JP4006481B2 - プレキャストコンクリート製床版の継手構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、プレキャストコンクリート製床版を用いた橋梁路床の構築における床版の継手構造に関し、特に、床版の継手部の耐力を高めたプレキャストコンクリート製床版の継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
橋梁の路床を構成する床版は、走行する自動車等の荷重を直接支持するものである。近年、かかる路床の構築においては、強度の均質化、設計精度の確保、そして工期の短縮化などの要請から、予め工場にて製造しておくブロック化されたプレキャストコンクリート製の床版(通称、「PC床版」)が使用されるようになってきている。
【0003】
これらブロック化されたPC床版を一体化させるための継手部は、図10に示すように、端面から所定長さ延出した後に湾曲又は屈曲して元の端面に戻るいわゆるループ状に連続した鉄筋a1(以下、「ループ筋」と略称する。)を、互いに接近させたPC床版Aの端面から突出させて交互に対向進入させ、かつ側面視で重畳するように配置したループ筋a1どうしを締結した後に、その継手部となる端面間に間詰めコンクリートa2を打設して一体化させる構造を採っている。このような鉄筋の配置は、荷重により継手部の断面には中立軸Cを境に引張応力と圧縮応力が作用し、コンクリート構造の引張耐力の脆弱さを補うためのものである。
【0004】
また、特開平8−326197号として開示されている継手構造は、図11に示すように、PC床版Bのループ筋b1を矩形状に形成すると共に、ループ筋b1のそれぞれの内側位置の長手方向に鋼板b3を対向させて配置した後に、間詰めコンクリートb4を打設し、ループ筋b1に作用する引張力を間詰めコンクリートへの圧縮力に変えて力の伝達を向上させて継手の強度を向上させるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示すPC床版Aの継手構造は、鉄筋自体とコンクリートの付着力が元来低いため、適宜な継手強度を得るにはループ筋a1の突出長を長くせざるを得ず、これに伴って継手部の端面間距離が増大し、この継手部に打設する間詰めコンクリートa2の量が増大して経済的でないばかりかフランジd1の幅が小さい主桁Dで構成する橋梁には適用できない問題があった。
【0006】
また、図11に示すPC床版Bの継手構造では、ループ筋b1の突出長のバラツキが大きいため、鋼板b3が継手部の長手方向に長い場合にはループ筋b1と鋼板b3の間に隙間が発生することから鉄筋と鋼板の密着性に問題があり、ループ筋b1から鋼板b3へ力の伝達が悪かった。また、密着性を確保するため鋼板b3に突起やジベルを設置するなどの措置をしているが、この鋼板b3では力の伝達に寄与しないばかりかコストが嵩み問題であった。
【0007】
さらに、荷重により曲げモーメントがループ筋b1に作用した場合には、引張力が働く鉄筋b2(以下、「引張筋」と称する。)と鋼板b3は偏心しているため、引張筋b2からの鋼板b3への力の伝達の効率が悪く問題があった。
【0008】
【目的】
そこで、本願発明は上記問題に鑑みて為されたものであり、プレキャストコンクリート製床版の継手構造において、継手部の端面間距離を短くすると共に、ループ筋と介在させる鋼板に新規構成を採ることにより、継手部断面に作用する引張力への対抗をより効果的に作用させることを目的としたプレキャストコンクリート製床版の継手構造を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本願発明にかかるプレキャストコンクリート製床版の継手構造は以下のように構成している。
すなわち、ループ筋(11)を端面(10)から所定間隔で複数個突出させて成るプレキャストコンクリート製の床版(1)を、互いの端面(10)を近接させてループ筋(11)どうしを交互に対向進入させるように配置し、該各ループ筋(11)の端面対向方向の内側に帯状の鋼板(3)を床版幅方向へ配置した後に、近接対向した端面(10)間の継手部(2)に間詰めコンクリート(4)を打設して隣接する床版(1)どうしを連結一体化するプレキャストコンクリート製床版の継手構造において、ループ筋(11)を熱間加工によって屈曲させて角部(11a)を略直角としたコ字状に形成し、当該ループ筋(11)どうしが対向進入した状態では、隣接するループ筋(11)との床版幅方向の距離がループ筋(11)の端面(10)からの突出間隔の半分となるようにプレキャストコンクリート製床版(1)を配置し、かつ、前記鋼板(3)を継手部(2)断面の中立軸(C)より引張力が作用する側に配置したことを特徴としている。
【0010】
また、帯状の鋼板(3)を、複数枚の鋼板(3)の連続配置によって構成し、かつ各鋼板(3)を前記ループ筋(11)の角部(11a)を結ぶ縦筋(11c)の内側に当接するように配置したことを特徴としている。
【0011】
加えて、各鋼板(3)の下端縁に切欠き(30)を設け、該切欠き(30)をループ筋(11)の引張力が作用する横筋(11b)に嵌合させて配置したことを特徴としている。
【0012】
なお、上記の特許請求の範囲及び課題を解決するための手段の欄で記載した括弧付き符号は、発明の構成の理解を容易にするため参考として図面符号を付記したもので、この図面上の形態に限定するものでないことはもちろんである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本願発明に係るPC床版の継手構造(以下、「継手構造」と略称する。)の具体的な実施形態例について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は本実施形態例の継手構造で構築する床版全体とPC床版を示す外観斜視図であり、図2は本実施形態例の継手構造を示す図1のAA線断面図あり、図3は本実施形態例の継手構造を示す図1のBB線断面図あり、図4は本実施形態例のPC床版、及びそのループ筋の形成方法を示す斜視図であり、図5は本実施形態例の継手構造における鋼板を示す斜視図であり、図6は本実施形態例の継手構造における鋼板の配置状態を示す平面図(A)と斜視図(B)である。
【0014】
本実施形態例の対象となるPC床版1は、次のようにして連結されて一連一体の路床を構築し、自動車等の荷重Gを支持している。
すなわち、図1に示すように、並列状に架設した主桁Dのフランジd1上にPC床版1の複数個を互いの端面10を近接対向させて配置し、各端面に突出状に取付けられたループ筋11どうしを、交互に対向進入させかつ側面視で重畳するように近接配置して継手部2を構成する。
【0015】
次に、継手部2で重畳した各ループ筋11の縦筋11cの内側(取付けられている端面側)に当接させ、かつPC床版1の幅方向に延びる鋼板3を互いに対向させて配置する。最後に、継手部2に間詰めコンクリート4を打設充填して隣接するPC床版1どうしを連結一体化して路床を形成するものである。これらの継手部2の断面は、橋梁の幅員方向側(図1のAA線断面)では図2に示すようになり、橋梁の橋長方向側(図1のBB線断面)では図3に示すようになる。
【0016】
さらに敷衍すると、上記したPC床版1の継手構造として機能する継手部2は、PC床版1から突出したループ筋11、鋼板3、及び打設充填された間詰めコンクリート4から構成されている。
【0017】
先ず、PC床版1は、予め工場で製造されるものであって、図4に示すように、主桁Dのフランジd1に載置する両側の断面積を若干厚くして台形状の形状を成し、PC床版1の主桁Dと直交する両側(橋梁の幅員方向側)の下端縁部からは棚板状に突出させたハンチ13を一体形成している。このハンチ13は、PC床版1の敷設時に隣接するPC床版1どうしの対向端面間で目地材20を介して突き当てて、継手部2の下面側を覆う底型枠として機能する。これにより継手部2に打設した間詰めコンクリート4の保持を確実なものとしている。
【0018】
また、PC床版1の各端面10には、複数個のループ筋11を等間隔で突出状(又は植設状)に配列形成しており、このループ筋11の形態は側面視(図2、図3参照。)で略直角の角部11aを2個もったコ字状に屈曲され、端面10と角部11aを略水平に連絡する2本の横筋11bと、2個の角部11aを連絡する縦筋11cとから成る。そして、上記角部11aは熱間加工より略直角となるように加工している。本実施形態例では、鉄筋径が19mmの場合には、内側の曲げ半径rを約10mm程度に形成している。一方、冷間加工によれば、鉄筋径19mmの場合の内側曲げ半径rは、鉄筋径の略5倍の47.5mmになる。
【0019】
なお、ループ筋11の形成において、端面10からの突出長のバラツキを少なくするため、2個の角部11aと縦筋11cよりなる屈曲棒12を別体として予め形成しておき、端面10から突出した区々の横筋11bの突出長さを揃えた後、前記屈曲棒12を横筋11bの先端部11dに溶接(又はガス圧接)して一体化するようにしても良い。
【0020】
この様に構成したPC床版1には、等間隔(1ピッチ「P」)に配列形成したループ筋11どうしが対向進入した状態では、隣接するループ筋11との距離が1/2Pとなるようにするため、端面10におけるループ筋11の配列を幅方向へ1/2Pずらして形成した2種類のタイプを形成しておき、互いに異なるタイプのPC床版1が隣接するようにして配設している。
【0021】
次に、対向進入させたループ筋11の縦筋11cの対向側には、鋼板3を配設している。該鋼板3の配設位置は、荷重Gによって生じる断面力のうち引張応力が作用する部分側となる。すなわち、図2に示すように、下に凸曲となる曲げモーメントが作用する橋梁の幅員方向側の場合には中立軸Cより下側に配置し、図3に示すように、上に凸曲となる曲げモーメントが作用する橋梁の橋長方向の場合には中立軸Cより上側に配置するようにしている。
【0022】
また、鋼板3の形状は、図5に示すように、鋼材からなる矩形状の板体であり、長手方向の下端縁にはループ筋11の下側の引張力が作用する横筋11bに嵌合させる複数の切欠きを形成している。これらの切欠きには、ループ筋11の1ピッチPに合わせると共に縦筋11cの当接位置に形成する切欠き30と、対向進入するループ筋11を避けるための切欠き31を両端隅部と中心部とに配置している。つまり、鋼板3には1/2Pごとに交互に切欠き31、30を順番に設けている。また、この鋼板3の縦筋11cの当接位置には、結束線挿通用の結束穴32を4つ開設している。
【0023】
そして、上記のように構成された鋼板3は、図1のAA線断面側(橋梁の幅員方向側)で説明すると、図6(A)、(B)に示すように、各ループ筋11の縦筋11cの対向側であって、当該縦筋11cと当接させると共に切欠き30、31を所定の横筋11bに跨ぐように嵌合させて、鋼板3の面に対して横筋11bがほぼ垂直となるようにして取付けている。そして、かかる鋼板3を複数枚用いて、PC床版1の幅方向へ面一となるように連続させて配置し、結束穴32に結束線33を通してループ筋11へ強固に固定している。
【0024】
このように鋼板3を複数枚で構成することより、一枚の帯状板を側面から挿入する現場作業を軽減することができる。また、一枚もの鋼板では全てのループ筋11の縦筋11cへ均一に当接させることが困難であると共に、幾つかの縦筋11cに対しては離隔した状態で施工されていたため、この離隔した部分の間詰めコンクリート4が剥離したりして強度が低下していたが、本実施形態例のようにループ筋間隔の2倍程度の長さで形成した鋼板3を複数枚で構成することより、上記設計誤差を吸収して、全ての縦筋11cへ均一に当接させることができることとなる。
【0025】
また、鋼板3の短手方向の上端縁の位置は、継手部2の断面の中立軸Cより下側の引張力が作用する側になるよう寸法取りしている。
【0026】
なお、以上はAA線断面側の鋼板3の配置状況であるが、BB線断面側では、鋼板3の配置はループ筋11の上側の横筋11bに引張力が作用するため、図5、図6に示す状態とは上下逆に配置されることとなる(図示省略)。
【0027】
【本実施形態の作用】
本実施形態例の継手構造は、荷重Gの負荷により、次のように作用する。
すなわち、図1のAA線断面側においては、継手部2に下へ凸曲となる曲げモーメントMが作用し、この場合は、通常、中立軸Cより下側の間詰めコンクリート4の部分には引張応力が分布することとなり、対向進入するループ筋11の下側の横筋11bどうしにおける力の伝達は横筋11b間詰めコンクリート4と付着力のみにより為されることになる。
しかし、図7に示すように、ループ筋11の縦筋11cに鋼板3を対向させて取付けたことにより、ループ筋11の下側の横筋11bに作用する引張力が、縦筋11cを介して対向した鋼板3の間隔を狭める方向に作用し、これにより鋼板3の間の間詰めコンクリート4には、図示する三角分布状の圧縮応力σが作用することとなる。これにより、多数が対向進入する下側の横筋11b、11b、・・・群の間における力の伝達が確実なものとなり、継手部2がより一体化してその連結強度が向上することとなる。
【0028】
また、図1のBB線断面側においては、継手部2に上へ凸曲となる曲げモーメントMが作用し、この場合は、図8に示すように、応力分布は上記の場合と上下逆となり、中立軸Cより上側に三角分布した圧縮応力σが作用することになる。これにより、上記とは逆に、引張力が作用する上側の横筋11b、11b、・・・群の間における力の伝達が確実なものとなり、継手部2の連結強度が向上することとなる。
【0029】
さらに、鋼板3は、切欠き30、31を設けて鋼板3を引張力が作用する横筋11bへ嵌合するように配置したことにより、ループ筋11の横筋11bと鋼板3の面とがより垂直関係を維持すると共に、鋼板3の下端側が引張力の作用する横筋11bと重畳することとなる。その結果、図9(A)に示すように、横筋11cに作用する引張力Tの作用軸と、鋼板3に分布する圧縮応力の合力Wの作用軸との偏心距離L(偏心距離)が、図9(B)に示す従来例の場合より短くなり、この偏心により縦筋11cへ鋼板3のずれ、及び付近の間詰めコンクリート4へのせん断力として作用する回転モーメントを少なく抑えることができる。すなわち、横筋11bの引張力Tと上記鋼板3の合力Wとの作用軸が、ほぼ同軸上となりより直接的かつ効率的な伝達が可能となる。
【0030】
【効果】
本願発明は上記のように構成しているため、以下のような効果を有する。
即ち、ループ筋の縦筋の対向側に当接状態で鋼板を対向配置しているため、継手部に打設した間詰めコンクリートの凸曲外側に分布する引張応力を直接的にかつ効率的に圧縮応力に変えてループ筋間の力の伝達を向上させることが可能となり、強度がより向上した継手構造が提供できることになる。
【0031】
また、ループ筋を直角の角部をもったループ状にしたため継手部を短くすることができる。その結果、打設する間詰めコンクリート容積の減量による工期の短縮とコスト削減が図れると共に、フランジ幅が狭い橋梁にも適用可能となり、床版製作施工の柔軟性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態例の継手構造で構築する床版全体とPC床版を示す外観斜視図である。
【図2】 本実施形態例の継手構造を示す図1のAA線断面図ある。
【図3】 本実施形態例の継手構造を示す図1のBB線断面図ある。
【図4】 本実施形態例のPC床版、及びそのループ筋の形成方法を示す斜視図である。
【図5】 本実施形態例の継手構造における鋼板を示す斜視図である。
【図6】 本実施形態例の継手構造における鋼板の配置状態を示す平面図(A)と斜視図(B)である。
【図7】 本実施形態例の継手構造のAA線断面において荷重による応力分布状態を示す説明図である。
【図8】 本実施形態例の継手構造にBB線断面において荷重による応力分布状態を示す説明図である。
【図9】 本実施形態例の継手構造(A)と従来の継手構造(B)の力の作用状態を比較した説明図である。
【図10】 従来の床版の継手構造を示す断面図である。
【図11】 従来の床版の継手構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 PC床版
10 端面
11 ループ筋
11a 角部
11b 横筋
11c 縦筋
11d 先端部
12 屈曲棒
13 ハンチ
2 継手部
20 目地材
3 鋼板
30 切欠き
31 切欠き(対向側鉄筋用)
32 結束穴
33 結束線
4 間詰めコンクリート
A PC床版(従来例1)
a1 ループ筋
a2 間詰めコンクリート
B PC床版(従来例2)
b1 ループ筋
b2 引張筋
b3 鋼板
b4 間詰めコンクリート
C 中立軸(継手部断面の)
D 主桁
d1 フランジ
σ 圧縮応力
G 荷重
L 偏心距離
M 曲げモーメント
r 曲げ半径
P ピッチ(ループ筋間隔)
T 引張力
W 圧縮力
Claims (3)
- ループ筋(11)を端面(10)から所定間隔で複数個突出させて成るプレキャストコンクリート製の床版(1)を、互いの端面(10)を近接させてループ筋(11)どうしを交互に対向進入させるように配置し、
該各ループ筋(11)の端面対向方向の内側に帯状の鋼板(3)を床版幅方向へ配置した後に、
近接対向した端面(10)間の継手部(2)に間詰めコンクリート(4)を打設して隣接する床版(1)どうしを連結一体化するプレキャストコンクリート製床版の継手構造において、
ループ筋(11)を熱間加工によって屈曲させて角部(11a)を略直角としたコ字状に形成し、
当該ループ筋(11)どうしが対向進入した状態では、隣接するループ筋(11)との床版幅方向の距離がループ筋(11)の端面(10)からの突出間隔の半分となるようにプレキャストコンクリート製床版(1)を配置し、
かつ、前記鋼板(3)を継手部(2)断面の中立軸(C)より引張力が作用する側に配置したことを特徴とするプレキャストコンクリート製床版の継手構造。 - 帯状の鋼板(3)を、複数枚の鋼板(3)の連続配置によって構成し、かつ各鋼板(3)を前記ループ筋11の角部(11a)を結ぶ縦筋(11c)の内側に当接するように配置したことを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート製床版の継手構造。
- 各鋼板(3)の下端縁に切欠き(30)を設け、該切欠き(30)をループ筋(11)の引張力が作用する横筋(11b)に嵌合させて配置したことを特徴とする請求項1、又は2記載のプレキャストコンクリート製床版の継手構造。
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