JP6664927B2 - スペーサおよび配筋構造 - Google Patents

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Description

本発明は、配筋等に用いるスペーサに関する。
土間等のコンクリートを打設する際、コンクリートに埋設する鉄筋の配置を支持金具(スペーサ)を用いて行っている。このような配筋用の支持金具の例として図5に示す鉄筋馬101がある。
鉄筋馬101は鉄筋を曲げ加工して製作される。配筋時は、捨てコンクリートや砕石の上に鉄筋馬101を設置し、鉄筋馬101の上端の水平部分の上に鉄筋を配置する。鉄筋馬101に用いる鉄筋、鉄筋馬101の位置や形状等は、配置する鉄筋の径や位置、高さ等に応じて定められる。
特許文献1には、配筋用の冶具として、水平方向に向かって突設された支持腕を支柱に設けたものが記載されている。この治具を用いる場合、支持腕の高さや水平度を調整した後、差し筋を介して治具を床に固定し、各支柱の支持腕で横筋を支持させ、横筋と直交するように縦筋を配置して、横筋と縦筋とを交差部で結束する。
特開平9-328901号公報
従来の鉄筋馬101は安定性等の面で問題が有り、衝撃等による鉄筋の乱れや鉄筋馬101の倒れ等によって位置ずれが生じ、鉄筋の位置が保持できない場合があった。例えば捨てコンクリート上に鉄筋馬101を設置する場合に鉄筋馬101のバランスが崩れて倒れたり、転圧した砕石上に鉄筋馬101を配置する場合に鉄筋等から荷重がかかって鉄筋馬101が沈んだりする。このような場合では、コンクリート打設前に配筋を直す必要があり手間が掛かっていた。
また、特許文献1の冶具は大掛かりで複雑な構成となっており、コストが大きく、また配筋に手間も掛かる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成であり且つ安定性の高いスペーサを提供することである。
前述した目的を達成するための本発明は、ベース板と、前記ベース板の上面に対して略垂直に設けられ、前記ベース板の上から見たときに略L字状の形状を有する板材と、前記板材の一方の側面に、一端が前記板材の略L字の角部から突出し、前記ベース板に平行となるように設けられた第1の棒材と、を具備し、前記第1の棒材は異形鉄筋であり、前記第1の棒材の他端は前記一方の側面に溶接されて当該側面内に収まるように配置され、前記板材の前記側面と略直交する側面に、一端が前記板材の前記角部から突出し、前記ベース板に平行となるように第2の棒材が設けられ、前記第2の棒材は異形鉄筋であり、前記第2の棒材の他端は前記略直交する側面に溶接されて当該側面内に収まるように配置されることを特徴とするスペーサである。
本発明では、ベース板の上面に対して略垂直に略L字状の板材を設け、その一方の側面に、鉄筋等を配置するための第1の棒材を、一端が板材の角部から突出し且つベース板に平行となるように設ける。これにより、簡易な構成であり且つ安定性や強度の高いスペーサが得られ、高精度且つ安定的に鉄筋等を保持できる。鉄筋等は棒材の上に乗せて配置するだけでよく、配筋などの手直し等の作業も減るので施工手間の削減につながる。
前記板材の前記角部が、前記ベース板の中央部に位置することが望ましい。また、前記第1の棒材の長さ方向の中央部が、前記板材の前記角部に位置することが望ましい。
板材の角部をベース板の中央部に位置させ、第1の棒材の長さ方向の中央部を板材の角部に位置させれば、バランスが良くスペーサの安定性をさらに高めることができる。
た、前記第2の棒材の長さ方向の中央部が、前記板材の前記角部に位置することが望ましい。さらに、前記第1の棒材が前記板材の上端部に設けられ、前記第2の棒材が前記板材の高さ方向の中間部分に設けられることも望ましい。
本発明では、板材の他方の側面に第2の棒材を設ることで、上下複数段に鉄筋等を配置でき、またバランスも向上してさらに安定性が高まる。この場合も、第2の棒材の長さ方向の中央部を板材の角部に位置させれば、バランスもよくスペーサの安定性の向上に寄与する。
第2の発明は、第1の発明のスペーサの前記ベース板が、コンクリートが打設される面に設置され、前記第1の棒材の前記角部からの突出部分の上に鉄筋が配置されたことを特徴とする配筋構造である。
本発明によれば、簡易な構成であり且つ安定性の高いスペーサを提供できる。
配筋スペーサ1を示す図 配筋スペーサ1を示す図 配筋スペーサ1により鉄筋15を配置した状態を示す図 配筋スペーサ1aを示す図 鉄筋馬101を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1、図2は本発明の第1の実施形態に係る配筋スペーサ1(スペーサ)を示す図である。図1は配筋スペーサ1の斜視図である。また、図2(a)は配筋スペーサ1を上から見た図であり、図2(b)、図2(c)は、配筋スペーサ1を図2(a)の下側および左側から見た側面図である。
配筋スペーサ1は、ベース板3、アングル材5、棒材7(第1の棒材)等を有する。
ベース板3は例えば略矩形状の平面を有する鋼板であり、本実施形態では略正方形状である。ベース板3にはアングル材5が溶接によって固定される。ベース板3は、少なくとも平面においてアングル材5がはみ出さない大きさとする。またベース板3は、アングル材5の溶接時に反りが生じないような厚さを有するものとする。
アングル材5はベース板3の上面に対して略垂直に設けられる。アングル材5は、ベース板3の上から見たときに略直角に折れ曲がった略L字状の形状を有する板材であり、例えば山形鋼が用いられる。アングル材5は、略L字の角部がベース板3の中央部に位置し、略L字の各辺がベース板3の辺と平行となるように配置される。アングル材5は略L字の各辺の全長に渡ってベース板3に溶接される。
棒材7は、配筋時に鉄筋を配置するためのものである。棒材7は、アングル材5の外側にある一方の側面5aの上端部付近に、ベース板3の上面に平行となるように水平に設けられる。なお、アングル材5の外側とは、アングル材5の略L字のそれぞれの辺について、当該辺と略直交する辺が突出していない方をいうものとする。図1の例では、アングル材5の略L字の各辺が、角部から奥あるいは右側へと突出しているので、アングル材5の外側の側面とは、各辺の手前側や左側の面となる。
棒材7は、長さ方向の中央部がアングル材5の角部に位置し、一端が当該角部から突出するように配置される。配筋時はこの突出部分に鉄筋が配置される。棒材7には例えば外周面に螺旋状の凸部を有する異形鉄筋を用いることができ、側面5aのほぼ全幅に渡って溶接することでアングル材5に固定される。
この配筋スペーサ1を用いて土間等の配筋を行う際には、例えば、図3に示すように捨てコンクリート13の上面に配筋スペーサ1を設置する。そして、鉄筋15を配筋スペーサ1の棒材7の突出部分の上に配置し、複数の鉄筋15を組み立てる。この後、捨てコンクリート13上にコンクリート(不図示)を打設することで、鉄筋15が高精度に配置された高品質な土間等の構造体が形成される。
この第1の実施形態によれば、ベース板3の上面に対して略垂直にアングル材5を設け、その一方の側面5aに、鉄筋配置用の棒材7を、一端がアングル材5の角部から突出し且つベース板3に平行となるように設ける。これにより、簡易な構成であり且つ安定性や強度の高い配筋スペーサ1が得られる。また、配筋スペーサ1では、アングル材5の角部がベース板3の中央部に位置し、棒材7の長さ方向の中央部がアングル材5の角部に位置するため、バランスが良く配筋スペーサ1の安定性がさらに高まり、使用中に倒れる可能性も極めて小さくなる。
配筋スペーサ1の安定性等を高めることにより、鉄筋15を配置するための棒材7の水平精度、高さ精度も向上し、鉄筋15を高精度且つ安定的に保持できる。鉄筋15は棒材7の上に乗せて配置するだけでよく、配筋の手直し等の作業も減るので施工手間が削減される。また、配筋スペーサ1は、鋼板、山形鋼、鉄筋等を用いて鉄筋15の位置や高さ等に合わせて製作でき、製作費も安価である。
なお、本実施形態では捨てコンクリート13上に配筋スペーサ1を設置したが、これに限ることはなく、転圧した砕石上に配筋スペーサ1を設置する場合もある。配筋スペーサ1は、ベース板3により荷重を分散でき砕石上に設置しても沈みこまないため、鉄筋の位置を確実に保持できる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば本実施形態では、アングル材5の角部がベース板3の中央部に位置し、棒材7の長さ方向の中央部がアングル材5の角部に位置しているが、場合によってはこれらの位置を異なるものとしてもよい。またベース板3の平面形状を略矩形状以外のものとすることも可能である。さらに、棒材7上に配置するものは鉄筋15に限らず、定盤などを棒材7上に配置して定盤受けスペーサとすることもできる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付し説明を省略する。
[第2の実施形態]
図4(a)は第2の実施形態に係る配筋スペーサ1aの斜視図であり、図4(b)は配筋スペーサ1aを上から見た図である。
配筋スペーサ1aは、第1の実施形態の配筋スペーサ1に、配筋時に鉄筋を配置するための棒材9(第2の棒材)を更に設けたものである。
棒材9は、アングル材5において、前記した側面5aと直交する外側の側面5bに設けられる。棒材9は、当該側面5bの高さ方向の中間部分に、ベース板3の上面に平行となるように水平に設けられる。
棒材9は、長さ方向の中央部がアングル材5の角部に位置し、一端が当該角部から突出するように配置される。配筋時はこの突出部分に鉄筋が配置される。棒材9としては、前記と同様、例えば外周面に螺旋状の凸部を有する異形鉄筋を用いることができ、上記面5bのほぼ全幅に渡って溶接することでアングル材5に固定される。
図4(c)に示すように、土間等の配筋を行う際は、配筋スペーサ1aの棒材9の突出部分の上にも鉄筋21を配置し、鉄筋15、21を複数段に組み立てることができる。
この第2の実施形態でも第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。またアングル材5の側面5bに棒材9を更に設けることで、上下複数段に鉄筋15、21を配置でき、バランスも向上して配筋スペーサ1aの安定性もさらに高まる。また棒材9の長さ方向の中央部がアングル材5の角部に位置するため、バランスが良く安定性の向上に寄与する。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a;配筋スペーサ
3;ベース板
5;アングル材
5a、5b;面
7、9;棒材
13;捨てコンクリート
15、21;鉄筋

Claims (4)

  1. ベース板と、
    前記ベース板の上面に対して略垂直に設けられ、前記ベース板の上から見たときに略L字状の形状を有する板材と、
    前記板材の一方の側面に、一端が前記板材の略L字の角部から突出し、前記ベース板に平行となるように設けられた第1の棒材と、
    を具備し、
    前記第1の棒材は異形鉄筋であり、前記第1の棒材の他端は前記一方の側面に溶接されて当該側面内に収まるように配置され
    前記板材の前記側面と略直交する側面に、一端が前記板材の前記角部から突出し、前記ベース板に平行となるように第2の棒材が設けられ、
    前記第2の棒材は異形鉄筋であり、前記第2の棒材の他端は前記略直交する側面に溶接されて当該側面内に収まるように配置されることを特徴とするスペーサ。
  2. 前記板材の前記角部が、前記ベース板の中央部に位置することを特徴とする請求項1記載のスペーサ。
  3. 前記第1の棒材が前記板材の上端部に設けられ、
    前記第2の棒材が前記板材の高さ方向の中間部分に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載のスペーサ。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載のスペーサの前記ベース板が、コンクリートが打設される面に設置され、
    前記第1の棒材の前記角部からの突出部分の上に鉄筋が配置されたことを特徴とする配筋構造。
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