JP3017262U - 腹筋の取付治具 - Google Patents

腹筋の取付治具

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JP3017262U
JP3017262U JP1995003554U JP355495U JP3017262U JP 3017262 U JP3017262 U JP 3017262U JP 1995003554 U JP1995003554 U JP 1995003554U JP 355495 U JP355495 U JP 355495U JP 3017262 U JP3017262 U JP 3017262U
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shaped
muscles
abdominal
muscle
jig
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JP1995003554U
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和人 本多
文彦 金子
順子 古川
哲哉 大石
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腹筋の配筋手間の減少と腹筋および主筋,ス
ターラップ等の各筋を所定位置に正確に配筋することが
出来る腹筋の取付治具を提供する。 【構成】 腹筋の取付治具は複数個U形筋1をIビーム
8に固持したU形筋群からなる。すなわち、一対のU形
筋1,1の開口部2をIビーム8のウエブ9に向け相対
向して配設し、その上縁4および下縁5をIビーム8の
上板10と下板11間に圧接し固定する。腹筋6はU形
筋1の側面部3に当接して結束固定される。以上によ
り、位置決めされた腹筋6にスターラップ12を接触さ
せスターラップ12および主筋13の位置決めを行う。
コンクリート15を打設することにより所望の鉄骨梁7
が形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄骨筋内に補強筋として配筋を所定位置に正確に、かつ効率的に取 り付けるに好適な腹筋の取付治具に係り、特に、腹筋の取付治具に取り付けられ た腹筋を元にして主筋,スターラップを正確に配筋することが出来る腹筋の取付 治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に示すように、コンクリート梁又はIビーム8を有する鉄骨梁7cには主 筋13およびこれを囲むスターラップ12の他、腹筋6が梁の長手方向に沿って 1本又は複数本配筋される。腹筋6は主としてスターラップを補強する目的で配 筋されるものであり、主筋13およびスターラップ12と関連する所定位置に配 筋されることが必要である。また、コンクリート梁又は鉄骨梁7cの場合、図9 に示すように梁の縦方向の長さ(Dで示す)が一定ではない。すなわち、D寸法 が例えば600[mm]のもの、600乃至900[mm]のもの、900乃至 1200[mm]のもの等と各種サイズのものがある。そのため、腹筋6も1本 のみならず複数本配筋する必要がある。なお、図9では2本の腹筋6が配設され る場合が示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来では腹筋6の配筋は次のような方法により行われていた。すなわち、図8 に示すように鉄筋梁の大きさに合わせて、まず主筋13を配筋し、そのまわりを スターラップ12にて囲んで固定する。次に、図9に示すように、腹筋6をスタ ーラップ12に接触させて固定する。以上のようにして主筋13,スターラップ 12,腹筋6を固定した後にこれ等を囲む型枠14内にコンクリートを充填して 鉄筋梁が形成される。以上のように、従来技術では主筋13およびスターラップ 12を配筋した後に腹筋6を取り付けるため腹筋6の取り付けおよび固定作業が 難しく、多くの作業時間を要し大変であった。また、所定の位置に腹筋6を正確 に配設することが難しく腹筋による補強機能が低下する問題点がある。以上のこ とから、腹筋6を所定位置に能率よく、かつ正確に取り付ける取付治具が要請さ れた。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたものであり、腹筋の配筋手間が大巾 に減少し作業効率の向上が図れると共に、腹筋を所定位置に正確に取り付けるこ とが出来る腹筋の取付治具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、Iビーム,主筋,スターラップおよ び腹筋を所定位置に配筋して形成される鉄骨梁における前記腹筋の取付治具であ って、該取付治具は、一端側に開口部を有する横断面が略コの字状の複数個のU 形筋群からなり、該U形筋群は、前記Iビームのウエブに前記開口部を向け前記 ウエブを挟んで相対向して配設される一対のU形筋を鉄骨梁の長手方向に沿って 適宜間隔で配設したものからなり、個々のU形筋は前記Iビームの上下板間に挟 持され、かつこれ等に溶着固持されるものからなり、前記U形筋の前記開口部と 反対側の側外面部には1本又は複数本の前記腹筋が結束固定されてなる腹筋の取 付治具を構成するものである。更に必要な場合には、前記コの字状のU形筋を弾 性材料で構成し、かつ開口部両縁の寸法を前記Iビームの上下板内側寸法よりも 例えば人力で撓める程度に広く形成し、前記U形筋を前記Iビームの上下板間に 挟み、弾力により固定するようにしてもよい。
【0006】
【作用】
Iビームのウエブを挟んで一対のU形筋をその開口部をウエブ側に向けてセッ トし、U形筋の開口部の縁部をIビームの上板と下板間に圧接し両者間に張架す る。この状態でU形筋の前記縁部をIビームの上下板に溶着する。次に、U形筋 をIビームの長手方向に沿って適宜間隔で配設しU形筋群を形成する。次に、U 形筋の前記開口部と反対側の側外面部に腹筋を当接し、それぞれのU形筋の側外 面部に結束固定する。以上は工場内で製作可能である。U形筋を介して腹筋を固 定したIビームを現場に持ち込み、腹筋にスターラップを接触させ、U形筋とス ターラップとの位置合わせを行う。これにより、スターラップを介して主筋が正 しい位置に固定される。なお、梁の縦方向の長さDの寸法によりU形筋に固定す る腹筋の本数が決められる。また、前記コの字状のU形筋に弾性部材を用い、前 記Iビームの上下板内側寸法より広く形成することにより特別の工具を用いるこ となく短時間で前記U形筋を上下板間に挟持することが出来る。更に、腹筋の取 付治具によって取り付けられた腹筋を元にして主筋とスターラップを工場にて製 作又は現場にて型枠落し込み前に製作することで現場での省力化を行うものであ る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。図1は本実施例の腹筋の取付 治具とこれを用いた鉄骨梁の横断面図、図2はU形筋の梁の長手方向に配設状態 を示す一部斜視図、図3乃至図5は本実施例の取付治具とこれを用いた鉄骨梁の 形成方法を説明するための横断面図、図6および図7は縦方向の長さ(D寸法) の異なる場合の腹筋と取付治具との関係を示す横断面図である。
【0008】 図1および図2に示すように、腹筋の取付治具は複数個のU形筋1を組み合わ せたU形筋群から形成される。U形筋1は適宜巾寸法の板部材又は棒部材(矩形 又は丸鋼鉄筋)を略コ字形状に折り曲げ成形したものからなり、一方側に開口部 2を形成し、これと反対側に側面部3を形成する。また、開口部2の上下には上 縁4および下縁5が形成される。U形筋1はIビーム8の上板10および下板1 1間に張架されることが望ましいため、上縁4と下縁5間の間隔はIビーム8の 上板10と下板11との間隔よりもやや広いことが望ましい。側面部3の側外面 部には腹筋6が当接可能な平坦面が形成される。
【0009】 次に、本実施例の取付治具のセットとこれを用いた鉄骨梁7の形成方法につい て説明する。図3に示すようにIビーム8のウエブ9の両側面に一対のU形筋1 ,1を開口部2を向けて配置し、U形筋1,1でウエブ9を挟持する。この場合 、前記したように開口部2側の上縁4および下縁5との間の間隔がIビーム8の 上板10と下板11との間の間隔よりも広いため上縁4および下縁5の端部は上 板10および下板11に圧接する。従って一対のU形筋1,1は上板10と下板 11間に張架される。この状態でU形筋1の側面部3の側外面部が所定の位置に くるようにU形筋1は予め形成される。U形筋1は張架された状態でIビーム8 に固持されるが、固持をより確実にするため上縁4および下縁5を上板10およ び下板11に溶着する。なお、図2に示すように、U形筋1はIビーム8の長手 方向(梁の長手方向)に沿って適宜間隔p(例えば、約1000[mm])で複 数組配設される。また、組み立て材であるため、主筋とスターラップと腹筋がし っかり固定されればよい。以上により腹筋6の取付治具が形成される。次に、図 4に示すように、U形筋1の側面部3の側外面部に腹筋6を接触させ腹筋6の位 置決めを行う。なお、腹筋6はU形筋1に結束固定又は溶着される。次に、図5 に示すように、スターラップ12を腹筋6に接触させて配置すると共にスターラ ップ12に主筋13を当接する。これによりスターラップ12および主筋13が 正しい位置に配筋される。最後に図5に示すように、以上の配筋状態におけるス ターラップ12まわりを型枠14で囲み、型枠14内にコンクリート15(図1 )を充填することにより鉄骨梁7が形成される。
【0010】 以上のように、本実施例のU形筋1を用いることにより腹筋6を所定位置に正 確に配筋することが出来ると共に、スターラップ12,主筋13も所定位置に正 確に、かつ容易に配筋することが出来る。また、本実施例の腹筋6の取付治具は 工場で予め製作したものを現場に持ち込むことが可能なため、現場での配筋手間 を減少することが出来る。
【0011】 図1および図4,図5の場合は、鉄骨梁7の縦方向の長さD2が例えば600 [mm]乃至900[mm]位のもので腹筋6を2本用いた場合を示している。 一方、図6に示すものは梁の縦方向の長さD3が、例えば600[mm]程度の 短長の鉄骨梁7aの場合を示す。この場合には腹筋6は1本のみ使用される。ま た、U形筋1aはこれに見合う形成のものが採用されるが前記した形状のU形筋 1を用いても勿論よい。図7は梁の縦方向の長さD3が900[mm]乃至12 00[mm]の比較的長い鉄筋梁7bの場合を示す。この場合には腹筋6は3本 使用されU形筋1bもそれに見合った形状のものが適用されるが、勿論それに限 定するものではない。
【0012】 以上の説明において、U形筋1,1a,1bの形状を図示のものとしたが、そ れに限定するものではなく略弧状のものでもよい。また、Iビーム8を設けない コンクリート梁に対しても適用可能である。但し、この場合は相対向する一対の U形筋の上縁および下縁を互いに溶着固定すると共に、適宜間隔を距てて配設さ れる隣の同士のU形筋の上縁および下縁を棒材等で連結固定することが必要にな る。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 1)Iビームに保持された腹筋の取付治具のU形筋の所定位置に腹筋を当接し て結束固定するだけで腹筋の位置決め,取り付けが出来るため腹筋の配筋作業が 極めて容易に出来る。従って作業効率を大巾に向上することが出来る。 2)U形筋に固持された腹筋を基にして主筋およびスターラップの配筋が行わ れ、かつ腹筋が所定位置に正しく位置決め保持されているため主筋およびスター ラップも所定位置に正確に配筋される。また、その配筋作業も容易である。 3)腹筋の取付治具は工場で予め製作することが出来、かつU形筋に弾性材料 を用いその開口部両縁をIビームの上下板内側寸法より若干広く形成することに より特別な工具を用いずにU形筋を正確に固定することが出来るから現場におけ る配筋手間を大巾に減少させることが出来る。 4)縦方向の長さの異なる鉄筋梁に対しても自由に選択的に使用される。 5)U形筋は板部材を折り曲げ形成した簡便なものからなり、安価に実施出来 る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の腹筋の取付治具およびそれ
を用いた鉄骨梁の構造を示す横断面図。
【図2】腹筋の取付治具のU形筋の配列を示す部分斜視
図。
【図3】本実施例の取付治具の製作方法を説明するため
の横断面図。
【図4】図3に示した腹筋の取付治具に腹筋を固着した
状態を示す横断面図。
【図5】図4に示した腹筋を固定した取付治具を用いた
主筋等の配筋方法および鉄骨梁の形成方法を説明するた
めの横断面図。
【図6】縦方向の長さの短い鉄骨梁における本実施例の
取付治具等を示す横断面図。
【図7】縦方向の長さの長い鉄骨梁における本実施例の
取付治具等を示す横断面図。
【図8】従来の腹筋の取り付け方法を説明するための横
断面図。
【図9】従来の腹筋の取り付け方法を説明するための横
断面図。
【符号の説明】
1 U形筋 1a U形筋 1b U形筋 2 開口部 3 側面部 4 上縁 5 下縁 6 腹筋 7 鉄骨梁 7a 鉄骨梁 7b 鉄骨梁 8 Iビーム 9 ウエブ 10 上板 11 下板 12 スターラップ 13 主筋 14 型枠 15 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大石 哲哉 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Iビーム,主筋,スターラップおよび腹
    筋を所定位置に配筋して形成される鉄骨梁における前記
    腹筋の取付治具であって、該取付治具は、一端側に開口
    部を有する横断面が略コの字状の複数個のU形筋群から
    なり、該U形筋群は、前記Iビームのウエブに前記開口
    部を向け前記ウエブを挟んで相対向して配設される一対
    のU形筋を鉄骨梁の長手方向に沿って適宜間隔で配設し
    たものからなり、個々のU形筋は前記Iビームの上下板
    間に挟持され、かつこれ等に溶着固持されるものからな
    り、前記U形筋の前記開口部と反対側の側外面部には1
    本又は複数本の前記腹筋が結束固定されることを特徴と
    する腹筋の取付治具。
  2. 【請求項2】 前記U形筋が、弾性材料からなり、前記
    U形筋の開口部両縁間の寸法が前記Iビームの上下板内
    側間隔より復元可能寸法だけ広く形成されるものである
    請求項1の腹筋の取付治具。
JP1995003554U 1995-04-20 1995-04-20 腹筋の取付治具 Expired - Lifetime JP3017262U (ja)

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