JPH07299526A - ローラーヘミング装置用ローラー - Google Patents

ローラーヘミング装置用ローラー

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JPH07299526A
JPH07299526A JP9433094A JP9433094A JPH07299526A JP H07299526 A JPH07299526 A JP H07299526A JP 9433094 A JP9433094 A JP 9433094A JP 9433094 A JP9433094 A JP 9433094A JP H07299526 A JPH07299526 A JP H07299526A
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JP
Japan
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roller
lower die
guide surface
work
contact
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Application number
JP9433094A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Mikami
務 三上
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラーが押しつけられる下型ガイド面の摩
耗抑制。 【構成】 下型ガイド面35、36に案内されて転動ま
たは摺動するローラーヘミング装置用ローラー20であ
って、ローラー20の下型ガイド面35、36との接着
部を、下型ガイド面35、36を構成する材料より軟ら
かい材料で構成するか、あるいは上記接触部に、下型3
0との摩擦係数を低減する摩擦係数低減手段27を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローラヘミング装置用の
ローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】特公平5−34101号公報は、従来の
代表的なローラーヘミング装置を開示している。そこで
は、予じめ教示された軌跡に沿って移動可能なロボット
先端部に回転自在にローラーが支持され、このローラに
てプレスパネルのフランジ部を転圧することにより、プ
レスパネルにヘミング加工が行われる。また、ロボット
アームのたわみ等によるロボット移動軌跡のずれによっ
て生じる成形不良を防止するには、下型にガイド面を形
成し、ローラーを下型ガイド面に案内させて、下型にク
ランプされたワークとの位置を出し、成形することが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ローラーを下型ガイド
面に転動または摺動させながら押しつけ、ガイドする場
合、ローラーと下型ガイド面の摩擦により、ローラーお
よび下型ガイド面が摩耗し、位置出しがそれだけ悪くな
ってワークの成形精度も低下する。とくに、下型ガイド
面が摩耗すると、ワークの外縁部にローラーの当り傷が
発生し、品質が低下する。下型が摩耗した場合、ローラ
ーに比べて、その交換、補修は大変で、コストもかか
る。したがって、ローラー側で対策したい。本発明は、
下型ガイド面の摩耗を抑制できるローラーヘミング装置
用ローラーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係るローラーヘミング装置用ローラーは次
の通りである。 (1)下型ガイド面に案内されて転動または摺動するロ
ーラーヘミング装置用ローラーであって、前記ローラー
の下型ガイド面に接触する面を、下型ガイド面を構成す
る材料より軟らかい材料から構成したローラーヘミング
装置用ローラー。 (2)下型ガイド面に案内されて転動または摺動するロ
ーラーヘミング装置用ローラーであって、前記ローラー
の下型ガイド面に接触する部分に、下型との摩擦係数を
低減する摩擦係数低減手段を設けたローラーヘミング装
置用ローラー。
【0005】
【作用】上記(1)の装置では、ローラーの下型ガイド
面と接触する面の材料の方が、下型ガイド面の材料より
軟らかいので、ローラーの方が摩耗し、下型ガイド面の
摩耗が抑制される。上記(2)の装置では、摩擦係数低
減手段によって下型ガイド面とローラーとの間の摩擦が
低減され、下型ガイド面もローラーも摩耗が抑制され
る。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図1〜
図6を参照して説明する。図1は本発明の何れの実施例
にも適用可能であり、図2、図3は本発明の第1実施例
を示しており、図4〜図6は本発明の第2実施例を示し
ている。まず、本発明の全実施例に共通な構成を、たと
えば図1〜図3を参照して説明する。図1に示すよう
に、ローラーヘミング装置は、予じめ教示された軌跡に
沿って移動される先端部11(たとえば、ロボット手
首)を有するロボット10と、ロボット10の先端部1
1に回転自在に支持されたローラー20と、ヘミング加
工が施されるワーク40を載置する下型30とを有す
る。ロボット10はロボット制御装置12に電気的に接
続されており、ロボット先端部11の移動はロボット制
御装置12によって制御される。ロボット10およびロ
ボット制御装置12には従来のものを用いることができ
る。
【0007】ヘミング加工すべきワーク40は、1枚ま
たは複数枚のパネルからなる。図示例は、インナパネル
41とアウタパネル42との2枚のパネルからワークが
構成される場合を示している。ワークの縁部は、たとえ
ばアウタパネル42の縁部は折り返されてヘミング加工
され(折り返された部分を43とする)、インナパネル
41の縁部はアウタパネル42のヘミング部に挾持され
る。ワーク40は、下型30上に位置出しされてセット
され、下型の少なくとも4隅に設けられたクランプ機構
31によってクランプされる。クランプ機構31は、た
とえばエアシリンダ32によって作動される。クランプ
機構31のワーク側先端には、ワーク形状にならった押
え部材33が設けられ、この押え部材33はたとえばウ
レタン等の弾性材からなる。
【0008】下型30はその上面34にワーク40を載
せる。下型30はローラー20を案内する少なくとも1
つのガイド面を有する。図示例では、ガイド面は、下型
30の側面上端部材に位置する第1のガイド面35と、
第2のガイド面36から成る。第1のガイド面35は下
型30の上面の外縁部分と直交かほぼ直交している。第
2のガイド面36は、下型30の上面の外縁部分から下
方に隔たった位置にあり、第1のガイド面35と直交か
ほぼ直交しており、上面の外縁部に平行かほぼ平行であ
る。第1のガイド面35と第2のガイド面36は、ロー
ラー20が接触されたときに、ローラー20を下型30
に対して位置出ししながらガイドする。
【0009】ローラー20には、予備曲げ加工面21
と、本曲げ加工面22と、下型ガイド面35、36に転
動または摺動される少なくとも1つの基準面とを有す
る。図示例では、基準面は、第1の基準面24と、第2
の基準面25から成る。予備曲げ加工面21は、ローラ
ー軸芯26に対して傾いたテーパ面とされており、下型
上面34に対してほぼ直角に立上ったアウタパネル42
の縁部43は、下型上面34に対して35〜45°の角
度θに予備曲げする。本曲げ加工面22は、ローラー軸
芯26と平行かほぼ平行に延びている。本曲げ加工面2
2は、予備曲げされたアウタパネル42の縁部43を、
下型上面34と平行に折り曲げる。
【0010】第1の基準面24は、ローラー軸芯26と
平行かほぼ平行に延び、第2の基準面25はローラー軸
芯26と直交するかほぼ直交している。第1の基準面2
4の一端は予備曲げ加工面21の小径側端部に接続して
おり、第1の基準面24の他端は第2の基準面25の大
径側端部に接続している。
【0011】予備曲げ加工時には、第1の基準面24が
下型30の第1のガイド面35に接触、転動されるとと
もに、第2の基準面25が下型30の第2のガイド面3
6に接触、摺動される。これによって、予備曲げ加工時
に、予備曲げ加工面21と第1の基準面24との角部が
下型上面34と第1のガイド面35との角部から適宜距
離離れ、アウタパネル42の縁部43の折り返し曲げ部
に、比較的大きな丸みをもたせて、縁部43を角度θに
予備曲げすることができるようになる。本曲げ加工時に
は、第2の基準面25が下型30の第1のガイド面35
と接触され、これによって、正確に縁部43を押して本
曲げ加工することができるようになる。ただし、本曲げ
加工時には、第1の基準面24は第2のガイド面36と
は接触しない。また、第2の基準面25の径は本曲げ加
工面22の径より大である。
【0012】つぎに、各実施例に特有な構成を説明す
る。第1実施例では、図2、図3に示すように、下型ガ
イド面35、36と接触する、ローラー20の基準面2
4、25を構成する部分23は、下型30のガイド面3
5、36を構成する材料より軟らかい材料から構成され
ている。下型30は通常、鉄系材料、たとえば鋳鉄から
成るが、ローラー20の基準面24、25を構成する部
分23は、たとえば、砲金、銅、錫、アルミ、真鍮等の
金属、または、樹脂、たとえばウレタン等から成る。ロ
ーラー20は、全体が下型30より軟らかい材料から成
っていてもよく、あるいは基準面24、25を構成する
部分のみがローラー本体と別体の部品とされ下型30よ
り軟らかい材料から形成されてローラー20の他の部分
に組み付け、固定されてもよいし、あるいはメッキや塗
布の場合のように基準面24、25の表面部分のみが下
型30より軟らかい材料から構成されてもよい。図2、
図3はローラー20の本体を鉄系材料で構成し、基準面
24、25を構成する面の合面に砲金メッキを施したロ
ーラー20を示している。
【0013】第2実施例では、図4〜図6に示すよう
に、ローラー20の下型ガイド面35、36と接触する
部分(基準面24、25に対応する部分)に、下型30
との摩擦係数を低減する摩擦係数低減手段27が設けら
れている。摩擦係数低減手段27は、たとえばローラー
20の下型ガイド面35、36と接触する部分に形成さ
れた溝28内に回転または転動可能に保持された複数の
ボール29またはローラーから成る。溝28は、ローラ
ー軸芯26を含む平面内に延びていてもよいし、あるい
はローラ軸芯26を中心とする円周上に延びていてもよ
い。摩擦係数低減手段27は、ボールまたはローラ構造
以外のものであってもよく、たとえば、ローラー20の
下型ガイド面35、36と接触する部分に供給される潤
滑材(オイル、グリース等)、あるいはローラー20の
下型ガイド面35、36に塗布された潤滑材、たとえば
四沸化エチレン皮膜、二硫化モリブデン、グラファイト
等であってもよい。
【0014】つぎに、作用を説明する。曲げフランジ4
3の断面Rが2.5mmR以上でほぼ直角に曲げられて
いるアウタパネル42にインナパネル41をセットし、
下型30上に置く。ワーク端末形状Rを変形させないよ
うに設定されたローラー20の予備曲げ加工面21の角
度(下型上面との角度)θは35〜45°で、下型30
の第1のガイド面35および第2のガイド面36でロー
ラー20をガイドしながら、予備曲げ加工を行う。さら
に、本曲げ加工面22によって本曲げ加工を行う。この
ときも、予備曲げ加工時と同じように、下型30の第1
のガイド面35にローラー20を接触させながらワーク
40を加工することにより、ロボットアームの変形やロ
ボットのティーチング精度に影響されずに、精度良くワ
ーク40を加工できる。
【0015】第1実施例では、ローラー20の下型ガイ
ド面35、36との接触部が、下型30よりも軟らかい
材料から構成されているので、ローラー20が下型ガイ
ド面35、36に押しつけられて転動または摺動すると
き、ローラー20と下型ガイド面35、36との摩擦に
よる摩耗は、主に軟らかいローラー20側に生じ、それ
によって下型ガイド面35、36の摩耗が抑制される。
第2実施例では、ローラー20の下型ガイド面35、3
6との接触部に、摩擦低減手段27が設けられているの
で、摩擦係数が低減し、下型ガイド面35、36とロー
ラー20の両方の摩耗が抑制される。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、ローラーの、下型ガ
イド面との接触面を、下型ガイド面を構成する材料より
軟らかい材料から構成したので、下型の摩耗を抑制で
き、ワークのヘミング部の外縁形状精度を良好に保つこ
とができ、ワークのローラーとの当たり傷発生も防止で
きる。請求項2によれば、ローラーの、下型ガイド面と
の接着部に、摩擦係数低減手段を設けたので、ローラー
の下型ガイド面に対する転動、摺動の摩擦係数が低減
し、それによってローラーおよび下型ガイト面の摩耗が
抑制される。それによって請求項1と同様の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラーをとりつけたローラーヘミン
グ装置の全体側面図である。
【図2】本発明の第1実施例のローラーヘミング装置用
ローラーの、予備曲げ加工時の部分正面図である。
【図3】図2のローラーの、本曲げ加工時の部分正面図
である。
【図4】本発明の第2実施例のローラーヘミング装置用
ローラーの、予備曲げ加工時の部分正面図である。
【図5】図4のローラーの、本曲げ加工時の部分正面図
である。
【図6】図4のローラーの部分斜視図である。
【符号の説明】
10 ロボット 20 ローラー 24、25 基準面 27 摩擦係数低減手段 30 下型 35、36 ガイド面 40 ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型ガイド面に案内されて転動または摺
    動するローラーヘミング装置用ローラーであって、前記
    ローラーの下型ガイド面に接触する面を、下型ガイド面
    を構成する材料より軟らかい材料から構成したことを特
    徴とするローラーヘミング装置用ローラー。
  2. 【請求項2】 下型ガイド面に案内されて転動または摺
    動するローラーヘミング装置用ローラーであって、前記
    ローラーの下型ガイド面に接触する部分に、下型との摩
    擦係数を低減する摩擦係数低減手段を設けたことを特徴
    とするローラーヘミング装置用ローラー。
JP9433094A 1994-05-06 1994-05-06 ローラーヘミング装置用ローラー Pending JPH07299526A (ja)

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JP9433094A JPH07299526A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 ローラーヘミング装置用ローラー

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7124611B2 (en) 2004-10-08 2006-10-24 Valiant Corporation Roller hemming machine
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CN104368707A (zh) * 2013-08-14 2015-02-25 福特全球技术公司 用于形成包边以将外面板固定到内面板的包边工具
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CN111093851A (zh) * 2017-08-17 2020-05-01 新光株式会社 模、辊式折边加工系统以及对金属工件实施辊式折边加工的方法

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