JP3272686B2 - 電磁誘導加熱式の煮練り攪拌機 - Google Patents

電磁誘導加熱式の煮練り攪拌機

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JP3272686B2
JP3272686B2 JP05703399A JP5703399A JP3272686B2 JP 3272686 B2 JP3272686 B2 JP 3272686B2 JP 05703399 A JP05703399 A JP 05703399A JP 5703399 A JP5703399 A JP 5703399A JP 3272686 B2 JP3272686 B2 JP 3272686B2
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義則 中川
元昭 植村
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中井機械工業株式会社
株式会社ダイハン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は餡やクリーム、ジャ
ム、カレールー、チョコレート、グラタン、シチュー、
ソース、その他の各種食材を電磁誘導加熱し乍ら混練す
るための煮練り攪拌機に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る一方の出願人は、この種食
材の煮練り攪拌機として既に実公平7−29957号を
提案し、特に硬軟変化する餡への適用実施化により、顕
著な成果を収めることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案はガス直火式であって、そのガスバーナー(14)か
らの炎が鍋(13)の底面全体を舐める如く、ほぼ均一
に加熱することとなる。そのため、例えば餡の材料であ
る生餡と水並びに砂糖を鍋(13)に収納させ、これを
ガスバーナー(14)の火力により加熱し乍ら、回転攪
拌羽根(A)(B)により混練する場合について言え
ば、上記食材は加熱される程流動し難く硬化し、その団
塊状態のままで鍋(13)の内面を滑りやすくなり、回
転攪拌羽根(A)(B)と一緒に連れ廻る結果、別個な
固定攪拌羽根(C)(D)を設置する必要があり、これ
によって食材を切り返し崩壊させなければ、全体的に均
一な煮練り攪拌状態を得ることができず、火力を止めた
後の余熱により、食材の局部的な焦げ付きや変質なども
生ずる。
【0004】又、蒸気加熱式の煮練り攪拌機としても、
特開昭62−51952号が公知であり、これではその
攪拌羽根を特殊な不等速回転として、自転と公転を行な
えるように定めると共に、食材が加熱されて硬化した時
に、蒸気の供給と停止とを短時間毎に繰り返して、その
間歇的な加熱を行なうようになっている。
【0005】しかし、その硬化する時期は食材の種類に
よって千差万別であるため、上記蒸気の供給を停止する
タイミングの見定めやその制御管理は、実際上至難の業
であり、そのタイミングが少しでも遅れれば、必らずや
食材の焦げ付きや変質などを生ずることになる。
【0006】要するに、上記ガスや蒸気を加熱源とする
方式では、これらの加熱による鍋の高温部と低温部とを
意図的に、且つ正確に区分させることが不可能である。
更に、ガスや蒸気の配管、換気扇や煙突の設置、その他
の付帯設備も必要となるほか、火力の正確な調整制御や
保安性、作業衛生環境などにも問題がある。
【0007】他方、電磁誘導加熱式の調理器は各種提案
されており、そのうち鍋(導電性容器)に高温部と低温
部とを同時に得られるそれとしても、特開平5−474
62号が公知であるが、これでは例えば焼肉と野菜との
異なる食材毎に、その高温部と低温部とを選択使用する
ように構成されているため、食材の加熱のみであればと
もかく、これを混練攪拌する本発明には到底適用するこ
とができない。しかも、第1、2電磁誘導コイル(3
a)(3b)の制御用マイコン(21)と、その操作パ
ネル(5)上からの人為的なスイッチング操作なども必
要となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのための構成上据付け台に受
け止め支持される食材収納用鍋と、その鍋の内部へ上方
から挿入使用される食材用回転攪拌羽根と、同じく鍋の
加熱器とを備えた煮練り攪拌機において、
【0009】第1に、上記加熱器の器体フレームを鍋の
底面とほぼ対応する形状に造形して、その鍋の底面中央
部に臨む電磁誘導コイルの径小な第1渦巻き帯と、その
周辺部に臨む電磁誘導コイルの径大な第2渦巻き帯の少
なくとも1個とを、その複数の隣り合う相互間に所定間
隙を保つ同芯環状形態として、上記器体フレームへ配列
設置すると共に、
【0010】上記第1渦巻き帯の底面全体に臨む強磁性
体の第1磁束調整板と、上記第2渦巻き帯の底面へ所定
間隙おきでの点在分布状態として部分的に臨む同じ第2
磁束調整板とを、上記器体フレームへ取り付け固定した
ことを特徴とし、
【0011】又、第2に上記加熱器の器体フレームを鍋
の底面とほぼ対応する形状に造形して、その鍋の底面中
央部に臨む電磁誘導コイルの径小な第1渦巻き帯と、そ
の周辺部に臨む電磁誘導コイルの径大な第2渦巻き帯の
少なくとも1個とを、その複数の隣り合う相互間に所定
間隙を保つ同芯環状形態として、上記器体フレームへ配
列設置すると共に、
【0012】上記第1、2渦巻き帯の底面へ部分的に臨
む強磁性体の第1、2磁束調整板を、その複数づつが所
定間隙を保つ点在分布状態として上記器体フレームへ取
り付け固定したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1〜3はその煮練り攪拌機の概
略全体を示しており、(F)は作業床への据付け台、
(11)はその据付け高さの調整スタンド、(12)は
据付け台(F)の上面に開口する鍋逃し入れ口、(1
3)はその開口周縁部から一体的に起立する鍋受け座用
ストッパー、(14)は同じく鍋逃し入れ口(12)の
開口周縁部から一体的に垂下する加熱器用ハンガーであ
って、ここに後述の加熱器が吊り下げられることとな
る。
【0014】又、(P)は食材収納用の銅製鍋であっ
て、その底面に磁性体である鉄粉などの被膜(15)が
溶着一体化されることにより、導電性が与えられている
が、その導電性を有する限りでは、鉄とステンレスとの
クラッド鋼板などから、例えば直径−約550mm、深
さ−約245mmを備えた図示のようなほぼ円錐型に作
成しても良い。尚、鍋(P)の底面は水平なフラット面
として造形されることもあり得る。
【0015】(16)は上記鍋(P)の上端部付近から
横向き水平に張り出す耳軸(17)の向かい合う左右一
対を介して、その鍋(P)に組み付けられた鍋受け座で
あり、上記据付け台(F)の前面へ水平な支点軸(1
8)によって、起伏的な回動自在に枢着されている。
(19)は上記鍋(P)の耳軸(17)や鍋受け座(1
6)の支点軸(18)と平行な水平状態として、据付け
台(F)における枠内の上段位置に横架された回動ハン
ドル軸であり、その露出先端部には手動操作ハンドル
(20)が嵌め付け一体化されている。
【0016】(21)は同じく据付け台(F)における
枠内の下段位置へ上記回動ハンドル軸(19)と平行に
横架された伝動軸であり、その両端部が左右一対のリン
クアーム(22)を介して、上記鍋(P)の耳軸(1
7)と枢支連結されているほか、その伝動軸(21)と
上記回動ハンドル軸(19)との上下相互間には、図
4、5のようなギヤ伝動機構(23)も介挿設置されて
いる。
【0017】そのため、手動操作ハンドル(20)を回
動させれば、上記鍋(P)が図2の鎖線で示すように、
据付け台(F)から起し上げ転倒されることとなり、そ
の鍋(P)から煮練り攪拌し終えた食材を別な収納容器
(図示省略)へ移し出すことができる。(24)はその
別な収納容器を載せるため、上記据付け台(F)の前面
に付属設置された支持枠である。
【0018】上記据付け台(F)の角隅部は図6〜8か
ら明白なように、支柱受け枠(25)として増強されて
おり、その枠内には軸受け筒(26)が固定設置されて
いる。(27)は上方から軸受け筒(26)内へ回動自
在に差し込み垂立された支柱であり、その上端部からは
水平な駆動ケース(28)が鍋(P)の上方位置まで一
体的に派出されている。
【0019】(29)は上記支柱(27)の中途高さ位
置から張り出す係止片であって、これが支柱受け枠(2
5)から一体的に立設された位置決めストッパー(3
0)と係止することにより、上記駆動ケース(28)の
先端部が鍋(P)の真上位置へ正しく指向されるように
なっている。(31)は上記支柱(27)の位置決め状
態を固定するため、その支柱(27)に套嵌されたコレ
ットチャック、(32)はこれを締め付ける手動ロック
ハンドルである。
【0020】上記駆動ケース(28)内の基端部には図
9、10から明白な通り、後述する回転攪拌羽根の駆動
用ギヤードモーター(33)が水平状態に据え付け固定
されている。(34)はそのモーター用インバーター、
(35)は駆動ケース(28)に付属設置された操作パ
ネル、(36)は上記モーター(33)の出力軸(3
7)へカップリング(38)を介して連結一本化された
駆動軸であり、その先端部には駆動用のピニオンギヤ
(39)が嵌め付け一体化されている。(40)(4
1)はその駆動軸(36)を軸受けするピローブロック
とラジアルベアリングである。
【0021】又、(42)は上記駆動ケース(28)の
先端部へ鍋(P)の中心に向かう垂下状態として軸受け
されたセンター軸であり、その上端部に嵌め付け一体化
された従動用のベベルギヤ(43)が、上記駆動軸(3
6)上のピニオンギヤ(39)と噛合している。
【0022】(44)はセンター軸(42)の上部位置
を抱持するベアリングケースであり、上記駆動ケース
(28)へ下方からボルト(45)によって固定されて
いる。(46)(47)はそのベアリングケース(4
4)に挿入された上下一対のラジアルベアリング、(4
8)は同じくスラストベアリングであり、何れも上記セ
ンター軸(42)を回転自在に支持している。
【0023】(49)は上記センター軸用ベアリングケ
ース(44)の下端部へ嵌め付け固定された径大な太陽
ギヤ、(50)はこれと噛合回転する径小な遊星ギヤで
あり、これからは上記センター軸(42)と平行な偏心
軸(51)が一体的に垂下されている。その遊星ギヤ
(50)が偏心軸(51)の上端部へ一体回転し得るよ
うに付属されているのである。
【0024】つまり、センター軸(42)が言わば太陽
軸として、その偏心軸(51)がこれと一定距離(d)
だけ偏心する遊星軸として、各々機能するようになって
いるわけである。(52)は上記偏心軸(51)の下端
部から横向き一体的に張り出すキー凸子を示している。
【0025】(53)は上記偏心軸(51)のベアリン
グケースであり、これに挿入された上下一対のラジアル
ベアリング(54)(55)によって、偏心軸(51)
を回転自在に軸受けしているが、そのベアリングケース
(53)の一部は上記センター軸(42)のベアリング
ケース(44)を下方から包囲する張り出しケース部
(53a)として、連続一体に径大化されている。
【0026】(56)はその張り出しケース(53a)
も含むベアリングケース(53)と対応する径大なカバ
ーケースであり、偏心軸(51)の上端部に付属する遊
星ギヤ(50)と、上記太陽ギヤ(49)とを上方から
被覆する位置関係として、その偏心軸(51)のベアリ
ングケース(53)と図外のボルトにより組み付け一体
化されている。
【0027】そして、上記偏心軸(51)におけるベア
リングケース(53)の張り出しケース部(53a)
と、これを貫通するセンター軸(42)の中途部とが、
キー(57)を介して嵌合されており、そのためセンタ
ー軸(42)の回転に連れて、その廻りに偏心軸(5
1)のベアリングケース(53)と上記カバーケース
(56)が、公転運動することとなる。
【0028】又、偏心軸(51)の上端部に付属する上
記遊星ギヤ(50)と、センター軸(42)のベアリン
グケース(44)に嵌め付け一体化された太陽ギヤ(4
9)とは、互いに噛合しているため、上記のように偏心
軸(51)がセンター軸(42)の廻りを公転運動する
や、これとの一体に偏心軸(51)が自転運動も行なう
ことになる。その偏心軸(51)の自転運動する方向と
公転運動する方向とは、同一である。
【0029】尚、(58)は上記偏心軸(51)のベア
リングケース(53)を下方から施蓋するように、その
偏心軸(51)に固定されたエンドキャップ、(59)
はセンター軸(42)へやはり下方から螺合締結された
固定ナットを示している。
【0030】次に、図11は上記偏心軸(51)へ下方
から抜き差し自在に差し込み使用される食材用回転攪拌
羽根(A)を示しており、これは伸縮可能なハンガー支
柱(60)と、その下端部に枢着された揺動羽根片(6
1)とから、正面視の全体的な錨型を呈している。
【0031】即ち、その回転攪拌羽根(A)のハンガー
支柱(60)は上端部にキー溝(62)を備えた差し込
み芯軸(63)と、これに套嵌された鞘軸(64)との
二重構造をなしており、その内部に封入された圧縮コイ
ルバネ(65)によって、揺動羽根片(61)を常に鍋
(P)の内面へ弾圧する如く、その伸張方向への付勢力
が与えられている。上記キー溝(62)は偏心軸(5
1)のキー凸子(52)と対応しており、その芯軸(6
3)を上記偏心軸(51)へ差し込み使用する時、互い
に嵌合されることとなる。
【0032】(66)は上記芯軸(63)と鞘軸(6
4)に貫通された抜け止めピン、(67)はそのピン受
け入れ長孔であり、鞘軸(64)の上下方向に沿って細
長く開口されているため、その鞘軸(64)が芯軸(6
3)に対して、自由自在に昇降作用することは言うまで
もない。(68)は芯軸(63)に嵌め付け固定された
手掛け環であり、上記偏心軸(51)から芯軸(63)
を抜き出し操作する時に手掛け使用される。
【0033】他方、同じく回転攪拌羽根(A)の揺動羽
根片(61)は木材から成り、その2枚1組として平面
視のほぼ一文字型に並列されている。又、その揺動羽根
片(61)は鍋(P)の直径よりも小さく、上記偏心軸
(51)との一体に公転運動することにより、その鍋
(P)の内面と全体的にフイットしつつ、食材を万遍な
く混練作用する。
【0034】(69)は上記揺動羽根片(61)の2枚
1組に共通するものとして、これにボルト・ナット(7
0)を介して取り付け固定された連結ブラケットであ
り、その連結ブラケット(69)の中央部が上記ハンガ
ー支柱(60)における鞘軸(64)の下端部へ、水平
な支点ピン(71)によって揺動自在に枢着されてい
る。
【0035】更に、(H)は電磁誘導を利用した加熱器
であり、その器体フレーム(72)がアルミニウムやス
テンレス鋼、繊維強化プラスチック、その他の耐熱性を
有する各種の非磁性体から、図15のような鍋(P)の
底面とほぼ対応する形状に造形されている。
【0036】この点、図示の実施形態では加熱器(H)
の器体フレーム(72)を、ほぼ円錐型鍋(P)の底面
と対応するように弯曲形成すると共に、その上端周縁部
の放射対称となる複数個所を着脱自在のボルト・ナット
(73)やその他の固定具により、上記据付け台(F)
の加熱器用ハンガー(14)へ吊り下げ状態に取り付け
ている。そのため、後述の電磁誘導コイルや磁束調整板
などを容易に交換作業することができる。
【0037】しかも、上記加熱器(H)の器体フレーム
(72)は上下方向から見た場合、図12〜15のよう
に最も径大な環状周縁リブ(74)の内部空間を細かく
区分する複数本の放射状仕切リブ(75)と、同じく直
径の大小相違する複数本の同芯環状仕切リブ(76)と
が交錯した全体的な篭形態をなしている。
【0038】(g1)はこのような器体フレーム(7
2)の中央部を占める広幅な第1環状帯溝、(g2)は
その第1環状帯溝(g1)の周辺部を包囲する狭幅な第
2環状帯溝であり、その第1、2環状帯溝(g1)(g
2)の隣り合う相互間には一定の間隙(s)が確保され
ている。(o)は最も径小な上記環状仕切リブ(76)
により区画された中心口であり、ここには後述する加熱
用第1インバーターとの接続配線や、鍋(P)の温度検
知センサー(図示省略)などを便利良く挿入することが
できる。
【0039】(77)は上記器体フレーム(72)にお
ける中央部の広幅な第1環状帯溝(g1)内へ、全体的
な敷き詰め状態に並列設置された複数の第1磁束調整板
であって、その各個の同じ大きさと形状(平面視のほぼ
扇形)を備えたフエライトなどの強磁性体から成り、上
方からガラス繊維やその他の絶縁テープ(図示省略)に
よって、器体フレーム(72)の放射状仕切リブ(7
5)と環状仕切リブ(76)へ押え付け固定されてい
る。
【0040】又、(78)は同じく器体フレーム(7
2)における周辺部の狭幅な第2環状帯溝(g2)内
へ、一定の間隙(w)を保つ点在分布状態に並列設置さ
れた複数の第1磁束調整板であって、これらも各個の同
じ大きさと形状(平面視のほぼ台形)を有するフエライ
トなどの強磁性体から成り、やはり図外の絶縁テープに
よって器体フレーム(72)の上記放射状仕切リブ(7
5)と環状仕切リブ(76)へ、上方から押え付け固定
されている。
【0041】(75a)(76a)はその第1、2磁束
調整板(77)(78)の各個を脱落不能に受け止める
ための受け座であり、上記器体フレーム(72)の放射
状仕切リブ(75)や環状仕切リブ(76)から第1、
2環状帯溝(g1)(g2)内に向かって部分的に張り
出されている。
【0042】(b1)は上記鍋(P)の底面中央部へ臨
むこととなる電磁誘導コイル(79)の径小な第1渦巻
き帯であり、上記第1磁束調整板(77)の全体を上方
から被覆する如く、その対応する器体フレーム(72)
の上記広幅な第1環状帯溝(g1)に沿って配列設置さ
れている。(80)はその第1渦巻き帯(b1)を形作
る電磁誘導コイル(79)の接続端子であり、加熱用第
1インバーター(81)の出力端子と接続使用される。
【0043】他方、(b2)は同じく鍋(P)の底面周
辺部へ臨むこととなる電磁誘導コイル(82)の径大な
第2渦巻き帯であって、これは上記第2磁束調整板(7
8)の複数を悉く上方から被覆する如く、その対応する
器体フレーム(72)の上記狭幅な第2環状帯溝(g
2)に沿って配列設置されており、その電磁誘導コイル
(82)の接続端子(83)が加熱用第2インバーター
(84)の出力端子と接続配線されることになる。
【0044】つまり、図16の制御回路図から明白なよ
うに、上記第1、2渦巻き帯(b1)(b2)の電磁誘
導コイル(79)(82)に対しては、その加熱用第
1、2インバーター(81)(84)から各別に高周波
電流(約20〜30KHz)を供給できるようになって
おり、鍋(P)に対する食材の収納量に応じて、その第
1渦巻き帯(b1)の電磁誘導コイル(79)にのみ通
電使用することも可能である。その第1、2インバータ
ー(81)(84)は上記据付け台(F)における枠内
の下段位置に並列設置されており、その各個の出力が例
えば約5KWとして、相互の同一に設定されている。
(85)(86)は第1、2インバーター(81)(8
4)の放熱用フアンを示している。
【0045】更に言えば、上記第1、2渦巻き帯(b
1)(b2)の電磁誘導コイル(79)(82)は器体
フレーム(72)の第1、2環状帯溝(g1)(g2)
に対する配列設置上、その何れも図15のようなガラス
繊維などの絶縁テープ(87)により被覆された状態の
もとで、器体フレーム(72)の上記放射状仕切リブ
(75)や環状仕切リブ(76)へシリコン系のコーテ
ィング剤などを介して接着一体化されている。その場
合、上記鍋(P)の底面と第1、2渦巻き帯(b1)
(b2)との向かい合う相互間隙は、約5〜10mmに
設定されている。
【0046】上記加熱器(H)は電磁誘導を利用したそ
れとして、その第1、2渦巻き帯(b1)(b2)の電
磁誘導コイル(79)(82)へ加熱用第1、2インバ
ーター(81)(84)から高周波電流を供給すること
により、上記鍋(P)の底面と交差する磁束を発生させ
れば、その鍋(P)の底面に渦電流が流れ、これが通路
となる鍋(P)の抵抗によって電力損失を生じ、その発
生したジュール熱により鍋(P)の底面を加熱すること
になるが、その加熱は鍋(P)の底面全体に一様ではな
い。
【0047】即ち、その加熱器(H)の上記構成によれ
ば、第1、2渦巻き帯(b1)(b2)の電磁誘導コイ
ル(79)(82)が図12、15から明白なように、
その複数の隣り合う一定間隙(s)を保つ同芯環状形態
として器体フレーム(72)に配列設置されているた
め、その第1渦巻き帯(b1)と向かい合い対応する鍋
(P)の底面中央部と、第2渦巻き帯(b2)と向かい
合い対応する鍋(P)の底面周辺部とが加熱される加熱
部となり、その第1、2渦巻き帯(b1)(b2)の相
互間に確保された一定間隙(s)や上記中心口(o)と
向かい合い対応する個所は、鍋(P)の非加熱部とな
る。
【0048】しかも、上記第1渦巻き帯(b1)の底面
全体に臨む強磁性体の第1磁束調整板(77)と、第2
渦巻き帯(b2)の底面へ一定間隙(w)を保つ点在分
布状態として部分的に臨む強磁性体の第2磁束調整板
(78)も、上記器体フレーム(72)に取り付け固定
されており、その第1、2磁束調整板(77)(78)
によって磁束密度が昂められるため、上記鍋(P)の加
熱部は更に高温部と低温部として区画細分されることに
なる。
【0049】尚、上記強磁性体の第1、2磁束調整板
(77)(78)は磁束密度の向上のみならず、第1、
2インバーター(81)(84)による上記電磁誘導コ
イル(79)(82)の加熱効率などを調整することに
も役立つ。
【0050】上記第1渦巻き帯(b1)と向かい合い対
応する鍋(P)の底面中央部が、その第1渦巻き帯(b
1)の底面全体に臨む第1磁束調整板(77)によっ
て、ますます高温に加熱されると共に、第2渦巻き帯
(b2)と向かい合い対応する鍋(P)の底面周辺部の
うち、その第2磁束調整板(78)の点在分布する部分
が高温部として、第2磁束調整板(78)の隣り合う一
定間隙(w)に臨む残余部分が低温部として、各々加熱
されることになるわけである。
【0051】その結果、冒頭に述べた従来技術との比較
上、餡を食材の代表例に挙げて言えば、上記加熱温度の
意図的な高低分布に応じて、未だ流動性状にある餡と流
動し難く硬化した餡とが、その鍋(P)の内部に混在す
ることとなり、これが上記回転攪拌羽根(A)により混
練されるため、全体として均一な攪拌状態を容易に得る
ことができ、その餡の焦げ付きや変質などを生じるおそ
れもない。
【0052】つまり、電磁誘導を利用した加熱器(H)
によって、食材収納用の鍋(P)を加熱するだけであれ
ば、上記構成の加熱器(H)は食材の加熱ムラを生ずる
ことになるかも知れないが、本発明では食材の煮練り攪
拌機用として、その加熱器(H)が上記のように構成さ
れているため、鍋(P)の加熱部における就中高温部と
低温部並びに非加熱部による言わば段階的な加熱性状の
食材が、その鍋(P)の内部にあって、上記高温部によ
り最も滑りやすく硬化された食材が、これに次ぐ低温部
や非加熱部により未だ滑り難い流動性状の食材へ滑り込
む如く、上記回転攪拌羽根(A)により効率良く切り返
し混練されることになる。
【0053】その際、上記低温部や非加熱部による鍋
(P)の内面を滑り難い性状の食材は、回転攪拌羽根
(A)との連れ廻りに対する抵抗となり、自づと確実に
切り返すこともできるため、別個な固定攪拌羽根を併用
して切り返す必要もないのである。
【0054】この点、図12〜15では鍋(P)の底面
中央部に臨む広幅な第1渦巻き帯(b1)の底面全体
へ、複数の第1磁束調整板(77)を敷き詰め状態に配
列設置して、その鍋(P)の底面中央部を高温に加熱で
きるように定めているが、その第1磁束調整板(77)
も上記第2磁束調整板(78)と同じく、図17に示し
た加熱器(H)の変形実施形態から明白な通り、その複
数の一定間隙(w)を保つ点在分布状態として、上記第
1渦巻き帯(b1)の底面へ部分的に臨むよう配列設置
することにより、鍋(P)の底面中央部に高温部と低温
部とを区画細分しても良い。
【0055】又、大型の鍋(P)やその鍋(P)に対す
る食材の収納量を増す必要がある場合には、図17に併
せて示す通り、加熱器(H)の上記第2渦巻き帯(b
2)を複数として増加し、やはりその隣り合う相互間に
一定間隙(s)を保つ同芯環状形態に配列設置すること
ができる。
【0056】そして、複数づつの第1、2磁束調整板
(77)(78)を器体フレーム(72)へ取り付け固
定するに当っては、これらを図17から明白なように、
第1、2渦巻き帯(b1)(b2)の隣り合う相互間に
おいて位相変化する平面視の千鳥配列形態に分布させる
ことが好ましい。
【0057】尚、先には餡を食材として、その加熱され
る程硬化し、鍋(P)の内面を滑りやすくなる旨を説明
したが、逆に加熱される程柔軟化する食材もあり、この
ような食材について上記加熱器(H)を使用した場合に
も、先の説明と同じ煮練り攪拌状態を得られる結果にな
ることは、言うまでもない。
【0058】更に言えば、図9、10では駆動ケース
(28)からセンター軸(42)と偏心軸(51)とを
平行に垂下させると共に、その偏心軸(51)の上端部
に付属する遊星ギヤ(50)と、センター軸(42)の
ベアリングケース(44)に嵌め付け一体化された太陽
ギヤ(49)とを、その相互の外接状態に噛合させるこ
とにより、回転攪拌羽根(A)を公転運動させると同時
に、これとの同一方向へ自転運動させるように定めてい
るが、図18、19に示した回転攪拌羽根(A)の第1
変形実施形態から明白な通り、偏心軸(51)の上端部
に付属する径小なピニオンギヤ(88)を、センター軸
(42)のベアリングケース(44)から張り出す周縁
部に固定一体化された径大なインターナルギヤ(89)
へ、その内接状態に噛合させて、上記回転攪拌羽根
(A)を公転運動すると同時に、その逆方向へ自転運動
するように設定しても良い。
【0059】しかも、上記偏心軸(51)のエンドキャ
ップ(58)に代る回転攪拌羽根支持用回転アーム(9
0)を、その偏心軸(51)へキー(91)などにより
嵌め付け一体化すると共に、上記回転アーム(90)へ
別個な連結エルボ(92)を鍋(P)の中心に向かう角
度調整自在として枢着し、その連結エルボ(92)のキ
ー凸子(93)へ回転攪拌羽根(A)の芯軸(63)を
下方から差し込み使用するのである。(94)は上記回
転アーム(90)と連結エルボ(92)との屈折支点ピ
ンを示している。
【0060】このような回転攪拌羽根(A)の第1変形
実施形態によれば、回転攪拌羽根(A)の公転運動と、
その逆方向への自転運動とを同時に得ることができ、そ
の回転攪拌羽根(A)の揺動羽根片(61)を極力小型
化し得る利点がある。
【0061】上記のように、回転攪拌羽根(A)として
も公転運動と自転運動とを同時に行なえるように構成す
るならば、食材収納用鍋(P)に加熱部としての高温部
と低温部や、非加熱部を区画細分できる上記加熱器
(H)の採用とも相俟って、食材の種類に対する対応性
や使い分けに役立つほか、ますます優れた食材の煮練り
攪拌状態を効率良く得られることになる。もっとも、図
20の第2変形実施形態に示すような自転運動のみを行
なう回転攪拌羽根(A)の使用もさしつかえない。
【0062】尚、図17に示した加熱器(H)の変形実
施形態におけるその他の構成は、その図12〜15に示
した基本実施形態と実質的に同一であり、又図18〜2
0に示した回転攪拌羽根(A)の第1、2変形実施形態
におけるその他の構成は、その図9、10に示した基本
実施形態と実質的に同一であるため、図17〜20に各
々対応する符号を記入するにとどめて、その詳細な説明
を省略する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明では据付け台
(F)に受け止め支持される食材収納用鍋(P)と、そ
の鍋(P)の内部へ上方から挿入使用される食材用回転
攪拌羽根(A)と、同じく鍋(P)の加熱器(H)とを
備えた煮練り攪拌機において、
【0064】上記加熱器(H)の器体フレーム(72)
を鍋(P)の底面とほぼ対応する形状に造形して、その
鍋(P)の底面中央部に臨む電磁誘導コイル(79)の
径小な第1渦巻き帯(b1)と、その周辺部に臨む電磁
誘導コイル(82)の径大な第2渦巻き帯(b2)の少
なくとも1個とを、その複数の隣り合う相互間に一定間
隙(s)を保つ同芯環状形態として、上記器体フレーム
(72)へ配列設置すると共に、
【0065】上記第1渦巻き帯(b1)の底面全体に臨
む強磁性体の第1磁束調整板(77)と、上記第2渦巻
き帯(b2)の底面へ一定間隙(w)おきでの点在分布
状態として部分的に臨む同じ第2磁束調整板(78)と
を、上記器体フレーム(72)へ取り付け固定してある
ため、食材収納用鍋(P)の底面に加熱部と非加熱部の
ほか、その加熱部を更に高温部と低温部として、意図的
に細分区成することができ、各種食材を電磁誘導加熱し
乍ら効率良く、且つ全体として均一に混練攪拌し得る効
果があり、冒頭に述べた従来技術の課題が悉く解決され
る。
【0066】特に、請求項2に記載の通り、上記第1、
2渦巻き帯(b1)(b2)の底面へ部分的に臨む強磁
性体の第1、2磁束調整板(77)(78)を、その複
数づつが一定間隙(w)を保つ点在分布状態として、上
記器体フレーム(72)へ取り付け固定すれば、鍋
(P)の底面中央部を更に高温部と低温部に区分するこ
とができるため、上記食材の煮練り攪拌状態をますます
向上させ得ることになる。
【0067】又、請求項3の構成を採用するならば、第
1、2渦巻き帯(b1)(b2)の電磁誘導コイル(7
9)(82)へ、互いに同じ出力の加熱用第1、2イン
バーター(81)(84)から各別に高周波電流を通電
することができ、その制御を簡便に行なえる効果があ
る。
【0068】請求項4の構成を採用するならば、加熱器
(H)の器体フレーム(72)を据付け台(F)から取
りはずした状態のもとで、その第1、2渦巻き帯(b
1)(b2)の電磁誘導コイル(79)(82)や第
1、2磁束調整板(77)(78)の強磁性体を、便利
良く交換して着脱作業することができる。
【0069】更に、請求項5や請求項6の構成を採用す
るならば、上記食材の煮練り攪拌作用をますます効率良
く、しかも高品質な状態に得られる効果があり、実用性
に著しく優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る煮練り攪拌機の概略全体を示す正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の一部を破断して示す側面図である。
【図5】据付け台を抽出して示す断面図である。
【図6】図4の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】回転攪拌羽根の駆動機構を示す断面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】回転攪拌羽根を抽出して示す断面図である。
【図12】加熱器の取付状態を示す平面図である。
【図13】加熱器の器体フレームを示す平面図である。
【図14】加熱器と鍋との対応関係を示す断面図であ
る。
【図15】図14の要部拡大断面図である。
【図16】煮練り攪拌機の制御回路図である。
【図17】図13に対応する加熱器の変形実施形態を示
す平面図である。
【図18】図4に対応する回転攪拌羽根の第1変形実施
形態を示す一部破断側面図である。
【図19】図18の回転攪拌羽根用駆動機構を示す断面
図である。
【図20】図4に対応する回転攪拌羽根の第2変形実施
形態を示す一部破断側面図である。
【符号の説明】
(28)・駆動ケース (33)・回転攪拌羽根用駆動モーター (34)・モーター用インバーター (42)・センター軸 (51)・偏心軸 (60)・ハンガー支柱 (61)・揺動羽根片 (65)・圧縮コイルバネ (72)・器体フレーム (77)・第1磁束調整板 (78)・第2磁束調整板 (79)・電磁誘導コイル (81)・加熱用第1インバーター (82)・電磁誘導コイル (84)・加熱用第2インバーター (A)・食材用回転攪拌羽根 (F)・据付け台 (H)・加熱器 (P)・食材収納用鍋 (b1)・第1渦巻き帯 (b2)・第2渦巻き帯 (g1)・第1環状帯溝 (g2)・第2環状帯溝 (o)・中心口 (s)・一定間隙 (w)・一定間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // A23L 1/20 301 A23L 1/20 301A (56)参考文献 特開 平1−279596(JP,A) 特開 平7−136071(JP,A) 特開 平8−35664(JP,A) 特開 平10−201611(JP,A) 特開2000−201807(JP,A) 実公 平7−29957(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 43/00 - 43/28 A47J 27/14 - 27/18 H05B 6/12 A23L 1/20 - 1/211

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】据付け台(F)に受け止め支持される食材
    収納用鍋(P)と、その鍋(P)の内部へ上方から挿入
    使用される食材用回転攪拌羽根(A)と、同じく鍋
    (P)の加熱器(H)とを備えた煮練り攪拌機におい
    て、 上記加熱器(H)の器体フレーム(72)を鍋(P)の
    底面とほぼ対応する形状に造形して、その鍋(P)の底
    面中央部に臨む電磁誘導コイル(79)の径小な第1渦
    巻き帯(b1)と、その周辺部に臨む電磁誘導コイル
    (82)の径大な第2渦巻き帯(b2)の少なくとも1
    個とを、その複数の隣り合う相互間に一定間隙(s)を
    保つ同芯環状形態として、上記器体フレーム(72)へ
    配列設置すると共に、 上記第1渦巻き帯(b1)の底面全体に臨む強磁性体の
    第1磁束調整板(77)と、上記第2渦巻き帯(b2)
    の底面へ一定間隙(w)おきでの点在分布状態として部
    分的に臨む同じ第2磁束調整板(78)とを、上記器体
    フレーム(72)へ取り付け固定したことを特徴とする
    電磁誘導加熱式の煮練り攪拌機。
  2. 【請求項2】据付け台(F)に受け止め支持される食材
    収納用鍋(P)と、その鍋(P)の内部へ上方から挿入
    使用される食材用回転攪拌羽根(A)と、同じく鍋
    (P)の加熱器(H)とを備えた煮練り攪拌機におい
    て、 上記加熱器(H)の器体フレーム(72)を鍋(P)の
    底面とほぼ対応する形状に造形して、その鍋(P)の底
    面中央部に臨む電磁誘導コイル(79)の径小な第1渦
    巻き帯(b1)と、その周辺部に臨む電磁誘導コイル
    (82)の径大な第2渦巻き帯(b2)の少なくとも1
    個とを、その複数の隣り合う相互間に一定間隙(s)を
    保つ同芯環状形態として、上記器体フレーム(72)へ
    配列設置すると共に、 上記第1、2渦巻き帯(b1)(b2)の底面へ部分的
    に臨む強磁性体の第1、2磁束調整板(77)(78)
    を、その複数づつが一定間隙(w)を保つ点在分布状態
    として上記器体フレーム(72)へ取り付け固定したこ
    とを特徴とする電磁誘導加熱式の煮練り攪拌機。
  3. 【請求項3】径小な第1渦巻き帯(b1)の帯幅を広
    く、径大な第2渦巻き帯(b2)の帯幅を狭く相違変化
    させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁誘導
    加熱式の煮練り攪拌機。
  4. 【請求項4】鍋(P)の底面とほぼ対応する形状に造形
    した器体フレーム(72)の上端部を、その鍋(P)の
    据付け台(F)から着脱自在に吊り下げたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の電磁誘導加熱式の煮練り攪拌
    機。
  5. 【請求項5】回転攪拌羽根(A)を公転運動すると同時
    に自転運動し得るように設定したことを特徴とする請求
    項1又は2記載の電磁誘導加熱式の煮練り攪拌機。
  6. 【請求項6】複数づつの第1、2磁束調整板(77)
    (78)を器体フレーム(72)へ、その隣り合う第
    1、2渦巻き帯(b1)(b2)の相互間において位相
    変化する千鳥配列形態に取り付け固定したことを特徴と
    する請求項2記載の電磁誘導加熱式の煮練り攪拌機。
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