JPH07299664A - ワイヤ巻取装置 - Google Patents

ワイヤ巻取装置

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JPH07299664A
JPH07299664A JP9625991A JP9625991A JPH07299664A JP H07299664 A JPH07299664 A JP H07299664A JP 9625991 A JP9625991 A JP 9625991A JP 9625991 A JP9625991 A JP 9625991A JP H07299664 A JPH07299664 A JP H07299664A
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JP
Japan
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wire
winding
reel
core
waste
Prior art date
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Pending
Application number
JP9625991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yamada
慎一 山田
Keijiro Mihara
恵二郎 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHIYAMA DENKI KOGYO KK
SEIWA SEIMITSU KOKI KK
Original Assignee
HIGASHIYAMA DENKI KOGYO KK
SEIWA SEIMITSU KOKI KK
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Publication date
Application filed by HIGASHIYAMA DENKI KOGYO KK, SEIWA SEIMITSU KOKI KK filed Critical HIGASHIYAMA DENKI KOGYO KK
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Publication of JPH07299664A publication Critical patent/JPH07299664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤ放電加工機に用いるものであって、放
電加工に使用した後の廃ワイヤを効率よく処理する。 【構成】 ワイヤ巻取リール、トラバーサー、モータ
ー、ガイドローラーから構成されるものであり、廃ワイ
ヤを効率よく巻き取ることができる。する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ放電加工機で使
用した廃ワイヤを巻き取る新規な装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工は、ワイヤと加工物とを
それぞれ電極とし、その間で火花放電を繰り返し行わ
せ、放電により加工物の切断等を行なうものである。主
としてプレスダイスや引抜ダイス等の型加工、複雑な輪
郭の穴を有する部品の加工等に用いられる。
【0003】このような加工に使用されるワイヤ放電加
工機は、主として加工物を前後左右に移動させるテーブ
ルと、電極としてのワイヤを送り出す供給装置より成
る。加工時には、加工物を移動させながら同時にワイヤ
も順次繰り出される。切断速度は一般的には、1mm/分
である。また、ワイヤの送り速度は5〜20m/分であ
る。これらの数値は、加工物の材質、大きさ(厚み)或
いは加工の程度に影響されるが、24時間では1万m以
上ものワイヤが使用されることとなる。この使用済のワ
イヤ(廃ワイヤ)は、従来ドラム罐に適当に投入して貯
溜していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の方
法では、ドラムに高い電圧がかかっているため(ワイヤ
が電極になっているため)、非常に危険である。よっ
て、そのドラム罐を別途容器に入れることや、特別な囲
いを設ける等していた。このようなことは、その後の処
理を面倒なものにするばかりか、所要面積も大きくな
る。
【0005】また、ドラム罐に適当に投入されたワイヤ
は処理に手間がかかるため、廃品回収業者も回収を拒否
したり、別途料金を取られたりする場合もある。更に、
巻取リールは、絶縁体で構成されているため、回収業者
はリールごと引き取ることも拒否する場合が多い。よっ
て、廃ワイヤのみに分離する必要もあるのである。しか
し、この廃ワイヤのみにして、且つ取り扱いを容易にす
るということも非常に手間の掛かる作業である。
【0006】よって、本業界では、取り扱いが簡単で面
積を取らず、且つ廃品回収が容易な廃ワイヤ処理方法が
待望されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明装置を完成させた
ものであり、その特徴とするところは、ワイヤ放電加工
機で使用した廃ワイヤを巻き取るものであって、ワイヤ
巻取リール、ワイヤを該リールに平均して巻き取るため
のトラバーサー、及び該リールを駆動するためのモータ
ー、ワイヤを所定の導入口に案内するためのガイドロー
ラーから点にある。
【0008】ここで、ワイヤ巻取リールとは、廃ワイヤ
を巻き取るものであって、芯と両側のフランジからなる
ものである。廃ワイヤを巻取リールから外すために、該
リールを構成する芯とフランジを別体にし、且つそれを
取り外し可能に構成するのが好適である。この時、廃ワ
イヤを巻き取ると、ワイヤが芯に強く巻き付いているた
め、芯が抜けないことがある。よって、芯を複数に分割
しておき、巻き取り時に所定間隔を空けて固定し、その
状態で巻き取って、外す時には分割されたそれぞれを近
づけてその外径を小さくすると容易に抜ける。芯の一般
的な径は、 100mm程度であり、フランジは 250〜300mm
程度である。また、分割したそれぞれの構成片に固定用
の鍔(扇型のような)を設け、それとフランジをボルト
等で固定してもよい。
【0009】更に、巻取芯からワイヤを外してに、ワイ
ヤをバラバラにならないようにするためには、巻き取っ
た状態で廃ワイヤを紐やワイヤで結束しておく必要があ
る。このことを可能にするため、両側のフランジに長孔
を設けておく。ワイヤを巻き取った後、一方の長孔から
結束ワイヤを通し、芯の分割された空所を介して、他方
のフランジの長孔から出す。そして、それを巻き取った
廃ワイヤの上にUターンさせて、最初の長孔に戻す。そ
こで、結束すれば廃ワイヤのみが結束できるのである。
【0010】芯に分割がない場合や、その分割部とフラ
ンジの長孔部とを合わせるのが困難な場合には、芯の表
面に長手方向に溝を設けて、その溝に結束ワイヤを通す
ようにしてもよい。この溝の数は特に限定するものでは
ない。
【0011】トラバーサーとは、巻取芯の長手方向に移
動可能であって、ワイヤを芯に均等に巻き取るためのも
のである。釣用のリールに用いられているものと同じ機
構のものでよい。
【0012】駆動用モーターは、トルクモーターが好ま
しい。一定以上のトルクが掛かるとワイヤの切断防止の
ために停止するものである。
【0013】ガイドローラーは、廃ワイヤを本体装置に
導くもので、通常はフリーに回転できる単なるローラー
である。ワイヤ放電加工機の種類によっては、廃ワイヤ
を排出する位置、高さがことなるため、このガイドロー
ラーを上下動可能に構成してもよい。
【0014】
【実施例】図1は、本発明巻取装置1の正面図である。
廃ワイヤ2がガイドローラー3で方向を変え、巻取リー
ル4に巻き取られるのが分かる。本体に導入された廃ワ
イヤ2は、種々の方向転換ロール5によって方向を変え
られ、トラバーサー6によって均等に巻取芯7に巻き取
られる。
【0015】図2は、本発明の巻取リール4の1例を示
す断面図である。芯8とフライジ9が別体に構成され、
両者が芯8に設けられた貫通孔を介してボルトで固定さ
れている。外す場合には、このボルトを外すだけでよ
い。図3は、片方のフランジのみが別体に構成されてい
る例である。この場合、固定は別体のフランジ9に貫通
孔を設けて、芯8には埋没ネジを切って固定してもよい
が、図2と同様に長い貫通孔を設けてもよい。
【0016】図4は、芯8が3つの構成片10から成
り、間隔11を空けて、ボルト12によってフランジ9
に取付けられている所を示す正面図である。勿論、3つ
に分割せず、2つや4つでもよい。
【0017】図5は、長孔13を2ヶ所有するフランジ
9の例を示す正面図である。この長孔13の大きさは、
下は芯の外径部よりも下方であり、上は廃ワイヤの巻取
径よりも上方に位置するようにする。図6は、芯8の表
面に長手方向の溝14を設けたものを、図5のフランジ
9に取付けた例である。この図では、廃ワイヤ2が巻き
取られ、右側の長孔13から結束ワイヤ15を通し、前
記溝14を通って、左側の長孔13でUターンして廃ワ
イヤの上方を通って、最初の長孔13から突出させ、そ
れを結束したところを示す。この結束は、1ヶ所でもよ
いが、長孔や溝を複数箇所設けて、複数箇所で結束する
方が好ましい。
【0018】図7は、ガイドローラー3を上下動可能に
構成した例を示す。ガイドローラー3が支柱16に上下
動可能に固定されており、廃ワイヤの排出位置に従って
その高さが変えられるように構成されている。この場
合、補助ローラー17が1乃至複数個必要となる。ガイ
ドローラー3の位置を変えた図を破線で示す。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、廃ワイヤの回収が非常
に容易であり危険性も少ない。また、巻取リールからの
取り外しも非常に容易であり、廃ワイヤを束ねることも
簡単であり、回収業者の回収等の後処理が非常に容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明巻取装置の1実施例を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の巻取リールの1例を示す断面図であ
る。
【図3】巻取リールの他の例を示す断面図である。
【図4】本発明のフランジの1例を示す正面図である。
【図5】長孔を有するフランジの例を示す正面図であ
る。
【図6】本発明の巻取リールの使用状態を示す断面図で
ある。
【図7】本発明装置の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 本発明巻取装置 2 廃ワイヤ 3 ガイドローラー 4 巻取リール 5 方向転換ロール 6 トラバーサー 7 巻取芯 8 芯 9 フランジ 10 芯構成片 11 間隔 12 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ放電加工機で使用した廃ワイヤを
    巻き取るものであって、ワイヤ巻取リール、ワイヤを該
    リールに平均して巻き取るためのトラバーサー、及び該
    リールを駆動するためのモーター、ワイヤを所定の導入
    口に案内するためのガイドローラーから成ることを特徴
    とするワイヤ巻取装置。
  2. 【請求項2】 該ガイドローラーが、上下動可能なもの
    である請求項1記載のワイヤ巻取装置。
  3. 【請求項3】 該ワイヤ巻取リールの巻取芯が複数に分
    割され、巻取時に一定間隔を空けて使用するものである
    請求項1記載のワイヤ巻取装置。
  4. 【請求項4】 該巻取芯表面に、長手方向に溝を設け、
    且つ該リールの両端のフランジに長孔を設けたことを特
    徴とする請求項1又は3記載のワイヤ巻取装置。
JP9625991A 1991-04-01 1991-04-01 ワイヤ巻取装置 Pending JPH07299664A (ja)

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JP9625991A JPH07299664A (ja) 1991-04-01 1991-04-01 ワイヤ巻取装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103737132A (zh) * 2013-12-30 2014-04-23 中原工学院 用于单线切割机的自排线绕线装置
CN111421197A (zh) * 2020-05-18 2020-07-17 安徽工业大学 线切割机床手持式退丝装置
CN111992828A (zh) * 2020-07-16 2020-11-27 厦门理工学院 一种线切割自动废旧钼丝收集器

Cited By (4)

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CN103737132A (zh) * 2013-12-30 2014-04-23 中原工学院 用于单线切割机的自排线绕线装置
CN103737132B (zh) * 2013-12-30 2016-04-27 中原工学院 用于单线切割机的自排线绕线装置
CN111421197A (zh) * 2020-05-18 2020-07-17 安徽工业大学 线切割机床手持式退丝装置
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