JPH07302840A - 半導体集積回路およびこれを使用した回路装置 - Google Patents

半導体集積回路およびこれを使用した回路装置

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JPH07302840A
JPH07302840A JP9441394A JP9441394A JPH07302840A JP H07302840 A JPH07302840 A JP H07302840A JP 9441394 A JP9441394 A JP 9441394A JP 9441394 A JP9441394 A JP 9441394A JP H07302840 A JPH07302840 A JP H07302840A
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JP
Japan
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circuit
semiconductor integrated
integrated circuit
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signal
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Application number
JP9441394A
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English (en)
Inventor
Natsuko Matsuo
奈津子 松尾
Hisanobu Yazawa
弥亘 矢沢
Keisuke Okada
圭介 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線遅延によるタイミング精度の悪化を防
ぐ。 【構成】 半導体集積回路の回路集積部に接続された入
力端子および出力端子とは別に、短絡線27で入出力短
絡された入力端子23および出力端子25を設ける。複
数の半導体集積回路を直列につなぐ場合に、信号処理途
中の中間ノードの観測をしたい際、かかる中間ノードよ
り後段の半導体集積回路について短絡線27を通じてデ
ータを通過させる。 【効果】 後段の半導体集積回路を迂回する冗長な配線
を省略でき、配線距離を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システムボード等に複
数個搭載される半導体集積回路(チップ)およびこれを
使用した回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(第1の従来例)図9は第1の従来例の映像信号処理シ
ステムのボードを簡略化して示したものである。図9に
おいて、1は第1の半導体集積回路、2は第2の半導体
集積回路、3は第3の半導体集積回路、4はクロック発
生集積回路(クロックジェネレータ)、5はD/Aコン
バータ、7はコード変換装置、8は映像信号を観測する
モニタ、9はプローバである。そして、(IN1)はボ
ードの入力端子、(IN2)はコード変換装置7の入力
端子、(IN3)はモニタ8の入力端子、(OUT1)
はボードの出力端子、(OUT2)はコード変換装置7
の出力端子、D1〜D10はデータ信号、CLKはマス
タクロック信号である。
【0003】図9に示す各半導体集積回路は様々な種類
のものが考えられるが、ここではその一例としてハイビ
ジョン等の新世代のテレビジョン受像器に適用されるデ
コーダのICボード(簡略化している)について説明す
る。この場合、図9に示したボードは、動きのある部分
を再現する動画処理機能と、静止した部分を再現する静
止画処理機能と、送信されたデータが動画であるか静止
画であるかを判断する判断機能とを備える必要がある。
以上の機能は図9に示した回路に適用される。例えば、
前記第1の半導体集積回路1は前記判断機能を司る回路
であり、入力されるデータ信号D1を受けてこれを静止
画データであるかあるいは動画データであるかを判断
し、データであると判断したときに第3の半導体集積回
路3へ静止画データを送信し、動画データであると判断
したときに第2の半導体集積回路2へデータを送信す
る。第2の半導体集積回路2は動画処理機能を司る回路
であり、前記第1の半導体集積回路1にてデータ信号D
1が動画データであると判断したときにデータ信号D1
とほぼ同様のデータ信号D2およびクロック発生集積回
路4からのマスタクロック信号CLKを受け、データを
処理する。第3の半導体集積回路3は出力回路であっ
て、第2の半導体集積回路2で処理されたデータ、また
は第1の半導体集積回路1からのデータが例えばオフセ
ットバイナリ形式である場合に、かかるデータを受け
て、これをD/Aコンバータ5に入力可能な異なる形
式、例えばストレートバイナリ形式に変換する。
【0004】ここで、入力端子(IN1)からのデータ
信号D1は第1の半導体集積回路1に入力され、第1の
半導体集積回路1から出力される一のデータ信号D2は
第2の半導体集積回路2に入力され、第2の半導体集積
回路2から出力されるデータ信号D4は第3の半導体集
積回路3に入力される。また、第1の半導体集積回路1
から出力される他のデータ信号D3は第3の半導体集積
回路3に直接入力される。第3の半導体集積回路3から
出力されるデータ信号D5はD/Aコンバータ5に入力
され、D/Aコンバータ5から出力されるデータ信号D
6は出力端子(OUT1)を経て、データ信号D9とし
てモニタ8の入力端子(IN3)へ送信される。
【0005】また、第1の従来例のボードでは、図9に
示すとおり、ボードを構成している半導体集積回路1〜
3の相互間の中間信号の観測をする際、ボードの出力端
子(OUT1)にクリップ状のプローバを挟み込んでモ
ニタ8を接続し、その観測信号をモニタ出力して観測し
ていた。このとき、観測信号D5がディジタル信号であ
る場合には、モニタ8と接続する前段階でアナログ信号
に変換する必要があるため、第3の半導体集積回路3と
ボードの出力端子(OUT1)との間にD/Aコンバー
タ5が介在される。また、観測する信号D4のコードが
D/Aコンバータ5の仕様と異なる場合は適用可能なコ
ードに変換する必要があるため、第2の半導体集積回路
2とD/Aコンバータ5との間にコード変換装置7が介
在される。そして、第2の半導体集積回路2から出力さ
れるデータ信号D7は、プローバ9を通じてコード変換
装置7に伝送され、コード変換されたデータ信号D8は
D/Aコンバータ5に入力される。
【0006】(第2の従来例)図10は、第2の従来例
の映像信号処理システムボードにおける回路の一部を示
すものである。2は第2の半導体集積回路、3は第3の
半導体集積回路、4はクロック発生集積回路(クロック
ジェネレータ)、18は機能ブロック18、19は内部
クロック生成回路19である。
【0007】第2の半導体集積回路2のクロックバッフ
ァ回路19は、クロック発生集積回路4からマスタクロ
ック信号CLKを受けて内部クロック信号CKAを生成
する。また、第2の半導体集積回路2の機能ブロック1
8は、内部クロック信号CKAを受けて、入力されたデ
ータD2を処理し、データD3を出力する。
【0008】第3の半導体集積回路3のクロックバッフ
ァ回路19は、クロック発生集積回路4からマスタクロ
ック信号CLKを受けて内部クロック信号CKBを生成
する。また、第3の半導体集積回路3の機能ブロック1
8は、内部クロック信号CKBを受けて、入力されたデ
ータD3,D4を処理し、データD5を出力する。
【0009】ここで、第2の半導体集積回路2および第
3の半導体集積回路3の内部の動作タイミングは、クロ
ック発生集積回路4からのマスタクロック信号CLKを
基準にしてセットアップおよびホールドアップを規定し
ている。図11は第2の半導体集積回路2のクロックバ
ッファ回路の一例、図12は第3の半導体集積回路3の
クロックバッファ回路の一例を示すものである。ここ
で、両クロックバッファ回路のインバータの直列接続段
数は、各半導体集積回路2,3のクロック負荷によって
異なったものとなる。各半導体集積回路2,3は個別に
タイミング設計されているために、各半導体集積回路
2,3間でのタイミングの整合をとる必要がある。具体
的には、例えば、図11および図12に示す通り、内部
クロック信号CKA,CKBは夫々マスタクロック信号
CLKをバッファリングした信号で、マスタクロック信
号CLKに対してできるだけ遅延を小さく設計する。内
部クロック信号CKA,CKBのマスタクロック信号C
LKに対する遅延分を補正するため、また、出力信号の
遅延を可及的に小さくしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)第1の従来例のシステムボード上におい
て、第1の半導体集積回路1から出力されるデータ信号
D3は、次段の第2の半導体集積回路2を迂回して第3
の半導体集積回路3に入力される。ここで、第2の半導
体集積回路2を迂回し第3の半導体集積回路3まで配線
するための配線パターンは第2の半導体集積回路2に隣
接する領域で冗長な配線パターンとなっている。このよ
うにボード上での配線長が大きい信号は、配線抵抗、配
線容量が付き電力の消費を招き、配線遅延によりタイミ
ング精度も悪化する。
【0011】本発明は、上記課題に鑑み、配線遅延によ
るタイミング精度の悪化を防止し得る半導体集積回路お
よびこれを使用した回路装置を提供することを目的とす
る。
【0012】(第2の課題)図9に示した第1の従来例
のボードでは、冗長な配線パターンが多かったため、配
線間の磁気干渉により信号ノイズが生じるおそれがあっ
た。また、システムボード上で配線パターンが長くなる
と、信号波形に歪みが生じやすくなる。かかる信号波形
を低減しようとする場合、さらに信号整形回路を接続す
る必要があるが、そうするとさらに配線数を多く必要と
するため、配線パターン内での信号ノイズおよび波形歪
みが生じ易くなる。
【0013】本発明は、上記課題に鑑み、配線パターン
内での信号ノイズおよび波形歪みを低減し得る半導体集
積回路を提供することを目的とする。
【0014】(第3の課題)図9に示した第1の従来例
のボードでは、例えば第1の半導体集積回路1は、クロ
ック発生集積回路4からマスタクロック信号CLKを受
け、図示しない内部クロック生成回路で内部の各種集積
回路の動作タイミングの制御をする内部制御信号を生成
する。そして、集積回路で処理したデータ信号D2,D
3を出力する。第3の半導体集積回路3も同様に、クロ
ック発生集積回路4からマスタクロック信号CLKを受
け、図示しない内部クロック生成回路で内部の各種集積
回路の動作タイミングの制御をする内部制御信号を生成
する。そして、データ信号D3を集積回路で処理しデー
タ信号D5を出力する。
【0015】ここで、クロック発生集積回路4から各半
導体集積回路1〜3へマスタクロック信号CLKを供給
するための配線パターンの長さは通常互いに異なる。し
たがって、第1の半導体集積回路1に入力されるマスタ
クロック信号CLKおよびデータ信号D1のタイミング
関係と、第2の半導体集積回路2に入力されるマスタク
ロック信号CLKおよびデータ信号D2とのタイミング
関係と、第3の半導体集積回路3に入力されるマスタク
ロック信号CLKおよびデータ信号D3,D4とのタイ
ミングの相互関係は、その配線長等に応じて異なり、故
に半導体集積回路1〜3によって配線遅延の差が生じ
る。そうすると、各半導体集積回路1〜3において入力
されるデータ信号D1〜D4とクロック信号との位相に
互いにズレが生じる。
【0016】このように、すべての半導体集積回路1〜
3において動作タイミングを、クロック発生集積回路4
からのマスタクロック信号CLKを基準に規定している
ため、セットアップ・ホールド時間のマージン確保が困
難で、各半導体集積回路1〜3のタイミング設計に負担
がかかる等の問題があった。
【0017】一方、第2の従来例では、各半導体集積回
路10〜14がクロック発生集積回路15からマスタク
ロックを取り込む際、配線遅延等により生じる各半導体
集積回路10〜14間のクロックスキューを小さくする
ため、各半導体集積回路10〜14においてクロックバ
ッファのサイズや段数について検討が必要である。ま
た、各半導体集積回路10〜14毎に内部クロック生成
回路19を設計する必要がある。各半導体集積回路10
〜14間でデータ信号とクロック信号のタイミング設計
の整合をとる必要がある。これらのことから、各半導体
集積回路10〜14のタイミング設計が極めて複雑とな
り、第1の従来例と同様、開発側の負担が極めて大きか
った。
【0018】本発明は、上記課題に鑑み、半導体集積回
路内の動作タイミングの基準となるクロックのタイミン
グ制御を容易にし得る半導体集積回路およびこれを使用
した回路装置を提供することを目的とする。
【0019】(第4の課題)図9に示した第1の従来例
のボードでは、半導体集積回路1〜3の相互間接続用配
線内の信号を観測したい場合、観測信号がディジタル信
号だと、モニタ8に接続する前にD/Aコンバータ5と
の接続が必要であり、また観測する信号のコードがD/
Aコンバータ5の仕様と異なる場合は更にコード変換装
置が必要である。このため、第1の従来例のボードで
は、D/Aコンバータ5やコード変換装置7へ観測信号
を取り込むタイミング設計が必要であった。しかしなが
ら、複数の異なる半導体集積回路1〜3を対象とするた
め、ストローブ信号を発生させたり、コード変換装置7
の設定を行なう等、タイミング設計は複雑で困難を極め
ていた。また、これに伴い、配線パターンが複雑になれ
ば、ボード上での配線パターン破損の恐れ等、種々の不
具合が生じるおそれが高くなっていた。
【0020】本発明は、上記課題に鑑み、D/Aコンバ
ータやコード変換装置へ観測信号を取り込む際のボード
上での配線パターンを単純に構成できる半導体集積回路
およびこれを使用した回路装置を提供することを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、所定の機能を有する回路がモノリシッ
クに形成された回路集積部と、該回路集積部の平面視周
囲部に形成された複数個の入力端子および複数個の出力
端子とを備え、前記回路集積部内に、前記複数個の入力
端子のうち少なくとも一の入力端子と前記複数個の出力
端子のうち少なくとも一の出力端子とを互いに同電位に
設定する同電位設定手段を有せしめられる。
【0022】本発明の請求項2に係る課題解決手段は、
前記同電位設定手段は、前記一の入力端子から入力され
たデータをそのまま前記一の出力端子に出力する短絡線
から構成される。
【0023】本発明の請求項3に係る課題解決手段は、
前記短絡線にて互いに接続される前記一の入力端子およ
び前記一の出力端子は、前記回路集積部の平面視周囲部
の互いに異なる方向に離間して配置される。
【0024】本発明の請求項4に係る課題解決手段は、
前記同電位設定手段は、前記一の入力端子から入力され
たデータの波形を整形して前記一の出力端子に出力する
波形整形回路から構成される。
【0025】本発明の請求項5に係る課題解決手段は、
前記波形整形回路は、偶数個のインバータが直列に接続
されてなる遅延回路から構成される。
【0026】本発明の請求項6に係る課題解決手段は、
基板上に、外部からのデータ信号が入力されるデータ入
力端子と、外部からのクロック信号が入力されるクロッ
ク入力端子と、前記クロック入力端子からのクロック信
号を受けて内部クロック信号を生成する内部クロック生
成回路と、前記データ入力端子からのデータ信号および
前記内部クロック生成回路からの内部クロック信号を受
けて所定のデータ処理を行う回路集積部と、該回路集積
部から出力されたデータ信号を他の半導体集積回路へ出
力するデータ出力端子と、前記内部クロック生成回路か
らの内部クロック信号を前記データ出力端子からの前記
データ信号と同じタイミングで前記他の半導体集積回路
へ出力するクロック出力端子とを備える。
【0027】本発明の請求項7に係る課題解決手段は、
前記データ入力端子と前記クロック入力端子は、前記基
板の同一方向端部に近接して配置され、前記データ出力
端子と前記クロック出力端子は、前記基板の前記データ
入力端子と前記クロック入力端子とは逆側端部に近接し
て配置される。
【0028】本発明の請求項8に係る課題解決手段は、
少なくとも2個以上の半導体集積回路が直列に接続され
る回路群と、該回路群から出力されたデータ信号をD/
A変換するD/Aコンバータとを備える回路装置におい
て、前記回路群内に組み込まれる半導体集積回路であっ
て、データ信号が入力されるデータ入力端子と、該デー
タ入力端子に入力されたデータ信号を所定の機能に基づ
いて信号処理する回路集積部と、所定の入力信号を受け
て所定の場合にのみ前記D/AコンバータでのD/A変
換可能な形式に変換して出力するコード変換回路と、該
コード変換回路への前記所定の入力信号として、前記回
路集積部からの信号および前記データ入力端子に入力さ
れたデータ信号を選択的に切り換える第1のセレクタと
を備え、前記コード変換回路は、前記所定の入力信号を
受けて前記D/AコンバータでのD/A変換可能な形式
に変換するコード変換部と、前記所定の場合に前記コー
ド変換部から出力されるデータ信号を出力し、前記所定
の場合以外に前記所定の入力信号をそのまま出力する第
2のセレクタとを備える。
【0029】本発明の請求項9に係る課題解決手段は、
少なくとも2個以上の半導体集積回路が直列に接続され
る回路群と、該回路群から出力されたデータ信号をD/
A変換するD/Aコンバータと、前記回路群の動作を制
御するためのマスタクロック信号を発生するクロック発
生集積回路とを備える回路装置であって、前記各半導体
集積回路は、データ信号が入力されるデータ入力端子
と、該データ入力端子に入力されたデータ信号を所定の
機能に基づいて信号処理する回路集積部と、該回路集積
部から出力されたデータ信号を次段の半導体集積回路へ
出力するデータ出力端子とを備え、前記回路装置は、前
記半導体集積回路ごとに設けられ、対応の前記半導体集
積回路の内部動作を制御するための内部クロック信号を
生成し対応の前記半導体集積回路の前記回路集積部へ出
力する内部クロック生成回路と、前記半導体集積回路ご
とに設けられ、対応の前記内部クロック生成回路からの
内部クロック信号を対応の前記半導体集積回路の前記デ
ータ出力端子からの前記データ信号と同じタイミングで
対応の前記半導体集積回路の次段の半導体集積回路へ出
力するクロック出力部とを備える。
【0030】本発明の請求項10に係る課題解決手段
は、前記内部クロック生成回路および前記クロック出力
部は、対応の前記半導体集積回路の内部に取り込まれ
る。
【0031】本発明の請求項11に係る課題解決手段
は、少なくとも2個以上の半導体集積回路が直列に接続
される回路群と、該回路群から出力されたデータ信号を
D/A変換するD/Aコンバータとを備える回路装置で
あって、前記各半導体集積回路は、データ信号が入力さ
れるデータ入力端子と、該データ入力端子に入力された
データ信号を所定の機能に基づいて信号処理する回路集
積部とを備え、前記回路装置は、前記半導体集積回路ご
とに設けられ、所定の入力信号を受けて所定の場合にの
み前記D/AコンバータでのD/A変換可能な形式に変
換して出力するコード変換回路と、前記半導体集積回路
ごとに設けられ、対応の前記コード変換回路への前記所
定の入力信号として、対応の前記半導体集積回路の前記
回路集積部からの信号および対応の前記半導体集積回路
の前記データ入力端子に入力されたデータ信号を選択的
に切り換える第1のセレクタとを備え、前記コード変換
回路は、前記所定の入力信号を受けて前記D/Aコンバ
ータでのD/A変換可能な形式に変換するコード変換部
と、前記所定の場合に前記コード変換部から出力される
データ信号を出力し、前記所定の場合以外に前記所定の
入力信号をそのまま出力する第2のセレクタとを備え
る。
【0032】本発明の請求項12に係る課題解決手段
は、前記コード変換回路および前記第1のセレクタは、
対応の前記半導体集積回路の内部に取り込まれる。
【0033】
【作用】本発明請求項1に係る半導体集積回路では、例
えば複数個の該半導体集積回路を直列に接続する構成の
回路装置に適用する。ここで、入力側の一の半導体集積
回路の所定の機能を奏せしめたい場合は、該一の半導体
集積回路の複数個の入力端子のうち一部の入力端子にデ
ータ信号等を入力し、回路集積部を動作させる。一方、
該入力側の一の半導体集積回路の所定の機能を奏せしめ
ない場合でかつこれに直列に接続された出力側の他の半
導体集積回路の所定の機能を奏せしめたい場合は、入力
側の一の半導体集積回路の複数個の入力端子のうち同電
位設定手段が接続された一の入力端子にデータ信号を入
力する。そうすると、入力側の一の半導体集積回路の一
の入力端子とこれに対応する一の出力端子は、同電位設
定手段にて同電位に設定され、故に一の入力端子が一の
出力端子にそのまま出力される。すなわち、入力側の一
の半導体集積回路の内部を通じて、入力データを出力側
の他の半導体集積回路へ通過させることができる。した
がって、入力データを、配線を半導体集積回路の外部で
迂回させて出力側の他の半導体集積回路まで引き回す必
要がなくなる。
【0034】本発明請求項2に係る半導体集積回路で
は、入力側の一の半導体集積回路の所定の機能を奏せし
めない場合、入力されたデータ信号を短絡線にて一の出
力端子に出力する。この場合、極めて簡単な構成で、一
の入力端子と一の出力端子とを同電位に設定できる。
【0035】本発明請求項3に係る半導体集積回路で
は、複数個の半導体集積回路を直列に接続する場合、入
力側の半導体集積回路の一の出力端子と、これに隣接す
る出力側の半導体集積回路の一の入力端子とを互いに近
接させて配置し接続する。このように複数個の半導体集
積回路を順次接続すれば、一の出力端子および一の入力
端子はほぼ最短距離の経路に配置できる。
【0036】本発明請求項4に係る半導体集積回路で
は、一の入力端子と一の出力端子とを同電位に設定する
際、波形整形回路にて入力されたデータの波形を整形し
て出力する。したがって、配線間の磁気干渉により信号
ノイズが生じても、波形整形回路にて波形歪みを低減で
きる。
【0037】本発明請求項5に係る半導体集積回路で
は、波形整形回路を遅延回路に応用でき、各半導体集積
回路での信号処理のタイミング制御を簡単な構成で行う
ことができる。
【0038】本発明請求項6、請求項9および請求項1
0では、互いに隣合う半導体集積回路間でデータ信号お
よびクロック信号を受け渡す。そうすると、半導体集積
回路間でのデータ信号とクロック信号の配線距離をほぼ
同一にでき、これらの間の位相のズレを防止できる。し
たがって、データ信号とその制御信号のタイミングマー
ジンを確保することができ、またクロックスキューが生
じないため、各半導体集積回路のタイミング設計負荷が
軽減され、タイミング精度も向上する。さらに、クロッ
ク発生集積回路で生成する制御信号の数を削減でき、そ
のための開発負荷を軽減できる。また、ボード上のクロ
ック発生集積回路15から全ての半導体集積回路へ制御
信号を供給していた従来例に比べて、ボード上での冗長
配線を大幅に削減できる。特に、請求項6および請求項
10のように、内部クロック生成回路およびクロック出
力部を各半導体集積回路の内部に取り込んでいるので、
回路装置へ組み込む際の取扱いが便利になる。
【0039】本発明請求項7に係る半導体集積回路で
は、複数個の半導体集積回路を直列に接続する場合、入
力側の半導体集積回路のデータ出力端子と、これに隣接
する出力側の半導体集積回路のデータ入力端子とを互い
に近接させて配置し接続し、かつ、入力側の半導体集積
回路のクロック出力端子と、これに隣接する出力側の半
導体集積回路のクロック入力端子とを互いに近接させて
配置し接続する。このように複数個の半導体集積回路を
順次接続すれば、各出力端子および各入力端子はほぼ最
短距離の経路に配置でき、したがって、各従来例の冗長
な配線に比べて配線の長さを大幅に短縮できる。
【0040】本発明請求項8、請求項11および請求項
12では、複数個の該半導体集積回路を直列に接続する
構成の回路装置において、通常の最終出力信号を出力す
る場合は、各半導体集積回路の機能に応じて回路集積部
を動作させる。同時に、最終段の半導体集積回路のコー
ド変換回路の第2のセレクタのみ、コード変換部から出
力されるデータ信号を出力させ、他の半導体集積回路の
コード変換回路の第2のセレクタはコード変換回路への
所定の入力信号をそのまま出力する。この際、回路集積
部を動作させる半導体集積回路については、全ての半導
体集積回路の第1のセレクタにて回路集積部からの信号
を選択し、これをコード変換回路への所定の入力信号と
して入力する。そうすると、複数個の半導体集積回路に
ついて重複してコード変換する事態を防止できる。一
方、信号処理途中の中間ノードを観測する場合、観測デ
ータを出力する半導体集積回路およびこれより前段の半
導体集積回路についてのみ、その第1のセレクタで夫々
の回路集積部からの信号を選択しコード変換回路に入力
する。そして、観測データを出力する半導体集積回路の
第2のセレクタのみ、コード変換部から出力されるデー
タ信号を出力させる。観測データを出力する半導体集積
回路よりも後段の半導体集積回路については、全て第1
のセレクタにて入力されたデータをそのままコード変換
回路に短絡させるとともに、コード変換回路内の第2の
セレクタで入力されたデータをそのまま出力する。そう
すると、信号処理途中の中間ノードより後段の半導体集
積回路の機能を停止させるとともに、複数個の半導体集
積回路について重複してコード変換する事態を防止でき
る。このように、各半導体集積回路内にコード変換回路
を取り込んで所定の半導体集積回路についてのみコード
変換を行うよう構成したので、第1の従来例のように外
部のコード変換装置をプローバにて外付けする必要がな
くなり、その分、手間を省くことができる。特に、請求
項12のように、コード変換回路および第1のセレクタ
を各半導体集積回路の内部に取り込んでいるので、回路
装置へ組み込む際の取扱いが便利になる。
【0041】
【実施例】 (第1の実施例) <構成>本発明の第1の実施例の半導体集積回路は、図
1の如く、1枚のシリコン結晶等の基板上に様々な機能
を有する電子回路がモノリシックに形成された平面視矩
形状の回路集積部21と、該回路集積部21の平面視周
囲部から四方へ突出された数十本のピン22とを備え
る。ここで、該ピン22のうち23,24は入力端子、
25,26は出力端子である。そして、前記回路集積部
21の内部において、前記ピン22のうち回路集積部2
1の平面視周囲部の互いに逆方向(すなわち図1中の右
左方向)に離間して配置された一の入力端子23および
一の出力端子25は、同電位設定手段にて互いに同電位
に設定されている。該同電位設定手段は、具体的には、
前記一の入力端子23および前記一の出力端子25の間
に接続される短絡線27である。なお、該短絡線27に
て短絡される前記一の入力端子23および前記一の出力
端子25は、前記回路集積部21内の各種電子回路への
入出力に必要のない余分なピンが使用される。
【0042】本実施例の半導体集積回路は、例えば図2
に示したような回路に組み込まれる。ここで、図2は、
ハイビジョン等の新世代のテレビジョン受像器のデコー
ダ用のICボードを簡略化して示した図である。かかる
デコーダの機能は図9に示した第1の従来例で説明した
通りであり、第1の従来例と同様の機能を有する部材お
よび要素は同一符号を付している。ただし、本実施例で
は、第1の半導体集積回路1から出力される一対のデー
タ信号D2,D3がいずれも第2の半導体集積回路2a
に入力され、かつ第2の半導体集積回路2aから出力さ
れる一対のデータ信号D3,D4が第3の半導体集積回
路3に入力される点が第1の従来例と異なる。ここで、
前記第1の半導体集積回路1は判断機能を司る回路であ
り、静止画データであるかあるいは動画データであるか
を判断し、静止画データであると判断したときに静止画
データ信号D3を送信し、動画データであると判断した
ときにデータ信号D2を送信する。第2の半導体集積回
路2aは動画処理機能を司る処理回路であり、前記第1
の半導体集積回路1からのデータ信号D2およびクロッ
ク発生集積回路4からのマスタクロック信号CLKを受
けてデータを処理する。第3の半導体集積回路3は出力
回路であって、第2の半導体集積回路2aで処理された
データ、または第1の半導体集積回路1からのデータが
例えばオフセットバイナリ形式である場合に、かかるデ
ータを受けて、これをD/Aコンバータ5に入力可能な
異なる形式、例えばストレートバイナリ形式に変換す
る。
【0043】そして、図1に示した本実施例の半導体集
積回路は、図2中の第2の半導体集積回路2aとして使
用される。ここで、複数個のピン22のうち、一の入力
端子23は、前記第1の半導体集積回路1から出力され
たデータ信号D3を入力するためのものである。他の入
力端子24は、前記第1の半導体集積回路1から出力さ
れたデータ信号D2を入力するためのものである。一の
出力端子25は、前記一の入力端子23から入力された
データ信号D3を前記短絡線27を通じてそのまま出力
するためのものである。他の出力端子26は、前記他の
入力端子24から入力されたデータ信号D2およびクロ
ック発生集積回路4からのマスタクロック信号CLKを
受け、データを処理するためのものである。その他の構
成は、第1の従来例と同様であるため説明を省略する。
【0044】<使用方法>上記構成の半導体集積回路の
使用方法を説明する。まず、クロック発生集積回路4か
ら第1の半導体集積回路1、第2の半導体集積回路2a
および第3の半導体集積回路3へマスタクロック信号C
LKが伝送される。そして、プローバ接続やその他の通
信等、所望の伝送方法によってデータ信号D1を入力端
子(IN1)にボード入力する。入力されたデータ信号
D1は、第1の半導体集積回路1に入力される。ここ
で、第1の半導体集積回路1はデータ信号D1が、静止
画データであるかあるいは動画データであるかを判断す
る。そして、静止画データであると判断したときには、
所定のピンからデータ信号D3を送信し、第2の半導体
集積回路2aの入力端子23に入力する。入力されたデ
ータ信号D3は、短絡線27および出力端子25を通じ
てそのまま第3の半導体集積回路3へ送信される。
【0045】一方、第1の半導体集積回路1にてデータ
信号D1がデータであると判断したときには、第1の半
導体集積回路1は他のピンからデータ信号D2を送信
し、第2の半導体集積回路2aの入力端子24に入力さ
れる。そして、データ信号D2をクロック発生集積回路
4からのマスタクロック信号CLKを受けて処理し、出
力端子26から第3の半導体集積回路3へ送信する。
【0046】第3の半導体集積回路3は、第2の半導体
集積回路2aで処理されたデータ、または第1の半導体
集積回路1からのデータが例えばオフセットバイナリ形
式である場合に、かかる画像データを受けて、例えばス
トレートバイナリ形式に変換する。しかる後、これをD
/Aコンバータ5にてアナログデータに変換し、ボード
の出力端子(OUT1)からモニタ8にデータ伝送(D
9)してモニタを行う。ここで、D2〜D4といった中
間データをモニタしたい場合は、プローバ9を各種デー
タD2〜D4に対応する端子に接続し、コード変換装置
7にてストレートバイナリ形式に変換した後、直接にD
/Aコンバータ5へ入力すればよい。
【0047】ところで、本実施例では、各半導体集積回
路1,2a,3の間で夫々データ信号D2,D4を受け
渡す必要があるため、これらの配置は、第1の半導体集
積回路1、第2の半導体集積回路2a、第3の半導体集
積回路3の順に一方向に配置している。したがって、デ
ータ信号D2,D4は第1の半導体集積回路1から第3
の半導体集積回路3に至るまで、略最短距離の経路を通
過することになる。そして、本実施例では、データ信号
D3についても、回路集積部21の内部の短絡線27を
通じて第3の半導体集積回路3へ伝送しているので、第
1の従来例のようにデータ信号D3のための配線を第2
の半導体集積回路2aの周囲を迂回して引き回す必要が
なくなる。そうすると、第1の従来例に比べて第1の半
導体集積回路1から第3の半導体集積回路3へ至る配線
経路の長さは大幅に低減される。したがって、配線抵抗
および配線容量を低減でき、低消費電力化、配線遅延を
低減できる。また配線間の干渉によるノイズを軽減で
き、タイミング精度も向上する。
【0048】(第2の実施例) <構成>図3は本発明の第2の実施例の半導体集積回路
を示す図である。本実施例の半導体集積回路は、第1の
半導体集積回路1からのデータ信号に対応する一の入力
端子および一の出力端子を同電位設定手段にて互いに同
電位に設定する点で、第1の実施例と同様であるが、本
実施例では、かかる同電位設定手段が一対のインバータ
を備える点で第1の実施例と異なる。ここで、図3中の
21は回路集積部、22はピン、23aは第1の半導体
集積回路1からのデータ信号(入力)D3inが入力さ
れる入力端子、24はデータ信号D2が入力される入力
端子、25aは第3の半導体集積回路3へ静止画データ
信号(出力)D3outを出力する出力端子、26はデ
ータ信号D4を出力する出力端子である。なお、第1の
従来例および第1の実施例と同様の部材および要素は同
一符号を付し、説明を省略する。
【0049】前記両インバータ31,32は、互いに直
列に接続され、入力D3inに対して二回反転すること
で、出力D3outを正転させることで、入力端子23
aと出力端子25aとを同電位に設定することができ
る。ただし、両インバータ31,32とも所定のスレッ
シュ特性を有しているため、実際の入力レベルとスレッ
シュレベルとの間に雑音余裕度(マージン)を持たせる
ことができ、また、両インバータ31,32の夫々の出
力は方形波となるため、かかる縦続インバータ31,3
2は波形整形回路として機能する。かかる半導体集積回
路は、図4中の第2の半導体集積回路2bとして使用さ
れる。
【0050】<使用方法>上記構成の半導体集積回路の
使用方法を図4に基づいて説明する。まず、クロック発
生集積回路4から第1の半導体集積回路1、第2の半導
体集積回路2bおよび第3の半導体集積回路3へマスタ
クロック信号CLKが伝送される。そして、プローバ接
続やその他の通信等、所望の伝送方法によってデータ信
号D1を入力端子(IN1)にボード入力する。入力さ
れたデータ信号D1は、第1の半導体集積回路1に入力
される。ここで、第1の半導体集積回路1はデータ信号
D1が静止画データであるかあるいは動画データである
かを判断する。そして、静止画データであると判断した
ときには、所定のピンからデータ信号D3inを送信
し、第2の半導体集積回路2bの入力端子23aに入力
する。入力されたデータ信号D3inは、一対のインバ
ータ31,32を経て二回反転された後、波形整形され
たデータ信号D3outとして、出力端子25aを通じ
て第3の半導体集積回路3へ送信される。
【0051】一方、第1の半導体集積回路1にてデータ
信号D1がデータであると判断したときには、第1の半
導体集積回路1は他のピンからデータ信号D2を送信
し、第2の半導体集積回路2bの入力端子24に入力さ
れる。そして、データ信号D2をクロック発生集積回路
4からのマスタクロック信号CLKを受けて処理し、出
力端子26から第3の半導体集積回路3へ送信する。
【0052】第3の半導体集積回路3は、第2の半導体
集積回路2bで処理されたデータ、または第1の半導体
集積回路1からの静止画データが例えばオフセットバイ
ナリ形式である場合に、かかる画像データを受けて、例
えばストレートバイナリ形式に変換する。しかる後、こ
れをD/Aコンバータ5にてアナログデータに変換し、
ボードの出力端子(OUT1)からモニタ8にデータ伝
送(D9)してモニタを行う。ここで、D2〜D4とい
った中間データをモニタしたい場合は、プローバ9を各
種データD2〜D4に対応する端子に接続し、コード変
換装置7にてストレートバイナリ形式に変換した後、直
接にD/Aコンバータ5へ入力すればよい。
【0053】このように、本実施例では、第1の実施例
と同様に、第2の半導体集積回路2bの周囲に配線を迂
回させず配線でき、第1の従来例に比べて第1の半導体
集積回路1から第3の半導体集積回路3へ至る配線経路
の長さを大幅に低減できるだけでなく、データ信号に雑
音が入ったりして波形に歪みが生じた場合に、これを除
去できる。したがって、タイミング精度の大幅な向上が
可能となる。
【0054】(第3の実施例) <構成>図5は本発明の第3の実施例の半導体集積回路
を示す図である。本実施例の半導体集積回路は、前段の
半導体集積回路は、次段の半導体集積回路に対して、デ
ータ信号を受け渡すと同時に、該データ信号を制御して
いるクロック信号(制御信号)を平行して受け渡すよう
構成されたものである。図5中の41,42は半導体集
積回路であり、このうち、一の半導体集積回路41は入
力側に、他の半導体集積回路42は出力側に配置されて
いる。各半導体集積回路41,42は、入力側からデー
タ信号D1,D2を受けて所定の機能に応じてデータ処
理を行う回路集積部43,44と、入力側からクロック
信号CLK1,CLK3を受けてバッファリングする内
部クロック生成回路45,46と、該内部クロック生成
回路45,46からの内部クロック信号CLK2,CL
K4および前記回路集積部43,44からのデータ信号
D2,D4を受けてこれらを同期処理し出力側へ出力す
る出力ラッチ47,48とを夫々備えている。そして、
本実施例の半導体集積回路は、出力ラッチ47,48か
らのデータ信号D2,D4が出力されるデータ出力端子
51,52とは別に、内部クロック生成回路45,46
からのクロック信号CLK2,CLK4が出力されるク
ロック出力端子53,54が設けられている。なお、図
5中の55,56は各半導体集積回路41,42のデー
タ入力端子、57,58は各半導体集積回路41,42
のクロック入力端子である。
【0055】本実施例の半導体集積回路41,42は、
例えば図6に示したような回路に組み込まれる。ここ
で、図6は、映像信号処理を行うデコーダのICボード
を簡略化して示したものである。図6において第1の実
施例と同様の機能を有する部材および要素は同一符号を
付している。
【0056】<使用方法>上記構成の半導体集積回路の
使用方法を説明する。まず、図5において、まず、一の
半導体集積回路41では、外部より入力したクロック信
号CLK1を内部クロック生成回路45で受け、クロッ
ク信号CLK2を生成する。回路集積部43は、生成さ
れたクロック信号CLK2に基づいてタイミング制御し
信号処理を行い、データ信号D2を出力する。そして、
出力ラッチ47にてデータ出力端子51からデータ信号
D2を出力すると共に、クロック出力端子53からCL
K2を出力する。
【0057】一方、次段の半導体集積回路42は、半導
体集積回路41のデータ出力端子51からのデータ信号
D2をデータ入力端子56から受け、回路集積部44に
て生成されたクロック信号CLK2に基づいてタイミン
グ制御し信号処理を行い、データ信号D3を出力する。
同時に、半導体集積回路41からのクロック信号CLK
2をクロック入力端子58にて受け(CLK3)、クロ
ック信号CLK4を生成する。そして、出力ラッチ48
にてデータ出力端子52からデータ信号D4を出力する
と共に、クロック出力端子54からクロック信号CLK
4を出力する。
【0058】このように、データ信号とクロック信号
(制御信号)を共に半導体集積回路間で受け渡している
ので、半導体集積回路間でのデータ信号と制御信号の位
相のズレを防止できる。したがって、データ信号とその
制御信号のタイミングマージンを確保することができ、
またクロックスキューが生じないため、各半導体集積回
路のタイミング設計負荷が軽減され、タイミング精度も
向上する。また、クロック発生集積回路で生成する制御
信号の数を削減でき、そのための開発負荷を軽減でき
る。
【0059】また、ボード上のクロック発生集積回路1
5から全ての半導体集積回路へ制御信号を供給していた
従来例に比べて、ボード上での冗長配線を大幅に削減で
きる。なお、本実施例では、ICボードとして図9に示
した第1の従来例に対応する構成のものを説明したが、
図10に示した第2の従来例に対応するものに適用して
もよいことは言うまでもない。
【0060】(第4の実施例) <構成>図7は本発明の第4の実施例の半導体集積回路
を示す図である。本実施例の半導体集積回路は、映像信
号処理システムにおいて、最終出力信号と同様に信号処
理途中の中間ノードの観測を可能とするものである。図
7中の61は半導体集積回路、62は入力側からデータ
信号Daを受けて所定の機能に応じてデータ信号Dbへ
変換する回路集積部、63は出力するデータ信号をD
a,Dbのいずれにするかを選択する第1のセレクタ、
64は前記第1のセレクタ63で選択されたデータ信号
をさらにD/A変換可能な形式、例えばストレートバイ
ナリ形式にコード変換するコード変換回路である。前記
第1のセレクタ63のON接点はデータ入力端子に接続
されている。一方、第1のセレクタ63のOFF接点は
回路集積部62の出力(Db)端子が接続されている。
前記コード変換回路64は、コード変換部71と、該コ
ード変換部71のオンオフ切り換えを行う第2のセレク
タ72とを備える。そして、前記第2のセレクタ72の
ON接点は前記コード変換部71の出力端子に接続さ
れ、第2のセレクタ72のOFF接点は前記第1のセレ
クタ63に接続されている。なお、前記第1のセレクタ
63および第2のセレクタ72は、外部から入力される
図示しないセレクト信号(ワード線入力信号)にてON
−OFF切り換えする。
【0061】図8は、図7に示した半導体集積回路が適
用される回路である。ここで、図8は、映像信号処理シ
ステムとして、デコーダのICボードである。図8にお
いて、61A〜61Dは半導体集積回路であって、特
に、61Aは送信されたデータが動画であるか静止画で
あるかを判断する判断機能を司る回路、61Bは半導体
集積回路61Aにてデータが動画であると判断したとき
にこれを処理する動画処理機能を司る回路、61Cは半
導体集積回路61Aにてデータが静止画であると判断し
たときにこれを処理する動画処理機能を司る回路、61
Dは半導体集積回路61B,61Cにて処理されたデー
タが例えばオフセットバイナリ形式である場合に、かか
るデータを受けて、これをD/Aコンバータ5に入力可
能な異なる形式、例えばストレートバイナリ形式に変換
する出力回路、62A,62B,62Dは各半導体集積
回路61A,61B,61Dの回路集積部、63B,6
3Dは各半導体集積回路61B,61Dの第1のセレク
タ、64A,64B,64Dは各半導体集積回路61
A,61B,61Dのコード変換回路である。このう
ち、半導体集積回路61B,61C,61Dは図7に示
したものと同様の内部構造を有している。また、75は
D/Aコンバータ、「Data a」〜「Datad」
はデータ信号である。
【0062】<使用方法>上記構成の半導体集積回路の
使用方法を説明する。最終出力信号を出力する通常の映
像信号処理の場合には、まず、各半導体集積回路61
A,61B,61Cの各コード変換回路64(64A、
64B等)をOFFにし、半導体集積回路61Dのコー
ド変換回路64(64D)をONにするとともに、全て
の半導体集積回路61B,61C,61Dの第1のセレ
クタ63(63B〜63D)をOFFにする。そして、
データ信号(図8中省略)を半導体集積回路61Aに入
力し、回路集積部62Aにてデータ処理を行った後、コ
ード変換回路64Aに入力される。ここで、コード変換
回路64AはOFFであるため、コード変換を行わな
い。そして、データ信号の場合は半導体集積回路61B
へ「Data a」を送信し、静止画データ信号の場合
は半導体集積回路61Cへ「Data c」を送信す
る。動画の場合、半導体集積回路61Bにて「Data
a」を受ける。ここで、第1のセレクタ63BはOF
Fであるから、「Data a」は回路集積部62Bに
入力され、所定の処理を行って「Data b」に変換
される。「Data b」は、第1のセレクタ63Bの
OFF接点を経てコード変換回路64Bに入力される
が、コード変換回路64BがOFFであるため、ここで
はコード変換されずにそのまま「Data c」として
出力される。しかる後、半導体集積回路61Dは「Da
ta c」を受ける。ここで、第1のセレクタ63Dは
OFFであるから、「Data c」は回路集積部62
Dに入力され、所定の処理を行い、第1のセレクタ63
DのOFF接点を経てコード変換回路64Dに入力され
る。コード変換回路64DはONであるため、ここでコ
ード変換が行われ、「Data d」として出力され
る。「Data d」はD/Aコンバータ75にてD/
A変換され、外部へ出力される。
【0063】次に、信号処理途中の中間ノードの観測を
行う場合、例えば半導体集積回路61Bから出力される
「Data c」を観測する場合は、まず、半導体集積
回路61A,61Cおよび半導体集積回路61Dの各コ
ード変換回路64(64A、64D等)をOFFにし、
半導体集積回路61Bのコード変換回路64(64B)
をONにするとともに、半導体集積回路61Dの第1の
セレクタ63(63D)をOFFに、半導体集積回路6
1Bの第1のセレクタ63(63B)をONにする。そ
して、データ信号(図8中省略)を半導体集積回路61
Aに入力し、回路集積部62Aにてデータ処理を行った
後、コード変換回路64Aに入力される。ここで、コー
ド変換回路64AはOFFであるため、コード変換を行
わない。そして、データ信号「Data a」を半導体
集積回路61Bへ送信し、これを半導体集積回路61B
にて受ける。ここで、第1のセレクタ63BはOFFで
あるから、「Data a」は回路集積部62Bに入力
され、所定の動画処理を行って「Data b」に変換
される。「Data b」は、第1のセレクタ63Bの
OFF接点を経てコード変換回路64Bに入力される。
ここで、コード変換回路64BがONであるため、「D
ata b」はコード変換されて「Datac」として
出力される。しかる後、半導体集積回路61Dは「Da
ta c」を受ける。ここで、第1のセレクタ63Dは
ONであるから、「Data c」はコード変換回路6
4Dに直接入力され、またコード変換回路64DがOF
Fであるため、コード変換が省略されてそのまま「Da
ta d」として出力される。すなわち、「Data
d」は半導体集積回路61Bからの「Data c」と
同じものである。かかる「Data d」はD/Aコン
バータ75にてD/A変換され、外部(モニタ)へ出力
される。このときの出力データは、半導体集積回路61
BがそのままD/A変換されたものであるため、信号処
理途中の中間ノードデータとしての半導体集積回路61
Bの出力「Data c」を観測できる。
【0064】さらに、半導体集積回路61Aからの出力
「Data a」を観測したい場合は、半導体集積回路
61Aのコード変換回路64(64A)をONに、半導
体集積回路61B,61Cおよび半導体集積回路61D
の各コード変換回路64(64B、64D等)をOFF
にするとともに、半導体集積回路61B,61Cおよび
半導体集積回路61Dの各第1のセレクタ63(63
B,63D等)をONにし、半導体集積回路61Aより
後段のデータ処理機能を停止させればよい。
【0065】このように、ボードから独立した形でコー
ド変換装置を取り付けなくても、第1の従来例と同様に
中間ノードの観測を容易に行うことができる。したがっ
て、第1の従来例に比べて、プローバの使用による評価
時の作業負荷を軽減でき、しかもシステムボードの破損
等のトラブルを避けることができる。
【0066】なお、第1の従来例の変形例として、ボー
ド内にコード変換装置を各半導体集積回路から独立した
形で組み込むことも考えられる。本実施例では、ボード
内にコード変換装置を搭載するための面積を要さず、ボ
ードの小面積化が可能である。したがって、ボード全体
の面積を第1の従来例から拡大せずに、プローバの取り
付けの手間を省略できる。
【0067】(変形例) (1)図に示すように、第2の実施例では、波形整形回
路として一対のインバータ31,32を使用していた
が、さらに多くのインバータを使用することで、遅延回
路としての機能を付与しても良い。この場合、使用する
インバータの個数は、入力端子と出力端子を同電位に設
定するため、偶数個必要となる。
【0068】(2)図8に示すように、第4の実施例中
の半導体集積回路61Aは、回路集積部62Aおよびコ
ード変換回路64Aのみを有し、他の半導体集積回路に
設けられている第1のセレクタを省略していたが、他の
半導体集積回路との回路の標準化を図るために、第1の
セレクタ63を設けて、図7に示した半導体集積回路と
同様の構成にしてもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明請求項1によると、入力側の一の
半導体集積回路の一の入力端子とこれに対応する一の出
力端子を同電位設定手段にて同電位に設定できるよう構
成しているので、入力側の一の半導体集積回路の内部を
通じて、入力データを出力側の他の半導体集積回路へ通
過させることができる。したがって、入力データを、配
線を半導体集積回路の外部で迂回させて出力側の他の半
導体集積回路まで引き回す必要がなくなる。そうする
と、第1の従来例に比べて各半導体集積回路間の配線経
路の長さを大幅に低減でき、配線抵抗および配線容量
((第1の課題)参照)を低減でき、低消費電力化、配
線遅延を低減できる。また配線間の干渉によるノイズを
軽減でき、タイミング精度も向上するという効果があ
る。
【0070】本発明請求項2によると、一の入力端子と
一の出力端子とを短絡線で結ぶだけといった極めて簡単
な構成で、一の入力端子と一の出力端子とを同電位に設
定でき、不要な半導体集積回路を迂回する冗長な配線を
形成しなくても、当該半導体集積回路の機能を省略でき
るという効果がある。
【0071】本発明請求項3によると、一の入力端子お
よび一の出力端子を回路集積部の平面視周囲部の互いに
異なる方向に離間して配置しているので、複数個の半導
体集積回路を直列に接続する場合、入力側の半導体集積
回路の一の出力端子と、これに隣接する出力側の半導体
集積回路の一の入力端子とを互いに近接させて配置し接
続できる。そうすると、複数個の半導体集積回路を順次
接続する場合、一の出力端子および一の入力端子はほぼ
最短距離の経路に配置でき、したがって、第1の従来例
の冗長な配線に比べて配線の長さを大幅に短縮でき、配
線抵抗および配線容量を低減でき、低消費電力化、配線
遅延を低減できる。また配線間の干渉によるノイズを軽
減でき、タイミング精度も向上するという効果がある。
【0072】本発明請求項4によると、前記同電位設定
手段を、前記一の入力端子から入力されたデータの波形
を整形して前記一の出力端子に出力する波形整形回路で
構成しているので、一の入力端子と一の出力端子とを同
電位に設定する際、波形整形回路にて入力されたデータ
の波形を整形して出力できる。したがって、配線間の磁
気干渉により信号ノイズ((第2の課題)参照)が生じ
ても、波形整形回路にて波形歪みを低減できるという効
果がある。
【0073】本発明請求項5によると、前記波形整形回
路を偶数個のインバータが直列に接続されてなる遅延回
路として応用しているので、各半導体集積回路での信号
処理のタイミング制御を簡単な構成で行うことができる
という効果がある。
【0074】本発明請求項6、請求項9および請求項1
0によると、内部クロック生成回路と、内部クロック生
成回路からの内部クロック信号を次段の半導体集積回路
へ出力するクロック出力部とを、半導体集積回路ごとに
設けているので、データ信号およびクロック信号を同期
させて受け渡すことができ、これらの間の位相のズレ
((第3の課題)参照)を防止できる。したがって、デ
ータ信号とその制御信号のタイミングマージンを確保す
ることができ、またクロックスキューが生じないため、
各半導体集積回路のタイミング設計負荷が軽減され、タ
イミング精度も向上する。さらに、クロック発生集積回
路で生成する制御信号の数を削減でき、そのための開発
負荷を軽減できる。また、ボード上のクロック発生集積
回路から全ての半導体集積回路へ制御信号を供給してい
た従来例に比べて、ボード上での冗長配線を大幅に削減
できる。特に、請求項6および請求項10のように、内
部クロック生成回路およびクロック出力部を各半導体集
積回路の内部に取り込んでいるので、回路装置へ組み込
む際の取扱いが便利になるという効果がある。
【0075】本発明請求項7によると、複数個の半導体
集積回路を直列に接続する場合、入力側の半導体集積回
路のデータ出力端子と、これに隣接する出力側の半導体
集積回路のデータ入力端子とを互いに近接させて配置し
接続し、かつ、入力側の半導体集積回路のクロック出力
端子と、これに隣接する出力側の半導体集積回路のクロ
ック入力端子とを互いに近接させて配置し接続する。こ
のように複数個の半導体集積回路を順次接続すれば、各
出力端子および各入力端子はほぼ最短距離の経路に配置
でき、したがって、各従来例の冗長な配線に比べて配線
の長さを大幅に短縮でき、配線抵抗および配線容量を低
減でき、低消費電力化、配線遅延を低減できる。また配
線間の干渉によるノイズを軽減でき、タイミング精度も
向上するという効果がある。
【0076】本発明請求項8、請求項11および請求項
12によると、コード変換回路およびコード変換回路へ
の入力を回路集積部からの信号と入力データ信号とに選
択的に切り換える第1のセレクタとを、半導体集積回路
ごとに設け、コード変換回路に、コード変換部と、コー
ド変換部からの出力と所定の入力信号とを選択的に切り
換える第2のセレクタを有せしめているので、第1のセ
レクタで信号処理途中の中間ノードより後段の半導体集
積回路の機能を停止させるとともに、第2のセレクタに
て複数個の半導体集積回路について重複してコード変換
する事態を防止できる。このように、各半導体集積回路
内にコード変換回路を取り込んで所定の半導体集積回路
についてのみコード変換を行うよう構成したので、第1
の従来例のように外部のコード変換装置をプローバにて
外付けする必要((第4の課題)参照)がなくなり、そ
の分、手間を省くことができる。特に、請求項12のよ
うに、コード変換回路および第1のセレクタを各半導体
集積回路の内部に取り込んでいるので、回路装置へ組み
込む際の取扱いが便利になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の半導体集積回路の概
略を示す原理図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の半導体集積回路が組
み込まれた回路装置を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第2の実施例の半導体集積回路の概
略を示す原理図である。
【図4】 本発明の第2の実施例の半導体集積回路が組
み込まれた回路装置を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第3の実施例の半導体集積回路が互
いに接続された状態を示す原理図である。
【図6】 本発明の第3の実施例の半導体集積回路が組
み込まれた回路装置を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第4の実施例の半導体集積回路の概
略を示す原理図である。
【図8】 本発明の第4の実施例の半導体集積回路が組
み込まれた回路装置を示すブロック図である。
【図9】 第1の従来例の半導体集積回路が組み込まれ
た回路装置を示すブロック図である。
【図10】 第2の従来例の半導体集積回路が組み込ま
れた回路装置の一部を示すブロック図である。
【図11】 第2の従来例の第2の半導体集積回路のク
ロックバッファ回路の一例を示す回路図である。
【図12】 第3の半導体集積回路3のクロックバッフ
ァ回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2a,3 半導体集積回路、4 クロック発生集積
回路、5 D/Aコンバータ、7 コード変換装置、8
モニタ、9 プローバ、21 回路集積部、22 ピ
ン、23,24 入力端子、25,26 出力端子、2
7 短絡線、23a 入力端子、25a 出力端子、3
1,32 インバータ、41,42 半導体集積回路、
43,44 回路集積部、45,46 内部クロック生
成回路、47,48 出力ラッチ、51,52 データ
出力端子、53,54 クロック出力端子、55,56
データ入力端子、57,58 クロック入力端子、6
1,61A,61B,61D 半導体集積回路、62,
62A,62B,62D回路集積部、63,63B,6
3D 第1のセレクタ、64,64A,64B,64D
コード変換回路、71 コード変換部、72 第2の
セレクタ、75D/Aコンバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 圭介 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社システムエル・エス・アイ開発研 究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を有する回路がモノリシック
    に形成された回路集積部と、 該回路集積部の平面視周囲部に形成された複数個の入力
    端子および複数個の出力端子とを備え、 前記回路集積部内に、前記複数個の入力端子のうち少な
    くとも一の入力端子と前記複数個の出力端子のうち少な
    くとも一の出力端子とを互いに同電位に設定する同電位
    設定手段を有せしめられる半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記同電位設定手段は、前記一の入力端
    子から入力されたデータをそのまま前記一の出力端子に
    出力する短絡線から構成される、請求項1記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】 前記一の入力端子および前記一の出力端
    子は、前記回路集積部の平面視周囲部の互いに異なる方
    向に離間して配置される、請求項1または請求項2記載
    の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記同電位設定手段は、前記一の入力端
    子から入力されたデータの波形を整形して前記一の出力
    端子に出力する波形整形回路から構成される、請求項1
    記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記波形整形回路は、偶数個のインバー
    タが直列に接続されてなる遅延回路から構成される、請
    求項4記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 基板上に、 外部からのデータ信号が入力されるデータ入力端子と、 外部からのクロック信号が入力されるクロック入力端子
    と、 前記クロック入力端子からのクロック信号を受けて内部
    クロック信号を生成する内部クロック生成回路と、 前記データ入力端子からのデータ信号および前記内部ク
    ロック生成回路からの内部クロック信号を受けて所定の
    データ処理を行う回路集積部と、 該回路集積部から出力されたデータ信号を他の半導体集
    積回路へ出力するデータ出力端子と、 前記内部クロック生成回路からの内部クロック信号を前
    記データ出力端子からの前記データ信号と同じタイミン
    グで前記他の半導体集積回路へ出力するクロック出力端
    子とを備える半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記データ入力端子と前記クロック入力
    端子は、前記基板の同一方向端部に近接して配置され、 前記データ出力端子と前記クロック出力端子は、前記基
    板の前記データ入力端子と前記クロック入力端子とは逆
    側端部に近接して配置される、請求項6記載の半導体集
    積回路。
  8. 【請求項8】 少なくとも2個以上の半導体集積回路が
    直列に接続される回路群と、該回路群から出力されたデ
    ータ信号をD/A変換するD/Aコンバータとを備える
    回路装置において、前記回路群内に組み込まれる半導体
    集積回路であって、 データ信号が入力されるデータ入力端子と、 該データ入力端子に入力されたデータ信号を所定の機能
    に基づいて信号処理する回路集積部と、 所定の入力信号を受けて所定の場合にのみ前記D/Aコ
    ンバータでのD/A変換可能な形式に変換して出力する
    コード変換回路と、 該コード変換回路への前記所定の入力信号として、前記
    回路集積部からの信号および前記データ入力端子に入力
    されたデータ信号を選択的に切り換える第1のセレクタ
    とを備え、 前記コード変換回路は、 前記所定の入力信号を受けて前記D/Aコンバータでの
    D/A変換可能な形式に変換するコード変換部と、 前記所定の場合に前記コード変換部から出力されるデー
    タ信号を出力し、前記所定の場合以外に前記所定の入力
    信号をそのまま出力する第2のセレクタとを備える半導
    体集積回路。
  9. 【請求項9】 少なくとも2個以上の半導体集積回路が
    直列に接続される回路群と、該回路群から出力されたデ
    ータ信号をD/A変換するD/Aコンバータと、前記回
    路群の動作を制御するためのマスタクロック信号を発生
    するクロック発生集積回路とを備える回路装置であっ
    て、 前記各半導体集積回路は、 データ信号が入力されるデータ入力端子と、 該データ入力端子に入力されたデータ信号を所定の機能
    に基づいて信号処理する回路集積部と、 該回路集積部から出力されたデータ信号を次段の半導体
    集積回路へ出力するデータ出力端子とを備え、 前記回路装置は、 前記半導体集積回路ごとに設けられ、対応の前記半導体
    集積回路の内部動作を制御するための内部クロック信号
    を生成し対応の前記半導体集積回路の前記回路集積部へ
    出力する内部クロック生成回路と、 前記半導体集積回路ごとに設けられ、対応の前記内部ク
    ロック生成回路からの内部クロック信号を対応の前記半
    導体集積回路の前記データ出力端子からの前記データ信
    号と同じタイミングで対応の前記半導体集積回路の次段
    の半導体集積回路へ出力するクロック出力部とを備える
    回路装置。
  10. 【請求項10】 前記内部クロック生成回路および前記
    クロック出力部は、対応の前記半導体集積回路の内部に
    取り込まれる、請求項9記載の回路装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも2個以上の半導体集積回路
    が直列に接続される回路群と、該回路群から出力された
    データ信号をD/A変換するD/Aコンバータとを備え
    る回路装置であって、 前記各半導体集積回路は、 データ信号が入力されるデータ入力端子と、 該データ入力端子に入力されたデータ信号を所定の機能
    に基づいて信号処理する回路集積部とを備え、 前記回路装置は、 前記半導体集積回路ごとに設けられ、所定の入力信号を
    受けて所定の場合にのみ前記D/AコンバータでのD/
    A変換可能な形式に変換して出力するコード変換回路
    と、 前記半導体集積回路ごとに設けられ、対応の前記コード
    変換回路への前記所定の入力信号として、対応の前記半
    導体集積回路の前記回路集積部からの信号および対応の
    前記半導体集積回路の前記データ入力端子に入力された
    データ信号を選択的に切り換える第1のセレクタとを備
    え、 前記コード変換回路は、 前記所定の入力信号を受けて前記D/Aコンバータでの
    D/A変換可能な形式に変換するコード変換部と、 前記所定の場合に前記コード変換部から出力されるデー
    タ信号を出力し、前記所定の場合以外に前記所定の入力
    信号をそのまま出力する第2のセレクタとを備える回路
    装置。
  12. 【請求項12】 前記コード変換回路および前記第1の
    セレクタは、対応の前記半導体集積回路の内部に取り込
    まれる、請求項11記載の回路装置。
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