JP6204623B1 - 高さ変更可能なスペーサー - Google Patents
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Abstract
Description
この公知技術は、鉄筋部材の長手方向に沿って略くの字状に屈曲して形成した支持部材が略等間隔に固定された鉄筋支持具であって、前記鉄筋部材は支持部材により基礎から離間した位置に支持されるので、別部材のスペーサーを鉄筋部材と基礎との間に介在させることなく、鉄筋部材の周りにコンクリート被りを形成することができる。
本発明の高さ変更可能なスペーサーは、接地部分及び立上がり部分を備えた逆くの字状の複数並列状に連結された固定支持部材と、所定間隔で離間した上部連結部材と下部連結部材とを橋渡しするように連結した左側斜辺部材を適宜間隔で連結する左側斜辺固定部材とからなり、前記固定支持部材と左側斜辺固定部材とを連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記左側斜辺固定部材の長さを変更することによって基礎からの高さを変更可能にする。
また、本発明の高さ変更可能なスペーサーは、接地部分及び立上がり部分を備えた逆くの字状の複数並列状に連結された固定支持部材と、所定間隔で離間した上部連結部材と下部連結部材とを橋渡しするように連結した左側斜辺部材を適宜間隔で連結する左側斜辺固定部材とからなり、前記固定支持部材と左側斜辺固定部材とを連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記左側斜辺固定部材の長さを変更することによって基礎からの高さを変更可能にするため、前記左側斜辺固定部材と連結される固定支持部材の高さ調節用横架部材の位置を適宜設定することができ、予め工場等で溶接により簡単に製作することができる。
図1の斜視図に示すように、本発明の高さ変更可能なスペーサーは、左側斜辺固定部材1と右側斜辺固定部材2とを頂点3で交叉連結させ、前記左側斜辺固定部材1及び右側斜辺固定部材2の下部連結部材6、6’を適宜長さの底辺連結部材4で連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記底辺連結部材4の長さを変更することによって基礎からの前記頂点3の高さを変更可能にする。
本発明の高さ変更可能なスペーサーを設置する場合には、図2の左側斜辺固定部材1と反対向きの背中合わせにした右側斜辺固定部材2とを、前記左側斜辺固定部材1の左側斜辺部材7を右側斜辺固定部材2の上部連結部材5’に載せ、また前記右側斜辺固定部材2の左側斜辺部材7’を左側斜辺固定部材2の上部連結部材5に載せて交叉連結させる。
また、本発明の高さ変更可能なスペーサーの高さを変更する場合には、前記底辺連結部材4の長さを変えることによって基礎からの頂点3までの高さを変更することができる。このようにすることによって、図1に示すような高さ変更可能なスペーサーが簡易に組み立てられる。
図4の斜視図に示すように、本発明の高さ変更可能なスペーサーは、左側斜辺固定部材1と右側斜辺固定部材2とを頂点3にて連結棒23で交叉連結させ、前記左側斜辺固定部材1及び右側斜辺固定部材2の下部連結部材6、6’を適宜長さの底辺連結部材4で連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記底辺連結部材4の長さを変更することによって基礎からの前記頂点3の高さを変更可能にする。
また、前記鉤状フック22,22’は、連結棒23を挿入した後、溶接等により連結棒23と一体化としても良いし、予め溶接等により連結棒23と一体化しても良い。
本発明の高さ変更可能なスペーサーを設置する場合には、図5の左側斜辺固定部材1と反対向きの背中合わせにした右側斜辺固定部材2とを、前記左側斜辺固定部材1の左側斜辺部材7の先端部の鉤状フック22と前記右側斜辺固定部材2の左側斜辺部材7’の先端部の鉤状フック22’を重ね合わせ、前記鉤状フック22,22’の中央空間部に連結棒23を挿入して前記左側斜辺固定部材1と右側斜辺固定部材2とを交叉連結させる。
また、本発明の高さ変更可能なスペーサーの高さを変更する場合には、前記底辺連結部材4の長さを変えることによって基礎からの頂点3までの高さを変更することができる。このようにすることによって、図4に示すような高さ変更可能なスペーサーが簡易に組み立てられる。
本発明の高さ変更可能なスペーサーは、図8の斜視図に示すように、接地部分10および立上がり部分11を備えた逆くの字状の複数並列状に連結された固定支持部材12と、図9の斜視図に示すように、所定間隔で離間した上部連結部材13と下部連結部材14とを橋渡しするように連結した左側斜辺部材15を適宜間隔で連結する左側斜辺固定部材16とからなり、図10の斜視図に示すように、前記固定支持部材12と左側斜辺固定部材16とを連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記左側斜辺固定部材16の長さを変更することによって基礎からの高さを変更する。
前記左側斜辺固定部材16は、下部連結部材14が前記固定支持部材12の接地部分10の先端折曲部19に着脱自在に係合すると共に、上部連結部材13が前記立上がり部分11に設けた上部連結部材17又は高さ調節用横架部材20に着脱自在に係合する。
本発明の高さ変更可能なスペーサーを設置する場合には、図8の固定支持部材12及び図9の左側斜辺固定部材16の分離状態から、図11の拡大正面図に示すように左側斜辺固定部材16の左側斜辺部材15の上部連結部材13を、固定支持部材12の立上り部材11の先端をくぐらして前記立上がり部分11の上部連結部材17に載るように配置する。そして、前記左側斜辺固定部材16の下端連結部材14が、前記固定支持部材12の接地部分10の先端折曲部19に嵌合するように配置する。
このようにすることによって、図10の斜視図に示すような高さ変更可能なスペーサーが組み立てられる。
また、図12の拡大正面図に示すように、左側斜辺固定部材16の左側斜辺部材15の上部連結部材13が、固定支持部材12の立上り部分11の先端をくぐらせないで、前記左側斜辺部材15を固定支持部材12の上部連結部材17に載せるように配置することもできる。
このようにすることによって、図11に一点鎖線で示すように高さの低いスペーサーが組み立てられる。
また、固定支持部材12の立上がり部分11の高さ調節用横架部材20の位置を適宜設定することができるため、予め工場等で溶接により簡単に製作することができる。
2 右側斜辺固定部材
3 頂点
4 底辺連結部材
5、5’ 上部連結部材
6、6’ 下部連結部材
7、7’ 左側斜辺部材
8、8’ L字状端部
9 折り曲げ部
10 接地部分
11 立上がり部分
12 固定支持部材
13 上端連結部材
14 下端連結部材
15 左側斜辺部材
16 左側斜辺固定部材
17 上部連結部材
18 下部連結部材
19 先端折曲部
20 高さ調節用横架部材
21 L字状端部
22、22’ 鉤状フック
23 連結棒
Claims (6)
- 左側斜辺固定部材と右側斜辺固定部材とを頂点で交叉連結させ、前記左側斜辺固定部材及び右側斜辺固定部材の下部連結部材を適宜長さの底辺連結部材で連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記底辺連結部材の長さを変更することによって基礎からの前記頂点の高さを変更可能にすることを特徴とする高さ変更可能なスペーサー。
- 前記左側斜辺固定部材及び右側斜辺固定部材は、所定間隔で離間した上下の上部連結部材と下部連結部材とを設け、前記上部連結部材と下部連結部材とを橋渡しするように連結した左側斜辺部材及び右斜辺部材を適宜間隔で並列に連結し、前記左側斜辺部材及び右側斜辺部材の下端部は、前記下部連結部材の部分で基礎に沿って折り曲げられてL字状端部となっていることを特徴とする請求項1記載の高さ変更可能なスペーサー。
- 左側斜辺固定部材と右側斜辺固定部材とを頂点で連結棒で交叉連結させ、前記左側斜辺固定部材及び右側斜辺固定部材の下部連結部材を適宜長さの底辺連結部材で連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記底辺連結部材の長さを変更することによって基礎からの前記頂点の高さを変更可能にすることを特徴とする高さ変更可能なスペーサー。
- 前記左側斜辺固定部材及び右側斜辺固定部材は、下部連結部材を設け、前記下部連結部材に連結した左側斜辺部材及び右側斜辺部材を適宜間隔で並列に連結し、前記左側斜辺部材及び右側斜辺部材の上端部は、折り曲げられて鉤状フックを形成し、前記左側斜辺部材及び右側斜辺部材の下端部は、前記下部連結部材の部分で基礎に沿って折り曲げられてL字状端部となっていることを特徴とする請求項3記載の高さ変更可能なスペーサー。
- 接地部分及び立上がり部分を備えた逆くの字状の複数並列状に連結された固定支持部材と、所定間隔で離間した上部連結部材と下部連結部材とを橋渡しするように連結した左側斜辺部材を適宜間隔で連結する左側斜辺固定部材とからなり、前記固定支持部材と左側斜辺固定部材とを連結して正面視三角形となるように組み立て形成し、前記左側斜辺固定部材の長さを変更することによって基礎からの高さを変更可能にすることを特徴とする高さ変更可能なスペーサー。
- 前記固定支持部材は、鋼線材を逆くの字状の折り曲げて形成し、立上がり部分に設けた上部連結部材と接地部分に設けた下部連結部材とに跨って連結し、前記接地部分の先端部には、上方にU字状に折り曲げた先端折曲部を形成し、また、前記立上り部分の適宜位置には高さ調節用横架部材を設けることを特徴とする請求項5記載の高さ変更可能なスペーサー。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020029662A (ja) * | 2018-08-21 | 2020-02-27 | Jfe建材株式会社 | 鉄筋構造体及びその鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07113291A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-02 | Katsumura Kensetsu Kk | 型枠と鉄筋の間隔保持具及び間隔の設定方法 |
JPH07300998A (ja) * | 1994-04-30 | 1995-11-14 | Sumikura Kozai Kk | 配筋治具 |
-
2017
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Patent Citations (2)
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JPH07113291A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-02 | Katsumura Kensetsu Kk | 型枠と鉄筋の間隔保持具及び間隔の設定方法 |
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JP7082009B2 (ja) | 2018-08-21 | 2022-06-07 | Jfe建材株式会社 | 鉄筋構造体及びその鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造 |
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