JP2950509B1 - 食材の煮練り攪拌機 - Google Patents

食材の煮練り攪拌機

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JP2950509B1
JP2950509B1 JP27658198A JP27658198A JP2950509B1 JP 2950509 B1 JP2950509 B1 JP 2950509B1 JP 27658198 A JP27658198 A JP 27658198A JP 27658198 A JP27658198 A JP 27658198A JP 2950509 B1 JP2950509 B1 JP 2950509B1
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eccentric shaft
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center
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Abstract

【要約】 【課題】小型回転攪拌羽根の1種のみを使用して、硬軟
変化する各種食材を常時良好な仕上がり状態に煮練り攪
拌できるようにする。 【解決手段】センター軸(34)と偏心軸(56)とを
ギヤ伝動機構(G)によって、そのセンター軸(34)
を回転駆動した時、これの廻りに偏心軸(56)が所定
方向(F)へ低速で公転すると同時に、これとの逆方向
(B)へ高速で自転するように伝動連結する一方、大き
くとも鍋(13)における開口径(D)の約3分の1に
相当する小型羽根板(82)を備えた回転攪拌羽根
(A)を、上記偏心軸(56)の下端部へ一体回転し得
るように、且つその羽根板(82)が鍋(13)におけ
る垂直中心線(O−O)と底面との交点部(P)を指向
することとなる傾斜設置状態に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の餡やクリー
ム、ジャム、チョコレート、ルー、ソース、シチュー、
スープ、その他の食材を加熱し乍ら、ペースト状に練り
上げるための煮練り攪拌機に係り、殊更鍋の開口径に比
してかなり小さな回転攪拌羽根の1種のみを使用しつつ
も、硬軟変化する各種食材を常時均一・良好な練り上げ
状態に、且つ効率良く攪拌できるように改良したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種食材の煮練り攪拌機として、本出
願人は先に実公平7−29957号を提案し、その実施
事業化により相当の成果を収めることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案の構成では食材の硬軟変化に応じた硬練り食材用回転
攪拌羽根(A)と軟練り食材用回転攪拌羽根(B)との
2種や、その硬練り食材用回転攪拌羽根(A)と併用す
る第1、2固定攪拌羽根(C)(D)の2基一対を予じ
め準備する必要があり、これらを使い分けなければなら
ないので、その各種食材の煮練り攪拌作業上未だ大変煩
らわしく、汎用性に劣る。
【0004】しかも、上記硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)が伝動ケース(18)の先端部から鍋(13)の
中心に向かって垂下するセンター軸(25)へ、又軟練
り食材用回転攪拌羽根(B)がそのセンター軸(25)
との平行に垂下する偏心軸(45)へ、何れも下方から
差し込み使用されるようになっているため、その2種の
回転攪拌羽根(A)(B)を鍋(13)における開口径
との比率関係上、相当大きな回転半径(d1)(d2)
を備えた錨型に作成しなければならない。
【0005】殊更、その鍋(13)の開口径とほぼ等し
い大きな回転半径(d1)を備えた硬練り食材用回転攪
拌羽根(A)は、硬練り食材の大きな抵抗を受けるた
め、その揺動羽根片(60)に食材の掬い上げ傾斜面
(60a)を有する高強度な特殊品として作成しなけれ
ばならず、これと併用する別個な第1、2固定攪拌羽根
(C)(D)の切り返し抵抗片(75)(750)によ
って、食材を切り返し混練することも必要となる。
【0006】他方、軟練り食材用回転攪拌羽根(B)の
回転半径(d1)は上記硬練り食材用回転攪拌羽根
(A)のそれに比して小さいと雖も、その2枚1組の揺
動羽根片(600)を互いに交叉する傾斜姿勢状態とし
て、且つこれらに食材の押し下げ傾斜面(600b)を
形成する必要があり、やはり特殊品となる。
【0007】その結果、上記公知考案の場合各種食材の
良好な練り上げ状態を得るための必要構成として、未だ
多くの制約を受ける不利があり、煮練り攪拌機の量産効
果を最大限に発揮させることもできない。
【0008】この点、硬練り餡を食材とする煮練り攪拌
機としては、特公平6−16674号に公知であり、こ
れでは遊星軸(16)が太陽軸(25)と一定角度だけ
交叉する傾斜設置状態にあって、しかもその遊星軸(1
6)の下端部に枢着された攪拌羽根(15)が、遊星歯
車(27)と太陽歯車(26)との噛合を介して、上記
太陽軸(25)の廻りを公転し乍ら自転するようになっ
ている点で、本発明に近似するものと言える。
【0009】ところが、この公知発明の場合攪拌羽根
(15)が釜(1)の開口径に対する半分以上として、
極めて大型に形成されており、しかもその自転方向と公
転方向は同一である。
【0010】これでは、その遊星軸(16)の回転速度
を一定とした場合、硬練り食材(30)が攪拌羽根(1
5)によって、釜(1)の周辺部に沿い押し廻されるだ
けであり、その羽根(15)に付着して連れ廻るおそれ
があるため、原動側楕円形歯車(23)と従動側楕円形
歯車(24)とから成る不等速回転機構(19)を採用
して、上記攪拌羽根(15)が付属する遊星軸(16)
を、1回転中に2回速度変化させている。
【0011】しかし、その速度変化に基いて食材(3
0)にV字形の隙間(31)が生成されるとしても、上
記攪拌羽根(15)は極めて大型であり、釜(1)の周
辺部から中心部へ、又その中心部から周辺部へ反復的に
移動しないため、食材(30)の積極的な切り返し作用
力を発揮せず、その結果食材(30)の全体的な流動性
に劣り、これを短時間での効率良く練り上げることが困
難である。
【0012】しかも、原動側楕円形歯車(23)と従動
側楕円形歯車(24)とから成る特殊・高価な不等速回
転機構(19)が必要であり、蒸気の供給を停止すべき
タイミングの見定めが困難であることとも相俟って、硬
軟変化する各種食材の煮練り攪拌機としては、到底汎用
することができない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の更なる改良を目的としており、その目的を達成するた
めの構成上、食材収納用ボール鍋を加熱する釜の周辺位
置から立設した支柱によって、その鍋の真上位置まで派
出する伝動ケースを受け持ち、その伝動ケースにセンタ
ー軸用回転駆動源を内蔵させると共に、
【0014】上記伝動ケースの派出先端部から鍋の垂直
中心線に沿い一定長さだけ垂下させたセンター軸と、そ
のセンター軸との平行に垂下させた偏心軸とをギヤ伝動
機構によって、上記センター軸を回転駆動した時、その
センター軸の周囲を偏心軸が所定方向へ低速で公転運動
すると同時に、これとの逆方向へ高速で自転運動するよ
うに伝動連結する一方、
【0015】圧縮コイルバネが内蔵された伸縮自在のハ
ンガー支柱と、その下端部に固定された大きくとも上記
鍋における開口径の約3分の1に相当する小型羽根板と
から成る食材用回転攪拌羽根を用意して、
【0016】その回転攪拌羽根におけるハンガー支柱の
上端部を上記偏心軸の下端部へ、回転攪拌羽根用連結エ
ルボを介して偏心軸との一体回転可能に、且つ上記羽根
板が鍋における垂直中心線と底面との交点部を指向する
こととなる傾斜設置状態に連結したことを特徴とするも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、その煮練り攪拌機の第1実施形態を示し
た図1〜11において、(11)は作業床に据え付け固
定された釜又は火床、(12)はその据え付け高さの調
整スタンド、(13)は釜(11)に受け持ちセットさ
れた平面視の円形な食材収納用ボール鍋であり、その真
下位置からガスバーナー(14)によって加熱されるよ
うになっている。
【0018】つまり、図例の釜(11)はガス直火型で
あって、その内部の燃焼室(15)とこれを包囲する排
気ジャケット(16)とが、セラミックファイバーなど
の熱しやすく、冷めやすい非蓄熱性の断熱筒(17)を
介して仕切られていると共に、その排気ジャケット(1
6)に排気ダクト(煙突)(18)が連通接続されてい
る。(19)は上記断熱筒(17)に開口分布された多
数の排気孔、(20)は燃焼室(15)の覗き窓、(2
1)はガスバーナー(14)へのガス供給管路、(2
2)は操作盤である。
【0019】その場合、上記鍋(13)は図2の鎖線か
ら示唆される通り、手動ハンドル(23)の回動操作に
より水平な枢軸(24)を支点として、その鍋受け座
(25)との一体的に釜(11)から起し上げ転倒され
るようになっており、そのため煮練り攪拌し終えた食材
を鍋(13)からすばやく便利に取り出すことができ
る。
【0020】但し、図示省略してあるが、鍋(13)の
底面を蒸気ジャケットにより包囲し、その鍋(13)を
上記ガスに代る蒸気により加熱する蒸気釜として、上記
排気ダクト(18)の設置を省略すると共に、その蒸気
釜を据え付けスタンドへ水平な枢軸により支持して、そ
の枢軸の廻りに上記鍋(13)と一緒に転倒させること
ができるように定めてもさしつかえない。
【0021】(26)は上記釜(11)における鍋(1
3)の周辺位置から一体的に背高く立設された支柱、
(27)はその支柱(26)による片持ち状態として固
定設置された伝動ケースであり、その先端部が上記鍋
(13)の真上位置まで派出する全体的なほぼ倒立L字
型に形作られている。
【0022】そして、その伝動ケース(27)の内部に
は図3、4から明白な通り、後述の食材用回転攪拌羽根
を駆動するギャードモーター(28)が、固定フレーム
(29)を介して支架されている。(30)はそのギャ
ードモーター(28)から上向き垂立する出力軸、(3
1)はこれに嵌め付け一体化された径小な駆動スプロケ
ットである。
【0023】更に言えば、上記支柱(26)は剛性な金
属パイプ材から成り、これに上方から伝動ケース(2
7)の脚柱(32)が水平回動し得る関係状態として差
し込み嵌合されている。(33)はその嵌合状態を締結
固定するための手動レバーであり、これを緩めることに
よって、上記伝動ケース(27)の派出先端部を鍋(1
3)の真上位置から退避させる如く、所要角度だけ水平
に回動操作することができるようになっている。その結
果として、上記のように鍋(13)を釜(11)から起
し上げ転倒させ得るわけである。
【0024】もっとも、その起し上げ転倒される鍋(1
3)と干渉しないように、上記伝動ケース(27)を退
避させることができる限りでは、図示省略してあるが、
その伝動ケース(27)の脚柱(32)と上記支柱(2
6)とを水平な屈曲支点軸により、起伏自在に枢着し
て、その支点軸の廻りに伝動ケース(27)の派出先端
部を一定角度だけ起し上げ傾斜させるように定めても良
い。
【0025】他方、上記伝動ケース(27)の派出先端
部からは、センター軸(34)が鍋(13)の垂直中心
線(O−O)に沿って一定長さだけ垂下されていると共
に、そのセンター軸(34)の上端部には径大な従動ス
プロケット(35)が嵌め付け一体化されている。(3
6)はその径大な従動スプロケット(35)と径小な上
記駆動スプロケット(31)との相互間に捲き掛けられ
た無端な伝動チェンであり、そのためセンター軸(3
4)は上記ギャードモーター(28)によって回転駆動
されることとなる。但し、その回転駆動源としてはギャ
ードモーター(28)のみに限らない。
【0026】(37)はテンションスプロケット用の取
付ステーであって、図3、4から明白なように、その基
端部が上記伝動ケース(27)における先端部の下面
へ、ボルト(38)により枢支されている一方、同じく
取付ステー(37)の先端部に上記伝動チェン(36)
のテンションスプロケット(39)が、ボルト(40)
を介して遊転自在に軸支されている。
【0027】しかも、その重合する伝動ケース(27)
の下面と取付ステー(37)との双方には、調整長孔
(41)(42)の一対が互いに交叉する関係状態とし
て開口形成されているため、上記枢支ボルト(38)の
廻りに取付ステー(37)を振り動かして、その両調整
長孔(41)(42)に調整ボルト(43)を貫通させ
ることにより、上記伝動チェン(36)を適度の緊張状
態に調整セットすることができる。尚、上記伝動ケース
(27)の上面や側面が開放状態にあることは、図3、
4から示唆される通りである。
【0028】(44)は上記センター軸(34)の上側
大部分を抱持するベアリングケースであり、その円筒状
のベアリングケース本体(45)から連続的に張り出す
径大な円形フランジ(46)の基端部において、伝動ケ
ース(27)の先端部下面へ下方から直接に、又は別個
な補強プレート(47)を介して、複数のボルト(4
8)により固定一体化されている。(49)(50)は
そのベアリングケース本体(45)に挿入セットされた
上下一対のラジアルベアリングであり、上記センター軸
(34)を回転自在に支持していることは言うまでもな
い。(51)は同じくセンター軸(34)のスラストベ
アリング、(52)はオイルシールである。
【0029】(53)は上記ベアリングケース(44)
における径大な張り出し円形フランジ(46)の先端周
縁部へ、多数のボルト(54)を介して吊持状態に固定
一体化されたインターナルギヤ、(55)はその径大な
インターナルギヤ(53)への内接状態として噛合回転
し得る径小なピニオンギヤであり、これからは上記セン
ター軸(34)と平行な偏心軸(56)が一定の間隔距
離(W)を保って連続的に垂下している。そのピニオン
ギヤ(55)が偏心軸(56)の上端部へ差し込まれ、
且つ複数の固定ビス(57)によって付属一体化されて
いるのである。
【0030】(58)は上記ベアリングケース(44)
の径大な張り出し円形フランジ(46)とほぼ同一径の
回転円盤であるが、図6から明白なように、その張り出
し円形フランジ(46)を言わばトップカバーとする全
体的な断面ほぼU字状のケース形態に作成されており、
その開口周縁部が上記インターナルギヤ(53)へ下方
から遊嵌状態に差し込まれている。
【0031】この点、図例では回転円盤(58)の周縁
部から上向きに垂立する凸条(59)を、インターナル
ギヤ(53)の下面に陥没する凹条(60)へ遊嵌させ
ているが、その回転円盤(58)の回転ガイドレールと
して機能し得る限り、上記凹凸条(60)(59)の雌
雄関係は逆に設定してもさしつかえない。
【0032】上記回転円盤(58)の中心部は図6のよ
うに、センター軸(34)のベアリングケース本体(4
5)へ下方からの被覆状態に遊嵌するカバーボス(6
1)として、そのセンター軸(34)とキー(62)や
スプラインなどを介して結合されており、その回転円盤
(58)とセンター軸(34)とが一体回転し得るよう
になっている。(63)はセンター軸(34)へ下方か
ら套嵌されたカラー、(64)はその固定ナットであっ
て、センター軸(34)の下端部へ螺合締結されてい
る。
【0033】又、同じく回転円盤(58)における上記
偏心軸(56)と対応位置する偏心部は、その偏心軸
(56)のベアリングケース(65)として円筒状に造
形されており、これに挿入セットされた上下一対のラジ
アルベアリング(66)(67)によって、上記偏心軸
(56)を回転自在に支持している。(68)はその偏
心軸(56)のスラストベアリング、(69)は同じく
オイルレスメタル、(70)はオイルシールである。
【0034】上記の説明から理解されるように、センタ
ー軸(34)のベアリングケース(44)とその径大な
張り出し円形フランジ(46)に取り付けられたインタ
ーナルギヤ(53)が、伝動ケース(27)への固定設
置状態にあるに反して、そのベアリングケース本体(4
5)やインターナルギヤ(53)へ下方から遊嵌された
回転円盤(58)は、キー(62)やスプラインなどを
介してセンター軸(34)と一体回転し得るようになっ
ている。
【0035】しかも、その径大な回転円盤(58)の偏
心部によって軸受けされた偏心軸(56)上の径小なピ
ニオンギヤ(55)が、上記インターナルギヤ(53)
への内接状態として噛合回転し得るようになっており、
その噛合回転するギヤ伝動機構(G)によって、センタ
ー軸(34)から偏心軸(56)へ伝動されるようにな
っている。
【0036】そのため、図7から明白なように、上記セ
ンター軸(34)の回転作用に連れて、その周囲を偏心
軸(56)が低速で公転運動することになると同時に、
その偏心軸(56)はこれに付属しているピニオンギヤ
(55)と上記インターナルギヤ(53)との噛合を介
して、センター軸(34)の回転方向(偏心軸の公転方
向)(F)と逆な方向(B)へ、高速に自転運動するこ
とにもなる。
【0037】因みに、食材を餡とする上記偏心軸(5
6)の公転運動速度は、例えば約10〜13rpm、同
じく自転運動速度は約60〜85rpmであり、上記セ
ンター軸(34)の1回転当りに偏心軸(56)が約
6.0〜6.5回自転運動する。
【0038】(71)は上記偏心軸(56)のベアリン
グケース(65)を下方から施蓋する差し込み状態とし
て、その偏心軸(56)へキー(72)やスプラインな
どを介して一体回転し得るように套嵌された回転攪拌羽
根取り付け用回転アーム、(73)はその回転アーム
(71)の抜け止め座金、(74)は同じく固定ナット
であり、偏心軸(56)の下端部に螺合締結されてい
る。
【0039】更に、(75)は回転攪拌羽根用連結エル
ボであり、その基端部の角度調整板(76)が上記回転
アーム(71)の横向き張り出し先端部へ、水平な屈折
支点軸(77)を介して枢支連結されている一方、残る
先端部の傾斜軸(78)が上記偏心軸(56)の垂直中
心線(Y−Y)と交叉する一定の傾斜角度(α)を保つ
状態にあり、その傾斜軸(78)へ下方から差し込み使
用される食材用回転攪拌羽根(A)を、上記鍋(13)
における垂直中心線(O−O)と底面との交点部(P)
に向かう傾斜姿勢状態として吊持させることができるよ
うになっている。
【0040】つまり、連結エルボ(75)の角度調整板
(76)を鍋(13)の大きさに応じて、その回転アー
ム(71)に対する屈折支点軸(77)の廻りに回動さ
せることにより、同じく連結エルボ(75)の傾斜軸
(78)が上記交点部(P)を指向することとなる一定
の傾斜角度(α)に調整して、その調整した連結エルボ
(75)をノックピン(79)やキーなどにより、上記
回転アーム(71)との固定状態に位置決めセットする
のである。
【0041】その場合、図例では上記連結エルボ(7
5)の角度調整板(76)を二叉フォーク形態に分岐し
て、これを回転アーム(71)の張り出し先端部へ横振
れしないように挟み付け、且つボルト・ナットのネジ締
結体から成る屈折支点軸(77)を介して枢着している
が、逆に上記回転アーム(71)の張り出し先端部を二
叉フォーク形態として、これにより連結エルボ(75)
の角度調整板(76)を挟み付けるように定めても勿論
良い。(80)は上記連結エルボ(75)における傾斜
軸(78)の中途高さ位置から横向き一体的に突設され
たキー凸子である。
【0042】先に一言した食材用回転攪拌羽根(A)
は、図8、9に抽出するような伸縮自在のハンガー支柱
(81)と、その下端部に取り付けられた羽根板(8
2)とから成る。しかも、その羽根板(82)は約10
〜12mmの厚みを有する扁平な1枚の合成樹脂板か
ら、正面視の左右対称なほぼ五角形又は半円形に造形さ
れており、その左半部と右半部の下面が上記鍋(13)
の底面へ各々フィットし得るように弯曲している。
【0043】又、羽根板(82)の大きさについては、
鍋(13)の開口径(D)を約670mmであると仮定
した場合、上記五角形の上面又は半円形の直径(L)が
その開口径(D)の4分の1未満に相当する約150m
mの長さとして著しく小型に作成されているが、これは
好ましい寸法の一例であって、その寸法は大きくとも上
記開口径(D)の約3分の1であれば良い。(83)は
その羽根板(82)の中央部へ複数のビス(84)によ
り固定されたハンガー支柱(81)への取付ブラケット
である。
【0044】しかも、羽根板(82)は上記ハンガー支
柱(81)の長手中心線と一定角度(β)(例えば約3
0度)だけ交叉する前上がりの傾斜設置状態として、そ
の取付ブラケット(83)に固定一体化されており、上
記回転攪拌羽根(A)の回転(自転)進行に連れて食材
を掬い上げることができるようになってもいる。
【0045】他方、このような羽根板(82)のハンガ
ー支柱(81)は上端部に差し込みソケット(85)を
備えた芯軸(86)と、これに套嵌された鞘管(87)
との二重構造をなしており、その内部に封入された圧縮
コイルバネ(88)によって、上記羽根板(82)を常
時鍋(13)の底面へ弾圧する如く、その伸張方向への
付勢力が与えられている。
【0046】(89)は上記連結エルボ(75)の傾斜
軸(78)から突出するキー凸子(80)と咬み合うよ
うに、その芯軸(86)の差し込みソケット(85)に
切り欠かれたキー溝、(90)は同じく差し込みソケッ
ト(85)に嵌め付け固定された手掛け環であり、上記
連結エルボ(75)の傾斜軸(78)から回転攪拌羽根
(A)を抜き取り操作する時に、手掛け使用されること
となる。(91)は上記芯軸(86)のほぼ上半部に切
り欠かれた伸縮ガイド凹条であり、その芯軸(86)の
上下方向に沿って一定長さ(H)だけ開口延在してい
る。
【0047】又、(92)(93)は上記鞘管(87)
内の上端部と中途高さ位置へ固定状態に差し込まれた上
下一対の軸受ブッシュであり、何れも芯軸(86)を軸
受作用するが、その下側の軸受ブッシュ(93)はバネ
リテーナーとしても機能する。(94)は同じく鞘管
(87)の上端部へ複数の固定ビス(95)を介して被
着一体化された連結カバーであり、これから上記芯軸
(86)の伸縮ガイド凹条(91)内へ係止ビス(9
6)が螺入されることによって、その芯軸(86)と鞘
管(87)とが相対回転しないようになっている。但
し、鞘管(87)は芯軸(86)の上記伸縮ガイド凹条
(91)に沿って、上下方向へ自由に伸縮移動可能であ
る。
【0048】(97)は上記芯軸(86)の中途高さ位
置へセットビス(98)により位置決め固定されたバネ
調整カラーであり、これと下側の上記軸受ブッシュ(9
3)との上下相互間に圧縮コイルバネ(88)が介挿さ
れている。そのため、そのセットビス(98)によるバ
ネ調整カラー(97)の固定位置を変えて、上記圧縮コ
イルバネ(88)の張力を強弱調整することができる。
その際には連結カバー(94)から分解した鞘管(8
7)を、芯軸(86)との相対的に移動させることによ
り、その芯軸(86)からバネ調整カラー(97)のセ
ットビス(98)を露出させれば良い。
【0049】(99)は上記鞘管(87)の下端部へ差
し込み固定されたブラケット受け入れソケットであり、
これに上記羽根板(82)の取付ブラケット(83)が
嵌合され、且つ固定ピン(100)によって取り付けら
れるようになっている。但し、図示省略してあるが、上
記ブラケット受け入れソケット(99)の差し込み固定
に代えて、鞘管(87)の下端部を二叉フォーク形態に
分岐し、その内部へ下方から羽根板(82)の扁平な取
付ブラケット(83)を差し込んだ上、固定ピン(10
0)によって取り付けても良い。尚、(101)は上記
鞘管(87)における下側の軸受ブッシュ(93)とブ
ラケット受け入れソケット(99)との上下相互間に介
挿されたスペーサーである。
【0050】上記のように、回転攪拌羽根(A)の羽根
板(82)はそのハンガー支柱(81)の鞘管(87)
に取り付けられており、しかもその鞘管(87)が芯軸
(86)に切り欠かれた一定長さ(H)の伸縮ガイド凹
条(91)に沿って、上下方向へ伸縮移動自在になって
いるため、これを上記コイルバネ(88)の付勢力に抗
しつつ、図9から図10のように短かく圧縮させること
により、回転攪拌羽根(A)の全体を上記鍋(13)か
らの浮上的に抜き出すことも可能である。
【0051】上記構成を備えた本発明の煮練り攪拌機に
より、例えば食材の餡を煮練り攪拌するに当っては、そ
の食材用回転攪拌羽根(A)のハンガー支柱(81)を
図5のように、上記回転アーム(71)を介して偏心軸
(56)と一体的回転する連結エルボ(75)の傾斜軸
(78)へ、下方から抜き差し自在に差し込み使用す
る。
【0052】その差し込み状態では、上記ハンガー支柱
(81)における差し込みソケット(85)のキー溝
(89)と傾斜軸(78)のキー凸子(80)とが咬み
合うため、回転攪拌羽根(A)は偏心軸(56)からの
駆動力を受けて一体回転し得る。
【0053】又、上記傾斜軸(78)へ差し込まれた回
転攪拌羽根(A)は、偏心軸(56)の垂直中心線(Y
−Y)と交叉する一定の傾斜角度(α)を保つ設置姿勢
として、そのハンガー支柱(81)の下端部に取り付け
られている羽根板(82)が、上記鍋(13)における
垂直中心線(O−O)と底面との交点部(P)へ位置す
ることとなる指向関係状態にある。
【0054】そこで、鍋(13)に収納された食材をガ
スバーナー(14)などの加熱源により煮炊きし乍ら、
上記センター軸(34)をその駆動源のギャードモータ
ー(28)などによって回転させるのである。
【0055】そうすれば、そのセンター軸(34)と一
体回転する径大な回転円盤(58)の偏心部に軸受けさ
れている偏心軸(56)上の径小なピニオンギヤ(5
5)が、上記ベアリングケース(53)への固定設置状
態にあるインターナルギヤ(53)と噛合回転し、その
噛合回転するギヤ伝動機構(G)を介して、上記センタ
ー軸(34)から偏心軸(56)へ伝動されるため、そ
の偏心軸(56)はセンター軸(34)の廻りを公転運
動すると同時に、これとの逆方向へ自転運動することに
もなる。
【0056】そして、上記偏心軸(56)の下端部には
これと一体回転する回転アーム(71)及び連結エルボ
(75)を介して、回転攪拌羽根(A)のハンガー支柱
(81)が上記のように差し込み連結されているため、
その回転攪拌羽根(A)の羽根板(82)も図11に示
す運動軌跡から明白な通り、上記傾斜角度(α)に依拠
した一定半径(R1)のもとで、同図の矢印方向(B)
へ高速に自転運動すると同時に、上記偏心軸(56)と
センター軸(34)との間隔距離(W)を一定半径(R
2)として、逆方向(F)へ低速で公転運動することに
なり、鍋(13)に収納の食材を全体的な均一に洩れな
く掻き廻し混練作用する。(Z)はその自転し乍ら公転
する上記羽根板(82)の作用範囲を示している。
【0057】その場合、上記回転攪拌羽根(A)の羽根
板(82)は鍋(13)の開口径(D)に比して、著し
く小型・扁平の合成樹脂板から成り、その一定半径(R
1)での自転運動軌跡から示唆されるように、鍋(1
3)の中心部から周辺部へ、又その周辺部から中心部へ
と頻繁に移動し、しかも低速な公転運動方向(F)との
逆方向(B)へ高速に自転運動するため、食材が次第に
硬く変化するも、これによる大きな抵抗を受けずに、そ
の食材を円滑・確実に切り返して、全体的に万遍なく流
動させることができ、その結果食材が羽根板(82)に
付着して連れ廻ったり、食材を焦がしてしまったり、更
には粒餡などの粒を潰したりするおそれが皆無となる。
【0058】その意味から冒頭に述べた公知考案のよう
に、食材の硬軟変化に応じた2種の回転攪拌羽根や、そ
の切り返し用固定攪拌羽根の2基一対を作成準備して、
これらを択一的に使い分ける必要がなく、上記回転攪拌
羽根(A)の1種のみを使用することにより、例えば火
取り餡や練り切り餡、黄味餡などの硬練り食材を初め、
粒餡やクリーム、チョコレート、ルー、シチュー、その
他の各種軟練り食材も常に良好な仕上がり状態として、
且つ極めて効率良く煮練り攪拌できるのであり、汎用性
に優れる。
【0059】次に、図12〜16は本発明に係る煮練り
攪拌機の第2実施形態を示しており、これでは鍋(1
3)に収納された食材と直かに接触するサーモパイルや
その他の食材用加熱温度検知センサー(102)を、上
記センター軸(34)の下端部から鍋(13)の内部に
向かって一体的に垂下している。
【0060】即ち、この第2実施形態の場合センター軸
(34)の長手中心線に沿って、接触式温度検知センサ
ー(102)への通電配線路(103)が穿孔されてい
るほか、そのセンター軸(34)の下端部に套嵌された
上記カラー(63)が、キー(104)やスプラインな
どを介して、センター軸(34)並びに径大な回転円盤
(58)と一体回転し得るようになっている。
【0061】又、上記カラー(63)からは偏心軸(5
6)の存在個所と異なる横方向へ、通電配線用中空回転
アーム(105)が一体的に張り出し延長されていると
共に、その中空回転アーム(105)と上記センター軸
(34)の通電配線路(103)とは、カラー(63)
の切り欠き部(図示符号省略)を介して連通状態にあ
る。
【0062】(106)は上記中空回転アーム(10
5)の張り出し中途位置からセンター軸(34)と平行
して、一定長さだけ一体的に垂下された昇降ガイドロッ
ドであり、これにはキー溝(107)が上下方向に沿っ
て切り欠かれている。
【0063】(108)は上記昇降ガイドロッド(10
6)に套嵌された昇降スリーブであって、これからは温
度検知センサー(102)への通電配線管(109)が
一体的に垂下されており、その通電配線管(109)の
下端部に上記温度検知センサー(102)が取り付け固
定されているのである。そのため、その温度検知センサ
ー(102)は上記センター軸(34)と一体に回転す
る。
【0064】更に、(110)は上記昇降スリーブ(1
08)から昇降ガイドロッド(106)へ螺入された昇
降調整ボルトであり、これによって鍋(13)に対する
温度検知センサー(102)の設置高さを高低調整する
ことができると共に、昇降スリーブ(108)を昇降ガ
イドロッド(106)の上端部まで上昇させれば、その
温度検知センサー(102)を鍋(13)からの浮上的
に抜き出すこともできるようになっている。尚、(11
1)は上記昇降調整ボルト(110)の支持ナットを示
している。
【0065】(112)は上記昇降ガイドロッド(10
6)に対する昇降スリーブ(108)の廻り止めボルト
であって、昇降調整ボルト(110)と向かい合う方向
から上記キー溝(107)に螺入されている。(11
3)は上記昇降スリーブ(108)の脱落防止カラーで
あり、昇降ガイドロッド(106)の下端部へセットビ
ス(114)によって固定されている。
【0066】他方、上記センター軸(34)の上端部に
はスリップリング(115)の支持ベース(116)と
端子取付ベース(117)とが、共通の固定ビス(11
8)を介して一体化されており、その端子取付ベース
(117)には端子台(119)が取り付けられている
一方、上記支持ベース(116)には上方からスリップ
リング(115)が差し込まれている。
【0067】スリップリング(115)は図外の電源か
ら端子台(119)やセンター軸(34)の通電配線路
(103)、中空回転アーム(105)並びに通電配線
管(109)を順次経由して、上記温度検知センサー
(102)へ接続される通電線(120)の捻り断線を
防止するものであり、上記伝動ケース(27)の上面に
据え付け固定されている。
【0068】このような第2実施形態の構成を採用する
ならば、食材用加熱温度検知センサー(102)が上記
センター軸(34)の周囲を回転攪拌羽根(A)と干渉
することなく、その回転攪拌羽根(A)と同一方向
(F)に向かって公転運動するため、鍋(13)内の食
材と直かに接触していることとも相俟って、その食材か
らの湯気による悪影響を受けることなく、これの加熱温
度を正確に検知することができ、その検知信号に基いて
上記ガスバーナー(14)などの火力を強弱制御するこ
とにより、その食材の加熱不足や焦げ付きなどを完全に
防止し得る効果がある。
【0069】尚、第2実施形態におけるその他の構成は
上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図1
2〜16に図1〜11との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を省略する。
【0070】更に、図17〜22は本発明の第3実施形
態を示しており、この煮練り攪拌機では上記第1、2実
施形態の径大なインターナルギヤ(53)に代るありふ
れた径小な複数のスパーギヤを採用しつつも、その第
1、2実施形態と同じく、食材用回転攪拌羽根(A)を
所定方向(B)へ高速に自転運動させると同時に、これ
との逆方向(F)へ低速に公転運動させることができる
ようになっている。
【0071】即ち、その図17〜20から明白なよう
に、第3実施形態の場合径大な回転円盤(58)の開口
上面が、言わば第1、2実施形態におけるベアリングケ
ース(44)の張り出し円形フランジ(46)に代るト
ップカバー(121)により施蓋状態に固定一体化さ
れ、その全体の密閉型回転ケース(122)として組み
立てられており、これがやはりキー(62)やスプライ
ンなどを介して、センター軸(34)と一体回転し得る
ように構成されている。(123)はその回転ケース
(122)のトップカバー(121)と、センター軸
(34)のベアリングケース(44)との嵌合面に介挿
されたオイルシールである。
【0072】又、第3実施形態では偏心軸(56)のベ
アリングケース(65)が、上記回転ケース(122)
と別個独立して、その回転ケース(122)の偏心部へ
下方から差し込まれ、且つ溶接やボルトなどにより固定
一体化されているけれども、これにより軸受けされた偏
心軸(56)上の最も径小なピニオンギヤ(55)が、
回転ケース(122)の内部へ臨んでいることに変りは
ない。
【0073】そして、上記センター軸(34)のベアリ
ングケース(44)が回転ケース(122)の内部へ臨
む中途高さ位置には、最も径大な固定ギヤ(124)が
一体的に套嵌されており、その固定ギヤ(124)は上
記ピニオンギヤ(55)よりも上段位置に並列してい
る。
【0074】(125)は上記固定ギヤ(124)への
外接状態に噛合回転し得る径小な第1アイドルギヤ、
(126)は上記ピニオンギヤ(55)と噛合回転する
径大な第2アイドルギヤであり、その第1、2アイドル
ギヤ(125)(126)が共通の中間軸(127)に
よって支持されている。
【0075】つまり、その中間軸(127)は回転ケー
ス(122)から上記センター軸(34)や偏心軸(5
6)との平行状態として一体的に垂立されており、これ
に套嵌された回転スリーブ(128)の上段位置に第1
アイドルギヤ(125)が、同じく下段位置に第2アイ
ドルギヤ(126)が各々固定ビス(129)(13
0)を介して取り付け一体化されているのである。(1
31)はその回転スリーブ(128)と中間軸(12
7)との嵌合面に介挿されたラジアルベアリング、(1
32)は中間軸(127)の下端部に螺合締結された固
定ナットを示している。
【0076】上記第3実施形態の構成によれば、センタ
ー軸(34)のベアリングケース(44)とこれに嵌め
付けられた固定ギヤ(124)が、伝動ケース(27)
への固定設置状態にあるに反して、回転ケース(12
2)はキー(62)やスプラインなどを介して上記セン
ター軸(34)と一体回転し得るようになっている。
【0077】しかも、その径大な回転ケース(122)
の偏心部に軸受けされた偏心軸(56)上のピニオンギ
ヤ(55)が、上記中間軸(127)上の第1、2アイ
ドルギヤ(125)(126)を介してセンター軸(3
4)上の固定ギヤ(124)と噛合回転し得るようにな
っており、その合計4枚が噛合回転するギヤ伝動機構
(G)によって、やはりセンター軸(34)から偏心軸
(56)へ伝動されるようになっている。
【0078】そのため、上記第1、2実施形態と同じ
く、センター軸(34)の回転作用に連れて、その周囲
を偏心軸(56)が低速で公転運動することになると同
時に、その偏心軸(56)は上記センター軸(34)の
回転方向(偏心軸の公転方向)(F)と逆な方向(B)
へ、高速で自転運動することにもなり、第1、2実施形
態と同じ回転攪拌羽根(A)による食材の煮練り攪拌作
用を得られるのである。
【0079】その場合、第1、2実施形態と同様に、偏
心軸(56)の公転運動速度が例えば約10〜13rp
m、自転運動速度が約60〜85rpmとして、センタ
ー軸(34)の1回転当りに偏心軸(56)が約6.0
〜6.5回自転運動するように、そのギヤ伝動機構
(G)を形作る固定ギヤ(124)と第1、2アイドル
ギヤ(125)(126)並びにピニオンギヤ(55)
の噛合回転するギヤ比が決定されている。
【0080】更に、(133)は上記第2実施形態の食
材用加熱温度検知センサー(102)に準じて、そのセ
ンター軸(34)の下端部から鍋(13)の内部に向か
い一体的に垂下されたスクレーパーであり、その鍋(1
3)の内周面に付着する食材を掻き取り混練させ得るよ
うになっている。
【0081】つまり、第3実施形態の場合上記第2実施
形態と同じく、センター軸(34)の下端部に套嵌され
たカラー(63)が、キー(104)やスプラインなど
を介して、センター軸(34)並びに径大な回転ケース
(122)と一体回転し得るようになっており、そのカ
ラー(63)からはやはり偏心軸(56)の存在個所と
異なる横方向へ、スクレーパー取り付け用回転アーム
(134)が一体的に張り出されている。
【0082】(135)はその回転アーム(134)の
張り出し中途位置からセンター軸(34)と平行して、
一定長さだけ一体的に垂下された昇降ガイドロッドであ
り、これにはキー溝(136)が上下方向に沿って切り
欠かれている。(137)はその昇降ガイドロッド(1
35)に套嵌された昇降スリーブであり、これにはスク
レーパー用取付エルボ(138)の基端部が固定一体化
されている。
【0083】(139)はその昇降スリーブ(137)
から上記昇降ガイドロッド(135)のキー溝(13
6)へ螺入された昇降調整用兼廻り止め用のセットボル
トであり、これによって鍋(13)に対するスクレーパ
ー(133)の設置高さを高低調整することができ、し
かも昇降スリーブ(137)を上記昇降ガイドロッド
(135)への廻り止め状態に保てるようになってい
る。
【0084】尚、上記昇降スリーブ(137)を昇降ガ
イドロッド(135)の上端部まで上昇させれば、その
スクレーパー(133)を鍋(13)からの浮上的に抜
き出すことも可能である。(140)は昇降スリーブ
(137)の脱落防止カラーであり、その昇降ガイドロ
ッド(135)の下端部へセットビス(141)によっ
て固定されている。
【0085】上記スクレーパー(133)は約10〜1
2mmの厚みを有する扁平な1枚の合成樹脂板から成
り、その支持杆(142)が上記取付エルボ(138)
の先端部へ回動し得る枢支状態に貫通されていると共
に、これからはバネ受け片(143)が一体的に張り出
されている。(144)はその支持杆(142)のバネ
受け片(143)と上記取付エルボ(138)の中途部
との相互間に掛架された引張コイルバネであり、図21
の平面図から明白なように、スクレーパー(133)を
常時鍋(13)の内周面へ弾圧させるように付勢してい
る。
【0086】その弾圧状態では、スクレーパー(13
3)が上記取付エルボ(138)の先端延長線と約10
度の交叉角度(γ)を保ち、その回転進行方向(F)の
前面によって食材を上記攪拌羽根(A)における羽根板
(82)の作用範囲(Z)に向かって押し流すようにな
っている。しかも、そのスクレーパー(133)には図
22の側面図から示唆される約20度の後退角(θ)も
与えられており、その前面によって食材を押し下げるこ
とができるようになっている。
【0087】このようなスクレーパー(133)を上記
センター軸(34)の下端部から鍋(13)の内部に向
かって一体的に垂下させるならば、これがセンター軸
(34)の回転に連れて、上記食材用回転攪拌羽根
(A)と干渉することなく、その攪拌羽根(A)と同一
方向(F)に向かって公転運動するため、鍋(13)の
内周面に付着する食材を、そのスクレーパー(133)
により自づと確実に掻き取って、上記攪拌羽根(A)に
おける羽根板(82)の作用範囲(Z)内へ、切り返し
状態に混入・流動させることができ、その食材全体の均
一な練り上げ状態を得ることに役立つ。
【0088】尚、第3実施形態におけるその他の構成は
上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図1
7〜22に図1〜11の対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を割愛するが、上記のようなスクレ
ーパー(133)は第2実施形態の食材用加熱温度検知
センサー(102)に代えて、又はその温度検知センサ
ー(102)に加えて、センター軸(34)の下端部か
ら分岐する垂下状態に併用することも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明の煮練り攪拌機で
はその構成上、食材収納用ボール鍋(13)を加熱する
釜(11)の周辺位置から立設した支柱(26)によっ
て、その鍋(13)の真上位置まで派出する伝動ケース
(27)を受け持ち、その伝動ケース(27)にセンタ
ー軸用回転駆動源(28)を内蔵させると共に、
【0090】上記伝動ケース(27)の派出先端部から
鍋(13)の垂直中心線(O−O)に沿い一定長さだけ
垂下させたセンター軸(34)と、そのセンター軸(3
4)との平行に垂下させた偏心軸(56)とをギヤ伝動
機構(G)によって、上記センター軸(34)を回転駆
動した時、そのセンター軸(34)の周囲を偏心軸(5
6)が所定方向(F)へ低速で公転運動すると同時に、
これとの逆方向(B)へ高速で自転運動するように伝動
連結する一方、
【0091】圧縮コイルバネ(88)が内蔵された伸縮
自在のハンガー支柱(81)と、その下端部に固定され
た大きくとも上記鍋(13)における開口径(D)の約
3分の1に相当する小型羽根板(82)とから成る食材
用回転攪拌羽根(A)を用意して、
【0092】その回転攪拌羽根(A)におけるハンガー
支柱(81)の上端部を上記偏心軸(56)の下端部
へ、回転攪拌羽根用連結エルボ(75)を介して偏心軸
(56)との一体回転可能に、且つ上記羽根板(82)
が鍋(13)における垂直中心線(O−O)と底面との
交点部(P)を指向することとなる傾斜設置状態に連結
してあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を悉く改良
できる効果がある。
【0093】即ち、本発明の上記構成によれば、偏心軸
(56)がセンター軸(34)からのギヤ伝動機構
(G)を介して、そのセンター軸(34)の廻りに所定
方向(F)へ低速で公転運動すると同時に、これとの逆
方向(B)へ高速で自転運動するようになっている。
【0094】そして、上記偏心軸(56)の下端部へ一
体回転し得るように連結された食材用回転攪拌羽根
(A)は、その下端部に固定された羽根板(82)が鍋
(13)における垂直中心線(O−O)と底面との交点
部(P)を指向することとなる傾斜設置状態にあり、し
かもその羽根板(82)が鍋(13)の開口径(D)に
比して、その開口径(D)の大きくとも約3分の1に相
当する小型に作成されている。
【0095】そのため、上記回転攪拌羽根(A)の小型
羽根板(82)は鍋(13)の内部において、図11の
運動軌跡から示唆されるように、その鍋(13)の中心
部から周辺部へ、又周辺部から中心部へと頻繁に移動
し、しかも低速な公転運動方向(F)との逆方向(B)
へ高速に自転運動して、食材に積極的・反復的な切り返
し作用力を与えることとなる。
【0096】その結果、食材が万遍なく円滑に流動し
て、短時間での効率良く均一に練り上げられるのであ
り、その食材の硬く変化するも、これが上記羽根板(8
2)に付着して連れ廻ったり、加熱中の鍋(13)に焦
げ付いたり、更には粒餡などの粒を潰してしまったりす
るおそれがない。
【0097】上記小型羽根板(82)を備えた回転攪拌
羽根(A)の1種により、例えば火取り餡や練り切り
餡、黄味餡などの硬練り食材を初め、粒餡やクリーム、
チョコレート、ルー、ソース、シチュー、スープ、その
他の軟練り食材も、常に良好な仕上がり状態として、極
めて効率良く煮練り攪拌できるのであり、硬軟変化する
各種食材の煮練り攪拌機として、汎用性と量産効果に著
しく優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る煮練り攪拌機の第1実施形態を示
す全体概略正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の上部を抽出して示す拡大断面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図2の下部を破断して示す拡大側面図である。
【図6】図4の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】食材用回転攪拌羽根を抽出して示す正面図であ
る。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】図9に対応するハンガー支柱の短縮状態を示
す断面図である。
【図11】羽根板の運動軌跡を模式化して示す平面図で
ある。
【図12】本発明に係る煮練り攪拌機の第2実施形態を
示す図5に対応する側面図である。
【図13】図12の上部を抽出して示す拡大断面図であ
る。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】図13の15−15線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】図15の16−16線断面図である。
【図17】本発明に係る煮練り攪拌機の第3実施形態を
示す図5に対応する側面図である。
【図18】図17の上部を抽出して示す拡大断面図であ
る。
【図19】図18の19−19線断面図である。
【図20】第1、2アイドルギヤの支持状態を示す断面
図である。
【図21】スクレーパーの平面図である。
【図22】スクレーパーの側面図である。
【符号の説明】
(11)・釜(火床) (13)・鍋 (26)・支柱 (27)・伝動ケース (28)・回転駆動源(ギャードモーター) (34)・センター軸 (44)・ベアリングケース (46)・張り出し円形フランジ (53)・インターナルギヤ (55)・ピニオンギヤ (56)・偏心軸 (58)・回転円盤 (65)・ベアリングケース (71)・回転アーム (75)・連結エルボ (76)・角度調整板 (77)・屈折支点軸 (78)・傾斜軸 (81)・ハンガー支柱 (82)・羽根板 (85)・差し込みソケット (86)・芯軸 (87)・鞘管 (88)・圧縮コイルバネ (102)・加熱温度検知センサー (105)・中空回転アーム (106)・昇降ガイドロッド (109)・通電配線管 (115)・スリップリング (120)・通電線 (121)・トップカバー (122)・回転ケース (124)・固定ギヤ (125)・第1アイドルギヤ (126)・第2アイドルギヤ (127)・中間軸 (133)・スクレーパー (135)・昇降ガイドロッド (138)・取付エルボ (A)・回転攪拌羽根 (G)・ギヤ伝動機構 (B)・自転方向 (F)・公転方向 (D)・鍋の開口径 (P)・交点部 (O−O)・鍋の垂直中心線 (Y−Y)・偏心軸の垂直中心線 (α)・傾斜角度

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食材収納用ボール鍋(13)を加熱する釜
    (11)の周辺位置から立設した支柱(26)によっ
    て、その鍋(13)の真上位置まで派出する伝動ケース
    (27)を受け持ち、その伝動ケース(27)にセンタ
    ー軸用回転駆動源(28)を内蔵させると共に、 上記伝動ケース(27)の派出先端部から鍋(13)の
    垂直中心線(O−O)に沿い一定長さだけ垂下させたセ
    ンター軸(34)と、そのセンター軸(34)との平行
    に垂下させた偏心軸(56)とをギヤ伝動機構(G)に
    よって、上記センター軸(34)を回転駆動した時、そ
    のセンター軸(34)の周囲を偏心軸(56)が所定方
    向(F)へ低速で公転運動すると同時に、これとの逆方
    向(B)へ高速で自転運動するように伝動連結する一
    方、 圧縮コイルバネ(88)が内蔵された伸縮自在のハンガ
    ー支柱(81)と、その下端部に固定された大きくとも
    上記鍋(13)における開口径(D)の約3分の1に相
    当する小型羽根板(82)とから成る食材用回転攪拌羽
    根(A)を用意して、 その回転攪拌羽根(A)におけるハンガー支柱(81)
    の上端部を上記偏心軸(56)の下端部へ、回転攪拌羽
    根用連結エルボ(75)を介して偏心軸(56)との一
    体回転可能に、且つ上記羽根板(82)が鍋(13)に
    おける垂直中心線(O−O)と底面との交点部(P)を
    指向することとなる傾斜設置状態に連結したことを特徴
    とする食材の煮練り攪拌機。
  2. 【請求項2】センター軸(34)を軸受けするベアリン
    グケース(44)から径大な円形フランジ(46)を連
    続的に張り出して、その円形フランジ(46)の先端周
    縁部にインターナルギヤ(53)を固定一体化すると共
    に、 上記センター軸(34)と一体回転する回転円盤(5
    8)の偏心部に軸受けされた偏心軸(56)上に、上記
    インターナルギヤ(53)と噛合回転する径小なピニオ
    ンギヤ(55)を付属一体化させて、 そのピニオンギヤ(55)とインターナルギヤ(53)
    とから成るギヤ伝動機構(G)により、上記偏心軸(5
    6)がセンター軸(34)の周囲を所定方向(F)へ低
    速で公転運動すると同時に、これとの逆方向(B)へ高
    速で自転運動するように伝動連結したことを特徴とする
    請求項1記載の食材の煮練り攪拌機。
  3. 【請求項3】センター軸(34)を軸受けするベアリン
    グケース(44)に最も径大な固定ギヤ(124)を一
    体的に套嵌させる一方、 上記センター軸(34)と一体回転する回転ケース(1
    22)の偏心部に軸受けされた偏心軸(56)上に、最
    も径小なピニオンギヤ(55)を付属一体化させると共
    に、 そのピニオンギヤ(55)と上記固定ギヤ(124)と
    の相互間に介在する第1、2アイドルギヤ(125)
    (126)を、上記回転ケース(122)へ共通の中間
    軸(127)により支持させて、 その合計4枚のギヤ(124)(125)(126)
    (55)が噛合回転するギヤ伝動機構(G)により、上
    記偏心軸(56)がセンター軸(34)の周囲を所定方
    向(F)へ低速で公転運動すると同時に、これとの逆方
    向(B)へ高速で自転運動するように伝動連結したこと
    を特徴とする請求項1記載の食材の煮練り攪拌機。
  4. 【請求項4】回転攪拌羽根用連結エルボ(75)の基端
    部を角度調整板(76)とし、同じく先端部を偏心軸
    (56)の垂直中心線(Y−Y)と一定の傾斜角度
    (α)だけ交叉する傾斜軸(78)として、その傾斜軸
    (78)へ回転攪拌羽根(A)におけるハンガー支柱
    (81)の上端部を抜き差し自在に差し込み連結する一
    方、 上記角度調整板(76)を偏心軸(56)の下端部へ一
    体回転可能に套嵌された回転アーム(71)の張り出し
    先端部と、水平な屈折支点軸(77)を介して枢支連結
    することにより、上記回転攪拌羽根(A)の傾斜角度
    (α)を鍋(13)の大きさに応じて、その屈折支点軸
    (77)の廻りに調整できるように定めたことを特徴と
    する請求項1記載の食材の煮練り攪拌機。
  5. 【請求項5】食材との接触式加熱温度検知センサー(1
    02)をセンター軸(34)の下端部から、そのセンタ
    ー軸(34)と一体回転し得るように且つ昇降調整自在
    に垂下させたことを特徴とする請求項1記載の食材の煮
    練り攪拌機。
  6. 【請求項6】ボール鍋(13)の内周面に付着する食材
    の掻き取り用スクレーパー(133)をセンター軸(3
    4)の下端部から、そのセンター軸(34)と一体回転
    し得るように且つ昇降調整自在に垂下させたことを特徴
    とする請求項1記載の食材の煮練り攪拌機。
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