JPH0729957Y2 - 食材の煮練り攪拌機 - Google Patents
食材の煮練り攪拌機Info
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- JPH0729957Y2 JPH0729957Y2 JP1993020210U JP2021093U JPH0729957Y2 JP H0729957 Y2 JPH0729957 Y2 JP H0729957Y2 JP 1993020210 U JP1993020210 U JP 1993020210U JP 2021093 U JP2021093 U JP 2021093U JP H0729957 Y2 JPH0729957 Y2 JP H0729957Y2
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- JP
- Japan
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- stirring blade
- pan
- rotary stirring
- foodstuffs
- pot
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- Confectionery (AREA)
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種餡やジヤム、クリー
ム、チヨコレート、カレールー、その他の食材を加熱し
乍ら、ペースト状に練り上げるための煮練り攪拌機に係
り、殊更その1台を目的とする練り上げ状態の硬軟変化
に応じて、便利良く使い分けることができるように工夫
したものである。
ム、チヨコレート、カレールー、その他の食材を加熱し
乍ら、ペースト状に練り上げるための煮練り攪拌機に係
り、殊更その1台を目的とする練り上げ状態の硬軟変化
に応じて、便利良く使い分けることができるように工夫
したものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、火取り餡や練り切り餡、黄味餡
と呼ばれている硬練りの餡を練り上げる場合、その生餡
と水並びに砂糖を鍋に入れ、これを蒸気やガスバーナー
などの火力により加熱し乍ら、攪拌機の回転攪拌羽根に
よって混練しているが、その初期段階では上記食材が未
だ流動性状にあるため、攪拌羽根の回転による混練作用
が良好に行なわれることとなる。
と呼ばれている硬練りの餡を練り上げる場合、その生餡
と水並びに砂糖を鍋に入れ、これを蒸気やガスバーナー
などの火力により加熱し乍ら、攪拌機の回転攪拌羽根に
よって混練しているが、その初期段階では上記食材が未
だ流動性状にあるため、攪拌羽根の回転による混練作用
が良好に行なわれることとなる。
【0003】しかし、その食材は硬くなるに従って流動
し難くなり、又加熱される程鍋の内面から浮上しやすく
なるため、その団塊状態のままで鍋の内面を滑る如く、
攪拌羽根との一体に連れ廻り、良好に混練できないこと
は勿論、局部的な焦げ付きや変質などを生ずる問題があ
る。
し難くなり、又加熱される程鍋の内面から浮上しやすく
なるため、その団塊状態のままで鍋の内面を滑る如く、
攪拌羽根との一体に連れ廻り、良好に混練できないこと
は勿論、局部的な焦げ付きや変質などを生ずる問題があ
る。
【0004】このような問題の解決策としては、既に特
開昭62−51952号が提案されており、これではそ
の攪拌機の攪拌羽根を不等速回転として、自転と公転を
行なえるように定めると共に、食材が硬くなった時に、
蒸気の供給と停止とを短時間ごとに繰り返し、その間歇
加熱を行なうようになっている。
開昭62−51952号が提案されており、これではそ
の攪拌機の攪拌羽根を不等速回転として、自転と公転を
行なえるように定めると共に、食材が硬くなった時に、
蒸気の供給と停止とを短時間ごとに繰り返し、その間歇
加熱を行なうようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記公知発
明の構成によれば、蒸気の供給を停止すると、食材が鍋
の内面に密着し、攪拌羽根との連れ廻りを防止できると
雖も、その蒸気の供給を停止するタイミングの見定めが
困難であり、そのタイミングを失すると鍋に焦げ付いて
しまう。食材の種類によって、その硬くなる時期も微妙
に相違するので、殊更多品種少量生産の実際上、その蒸
気供給の停止タイミングを正確に制御管理することは、
至難の業である。
明の構成によれば、蒸気の供給を停止すると、食材が鍋
の内面に密着し、攪拌羽根との連れ廻りを防止できると
雖も、その蒸気の供給を停止するタイミングの見定めが
困難であり、そのタイミングを失すると鍋に焦げ付いて
しまう。食材の種類によって、その硬くなる時期も微妙
に相違するので、殊更多品種少量生産の実際上、その蒸
気供給の停止タイミングを正確に制御管理することは、
至難の業である。
【0006】又、攪拌機の攪拌羽根を不等速に自転及び
公転させることは、食材の高効率な混練作用にとっては
有益であるが、上記公知発明の場合そのための特殊・高
価な駆動側楕円形歯車と、従動側楕円形歯車との噛合機
構が必要であり、量産効果を期待することができない。
その意味からも食材の多品種少量生産的な煮練り攪拌機
として、未だ不向きなものであると言わざるを得ない。
公転させることは、食材の高効率な混練作用にとっては
有益であるが、上記公知発明の場合そのための特殊・高
価な駆動側楕円形歯車と、従動側楕円形歯車との噛合機
構が必要であり、量産効果を期待することができない。
その意味からも食材の多品種少量生産的な煮練り攪拌機
として、未だ不向きなものであると言わざるを得ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
の改良を企図しており、そのための構成上鍋を加熱する
釜の周辺から立設した支柱によって、その鍋の直上位置
まで内向きに派出する伝動ケースを受け持ち、その伝動
ケースに駆動モーターを内蔵させると共に、上記伝動ケ
ースの先端部から鍋の中心に向かって垂下するセンター
軸と、そのセンター軸との平行に垂下する偏心軸とを並
列設置して、上記駆動モーターによりセンター軸を回転
させた時、そのセンター軸の廻りに偏心軸が公転すると
同時に自転するように伝動連結する一方、上記センター
軸へ下方から抜き差し自在に差し込み使用される硬練り
食材用回転攪拌羽根と、その回転攪拌羽根との併用的
に、鍋の内部へ挿入セツトされる固定攪拌羽根と、上記
偏心軸へ同じく下方から抜き差し自在に差し込み使用さ
れる軟練り食材用回転攪拌羽根とを準備して、上記回転
攪拌羽根の2種を択一的に使い分けると共に、その硬練
り食材用回転攪拌羽根を上記センター軸へ差し込み使用
する時にのみ、上記固定攪拌羽根を鍋の内部へ挿入セツ
トするように定めたことを特徴とするものである。
の改良を企図しており、そのための構成上鍋を加熱する
釜の周辺から立設した支柱によって、その鍋の直上位置
まで内向きに派出する伝動ケースを受け持ち、その伝動
ケースに駆動モーターを内蔵させると共に、上記伝動ケ
ースの先端部から鍋の中心に向かって垂下するセンター
軸と、そのセンター軸との平行に垂下する偏心軸とを並
列設置して、上記駆動モーターによりセンター軸を回転
させた時、そのセンター軸の廻りに偏心軸が公転すると
同時に自転するように伝動連結する一方、上記センター
軸へ下方から抜き差し自在に差し込み使用される硬練り
食材用回転攪拌羽根と、その回転攪拌羽根との併用的
に、鍋の内部へ挿入セツトされる固定攪拌羽根と、上記
偏心軸へ同じく下方から抜き差し自在に差し込み使用さ
れる軟練り食材用回転攪拌羽根とを準備して、上記回転
攪拌羽根の2種を択一的に使い分けると共に、その硬練
り食材用回転攪拌羽根を上記センター軸へ差し込み使用
する時にのみ、上記固定攪拌羽根を鍋の内部へ挿入セツ
トするように定めたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案の上記構成によれば、火取り餡や練り切
り餡、黄味餡などの硬練り食材用回転攪拌羽根が、鍋の
中心に向かって垂下するセンター軸へ差し込み使用され
るようになっており、その際には固定攪拌羽根も併用さ
れて、これが鍋の内部へ挿入セツトされることになるた
め、上記センター軸と一体に鍋の内部を回転する回転攪
拌羽根と、上記固定攪拌羽根との相乗作用によって、連
れ廻りしやすい上記硬練り食材を効率良く、且つ洩れな
く均一に攪拌することができ、良好な練り上げ状態を得
られるのである。
り餡、黄味餡などの硬練り食材用回転攪拌羽根が、鍋の
中心に向かって垂下するセンター軸へ差し込み使用され
るようになっており、その際には固定攪拌羽根も併用さ
れて、これが鍋の内部へ挿入セツトされることになるた
め、上記センター軸と一体に鍋の内部を回転する回転攪
拌羽根と、上記固定攪拌羽根との相乗作用によって、連
れ廻りしやすい上記硬練り食材を効率良く、且つ洩れな
く均一に攪拌することができ、良好な練り上げ状態を得
られるのである。
【0009】又、粒餡やその他の軟練り食材用回転攪拌
羽根は、上記センター軸との平行に垂下する偏心軸へ差
し込み使用されるようになっており、その使用時には軟
練り食材用回転攪拌羽根が鍋の内部において、上記偏心
軸との一体に自転運動すると同時に、上記センター軸の
廻り公転運動も行なうため、その軟練り食材をやはり効
率良く、且つ高品質に練り上げることができ、その際上
記固定攪拌羽根を使用しないので、上記粒餡の粒などを
潰してしまうような心配もない。
羽根は、上記センター軸との平行に垂下する偏心軸へ差
し込み使用されるようになっており、その使用時には軟
練り食材用回転攪拌羽根が鍋の内部において、上記偏心
軸との一体に自転運動すると同時に、上記センター軸の
廻り公転運動も行なうため、その軟練り食材をやはり効
率良く、且つ高品質に練り上げることができ、その際上
記固定攪拌羽根を使用しないので、上記粒餡の粒などを
潰してしまうような心配もない。
【0010】
【実施例】以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳
述すると、図1〜4はその煮練り攪拌機の概略全体を示
しており、(11)は作業床に据付け固定された釜又は
火床、(12)はその据付高さの調整スタンド、(1
3)は釜(11)に受け持ちセツトされたボール鍋であ
り、その直下位置からガスバーナー(14)によって加
熱されるようになっている。(15)はその釜(11)
の正面に設けられた点検窓、(16)は同じく背後に連
通配管された排煙筒である。
述すると、図1〜4はその煮練り攪拌機の概略全体を示
しており、(11)は作業床に据付け固定された釜又は
火床、(12)はその据付高さの調整スタンド、(1
3)は釜(11)に受け持ちセツトされたボール鍋であ
り、その直下位置からガスバーナー(14)によって加
熱されるようになっている。(15)はその釜(11)
の正面に設けられた点検窓、(16)は同じく背後に連
通配管された排煙筒である。
【0011】つまり、図例では直火釜固定式を示してい
るが、上記釜(11)を据付スタンドへ水平軸線廻りの
起伏操作自在に枢支させて、その鍋(13)と一緒に転
倒させることができるように定めても良い。その際に
は、排煙筒(16)の設置も省略することができる。
又、鍋(13)の底面をスチームジヤケツトにより包囲
して、上記ガスに代る蒸気を加熱源として、その鍋(1
3)を加熱するように定めてもさしつかえない。
るが、上記釜(11)を据付スタンドへ水平軸線廻りの
起伏操作自在に枢支させて、その鍋(13)と一緒に転
倒させることができるように定めても良い。その際に
は、排煙筒(16)の設置も省略することができる。
又、鍋(13)の底面をスチームジヤケツトにより包囲
して、上記ガスに代る蒸気を加熱源として、その鍋(1
3)を加熱するように定めてもさしつかえない。
【0012】(17)は上記鍋(13)の周辺から鍋
(13)の位置よりも背高く立設された支柱、(18)
はその支柱(17)に受け持ち固定された伝動ケースで
あり、その先端部が上記鍋(13)の直上位置まで内向
きに派出する全体的なほぼ倒立L字型として形作られて
いる。そして、その内部には図5〜9から明白な通り、
固定フレーム(19)を介して駆動モーター(20)
と、その減速機(21)とが並列状態に支架されてい
る。
(13)の位置よりも背高く立設された支柱、(18)
はその支柱(17)に受け持ち固定された伝動ケースで
あり、その先端部が上記鍋(13)の直上位置まで内向
きに派出する全体的なほぼ倒立L字型として形作られて
いる。そして、その内部には図5〜9から明白な通り、
固定フレーム(19)を介して駆動モーター(20)
と、その減速機(21)とが並列状態に支架されてい
る。
【0013】(22)は上記減速機(21)から垂立す
る出力軸、(23)はこれに嵌め付け一体化された径小
な駆動スプロケツト、(24)は伝動ベルト(図示省
略)の変速ハンドルであり、伝動ケース(18)の外部
から人為的に操作できるようになっている。尚、伝動ケ
ース(18)の上面や側面が開放されていること、図5
〜7から示唆される通りである。
る出力軸、(23)はこれに嵌め付け一体化された径小
な駆動スプロケツト、(24)は伝動ベルト(図示省
略)の変速ハンドルであり、伝動ケース(18)の外部
から人為的に操作できるようになっている。尚、伝動ケ
ース(18)の上面や側面が開放されていること、図5
〜7から示唆される通りである。
【0014】他方、上記伝動ケース(18)の先端部か
らは、センター軸(25)が鍋(13)の中心に向かっ
て垂下されていると共に、そのセンター軸(25)の上
端部には径大な従動スプロケツト(26)が嵌め付け一
体化されている。(27)はその従動スプロケツト(2
6)と上記駆動スプロケツト(23)との相互間に捲き
掛けられた伝動チエンであり、そのためセンター軸(2
5)は上記駆動モーター(20)によって回転駆動され
ることとなる。
らは、センター軸(25)が鍋(13)の中心に向かっ
て垂下されていると共に、そのセンター軸(25)の上
端部には径大な従動スプロケツト(26)が嵌め付け一
体化されている。(27)はその従動スプロケツト(2
6)と上記駆動スプロケツト(23)との相互間に捲き
掛けられた伝動チエンであり、そのためセンター軸(2
5)は上記駆動モーター(20)によって回転駆動され
ることとなる。
【0015】(28)はセンター軸(25)のほぼ上半
部を抱持するベアリングケースであって、伝動ケース
(18)の下面へボルト(29)により固定一体化され
ている。(30)はそのボルト(29)による固定力を
昂めるため、伝動ケース(18)の内部に重合された補
強プレート、(31)(32)はベアリングケース(2
8)の上端部と下端部に挿入された複数のボールベアリ
ングであり、上記センター軸(25)を回転自在に支持
していること、言うまでもない。(33)は同じくセン
ター軸(25)のスラストベアリングである。
部を抱持するベアリングケースであって、伝動ケース
(18)の下面へボルト(29)により固定一体化され
ている。(30)はそのボルト(29)による固定力を
昂めるため、伝動ケース(18)の内部に重合された補
強プレート、(31)(32)はベアリングケース(2
8)の上端部と下端部に挿入された複数のボールベアリ
ングであり、上記センター軸(25)を回転自在に支持
していること、言うまでもない。(33)は同じくセン
ター軸(25)のスラストベアリングである。
【0016】(34)はテンシヨンスプロケツト用取付
ステーであって、その基端部がボルト(35)により上
記補強プレート(30)へ枢支されている一方、同じく
先端部にボルト(36)を介して、上記伝動チエン(2
7)のテンシヨンスプロケツト(37)が遊転自在に軸
支されている。しかも、重合する取付ステー(34)と
補強プレート(30)との双方には、調整長孔(38)
(39)の一対が交叉する関係状態に開口形成されてい
るため、上記枢支ボルト(35)の廻りに取付ステー
(34)を振り動かして、その両調整長孔(38)(3
9)に調整ボルト(40)を貫通させることにより、上
記伝動チエン(27)を適度の緊張状態に調整操作する
ことができる。(41)はその調整ボルト(40)の固
定ナツトである。
ステーであって、その基端部がボルト(35)により上
記補強プレート(30)へ枢支されている一方、同じく
先端部にボルト(36)を介して、上記伝動チエン(2
7)のテンシヨンスプロケツト(37)が遊転自在に軸
支されている。しかも、重合する取付ステー(34)と
補強プレート(30)との双方には、調整長孔(38)
(39)の一対が交叉する関係状態に開口形成されてい
るため、上記枢支ボルト(35)の廻りに取付ステー
(34)を振り動かして、その両調整長孔(38)(3
9)に調整ボルト(40)を貫通させることにより、上
記伝動チエン(27)を適度の緊張状態に調整操作する
ことができる。(41)はその調整ボルト(40)の固
定ナツトである。
【0017】更に、(42)は上記ベアリングケース
(28)の中途高さ位置へ、キー(43)を介して嵌め
付け固定された径大な太陽ギヤ、(44)はその太陽ギ
ヤ(42)と噛合回転する径小な遊星ギヤであり、これ
からは上記センター軸(25)と平行な偏心軸(45)
が連続一体に垂下されている。その遊星ギヤ(44)が
偏心軸(45)の上端部に付属しているのである。
(28)の中途高さ位置へ、キー(43)を介して嵌め
付け固定された径大な太陽ギヤ、(44)はその太陽ギ
ヤ(42)と噛合回転する径小な遊星ギヤであり、これ
からは上記センター軸(25)と平行な偏心軸(45)
が連続一体に垂下されている。その遊星ギヤ(44)が
偏心軸(45)の上端部に付属しているのである。
【0018】つまり、上記センター軸(25)が言わば
太陽軸として、その偏心軸(45)がこれと一定量
(w)だけ偏心する遊星軸として、各々機能するように
なっているわけである。その場合、センター軸(25)
と偏心軸(45)は図8から示唆されるように、同等の
太さを有しているが、センター軸(25)よりも偏心軸
(45)の方が低く垂下する関係状態として、その相互
間に一定の高低段差(h)も与えられている。(46)
(47)はそのセンター軸(25)並びに偏心軸(4
5)の下端部から、各々横向き一体的に突設されたキー
凸子である。
太陽軸として、その偏心軸(45)がこれと一定量
(w)だけ偏心する遊星軸として、各々機能するように
なっているわけである。その場合、センター軸(25)
と偏心軸(45)は図8から示唆されるように、同等の
太さを有しているが、センター軸(25)よりも偏心軸
(45)の方が低く垂下する関係状態として、その相互
間に一定の高低段差(h)も与えられている。(46)
(47)はそのセンター軸(25)並びに偏心軸(4
5)の下端部から、各々横向き一体的に突設されたキー
凸子である。
【0019】(48)は偏心軸(45)のベアリングケ
ースであり、その上端部と下端部に挿入された複数のボ
ールベアリング(49)(50)によって、偏心軸(4
5)を回転自在に支承しているが、そのベアリングケー
ス(48)の一部は上記センター軸(25)のベアリン
グケース(28)を下方から包囲する張り出しケース部
(48a)として、連続一体に径大化されている。
ースであり、その上端部と下端部に挿入された複数のボ
ールベアリング(49)(50)によって、偏心軸(4
5)を回転自在に支承しているが、そのベアリングケー
ス(48)の一部は上記センター軸(25)のベアリン
グケース(28)を下方から包囲する張り出しケース部
(48a)として、連続一体に径大化されている。
【0020】(51)はその張り出しケース部(48
a)も含むベアリングケース(48)と対応する径大な
カバーケースであり、偏心軸(45)の上端部に付属す
る遊星ギヤ(44)と、上記太陽ギヤ(42)を上方か
ら被覆する位置関係として、その偏心軸(45)のベア
リングケース(48)と図外のボルトにより組付け一体
化されている。
a)も含むベアリングケース(48)と対応する径大な
カバーケースであり、偏心軸(45)の上端部に付属す
る遊星ギヤ(44)と、上記太陽ギヤ(42)を上方か
ら被覆する位置関係として、その偏心軸(45)のベア
リングケース(48)と図外のボルトにより組付け一体
化されている。
【0021】そして、上記偏心軸(45)におけるベア
リングケース(48)の張り出しケース部(48a)
と、これを貫通するセンター軸(25)の中途部とが、
キー(52)を介して嵌合されており、そのためセンタ
ー軸(25)の回転に連れて、その廻りに偏心軸(4
5)のベアリングケース(48)と上記カバーケース
(51)が、図9のように公転運動することになる。
(53)はセンター軸(25)のベアリングケース(2
8)と上記カバーケース(51)との嵌合部に設置され
たボールベアリングである。
リングケース(48)の張り出しケース部(48a)
と、これを貫通するセンター軸(25)の中途部とが、
キー(52)を介して嵌合されており、そのためセンタ
ー軸(25)の回転に連れて、その廻りに偏心軸(4
5)のベアリングケース(48)と上記カバーケース
(51)が、図9のように公転運動することになる。
(53)はセンター軸(25)のベアリングケース(2
8)と上記カバーケース(51)との嵌合部に設置され
たボールベアリングである。
【0022】又、偏心軸(45)の上端部に付属する上
記遊星ギヤ(44)と、センター軸(25)のベアリン
グケース(28)に嵌め付け固定された太陽ギヤ(4
2)とは、互いに噛合しているため、上記のように偏心
軸(45)がセンター軸(25)の廻りに公転運動する
や、これとの一体に偏心軸(45)が自転運動も行なう
ことになる。
記遊星ギヤ(44)と、センター軸(25)のベアリン
グケース(28)に嵌め付け固定された太陽ギヤ(4
2)とは、互いに噛合しているため、上記のように偏心
軸(45)がセンター軸(25)の廻りに公転運動する
や、これとの一体に偏心軸(45)が自転運動も行なう
ことになる。
【0023】この点、図例では偏心軸(45)の自転す
る方向性を、その公転する方向性との逆に設定している
が、偏心軸(45)が自転運動すると同時に、センター
軸(25)の廻りに公転運動も行なえる限り、例えばそ
の上端部に付属する遊星ギヤ(44)と、上記太陽ギヤ
(42)との相互間へ図外のアイドルギヤを介在させる
ことによって、その偏心軸(45)の自転する方向性と
公転する方向性とを同一に設定しても良い。
る方向性を、その公転する方向性との逆に設定している
が、偏心軸(45)が自転運動すると同時に、センター
軸(25)の廻りに公転運動も行なえる限り、例えばそ
の上端部に付属する遊星ギヤ(44)と、上記太陽ギヤ
(42)との相互間へ図外のアイドルギヤを介在させる
ことによって、その偏心軸(45)の自転する方向性と
公転する方向性とを同一に設定しても良い。
【0024】(54)は偏心軸(45)のベアリングケ
ース(48)を下方から施蓋するように、その偏心軸
(45)に固定されたエンドキヤツプ、(55)はセン
ター軸(25)に下方から螺合締結されたロツクナツ
ト、(56)はオイルシール、(57)はグリース注入
孔、(58)は偏心軸(45)のオイレスメタルを示し
ている。
ース(48)を下方から施蓋するように、その偏心軸
(45)に固定されたエンドキヤツプ、(55)はセン
ター軸(25)に下方から螺合締結されたロツクナツ
ト、(56)はオイルシール、(57)はグリース注入
孔、(58)は偏心軸(45)のオイレスメタルを示し
ている。
【0025】次に、図10〜13は上記センター軸(2
5)へ下方から抜き差し自在に差し込み使用される硬練
り食材用回転攪拌羽根(A)を示しており、これは伸縮
するハンガー支柱(59)と、その下端部に枢着された
揺動羽根片(60)とから、正面視の全体的な錨型を呈
している。
5)へ下方から抜き差し自在に差し込み使用される硬練
り食材用回転攪拌羽根(A)を示しており、これは伸縮
するハンガー支柱(59)と、その下端部に枢着された
揺動羽根片(60)とから、正面視の全体的な錨型を呈
している。
【0026】即ち、その硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)の揺動羽根片(60)は1本の木材から正面視の
一文字型に、且つ上記鍋(13)の底面全体にフイツト
する正面視の弓形に造形されており、その鍋(13)の
開口径とほぼ等しい大きな回転直径(d1)を備えてい
る。しかも、垂直断面のほぼ直角三角形をなし、その回
転進行方向(F1)の前面が食材の掬い上げ傾斜面(6
0a)として設定されている。
(A)の揺動羽根片(60)は1本の木材から正面視の
一文字型に、且つ上記鍋(13)の底面全体にフイツト
する正面視の弓形に造形されており、その鍋(13)の
開口径とほぼ等しい大きな回転直径(d1)を備えてい
る。しかも、垂直断面のほぼ直角三角形をなし、その回
転進行方向(F1)の前面が食材の掬い上げ傾斜面(6
0a)として設定されている。
【0027】又、その揺動羽根片(60)のハンガー支
柱(59)は上端部にキー溝(61)を備えた差し込み
芯軸(62)と、これに套嵌された鞘軸(63)との2
重構造をなしており、その内部に封入された圧縮コイル
バネ(64)によって、上記揺動羽根片(60)を常に
鍋(13)の底面へ弾圧する如く、その伸張方向への付
勢力が与えられている。(65)はその芯軸(62)と
鞘軸(63)に貫通された抜け止めピン、(66)はそ
のピン受け入れ長孔であり、鞘軸(63)の上下方向に
沿って細長く開口されているため、その鞘軸(63)が
芯軸(62)に対して、自由自在に昇降作用すること言
うまでもない。
柱(59)は上端部にキー溝(61)を備えた差し込み
芯軸(62)と、これに套嵌された鞘軸(63)との2
重構造をなしており、その内部に封入された圧縮コイル
バネ(64)によって、上記揺動羽根片(60)を常に
鍋(13)の底面へ弾圧する如く、その伸張方向への付
勢力が与えられている。(65)はその芯軸(62)と
鞘軸(63)に貫通された抜け止めピン、(66)はそ
のピン受け入れ長孔であり、鞘軸(63)の上下方向に
沿って細長く開口されているため、その鞘軸(63)が
芯軸(62)に対して、自由自在に昇降作用すること言
うまでもない。
【0028】(67)は上記芯軸(62)に嵌め付け固
定された手掛け環であり、上記センター軸(25)から
抜き出し操作する時に手掛け使用される。(68)は揺
動羽根片(60)の中央部に固定された連結ブラケツト
であり、これと上記鞘軸(63)の下端部とが枢支ピン
(69)を介して連結されているため、その枢支ピン
(69)を中心として、揺動羽根片(60)が自由自在
に振れ動く。(70)は揺動羽根片(60)と連結ブラ
ケツト(68)との固定ボルトである。
定された手掛け環であり、上記センター軸(25)から
抜き出し操作する時に手掛け使用される。(68)は揺
動羽根片(60)の中央部に固定された連結ブラケツト
であり、これと上記鞘軸(63)の下端部とが枢支ピン
(69)を介して連結されているため、その枢支ピン
(69)を中心として、揺動羽根片(60)が自由自在
に振れ動く。(70)は揺動羽根片(60)と連結ブラ
ケツト(68)との固定ボルトである。
【0029】他方、(B)は上記偏心軸(45)へやは
り下方から抜き差し自在に差し込み使用される軟練り食
材用回転攪拌羽根であって、図14〜17に抽出する通
り、これも伸縮するハンガー支柱(590)と、その下
端部に枢着された揺動羽根片(600)とから、正面視
の全体的な錨型を呈しているが、特にその揺動羽根片
(600)のみが上記硬練り食材用回転攪拌羽根(A)
のそれと、次の諸点で相違している。
り下方から抜き差し自在に差し込み使用される軟練り食
材用回転攪拌羽根であって、図14〜17に抽出する通
り、これも伸縮するハンガー支柱(590)と、その下
端部に枢着された揺動羽根片(600)とから、正面視
の全体的な錨型を呈しているが、特にその揺動羽根片
(600)のみが上記硬練り食材用回転攪拌羽根(A)
のそれと、次の諸点で相違している。
【0030】つまり、軟練り食材用回転攪拌羽根(B)
の揺動羽根片(600)も木材から成るが、その2枚1
組として平面視のほぼ一文字型に並列されており、その
1組に共通する連結ブラケツト(680)を介して、ハ
ンガー支柱(590)における就中鞘軸(630)の下
端部へ、振れ動きの自由に枢着されている。
の揺動羽根片(600)も木材から成るが、その2枚1
組として平面視のほぼ一文字型に並列されており、その
1組に共通する連結ブラケツト(680)を介して、ハ
ンガー支柱(590)における就中鞘軸(630)の下
端部へ、振れ動きの自由に枢着されている。
【0031】又、上記2枚1組の揺動羽根片(600)
は互いに交叉する傾斜姿勢状態にあり、その回転進行方
向(F2)の前面が食材の押し下げ傾斜面(600b)
として設定されている。しかも、その揺動羽根片(60
0)の回転直径(d2)は上記硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)のそれよりも小さく、鍋(13)の底面と局部
的にフイツトし得るようになっている。
は互いに交叉する傾斜姿勢状態にあり、その回転進行方
向(F2)の前面が食材の押し下げ傾斜面(600b)
として設定されている。しかも、その揺動羽根片(60
0)の回転直径(d2)は上記硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)のそれよりも小さく、鍋(13)の底面と局部
的にフイツトし得るようになっている。
【0032】但し、これが上記偏心軸(45)に差し込
み使用されて、その偏心軸(45)との一体に公転運動
する時には、言うまでもなく鍋(13)の底面全体にフ
イツトしつつ、その食材を万遍なく混練作用する。
み使用されて、その偏心軸(45)との一体に公転運動
する時には、言うまでもなく鍋(13)の底面全体にフ
イツトしつつ、その食材を万遍なく混練作用する。
【0033】尚、軟練り食材用回転攪拌羽根(B)にお
けるその他の構成は、上記した硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)と実質的に同一であるため、その図14〜17
に図10〜13との対応符号を記入するにとどめて、そ
の詳細な説明を省略する。
けるその他の構成は、上記した硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)と実質的に同一であるため、その図14〜17
に図10〜13との対応符号を記入するにとどめて、そ
の詳細な説明を省略する。
【0034】更に、(C)(D)は上記硬練り食材用回
転攪拌羽根(A)と併用される2基一対の固定攪拌羽根
であり、その第1固定攪拌羽根(C)が鍋(13)の内
部中心付近へ比較的深く挿入セツトされるに反して、第
2固定攪拌羽根(D)は同じく鍋(13)の内部周辺へ
比較的浅く臨まされるようになっている。しかも、その
一対は一定の間隔(S)を保って、釜(11)の上面へ
各々据付け固定されるようになっている。
転攪拌羽根(A)と併用される2基一対の固定攪拌羽根
であり、その第1固定攪拌羽根(C)が鍋(13)の内
部中心付近へ比較的深く挿入セツトされるに反して、第
2固定攪拌羽根(D)は同じく鍋(13)の内部周辺へ
比較的浅く臨まされるようになっている。しかも、その
一対は一定の間隔(S)を保って、釜(11)の上面へ
各々据付け固定されるようになっている。
【0035】即ち、その第1固定攪拌羽根(C)は図1
8〜20に抽出するように、上記釜(11)の上面に固
定設置される据付スタンド(71)と、その据付スタン
ド(71)の上端部へ枢支ピン(72)を介して、起伏
的な回動操作自在に結合された比較的長い支持アーム
(73)と、その支持アーム(73)の先端部へ連結ブ
ラケツト(74)を介して、吊り下げ状態に固定された
切り返し抵抗片(75)とから成り、その抵抗片(7
5)の誘導傾斜面(75a)によって、上記回転攪拌羽
根(A)により掻き廻されてくる食材を一旦受け止めつ
つ、鍋(13)の底面に向かって押し下げると同時に、
鍋(13)の周辺方向へ誘導作用する。
8〜20に抽出するように、上記釜(11)の上面に固
定設置される据付スタンド(71)と、その据付スタン
ド(71)の上端部へ枢支ピン(72)を介して、起伏
的な回動操作自在に結合された比較的長い支持アーム
(73)と、その支持アーム(73)の先端部へ連結ブ
ラケツト(74)を介して、吊り下げ状態に固定された
切り返し抵抗片(75)とから成り、その抵抗片(7
5)の誘導傾斜面(75a)によって、上記回転攪拌羽
根(A)により掻き廻されてくる食材を一旦受け止めつ
つ、鍋(13)の底面に向かって押し下げると同時に、
鍋(13)の周辺方向へ誘導作用する。
【0036】他方、上記第2固定攪拌羽根(D)は図2
1〜23に抽出するように、やはり釜(11)の上面に
固定設置される据付スタンド(710)と、その据付ス
タンド(710)の上端部へ枢支ピン(720)を介し
て、起伏的な回動操作自在に結合された比較的短かい支
持アーム(730)と、その支持アーム(730)の先
端部へ連結ブラケツト(740)を介して、吊り下げ状
態に固定された切り返し抵抗片(750)とから成り、
その抵抗片(750)の誘導傾斜面(750a)によっ
て、上記食材を一旦受け止めつつ、やはり鍋(13)の
底面に向かって押し下げると同時に、鍋(13)の中心
方向へ誘導作用する。
1〜23に抽出するように、やはり釜(11)の上面に
固定設置される据付スタンド(710)と、その据付ス
タンド(710)の上端部へ枢支ピン(720)を介し
て、起伏的な回動操作自在に結合された比較的短かい支
持アーム(730)と、その支持アーム(730)の先
端部へ連結ブラケツト(740)を介して、吊り下げ状
態に固定された切り返し抵抗片(750)とから成り、
その抵抗片(750)の誘導傾斜面(750a)によっ
て、上記食材を一旦受け止めつつ、やはり鍋(13)の
底面に向かって押し下げると同時に、鍋(13)の中心
方向へ誘導作用する。
【0037】図18〜23から示唆されるように、上記
第1、2固定攪拌羽根(C)(D)は硬質な合成樹脂の
成形品であって、その下面が上記硬練り食材用回転攪拌
羽根(A)と対応する弯曲形状に造形されており、その
回転攪拌羽根(A)との僅少な間隙を保つように臨まさ
れている。
第1、2固定攪拌羽根(C)(D)は硬質な合成樹脂の
成形品であって、その下面が上記硬練り食材用回転攪拌
羽根(A)と対応する弯曲形状に造形されており、その
回転攪拌羽根(A)との僅少な間隙を保つように臨まさ
れている。
【0038】又、何れの固定攪拌羽根(C)(D)も不
使用時には、その支持フレーム(73)(730)を枢
支ピン(72)(720)の廻りに起し上げて、鍋(1
3)からの退避状態に維持することができる。(76
0)は第2固定攪拌羽根(D)の支持アーム(730)
を据付スタンド(710)へ、上記枢支ピン(720)
と相俟って2点支持状態に保つ固定ピンであり、その支
持アーム(730)を起し上げる時には抜き出されるこ
ととなる。
使用時には、その支持フレーム(73)(730)を枢
支ピン(72)(720)の廻りに起し上げて、鍋(1
3)からの退避状態に維持することができる。(76
0)は第2固定攪拌羽根(D)の支持アーム(730)
を据付スタンド(710)へ、上記枢支ピン(720)
と相俟って2点支持状態に保つ固定ピンであり、その支
持アーム(730)を起し上げる時には抜き出されるこ
ととなる。
【0039】上記の構成において、例えば黄味餡や火取
り餡、練り切り餡などの硬練り食材を煮練り攪拌するに
当っては、図1〜3のように、上記センター軸(25)
へ下方から硬練り食材用回転攪拌羽根(A)を差し込み
使用すると共に、上記第1、2固定攪拌羽根(C)
(D)を鍋(13)への挿入セツト状態として併用す
る。
り餡、練り切り餡などの硬練り食材を煮練り攪拌するに
当っては、図1〜3のように、上記センター軸(25)
へ下方から硬練り食材用回転攪拌羽根(A)を差し込み
使用すると共に、上記第1、2固定攪拌羽根(C)
(D)を鍋(13)への挿入セツト状態として併用す
る。
【0040】そして、その鍋(13)に入れられた上記
食材を加熱し乍ら、上記センター軸(25)をその駆動
モーター(20)により回転させれば、これとの一体に
回転攪拌羽根(A)も、図3の矢印(F1)で示す方向
に回転して、その揺動羽根片(60)により食材が掻き
廻し混練されると共に、第1、2固定攪拌羽根(C)
(D)の切り返し抵抗片(75)(750)により受け
止め状態に切り返され、再度羽根片(60)の混練作用
を受けるべく、押し下げ誘導されることとなり、その食
材の全体として効率良く均一に混練されるのである。
食材を加熱し乍ら、上記センター軸(25)をその駆動
モーター(20)により回転させれば、これとの一体に
回転攪拌羽根(A)も、図3の矢印(F1)で示す方向
に回転して、その揺動羽根片(60)により食材が掻き
廻し混練されると共に、第1、2固定攪拌羽根(C)
(D)の切り返し抵抗片(75)(750)により受け
止め状態に切り返され、再度羽根片(60)の混練作用
を受けるべく、押し下げ誘導されることとなり、その食
材の全体として効率良く均一に混練されるのである。
【0041】その場合、上記硬練り食材は硬くなるに従
って流動し難く、又加熱される程鍋(13)の底面に密
着し難くなり、上記回転攪拌羽根(A)と一緒に連れ廻
るおそれがあるが、このことはその回転攪拌羽根(A)
と併用の第1、2固定攪拌羽根(C)(D)によって、
確実に防止されることとなる。
って流動し難く、又加熱される程鍋(13)の底面に密
着し難くなり、上記回転攪拌羽根(A)と一緒に連れ廻
るおそれがあるが、このことはその回転攪拌羽根(A)
と併用の第1、2固定攪拌羽根(C)(D)によって、
確実に防止されることとなる。
【0042】他方、粒餡やその他の軟練り食材を煮練り
攪拌する場合には、上記硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)をセンター軸(25)から抜き取り、これとの択
一的に軟練り食材用回転攪拌羽根(B)を、図4のよう
に上記偏心軸(45)へ下方から差し込み使用すると共
に、上記第1、2固定攪拌羽根(C)(D)はこれらを
鍋(13)から退避させるべく、その支持アーム(7
3)(730)を枢支ピン(72)(720)の廻りに
起し上げておく。もっとも図4から示唆される通り、そ
の固定攪拌羽根(C)(D)を釜(11)の上面から完
全に取りはずしても良い。
攪拌する場合には、上記硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)をセンター軸(25)から抜き取り、これとの択
一的に軟練り食材用回転攪拌羽根(B)を、図4のよう
に上記偏心軸(45)へ下方から差し込み使用すると共
に、上記第1、2固定攪拌羽根(C)(D)はこれらを
鍋(13)から退避させるべく、その支持アーム(7
3)(730)を枢支ピン(72)(720)の廻りに
起し上げておく。もっとも図4から示唆される通り、そ
の固定攪拌羽根(C)(D)を釜(11)の上面から完
全に取りはずしても良い。
【0043】そして、上記と同じくセンター軸(25)
を駆動モーター(20)により回転駆動すれば、そのセ
ンター軸(25)の廻りに偏心軸(45)とこれから垂
下する軟練り食材用回転攪拌羽根(B)が、公転運動す
ると同時に自転運動も行なうこととなり、その回転攪拌
羽根(B)の揺動羽根片(600)により鍋(13)内
の食材を、やはり全体として万遍なく高効率に混練する
ことができる。
を駆動モーター(20)により回転駆動すれば、そのセ
ンター軸(25)の廻りに偏心軸(45)とこれから垂
下する軟練り食材用回転攪拌羽根(B)が、公転運動す
ると同時に自転運動も行なうこととなり、その回転攪拌
羽根(B)の揺動羽根片(600)により鍋(13)内
の食材を、やはり全体として万遍なく高効率に混練する
ことができる。
【0044】その際、上記第1、2固定攪拌羽根(C)
(D)は不使用状態にあるため、その粒餡の粒などを潰
してしまうようなおそれもなく、高品質の練り上げ状態
を得ることができる。
(D)は不使用状態にあるため、その粒餡の粒などを潰
してしまうようなおそれもなく、高品質の練り上げ状態
を得ることができる。
【0045】又、上記硬軟何れの食材を煮練り攪拌する
場合にあっても、回転攪拌羽根(A)(B)のハンガー
支柱(59)(590)は、その内部に封入された圧縮
コイルバネ(64)(640)により、鍋(13)の底
面に弾圧する伸張状態に保たれているため、その食材の
混練漏れによる鍋(13)への焦げ付きや変質などを起
さず、仮令鍋(13)の底面が高精度に加工されていな
くても、これとのシヨツクを自づと吸収でき、上記羽根
片(60)(600)がハンガー支柱(59)(59
0)へ揺動自在に枢支されていることとも相俟って、常
に鍋(13)の底面へ効果的にフイツトさせ得るのであ
る。
場合にあっても、回転攪拌羽根(A)(B)のハンガー
支柱(59)(590)は、その内部に封入された圧縮
コイルバネ(64)(640)により、鍋(13)の底
面に弾圧する伸張状態に保たれているため、その食材の
混練漏れによる鍋(13)への焦げ付きや変質などを起
さず、仮令鍋(13)の底面が高精度に加工されていな
くても、これとのシヨツクを自づと吸収でき、上記羽根
片(60)(600)がハンガー支柱(59)(59
0)へ揺動自在に枢支されていることとも相俟って、常
に鍋(13)の底面へ効果的にフイツトさせ得るのであ
る。
【0046】更に、上記硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)と軟練り食材用回転攪拌羽根(B)とを択一し
て、そのセンター軸(25)や偏心軸(45)へ抜き差
し自在に差し込み操作する場合にも、その各個のハンガ
ー支柱(59)(590)内には圧縮コイルバネ(6
4)(640)が封入されているため、その芯軸(6
2)(620)の上端部をセンター軸(25)又は偏心
軸(45)の下端部へただ単に差し込み、そのキー溝
(61)(610)とキー凸子(46)(47)とを嵌
合させれば足り、その余に抜け止め用の部品を要しな
い。上記圧縮コイルバネ(64)(640)の伸張力に
より、回転攪拌羽根(A)(B)の揺動羽根片(60)
(600)が鍋(13)の底面へ、弾圧状態に突っ張り
支持されるからである。
(A)と軟練り食材用回転攪拌羽根(B)とを択一し
て、そのセンター軸(25)や偏心軸(45)へ抜き差
し自在に差し込み操作する場合にも、その各個のハンガ
ー支柱(59)(590)内には圧縮コイルバネ(6
4)(640)が封入されているため、その芯軸(6
2)(620)の上端部をセンター軸(25)又は偏心
軸(45)の下端部へただ単に差し込み、そのキー溝
(61)(610)とキー凸子(46)(47)とを嵌
合させれば足り、その余に抜け止め用の部品を要しな
い。上記圧縮コイルバネ(64)(640)の伸張力に
より、回転攪拌羽根(A)(B)の揺動羽根片(60)
(600)が鍋(13)の底面へ、弾圧状態に突っ張り
支持されるからである。
【0047】上記センター軸(25)と偏心軸(45)
との相互間に一定の高低段差(h)が与えられているこ
とは、上記2種の回転攪拌羽根(A)(B)を誤って差
し込み使用することの防止に役立ち、その使い分け上の
作業性にも優れる。尚、図示の実施例では和菓子原料の
餡を食材として説明したが、チヨコレートやジヤム、カ
レールー、その他の食材を加熱し乍ら練り上げる用途に
ついても、本考案を広く適用実施することができること
勿論である。
との相互間に一定の高低段差(h)が与えられているこ
とは、上記2種の回転攪拌羽根(A)(B)を誤って差
し込み使用することの防止に役立ち、その使い分け上の
作業性にも優れる。尚、図示の実施例では和菓子原料の
餡を食材として説明したが、チヨコレートやジヤム、カ
レールー、その他の食材を加熱し乍ら練り上げる用途に
ついても、本考案を広く適用実施することができること
勿論である。
【0048】
【考案の効果】以上のように、本考案の煮練り攪拌機で
はその構成上、鍋(13)を加熱する釜(11)の周辺
から立設した支柱(17)によって、その鍋(13)の
直上位置まで内向きに派出する伝動ケース(18)を受
け持ち、その伝動ケース(18)に駆動モーター(2
0)を内蔵させると共に、上記伝動ケース(18)の先
端部から鍋(13)の中心に向かって垂下するセンター
軸(25)と、そのセンター軸(25)との平行に垂下
する偏心軸(45)とを並列設置して、上記駆動モータ
ー(20)によりセンター軸(25)を回転させた時、
そのセンター軸(25)の廻りに偏心軸(45)が公転
すると同時に自転するように伝動連結する一方、
はその構成上、鍋(13)を加熱する釜(11)の周辺
から立設した支柱(17)によって、その鍋(13)の
直上位置まで内向きに派出する伝動ケース(18)を受
け持ち、その伝動ケース(18)に駆動モーター(2
0)を内蔵させると共に、上記伝動ケース(18)の先
端部から鍋(13)の中心に向かって垂下するセンター
軸(25)と、そのセンター軸(25)との平行に垂下
する偏心軸(45)とを並列設置して、上記駆動モータ
ー(20)によりセンター軸(25)を回転させた時、
そのセンター軸(25)の廻りに偏心軸(45)が公転
すると同時に自転するように伝動連結する一方、
【0049】上記センター軸(25)へ下方から抜き差
し自在に差し込み使用される硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)と、その回転攪拌羽根(A)との併用的に、鍋
(13)の内部へ挿入セツトされる固定攪拌羽根(C)
(D)と、上記偏心軸(45)へ同じく下方から抜き差
し自在に差し込み使用される軟練り食材用回転攪拌羽根
(B)とを準備して、
し自在に差し込み使用される硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)と、その回転攪拌羽根(A)との併用的に、鍋
(13)の内部へ挿入セツトされる固定攪拌羽根(C)
(D)と、上記偏心軸(45)へ同じく下方から抜き差
し自在に差し込み使用される軟練り食材用回転攪拌羽根
(B)とを準備して、
【0050】上記回転攪拌羽根(A)(B)の2種を択
一的に使い分けると共に、その硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)を上記センター軸(25)へ差し込み使用する
時にのみ、上記固定攪拌羽根(C)(D)を鍋(13)
の内部へ挿入セツトするように定めてあるため、冒頭に
述べた従来技術の課題を確実に改良することができ、そ
の必要構成としても簡素で足りる効果がある。
一的に使い分けると共に、その硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)を上記センター軸(25)へ差し込み使用する
時にのみ、上記固定攪拌羽根(C)(D)を鍋(13)
の内部へ挿入セツトするように定めてあるため、冒頭に
述べた従来技術の課題を確実に改良することができ、そ
の必要構成としても簡素で足りる効果がある。
【0051】即ち、本考案の上記構成によれば、火取り
餡や練り切り餡、黄味餡などの硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)が、鍋(13)の中心に向かって垂下するセン
ター軸(25)へ差し込み使用されるようになってお
り、その際には固定攪拌羽根(C)(D)も併用され
て、これが鍋(13)の内部へ挿入セツトされることに
なるため、上記センター軸(25)と一体に鍋(13)
の内部を回転する回転攪拌羽根(A)と、上記固定攪拌
羽根(C)(D)との相乗作用によって、連れ廻りしや
すい上記硬練り食材を効率良く、且つ洩れなく均一に攪
拌することができ、良好な練り上げ状態を得られるので
ある。
餡や練り切り餡、黄味餡などの硬練り食材用回転攪拌羽
根(A)が、鍋(13)の中心に向かって垂下するセン
ター軸(25)へ差し込み使用されるようになってお
り、その際には固定攪拌羽根(C)(D)も併用され
て、これが鍋(13)の内部へ挿入セツトされることに
なるため、上記センター軸(25)と一体に鍋(13)
の内部を回転する回転攪拌羽根(A)と、上記固定攪拌
羽根(C)(D)との相乗作用によって、連れ廻りしや
すい上記硬練り食材を効率良く、且つ洩れなく均一に攪
拌することができ、良好な練り上げ状態を得られるので
ある。
【0052】又、粒餡やその他の軟練り食材用回転攪拌
羽根(B)は、上記センター軸(25)との平行に垂下
する偏心軸(45)へ差し込み使用されるようになって
おり、その使用時には軟練り食材用回転攪拌羽根(B)
が鍋(13)の内部において、上記偏心軸(45)との
一体に自転運動すると同時に、上記センター軸(25)
の廻り公転運動も行なうため、その軟練り食材をやはり
効率良く、且つ高品質に練り上げることができ、その際
上記固定攪拌羽根(C)(D)を使用しないので、上記
粒餡の粒などを潰してしまうような心配もない。
羽根(B)は、上記センター軸(25)との平行に垂下
する偏心軸(45)へ差し込み使用されるようになって
おり、その使用時には軟練り食材用回転攪拌羽根(B)
が鍋(13)の内部において、上記偏心軸(45)との
一体に自転運動すると同時に、上記センター軸(25)
の廻り公転運動も行なうため、その軟練り食材をやはり
効率良く、且つ高品質に練り上げることができ、その際
上記固定攪拌羽根(C)(D)を使用しないので、上記
粒餡の粒などを潰してしまうような心配もない。
【0053】特に、請求項2の構成を採用するならば、
仮りに鍋(13)の底面が高精度に加工されていなくて
も、又シヨツクを受けることがあっても、これらを自づ
と吸収する如く、回転攪拌羽根(A)(B)が常時鍋
(13)の底面へ効果的にフイツトするため、混練洩れ
を生じたり、鍋(13)への焦げ付きや変質などを生じ
たりするおそれがない。
仮りに鍋(13)の底面が高精度に加工されていなくて
も、又シヨツクを受けることがあっても、これらを自づ
と吸収する如く、回転攪拌羽根(A)(B)が常時鍋
(13)の底面へ効果的にフイツトするため、混練洩れ
を生じたり、鍋(13)への焦げ付きや変質などを生じ
たりするおそれがない。
【0054】又、硬練り食材用回転攪拌羽根(A)は固
定攪拌羽根(C)(D)と併用されるようになっている
ため、その揺動羽根片(60)に硬練り食材の掬い上げ
傾斜面(60a)を形成することにより、その掬い上げ
誘導した食材を、固定攪拌羽根(C)(D)における切
り返し抵抗片(75)(750)の誘導傾斜面(75
a)(750a)によって押し下げる如く、その混練作
用を全体的に効率良く営なませることができる。
定攪拌羽根(C)(D)と併用されるようになっている
ため、その揺動羽根片(60)に硬練り食材の掬い上げ
傾斜面(60a)を形成することにより、その掬い上げ
誘導した食材を、固定攪拌羽根(C)(D)における切
り返し抵抗片(75)(750)の誘導傾斜面(75
a)(750a)によって押し下げる如く、その混練作
用を全体的に効率良く営なませることができる。
【0055】他方、軟練り食材用回転攪拌羽根(B)は
固定攪拌羽根(C)(D)と併用されず、それのみの自
転運動と公転運動により、食材を混練作用するようにな
っているため、その揺動羽根片(600)には上記と逆
な軟練り食材の押し下げ傾斜面(600b)を設けるこ
とによって、食材を鍋(13)の底面に向かって誘導し
つつ、その洩れなく効果的に混練できるのである。
固定攪拌羽根(C)(D)と併用されず、それのみの自
転運動と公転運動により、食材を混練作用するようにな
っているため、その揺動羽根片(600)には上記と逆
な軟練り食材の押し下げ傾斜面(600b)を設けるこ
とによって、食材を鍋(13)の底面に向かって誘導し
つつ、その洩れなく効果的に混練できるのである。
【0056】更に、請求項3の構成によれは、その第1
固定攪拌羽根(C)が鍋(13)の内部中心付近へ深
く、併せて第2固定攪拌羽根(D)が鍋(13)の内部
周辺へ浅く、各々臨む位置関係にあるため、その鍋(1
3)の内部において硬練り食材用回転攪拌羽根(A)
が、言わば単純な回転運動を行なうに過ぎないとして
も、その食材を全体として均一に効率良く混練できるこ
ととなる。
固定攪拌羽根(C)が鍋(13)の内部中心付近へ深
く、併せて第2固定攪拌羽根(D)が鍋(13)の内部
周辺へ浅く、各々臨む位置関係にあるため、その鍋(1
3)の内部において硬練り食材用回転攪拌羽根(A)
が、言わば単純な回転運動を行なうに過ぎないとして
も、その食材を全体として均一に効率良く混練できるこ
ととなる。
【0057】その何れの固定攪拌羽根(C)(D)も、
不使用時には鍋(13)から退避させる如く、起し上げ
ることができるようになっているため、上記軟練り食材
用回転攪拌羽根(B)による混練作業を行なう場合に、
著しく便利である。何れにしても、1台の煮練り攪拌機
を使い分けることができるので、食材の多品種少量生産
的な煮練り作業にとって殊更有益であると言える。
不使用時には鍋(13)から退避させる如く、起し上げ
ることができるようになっているため、上記軟練り食材
用回転攪拌羽根(B)による混練作業を行なう場合に、
著しく便利である。何れにしても、1台の煮練り攪拌機
を使い分けることができるので、食材の多品種少量生産
的な煮練り作業にとって殊更有益であると言える。
【図1】本考案の煮練り攪拌機を、その硬練り食材の煮
練り作業状態として示す全体概略正面図である。
練り作業状態として示す全体概略正面図である。
【図2】図1の一部を破断して示す正面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う部分拡大断面図である。
【図4】図2に対応する軟練り食材の煮練り作業状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図5】図1の一部を抽出して示す拡大断面正面図であ
る。
る。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の右側面図である。
【図8】図6の8−8線に沿う部分断面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】硬練り食材用の回転攪拌羽根を抽出して示す
正面図である。
正面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】図10の13−13線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図14】軟練り食材用の回転攪拌羽根を抽出して示す
正面図である。
正面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】図15の16−16線断面図である。
【図17】図14の17−17線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図18】第1固定攪拌羽根を抽出して示す正面図であ
る。
る。
【図19】図18の右側面図である。
【図20】図18の平面図である。
【図21】第2固定攪拌羽根を抽出して示す正面図であ
る。
る。
【図22】図21の右側面図である。
【図23】図21の平面図である。
(11)・釜 (13)・鍋 (17)・支柱 (18)・伝動ケース (20)・駆動モーター (25)・センター軸 (45)・偏心軸 (59)・ハンガー支柱 (60)・揺動羽根片 (60a)・掬い上げ傾斜面 (64)・圧縮コイルバネ (65)・抜け止めピン (590)・ハンガー支柱 (600)・揺動羽根片 (600b)・押し下げ傾斜面 (640)・圧縮コイルバネ (A)・硬練り食材用回転攪拌羽根 (B)・軟練り食材用回転攪拌羽根 (C)・第1固定攪拌羽根 (D)・第2固定攪拌羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01F 7/00 A 7728−4G
Claims (3)
- 【請求項1】鍋(13)を加熱する釜(11)の周辺か
ら立設した支柱(17)によって、その鍋(13)の直
上位置まで内向きに派出する伝動ケース(18)を受け
持ち、その伝動ケース(18)に駆動モーター(20)
を内蔵させると共に、 上記伝動ケース(18)の先端部から鍋(13)の中心
に向かって垂下するセンター軸(25)と、そのセンタ
ー軸(25)との平行に垂下する偏心軸(45)とを並
列設置して、上記駆動モーター(20)によりセンター
軸(25)を回転させた時、そのセンター軸(25)の
廻りに偏心軸(45)が公転すると同時に自転するよう
に伝動連結する一方、 上記センター軸(25)へ下方から抜き差し自在に差し
込み使用される硬練り食材用回転攪拌羽根(A)と、そ
の回転攪拌羽根(A)との併用的に、鍋(13)の内部
へ挿入セツトされる固定攪拌羽根(C)(D)と、上記
偏心軸(45)へ同じく下方から抜き差し自在に差し込
み使用される軟練り食材用回転攪拌羽根(B)とを準備
して、 上記回転攪拌羽根(A)(B)の2種を択一的に使い分
けると共に、その硬練り食材用回転攪拌羽根(A)を上
記センター軸(25)へ差し込み使用する時にのみ、上
記固定攪拌羽根(C)(D)を鍋(13)の内部へ挿入
セツトするように定めたことを特徴とする食材の煮練り
攪拌機。 - 【請求項2】2種の回転攪拌羽根(A)(B)を何れも
伸縮するハンガー支柱(59)(590)と、そのハン
ガー支柱(59)(590)の下端部へ枢支された揺動
羽根片(60)(600)とから、全体的な錨型に形作
り、 そのハンガー支柱(59)(590)の内部に封入した
圧縮コイルバネ(64)(640)により、上記揺動羽
根片(60)(600)を常時鍋(13)の底面に弾圧
させるべく付勢すると共に、 上記硬練り食材用回転攪拌羽根(A)の揺動羽根片(6
0)にはその硬練り食材の掬い上げ傾斜面(60a)
を、軟練り食材用回転攪拌羽根(B)の揺動羽根片(6
00)にはその軟練り食材の押し下げ傾斜面(600
b)を各々形成したことを特徴とする請求項1記載の食
材の煮練り攪拌機。 - 【請求項3】硬練り食材用回転攪拌羽根(A)と併用さ
れる固定攪拌羽根(C)(D)を、鍋(13)の内部中
心付近へ深く挿入セツトされる第1固定攪拌羽根(C)
と、同じく鍋(13)の内部周辺へ浅く挿入セツトされ
る第2固定攪拌羽根(D)との2基一対として、その一
定間隔(S)を保って釜(11)の上面に据付けると共
に、 その何れも不使用時には、鍋(13)からの退避状態に
起し上げることができるように定めたことを特徴とする
請求項1記載の食材の煮練り攪拌機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993020210U JPH0729957Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 食材の煮練り攪拌機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993020210U JPH0729957Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 食材の煮練り攪拌機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672539U JPH0672539U (ja) | 1994-10-11 |
JPH0729957Y2 true JPH0729957Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=12020808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993020210U Expired - Lifetime JPH0729957Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 食材の煮練り攪拌機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729957Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101480761B1 (ko) * | 2014-04-09 | 2015-01-09 | 홍성훈 | 국솥 교반장치 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100401555B1 (ko) * | 2001-08-07 | 2003-10-17 | 정강철 | 양념통닭 및 소스 혼합장치 |
US6994465B2 (en) * | 2002-03-14 | 2006-02-07 | Stryker Instruments | Mixing assembly for mixing bone cement |
US8920019B2 (en) * | 2009-07-17 | 2014-12-30 | Vita-Mix Corporation | Method and apparatus for making food products |
WO2015156551A1 (ko) * | 2014-04-09 | 2015-10-15 | 홍성훈 | 국솥 교반장치 |
KR101616776B1 (ko) * | 2015-10-23 | 2016-04-29 | 화신주방산업 주식회사 | 뭉침 방지구조를 갖는 조리용 솥 |
CN106724870B (zh) * | 2017-02-28 | 2023-05-23 | 深圳饭来科技有限公司 | 翻拌筋、翻拌机构以及烹饪机器人 |
JP6402872B1 (ja) * | 2017-04-28 | 2018-10-10 | 中井機械工業株式会社 | 粒餡の製造装置とその使用方法 |
JP2018198557A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 株式会社たこ満 | 粉合わせ装置 |
CN115005684A (zh) * | 2021-03-04 | 2022-09-06 | 上海爱餐机器人(集团)有限公司 | 用于炒锅的搅拌叶 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP1993020210U patent/JPH0729957Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101480761B1 (ko) * | 2014-04-09 | 2015-01-09 | 홍성훈 | 국솥 교반장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672539U (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
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