JPH07298761A - コンバインの扱深さ調節構造 - Google Patents

コンバインの扱深さ調節構造

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JPH07298761A
JPH07298761A JP9662094A JP9662094A JPH07298761A JP H07298761 A JPH07298761 A JP H07298761A JP 9662094 A JP9662094 A JP 9662094A JP 9662094 A JP9662094 A JP 9662094A JP H07298761 A JPH07298761 A JP H07298761A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 扱深さ調節を広い範囲にわたってなす。 【構成】 挾持搬送装置4に、搬送穀稈の稈身方向に揺
動して脱穀フィードチェン6による搬送穀稈の対扱室挿
入深さを調節する挾持搬送装置部4aを備え、脱穀フィ
ードチェン6に、搬送穀稈の稈身方向に揺動して前記脱
穀フィードチェン6による搬送穀稈の対扱室挿入深さを
調節する脱穀フィードチェン部6aを備え、前記脱穀フ
ィードチェン6のうちの搬送穀稈を扱室8に挿入する搬
送終端側フィードチェン部6bと、前記搬送装置部4a
からの穀稈を前記搬送終端側フィードチェン部に供給す
る搬送始端部フィードチェン部とが各別の無端回動チェ
ンでなり、前記脱穀フィードチェン部6aが前記搬送始
端側フィードチェン部となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの扱深さ調
節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば特開平4‐365420
号公報に示されるように構成することにより、扱深さ調
節を可能にしていた。すなわち、刈り取り穀稈を刈り取
り装置から受け継いで機体後方に挟持搬送して脱穀フィ
ードチェンに受け渡し供給する挟持搬送装置を、搬送終
端側に位置する軸芯まわりで搬送穀稈の稈身方向に揺動
調節できるように構成するとともに、この揺動調節を行
うと、挟持搬送装置が刈り取り穀稈を受け継ぐ際に挟持
する稈身箇所が調節前よりも株元側や穂先側に変化する
ことにより、脱穀フィードチェンに受渡し供給する際に
脱穀フィードチェンが受け継ぎ挟持する稈身箇所が調節
前よりも株元側や穂先側に変化して、脱穀フィードチェ
ンが穀稈の穂先側を扱室に挿入する際の挿入長さが変化
するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、挟持搬送装置に
備えることが可能な揺動調節範囲には配置スペースなど
の都合から限界があることにより、殊に株元側への調節
範囲は刈り取り装置などの他の装置や地面との干渉を避
ける必要があるなどの都合からあまり広くできず、たと
えば刈り取り対称穀稈の稈身長さが極めて短い場合、挟
持搬送装置が刈り取り穀稈を受け継ぐ際に挟持する稈身
箇所が株元側に十分に変化するように調節できなくて、
脱穀フィードチェンによる扱室への穀稈挿入長さを適切
な長さよりも短め、すなわち適切な扱き深さよりも浅扱
き側の処理状態までしか調節できないなど、調節不良が
発生することがあった。本発明の目的は、調節可能な範
囲が広くできるコンバインの扱深さ調節構造を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンバイン
の扱深さ調節構造にあっては、目的達成のために、刈り
取り穀稈を挟持搬送して脱穀フィードチェンに供給する
挟持搬送装置に、搬送穀稈の稈身方向に揺動して前記脱
穀フィードチェンによる搬送穀稈の対扱室挿入深さを調
節する挟持搬送装置部を備え、前記脱穀フィードチェン
に、搬送穀稈の稈身方向に揺動して前記脱穀フィードチ
ェンによる搬送穀稈の対扱室挿入深さを調節する脱穀フ
ィードチェン部を備えてあることを特徴とする。
【0005】脱穀フィードチェンのうちの前記挟持搬送
装置から穀稈を受け継いで扱室の穀稈供給口まで挟持搬
送する搬送始端側チェン部と、搬送穀稈を扱室に挿入す
る搬送終端側チェン部とにわたるフィードチェン全体を
同一の無端回動チェンによって形成するとともに、脱穀
フィードチェンを全体にわたって搬送終端側に位置する
軸芯まわりで搬送穀稈の稈身方向に揺動するように構成
し、この脱穀フィードチェンの全体を前記前記脱穀フィ
ードチェン部として採用して実施してもよいが、請求項
2による構成を採用すると、つぎのように有利である。
【0006】
【作用】挟持搬送装置部の揺動調節をすると、この挟持
搬送装置部による刈り取り穀稈の搬送状態が刈り取り穀
稈を脱穀フィードチェンに対して穂先側や株元側に移動
しないようにしながら搬送していた状態から脱穀フィー
ドチェンに対して穂先側または株元側に移動するように
しながら搬送する状態に変化するとか、搬送穀稈が脱穀
フィードチェンに対して穂先側または株元側に移動する
量が調節前より多くなるとか少なくなる状態に変化す
る。すなわち、脱穀フィードチェンが挟持搬送装置から
穀稈を受け継ぐ際に挟持する稈身箇所が調節前より穂先
側または株元側に変化し、脱穀フィードチェンが扱室に
挿入する穀稈の稈身長さ調節ができる。さらに、脱穀フ
ィードチェン部の揺動調節をすると、脱穀フィードチェ
ンが扱室に挿入する穀稈の稈身長さ調節ができる。つま
り、たとえば挟持搬送装置部を深扱き側にストロークエ
ンドまで揺動調節しても、穀稈の稈身長さが短くて扱深
さを所望深さまでに調節しきれない場合には、脱穀フィ
ードチェン部も深扱き側に揺動調節すると、挟持搬送装
置部による調節不足を脱穀フィードチェン部が補って扱
深さが所望深さやそれに近いものになる。すなわち、挟
持搬送装置部と脱穀フィードチェン部のいずれか一方だ
けでは所望どおりに扱深さ調節できない場合には、全体
としては扱深さが所望どおりやそれに近いものになるよ
うに、挟持搬送装置部と脱穀フィードチェン部との一方
による調節不足を他方によって補える。
【0007】脱穀フィードチェンによる扱深さ調節を可
能にするに、脱穀フィードチェンが全体にわたって同一
の無端チェンでなるとともに搬送穀稈の稈身方向に揺動
自在に構成すると、扱深さ調節を行った際、フィードチ
ェンのうちの穀稈を扱室に挿入する搬送終端側チェン部
も扱室に対して揺動し、扱室の始端側に挿入する稈身長
さと、扱室の終端側に挿入する稈身長さとが異なる。こ
れに対し、請求項2による構成を採用すると、脱穀フィ
ードチェンのうちの搬送始端側チェン部のみが揺動して
扱深さ調節し、この扱深さ調節にかかわらず搬送終端側
チェン部が揺動しないで扱室に穀稈挿入し、扱室の始端
側と終端側での穀稈挿入長さを同一にしながら脱穀処理
されるようにする。
【0008】
【発明の効果】挟持搬送装置部と脱穀フィードチェン部
との両者によって扱深さ調節できることにより、挟持搬
送装置部だけで行っていた従来よりも調節範囲が広くで
き、たとえば従来では扱深さ調節が十分にできなくて所
望の扱深さよりも浅扱きになっていた短稈の場合でも所
望どおりの扱深さや、所望どおりの扱深さに従来よりも
近い扱深さに調節して効率よく脱穀処理できるなど有利
に収穫できるものになった。
【0009】請求項2による構成を採用すると、扱室の
始端側と終端側での穀稈挿入長さを同一にしながら脱穀
処理されるようにできることにより、脱穀フィードチェ
ンに扱深さ調節のためのフィードチェン部を備えて扱深
さの調節範囲を広くできることと、扱室内での穀稈長さ
変化がないこととの両面から脱穀処理が有利にできるよ
うになる。
【0010】
【実施例】図1に示すように、植立穀稈を引き起こし装
置1によって引き起こしながら刈り取り装置2によって
刈り取り、刈り取り装置2からの刈り取り穀稈を補助搬
送装置3によって寄せ集めて機体後方に搬送し、この補
助搬送装置3からの刈り取り穀稈を縦搬送装置4によっ
てさらに機体後方に搬送して脱穀装置5に供給するよう
に刈り取り前処理装置を構成し、この刈り取り前処理装
置を、前記脱穀装置5を備えるクローラ式走行機体の前
部に機体横方向の軸芯まわりで揺動昇降操作できるよう
に連結して、コンバインを構成してある。
【0011】前記縦搬送装置4は、図1および図4に示
すように前記補助搬送装置3から刈り取り穀稈の株元側
を受け継いで機体後方に挟持搬送してから脱穀装置5の
脱穀フィードチェン6に供給する挟持搬送装置4aと、
前記補助搬送装置3から刈り取り穀稈の穂先側を受け継
いで機体後方に搬送してから脱穀装置5の扱室入口プレ
ート7に供給する係止搬送装置4b、および、この係止
搬送装置4bよりも穂先側に作用する搬送案内板4cで
なり、前記補助搬送装置3からの立ち姿勢の刈り取り穀
稈をそのままの姿勢で受け継いで機体後方に搬送し、搬
送終端部で横倒れ姿勢に姿勢変更して脱穀装置5に供給
する。
【0012】図4に示すように、前記脱穀装置5の脱穀
フィードチェン6は、脱穀装置5の扱室8より前側に位
置する第1無端回動チェン6aと、この第1無端回動チ
ェン6aとは別の無端回動チェンであるとともに脱穀装
置5の扱室8の横側に位置する第2無端回動チェン6b
とで成る。第1無端回動チェン6aは脱穀フィードチェ
ン6の搬送始端側部を形成し、前記挟持搬送装置4aか
らの刈り取り穀稈の株元側を受け継いで脱穀装置後方側
に挟持搬送して前記第2無端回動チェン6bに受渡し供
給する。第2無端回動チェン6bは脱穀フィードチェン
6の搬送終端側部を形成し、前記搬送始端側フィードチ
ェン部6aから刈り取り穀稈を受け継いでその穂先側を
扱室8に挿入しながら脱穀装置4の後方側に挟持搬送す
る。これにより、脱穀フィードチェン6は搬送始端側の
フィードチェン部6aによって前記挟持搬送装置4aか
ら刈り取り穀稈の株元側を受け継いで脱穀装置5の後方
側に挟持搬送し、搬送終端側のフィードチェン部6bに
よって穂先側を扱室8に挿入しながら脱穀装置5の後方
側に挟持搬送する。
【0013】図2に示すように、前記縦搬送装置4の全
体を搬送終端側に位置するとともに刈り取り前処理装置
の揺動昇降軸芯と一致する軸芯Pまわりで刈り取り前処
理装置のメインフレーム9に対して揺動するように、か
つ、前記メインフレーム9が備える支持部材10に取り
付けた電動モータ11によって揺動操作するように構成
することにより、挟持搬送装置4aをこれが搬送する穀
稈の稈身方向に前記電動モータ11によって揺動操作す
るように構成してある。前記電動モータ11の駆動回路
12に扱深さ制御装置13を連係するともに、この扱深
さ制御装置13は挟持搬送装置4aが搬送する刈り取り
穀稈の稈身長さを検出するように縦搬送装置4のフレー
ム14に取り付けた一対の稈長センサー15,16から
の情報に基づいて電動モータ11を自動的に操作するこ
とによって挟持搬送装置4aを操作するように構成して
ある。図4に示すように、フィードチェン6の前記搬送
始端側部6aを搬送終端側に位置する走行機体上下方向
の軸芯Yまわりで搬送穀稈の稈身方向に揺動するように
脱穀機体に取り付けるともに、図4に示す扱き深さ非調
節位置Aと、図5に実線で示す扱き深さ調節位置Bとの
2種の取り付け位置に人為操作によって変更できるよう
に構成することにより、刈り取り穀稈の稈身長さが変化
しても、脱穀フィードチェン6が扱室8に挿入する刈り
取り穀稈の穂先側長さを扱胴17による扱き処理が過不
足なくできる設定範囲にしながら収穫作業できるように
してある。
【0014】すなわち、電動モータ11が正回転方向に
駆動操作されると、電動モータ11の出力ギヤ11aが
これに咬合しているとともに前記支持部材10に軸芯R
まわりで回動可能に取り付けてある扇形ギヤ18を正回
転方向に駆動する。すると、前記支持部材10に前記軸
芯Rまわりで揺動可能に取り付けてある揺動リンク19
が扇形ギヤ18との連動連結のために上昇揺動し、操作
ロッド20を介して前記フレーム14を軸芯Pまわりで
上昇揺動するように押し上げ操作することにより、挟持
搬送装置4aを搬送始端側が搬送穀稈の穂先側に移動す
る方向に軸芯Pまわりで揺動操作する。すると、挟持搬
送装置4aが補助搬送装置3から刈り取り穀稈を受け継
ぐ際に挟持する稈身位置が穂先側に変化することによ
り、脱穀フィードチェン6の搬送始端側部6aが挟持搬
送装置4aから刈り取り穀稈を受け継ぐ際に挟持する稈
身位置が穂先側に変化する。これにより、挟持搬送装置
4aは脱穀フィードチェン6の搬送終端側部6bが扱室
8に挿入する穀稈の稈身長さを短くする側に調節する。
いわゆる浅扱き側に調節する。電動モータ11が逆回転
方向に駆動操作されると、出力ギヤ11aが扇形ギヤ1
8を逆回転方向に駆動する。すると、揺動リンク19が
下降揺動し、操作ロッド20を介して前記フレーム14
を軸芯Pまわりで下降揺動するように引き下げ操作する
ことにより、挟持搬送装置4aを搬送始端側が搬送穀稈
の株元側に移動する方向に軸芯Pまわりで揺動操作す
る。すると、挟持搬送装置4aが補助搬送装置3から刈
り取り穀稈を受け継ぐ際に挟持する稈身位置が株元側に
変化することにより、脱穀フィードチェン6の搬送始端
側部6aが挟持搬送装置4aから刈り取り穀稈を受け継
ぐ際に挟持する稈身位置が株元側に変化する。これによ
り、挟持搬送装置4aは脱穀フィードチェン6の搬送終
端側部6bが扱室8に挿入する穀稈の稈身長さを長くす
る側に調節する。いわゆる深扱き側に調節する。挟持搬
送装置4aが所定の揺動位置になると、電動モータ11
はモータ本体の回動力を出力ギヤ11aに減速伝達する
ように備えているウオームとウオームホィールとの摩擦
抵抗によって挟持搬送装置4aを所定の揺動位置に保持
する。
【0015】一対の稈長センサー15,16のいずれも
は、揺動自在なセンサーバー15aまたは16aと、こ
のセンサーバー15a,16aに連動している検出スイ
ッチ15bまたは16bとでなる。センサーバー15
a,16aは、縦搬送装置4が搬送する刈り取り穀稈の
穂先側に接触すると、穀稈による押圧操作ために非接触
位置から穀稈移動方向下手側に揺動する。検出スイッチ
15b,16bはセンサーバー15aまたは16aが穀
稈に接触しない状態と接触する状態のいずれにあるかを
検出して、検出結果を電気信号として扱深さ制御装置1
3に出力する。すなわち、センサーバー15aまたは1
6aが穀稈に接触していないと切りになり、センサーバ
ー15aまたは16aが穀稈に接触すると入りに切り換
わる。一対のセンサーバー15a,16aは一方の挟持
搬送装置4aからの距離と、他方の挟持搬送装置4aか
らの距離とが異なるように配置してある。つまり、刈り
取り穀稈の稈身長さが標準長さであると、縦搬送装置4
が搬送する穀稈の穂先がセンサーバー15aと16aと
の間を通過して、一方のセンサーバー15aが穀稈に接
触するが、他方のセンサーバー16aが穀稈に接触しな
い状態になり、刈り取り穀稈の稈身長さが標準長さより
長いと、縦搬送装置4が搬送する穀稈の穂先がセンサー
バー16aよりも上方を通過して、センサーバー15a
と16aのいずれもが穀稈に接触する状態になり、刈り
取り穀稈の稈身長さが標準長さより短いと、縦搬送装置
4が搬送する穀稈の穂先がセンサーバー15aよりも下
方を通過して、センサーバー15a,16aがともに穀
稈に接触しない状態になるように配置してある。
【0016】扱深さ制御装置13はマイクロコンピュー
タでなり、図3に示すフローに基づいて自動作動する。
すなわち、扱深さ制御装置13は検出スイッチ15a,
16aからの情報に基づいてセンサーバー15a,16
aが穀稈に接触しない状態と接触する状態のいずれにあ
るかを判断し、センサーバー16aが非接触状態で、セ
ンサーバー15aが接触状態であると判断すると、駆動
回路12に電動モータ11を停止させるべき信号を出力
することにより、電動モータ11を停止操作して挟持搬
送装置4aの揺動操作を停止する。センサーバー16a
が接触状態であると判断すると、駆動回路12に電動モ
ータ11を正回転駆動させるべき信号をを出力すること
により、電動モータ11を正回転方向に駆動操作し、セ
ンサーバー16aが非接触状態でセンサーバー15aが
接触状態になるまで挟持搬送装置4aを浅扱き側に揺動
操作する。センサーバー15aが非接触状態であると判
断すると、駆動回路12に電動モータ11を逆回転駆動
させるべき信号を出力することにより、電動モータ11
を逆回転方向に駆動操作し、センサーバー16aが非接
触状態でセンサーバー15aが接触状態になるまで挟持
搬送装置4aを深扱き側に揺動操作する。つまり、稈長
センサー15,16からの情報に基いて駆動回路12に
信号出力して電動モータ11を操作し、センサーバー1
6aが非接触状態でセンサーバー15aが接触状態にな
るように挟持搬送装置4aを揺動操作する。
【0017】脱穀フィードチェン6の搬送始端側部6a
は、図4に示すように、前記扱深さ非調節位置Aと扱深
さ調節位置Bとのうちの扱深さ非調節位置Aの方に調節
すると、平面視で搬送終端側部6bと一直線状に並ぶ取
り付け姿勢になり、挟持搬送装置4aから受け継ぐ刈り
取り穀稈を搬送終端側部6bに対して稈身方向に移動さ
せないで挟持搬送して受渡し供給する。これにより、扱
深さ制御装置13が挟持搬送装置4aの揺動制御を行う
ことによって設定した設定穀稈挿入長さのままで脱穀フ
ィードチェン6の搬送終端側部6bが扱室7に穀稈挿入
するようにする。図5に実線で示すように、他方の扱深
さ調節位置Bの方に調節すると、平面視で搬送始端側ほ
ど搬送終端側のフィードチェン部6bに対して搬送穀稈
の株元側に位置ずれする取り付け姿勢になり、挟持搬送
装置4aから受け継ぐ刈り取り穀稈を搬送終端側部6b
に対して穂先側に移動させながら挟持搬送して受渡し供
給する。これにより、扱深さ制御装置13が挟持搬送装
置4aの揺動制御を行うことによって設定した設定穀稈
挿入長さをさらに長くなる側すなわち深扱き側に変更設
定して脱穀フィードチェン6の搬送終端側部6bが扱室
8に穀稈挿入するようにする。
【0018】つまり、稈身長さが極端に短い極短稈より
も長い穀稈の刈り取り作業を行う場合、脱穀フィードチ
ェン6の搬送始端側部分6aを前記扱深さ非調節位置A
に調節しておく。すると、刈り取り穀稈の稈身長さに変
化があっても、扱深さ制御装置13が稈長センサー1
5,16からの情報に基づいて挟持搬送装置4aを自動
的に揺動制御して扱室8への挿入長さを扱き処理に過不
足が生じない適正な穀稈挿入長さに調節設定し、脱穀フ
ィードチェン6は稈身長さの変化にかかわず、扱深さ制
御装置13による前記設定穀稈挿入長さで穀稈を扱室8
に挿入して行く。稈身長さが極端に短い極短稈の刈り取
り作業を行う場合、脱穀フィードチェン6の搬送始端側
部分6aを前記扱深さ調節位置Bに調節しておく。する
と、扱深さ制御装置13が挟持搬送装置4aを深扱き側
にストロークエンドまで揺動制御して扱室8への穀稈挿
入長さを深扱き側に調節設定した設定挿入長さを、脱穀
フィードチェン6の搬送始端側部6aがさらに深扱き側
に調節設定する。すなわち、挟持搬送装置4aと搬送始
端側フィードチェン部6aとの両者によって扱室8への
挿入長さを適正な穀稈挿入長さあるいはこれに近い長さ
になるように調節設定し、この設定挿入長さで脱穀フィ
ードチェン6の搬送終端側部6bが穀稈を扱室8に挿入
して行く。
【0019】図4に示すように、前記搬送始端側フィー
ドチェン部6aを駆動するようにこのチェン部6aの搬
送終端側を巻き掛けてあるチェンスプロケット21にエ
ンジン動力を伝達する伝動機構に、前記軸芯Yと合致す
る軸芯まわりで屈曲可能な自在継ぎ手22を備えること
により、搬送始端側フィードチェン部6aの扱深さ非調
節位置Aと扱深さ調節位置Bの揺動調節、および、駆動
を可能にしてある。
【0020】〔別実施例〕脱穀フィードチェン部6aに
よる扱深さ調節が必要となる機会は比較的すくないこと
から、上記実施構造の如く脱穀フィードチェン部6aを
人為操作によって揺動調節するように構成して実施する
と、構造簡単かつ安価にできて有利であるが、脱穀フィ
ードチェン部6aを揺動操作する駆動機構を備えるとと
もに、前記扱深さ制御装置13が挟持搬送装置4aを深
扱き側にストロークエンドまで揺動操作してもまだ、セ
ンサーバー15aが非接触状態にあると、前記駆動機構
を自動的に操作するように構成して実施してもよい。す
なわち、脱穀フィードチェン部6aも自動制御式に構成
して実施してもよい。
【0021】脱穀フィードチェンに穀稈供給する挟持搬
送装置による扱深さ調節を可能にするに、上記実施構造
のように挟持搬送装置を全体にわたって揺動するように
構成する他、挟持搬送装置の搬送始端側の一部分のみ、
あるいは、搬送終端側の一部分のみを揺動するように構
成して実施してもよい。さらには、挟持搬送装置の全体
や一部分の揺動軸芯としては、搬送終端側と搬送始端側
のいずれに配置した軸芯を採用して実施してもよい。し
たがって、これら揺動自在な挟持搬送装置あるいは挟持
搬送装置部分を搬送穀稈の稈身方向に揺動して穀稈の対
扱室挿入深さを調節する挟持搬送装置部4aと総称す
る。
【0022】脱穀フィードチェンによる扱深さ調節を可
能にするに、上記実施構造の如く搬送始端側のフィード
チェン部を搬送終端側のフィードチェン部とは異なる無
端回動チェンで形成し、搬送始端側のフィードチェン部
のみを揺動するように構成すると、搬送始端側フィード
チェン部が揺動して扱深さ調節しても、搬送終端側フィ
ードチェン部が扱室に対して動かないことから、扱室の
始端側での穀稈挿入長さと終端側での穀稈挿入長さとが
同一になって脱穀効率が変化しないように脱穀処理でき
て有利であるが。脱穀フィードチェンを全体にわたって
揺動するように構成して実施してもよい。したがって、
これらのフィードチェンあるいはフィードチェン部を、
搬送穀稈の稈身方向に揺動して穀稈の対扱室挿入深さを
調節する脱穀フィードチェン部と総称する。
【0023】扱深さ調節を可能にする脱穀フィードチェ
ン部としては、深扱き側にのみ揺動調節可能なチェン部
の他、深扱き側と浅扱き側のいずれにも揺動調節可能に
構成したチェン部を採用して実施してもよい。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の側面図
【図2】縦搬送装置の側面図
【図3】扱深さ制御のフロー図
【図4】脱穀フィードチェンによる穀稈搬送を示す平面
【図5】脱穀フィードチェンによる穀稈搬送を示す平面
【符号の説明】
4a 挟持搬送装置部 6 脱穀フィードチェン 6a 脱穀フィードチェン部 6b 搬送終端側フィードチェン部 8 扱室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈り取り穀稈を挟持搬送して脱穀フィー
    ドチェン(6)に供給する挟持搬送装置に、搬送穀稈の
    稈身方向に揺動して前記脱穀フィードチェン(6)によ
    る搬送穀稈の対扱室挿入深さを調節する挟持搬送装置部
    (4a)を備え、 前記脱穀フィードチェン(6)に、搬送穀稈の稈身方向
    に揺動して前記脱穀フィードチェン(6)による搬送穀
    稈の対扱室挿入深さを調節する脱穀フィードチェン部
    (6a)を備えてあるコンバインの扱深さ調節構造。
  2. 【請求項2】 前記脱穀フィードチェン(6)のうちの
    搬送穀稈を扱室(8)に挿入する搬送終端側フィードチ
    ェン部(6b)と、前記挟持搬送装置部(4a)からの
    穀稈を前記搬送終端側フィードチェン部(6b)に供給
    する搬送始端側フィードチェン部とが各別の無端回動チ
    ェンでなり、前記脱穀フィードチェン部(6a)が前記
    搬送始端側フィードチェン部である請求項1記載のコン
    バインの扱深さ調節構造。
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