JPH07302460A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH07302460A
JPH07302460A JP11595694A JP11595694A JPH07302460A JP H07302460 A JPH07302460 A JP H07302460A JP 11595694 A JP11595694 A JP 11595694A JP 11595694 A JP11595694 A JP 11595694A JP H07302460 A JPH07302460 A JP H07302460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
trays
disc
main body
reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11595694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Akiyama
山 弘 男 秋
Takayuki Shimizu
水 隆 之 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP11595694A priority Critical patent/JPH07302460A/ja
Publication of JPH07302460A publication Critical patent/JPH07302460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク交換を容易かつ高速に行なえるよう
にする。 【構成】 再生装置本体32内には、3台のトレイ3
4,35,36が上下方向に積層状態で収容されてい
る。各トレイ34〜36には、溝44にCD(またはC
Dシングル)42がそれぞれ1枚ずつ着脱自在に保持さ
れる。これら3台のトレイ34〜36は、個々に独立に
矢印D−D′方向にスライド可能とされている。各トレ
イ34〜36は、通常は待機位置であるLINE Bの
位置に位置決めされている。再生を行なう時は、トレイ
34〜36を再生装置本体32内後部の再生ユニット4
0が配設されているLINE Aの位置までスライドさ
せる。ディスク交換を行なう時は、トレイ34〜36を
LINE Cまで排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のディスクを収
納して再生するチェンジャー方式のディスク再生装置に
関し、ディスクの交換を容易かつ高速に行なえるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】チェンジャー方式のディスク再生装置
は、例えばCDチェンジャーとして従来より様々な方式
のものが市販されている。従来のCDチェンジャーの例
を図2,3に示す。図2のものは、ディスクマガジン1
0内の複数の棚にCD12をそれぞれ収容し、これを再
生装置本体14内に装着し、再生装置本体14内で任意
のCD12をディスクマガジン10から引き出して、再
生ユニット16にセットして再生するようにしたもので
ある。図3のものは、再生装置本体18内にCD20を
保持した複数のサブトレイ22を積層配置し、そのうち
任意のサブトレイ22をメイントレイ24上に引き出し
て、再生ユニット26で再生するようにしたものであ
る。図3のものでは、ディスク交換は、サブトレイ22
を保持したメイントレイ24を再生装置本体18のトレ
イ排出口28から外部に排出することにより行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図2の方式では、
1枚のディスクを交換する場合にもディスクマガジン1
0全体を再生装置本体14から抜き出さなければなら
ず、ディスク交換が面倒であった。また、前記図3の方
式では、ディスク交換を行なう時は、サブトレイ22を
メイントレイ24に一旦受け渡してから外部に排出し、
また外部に排出されたサブトレイ22をメイントレイ2
4に載せて再生装置本体18内に一旦引き込んだ後メイ
ントレイ24から排出して所定の積層位置30に待機さ
せるので、サブトレイ22とメイントレイ24との間で
ディスクの受け渡し動作が必要であり、ディスク交換に
時間がかかる欠点があった。また、積層位置30とトレ
イ排出位置22との間に再生位置26があるので、CD
20の再生中に積層位置30にある他のサブトレイ22
を排出してディスク交換を行なうことは機構上不可能で
あった。
【0004】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、ディスク交換を容易かつ高速に行なえる
ようにしたチェンジャー方式のディスク再生装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
それぞれ単一のディスクを着脱自在に保持可能に構成さ
れ、再生装置本体内でトレイ排出口に近接した位置に複
数層に積層して収容され、個々に独立にスライドして前
記トレイ排出口から前記再生装置本体の外部に排出可能
に配設された複数のトレイと、前記再生装置本体内に配
設され、当該再生装置本体内に収納されている任意のト
レイに保持されている単一のディスクを受け取って再生
する再生ユニットとを具備してなるものである。
【0006】請求項2記載の発明は、前記各トレイが、
前記再生装置本体の外部に排出された位置と、前記再生
装置本体内で前記トレイ排出口に近接した位置に積層さ
れた位置と、前記再生装置本体内で前記再生ユニットに
対しディスクの受け渡しを行なう位置に少くともスライ
ド可能に配設され、前記再生ユニットが、前記各トレイ
との間でディスクの受け渡しを行なうそれぞれの位置に
位置決め可能に当該トレイの積層方向に移動可能に配設
されてなるものである。
【0007】請求項3記載の発明は、前記各トレイをス
ライド動作させるためのローディング装置が、当該各ト
レイに対し、スライド駆動力を伝達するそれぞれの位置
に位置決め可能に当該トレイの積層方向に移動可能に配
設されてなるものである。
【0008】請求項4記載の発明は、前記ローディング
装置が、前記再生ユニットとは独立に前記トレイの積層
方向に移動可能に配設され、ディスクの再生中に当該再
生中のディスクが保持されていたトレイを除く任意のト
レイが当該ローディング装置によって前記再生装置本体
のトレイ排出口から排出可能に構成されてなるものてあ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、各トレイをその
積層位置に近接したトレイ排出口から直接かつ独立に排
出してディスク交換を行なうことができるので、従来の
非チェンジャー方式ディスクプレーヤと同様の感覚で容
易かつ高速にディスク交換を行なうことができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、各トレイの
スライド動作と再生ユニットのトレイ積層方向への移動
動作の単純な動作の組合せにより、任意のトレイについ
てディスク再生を行なうことができる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ローディン
グ装置をトレイの積層方向に移動可能に配設したので、
1台のローディング装置を共用して各トレイごとに独立
にスライド動作を行なわせることができる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、ローディン
グ装置を再生ユニットとは独立にトレイ積層方向に移動
可能に配設したので、ディスクが再生中のトレイを除く
任意のトレイを排出してディスク交換を行なうことがで
きる。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。ここで
はまず、図4を参照してこの実施例の概要を説明する。
このディスク再生装置30はCDチェンジャーとして構
成されている。再生装置本体32内には、3台のトレイ
34,35,36が上下方向に積層状態で収容されてい
る。各トレイ34〜36には、溝44にCD(またはC
Dシングル)42がそれぞれ1枚ずつ着脱自在に保持さ
れる。これら3台のトレイ34〜36は、個々に独立に
矢印D−D′方向にスライド可能とされている。
【0014】各トレイ34〜36は、通常は待機位置で
あるLINE Bの位置すなわちディスク排出口38に
近接した位置に位置決めされている。再生を行なう時
は、トレイ34〜36のいずれかを再生装置本体32内
後部の再生ユニット40(スピンドルモータ、光ピック
アップ、ディスククランパ等で構成される。)が配設さ
れているLINE Aの位置までスライドさせる。図4
ではトレイ34をLINE Aの位置にスライドさせた
状態を示す。LINE Aの位置では再生ユニット40
のスピンドルモータのターンテーブルおよび光ピックア
ップがトレイ34の切欠46に進入し、ターンテーブル
がCD42をトレイ34から引き上げてクランパ48で
クランプし、スピンドルモータを回転させて光ピックア
ップで再生する。再生中トレイ34はLINE Aに位
置したままとなる。再生を終了しあるいは停止操作をす
ると、CD42はトレイ34に戻されて、トレイ34は
LINE Bの位置に戻される。
【0015】ディスク交換を行なう時は、トレイ34〜
36のいずれかをLINE Bにある状態から矢印D′
方向にスライドさせて、トレイ排出口38に設けられて
いるリッド50を開いてLINE Cまで排出させる。
図4ではトレイ36を排出させた状態を示している。ト
レイ36の排出は、他のトレイ34または35について
CD42の再生を行ったままの状態でも行なうことがで
きる。ディスク交換後トレイ36の収納操作をすると、
トレイ36は矢印D方向にスライドしてLINE Bの
位置まで収納されて停止し、待機状態となる。
【0016】トレイ34〜36の側方には、トレイ34
〜36のスライド動作(ローディング)を行なうための
ローディング装置52が配設されている。ローディング
装置52はトレイ34〜36の積層方向すなわち矢印E
−E′方向に移動可能とされており、各トレイ34〜3
6の高さに位置決めされて、これらトレイ34〜36の
側面に形成されたラックギア54に駆動ギア56がかみ
合って、トレイ34〜36を個別に矢印D−D′方向に
スライドさせて、LINE A〜Cのいずれかに位置決
めさせる。
【0017】なお、トレイ34〜36は、LINE A
あるいはLINE Cの位置には、同時に1台のトレイ
のみが位置決め可能である。したがって、図4の状態か
らトレイ35上のCD42を再生する時は、再生中のC
D42はトレイ34に戻されて、トレイ34をLINE
Bの位置に戻した後、トレイ35がLINE Aの位
置にスライドする。また、図4の状態からトレイ35上
のCD42を交換する時は、排出中のトレイ36をLI
NE Bの位置に戻した後、トレイ35がLINE C
の位置にスライドして排出される。
【0018】再生ユニット40は、トレイ34〜36の
積層方向すなわち矢印F−F′方向にローディング装置
52とは独立に移動可能とされており、各トレイ34〜
36の高さに位置決め可能とされている。したがって、
再生を行なう時は、まず再生ユニット40を再生を行な
おうとするトレイの高さに位置決めし(スピンドルモー
タ上端のターンテーブルとクランパ48との間の高さに
トレイ上のCD42が来るようにする。)、次いでロー
ディング装置52をそのトレイの高さに位置決めして、
そのトレイをLINE BからLINE Aにスライド
させて、そのトレイ上のCD42をターンテーブルとク
ランパ48の間の空間に進入させてクランプを行なう。
【0019】ディスク再生装置32の前面パネル60に
は、1〜3段目のトレイ34〜36ごとに排出/収納動
作の指示をするためのトレイオープン/クローズ用押ボ
タンスイッチ62、トレイごとに再生を指示するための
再生用押ボタンスイッチ64、再生停止を指示するため
の停止用押ボタンスイッチ66等が配設されている。再
生用押ボタンスイッチ64は例えばランプ付きとされ、
再生中のトレイ番号が点灯される。
【0020】以上のように、図4のディスク再生装置3
0によれば、各トレイ34〜36をその積層位置LIN
E Bに近接したトレイ排出口38から直接(すなわ
ち、他のトレイを介さずに)かつ独立に排出してディス
ク交換を行なうことができるので、従来の非チェンジャ
ー方式ディスクプレーヤと同様の感覚で容易かつ高速に
ディスク交換を行なうことができる。また、各トレイ3
4〜36の矢印D−D′方向へのスライド動作と再生ユ
ニット40のトレイ積層方向F−F′への移動動作の単
純な動作の組合せにより、任意のトレイについてディス
ク再生を行なうことができる。
【0021】また、ローディング装置52をトレイ34
〜36の積層方向に移動可能に配設したので、1台のロ
ーディング装置52を共用して各トレイ34〜36ごと
に独立にスライド動作を行なわせることができる。ま
た、ローディング装置52を再生ユニット40とは独立
にトレイ積層方向E−E′に移動可能に配設したので、
ディスクが再生中のトレイを除く任意のトレイを排出し
てディスク交換を行なうことができる。
【0022】次に、図4のディスク再生装置30の詳細
構成を図1(平面図)、図5(左側面図)、図6(右側
面図)、図7(正面図)に示す。また、再生ユニット4
0の詳細構成を図8に示す。各部について説明する。
【0023】(1) トレイ34〜36の構成 再生装置本体32の底部シャーシ70上にはポール72
およびビーム74を組んで長方体状のフレーム76が固
定配置されている。フレーム76には、上下方向に一定
間隔で、トレイ34〜36のスライド動作を支持するた
めのトレイガイド77,78,79が再生装置本体32
の前後方向に水平に配設されている。
【0024】(2) ローディング装置52の昇降機構 再生装置本体32の底部シャーシ70上には、ウォーム
ギア81,82,83が回転自在に立設されている。ウ
ォームギア81〜83は、ローディング装置52が配設
されたメカシャーシ84を貫通してねじ込まれており、
メカシャーシ84はウォームギア81〜83の回転によ
り昇降する。
【0025】底部シャーシ70上には、シャーシ86が
固定配設され、シャーシ86にはモータ88が取り付け
られている。モータ88の回転は、タイミングベルト9
0、ギア92,94を介して、ギア94に連結されたウ
ォームギア83に伝達される。そして、ウォームギア8
3の回転は、タイミングベルト96を介してウォームギ
ア82に伝達され、ウォームギア82の回転はタイミン
グベルト98を介してウォームギア81に伝達される。
したがって、モータ88を可逆回転することにより、ウ
ォームギア81〜83は同一方向に同量回転して、ロー
ディング装置52が配設されたメカシャーシ84を水平
状態を保ちながら昇降させる。
【0026】(3) ローディング装置52の構成 メカシャーシ84の下面には、モータ100が配設され
ている。また、メカシャーシ84の上面には、ギア10
2,104,56a,56bが配設されている。モータ
100の回転は、タイミングベルト106、ギア10
2,104を介してギア56aに伝達される。ギア56
aの回転はタイミングベルト108を介してギア56b
に伝達される。ギア56a,56bは、トレイ34〜3
6の側面に形成されたラックギア54にかみあってい
る。したがって、モータ100を可逆回転することによ
り、ギア56a,56bは同一方向に同量回転して、ト
レイ34〜36をスライドさせて、LINE A,B,
Cのいずれかの位置に位置決めする。
【0027】(4) 再生ユニット40の昇降機構(図
8参照) 再生装置本体32の底部シャージ70上には、ウォーム
ギア110,111,112が回転自在に立設されてい
る。ウォームギア110〜112は、再生ユニット40
が配設されたメカシャーシ113を貫通してねじ込まれ
ており、メカシャーシ113はウォームギア110〜1
12の回転により昇降する。
【0028】底部シャーシ70上には、シャーシ114
が固定配設され、シャーシ114にはモータ116が取
り付けられている。モータ116の回転は、タイミング
ベルト118、ギア120,122を介して、ギア12
2に連結されたウォームギア110に伝達される。そし
て、ウォームギア110の回転は、タイミングベルト1
24を介してウォームギア111に伝達され、ウォーム
ギア111の回転はタイミングベルト126を介してウ
ォームギア112に伝達される。また、ウォームギア1
10の回転はタイミングベルト128を介して直接ウォ
ームギア112に伝達される。したがって、モータ11
6を可逆回転することにより、ウォームギア110〜1
12は同一方向に同量回転して、再生ユニット40が配
設されたメカシャーシ113を水平状態を保ちながら昇
降させる。
【0029】(5) 再生ユニット40の構成(図8参
照) メカシャーシ113には、ピックアップホルダ130
が、軸132を中心に矢印G−G′方向(図8(a),
(c))に回動自在に配設されている。メカシャーシ1
13の先端部には、クランプカム134が水平方向に回
転自在にかつメカシャーシ113に対して昇降不可に保
持されており、ピックアップホルダ130の先端の突出
部136がクランプカム134の外周面に形成されたカ
ム溝137に差し込まれている。メカシャーシ113に
は、ギア138が回転自在に配設されている。このギア
138はトレイ34〜36の下面に形成されたラックギ
ア140(図1)にかみ合って、トレイ34〜36のス
ライド動作によって回転する。そして、ギア138の回
転はクランプカム134に伝達されて、このクランプカ
ム134を回転する。これにより、カム溝137に係合
しているピックアップホルダ130の突出部136が上
下方向に駆動される。したがって、ピックアップホルダ
130は矢印G−G′方向に回動して、クランプ動作を
実現する。
【0030】ピックアップホルダ130には、ピックア
ップベース142がばねにより上方への付勢力を与えら
れてフローティング状態で取り付けられている。このば
ねによる付勢は、所定のクランプ力を与えるとともに、
過大なクランプ力を逃がすための作用をする。ピックア
ップベース142には、光ピックアップ144がフィー
ド軸146に沿ってスライド自在に配設されている。ピ
ックアップベース142の下面にはフィードモータ(図
示せず)が取り付けられ、その回転はギア148,15
0を介して光ピックアップ144の側面に形成されたラ
ックギア152に伝達されて、光ピックアップ144の
フィード動作(ディスク径方向への移動)を実現する。
【0031】ピックアップベース142の下面にはスピ
ンドルモータ(図示せず)が取り付けられ、その回転軸
158の頂部にはターンテーブル160が取り付けられ
ている。クランパ48は、メカシャーシ113上に固定
配設されたクランプシャーシ154と、その先端に回転
自在に取り付けられたチャッキングマグネット156で
構成され、ターンテーブル160とチャッキングネット
156との間にCD42を挟み込んで支持する。
【0032】以上の構成のディスク再生装置の動作を制
御するためのシステム構成の一例を図9に示す。トレイ
オープン/クローズ用押ボタンスイッチ62−1乃至6
2−3、再生用押ボタンスイッチ64−1乃至64−
3、停止用押ボタンスイッチ66等の操作情報およびリ
ミットスイッチ等で検出される各トレイ34〜36のス
ライド位置、再生ユニット40の昇降位置、ローディン
グ装置52の昇降位置等の位置情報は、制御装置として
のCPU162に送られる。CPU162はこれらの情
報に基づいて再生ユニット40の昇降動作、ローディン
グ装置52の昇降動作、トレイ34〜36のスライド動
作、スピンドルモータの回転動作等を制御する。この場
合、任意のトレイについて再生の指示が与えられた場合
は、他のトレイについて現在再生中の場合は、再生中の
CDをトレイに戻して、そのトレイをLINE Bの位
置に戻してから、再生指示が与えられたトレイをLIN
EAの位置にスライドさせて再生を行なう。また、トレ
イを排出する指示が与えられた場合は、他のトレイが現
在排出状態である場合は、排出状態のトレイをLINE
Bの位置に戻してから、排出指示が与えられたトレイ
を排出する。このように、CPU162は、LINE
AあるいはLINE Cには、同時に2台以上のトレイ
が位置しないように制御する。
【0033】図9のCPU162により制御されるディ
スク再生装置34の動作の一例を図10を参照して説明
する。 (1) 全トレイ34〜36が再生装置本体32内に収
納されている状態から、トレイ34のオープン/クロー
ズボタン62−1を押すと、モータ88が駆動されて、
ローディング装置52がトレイ34の高さに位置決めさ
れて、ギア56a,56bがトレイ34の側面のラック
ギア54にかみ合う。そして、モータ100が駆動され
て、トレイ34がスライドし、LINE Cの位置まで
排出される(図10(i))。 (2) この状態でトレイ34にCD42−1をセット
する。 (3) トレイ34の再生ボタン64−1を押すと、ト
レイ34は装置本体32内に収納されていき、トレイ3
4の先端がLINE Aの位置に到達したところで停止
する。このとき、トレイ34の下面に設けられたラック
ギア140がトレイ34の移動の途中でギア138とか
み合う位置まで来るとギア138が回転し、これにより
クランプカム134が回転して、ピックアップホルダ1
30がクランプアップされ、CD42−1がチャッキン
グされた状態となる(図10(ii))。
【0034】(4) スピンドルモータ165が駆動さ
れてCD42−1が回転し、光ピックアップ144によ
り再生が開始される。 (5) 次に、トレイ34のCD42−1を再生してい
る途中で、トレイ35のCD42−2を再生するため
に、トレイ35の再生ボタン64−2を押したとする。 (6) このとき、まずスピンドルモータ165の回転
が停止される。 (7) 次いでトレイ34がLINE B方向に戻され
る。このとき、トレイ34の戻り動作によりギア138
が逆回転して、ピックアップホルダ130がクランプダ
ウンされ、CD42−1がトレイ34上に戻される。こ
うして、トレイ34はCD42−1を載せた状態でLI
NE Bまで移動する(図10(iii ))。
【0035】(8) モータ116が駆動されて再生ユ
ニット40が下動し、トレイ35の高さに位置決めされ
る。また、モータ88が駆動されてローディング装置5
2が下動し、トレイ35の高さに位置決めされる。この
状態でローディング装置52が駆動されて、トレイ35
がLINE Aの位置までスライドする。これにより、
トレイ35のCD42−2がチャッキングされて、再生
が行なわれる(図10(iv))。 (9) トレイ35のCD42−2を再生しながら、ト
レイ36のCD42−3を別のCDと交換したい場合
は、トレイ36のオープン/クローズボタン64−3を
押す。すると、ローディング装置52がトレイ36の高
さに位置決めされて、ローディング装置52が駆動され
て、トレイ36が排出される。したがって、再生を続け
たまま、トレイ36についてディスク交換を行なうこと
ができる(図10(v))。 (10) トレイ36のオープン/クローズボタン64
−3を再度押すと、トレイ36はLINE Bの位置ま
で収納される。このとき、トレイ35のCD42−2は
再生状態が続行される(図10(vi))。
【0036】なお、前記実施例では、トレイを3台設け
た場合について説明したが、2台あるいは4台以上にす
ることもできる。また、前記実施例ではこの発明をCD
再生装置に適用した場合について説明したが、CD以外
のディスク(光磁気ディスク、磁気ディスク等)の再生
装置にも適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、各トレイをその積層位置に近接したトレイ
排出口から直接かつ独立に排出してディスク交換を行な
うことができるので、従来の非チェンジャー方式ディス
クプレーヤと同様の感覚で容易かつ高速にディスク交換
を行なうことができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、各トレイの
スライド動作と再生ユニットのトレイ積層方向への移動
動作の単純な動作の組合せにより、任意のトレイについ
てディスク再生を行なうことができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、ローディン
グ装置をトレイの積層方向に移動可能に配設したので、
1台のローディング装置を共用して各トレイごとに独立
にスライド動作を行なわせることができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、ローディン
グ装置を再生ユニットとは独立にトレイ積層方向に移動
可能に配設したので、ディスクが再生中のトレイを除く
任意のトレイを排出してディスク交換を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】 従来のCDチェンジャーの一例を示す図であ
る。
【図3】 従来のCDチェンジャーの他の例を示す図で
ある。
【図4】 図1のディスク再生装置の概要を示す斜視図
である。
【図5】 図1のディスク再生装置の左側面図である。
【図6】 図1のディスク再生装置の右側面図である。
【図7】 図1のディスク再生装置の背面図である。
【図8】 図1における再生ユニット40の詳細図であ
る。
【図9】 図1のディスク再生装置の動作を制御するた
めのシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図10】 図9のCPU162により制御される図1
のディスク再生装置の動作の一例を示す図である。
【符号の説明】
30 ディスク再生装置 32 再生装置本体 34,35,36 トレイ 38 トレイ排出口 40 再生ユニット 42 CD(ディスク) 52 ローディング装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ単一のディスクを着脱自在に保持
    可能に構成され、再生装置本体内でトレイ排出口に近接
    した位置に複数層に積層して収容され、個々に独立にス
    ライドして前記トレイ排出口から前記再生装置本体の外
    部に排出可能に配設された複数のトレイと、 前記再生装置本体内に配設され、当該再生装置本体内に
    収納されている任意のトレイに保持されている単一のデ
    ィスクを受け取って再生する再生ユニットとを具備して
    なるディスク再生装置。
  2. 【請求項2】前記各トレイが、前記再生装置本体の外部
    に排出された位置と、前記再生装置本体内で前記トレイ
    排出口に近接した位置に積層された位置と、前記再生装
    置本体内で前記再生ユニットに対しディスクの受け渡し
    を行なう位置に少くともスライド可能に配設され、 前記再生ユニットが、前記各トレイとの間でディスクの
    受け渡しを行なうそれぞれの位置に位置決め可能に当該
    トレイの積層方向に移動可能に配設されてなる請求項1
    記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記各トレイをスライド動作させるための
    ローディング装置が、当該各トレイに対し、スライド駆
    動力を伝達するそれぞれの位置に位置決め可能に当該ト
    レイの積層方向に移動可能に配設されてなる請求項2記
    載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】前記ローディング装置が、前記再生ユニッ
    トとは独立に前記トレイの積層方向に移動可能に配設さ
    れ、ディスクの再生中に当該再生中のディスクが保持さ
    れていたトレイを除く任意のトレイが当該ローディング
    装置によって前記再生装置本体のトレイ排出口から排出
    可能に構成されてなる請求項3記載のディスク再生装
    置。
JP11595694A 1994-05-02 1994-05-02 ディスク再生装置 Pending JPH07302460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11595694A JPH07302460A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11595694A JPH07302460A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07302460A true JPH07302460A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14675307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11595694A Pending JPH07302460A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07302460A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6256270B1 (en) * 1995-02-27 2001-07-03 Kabushiki Kaisha Kenwood Disc reproducing apparatus that inserts, removes or exchanges discs from a stocker while another disc is under reproduction

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6256270B1 (en) * 1995-02-27 2001-07-03 Kabushiki Kaisha Kenwood Disc reproducing apparatus that inserts, removes or exchanges discs from a stocker while another disc is under reproduction

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0173136B1 (en) Device for sequentially feeding a plurality of disk-shaped recording media
KR0158055B1 (ko) 디스크 재생 장치
JP2749703B2 (ja) ディスクプレーヤ
KR100382329B1 (ko) 디스크기록및/또는재생장치및디스크기록매체교환장치
JPH07302460A (ja) ディスク再生装置
JP2737663B2 (ja) ディスク再生装置
JPH07141749A (ja) ディスク再生装置
JPS62239375A (ja) 情報処理装置
JP3665485B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JP3223585B2 (ja) ディスク再生装置
JPH04356756A (ja) ディスク再生装置
JPH10112155A (ja) ディスクチェンジャ装置
JPH09320165A (ja) ディスク支持装置
JPH0736246B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3621261B2 (ja) 記録媒体の再生装置
JPH0743869B2 (ja) ディスク再生装置
JPH0469855A (ja) Cdオートチェンジャー
JPH08167223A (ja) ディスクチェンジャー
JPH01296453A (ja) 光ディスク装置
JP3078218B2 (ja) ディスク移送装置
JP2515783Y2 (ja) ディスクローディング装置
JP3163763B2 (ja) ディスク再生装置
JPH09265706A (ja) 情報記録ディスクの記録再生装置
JP3078219B2 (ja) ディスク移送装置
JP2942493B2 (ja) ディスク移送装置