JPH07300998A - 配筋治具 - Google Patents

配筋治具

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JPH07300998A
JPH07300998A JP11426894A JP11426894A JPH07300998A JP H07300998 A JPH07300998 A JP H07300998A JP 11426894 A JP11426894 A JP 11426894A JP 11426894 A JP11426894 A JP 11426894A JP H07300998 A JPH07300998 A JP H07300998A
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JP
Japan
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bar
muscle
jig
pair
muscles
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Application number
JP11426894A
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English (en)
Inventor
Kenji Kurokawa
健次 黒川
Takashi Bandobira
隆 番戸平
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SUMIKURA KOGYO KK
SUMIKURA KOZAI KK
Original Assignee
SUMIKURA KOGYO KK
SUMIKURA KOZAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法測定又は位置決めゲージを使用すること
なく配筋が簡単に行えそのチェックも容易な配筋治具を
提供する。 【構成】 凹状の鉄筋受け部13を所定間隔で複数備え
て水平配置されている保持部材11と、該保持部材11
の下部に所定間隔で固着されている棒材からなる脚部材
12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート構造
及び鉄骨鉄筋コンクリート構造物において鉄筋を正しく
取り付けることを容易に実現できるもの、特に、配筋ピ
ッチの小さいものや配筋ピッチが一様でない場合に現場
での作業及びその作業管理を容易に実現するための配筋
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】RC構造物においては、コンクリートの
引っ張り強さの劣る点を補い、構造物全体を剛性の高い
ものにするために、正しい位置に正しい鉄筋(強度区
分、サイズ、本数)が配置されている。従来、配筋を行
う場合には予めマークした棒状のゲージを添えながら図
12に示すように下部に所定間隔で一列に並べられた鉄
筋受けブロック70の上に鉄筋71を載せて配筋、結束
したり、あるいは、図13に示すようにスターラップ7
2を基準にして目測で下部に所定間隔で一列に並べられ
た鉄筋受けブロック70の上に鉄筋71を載せて配筋、
結束を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、棒状の
ゲージ又は目測で、鉄筋受けブロック70を敷きながら
配筋ピッチが小さい配筋作業、配筋ピッチが一様でない
配筋作業、更には多本数の配筋作業を行い、更に、この
ように配筋されたものを全て図面と照らし合わせながら
チェックすることは非常に手間であった。本発明はこの
ような事情に鑑みなされたもので、寸法測定又は位置決
めゲージを使用することなく配筋が簡単に行えそのチェ
ックも容易な配筋治具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の配筋治具は、凹状の鉄筋受け部を所定間隔で複数
備えて水平配置されている保持部材と、該保持部材の下
部に所定間隔で固着されている棒材からなる脚部材とを
有して構成されている。請求項2記載の配筋治具は、請
求項1記載の配筋治具において、前記脚部材は、上部筋
及び対となる下部筋と、前記上部筋及び対となる下部筋
をそれぞれ連結する波形ラチス筋とから構成されてい
る。請求項3記載の配筋治具は、請求項1記載の配筋治
具において、前記脚部材は、上部筋及び対となる下部筋
と、前記上部筋及び対となる下部筋を連結する複数の逆
V字形ラチス筋とを有して構成されている。請求項4記
載の配筋治具は、請求項1記載の配筋治具において、前
記脚部材は複数のW字形ラチス筋を有し、該複数のW字
形ラチス筋のそれぞれの両側が対となる上部筋で連結さ
れて構成されている。請求項5記載の配筋治具は、請求
項1記載の配筋治具において、前記脚部材は複数のU字
形ラチス筋を有し、該複数のU字形ラチス筋のそれぞれ
の両側が対となる上部筋で連結されて構成されている。
請求項6記載の配筋治具は、請求項2〜5のいずれか1
項に記載の配筋治具において、前記脚部材の上部筋の上
端は前記保持部材の鉄筋受け部の底部の上端と同一レベ
ルにあるように構成されている。請求項7記載の配筋治
具は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の配筋治具に
おいて、前記脚部材の下端には、接地面が平面状の保護
部材が設けられて構成されている。請求項8記載の配筋
治具は、水平配筋の垂直位置を決定する配筋治具であっ
て、断面三角配置されている対となる下部筋と、上部筋
と、前記対となる下部筋と上部筋とをそれぞれ連結する
波形ラチス筋とを有して構成されている。請求項9記載
の配筋治具は、水平配筋の垂直位置を決定する配筋治具
であって、断面三角配置されている対となる下部筋及び
上部筋と、前記対となる下部筋及び上部筋をそれぞれ連
結する複数の逆V字形ラチス筋とを有して構成されてい
る。請求項10記載の配筋治具は、水平配筋の垂直位置
を決定する配筋治具であって、複数のW字形ラチス筋
と、該複数のW字形ラチス筋の両側に所定高さで固着さ
れる上部筋とを有して構成されている。そして、請求項
11記載の配筋治具は、水平配筋の垂直位置を決定する
配筋治具であって、複数のU字形ラチス筋と、該複数の
U字形ラチス筋の両側に所定高さで固着される上部筋と
を有することを特徴とする配筋治具。凹状の鉄筋受け部
を所定間隔で複数備えて水平配置されている保持部材
と、該保持部材の下部に所定間隔で固着されている棒材
からなる脚部材とを有して構成されている。
【0005】
【作用】請求項1〜7記載の配筋治具においては、凹状
の鉄筋受け部を所定間隔で複数備えて水平配置されてい
る保持部材の下部に脚部材が固着されているので、配筋
治具を所定間隔で一列に並べ、鉄筋受け部に鉄筋を載せ
ると鉄筋が垂直方向及び水平方向共に正しい所定位置に
配置される。また、配筋が完了した後に配筋状態をチェ
ックする場合には鉄筋受け部に所定の大きさの鉄筋が配
置されているか否かを見るだけで済む。特に、請求項2
記載の配筋治具においては、前記脚部材が、上部筋及び
対となる下部筋と、前記上部筋及び対となる下部筋をそ
れぞれ連結する波形ラチス筋とからなるので、脚部材の
両側はトラス構造となり脚部材は十分に剛性を有する。
請求項3記載の配筋治具においては、前記脚部材が、上
部筋及び対となる下部筋と、前記上部筋及び対となる下
部筋を連結する複数の逆V字形ラチス筋とを有するの
で、脚部材に鉄筋を載せても複数の逆V字形ラチス筋で
鉄筋を支持する。請求項4記載の配筋治具においては、
前記脚部材が、複数のW字形ラチス筋のそれぞれの両側
が対となる上部筋で連結されているので、上部に載せる
鉄筋を複数のW字形ラチス筋で分散して受ける。請求項
5記載の配筋治具においては、前記脚部材が、複数のU
字形ラチス筋のそれぞれの両側が対となる上部筋で連結
されているので、脚部材に掛かる力を複数のU字形ラチ
ス筋で分散して受ける。請求項6記載の配筋治具におい
ては、前記脚部材の上部筋の上端が前記保持部材の鉄筋
受け部の底部の上端と同一レベルにあるので、鉄筋は保
持部材の鉄筋受け部と上部筋とで保持される。請求項7
記載の配筋治具においては、前記脚部材の下端に接地面
が平面状の保護部材が設けられているので、鉄筋受け部
に鉄筋が配置されて力が脚部材に掛かっても保護部材で
その力を受ける。従って、配筋治具の下部に配置されて
いる防水シートが破れない。
【0006】請求項8記載の配筋治具においては、断面
三角配置されている対となる下部筋と上部筋とをそれぞ
れ波形ラチス筋で連結しているので、配筋治具は立体ト
ラス構造となって十分に剛性を有する。そして、この配
筋治具の上部に水平筋を配置すると水平筋の垂直位置が
決定される。請求項9記載の配筋治具においては、断面
三角配置されている対となる下部筋と上部筋とをそれぞ
れ複数の逆V字形ラチス筋で連結しているので、配筋治
具は十分に剛性を有する。そして、この配筋治具の上部
に水平筋を配置すると水平筋の垂直位置が決定される。
請求項10記載の配筋治具においては、複数のW字形ラ
チス筋の両側が所定高さで上部筋により固着されている
ので、配筋治具は十分に剛性を有する。そして、この配
筋治具の上部に水平筋を配置すると水平筋の垂直位置が
決定される。請求項11記載の配筋治具においては、複
数のU字形ラチス筋の両側が所定高さで上部筋により固
着されているので、配筋治具は十分に剛性を有する。そ
して、この配筋治具の上部に水平筋を配置すると水平筋
の垂直位置が決定される。
【0007】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る配筋治
具を使用して配筋した状態を示す斜視図、図2は同保持
部材と脚部材の上部筋との固着状態を示す正面図、図3
は図2における矢視A−A断面図、図4は本発明の第2
の実施例に係る配筋治具の部分斜視図、図5(A)、
(B)はそれぞれ本発明の第3の実施例に係る配筋治具
の部分斜視図及び側面図、図6(A)、(B)はそれぞ
れ本発明の第4の実施例に係る配筋治具の部分斜視図及
び側面図、図7(A)、(B)はそれぞれ本発明の第5
の実施例に係る配筋治具の部分斜視図及びその応用例に
おける配筋治具の部分斜視図、図8は本発明の第6の実
施例に係る配筋治具の部分斜視図、図9は本発明の第7
の実施例に係る配筋治具の部分斜視図、図10は本発明
の第8の実施例に係る配筋治具の部分斜視図、図11は
本発明の第9の実施例に係る配筋治具の部分斜視図であ
る。
【0008】図1に示す本発明の第1の実施例に係る配
筋治具10は、水平配置されている保持部材11と、該
保持部材11の下部に固着されている脚部材12とを有
する。前記保持部材11は、図2に示すように直径が5
〜6mmの鉄製の丸棒からなり、曲げ加工を行って凹状
の鉄筋受け部13が所定間隔で複数形成されている。な
お、図2及び表1に示すように使用する鉄筋71の直径
(D)に応じて保持部材11の曲率半径(R1 、R2
及び鉄筋受け部13の深さ(H)を変えるようにしてい
る。
【0009】
【表1】
【0010】前記脚部材12も前記保持部材11と同様
に直径が5〜6mm程度の鉄製の丸棒からなって、上部
筋14の周面に、対となる波形ラチス筋15、16の一
方の屈曲部17、18をそれぞれ位置を同じくし、下方
に広げて固着する。そして、波形ラチス筋15、16の
他方の屈曲部19、20を下部筋21、22にそれぞれ
固着して一体化する。そして、配筋治具10を組み立て
る場合には、図3に示すように前記保持部材11の鉄筋
受け部13の底部の上端と前記脚部材12の上部筋14
の上端との差(h)が最大でも1mmを越えないように
して保持部材11を脚部材12の上部筋14に取り付け
る。
【0011】この配筋治具10を使用して配筋作業を行
う場合には、先ず配筋治具10を所定間隔で一列に並
べ、その鉄筋受け部13に鉄筋71を配置していく。こ
のように配筋治具10を使用すると配筋が簡単に行え、
水平方向及び垂直方向共に正しい位置に配置される。そ
して、配筋後は鉄筋71の種類と鉄筋受け部13に鉄筋
71が配置されているか否かを確認するだけでよく、チ
ェックが容易である。
【0012】図4に示す本発明の第2の実施例に係る配
筋治具25は、前記第1の実施例の配筋治具10と同様
に保持部材11及び脚部材26を有するものであるが、
波形ラチス筋15の代わりに逆V字形ラチス筋27aを
使用している。なお、前記実施例と同じ構成のものにつ
いては同じ番号を記し、説明を省略する。前記脚部材2
6は直径が5〜6mmの丸棒からなって、上部筋27の
周面に、逆V字形ラチス筋27aの屈曲部28の上端部
を固着する。そして、逆V字形ラチス筋27aの両側の
先端にそれぞれ下部筋29、30を固着して一体化す
る。そして、前記保持部材11の鉄筋受け部13の底部
の上端が前記脚部材26の上部筋27の上端と同一レベ
ル(段差が1mm以内)になるように保持部材11を脚
部材26の上部筋27に取り付ける。この配筋治具25
を使用して配筋作業を行う場合には、前記第1の実施例
と同様にして行われる。なお、脚部材26の組み立ては
逆V字形ラチス筋27aを使用して行ったが、2本の下
部筋29、30の中間に上部筋27を平行配置し、該平
行配置した下部筋29、30及び上部筋27と、曲げて
逆V字形ラチス筋27aになる長さの複数の直筋とを格
子状に固着しておいて、その後上部筋27に沿って折り
曲げるようにしてもよい。
【0013】図5(A)、(B)に示す本発明の第3の
実施例に係る配筋治具31は、保持部材11の下部に脚
部材32が固着されている。前記脚部材32は直径が5
〜6mmの鉄製の丸棒からなって、複数のW字形ラチス
筋33の両側に上部筋34、35が固着されている。そ
して、配筋治具31を組み立てる場合には、前記保持部
材11の鉄筋受け部13の底部の上端が前記脚部材32
の上部筋34、35の上端と同一レベル(段差が1mm
以内)になるように保持部材11を脚部材32のW字形
ラチス筋33の内側上部に取り付ける。この配筋治具3
1を使用して配筋作業を行う場合には、前記第1及び第
2の実施例と同様にして行われる。なお、脚部材32の
組み立てはW字形ラチス筋33を使用して行ったが、2
本の上部筋34、35と、曲げてW字形ラチス筋33に
なる長さの複数の直筋とを格子状に固着しておいて、そ
の後全体を曲げ加工するようにしてもよい。
【0014】更に、図6(A)、(B)に示す本発明の
第4の実施例に係る配筋治具37は、前記第3の実施例
の配筋治具31と同様な構成であるが脚部材38におい
てW字形ラチス筋33の代わりにU字形ラチス筋39が
使用されている。そして、配筋治具37は第3の実施例
の配筋治具31と同様に組み立て、使用される。
【0015】図7(A)に示す本発明の第5の実施例に
係る配筋治具40には、前記第1の実施例における配筋
治具10の脚部材12の下端に0.5〜1.0mm程度
の薄い鉄板を曲げ加工した保護部材41が設けられ、前
記配筋治具40は防水シートの上面に載せて使用される
ものである。このようにすることにより配筋治具40の
下部に配置されている防水シートが破れて水が漏れるこ
とを防止できる。また、図7(B)に示すように枠状の
保護部材41の代わりに薄い鉄板の保護部材42でもよ
く、また2点鎖線で示すように一枚の薄い鉄板からなる
保護部材43を脚部材12の下端に取り付けるようにし
てもよい。そして、前記第2の実施例の配筋治具25に
ついても同様に保護部材41及び保護部材42、43を
取り付けることができ、前記第3及び第4の実施例の配
筋治具31、37についても同様に保護部材42、43
を取り付けることができる。
【0016】図8に示す本発明の第6の実施例に係る配
筋治具45は、直径が5〜6mm程度の鉄の丸棒からな
って、断面三角配置されている対となる下部筋46、4
7と上部筋48とがそれぞれ波形ラチス筋49、50で
連結されている。そして、前記配筋治具45の組み立て
は、上部筋48の周面に、対となる波形ラチス筋49、
50の一方の屈曲部51、51aをそれぞれ位置を同じ
くし、下方に所定角度広げて固着し、そして、波形ラチ
ス筋49、50の他方の屈曲部52、53を下部筋4
6、47にそれぞれ固着して一体化して行われる。この
ようにして組み立てられた配筋治具45の上部筋48の
上端は所定高さになっている。この配筋治具45を使用
して配筋作業を行う場合には、先ず配筋治具45を所定
間隔で一列に並べ、該配筋治具45の上部に鉄筋金網5
4を所定配置に載せる。このように配筋治具45を使用
すると鉄筋金網54を置くだけで垂直位置が決定され
る。従って、配筋後のチェックは鉄筋金網54の種類だ
けを見ればよく簡単である。
【0017】図9に示す本発明の第7の実施例に係る配
筋治具55は、直径が5〜6mm程度の鉄の丸棒からな
って、断面三角配置されている対となる下部筋56、5
7と上部筋58とがそれぞれ複数の逆V字形ラチス筋5
9で連結されている。そして、前記配筋治具55の組み
立ては、上部筋58の周面に、逆V字形ラチス筋59の
屈曲部60の上端部を固着し、そして、逆V字形ラチス
筋59の両側の先端にそれぞれ下部筋56、57を固着
して行われる。このようにして組み立てられた配筋治具
55の上部筋58の上端は所定高さになっている。この
配筋治具55を使用しての配筋作業は前記第6の実施例
と同様にして行われ、同様な効果を有する。
【0018】図10に示す本発明の第8の実施例に係る
配筋治具61は、複数のW字形ラチス筋62の両側に所
定高さで上部筋63、64が固着されたものである。こ
の配筋治具61を使用して配筋作業を行う場合には、前
記第6及び第7の実施例と同様にして行われる。
【0019】図11に示す本発明の第9の実施例に係る
配筋治具65は、複数のU字形ラチス筋66の両側に所
定高さで上部筋67、68が固着されたものである。こ
の配筋治具65を使用して配筋作業を行う場合には、前
記第6〜8の実施例と同様にして行われる。
【0020】
【発明の効果】請求項1〜7記載の配筋治具は、凹状の
鉄筋受け部を所定間隔で複数備えて水平配置されている
保持部材の下部に脚部材が固着されているので、鉄筋受
け部に配筋しようとする鉄筋を載せるだけで正しい垂直
高さ及び水平位置に該鉄筋を配置することができる。更
に、配筋後は配筋治具の種類と鉄筋の種類と鉄筋受け部
に鉄筋が配置されているか否かを確認するだけでよくチ
ェックが容易である。従って、従来の配筋に比べて手間
が省け、その配筋のチェックも容易なために作業者の負
担が軽減される。特に、請求項2記載の配筋治具は、前
記脚部材が、上部筋及び対となる下部筋と、前記上部筋
及び対となる下部筋をそれぞれ連結する波形ラチス筋と
からなるので、脚部材がトラス構造となって横方向の荷
重に対して強く、脚部材は十分な強度で鉄筋を支えるこ
とができる。請求項4記載の配筋治具は、前記脚部材が
複数のW字形ラチス筋のそれぞれの両側が対となる上部
筋で連結されいるので、コンクリートの表面から脚部材
の下端が出る割合が少なく、腐食し難い。請求項5記載
の配筋治具は、前記脚部材が、複数のU字形ラチス筋の
それぞれの両側が対となる上部筋で連結されているの
で、コンクリートの表面から脚部材の下端が露出する割
合が更に少なく、腐食し難い。請求項6記載の配筋治具
は、前記脚部材の上部筋の上端が前記保持部材の鉄筋受
け部の底部の上端と同一レベルにあるので、配筋しよう
とする鉄筋は保持部材及び上部筋で保持される。従っ
て、保持部材が小型軽量ですみ、その材料を節約でき
る。請求項7記載の配筋治具においては、前記脚部材の
下端に接地面が平面状の保護部材が設けられているの
で、上部からの荷重が緩和され、下部の防水シートが破
れて水が漏れ出ることはない。
【0021】請求項8記載の配筋治具は、断面三角配置
されている対となる下部筋と上部筋とをそれぞれ波形ラ
チス筋で連結しているので、この配筋治具の上部に鉄筋
を載せるだけで垂直方向の正しい位置に鉄筋を配置する
ことができる。従って、配筋は従来よりも手間が省け、
その配筋後のチェックも鉄筋の種類だけを確認するだけ
でよいので、作業者の負担を軽減することができる。請
求項9記載の配筋治具は、断面三角配置されている対と
なる下部筋と上部筋とをそれぞれ複数の逆V字形ラチス
筋で連結しているので、この配筋治具の上部に鉄筋を載
せるだけで垂直方向の正しい位置に鉄筋を配置すること
ができる。従って、作業者は従来のように配筋後に高さ
をチェックする必要もなく、鉄筋の種類だけをチェック
すれば済み、作業者の負担が改善できる。請求項10記
載の配筋治具は、複数のW字形ラチス筋と、該複数のW
字形ラチス筋の両側に上部筋が所定高さで固着されてい
るので、この配筋治具の上部に鉄筋を載せるだけで正し
い垂直位置に鉄筋を配置することができる。従って、配
筋作業及び配筋後のチェックも簡単となり、作業者の負
担が少なくなる。請求項11記載の配筋治具は、複数の
U字形ラチス筋と、該複数のU字形ラチス筋の両側に上
部筋が所定高さで固着さているので、この配筋治具の上
部に鉄筋を載せるだけで正しい垂直位置に鉄筋を配置す
ることができる。従って、配筋は従来よりも手間が省
け、その配筋後のチェックも簡単となり、作業者の負担
が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る配筋治具を使用し
て配筋した状態を示す斜視図である。
【図2】同保持部材と脚部材の上部筋との固着状態を示
す正面図である。
【図3】図2における矢視A−A断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る配筋治具の部分斜
視図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第3の実施
例に係る配筋治具の部分斜視図及び側面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第4の実施
例に係る配筋治具の部分斜視図及び側面図である。
【図7】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第5の実施
例に係る配筋治具の部分斜視図及びその応用例における
配筋治具の部分斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施例に係る配筋治具の部分斜
視図である。
【図9】本発明の第7の実施例に係る配筋治具の部分斜
視図である。
【図10】本発明の第8の実施例に係る配筋治具の部分
斜視図である。
【図11】本発明の第9の実施例に係る配筋治具の部分
斜視図である。
【図12】従来例における鉄筋受けブロックを使用した
配筋状態を示す正面図である。
【図13】従来例におけるスターラップ部分の配筋状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
10 配筋治具 11 保持部材 12 脚部材 13 鉄筋受け部 14 上部筋 15 波形ラチス筋 16 波形ラチス筋 17 屈曲部 18 屈曲部 19 屈曲部 20 屈曲部 21 下部筋 22 下部筋 25 配筋治具 26 脚部材 27 上部筋 27a 逆V字形ラチス筋 28 屈曲部 29 下部筋 30 下部筋 31 配筋治具 32 脚部材 33 W字形ラチス筋 34 上部筋 35 上部筋 37 配筋治具 38 脚部材 39 U字形ラチス筋 40 配筋治具 41 保護部材 42 保護部材 43 保護部材 45 配筋治具 46 下部筋 47 下部筋 48 上部筋 49 波形ラチス筋 50 波形ラチス筋 51 屈曲部 51a 屈曲部 52 屈曲部 53 屈曲部 54 鉄筋金網 55 配筋治具 56 下部筋 57 下部筋 58 上部筋 59 逆V字形ラチス筋 60 屈曲部 61 配筋治具 62 W字形ラチス筋 63 上部筋 64 上部筋 65 配筋治具 66 U字形ラチス筋 67 上部筋 68 上部筋

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹状の鉄筋受け部を所定間隔で複数備え
    て水平配置されている保持部材と、該保持部材の下部に
    所定間隔で固着されている棒材からなる脚部材とを有す
    ることを特徴とする配筋治具。
  2. 【請求項2】 前記脚部材は、上部筋及び対となる下部
    筋と、前記上部筋及び対となる下部筋をそれぞれ連結す
    る波形ラチス筋とからなる請求項1記載の配筋治具。
  3. 【請求項3】 前記脚部材は、上部筋及び対となる下部
    筋と、前記上部筋及び対となる下部筋を連結する複数の
    逆V字形ラチス筋とを有する請求項1記載の配筋治具。
  4. 【請求項4】 前記脚部材は複数のW字形ラチス筋を有
    し、該複数のW字形ラチス筋のそれぞれの両側が対とな
    る上部筋で連結されている請求項1記載の配筋治具。
  5. 【請求項5】 前記脚部材は複数のU字形ラチス筋を有
    し、該複数のU字形ラチス筋のそれぞれの両側が対とな
    る上部筋で連結されている請求項1記載の配筋治具。
  6. 【請求項6】 前記脚部材の上部筋の上端は前記保持部
    材の鉄筋受け部の底部の上端と同一レベルにある請求項
    2〜5のいずれか1項に記載の配筋治具。
  7. 【請求項7】 前記脚部材の下端には、接地面が平面状
    の保護部材が設けられている請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の配筋治具。
  8. 【請求項8】 水平配筋の垂直位置を決定する配筋治具
    であって、断面三角配置されている対となる下部筋と、
    上部筋と、前記対となる下部筋と上部筋とをそれぞれ連
    結する波形ラチス筋とを有することを特徴とする配筋治
    具。
  9. 【請求項9】 水平配筋の垂直位置を決定する配筋治具
    であって、断面三角配置されている対となる下部筋及び
    上部筋と、前記対となる下部筋及び上部筋をそれぞれ連
    結する複数の逆V字形ラチス筋とを有することを特徴と
    する配筋治具。
  10. 【請求項10】 水平配筋の垂直位置を決定する配筋治
    具であって、複数のW字形ラチス筋と、該複数のW字形
    ラチス筋の両側に所定高さで固着される上部筋とを有す
    ることを特徴とする配筋治具。
  11. 【請求項11】 水平配筋の垂直位置を決定する配筋治
    具であって、複数のU字形ラチス筋と、該複数のU字形
    ラチス筋の両側に所定高さで固着される上部筋とを有す
    ることを特徴とする配筋治具。
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