JPH0729864Y2 - 天板の縁構造 - Google Patents

天板の縁構造

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JPH0729864Y2
JPH0729864Y2 JP1993003466U JP346693U JPH0729864Y2 JP H0729864 Y2 JPH0729864 Y2 JP H0729864Y2 JP 1993003466 U JP1993003466 U JP 1993003466U JP 346693 U JP346693 U JP 346693U JP H0729864 Y2 JPH0729864 Y2 JP H0729864Y2
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JP
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top plate
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stepped portion
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recessed stepped
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博 岡泉
勇 小島
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、机等の天板の縁構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】机またはテーブルにおける天板の側端面
には、通常、上下対称形をなす縁材が止着されている。
【0003】しかし近年の形状は多様化し、例え
ば天板厚さを薄く見せるためにの下半部を内方
へ向かう傾斜面とした、上下非対称のものも見受けられ
る。
【0004】この場合、縁材を一体物とすると、その水
平方向の全体の厚さが大となり、垂直軸まわりに屈曲可
能な曲率が大きくなってしまう。そのため、このような
縁材を天板本体の全周に止着しようとすると、天板
角部の曲率を大きくするか、天板本体の直線部と角部用
との2種類の縁材を使用しなければならなくなる。
【0005】前者の場合は天板の平面形状が制約され
てしまい、後者の場合は縁材の継目が露呈して、体裁
が悪くなる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の技術
が有する上記のような問題点に鑑み、縁材の厚さを厚く
することなく、傾斜面等を含む多様な形状とすることが
できるとともに、天板の角部の曲率を小さくできるよう
にした、体裁のよい天板の縁構造を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成するため、
本考案の天板の縁構造は、天板本体のの下部に凹入
段部を形成し、この凹入段部に、水平方向の最大厚さが
凹入段部の最大深さと等しく、かつ外側面が内下方へ向
かって傾斜する、断面ほぼ倒立直角三角形状の撓曲可能
な下部縁材を嵌入して止着するとともに、天板本体の側
端面における上記凹入段部の上側に、撓曲可能な薄肉の
上部縁材を止着したことを特徴としている。
【0008】この場合、上部縁材の下部を、下部縁材の
外側面上部に重合させるのが好ましい。
【0009】
【作用】天板本体の端面の下部における凹入段部と
の上方とに、それぞれ別体の撓曲可能な縁材を止着し
たことにより、各縁材の水平方向の厚さを薄くして、撓
曲の曲率半径を小さくすることができ、かつ傾斜面等を
含む多様な縁形状を形成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、添付図面を参照
して説明する。木製の天板本体(1)の全周における側
面(2)の下半部には、凹入段部(3)が形成され、かつこ
の凹入段部(3)の上下方向の中間部と、端面(2)にお
ける凹入段部(3)以外の部分(以下外端面という)(4)の
上下方向の中間部とには、内方へ向かう水平凹条(5)
(5)が切設されている。
【0011】凹入段部(3)には、外側面(6a)が内下方
向かう傾斜面をなし、かつ内側面(6b)が垂直をなす
面形が下向きのほぼ直角三角形の下部縁材(6)が、その
内側面(6b)の中部より内方に水平に出し、かつ上下
面に鋸歯状の抜け止め用突条(6c)を有する差し込み片(6
d)を、下方の凹条(5)に圧入することにより止着されて
いる。
【0012】また、外端面(4)には、外側面(7a)が円弧
状をなし、かつ内側面(7b)が、垂直をなす水平方向の厚
さが薄い上部縁材(7)が、その内側面(7b)の中部より
内方に水平に出し、かつ上下面に鋸歯状の抜け止め用
突条(7c)を有する差し込み片(7d)を上方の凹条(5)内
に圧入することにより止着されている。
【0013】両縁材(6)(7)は、弾性撓曲可能な軟質合
成樹脂もしくはアルミニウム合金のような、塑性撓曲
可能な金属材料等により形成するのがよい。
【0014】なお、縁材(7)の下端部(7e)を、外端
面(4)の下端より若干垂下させ、この部分を、外端面
(4)と同一面としてある縁材(6)の外側面(6a)の上
外側に重合させることにより、上縁材(7)で下部
材(6)を外れ止めしてある。
【0015】本考案によると、図2に示すように、天板
本体(1)の角(1a)の曲率を小さくすることができる。
これは、上述のように、天板本体(1)の端面(2)に凹
入段部(3)を形成し、そこに止着する下部縁材(6)と、
凹入段部(3)以外の外端面(4)に止着する上部縁材(7)
とをそれぞれ別体として、それらの水平方向の厚さを
薄くしたからである。
【0016】すなわち、天板本体(1)の端面を上述
のような凹入段部(3)のない単なる垂直面とし、そこ
図1に示す両縁材(6)(7)により形成される輪郭線
と同一の輪郭線をする単一の縁材を止着しようとする
と、その縁材の水平方向の厚さが大であるから、材質を
柔軟なものに選択したとしても、水平方向の撓曲可能な
曲率が大となり、曲率の小さな角部(1a)に単一の縁材
を撓曲させて止着することは、不可能もしくは著しく困
難となる。
【0017】また、単一の縁材で天板本体(1)の端面
を覆うようにすると、その縁材の断面積が大となり、材
料費が高くつく。
【0018】本考案によると、上述のような構成を採用
したことにより、このような問題点を解決することがで
きる。なお、両縁材(6)(7)の差し込み片(6d)(7d)にお
ける天板本体(1)の角部(1a)に対応する部分には、必要
に応じて、スリット状又は遊縁側が広い三角形等の切欠
きを形成しておくのがよい。
【0019】
【考案の効果】本考案によると、次のような効果を奏す
ることができる。(a) 凹入段部に止着される下部縁材
と、その上方において天板本体の端面に止着される上
縁材とを別体として、それぞれ肉のものとしたか
ら、各縁材の水平方向の撓曲しうる曲率を小とすること
ができる。従って、天板本体の角部の曲率を小とし
も、両縁材を天板本体の角部に沿って撓曲させて止着す
ることができ、角部用の縁材を別途設ける必要なく、
上下非対称の多様な形状のを、外部に継目等が露呈
することなく体裁よく止着することができる。
【0020】(b) 形成しようとする天板形状に
合わせて、天板本体に凹入段部を形成することにより、
両縁材の断面積の和を、従来のように単一の縁材のみで
の縁形状を形成する場合に比して、縁材の断面積よ
り小とすることができ、縁材の材料費を低減できる。
【0021】(c) 両縁材の色彩を互いに変えることに
より、天板縁を上下に2色に色分けして、美麗な天
板縁を形成することができる。
【0022】(d) 平面的には、上部縁材の厚さしか見
えず、薄肉の縁材のようでありながら、内向傾斜する傾
斜面をも、縁材で覆った縁構造が得られる。
【0023】(e) 仮りに下部縁材に上向きの力が加え
られても、その力は、凹入段部の上面の水平面で受支さ
れ、上部縁材を押し上げて、軟質材よりなる上部縁材を
天板上へ突出させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部の縦断面図である。
【図2】同じく天板の角部の斜視図である。
【符号の説明】
(1)天板本体 (1a)角部 (2)端面 (3)凹入段部 (4)外端面 (5)水平凹条 (6)下部縁材(6a)外側面 (6b)内側面 (6c)突条 (6d)差し込み片 (7)上部縁材 (7a)外側面 (7b)内側面 (7c)突条 (7d)差し込み片 (7e)下端部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板本体の側端面の下部に凹入段部を形
    成し、この凹入段部に、水平方向の最大厚さが凹入段部
    の最大深さと等しく、かつ外側面が内下方へ向かって傾
    斜する、断面ほぼ倒立直角三角形状の撓曲可能な下部縁
    材を嵌入して止着するとともに、天板本体の側端面にお
    ける上記凹入段部の上側に、撓曲可能な薄肉の上部縁材
    を止着したことを特徴とする天板の縁構造。
  2. 【請求項2】 各縁材に内方を向く差し込み片を設け、
    これを、天板の側端面に設けた水平凹条に嵌合止着して
    なる請求項1記載の天板の縁構造。
  3. 【請求項3】 上部縁材の下部を、下部縁材の外側面上
    部に重合させた請求項1または2記載の天板の縁構造。
JP1993003466U 1993-01-14 1993-01-14 天板の縁構造 Expired - Fee Related JPH0729864Y2 (ja)

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JPH0655432U JPH0655432U (ja) 1994-08-02
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JP2008206898A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Kokuyo Co Ltd 天板縁部の衝撃吸収構造

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