧を低下させる
事、軸受の大きさを小型化する事は不可能である。
[解決しようとする課題] 本考案は上記した従来技術の問題点に鑑みて提案された
もので、片荷重を受ける事なく接触面圧を低下させ、軸
受の大きさを小型化することが出来て、しかも摩耗や損
傷が生じにくいラジアルピストン型回転機械の軸受を提
供することを目的としている。
[課題を解決する手段] 本考案のラジアルピストン型回転機械の軸受は、回転軸
の回転中心とは偏心している回転軸に設けられた軸受の
外輪と係合して半径方向内方および外方に運動するピス
トンを有するラジアルピストン型回転機械の軸受におい
て、その軸受の外輪の外周面に該外輪の最大径よりも小
さい部分を複数箇所形成し、該最大径より小さい部分は
外輪の最大径よりも大きな曲率半径の円弧で構成されて
おり、外輪の軸と平行な断面が曲面で形成されており、
該曲面は外輪の最大径よりも大きな曲率半径の円弧で構
成されている。
本考案の実施に際して、軸受はコロ軸受でも玉軸受でも
よい。また、ピストンの係合面も円弧曲面で構成するの
が好ましい。このように構成すると、荷重がコロ又は玉
の中心に印加されるようになり、コロ又は玉に印加され
る荷重が安定して支持され、軸受の寿命がのびるからで
ある。
[作用] 一般に軸受外輪は鋼材で作られているので、負荷状態に
おいて変形し、そのために、ピストンと外輪とは面接触
となる。その際、半径の小さい円弧面と係合する場合と
半径の大きい円弧面との場合とを比べてみると、同一の
変形量すなわち撓み量に対して、接触面積は半径の大き
い円弧面の場合が大となる。そのために、本考案によれ
ば、このような弾性変形をした係合状態において、ピス
トンと軸受外輪との係合する接触面積が大であり、ピス
トンとの係合面の面圧が下がることになる。その結果、
摩耗が減少すると共に、軸受の寿命をのばすことができ
る。さらに、面圧が下がるので焼付きも生じにくい。特
に、外輪の軸と平行な断面も曲面であるからピストンに
エッジロードが作用せず、機械全体の寿命を延ばすこと
ができ、この種の装置において実用的効果が大である。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図および第2図は本考案を実施したラジアルピスト
ン型ポンプの軸受を示し、図示しないポンプケーシング
に支持された一対の軸受B1およびB2には回転軸1が回転
自在に支承されており、この回転軸1は図示しないモー
タによって矢印A方向に回転せしめられるようになって
いる。この回転軸の軸線O1とは偏心量δだけ偏心した軸
線O2を中心線とする偏心部分1aが回転軸1に形成されて
いる。そしてこの偏心部分1aには本考案を実施した軸受
2が設けられている。軸受2を構成する内輪3の内周面
は前記偏心部分1aの外周面に嵌着されており、そして内
輪3の外周面には複数のコロ4を介して外輪5が嵌着さ
れ、もって軸受2を形成している。そして外輪5の外周
には半径方向(矢印Fの方向)を向いた適数(図示の例
では3つ)のピストン6が係合するようになっている。
第3図によく示されているように外輪5はその軸直角断
面において、図示の例では3つの最大半径部分5aと、こ
れらの最大半径部分5aと連設して半径(R1)の大きい円
弧で形成された半径の大きい部分5bとを有している。
また外輪5の外周面5aおよび5bは第4図によく示されて
いるようにその軸と平行な断面が半径R2の曲面で形成さ
れている。なお、以上の実施例はポンプにつき説明した
が、ラジアルピストン型モータに同様に実施することは
明らかである。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のラジアルピストン型回転
機械の軸受によれば、軸受の外輪がその軸受外輪の外径
より大きな半径の円弧面により形成されているので、そ
の円弧面上におけるピストンとの係合面では接触面圧を
低下させることができ、焼付や摩耗が効果的に防止され
る。
また、軸受の外輪の外周面の曲率半径が全周に亘って均
一ではなく、外輪の最大径よりも大きな曲率半径の円弧
で構成された部分を複数箇所形成しており、且つ、外輪
の軸と平行な断面も外輪の最大径よりも大きな曲率半径
の円弧で構成されているので、荷重が軸受のコロ又は玉
の中心に印加されて、コロ又は玉に印加される荷重が安
定して支持されるので、軸受の寿命がのびる。そして、
片荷重を受ける事なく接触面圧を低下させる事、軸受の
大きさを小型化する事が可能になるのである。
これに加えて、複雑な或いは困難な加工を必要としない
という利点をも有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したラジアルピストン型ポンプの
ケーシングを取り去って示す側面図で、後述の第2図の
I−I線に沿って見た図、第2図は第1図のII−II線に
沿って見た断面図、第3図は第2図に示す軸受を拡大し
て示す図、第4図は第3図のIV−IV線に見た断面図、第
5図は外輪とピストンとの移動の関係を示す図である。 1……回転軸、1a……偏心部分、2……軸受、5……外
輪、5a……最大半径の部分、6……ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−49038(JP,A) 特開 昭58−15769(JP,A) 特開 昭51−128006(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の回転中心とは偏心している回転軸
    に設けられた軸受の外輪と係合して半径方向内方および
    外方に運動するピストンを有するラジアルピストン型回
    転機械の軸受において、その軸受の外輪の外周面に該外
    輪の最大径よりも小さい部分を複数箇所形成し、該最大
    径より小さい部分は外輪の最大径よりも大きな曲率半径
    の円弧で構成されており、外輪の軸と平行な断面が曲面
    で形成されており、該曲面は外輪の最大径よりも大きな
    曲率半径の円弧で構成されていることを特徴とするラジ
    アルピストン型回転機械の軸受。
JP1986025738U 1986-02-26 1986-02-26 ラジアルピストン型回転機械の軸受 Expired - Lifetime JPH073028Y2 (ja)

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JP1986025738U JPH073028Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26 ラジアルピストン型回転機械の軸受

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62138869U JPS62138869U (ja) 1987-09-01
JPH073028Y2 true JPH073028Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=30826172

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JP1986025738U Expired - Lifetime JPH073028Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26 ラジアルピストン型回転機械の軸受

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735809B2 (ja) * 1987-07-03 1995-04-19 株式会社日立製作所 油ポンプ軸の支承装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1437943A (en) * 1972-05-26 1976-06-03 British Twin Disc Ltd Crankshafts
JPS5815769A (ja) * 1981-07-21 1983-01-29 Mitsubishi Metal Corp 回転型アクチユエ−タ

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JPS62138869U (ja) 1987-09-01

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