JPH07302860A - 半導体パッケージの実装構造および実装方法 - Google Patents
半導体パッケージの実装構造および実装方法Info
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- JPH07302860A JPH07302860A JP11436194A JP11436194A JPH07302860A JP H07302860 A JPH07302860 A JP H07302860A JP 11436194 A JP11436194 A JP 11436194A JP 11436194 A JP11436194 A JP 11436194A JP H07302860 A JPH07302860 A JP H07302860A
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- substrate
- pin
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/303—Surface mounted components, e.g. affixing before soldering, aligning means, spacing means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3431—Leadless components
Landscapes
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 はんだバンプと電極パッドとを容易にしかも
確実に接合できる半導体パッケージの実装構造および実
装方法を提供すること。 【構成】 本発明は半導体パッケージ1の基台11に取
り付けられた少なくとも3本のピン14のうち少なくと
も2本に電極パッド21とはんだバンプ13との位置合
わせを行う位置規制部を設け、少なくとも3本に半導体
パッケージ1と基板2との間隔を規制する高さ規制部を
設け、基板2に位置規制部を挿入する穴22を設けてい
る。実装を行うには、位置規制部を穴22に挿入しては
んだバンプ13と電極パッド21との位置合わせをした
後、はんだバンプ13を溶融して高さ規制部で半導体パ
ッケージ1と基板2との間隔を所定量に保つようにす
る。
確実に接合できる半導体パッケージの実装構造および実
装方法を提供すること。 【構成】 本発明は半導体パッケージ1の基台11に取
り付けられた少なくとも3本のピン14のうち少なくと
も2本に電極パッド21とはんだバンプ13との位置合
わせを行う位置規制部を設け、少なくとも3本に半導体
パッケージ1と基板2との間隔を規制する高さ規制部を
設け、基板2に位置規制部を挿入する穴22を設けてい
る。実装を行うには、位置規制部を穴22に挿入しては
んだバンプ13と電極パッド21との位置合わせをした
後、はんだバンプ13を溶融して高さ規制部で半導体パ
ッケージ1と基板2との間隔を所定量に保つようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極パッドが設けられ
た基板上にはんだバンプを備えた半導体パッケージを実
装する実装構造および実装方法に関する。
た基板上にはんだバンプを備えた半導体パッケージを実
装する実装構造および実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の面実装において、基
台の片面側に配列されたボール状のはんだバンプによっ
てプリント配線板等の基板との電気的および機械的な接
合を行ういわゆるボールグリッドアレイから成る半導体
パッケージが盛んに用いられている。
台の片面側に配列されたボール状のはんだバンプによっ
てプリント配線板等の基板との電気的および機械的な接
合を行ういわゆるボールグリッドアレイから成る半導体
パッケージが盛んに用いられている。
【0003】このような半導体パッケージを基板上に実
装するには、図8の概略斜視図に示すように、半導体パ
ッケージ1と基板2との相互の位置関係を位置観察用ス
コープ4を用いて同時に観察し、所定の位置補正を行っ
た後に接合を行っている。つまり、位置観察用スコープ
4を用いて半導体パッケージ1のはんだバンプ13側の
映像と、基板2の電極パッド21側の映像とを図示しな
いCCDカメラ等で取り込み、相対応するはんだバンプ
13と電極パッド21との相対位置が合うように半導体
パッケージ1と基板2との位置合わせを行う。そして、
この状態で半導体パッケージ1と基板2とを合わせるよ
うにしてはんだバンプ13と電極パッド21とを接触さ
せ、はんだバンプ13を溶融することで電極パッド21
との接合を行う。
装するには、図8の概略斜視図に示すように、半導体パ
ッケージ1と基板2との相互の位置関係を位置観察用ス
コープ4を用いて同時に観察し、所定の位置補正を行っ
た後に接合を行っている。つまり、位置観察用スコープ
4を用いて半導体パッケージ1のはんだバンプ13側の
映像と、基板2の電極パッド21側の映像とを図示しな
いCCDカメラ等で取り込み、相対応するはんだバンプ
13と電極パッド21との相対位置が合うように半導体
パッケージ1と基板2との位置合わせを行う。そして、
この状態で半導体パッケージ1と基板2とを合わせるよ
うにしてはんだバンプ13と電極パッド21とを接触さ
せ、はんだバンプ13を溶融することで電極パッド21
との接合を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体パッ
ケージの実装においては、半導体パッケージのはんだバ
ンプ側と基板の電極パッド側との映像を同時観察するた
めの光学系が十分に調整されており、しかも各々の光軸
が同軸上にあることが高い位置合わせ精度を実現する上
で重要な要素となる。しかも、取り込み映像がぼけない
ように半導体パッケージと基板とが平行に配置されてい
ることが要求される。これらの条件を満たすためには、
X、Y、θ方向の高精度な位置合わせが可能な機構を用
意する必要があり、半導体パッケージの実装に用いる機
構の複雑化およびコスト高を招く原因となっている。
ケージの実装においては、半導体パッケージのはんだバ
ンプ側と基板の電極パッド側との映像を同時観察するた
めの光学系が十分に調整されており、しかも各々の光軸
が同軸上にあることが高い位置合わせ精度を実現する上
で重要な要素となる。しかも、取り込み映像がぼけない
ように半導体パッケージと基板とが平行に配置されてい
ることが要求される。これらの条件を満たすためには、
X、Y、θ方向の高精度な位置合わせが可能な機構を用
意する必要があり、半導体パッケージの実装に用いる機
構の複雑化およびコスト高を招く原因となっている。
【0005】また、はんだバンプと電極パッドとの位置
合わせを行った後、その半導体パッケージをリフロー炉
等へ搬送したり、リフロー炉内のベルトコンベア等によ
って移送する場合、ベルトコンベア等からの振動などで
半導体パッケージと基板とが位置ずれを起こしてしまう
という不都合が生じる。さらに、はんだバンプを溶融し
て電極パッドと接合する場合、半導体パッケージの自重
によって溶融したはんだバンプがつぶれてしまい、隣合
うはんだバンプ同士が接触するいわゆるブリッジ現象を
起こし電気的な接続不良を招く。特に、半導体パッケー
ジに放熱機構を取り付けてある場合には自重が増し、は
んだバンプのつぶれが顕著となる。このようないわゆる
ブリッジ現象は、はんだバンプのピッチ縮小化を図る上
で大きな問題となる。
合わせを行った後、その半導体パッケージをリフロー炉
等へ搬送したり、リフロー炉内のベルトコンベア等によ
って移送する場合、ベルトコンベア等からの振動などで
半導体パッケージと基板とが位置ずれを起こしてしまう
という不都合が生じる。さらに、はんだバンプを溶融し
て電極パッドと接合する場合、半導体パッケージの自重
によって溶融したはんだバンプがつぶれてしまい、隣合
うはんだバンプ同士が接触するいわゆるブリッジ現象を
起こし電気的な接続不良を招く。特に、半導体パッケー
ジに放熱機構を取り付けてある場合には自重が増し、は
んだバンプのつぶれが顕著となる。このようないわゆる
ブリッジ現象は、はんだバンプのピッチ縮小化を図る上
で大きな問題となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された半導体パッケージの実装構造
および実装方法である。すなわち、本発明の半導体パッ
ケージの実装構造は、基台の一方側に半導体素子が搭載
され、他方側に半導体素子との電気的導通を得たはんだ
バンプが設けられた半導体パッケージにおいて、基台の
他方側に取り付けられた少なくとも3本のピンを用いて
所定の基板上の電極パッドとはんだバンプとを位置合わ
せして接続するものであり、ピンのうちの少なくとも2
本に、半導体パッケージを基板上に配置した状態で電極
パッドとはんだバンプとの位置合わせを行うための位置
規制部を設け、ピンのうちの少なくとも3本に、電極パ
ッドとの位置合わせが成されたはんだバンプを溶融する
際に半導体パッケージと基板との間隔を規制するための
高さ規制部を設け、さらに基板に、位置規制部を挿入す
るための位置合わせ用穴を設けている。
を解決するために成された半導体パッケージの実装構造
および実装方法である。すなわち、本発明の半導体パッ
ケージの実装構造は、基台の一方側に半導体素子が搭載
され、他方側に半導体素子との電気的導通を得たはんだ
バンプが設けられた半導体パッケージにおいて、基台の
他方側に取り付けられた少なくとも3本のピンを用いて
所定の基板上の電極パッドとはんだバンプとを位置合わ
せして接続するものであり、ピンのうちの少なくとも2
本に、半導体パッケージを基板上に配置した状態で電極
パッドとはんだバンプとの位置合わせを行うための位置
規制部を設け、ピンのうちの少なくとも3本に、電極パ
ッドとの位置合わせが成されたはんだバンプを溶融する
際に半導体パッケージと基板との間隔を規制するための
高さ規制部を設け、さらに基板に、位置規制部を挿入す
るための位置合わせ用穴を設けている。
【0007】また、ピンをその突出方向に向けて細くな
るようなテーパ状に形成するとともに、基板の位置合わ
せ用穴の径をテーパ状のピンの途中位置における径と等
しくした半導体パッケージの実装構造でもある。さら
に、ピンを導電材料から構成し、半導体素子と基板との
間の電気的な導通を得るために用いた半導体パッケージ
の実装構造でもある。
るようなテーパ状に形成するとともに、基板の位置合わ
せ用穴の径をテーパ状のピンの途中位置における径と等
しくした半導体パッケージの実装構造でもある。さら
に、ピンを導電材料から構成し、半導体素子と基板との
間の電気的な導通を得るために用いた半導体パッケージ
の実装構造でもある。
【0008】また、本発明の半導体パッケージの実装方
法は、上記の半導体パッケージの実装構造における実装
方法であり、先ず、半導体パッケージを基板上に配置し
た状態でピンのうち少なくとも2本に設けられた位置規
制部を基板の位置合わせ用穴に挿入して電極パッドとは
んだバンプとの位置合わせを行い、次いで、はんだバン
プを溶融することで電極パッドとはんだバンプとを接合
するとともに、そのはんだバンプの溶融によって半導体
パッケージと基板との間隔が縮まった際にピンのうち少
なくとも3本に設けられた高さ規制部を支えにして間隔
を所定量に保つ方法である。
法は、上記の半導体パッケージの実装構造における実装
方法であり、先ず、半導体パッケージを基板上に配置し
た状態でピンのうち少なくとも2本に設けられた位置規
制部を基板の位置合わせ用穴に挿入して電極パッドとは
んだバンプとの位置合わせを行い、次いで、はんだバン
プを溶融することで電極パッドとはんだバンプとを接合
するとともに、そのはんだバンプの溶融によって半導体
パッケージと基板との間隔が縮まった際にピンのうち少
なくとも3本に設けられた高さ規制部を支えにして間隔
を所定量に保つ方法である。
【0009】
【作用】本発明は、半導体パッケージの基台のはんだバ
ンプが設けられた側に少なくとも3本のピンが取り付け
られたものを用い、このピンによって基板上の電極パッ
ドとはんだバンプとを位置合わせし接続する。すなわ
ち、ピンのうちの少なくとも2本には位置規制部が設け
られ、この位置規制部を基板に設けられた位置合わせ用
穴に挿入することによって半導体パッケージと基板との
面方向の位置決めが成され、電極パッドとはんだバンプ
との位置合わせができるようになる。
ンプが設けられた側に少なくとも3本のピンが取り付け
られたものを用い、このピンによって基板上の電極パッ
ドとはんだバンプとを位置合わせし接続する。すなわ
ち、ピンのうちの少なくとも2本には位置規制部が設け
られ、この位置規制部を基板に設けられた位置合わせ用
穴に挿入することによって半導体パッケージと基板との
面方向の位置決めが成され、電極パッドとはんだバンプ
との位置合わせができるようになる。
【0010】さらに、ピンのうちの少なくとも3本には
高さ規制部が設けられ、はんだバンプの溶融で半導体パ
ッケージと基板との間隔が狭くなる際、この高さ規制部
が支えとなってその間隔が所定量に保たれることにな
る。また、ピンをその突出方向に向けて細くなるテーパ
状に形成し、そのテーパ状のピンの途中位置の径と位置
合わせ用穴の径とを等しくしている。
高さ規制部が設けられ、はんだバンプの溶融で半導体パ
ッケージと基板との間隔が狭くなる際、この高さ規制部
が支えとなってその間隔が所定量に保たれることにな
る。また、ピンをその突出方向に向けて細くなるテーパ
状に形成し、そのテーパ状のピンの途中位置の径と位置
合わせ用穴の径とを等しくしている。
【0011】つまり、ピンの途中位置より先端側が位置
合わせ用穴に挿入される位置規制部となり、これを位置
合わせ用穴に挿入することで半導体パッケージと基板と
の面方向に位置決めが成される。さらに、はんだバンプ
が溶融することで半導体パッケージと基板との間隔が縮
まり、ピンがその途中位置まで位置合わせ用穴に入り込
むことになる。このため、ピンの途中位置が高さ規制部
となり、この位置で半導体パッケージと基板との間隔が
保たれるようになる。また、ピンが導電材料から構成さ
れることで、ピンを介して半導体素子と基板との電気的
な導通を得ることができるようになる。
合わせ用穴に挿入される位置規制部となり、これを位置
合わせ用穴に挿入することで半導体パッケージと基板と
の面方向に位置決めが成される。さらに、はんだバンプ
が溶融することで半導体パッケージと基板との間隔が縮
まり、ピンがその途中位置まで位置合わせ用穴に入り込
むことになる。このため、ピンの途中位置が高さ規制部
となり、この位置で半導体パッケージと基板との間隔が
保たれるようになる。また、ピンが導電材料から構成さ
れることで、ピンを介して半導体素子と基板との電気的
な導通を得ることができるようになる。
【0012】本発明の半導体パッケージの実装方法で
は、上記のような実装構造において、先ず、ピンのうち
少なくとも2本に設けられた位置規制部を基板の位置合
わせ用穴に挿入して電極パッドとはんだバンプとの位置
合わせを行う。位置規制部を位置合わせ用穴に挿入する
ことで半導体パッケージが基板の面方向に対して位置規
制される。次に、はんだバンプを溶融して電極パッドと
はんだバンプとを接合するとともに、この溶融によって
縮まった半導体パッケージと基板との隙間をピンのうち
少なくとも3本に設けられた高さ規制部で支える。これ
により、半導体パッケージと基板との隙間が処理量に保
たれ、はんだバンプが必要以上につぶれないようにな
る。
は、上記のような実装構造において、先ず、ピンのうち
少なくとも2本に設けられた位置規制部を基板の位置合
わせ用穴に挿入して電極パッドとはんだバンプとの位置
合わせを行う。位置規制部を位置合わせ用穴に挿入する
ことで半導体パッケージが基板の面方向に対して位置規
制される。次に、はんだバンプを溶融して電極パッドと
はんだバンプとを接合するとともに、この溶融によって
縮まった半導体パッケージと基板との隙間をピンのうち
少なくとも3本に設けられた高さ規制部で支える。これ
により、半導体パッケージと基板との隙間が処理量に保
たれ、はんだバンプが必要以上につぶれないようにな
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の半導体パッケージの実装構
造および実装方法の実施例を図に基づいて説明する。図
1は本発明の半導体パッケージの実装構造を説明する概
略斜視図である。本発明で用いる半導体パッケージ1
は、基台11の一方側に半導体素子12が搭載され、他
方側に半導体素子12との電気的導通を得たはんだバン
プ13が設けられたいわゆるボールグリッドアレイから
成るものである。
造および実装方法の実施例を図に基づいて説明する。図
1は本発明の半導体パッケージの実装構造を説明する概
略斜視図である。本発明で用いる半導体パッケージ1
は、基台11の一方側に半導体素子12が搭載され、他
方側に半導体素子12との電気的導通を得たはんだバン
プ13が設けられたいわゆるボールグリッドアレイから
成るものである。
【0014】この半導体パッケージ1が実装される基板
2にははんだバンプ13と対応した電極パッド21が設
けられており、半導体パッケージ1を正確な位置に実装
した状態で電極パッド21とはんだバンプ13との電気
的および機械的な接合が得られるようになっている。こ
の半導体パッケージ1の実装を行うにあたり、基台11
のはんだバンプ13側には少なくとも3本のピン14が
取り付けられており、このピン14を基板2に設けられ
た穴22に挿入することではんだバンプ13と電極パッ
ド21との位置合わせができるようになっている。
2にははんだバンプ13と対応した電極パッド21が設
けられており、半導体パッケージ1を正確な位置に実装
した状態で電極パッド21とはんだバンプ13との電気
的および機械的な接合が得られるようになっている。こ
の半導体パッケージ1の実装を行うにあたり、基台11
のはんだバンプ13側には少なくとも3本のピン14が
取り付けられており、このピン14を基板2に設けられ
た穴22に挿入することではんだバンプ13と電極パッ
ド21との位置合わせができるようになっている。
【0015】図2は、半導体パッケージ1に設けられた
ピン14を説明する裏面斜視図である。すなわち、ピン
14は例えば基台11の四隅に垂設されており、その先
端側と付け根側とで太さが異なる形状となっている。ピ
ン14の先端側は位置規制部14aとなっており、これ
を図1に示す基板2の穴22に挿入することで半導体パ
ッケージ1と基板2との面方向(X、Y、θ方向)の位
置規制が成される。このため、位置規制部14aの径は
穴22の径よりもわずかに小さく、例えば穴22の径が
0.6mmの場合、位置規制部14aの径を0.5mm
程度に形成されている。
ピン14を説明する裏面斜視図である。すなわち、ピン
14は例えば基台11の四隅に垂設されており、その先
端側と付け根側とで太さが異なる形状となっている。ピ
ン14の先端側は位置規制部14aとなっており、これ
を図1に示す基板2の穴22に挿入することで半導体パ
ッケージ1と基板2との面方向(X、Y、θ方向)の位
置規制が成される。このため、位置規制部14aの径は
穴22の径よりもわずかに小さく、例えば穴22の径が
0.6mmの場合、位置規制部14aの径を0.5mm
程度に形成されている。
【0016】また、ピン14の付け根側は高さ規制部1
4bとなっており、端面部分(平らになっている部分)
が基板2に当接することで半導体パッケージ1と基板2
との隙間を一定量に保つようになる。
4bとなっており、端面部分(平らになっている部分)
が基板2に当接することで半導体パッケージ1と基板2
との隙間を一定量に保つようになる。
【0017】図3は、このピン14の取り付け方法を説
明する断面図である。ピン14を取り付けるには、先ず
図3(a)に示すように、治具3を用いてピン14を吸
引保持し、基台11の取り付け穴11a上に配置する。
そして、治具3を下降してピン14の挿入端14cを取
り付け穴11a内に圧入し、その後、図3(b)に示す
ように治具3の吸引を解除して治具3をピン14から取
り外す。このような作業によってピン14が基台11か
ら容易に抜けないような取り付けを行う。
明する断面図である。ピン14を取り付けるには、先ず
図3(a)に示すように、治具3を用いてピン14を吸
引保持し、基台11の取り付け穴11a上に配置する。
そして、治具3を下降してピン14の挿入端14cを取
り付け穴11a内に圧入し、その後、図3(b)に示す
ように治具3の吸引を解除して治具3をピン14から取
り外す。このような作業によってピン14が基台11か
ら容易に抜けないような取り付けを行う。
【0018】このピン14に設けられた位置規制部14
aによって半導体パッケージ1と基板2との面方向の位
置規制が成されるとともに、高さ規制部14bによって
はんだバンプ13が溶融した際に縮まる半導体パッケー
ジ1と基板2との間隔を一定量に保つ実装ができるよう
になる。
aによって半導体パッケージ1と基板2との面方向の位
置規制が成されるとともに、高さ規制部14bによって
はんだバンプ13が溶融した際に縮まる半導体パッケー
ジ1と基板2との間隔を一定量に保つ実装ができるよう
になる。
【0019】次に、図4の断面図に基づいて本発明の半
導体パッケージ1の実装方法を順に説明する。先ず、図
4(a)に示すように半導体パッケージ1を基板2上に
配置して、ピン14の位置と穴22の位置とが合うよう
にする。この際、基板2には図1に示すような合わせパ
ターン23が設けられており、例えば半導体パッケージ
1の外形とこの合わせパターン23とを合わせるように
して配置すればピン14と穴22との位置合わせが容易
に行える。
導体パッケージ1の実装方法を順に説明する。先ず、図
4(a)に示すように半導体パッケージ1を基板2上に
配置して、ピン14の位置と穴22の位置とが合うよう
にする。この際、基板2には図1に示すような合わせパ
ターン23が設けられており、例えば半導体パッケージ
1の外形とこの合わせパターン23とを合わせるように
して配置すればピン14と穴22との位置合わせが容易
に行える。
【0020】次に、図4(b)に示すように半導体パッ
ケージ1のピン14の位置規制部14aを基板2の穴2
2内に挿入して、半導体パッケージ1の位置規制を行
う。例えば、穴22の径が0.6mmでピン14の位置
規制部14aの径が0.5mmの場合にはクリアランス
が0.1mmとなり、位置規制部14aを穴22に容易
に挿入することができる。また、この状態では半導体パ
ッケージ1のはんだバンプ13と基板2の電極パッド2
1との位置が合っており、しかも各はんだバンプ13に
よって半導体パッケージ1が支えられた状態となってい
る。
ケージ1のピン14の位置規制部14aを基板2の穴2
2内に挿入して、半導体パッケージ1の位置規制を行
う。例えば、穴22の径が0.6mmでピン14の位置
規制部14aの径が0.5mmの場合にはクリアランス
が0.1mmとなり、位置規制部14aを穴22に容易
に挿入することができる。また、この状態では半導体パ
ッケージ1のはんだバンプ13と基板2の電極パッド2
1との位置が合っており、しかも各はんだバンプ13に
よって半導体パッケージ1が支えられた状態となってい
る。
【0021】先に示した穴22の径および位置規制部1
4aの径の例では、半導体パッケージ1の面方向の一方
側の位置ずれ量がクリアランスの半分、すなわち0.0
5mmとなり、例えば、はんだバンプ13の径が0.1
5mm、ピッチが0.3mmで、半導体パッケージ1の
最大位置ずれがあってもはんだバンプ13が隣の電極パ
ッド21と接触することなく正確に位置決めされる。ま
た、半導体パッケージ1がはんだバンプ13によって支
えられていてもピン14の位置規制部14aが穴22内
に挿入されているため、この状態で搬送してもその振動
によって半導体パッケージ1と基板2との相対位置がず
れることはない。
4aの径の例では、半導体パッケージ1の面方向の一方
側の位置ずれ量がクリアランスの半分、すなわち0.0
5mmとなり、例えば、はんだバンプ13の径が0.1
5mm、ピッチが0.3mmで、半導体パッケージ1の
最大位置ずれがあってもはんだバンプ13が隣の電極パ
ッド21と接触することなく正確に位置決めされる。ま
た、半導体パッケージ1がはんだバンプ13によって支
えられていてもピン14の位置規制部14aが穴22内
に挿入されているため、この状態で搬送してもその振動
によって半導体パッケージ1と基板2との相対位置がず
れることはない。
【0022】次に、図4(c)に示すように、リフロー
炉等による加熱によってはんだバンプ13を溶融する。
この溶融によってはんだバンプ13と電極パッド21と
の接合が成されるとともに、はんだバンプ13のつぶれ
によって半導体パッケージ1と基板2との間隔が縮まる
ことになる。ところが、この間隔が所定量縮まった所で
ピン14の高さ規制部14bが基板2と当接し、半導体
パッケージ1を基板2と略平行に支える状態となる。
炉等による加熱によってはんだバンプ13を溶融する。
この溶融によってはんだバンプ13と電極パッド21と
の接合が成されるとともに、はんだバンプ13のつぶれ
によって半導体パッケージ1と基板2との間隔が縮まる
ことになる。ところが、この間隔が所定量縮まった所で
ピン14の高さ規制部14bが基板2と当接し、半導体
パッケージ1を基板2と略平行に支える状態となる。
【0023】例えば、穴22の径を0.6mmとした場
合、高さ規制部14bの径を0.6mmより大きい1.
0mm程度としておく。これによって高さ規制部14b
は穴22内に入ることができず、はんだバンプ13が溶
融によってつぶれても高さ規制部14bが基板2に当接
する位置で半導体パッケージ1の基板2側への沈みを止
めて半導体パッケージ1と基板2との間隔を一定に保つ
ことができるようになる。また、この間隔が一定に保た
れることではんだバンプ13が必要以上につぶれること
が無くなり、隣合うはんだバンプ13が接触するいわゆ
るブリッジ現象の発生を抑制できる。
合、高さ規制部14bの径を0.6mmより大きい1.
0mm程度としておく。これによって高さ規制部14b
は穴22内に入ることができず、はんだバンプ13が溶
融によってつぶれても高さ規制部14bが基板2に当接
する位置で半導体パッケージ1の基板2側への沈みを止
めて半導体パッケージ1と基板2との間隔を一定に保つ
ことができるようになる。また、この間隔が一定に保た
れることではんだバンプ13が必要以上につぶれること
が無くなり、隣合うはんだバンプ13が接触するいわゆ
るブリッジ現象の発生を抑制できる。
【0024】このような半導体パッケージ1の実装方法
では、基台11に取り付けられたピン14によって半導
体パッケージ1の基板2の面方向に対する位置規制と、
はんだバンプ13が溶融した際の半導体パッケージ1と
基板2との間隔設定とを行うことができる。
では、基台11に取り付けられたピン14によって半導
体パッケージ1の基板2の面方向に対する位置規制と、
はんだバンプ13が溶融した際の半導体パッケージ1と
基板2との間隔設定とを行うことができる。
【0025】このため、ピン14は基台11に少なくと
も3本取り付けられており、そのうちの少なくとも2本
に位置規制部14aが設けられ、少なくとも3本に高さ
規制部14bが設けられていればよい。図5は他の例を
説明する概略斜視図であり、図5(a)は基台11に3
本のピン14が取り付けられた例を示している。すなわ
ち、この半導体パッケージ1では、基台11の周縁部分
に3本のピン14が取り付けられ、各ピン14にそれぞ
れ位置規制部14aと高さ規制部14bとが設けられて
いる。
も3本取り付けられており、そのうちの少なくとも2本
に位置規制部14aが設けられ、少なくとも3本に高さ
規制部14bが設けられていればよい。図5は他の例を
説明する概略斜視図であり、図5(a)は基台11に3
本のピン14が取り付けられた例を示している。すなわ
ち、この半導体パッケージ1では、基台11の周縁部分
に3本のピン14が取り付けられ、各ピン14にそれぞ
れ位置規制部14aと高さ規制部14bとが設けられて
いる。
【0026】この半導体パッケージ1を図1に示す基板
2に実装するには、各ピン14と対応して基板2側に設
けられた穴22にピン14の位置規制部14aを挿入し
て半導体パッケージ1の基板2の面方向に対する位置規
制を行う。そして、はんだバンプ13が溶融した際に
は、各高さ規制部14bによって半導体パッケージ1を
3点支持する。これによって、半導体パッケージ1と基
板2との間隔が一定量に保たれ、はんだバンプ13のつ
ぶれ量を規制できるようになる。
2に実装するには、各ピン14と対応して基板2側に設
けられた穴22にピン14の位置規制部14aを挿入し
て半導体パッケージ1の基板2の面方向に対する位置規
制を行う。そして、はんだバンプ13が溶融した際に
は、各高さ規制部14bによって半導体パッケージ1を
3点支持する。これによって、半導体パッケージ1と基
板2との間隔が一定量に保たれ、はんだバンプ13のつ
ぶれ量を規制できるようになる。
【0027】また、図5(b)に示す半導体パッケージ
1は、位置規制部14aおよび高さ規制部bを備えたピ
ン14が2本、高さ規制部14bのみを備えたピン1
4’が2本基台11に取り付けられたものである。この
半導体パッケージ1を図1に示す基板2に実装するに
は、基台11の対角に設けられた2本のピン14の位置
規制部14aを基板2の穴22に挿入して半導体パッケ
ージ1の基板2の面方向に対する位置規制を行う。そし
て、はんだバンプ13が溶融する際には、ピン14の高
さ規制部14bとピン14’の高さ規制部14bとによ
り半導体パッケージ1を4点支持する。
1は、位置規制部14aおよび高さ規制部bを備えたピ
ン14が2本、高さ規制部14bのみを備えたピン1
4’が2本基台11に取り付けられたものである。この
半導体パッケージ1を図1に示す基板2に実装するに
は、基台11の対角に設けられた2本のピン14の位置
規制部14aを基板2の穴22に挿入して半導体パッケ
ージ1の基板2の面方向に対する位置規制を行う。そし
て、はんだバンプ13が溶融する際には、ピン14の高
さ規制部14bとピン14’の高さ規制部14bとによ
り半導体パッケージ1を4点支持する。
【0028】このように、ピン14の本数や配置位置等
には種々の態様が考えられる。したがって、半導体パッ
ケージ1の形状や大きさ、はんだバンプ13の数量等の
様々な条件に応じてピン14の本数、配置位置等を決定
し、半導体パッケージ1の実装時における確実な位置規
制および高さ規制を行うようにする。
には種々の態様が考えられる。したがって、半導体パッ
ケージ1の形状や大きさ、はんだバンプ13の数量等の
様々な条件に応じてピン14の本数、配置位置等を決定
し、半導体パッケージ1の実装時における確実な位置規
制および高さ規制を行うようにする。
【0029】図6は他のピン形状を説明する断面図、図
7は他のピンによる実装方法を説明する断面図である。
すなわち、図6に示すように、このピン14は基台11
から突出する方向に向けて細くなるテーパ状に形成され
ており、このテーパ状のピン14を用いて基板2への実
装を行う。
7は他のピンによる実装方法を説明する断面図である。
すなわち、図6に示すように、このピン14は基台11
から突出する方向に向けて細くなるテーパ状に形成され
ており、このテーパ状のピン14を用いて基板2への実
装を行う。
【0030】このようなテーパ状のピン14を備えた半
導体パッケージ1を基板2上に実装するには、先ず図7
(a)に示すようにピン14の先端部分を基板2の穴2
2に挿入し、はんだバンプ13と電極パッド21との位
置合わせを行う。テーパ状のピン14は、その途中位置
の径が穴22の径と等しくなっており、先端部分では穴
22よりも径が小さくなっている。このため、ピン14
の先端部分では穴22との間のクリアランスが大きく、
容易に挿入することができる。
導体パッケージ1を基板2上に実装するには、先ず図7
(a)に示すようにピン14の先端部分を基板2の穴2
2に挿入し、はんだバンプ13と電極パッド21との位
置合わせを行う。テーパ状のピン14は、その途中位置
の径が穴22の径と等しくなっており、先端部分では穴
22よりも径が小さくなっている。このため、ピン14
の先端部分では穴22との間のクリアランスが大きく、
容易に挿入することができる。
【0031】次に、図7(b)に示すように、はんだバ
ンプ13を溶融して電極パッド21との接合を行う。こ
の際、はんだバンプ13の溶融によるつぶれで半導体パ
ッケージ1と基板2との間隔が縮まりピン14が図7
(a)に示す位置よりもさらに穴22の中へ入り込んで
いく。ピン14にはテーパが付いているため、ピン14
の穴22への入り込みによってそのクリアランスが徐々
に小さくなり、半導体パッケージ1と基板2との相対位
置が自然に合わせ込まれて位置決めができるようにな
る。
ンプ13を溶融して電極パッド21との接合を行う。こ
の際、はんだバンプ13の溶融によるつぶれで半導体パ
ッケージ1と基板2との間隔が縮まりピン14が図7
(a)に示す位置よりもさらに穴22の中へ入り込んで
いく。ピン14にはテーパが付いているため、ピン14
の穴22への入り込みによってそのクリアランスが徐々
に小さくなり、半導体パッケージ1と基板2との相対位
置が自然に合わせ込まれて位置決めができるようにな
る。
【0032】また、ピン14の途中位置の径が穴22の
径と等しくなっているため、この途中位置でピン14の
穴22への入り込みが止まり、ここで半導体パッケージ
1と基板2との間隔が設定されることになる。つまり、
ピン14のテーパ角度または穴22の径を調整すること
で半導体パッケージ2と基板2との間隔を自由に設定す
ることができるようになる。このようにして、半導体パ
ッケージ1を基板2上に実装することにより、はんだバ
ンプ13と電極パッド21との位置合わせおよび半導体
パッケージ1と基板2との間隔設定を行うことができ、
はんだバンプ13がつぶれ過ぎない最適な接合を行うこ
とが可能となる。
径と等しくなっているため、この途中位置でピン14の
穴22への入り込みが止まり、ここで半導体パッケージ
1と基板2との間隔が設定されることになる。つまり、
ピン14のテーパ角度または穴22の径を調整すること
で半導体パッケージ2と基板2との間隔を自由に設定す
ることができるようになる。このようにして、半導体パ
ッケージ1を基板2上に実装することにより、はんだバ
ンプ13と電極パッド21との位置合わせおよび半導体
パッケージ1と基板2との間隔設定を行うことができ、
はんだバンプ13がつぶれ過ぎない最適な接合を行うこ
とが可能となる。
【0033】また、本発明の半導体パッケージ1の実装
構造において、上記説明したピン14を銅などの導電材
料にて構成するようにしてもよい。ピン14を導電材料
にて構成することにより、先に説明した位置規制および
高さ規制を行うとともに、半導体素子12(図1参照)
と基板2との電気的な導通を得るためにも使用できる。
構造において、上記説明したピン14を銅などの導電材
料にて構成するようにしてもよい。ピン14を導電材料
にて構成することにより、先に説明した位置規制および
高さ規制を行うとともに、半導体素子12(図1参照)
と基板2との電気的な導通を得るためにも使用できる。
【0034】この場合には、半導体素子12(図1参
照)とピン14との電気的導通を得ておき、また基板2
の穴22の内面に導電膜(金等)を被着(メッキ処理
等)しておく。これによって、半導体パッケージ1を基
板2に実装した際、ピン14が穴22に挿入されること
でピン14および穴22内面の導電膜を介して半導体素
子12(図1参照)と基板22との電気的な導通を得る
ことができる。ピン14をこのよに導電材料から構成す
ることで、はんだバンプ13以外にもピン14を信号端
子として使用でき、特に、半導体素子12(図1参照)
の集積度が高く信号端子の本数を多く必要とする場合に
おいて有効となる。
照)とピン14との電気的導通を得ておき、また基板2
の穴22の内面に導電膜(金等)を被着(メッキ処理
等)しておく。これによって、半導体パッケージ1を基
板2に実装した際、ピン14が穴22に挿入されること
でピン14および穴22内面の導電膜を介して半導体素
子12(図1参照)と基板22との電気的な導通を得る
ことができる。ピン14をこのよに導電材料から構成す
ることで、はんだバンプ13以外にもピン14を信号端
子として使用でき、特に、半導体素子12(図1参照)
の集積度が高く信号端子の本数を多く必要とする場合に
おいて有効となる。
【0035】なお、本実施例において示したピン14の
位置規制部14aの径、高さ規制部14bの径および基
板2の穴22の径は一例であり、本発明はこれに限定さ
れない。
位置規制部14aの径、高さ規制部14bの径および基
板2の穴22の径は一例であり、本発明はこれに限定さ
れない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体パ
ッケージの実装構造および実装方法によれば次のような
効果がある。すなわち、本発明では半導体パッケージの
基台に取り付けられたピンの位置規制部を基板の穴に挿
入することで半導体パッケージの基板の面方向に対する
位置規制を行うため、半導体パッケージの実装において
複雑な位置合わせ機構を必要とせず、しかも正確な位置
合わせを容易に行うことが可能となる。
ッケージの実装構造および実装方法によれば次のような
効果がある。すなわち、本発明では半導体パッケージの
基台に取り付けられたピンの位置規制部を基板の穴に挿
入することで半導体パッケージの基板の面方向に対する
位置規制を行うため、半導体パッケージの実装において
複雑な位置合わせ機構を必要とせず、しかも正確な位置
合わせを容易に行うことが可能となる。
【0037】また、ピンの位置規制部が基板の穴に挿入
された状態で位置決めされるため、搬送する際に振動が
あっても半導体パッケージと基板との位置ずれが無く、
その後のリフロー工程等においてもはんだバンプと電極
パッドとを確実に接合することが可能となる。
された状態で位置決めされるため、搬送する際に振動が
あっても半導体パッケージと基板との位置ずれが無く、
その後のリフロー工程等においてもはんだバンプと電極
パッドとを確実に接合することが可能となる。
【0038】さらに、はんだバンプが溶融した際、ピン
の高さ規制部が基板と当接して半導体パッケージと基板
との間隔を所定量に保つため、はんだバンプが必要以上
につぶれることが無く、隣合うはんだバンプ同士がつな
がるいわゆるブリッジ現象が無くなり、信頼性の高い接
合を得ることが可能となる。このようなことから、はん
だバンプのピッチが小さい場合であっても半導体パッケ
ージと基板との確実な接合を行うことが可能となる。
の高さ規制部が基板と当接して半導体パッケージと基板
との間隔を所定量に保つため、はんだバンプが必要以上
につぶれることが無く、隣合うはんだバンプ同士がつな
がるいわゆるブリッジ現象が無くなり、信頼性の高い接
合を得ることが可能となる。このようなことから、はん
だバンプのピッチが小さい場合であっても半導体パッケ
ージと基板との確実な接合を行うことが可能となる。
【図1】本発明の半導体パッケージの実装構造を説明す
る概略斜視図である。
る概略斜視図である。
【図2】ピンを説明する裏面斜視図である。
【図3】ピンの取り付け方法を(a)〜(b)の順に説
明する断面図である。
明する断面図である。
【図4】本発明の実装方法を(a)〜(c)の順に説明
する断面図である。
する断面図である。
【図5】他の例を説明する概略斜視図で、(a)はその
1、(b)はその2である。
1、(b)はその2である。
【図6】他のピン形状を説明する断面図である。
【図7】他のピンによる実装方法を(a)〜(b)の順
に説明する断面図である。
に説明する断面図である。
【図8】従来例を説明する概略斜視図である。
1 半導体パッケージ 2 基板 11 基台 12 半導体素子 13 はんだバンプ 14 ピン 14a 位置規制部 14b 高さ規制部 21 電極パッド 22 穴
Claims (4)
- 【請求項1】 基台の一方側に半導体素子が搭載され、
他方側に該半導体素子との電気的導通を得たはんだバン
プが設けられた半導体パッケージにおいて、該基台の他
方側に取り付けられた少なくとも3本のピンを用いて所
定の基板上の電極パッドと該はんだバンプとを位置合わ
せして接続する半導体パッケージの実装構造であって、 前記ピンのうちの少なくとも2本には、前記半導体パッ
ケージを前記基板上に配置した状態で前記電極パッドと
前記はんだバンプとの位置合わせを行うための位置規制
部が設けられ、 前記ピンのうちの少なくとも3本には、前記電極パッド
との位置合わせが成された前記はんだバンプを溶融する
際に前記半導体パッケージと前記基板との間隔を規制す
るための高さ規制部が設けられ、 前記基板には、前記位置規制部を挿入するための位置合
わせ用穴が設けられていることを特徴とする半導体パッ
ケージの実装構造。 - 【請求項2】 前記ピンがその突出方向に向けて細くな
るテーパ状に形成されているとともに、前記位置合わせ
用穴の径が該テーパ状のピンの途中位置における径と等
しくなっていることを特徴とする請求項1記載の半導体
パッケージの実装構造。 - 【請求項3】 前記ピンは導電材料から成り、前記半導
体素子と前記基板との間の電気的な導通を得るために用
いられていることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の半導体パッケージの実装構造。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちいずれか一
つに記載の半導体パッケージの実装構造における実装方
法であって、 先ず、前記半導体パッケージを前記基板上に配置した状
態で前記ピンのうち少なくとも2本に設けられた前記位
置規制部を前記基板の位置合わせ用穴に挿入して前記電
極パッドと前記はんだバンプとの位置合わせを行い、 次いで、前記はんだバンプを溶融することで前記電極パ
ッドと該はんだバンプとを接合するとともに、該はんだ
バンプの溶融によって前記半導体パッケージと前記基板
との間隔が縮まった際に前記ピンのうち少なくとも3本
に設けられた前記高さ規制部を支えにして該間隔を所定
量に保つことを特徴とする半導体パッケージの実装方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11436194A JPH07302860A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体パッケージの実装構造および実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11436194A JPH07302860A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体パッケージの実装構造および実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302860A true JPH07302860A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14635806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11436194A Pending JPH07302860A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体パッケージの実装構造および実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302860A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1041426A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-02-13 | Nec Corp | ボールグリッドアレイパッケージ実装構造とボールグリッドアレイパッケージ |
US6991960B2 (en) * | 2001-08-30 | 2006-01-31 | Micron Technology, Inc. | Method of semiconductor device package alignment and method of testing |
WO2014171085A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-10-23 | 住友電装株式会社 | 電子回路ユニットの製造方法 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11436194A patent/JPH07302860A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1041426A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-02-13 | Nec Corp | ボールグリッドアレイパッケージ実装構造とボールグリッドアレイパッケージ |
US6991960B2 (en) * | 2001-08-30 | 2006-01-31 | Micron Technology, Inc. | Method of semiconductor device package alignment and method of testing |
WO2014171085A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-10-23 | 住友電装株式会社 | 電子回路ユニットの製造方法 |
JP2014212196A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 住友電装株式会社 | 電子回路ユニットの製造方法 |
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